JPH0122455Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0122455Y2
JPH0122455Y2 JP1983162303U JP16230383U JPH0122455Y2 JP H0122455 Y2 JPH0122455 Y2 JP H0122455Y2 JP 1983162303 U JP1983162303 U JP 1983162303U JP 16230383 U JP16230383 U JP 16230383U JP H0122455 Y2 JPH0122455 Y2 JP H0122455Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
soil
seedling
frame
rotating brush
box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983162303U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6068966U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP16230383U priority Critical patent/JPS6068966U/ja
Publication of JPS6068966U publication Critical patent/JPS6068966U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0122455Y2 publication Critical patent/JPH0122455Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sowing (AREA)
  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、育苗用播種装置に組込み可能な土な
らし用回転ブラシ機構に関する。
育苗箱内に供給された床土表面をならす回転ブ
ラシ機構は、実開昭56−16号公報に示す如く、育
苗箱の全幅と略同長の横軸廻り回転自在な回転ブ
ラシを枠体で支持し、この枠体を育苗箱の移送機
構のフレーム又はそのフレーム上に設けられた土
入機に対し回動自在に支持し、回転ブラシを上下
可能としている。
この従来の回転ブラシ機構は回転ブラシが1本
だけであり、ならし時に余剰土を多量に箱外へ押
出さなければならないので大径に形成されてい
る。そのため、第7図に示す如く、育苗箱2内の
前後壁2a際では大きい盛上り土53が生じ、そ
のため播種をすると種子Sが盛上り土53からこ
ろげ落ち、第8図に示すように前後壁2a際で欠
株を生じ且つ手前で株が過密となる。
このような大きい盛上り土53を生じさせない
ようにするには、回転ブラシを小径にすれば良い
のであるが、小径ブラシの場合は余剰土が大量で
あるとならしむらを生じたり土を前側に持ち廻る
ことがあり、好ましいならし状態を得ることは困
難になる。
本考案は、このような従来の種々の点に鑑み、
回転ブラシを複数本配置して、前方側回転ブラシ
を土入機側回転ブラシより小径にすることによ
り、育苗箱2内の土を大径ブラシで余剰土を排除
した後に、小径ブラシで前後壁際での土の盛上り
をより小さくすると共に、ならしならを修正する
ことのできる土ならし用回転ブラシ機構を提供す
ることを目的とする。
この目的を達成するための本考案の特徴とする
ところは、育苗箱2を移送する移送機構3に沿つ
て土入機6の前方に配置されていて、移送機構3
のフレーム11に対して回動自在な枠体40と、
この枠体40に横軸廻り回転自在に支持され且つ
育苗箱2内の土と摺動可能な回転ブラシ41とを
有し、これら枠体40及び回転ブラシ41が移送
方向に複数組設けられている土ならし用回転ブラ
シ機構において、前方に位置する組の回転ブラシ
41Bは、土入機6に近い組の回転ブラシ41A
がならした後の育苗箱前後壁2a際の盛上り土5
3を減少すべく、回転ブラシ41Aよりも小径に
形成されている点にある。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は育苗用播種装置1の全体を示してお
り、播種装置1は大別して、育苗箱2を往復移動
する正逆転切換可能な育苗箱移送機構3と、この
移送機構3を支持している支持枠4と、この支持
枠4上に載置され且つ移送機構3の育苗箱移送経
路5に跨つている土入機6、潅水機7、播種機8
及び回転ブラシ機構9とを有している。
前記支持枠4は2本の平行な断面コ字形フレー
