JP2595900Y2 - 二重容器 - Google Patents

二重容器

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JP2595900Y2
JP2595900Y2 JP1991077505U JP7750591U JP2595900Y2 JP 2595900 Y2 JP2595900 Y2 JP 2595900Y2 JP 1991077505 U JP1991077505 U JP 1991077505U JP 7750591 U JP7750591 U JP 7750591U JP 2595900 Y2 JP2595900 Y2 JP 2595900Y2
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JP
Japan
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container
annular
double
rib
outer container
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亨 平野
孝弘 小久保
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Denka Co Ltd
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Denki Kagaku Kogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、二重構造を有する容器
であって、外側容器の胴部から底部の内壁に凸部を設け
てさらに底部に容器同士が嵌合できる凹凸部を設けて両
容器の肉厚を厚くすることなく充分な座屈強度を有する
二重容器で、即席食品用容器又はアイスクリーム及びシ
ャーベット等の冷菓、さらにジュース類及びコーヒー、
お茶等の断熱用容器に使用できる二重容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の二重容器構造として座屈強度を向
上させることを目的とした容器形状としては、例えば実
開昭49−67885号公報、実開昭49−78276
号公報及び実公昭57−59506号公報に開示されて
いるように、外側容器又は内側容器に縦リブ又は横リブ
を設けたものがある。
【0003】しかしながらこれらの方法では、座屈強度
が向上したにしても容器の外側にリブが設けられた場合
は、容器表面に平滑面がないために容器に直接印刷を行
うことができないために容器の内容物についてのラベル
を貼る必要があって、容器のコストが高くなる欠点があ
る。また容器の内側にリブが設けられた場合は、容器内
の食品を直接食べるに際して食品が取り出し難い欠点が
ある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、かかる欠点
を解決したものであり、内側容器と外側容器の間に空気
層等となる間隙を有する二重容器とする際に外側容器の
底部に容器内部に向かって突出する環状凸部を設けてし
かも容器胴部のリブと接合させ、容器の胴部と底部との
接点となる角に集中してかかる外部圧力を分散させて座
屈破壊を防止するとともに、外側容器の胴部に設けるリ
ブの位置をできるだけ底部の方向に移動させることによ
り、外側容器表面の平滑面を大きくして印刷が直接でき
る面積を十分にとることができる印刷性を向上させるこ
とを見出し本考案を完成するに至った。
【0005】
【課題を解決するための手段】 すなわち本考案は、外
側容器に内側容器が嵌合して前記外側容器内周面と前記
内側容器外周面との間に間隙を設けてなる二重容器にお
いて、前記外側容器は一方が開口された胴部と連なる閉
塞した底部を有する容器であって、その縁部と底部接地
面の少なくとも中間となる胴部から底部の内壁軸方向に
沿った複数の縦リブを設け、該縦リブは外側となる面を
凹にしてその反対側にできる凸よりなりかつまた底部中
心部から等距離で容器内方に突出した環状凸部に接続
し、前記内側容器は一方が開口された胴部と連なる閉塞
した底部を有する容器であって、その底部中心部から等
距離で容器外方に円板状又は環状からなる凸部を有し、
しかも前記外側容器の底部環状凸部内周に設けられた陥
没部に前記内側容器の底部円板状又は環状からなる凸部
を嵌合してなることを特徴とする二重容器である。
【0006】
【作用及び実施例】以下本考案の実施例を図面に基づい
て説明する。図1(A)及び(B)は、本考案の外側容
器の平面図と側面断面図ある。外側容器10は、内側容
器20(図3)と重ね合わされる縁部13に連なる胴部
11にリブ14が設けられ、該リブ14は底部12の中
心から等距離に底部12の内壁方向に突出した環状凸部
15に接続され、環状凸部内周には陥没部17が設けら
れる。
【0007】外側容器10に設けるリブ14の数は、容
器の大きさ及び幅によって異なるが少なくとも2本は必
要であり、胴部11及び底部12の円周に対してリブ1
4の占める割合が90%以内が好ましい。
【0008】本考案の外側容器10にリブ14を設ける
方法は、(1)胴部11及び底部12の外側となる面は
平滑にして内側となる面のみにリブ14を設ける方法、
又は(2)胴部11及び底部12の外側となる面を凹に
してその反対側にできる凸を利用してリブ14を設ける
方法のいずれでも差し支えない。しかし、(2)の方法
の場合にはリブ14によって形成される胴部11及び底
