JPH0122605Y2 - - Google Patents

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JPH0122605Y2
JPH0122605Y2 JP1985110778U JP11077885U JPH0122605Y2 JP H0122605 Y2 JPH0122605 Y2 JP H0122605Y2 JP 1985110778 U JP1985110778 U JP 1985110778U JP 11077885 U JP11077885 U JP 11077885U JP H0122605 Y2 JPH0122605 Y2 JP H0122605Y2
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JP
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stopper
synthetic resin
plug
lid
vacuum
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JP1985110778U
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JPS6223532U (ja
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  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は合成樹脂製の真空栓であつて、特に広
口用に適した真空栓に関するものである。
(従来の技術) 例えばジヤーや魔法びん等保温、保冷機能を有
する容器では、栓自体にも高度の断熱性が必要で
あり、内容積に対する面積が大きい広口のものほ
ど放熱し易いが、従来の栓の断熱材は主としてス
チレン又はウレタンの発泡体を使用するものが多
く、保温効果は十分でない。またコルクの断熱性
に期待するものも実公昭40−8789号に開示されて
いるように公知であるが、前記発泡体によるもの
と差は殆んど生じない。
(技術的課題) 栓の断熱性を向上するには魔法びん等と同様の
構造、材料により栓を形成すれば良いが、それで
は構造が複雑化し過ぎ、またガラスやステンレス
を使用するため壊れやすいとか重くなるなどの問
題を生じる。またコスト的にも従来の栓よりはる
かに高くつくため全く実用的でない。
しかし保温、保冷容器も、開口が広口になれば
なるほど通過熱量は半径の自乗に比例して大きく
なり、しかも栓体自体も大型化するので重量や構
造、またコスト面での問題が非常に顕著になつて
来る。
そこで本考案は、内部を真空として断熱性を著
しく高める栓体の提供を目的とするもので、特に
真空化に耐えるために合成樹脂の型成形品により
栓体構造を形成し、かつ熱の反射効率を簡単な構
造によつて高めることができ、また製造が容易で
コスト面の問題もない合成樹脂製真空栓を提供す
るものである。
(技術的手段) 前記目的は、容器本体13の開口14に嵌合す
る大きさを有し、合成樹脂の型成形により形成さ
れた中空の栓本体1と、型成形の際栓本体1に形
成される開口2を閉じるための蓋3及び蓋3によ
つて閉じられた栓本体内を真空化するためのエア
抜き口4を寒ぐ栓プレート5から成るガスバリヤ
ー性の真空栓であつて、栓本体1は真空化したと
きの外圧に耐える構造、強度を有しかつ透明乃至
透明性の高い合成樹脂材により形成するととも
に、その内面に反射膜6を層設し、さらに開口2
と蓋3の接合部及びエア抜き口4と栓プレート5
の接合部を夫々永久固着したことにより達成され
る。
(考案の作用) 本考案の真空栓を構成する栓本体1、蓋3及び
栓プレート5は合成樹脂の型成形により形成され
るので、製造が容易であり、真空に耐える所要強
度の構造が得易く、前記各部品の接合部を夫々永
久固着するから真空度の経時変化がない。しかも
栓本体1を透明又は透明性の高い合成樹脂材によ
り形成しかつその内面に反射膜6を層設したこと
により、熱の反射効率が著しく高められる。
(実施例) 図示実施例は広口の保温、保冷水筒に使用する
ための真空栓に関するもので、栓本体1は底部1
aと周側部1bから成る浅い円形容器状に形成さ
れている。栓本体1はその上端開口縁に設けた突
条7を、開口2を閉じる蓋3の下面周縁に形成し
た凹溝8にシヨートリング9と共に嵌合し、高周
波誘導手段により加熱融着することによつて蓋3
を永久固着し、さらに蓋3のエア抜き口4の周縁
に立設した蓋突条10と嵌合する栓プレート5の
凹溝11も同様のシヨートリング12を用いて高
周波誘導手段により加熱融着することにより蓋3
に栓プレート5を永久固着した構造である。栓プ
レート5の固着は真空ポンプ等に接続した真空雰
囲気内で行ない、中空内部に所定真空度の断熱空