ム11と、1対の支持脚12とを有しており、一
方の支持脚12には移送機構3のモータ部13が
取付けられている。
移送機構3は前記モータ部13と、フレーム1
1に間隔をおいて多数本駆支されたローラ軸17
及びローラ14と、モータ部13から全ローラ1
4へ動力を伝達するスプロケツト15及びチエー
ン16等から成つている。これらのスプロケツト
15及びチエーン16等は断面コ字形フレーム1
1の溝内に納められている。
前記移送機構3は正常な正逆転をするためにロ
ーラコンベヤ式であり、全ローラ14を駆動する
ようにしているが、ベルトを巻掛けて1つのロー
ラのみを駆動するように構成しても良い。
土入機6は床土供給と覆土供給とを行ない得る
もので、移送経路5と平行なベルトコンベヤ19
とその上方のホツパ20とを有しており、ベルト
コンベヤ19は1対のスプロケツト、チエーン及
び正逆転切換クラツチ等を有する動力伝達手段1
8を介して移送機構3により育苗箱2と同期して
駆動されている。
床土供給時は育苗箱2を矢印A方向に移動して
床土を供給し、覆土供給時は育苗箱2を矢印B方
向に移動して覆土を供給する。
潅水機7は水道管に電磁弁22又は手動弁を介
して連通した2本の多孔給水管23の両端をパイ
プで連結して管のどの位置でも略均等圧で水を噴
射できるように構成されており、育苗箱2内の床
土に所要量の水を略均一に供給する。
播種機8はフレーム11に固定された外フレー
ム26と、この外フレーム26内に上下動可能に
配置された内フレーム27と、外フレーム26上
に配置され且つ、種子ホツパ28と繰出ロール2
8とを支持している上フレーム30と、内フレー
ム27に支持された播種ロール31、回転ブラシ
32及び余剰籾排出体33と、前記播種ロール3
1、回転ブラシ32、余剰籾排出体33及び繰出
ロール29を駆動する駆動機構34等を備えてい
る。
前記播種機8は育苗箱2を矢印B方向に移送す
るときに作動させるもので、移送機構3からの動
力伝達を断接する電磁クラツチ又はワンウエイク
ラツチを組込んでおり、また、床土供給及び潅水
時には内ナフレーム27を上方に上げて、播種ロ
ール31、回転ブラシ32及び余剰籾排出体33
を上方へ退避しておく。内フレーム27の揺動支
点は外フレーム26に支持された支軸35であ
る。
回転ブラシ機構9は土入機6と播種機8との間
に位置し、育苗箱2内に入れられた床土を所定量
に調整すると共にその上面を平均にし、播種後に
育苗箱2の前後壁2a及び側壁上に載つている種
子をはらい落すもので、土入機6の前方に2組
(又はそれ以上)配置されている。
各回転ブラシ機構9はコ字形材で形成した左右
側板37,38とこれらの上端に連結している連
結板39とで略平面視コ字形となつている枠体4
0と、この枠体40の上部に両端が支持されてい
る回転ブラシ41とを有している。
前記枠体40の下部40aはローラ軸17に回
動自在に枢支されており、このローラ軸17と回
転ブラシ41との間にはチエーン42及びスプロ
ケツト43,44から成る伝動手段45が設けら
れており、この伝動手段45は右側板38内に配
置され、移送機構3の動力を回転ブラシ41に伝
達しており、土入機6が動力伝達手段18のクラ
ツチを介して作動を停止しても回転ブラシ41を
駆動できるように、伝動手段45は土入機6から
独立している。
枠体40は自重によつてその上部40bがフレ
ーム11に近接するように前向きに傾斜してお
り、その上部40bとフレーム11との間には高
さ調整部材46が設けられている。
高さ調整部材46は連結板39に螺合されたボ
ルトで、その下端はフレーム11の上面に当接可
能であり、このボルトを廻すことにより、傾倒し
ている枠体40の上部40bを上下位置調整し、
育苗箱2に対する回転ブラシ41の高さを調整し
て床土高さを所定にする。48は高さ調整部材4
6に螺合しているロツク用蝶ナツトである。
51は回転ブラシ41を上方へ退避せしめるた
めのソレノイド等の退避部材で、育苗箱2を矢印
Bの方向に移送するときに作動させる。B方向に
移送される育苗箱2に播種後に土入機6によつて
覆土されるが、この際、回転ブラシ機構9は土な
らし作用は不要となり、育苗箱2の周縁上に載つ
た種子をはらい落す作用をすることになるので、
回転ブラシ41が床土上の種子と接触せず且つ前
後壁2aの上面と略接触する高さまで持上げてお
く必要がある。この退避部材51のソレノイドは
フレーム11に固定されていて、その鉄芯52が
枠体40に当接していて、作動することにより枠
体40を上方へ回動し、回転ブラシ41を上方退
避させる。
前記2組の回転ブラシ機構9A,9Bは同一構
造であるが、前方側の組の回転ブラシ機構9Bの
