JPH01225678A - 電着塗装方法 - Google Patents

電着塗装方法

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JPH01225678A
JPH01225678A JP5320688A JP5320688A JPH01225678A JP H01225678 A JPH01225678 A JP H01225678A JP 5320688 A JP5320688 A JP 5320688A JP 5320688 A JP5320688 A JP 5320688A JP H01225678 A JPH01225678 A JP H01225678A
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JP
Japan
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coating
electrodeposition
pigment
resin
paint
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Pending
Application number
JP5320688A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Misawa
三沢 正幸
Toshio Ogasawara
小笠原 利男
Eisaku Nakatani
中谷 栄作
Yasuyuki Hirata
靖之 平田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、被塗物にカチオン型電着塗料を2回塗り重ね
て被塗物の防食性、とくに被塗物のエツジ部(端面)防
食性および糸さび抵抗性に優れた硬化塗膜を形成する電
着塗装方法に関するものである。
従来から自動車、電気機器等の分野において電着塗装が
、有機溶剤型塗料のエアスプレー塗装や静電スプレー塗
装に比較して均一な膜厚の塗膜が得られやすいという特
長を有していることから広く実用化されている。特に最
近に至ってはカチオン電着塗装が防食性に優れた塗膜を
形成することから自動車ポデー等防食性が重要視される
分野でアニオン電着塗装と置き換えられてきている。
しかしながら、カチオン電着塗装を行なっても被塗物の
エツジ部は、形成した1着塗膜が加熱硬化時に熱流動す
るため所望の塗装膜厚が得られず、その結果エツジ部の
カバリングが劣り防食性が低下するという欠陥がある。
もっとも、このような欠陥を改良する対策として被塗物
に防錆性鋼板を用いたり、エツジ部に防食性の良好な溶
剤型塗料をエツジコートと称し、ローラーや刷毛で塗布
して対処している例もあるがコスト及び生産性の面で必
ずしも満足なものではない。また1回の電着塗装のみで
は、被塗物の袋状構造内部や複雑な形状部分について、
一般に塗膜形成が不十分で未塗装部分を生じたり薄膜に
なりやすく、この部分の塗膜性能、とくに防食性が劣る
という欠点が生じやすい。
そこで、本発明者らは、前記の如き従来技術の問題点を
解決し、電着塗料を2回塗装して塗膜の平滑性等の塗面
状態を損なうことがなく、シかも被塗物のエツジ部の防
食性および糸さび抵抗性等の塗膜性能の優れた電着塗膜
を形成することのできる電着塗装方法を開発すべく鋭意
研究を重ねた結果、今回、顔料として導゛屯性粉末を含
有し、しかも吸油4% l O0以上の顔料を必須成分
として含有するカチオン型電着塗料を第一層目に電着塗
装することによって、被塗物のエツジ部の防食性を主体
に改良し、次いで第一層目の電着塗膜の上に、特定の最
小電析電流密度を有するカチオン電着塗料を第2層目と
して電着塗装することによって、第一層目の電着塗膜の
欠点であるエツジ部以外の一般部の塗面状態(特に平滑
性)の低下および電着塗膜の上に塗装される上塗塗膜の
平滑性や鮮映性の低下を防止することができ、その結果
、被塗物の一般部およびエツジ部の防食性、糸さび抵抗
性、塗面平滑性の優れた塗膜を形成することができ、ま
た第一層目の電着塗膜の未塗装部分および薄膜部分には
2回目の電着塗料が集中的に塗装され、1回目と2回目
の境界部分にも塗膜の形成を十分ならしめることができ
ることを見い出し未発明を完成するに至った。