間を形成する。
栓本体1は透明乃至透明性の高い樹脂、例えば
ポリプロピレン、ポリカーボネート材等により形
成し、さらに内面に予めアルミニウムの反射膜6
を蒸着手段等により形成しておくことによつて、
後述の容器本体13からの熱輻射を反射し断熱性
の向上を図つている。図中14は容器本体13の
広口開口、15はその内周に形成したねじ部、1
6はやや内方に形成した傾斜段部で、栓本体1の
周側部下部に設けた傾斜部1cと、同部1cに固
定した0−リング即ちシール部材17を介して対
向し、周側部上部に設けた相手ねじ部18と螺合
する。19,20は断熱空間21を有する内外の
瓶、22はキヤツプで、内外の瓶19,20も栓
本体1と同様合成樹脂によつて形成することがで
きる。
一般に広口というとき、相対的には容器本体1
3の断面積に対する開口14又は栓本体1の断面
積の比率が、第1図に示されているように最大値
で1を上回る程度と想定することができ、また絶
対的には例えば手を器内に入れることができる程
度と想定することが可能である。なおこれらは例
示的説明であり、本考案のものが満たさなければ
ならない条件という訳ではない。
(考案の効果) したがつて本考案によれば、合成樹脂成形によ
つて中空栓本体1が形成されかつその蓋3及びエ
ア抜き口4を塞ぐ栓プレート5を永久固着した真
空栓が形成されるので、大型のものでも軽量な耐
圧構造が得られ、従つて大型の真空栓に適してお
り、真空によつて理想的に断熱性が高まり、しか
も栓本体1を透明乃至透明性の高いもので形成し
その内面に反射膜6を層設したのでさらに断熱性
が向上し、従来の栓では期待できなかつた高度の
保温効果が得られ、特に広口真空栓に用いたとき
にも何ら保温性の低下を来すことがないから効果
は顕著である。また、全体が合成樹脂製で内部が
真空であるから形態の割に軽く、かつ量産に適し
丈夫であつてコスト面も問題もないため著しく実
用性の高い真空栓を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る合成樹脂製真空栓の実施例
を示すもので、第1図は水筒に組込んだ状態の一
部断面図、第2図は要部断面図、第3図は反射膜
を示す断面図である。 1……栓本体、2……開口、3……蓋、4……
エア抜き口、5……栓プレート、6……反射膜、
13……容器本体、14……開口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 容器本体13の開口14に嵌合する大きさを
    有し、合成樹脂の型成形により形成された中空
    の栓本体1と、型成形の際栓本体1に形成され
    る開口2を閉じるための蓋3及び蓋3によつて
    閉じられた栓本体内を真空化するためのエア抜
    き口4を塞ぐ栓プレート5から成るガスバリヤ
    ー性の真空栓であつて、栓本体1は真空化した
    ときの外圧に耐える構造、強度を有しかつ透明
    乃至透明性の高い合成樹脂材により形成すると
    ともに、その内面に反射膜6を層設し、さらに
    開口2と蓋3の接合部及びエア抜き口4と栓プ
    レート5の接合部を夫々永久固着したことを特
    徴とする合成樹脂製真空栓。 (2) 反射膜6がアルミニウムの蒸着膜である実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の合成樹脂製真
    空栓。
JP1985110778U 1985-07-19 1985-07-19 Expired JPH0122605Y2 (ja)

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JPS6223532U JPS6223532U (ja) 1987-02-13
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0621875Y2 (ja) * 1988-12-30 1994-06-08 タイガー魔法瓶株式会社 液体容器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0514439U (ja) * 1991-08-06 1993-02-26 日本信号株式会社 キー収納装置

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JPH0514439U (ja) * 1991-08-06 1993-02-26 日本信号株式会社 キー収納装置

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JPS6223532U (ja) 1987-02-13

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