回転ブラシ41Bの外径は、土入機6側の回転ブ
ラン機構9Aの回転ブラシ41Aの外径より小径
となつており、第4図に示す如く、育苗箱2内に
供給された床土を大径回転ブラシ41Aで大まか
に余剰土排除及びならし作業をし、その後小径回
転ブラシ41Bで育苗箱2の前後壁2a際の盛上
り土53を削除して、盛上り量を少なくし、且つ
ならしむらを修正する。回転ブラシ機構9を3組
以上設ける場合は、回転ブラシ41の径を前方へ
いくほど小径に設定しておく。
前記回転ブラシ機構9Bは第5図に示すよう
に、枠体40Bの基部を枠体40Aの自由端に枢
支連結することもでき、その連結軸は回転ブラシ
41Aの軸54で、回転ブラシ41Bの動力もそ
の軸54から取つている。
また、退避部材51Bは枠体37Bに取付けら
れるか、又は第6図に示すように連結板39に取
付けても良い。尚、第6図に示す退避部材51B
はソレノイドの鉄芯52にボルト55が螺合され
ていて、突出長さ調整自在となつており、このボ
ルト55がフレーム11に当接して回転ブラシ4
1Bの高さ調整部材となつている。
前記播種装置1においては2通りの播種作業を
行なうことができる。
第1法は、移送機構3を正転させておいて、移
送経路5上に育苗箱2を連続載置し、間断なく移
送される育苗箱2に土入機6から床土を供給し、
回転ブラシ機構9Aで大まかな土ならしをすると
共に回転ブラシ機構9Bで盛上り土53の削除及
びならし修正をし、更に潅水機7で水及び薬剤を
散布し、その後、移送機構3の先端から育苗箱2
を取出す。所要数の育苗箱2の潅水までの作業が
終つた後に、移送機構3を逆転させ、且つ退避部
材51A,51Bを作動させ、移送経路5の先端
側から育苗箱2を送り、播種機8で床土上に播種
し、育苗箱2の周縁上に載つた種子を退避してい
る回転ブラシ機構9A又は9Bで掃除し、逆転し
ている土入機6により覆土を供給する。
第2法は、第1図に示すように、育苗箱載置ス
イツチ57、床土供給スイツチ58、潅水スイツ
チ59、移送機構逆転スイツチ60、播種スイツ
チ61及び覆土供給スイツチ62を設けておく。
育苗箱2を載置してスイツチ57を作動させ、移
送機構3を正転させて育苗箱2を往動させると共
にスイツチ58,59を作動可能にセツトし、育
苗箱2がスイツチ58を作動している間、動力伝
達手段18に組込んだ電磁クラツチ(図示せず)
を介して土入機6を駆動して床土供給を行ない、
回転ブラシ機構6で床土表面の土ならしをし、育
苗箱2がスイツチ59を作動している間、電磁弁
22を開放して潅水を行なう。育苗箱2が移送経
路5の先端に達すると、逆転スイツチ60が作動
して移送機構3を逆転させると共にスイツチ5
8,59をリセツトし、且つスイツチ61,62
を作動可能にセツトすると共に退避部材51を作
動させる。復動する育苗箱2はスイツチ61を作
動している間、駆動機構34に組込んだ電磁クラ
ツチ(図示せず)を介して播種機8を駆動して播
種が行なわれ、退避した回転ブラシ41によつて
育苗箱周縁の種子がはらい落され、育苗箱2がス
イツチ62を作動している間、動力伝達手段18
の電磁クラツチ及び正逆転切換クラツチを介して
土入機6を駆動して覆土供給を行ない、載置スイ
ツチ57を再び作動する位置まで育苗箱2を移送
させる。この第2法は育苗箱2を1個ずつ、床土
供給から覆土供給まで完全作業を行なうものであ
る。
以上詳述した本考案によれば、枠体40及び回
転ブラシ41は複数組設けられていて、育苗箱移
送方向前方に位置する組の回転ブラシ41Bは土
入機6側に近い組の回転ブラシ41Aよりも小径
に形成されているので、育苗箱2内の土を大径回
転ブラシ41Aで大まかにならし、余剰土を排除
した後に、小径回転ブラシ41Bで育苗箱2の前
後壁2a際の大径回転ブラシ41Aが届かなかつ
た盛上り土53を削除して、盛上り量を減少させ
ることができ、育苗箱2の前後壁2a際における
欠株を防止すると共に全域でより均一な育苗を可
能にする。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案の実施例を示しており、第
1図は育苗用播種装置の全体正面図、第2図は要
部の断面正面図、第3図は第2図の矢視図、第
4図は土ならし状態を示す断面説明図、第5図は
本考案の変形例を示す断面正面図、第6図は退避
部材の他例を示す斜視図、第7,8図は従来機構
によつてならされた育苗箱における播種状態及び
育苗状態を示す夫々断面図である。 1……播種装置、2……育苗箱、2a……前後
壁、3……移送機構、6……土入機、7……潅水
機、8……播種機、9……回転ブラシ機構、40
……枠体、41……回転ブラシ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 育苗箱2を移送する移送機構3に沿つて土入機