かくして、本発明に従えば、樹脂(A)と導電性粉末を
含有する顔祠分(B)からなり、該顔料分(B)のうち
の少なくとも5重量%が吸油量100以上の顔料からな
り、かつ顔料分(B)の総吸油量が樹脂(A)100g
に対して1000〜10000の範囲内になるように配
合され、さらに20℃+120■で1×105〜1xl
OL2Ω・cmの範囲の体積固有電気抵抗値を有する塗
膜を形成しうるカチオン型電着塗料(1)を用いて被塗
物を陰極として第1回目の電着塗装を行った後、 樹脂(C)と顔料(D)からなり、最小電析電流密度0
 、7 mA/ cm2以下であって、かつ顔料(D)
の総吸油量が顔料分CB)の総吸油量より小さいカチオ
ン型電着塗料(II )を第2回目に電着塗装し、つい
で加熱硬化させて硬化塗膜を形成することを特徴とする
電着塗装方法が提供される。
本発明における「体積固有電気抵抗値」は、ASTM−
D−257−61に準じ20℃、20Vで、標準焼付条
件で硬化させた膜厚約25pの電着塗膜について測定し
た値である。
本発明において1回目および2回目に塗装するカチオン
型電着塗料(I)及び(II )は、その樹脂結合剤成
分(A)及び(C)゛として電着塗料において通常使用
されている樹脂結合剤、例えばアミン付加エポキシ樹脂
のようなポリアミン樹脂、例えば(1)ポリエポキシド
と1縁上ノー及びポリアミン、2縁上ノー及びポリアミ
ン又は1.2級混合ポリアミンとの付加物(例えば米国
特許第3.984,299号参照);fii)ポリエポ
キシドとケチミン化された1級アミノ基を有する2級モ
ノ−及びポリアミンとの付加物(例えば米国特許第4,
017,438号参照);GiDポリエポキシドとケチ
ミン化された1級アミノ基を有するヒドロキシ化合物と
のエーテル化により得られる反応物(例えば特開昭59
−43013号公報参照)などを含有しうる。
また、本発明で形成される複合硬化塗膜を良好な耐候性
が要求される場合には、樹脂結合剤(A)及び/又は(
C)、として耐候性の優れたアミノ基含有もしくは非イ
オン性のアクリル系樹脂を前記アミン付加エポキシ樹脂
と併用してもよい。また、樹脂結合剤(A)及び/又は
(C)は、アミノ基含有アクリル系樹脂単独であっても
よい。
前記したアミン付加エポキシ樹脂はアルコール類でブロ
ックしたポリイソシアネート化合物を用いて硬化させる
ことができ電着塗膜を形成する。
また、ブロックイソシアネート化合物を使用しないで硬
化させることが可能なアミン付加エポキシ樹脂も使用す
ることができ、例えばポリエポキシド物質にβ−ヒドロ
ギシアルキル力ルバメート基を導入した樹脂(例えば特
開昭59−155470号公報参照);エステル交換反
応によって6更化しうるタイプの樹脂[例えば特開昭5
5−80436号公報参照]な参照用いることもできる
前記した樹脂結合剤を用いてのカチオン系水性分散液の
調製は通常、該樹脂結合剤をギ酸、酢酸、乳酸などの水
溶性有機酸で中和することによって行なわれる。かくし
て得られる水溶液ないしは水性分散液を主成分とするカ
チオン電着塗料はさらに顔料を含有する。第1回目の電
着塗装に用いるカチオン電着塗料(r)においては、上
記水溶液ないしは水性分散液中に導電性粉末を含有する
顔料分(B)を配合して、これから形成される塗膜の体
積固有電気抵抗値を20℃−20Vで1×10S〜1×
1012Ωecm、望ましくはI X l O’ 〜I
 X I 01oQ−craノ5HM内トシ、さらに顔
料分(B)中に吸油量100以上、好ましくは150以
上の顔料を、顔料分(B)の少なくとも5重量%、好ま
しくは10重量%〜90重量%、さらに好ましくは20
i1%〜90重量%含有するものが用いられる。顔料分
(B)の配合量は、顔料分(B)の総吸油量が樹脂成分
100gに対して1.000〜10,000、好ましく
は1,500〜9.000、さらに好ましくは3.00
0〜7.000の範囲内になるような量である。
上記の導電性粉末としては、導電性カーボンが良く、グ
ラファイトをはじめとしてアセチレンブラック、オイル
ファーネス型カーボン等が用いられるが、その他の種類
の導電性カーボンでも回答差支えない。
導電性粉末の粒度に関しては、通常の電着塗料に用いら
れる顔料の粒度の範囲であればよく、また電着塗料中に
