JPH01225674A - フッ素系塗装鋼板の表面改質方法 - Google Patents
フッ素系塗装鋼板の表面改質方法Info
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- JPH01225674A JPH01225674A JP5335388A JP5335388A JPH01225674A JP H01225674 A JPH01225674 A JP H01225674A JP 5335388 A JP5335388 A JP 5335388A JP 5335388 A JP5335388 A JP 5335388A JP H01225674 A JPH01225674 A JP H01225674A
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Landscapes
- Paints Or Removers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
、〔産業上の利用分野〕
本発明はフッ素系塗装鋼板とコーキング剤との接着性を
向上させるための該鋼板の表面改質方法に関するもので
ある。
向上させるための該鋼板の表面改質方法に関するもので
ある。
フッ化ビニリデン樹脂を主成分とするフッ素塗膜は、樹
脂の化学的安定性が高いため、長期間の日光への曝露等
による塗膜の変色、褪色等の劣化が、他樹脂系塗膜と比
較して著しく小さく、高級建材用の塗装ＪＡ板として市
販されている。
脂の化学的安定性が高いため、長期間の日光への曝露等
による塗膜の変色、褪色等の劣化が、他樹脂系塗膜と比
較して著しく小さく、高級建材用の塗装ＪＡ板として市
販されている。
このフッ素系塗装鋼板を切抜加工した後、施工現場で組
み立てる際、塗装鋼板同志の重ね合わせ部などにシリコ
ン系のコーキング材で目地等を埋める必要がある。とこ
ろがフッ素系塗装鋼板はそのままでは接着性を有しない
ため、従来は、この塗装鋼板の表面上のコーキング材と
接着しようとする部分に予め特殊なプライマーを塗布し
、接着力を付与した後コーキング材と接着させるという
方法を採っていた。
み立てる際、塗装鋼板同志の重ね合わせ部などにシリコ
ン系のコーキング材で目地等を埋める必要がある。とこ
ろがフッ素系塗装鋼板はそのままでは接着性を有しない
ため、従来は、この塗装鋼板の表面上のコーキング材と
接着しようとする部分に予め特殊なプライマーを塗布し
、接着力を付与した後コーキング材と接着させるという
方法を採っていた。
しかしながら、上記方法では、■プライマーのはけ塗り
作業を要し面倒である。また、■プライマーは塗布後１
５〜３０分程度の乾燥時間を要し、時間のロスが大きい
。さらに、■プライマーを鋼板表面の施工個所に充分適
正に塗布した場合はよいが、プライマーの未塗布部分が
生じた場合、この未塗布部分に誤って施工すると、コー
キング材が付着しないため、その部分から塗装鋼板の目
地内部に水が侵入し、建築物に腐食等の多大の損害を与
えるおそれがある。
作業を要し面倒である。また、■プライマーは塗布後１
５〜３０分程度の乾燥時間を要し、時間のロスが大きい
。さらに、■プライマーを鋼板表面の施工個所に充分適
正に塗布した場合はよいが、プライマーの未塗布部分が
生じた場合、この未塗布部分に誤って施工すると、コー
キング材が付着しないため、その部分から塗装鋼板の目
地内部に水が侵入し、建築物に腐食等の多大の損害を与
えるおそれがある。
そこで本発明の主たる目的は、プライマー処理なしでシ
リコン系コーキング材との接着性に優れた塗装鋼板を得
ることにある。
リコン系コーキング材との接着性に優れた塗装鋼板を得
ることにある。
〔課題を解決するための手段］
上記課題を解決するための本発明は、フッ素系塗料を鋼
板に塗布し、該塗料を焼付乾燥させた後、該塗布面に活
性化線を照射することを特徴とするものである。ここで
、活性化線とは、フッ素系塗料を励起させ活性化させる
ものであり、紫外線、電子線等が含まれる。
板に塗布し、該塗料を焼付乾燥させた後、該塗布面に活
性化線を照射することを特徴とするものである。ここで
、活性化線とは、フッ素系塗料を励起させ活性化させる
ものであり、紫外線、電子線等が含まれる。
本発明では、フッ素系塗料の塗膜面に紫外線等を照射す
るものであるから、塗装膜面の分子は紫外線等のエネル
ギーによって励起され極性基を生ずる。この極性基の存
在によって塗装膜面とコーキング材との接着力を増大さ
せることができる。
るものであるから、塗装膜面の分子は紫外線等のエネル
ギーによって励起され極性基を生ずる。この極性基の存
在によって塗装膜面とコーキング材との接着力を増大さ
せることができる。
以下本発明をさらに具体的に説明する。本発明ではフッ
素系塗料を塗布して得られるフッ素系塗装鋼板を対象と
するが、このフッ素系塗料としては、フン化ビニルおよ
びフン化ビニリデンが用いられる。鋼板はメツキ鋼板を
も含む。また、塗料の焼付乾燥は、例えば塗装後２２０
〜２５０℃で１〜５分という条件で行われる。
素系塗料を塗布して得られるフッ素系塗装鋼板を対象と