部12の表面積が大きくなり、特に容器底部の肉厚が薄
くなることによって座屈強度の低下を招くことがある。
従って、(2)の方法の場合には胴部11及び底部12
の円周に対してリブ14の占める割合は80%以内、好
ましくは5〜70%である。
【0009】さらに外側容器10の胴部11及び底部1
2に設けるリブ14の幅は、周方向に対して最大幅で2
〜15mm、好ましくは5〜10mmであり、この範囲
以外では成形性が困難になったり、前記(2)の場合は
リブ効果を低下させることになる。
【0010】また底部12に設けた環状凸部15に接続
するリブ14の立ち上がり開始点は、図2に示すとおり
縁部13と底接地面16の中間に位置する胴部11のh
≦1/2Hであり、好ましくは1/8H<h≦1/4H
である。リブ14の位置がh>1/2Hより大きいと胴
部11への印刷面積が縮小するので好ましくない。
【0011】また底部12から容器内方に突出して設け
られた環状凸部15は、底部12の中心部より端部方向
に等距離で内側容器20(図3)の底部外方に突出して
設けられた円板状又は環状からなる凸部が嵌合できる程
度の陥没部17を設けて胴部11から軸方向に延びたリ
ブ14と接続される。そして環状凸部15の高さh′
は、二重容器とした際に断熱効果となる空気層としての
間隙ができることが望ましい。
【0012】次に図3の(A)及び(B)は、外側容器
と内側容器を嵌合した平面図と側面断面図を示すもので
ある。本考案の二重容器は、内側容器20の縁部23と
外側容器10の縁部13が重さね合わされて胴部11の
リブ14と胴部21の間に空気層となる間隙30が設け
られ、該間隙30はリブ14と接続されている環状凸部
15へと連なっている(図示せず)。そして内側容器2
0の底部22外方に突出して設けられた凸部24は、外
側容器10の底部11に設けた環状凸部15の内周陥没
部17と嵌合する。内側容器20の凸部24は、円板状
又は環状の何れの構造でも差し支えない。
【0013】本考案の二重容器に使用する樹脂として
は、射出成形、シート成形及び真空又は圧空成形できる
ものであれば特に限定するものでなく、例えばポリスチ
レン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリエステル等の非発泡及び発泡樹脂である。また
二重容器は、樹脂に粉末無機充填物、繊維、着色剤、滑
剤、安定剤及びその他添加物を加えることができる。
【0014】実施例 外側容器としては、重炭酸カルシウムを20重量%含有
したポリプロピレン樹脂の肉厚1.2mmのシートを使
用して開口部直径137mm、底部直径95mm及び高
さ100mmで図2に示すhが30mmで胴部外側が凹
で反対側が凸となるリブを胴部全周にまたh′が5mm
となる直径44mmの環状凸部を底部に設けた容器を熱
成形した。次に内側容器としては、同様の樹脂で肉厚が
0.8mmのシートを使用して開口部直径136mm、
底部直径90mm及び高さ95mmの容器を熱成形して
図3に示す二重容器とした。この二重容器を用いて20
0mm/minの速度で座屈強度を測定したところn=
10で平均25,9kg/cm2 であった。またこの容
器はリブが胴部の約1/3であり、印刷面積を十分とる
ことができた。
【0015】
【考案の効果】以上とおり本考案の二重容器は、外側容
器の胴部及び底部に設けたリブと環状凸部を接続させる
ことにより、座屈強度、断熱性、保温及び保冷に優れ、
しかも容器胴部に設けるリブの位置が胴部の中央より底
部に近づくため外側容器表面への印刷面積が十分にとれ
るので、ラベルを容器に巻きつけることなく直接容器表
面に印刷することができる優位性を持つものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案二重容器に用いる外側容器で(A)は平
面図、(B)は側面断面図をあらわすものである。
【図2】本考案二重容器の外側容器切欠き側面断面図を
あらわすものである。
【図3】本考案二重容器で(A)は平面図、(B)は側
面断面図をあらわすものである。
【図4】本考案二重容器の外側容器切欠き側面図をあら
わすものである。
【符号の説明】
10 外側容器 11 胴部 12 底部 13 縁部 14 リブ 15 環状凸部 16 底部接地面 20 内側容器 21 胴部 22 底部 23 縁部 24 凹部 30 間隙

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外側容器に内側容器が嵌合して前記外側
    容器内周面と前記内側容器外周面との間に間隙を設けて
    なる二重容器において、前記外側容器は一方が開口され
    た胴部と連なる閉塞した底部を有する容器であって、そ
    の縁部と底部接地面の少なくとも中間となる胴部から底
    部の内壁軸方向に沿った複数の縦リブを設け、該縦リブ
    外側となる面を凹にしてその反対側にできる凸よりな
    りかつまた底部中心部から等距離で容器内方に突出した
    環状凸部に接続し、前記内側容器は一方が開口された胴
    部と連なる閉塞した底部を有する容器であって、その底
    部中心部から等距離で容器外方に円板状又は環状からな
    る凸部を有し、しかも前記外側容器の底部環状凸部内周
    に設けられた陥没部に前記内側容器の底部円板状又は環
    状からなる凸部を嵌合してなることを特徴とする二重容
    器。
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