おける導電性粉末の分散性を改善するため界面活性剤の
使用も可能である。
上記範囲の体積固有電気抵抗値を得るための、導電性粉
末の配合量は、アセチレンブラック、グラファイト及び
カーボンブラックを例にとると、電着塗料中の樹脂固形
分100重量部に対して10〜60重量部が適当である
。これは通常着色を目的として電着塗料中に配合される
よりも遥かに大きい量であり、着色のための配合とはそ
の目的ならびに配合層において木質的に相違するもので
ある。
また、前記したカチオン電着塗料(I)に必須の顔料成
分として配合される吸油1too以上の顔料としては、
例えば無水二酸化珪素、含水無定形二酸化珪素などの二
酸化珪素系顔料(シリカ)゛ およびカーボン系顔料を
挙げることができ、好適には二酸化珪素系顔料である。
前記した吸油1too以上の一二酸化珪素顔料(シソ力
)の市阪品としては、例えば白木エアロジル社の商品名
「エロジル200J  (吸油量143〜183)、富
士デヴイソン社の商品名「サイロイド161J(吸油量
128〜135)、「サイロイド244J  (吸油量
270〜330)。
「サイロイド308J  (吸油量170〜220)、
「サイロイド404J  (吸油量170〜230)、
「サイロイド978J  (吸油量180〜230)な
どを挙げることができ、またカーボン系顔料として通常
黒色顔料として用いられているファーネス型もしくはチ
ャンネル型カーボンブランク(吸油量は通常100〜1
60)が用いられ、例えば米国コロンビアンカーボン社
の商品名「ネオスペクトラ マークIIJ、三菱化成工
業社の商品名「カーボンブラック600EJ、「カーボ
ンブラック600BJなどを挙げることができる。
本発明において用いられるカチオン型尼着塗料(I)に
配合される顔料としては、吸油1100以上の前記顔料
以外に、電着塗料において通常用いられている顔料、例
えば、ベンガラ、二酸化チタンなどの無機着色顔料;タ
ルク、クレー、炭酸カルシウムなどの体質顔料を、顔料
分(B)の樹脂(A)100gに対する総吸油量が1,
000〜10.000の範囲内となるかぎりにおいて併
用することができる。
樹脂(A)と導電性粉末を含有する顔料分(B)からな
るカチオン電着塗料(I)から形成される塗膜の体積固
有電気抵抗値が20°C・20Vで1×105より小さ
い場合には、表面処理ムラなと下地のムラや汚染に対し
て敏感となり、均一な電着塗膜を形成しにくくなるとと
もに、塗料の安定性が悪くなる傾向がある。一方、体積
固有電気抵抗値が20℃・20Vで1×1OL2より大
きい場合には、1回目の電着塗膜の一般部および境界部
である1回目の塗膜の膜厚の薄い部分に2回目の電着塗
料がつきにくくなる傾向がある。
本発明における顔料の総吸油量はJIS  K5101
−78(顔料試験方法)を用いて次の方法によって測定
される。
まず、各々の顔料の吸油量は、次のようにして求められ
る。
規定量の試料を硫醜紙に10mgまで正確にはかりとり
、これをすりガラス板の上に移す。あらかじめ、試料に
ついて予想される吸油量から必要な煮あまに油の量を計
算し、その約90%をミクロビユレットから調べらの先
端にとり、ただちにこのへらですりガラス板の上の試料
と煮あまに油とを約5分間かけて十分に練り合わせる。
つぎに煮あまに油を1〜2Mへらに滴下し、均一に練り
合わせる。煮あまに油を1〜2W4加えて練り合わせる
操作をくり返し、試料の全体が初めて堅い均一なパテ状
の一つにまとまった固まりになったときを終点とし、そ
れまでに要した煮あまに油の量を0.Ol−まで読みと
る。
次いで、吸油量は次式により算出される。
ここに A:吸油量 S:試料の質量(g) L:煮あまに油の使用量(g) また、総吸油量は樹脂100gに対し配合した各々の顔
料の配合量(g)に前記式で求められるそれぞれの顔料
の吸油量の値をかけ合せた値の総和で算出される値であ
る。
本発明の第一層目のカチオン電着塗料(1)に用いる顔
料分(B)のうち、吸油量100以上の顔料の配合量が
顔料分(B)の5重量%未満である場合には、第2層目
の電着塗料が析出し難くなる傾向がみられる。
また、本発明において第1回目の電着塗装に用いるカチ
オン型電着塗料(I)中の顔料分CB)の総吸油量がi
、ooo未満であると、本発明の目的とするエツジ部の