するが、このフッ素系塗料としては、フン化ビニルおよ
びフン化ビニリデンが用いられる。鋼板はメツキ鋼板を
も含む。また、塗料の焼付乾燥は、例えば塗装後２２０
〜２５０℃で１〜５分という条件で行われる。
本発明で塗装鋼板に照射される紫外線の発生源としては
、高圧水銀灯、メタルハライドランプなどが適用できる
。その波長は例えば高圧水銀灯の場合、約３６５ｎｍで
ある。この紫外線の照射量はコーキング材との接着性を
より完全にするためには１５Ｊ／ｃＩＩｔ以上が望まし
い。
、高圧水銀灯、メタルハライドランプなどが適用できる
。その波長は例えば高圧水銀灯の場合、約３６５ｎｍで
ある。この紫外線の照射量はコーキング材との接着性を
より完全にするためには１５Ｊ／ｃＩＩｔ以上が望まし
い。
次に実施例により本発明の効果を明らかにする。
（実施例１）
溶融亜鉛メツキ網板を用い、リン酸亜鉛処理を施した後
、大日本インキ製フッ素系塗料用プライマーを５μ、フ
ッ素系塗料を２０μ塗布し、それぞれ２１０′Ｃ１２３
０℃の最高到達温度になるよう１分間加熱した。
、大日本インキ製フッ素系塗料用プライマーを５μ、フ
ッ素系塗料を２０μ塗布し、それぞれ２１０′Ｃ１２３
０℃の最高到達温度になるよう１分間加熱した。
このようにして得られた塗装鋼板に高圧水銀灯からの紫
外線を照射させた後、シリコンシーラントとを接着させ
た。なお、この紫外線は、日本電池製ＨＩ３０Ｎのラン
プにより発生させたものであり、また使用したシリコン
シーラントは、シャープ化学工業製「シャービーシール
」である。
外線を照射させた後、シリコンシーラントとを接着させ
た。なお、この紫外線は、日本電池製ＨＩ３０Ｎのラン
プにより発生させたものであり、また使用したシリコン
シーラントは、シャープ化学工業製「シャービーシール
」である。
また、比較のために従来法のプライマー処理を行った。
このプライマーとして、東しシリコーン製「プライマー
Ｅ」を用いた。プライマーＥは、バーにて１０μ塗装後
常温で３０分放置し、シャービーシールで接着した。
Ｅ」を用いた。プライマーＥは、バーにて１０μ塗装後
常温で３０分放置し、シャービーシールで接着した。
得られた塗膜について接着性試験および長期耐久性試験
を行った。
を行った。
（１）接着性試験
この試験は第１図に示すような形状のサンプルを用いて
行った。まず、常態での接着性を調べるため、本発明に
よる処理を施したフッ素系塗装鋼板１，１０間にシリコ
ンシーラント２を塗布後、室温にて１週間養生後、２３
℃にて５０ ａｍ／ｍｉｎで矢印の方向に引張試験を行
った。
行った。まず、常態での接着性を調べるため、本発明に
よる処理を施したフッ素系塗装鋼板１，１０間にシリコ
ンシーラント２を塗布後、室温にて１週間養生後、２３
℃にて５０ ａｍ／ｍｉｎで矢印の方向に引張試験を行
った。
次に、同様に養生した後、７０℃の温水に５日間浸漬後
、２時間以内に前述のように２３゛Ｃ１５０ｍｌ／ｍｉ
ｎで引張テストを行い、耐水性を調べた。
、２時間以内に前述のように２３゛Ｃ１５０ｍｌ／ｍｉ
ｎで引張テストを行い、耐水性を調べた。
なお、破断した時の破壊面はＡ＝塗膜／シーラント界面
剥離、Ｂ−シーラント凝集破壊の２態様が観察された。
剥離、Ｂ−シーラント凝集破壊の２態様が観察された。
結果を第１表に示す。
第１表における本発明例と比較例を対照すると、本発明
に従って２０Ｊ／ｃｎ１以上の紫外線照射を施すと接着
性が増大することがわかる。
に従って２０Ｊ／ｃｎ１以上の紫外線照射を施すと接着
性が増大することがわかる。
（２）長！Ｕｌ耐久性試験
上記第１表のサンプル隘１〜５について、デユーサイク
ルテスト（１０００時間）を行い、塗膜の光沢度、色差
の変化を調べた。結果を第２表に示す。
ルテスト（１０００時間）を行い、塗膜の光沢度、色差
の変化を調べた。結果を第２表に示す。
第２表より、紫外線を照射したものと、未処理のものと
では、塗膜の光沢保持率および褪色、変色の差はなかっ
た。
では、塗膜の光沢保持率および褪色、変色の差はなかっ
た。
なお、紫外線照射量の上限値は特にないが、過大に照射
しすぎると、光沢の低下を生じる場合があるし、コスト
も上昇するので適宜上限を決めればよい。
しすぎると、光沢の低下を生じる場合があるし、コスト
も上昇するので適宜上限を決めればよい。
（実施例２）
前述の塗装板を用いて、電子線照射による塗膜の改質効
果を示す。
果を示す。
電子線照射装置として、日新ハイボルテージ製のものを
使用した。電子線の照射量を０．５ Ｍｒａｄから４０
Ｍｒａｄまで変化させた時のシリコンシーラントとの接
着性につき、次表にまつめた。
使用した。電子線の照射量を０．５ Ｍｒａｄから４０
Ｍｒａｄまで変化させた時のシリコンシーラントとの接
着性につき、次表にまつめた。
塗膜の耐久性を電子線によって劣化させないこ゛とにつ
き、次表にまとめた（デユーサイクルテスト １ ０
０ ０１１Ｒ） 。
き、次表にまとめた（デユーサイクルテスト １ ０
０ ０１１Ｒ） 。
第 ４ 表
〔発明の効果〕
以上の通り、本発明によれば、施工時のプライマー処理
工程が省略でき、コーキング材との接着性が向上し、か