    6の前方に配置されていて、移送機構3のフレー
    ム11に対して回動自在な枠体40と、この枠体
    40に横軸廻り回転自在に支持され且つ育苗箱2
    内の土と摺接可能な回転ブラシ41とを有し、こ
    れら枠体40及び回転ブラシ41が移送方向に複
    数組設けられている土ならし用回転ブラシ機構に
    おいて、前方に位置する組の回転ブラシ41B
    は、土入機6に近い組の回転ブラシ41Aがなら
    した後の育苗箱前後壁2a際の盛上り土53を減
    少すべく、回転ブラシ41Aよりも小径に形成さ
    れていることを特徴とする土ならし用回転ブラシ
    機構。
JP16230383U 1983-10-19 1983-10-19 土ならし用回転ブラシ機構 Granted JPS6068966U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16230383U JPS6068966U (ja) 1983-10-19 1983-10-19 土ならし用回転ブラシ機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16230383U JPS6068966U (ja) 1983-10-19 1983-10-19 土ならし用回転ブラシ機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6068966U JPS6068966U (ja) 1985-05-16
JPH0122455Y2 true JPH0122455Y2 (ja) 1989-07-04

Family

ID=30356446

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16230383U Granted JPS6068966U (ja) 1983-10-19 1983-10-19 土ならし用回転ブラシ機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6068966U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5227810B2 (ja) * 1972-03-15 1977-07-22

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5219850Y2 (ja) * 1972-06-17 1977-05-07
JPS5227810U (ja) * 1975-08-20 1977-02-26

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5227810B2 (ja) * 1972-03-15 1977-07-22

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6068966U (ja) 1985-05-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10271902A (ja) トラクタ牽引式移植機
KR100433265B1 (ko) 비닐피복 파종기
JPH0122455Y2 (ja)
KR200219524Y1 (ko) 트랙터 견인용 파종기
KR101852841B1 (ko) 이동식 양파 씨앗 파종용 상토층 형성장치
KR200187996Y1 (ko) 자동 파종기
JPS5831495Y2 (ja) 土ならし用回転ブラシ機構
JPH0123255Y2 (ja)
CN217770829U (zh) 一种育种盘装土机及其放土机构
JPS586273Y2 (ja) 育苗用床土供給装置
JP2593047Y2 (ja) 均平装置におけるポット抑え装置
JPS6225058Y2 (ja)
JP2548070B2 (ja) 作溝直播覆土機
JPH0133130B2 (ja)
KR100556712B1 (ko) 카페트형 초본식물 파종기
JPS621865Y2 (ja)
JPH0127642Y2 (ja)
JP2861802B2 (ja) 苗箱並べ機
JPS6345147Y2 (ja)
KR20240081069A (ko) 마늘 파종장치
CN213152868U (zh) 一种自取料的新型播种机
JPS6170907A (ja) 育苗箱用播種装置
JPH0413969Y2 (ja)
JPS6327599Y2 (ja)
CN118614188A (zh) 一种花生种植用传送分层施肥装置