カバリングが充分でなく、他方10,000を越えると
顔料凝集が起こりやすくなり、その結果フィルターの目
詰りや顔料凝集物による塗面異常(ブッ、肌おれなど)
の問題がでてくる。
本発明において、第1回目の電着塗装が行なわれた後、
必ずしも水洗する必要がないが通常電着塗膜は水洗(シ
ャワー水洗又は浸漬による水洗)するのが好ましい。水
沈水としては脱イオン水、ウルトラフィルトレージョン
ろ液、逆浸透による純水等を用いることができる。
つぎに、第2回目の電着塗装に用いるカチオン型電着塗
料(II )としては、樹脂(C)と顔料(D)からな
り、最小電析電流密度が0.7d/cm”以下、好まし
くは0 、5mA/ca+2以下、さらに好ましくは0
 、3 mA/ cm2以下で且つ顔料の総吸油量が第
1回目の電着塗装に用いる塗料(I)のそれより小さく
、さらに好ましくは1.000未満であれば特に限定さ
れることなく任意の組成の電着塗料を用いることができ
る。
前記した最小電析電流密度は下記の方法により測定され
る値である。
表面積1 cm2の裏面を絶縁した白金板をそれぞれ被
塗物と対極として用い、両者の表面が対面するように1
5cmの距離をおいて電着塗料浴中に配置する。28°
C1無攪拌で定電流を流して時間と電圧を記録し、電流
密度を0 、05 mA/ cm2毎に変えて、塗料が
電気析出することによる抵抗増大に伴う電圧の急上昇が
3分または3分を超える近傍で生じるときの電流密度を
最小電析電流密度とする。
本発明において、カチオン型電着塗料(I)及び(II
 )を用いて被塗物に電着塗装を行なう方法及び装置と
しては、従来から陰極電着塗装において使用されている
それ自体既知の方法及び装置を使用することができる。
その際、被塗物をカソードとし、アノードとしては炭素
板を用いるのが望ましい。用いうる電着塗装条件は、特
に制限されるものではないが、一般部には、浴温:20
〜30℃、電圧:1回目の電着においては100〜40
0V(好マシくは200〜300V)、2回目の電着に
おいては200〜600V (好ましくは300〜50
0V)、電流密度二0.1〜3A/dm2、通電時間:
30秒〜10分、極面積比(A/C): 6/1〜1/
6、極間距離:10〜100cm、1Ill!拌状態で
電着することが望ましい。
110記の電着塗装方法を用いて形成される第1回目の
電着塗膜の膜厚(乾燥状態)は5〜30−1好ましくは
10〜25−の範囲内であり、またその」二に形成され
る第2回目の電着塗膜の膜厚(乾燥状態)は5〜70−
1好ましくは10〜50戸の範囲であるのが好都合であ
る。
本発明において、第2回目の電着塗装は第1回目の電着
塗膜が未硬化の状態で行なってもよいし、半硬化ないし
硬化の状態で行なってもよいが、下層塗膜と上層塗膜と
の分#、(混層の生成阻止)およびエツジ部におけるカ
バリング(1回目の電着塗膜を硬化させた際、エツジ部
の膜厚が一般部の膜厚より薄くなるが、2回目の電着塗
装の際、−股部よりエツジ部により厚く2回目の電着塗
料が塗装される。)の点で第1回目の電着塗膜を半硬化
(80℃〜130℃で5〜10分程度のホットエアブロ
−又は焼付)ないしは硬化させた後、第2回目の電着塗
装を行なうほうが有利である。
被塗物上に形成された電着塗膜は、洗浄後約140〜約
200℃で焼付けて硬化される。全体の電着塗膜厚は、
前記した第1回1電着塗膜厚と第2回1電着塗膜厚の合
計膜厚であることができるが、経済性等の面からその全
体の電着塗膜厚は一般に15〜80−の範囲内であるの
が望ましい。かくして形成される電着塗膜には必要に応
じて上塗り塗料を適宜塗り重ねて仕上げることができる
本発明の方法に基づいて第1回目及び第2回目の電着塗
装を行なうと、第2回目に塗装した電着塗膜が第1回目
の電着塗膜の表面上に析出し、第1回目の電着層と第2
回目の電着層とからなる塗膜が形成される。すなわち高
吸油量の顔料を配合した第1回目の電着塗膜でエツジ部
のカバリングを達成し、第2回目の電着塗膜で塗面平滑
性及び塗膜の均−造膜性を分担する。この結果総合の電
着塗膜はエツジ部の耐食性に優れしかも塗面状態もピン
ホール欠陥のない優れた塗膜となる。
本発明に係る電着塗装方法によれば、従来電着塗膜の弱
点であった被塗物のエツジ部の防食性が著しく向上し、
且つ塗面の平滑性にも優れたものであるため、自動車、