つ塗膜の耐久性を維持できる。
工程が省略でき、コーキング材との接着性が向上し、か
つ塗膜の耐久性を維持できる。
第１図は接着性試験用のサンプルの形状を示す斜視図で
ある。 ■・・・フッ素系塗装鋼板、２・・・シリコンシーラン
ト（コーキング材）。 特許出願人 住友金属工業株式会社 第１図
ある。 ■・・・フッ素系塗装鋼板、２・・・シリコンシーラン
ト（コーキング材）。 特許出願人 住友金属工業株式会社 第１図
Claims (1)
- （１）フッ素系塗料を鋼板に塗布し、該塗料を焼付乾燥
させた後、該塗布面に活性化線を照射することを特徴と
するフッ素系塗装鋼板の表面改質方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5335388A JPH01225674A (ja) | 1988-03-07 | 1988-03-07 | フッ素系塗装鋼板の表面改質方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5335388A JPH01225674A (ja) | 1988-03-07 | 1988-03-07 | フッ素系塗装鋼板の表面改質方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01225674A true JPH01225674A (ja) | 1989-09-08 |
Family
ID=12940426
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5335388A Pending JPH01225674A (ja) | 1988-03-07 | 1988-03-07 | フッ素系塗装鋼板の表面改質方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01225674A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6630047B2 (en) | 2001-05-21 | 2003-10-07 | 3M Innovative Properties Company | Fluoropolymer bonding composition and method |
| US6685793B2 (en) | 2001-05-21 | 2004-02-03 | 3M Innovative Properties Company | Fluoropolymer bonding composition and method |
| CN110922824A (zh) * | 2019-12-07 | 2020-03-27 | 温州环诺新材料科技有限公司 | 一种通用水性铝型材烤漆及其制备方法 |
| CN114921883A (zh) * | 2022-05-06 | 2022-08-19 | 宁波锦兴智能科技有限公司 | 一种用于缝纫机的穿线引导线制备方法 |
-
1988
- 1988-03-07 JP JP5335388A patent/JPH01225674A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6630047B2 (en) | 2001-05-21 | 2003-10-07 | 3M Innovative Properties Company | Fluoropolymer bonding composition and method |
| US6685793B2 (en) | 2001-05-21 | 2004-02-03 | 3M Innovative Properties Company | Fluoropolymer bonding composition and method |
| US7175733B2 (en) | 2001-05-21 | 2007-02-13 | 3M Innovative Properties Company | Fluoropolymer bonding composition and method |
| US7235302B2 (en) | 2001-05-21 | 2007-06-26 | 3M Innovative Properties Company | Fluoropolymer bonding composition and method |
| CN110922824A (zh) * | 2019-12-07 | 2020-03-27 | 温州环诺新材料科技有限公司 | 一种通用水性铝型材烤漆及其制备方法 |
| CN114921883A (zh) * | 2022-05-06 | 2022-08-19 | 宁波锦兴智能科技有限公司 | 一种用于缝纫机的穿线引导线制备方法 |
| CN114921883B (zh) * | 2022-05-06 | 2023-08-15 | 宁波锦兴智能科技有限公司 | 一种用于缝纫机的穿线引导线制备方法 |
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