電気機器、プレハブ鉄骨等広範囲の工業塗料分野の防食
塗装法として応用することができる。
実施例 以下実施例および比較例を挙げて本発明を具体的に説明
する。1部」および「%」は「重量部」および「重量%
」を意味する。
実施例1 関西ペイント会社製ニレクロンNo、9000相当品で
ある水性エポキシ系ポリアミノ樹脂を用いた下記カチオ
ン型電着塗料(塗料1−A)を1回目の電着塗料とし、
表−1の条件で電着塗装した。
ついで塗膜を水洗し、iao’cの電熱乾燥器で30分
間焼付けた塗膜上に下記カチオン型電着塗料(塗料1−
B)を表1の条件で電着塗装して、水洗後約i s o
 ’cの電熱乾燥器で30分間焼付は硬化電着塗膜を形
成させた。この塗膜についての試験結果を表2に示す。
塗工IH二込 樹脂:顔料=lOO:53 総吸油量 8 、920 月 樹脂塩基価80のエポキシ系ポリアミン樹脂を酢酸
により中和当量0.55で水性化したもの。
′t2  中越黒鉛会社製 グラファイト未3 富士デ
ウ゛イソン社製 含水無定形二酸化珪素顔料(吸油量3
00)、商品名「サイロイド244」 塗土LL二1 t4  樹脂塩基価80のエポキシ系ポリアミノ樹脂を
酢酸により中和当量0.24で水分散化したもので最小
電析電流密度は0.50mA/Cn2を示す。
才5 旭カーホン社製、商品名: 「カーボンASMJ
実施例2 水性エポキシ系ポリアミノ樹脂を用いた関西ペイント会
社製ニレクロンNo、9000相当品であるカチオン電
着塗料(塗料2−A)を1回目の電着塗料とし、表1の
条件で電着塗装した後水洗し、180’oで30分間焼
付硬化させた塗膜上に関西ペイント会社製ニレクロンN
o、9600相当品であるアクリル系樹脂を含むエポキ
シ系樹脂を用いたカチオン型電着塗料(塗料2−B)を
表1の条件で電着塗装して、水洗後約180”oの電熱
乾燥器で30分間焼付は硬化電着塗膜を形成させた。こ
の塗膜についての試験結果を表2に示す。
樹脂:顔料=100:30 総吸油量 2,770 零〇 コロンビアンカーボン社製 導電性カーボン、商
品名: 「チーベン1255ビーズ」よ7 樹脂塩基価
45の水性アクリル変性エポキシ系樹脂を酢酸により中
和当量0.2で水分散化したもので最小電析電流密度は
0.20mA/c■2を示す。
実施例3 水性エポキシ系ポリアミド樹脂を用いた関西ペイント会
社製ニレクロンNo、9000相当品であるカチオン型
電着塗料(塗料3−A)を1回目の電着塗料とし、表1
の条件で電着塗装した後水洗し、120°Cで10分間
焼付けてなる半硬化塗膜上に実施例2で用いた、カチオ
ン型電着塗料(塗料2−B)を表1の条件で電着塗装し
て、水洗後約180″Cの電熱乾燥器で30分間焼付は
硬化電着塗膜を形成させた。この塗膜についての試験結
果を表2に示す。
樹脂:顔料=100:37 総吸油量 5,732 よ8 樹脂塩基価80のエポキシ系ポリアミノ樹脂をギ
酸により中和当量0.55で水性化したもの。
実施例4 水性エポキシ系ポリアミノ樹脂を用いた関西ペイント会
社製ニレクロンNo、9400相当品であるカチオン型
電着塗料(塗料4−A)を1回目の電着塗料とし、表1
の条件で電着塗装した後水洗し、120°Cで10分間
焼付けてなる半硬化塗膜上にカチオン型電着塗料(塗料
4−B)を表1の条件で電着塗装して、水洗後180″
Cの電熱乾燥器で30分間焼付は硬化電着塗膜を形成さ
せた。
この塗膜についての試験結果を表2に示す。
樹脂:顔料=100:95 総吸油量 6 、070 才9 樹脂塩基価80のエポキシ系ポリアミノ樹脂をヒ
ドロキシ酢酸により中和当量0.6で水性化したもの。
ヨlO樹脂塩基価80のエポキシ系ポリアミノ樹脂を酢
酸により中和当量0.15で水分散化したもので最小電
析電流密度は0.29mA/CIl+2の値を示す。
比較例1 表1の条件で実施例1の塗料1−Bを使用して1回目の
電着塗装を行ない、水洗後180°Cで30分間焼付硬
化させてなる塗膜上に塗料1−Bを用いて2回目の電着
塗装を施し水洗して焼付けた。
この塗膜についての試験結果を表2に示す。
比較例2 実施例2の塗料2−Aの配合で、シリカ5gの代わりに
酸化チタン(吸油M22)5gを使用して顔料の総吸油
量を555にした塗料を1回目の電着塗装に使用する以
外実施例2と同様にして複合硬化塗膜を形成させた。こ
の塗膜についての試験結果を表2に示す。
比較例3 実施例1の塗料1−Aの代わりに下記の顔料成分の総吸
油量が856のカチオン型電着塗料を使用した以外は実
施例1と同様の方法で複合硬化塗膜を形成させた。この
塗膜についての試験結果を表2に示す。
比較例4 実施例1において用いられた塗料1−Hのエポキシ系ポ
リアミノ樹脂を酢酸により中和当量0.5で水性化した
最小電析電流密度0.9ffiA/c112にした塗料
を使用する以外実施例1と同様にして硬化電着塗膜を形
成させた。この塗膜についての試験結果を表2に示す。
比較例5 実施例2において用いられた塗料2−Aの配合でカーボ
ンブラック15gの代わりに酸化チタン13g/シリカ
2gを使用して顔料の総吸油量を2816とした塗料を
1回目の電着塗装に使用した以外実施例2と同様にして
硬化電着塗膜を形成させた。この塗膜についての試験結
果を表2に示す。
[試験方法] 糸さび抵抗性; ASTM−D2803−69T  糸さび試験に鵡拠す
る。片刃安全カミソリで試片に対角線状の素地に達する
X状の切りきすをつくり、塩水噴霧試験機内に24時間
入れる。塩水噴霧抜脱イオン水でよく洗浄し、試片が乾
燥する前に恒温恒湿室に入れて温度50±2℃、湿度8
5±2%RHに保持し、720時間試験をつづける。試
験中240時間および480時間時間中間チエツクして
糸さび発生の有無を調べ、糸さびが明瞭に認められるも
のについては、その長さを測定した。
45°工ンジ部酎食性: SPC軟鋼板を45°の角度に加工し、表面処理ボンデ
ライ)#3004処理を施し、所定の電着塗装を行ない
試験に用いる。#食試験はJIS  Z2371塩水噴
霧試験による。最長720時間試験をつづけた。試験中
240時間、480時間時間中間チエツクして黒錆発生
の有無を調べた。
一股部耐食性および境界部耐食性: JIS  Z2371塩水噴霧試験による。切りきすを
つけない一般部および境界部の塗膜の黒錆、フクレを調
べた。1000時間目にチエツクして黒錆、フクレの発
生の有無を調べた。−股部については2000時間目に
もチエツクした。
促進耐候性: サンシャインウエザオメーターで100時間試験し、塗
膜の光沢保持率(600グロス)を調べた。
光沢保持率(%)は ■;光沢保持率80%以上 @ +   /7  50〜80%未満Δ:   tt
   20〜50%未満X:   //   20%未

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)樹脂(A)と導電性粉末を含有する顔料分(B)か
    らなり、該顔料分(B)のうちの少なくとも5重量%が
    吸油量100以上の顔料からなり、かつ顔料分(B)の
    総吸油量が樹脂(A)100gに対して1000〜10
    000の範囲内になるように配合され、さらに20℃・
    20Vで1×10^5〜1×10^1^2Ω・cmの範
    囲の体積固有電気抵抗値を有する塗膜を形成しうるカチ
    オン型電着塗料( I )を用いて被塗物を陰極として第
    1回目の電着塗装を行った後、 樹脂(C)と顔料(D)からなり、最小電析電流密度0
    .7mA/cm^2以下であって、かつ顔料(D)の総
    吸油量が顔料分(B)の総吸油量より小さいカチオン型
    電着塗料(II)を第2回目に電着塗装し、ついで加熱硬
    化させて硬化塗膜を形成することを特徴とする電着塗装
    方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001288598A (ja) * 2000-04-05 2001-10-19 Kansai Paint Co Ltd カチオン電着塗装方法
JP2018172712A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 マツダ株式会社 電着塗装方法
JP2021529847A (ja) * 2018-06-22 2021-11-04 ピーピージー・インダストリーズ・オハイオ・インコーポレイテッドPPG Industries Ohio,Inc. 金属基材の耐食性を改善する方法

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