JPS6225058Y2 - - Google Patents

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JPS6225058Y2
JPS6225058Y2 JP1979112337U JP11233779U JPS6225058Y2 JP S6225058 Y2 JPS6225058 Y2 JP S6225058Y2 JP 1979112337 U JP1979112337 U JP 1979112337U JP 11233779 U JP11233779 U JP 11233779U JP S6225058 Y2 JPS6225058 Y2 JP S6225058Y2
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JP
Japan
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soil
conveyor
seedling
seeding
covering
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は播種設備に関する。
田植機装填用の苗を育成するに際し、従来その
催芽籾を育苗箱に播種する場合は、育苗箱内に床
土を繰出す土入れ装置と育苗箱の床土に潅水する
潅水装置とを備える育苗箱移送用第1コンベア
と、育苗箱の床土上に播種する播種装置と育苗箱
内に覆土を繰出す覆土装置とを備える育苗箱移送
用第2コンベアとを連設して播種設備を構成す
る。
然し乍ら、上記従来の播種設備に於いては、各
コンベアに各作業を行う装置を2台宛備え、且つ
潅水装置と播種装置間の距離を長くして潅水装置
により育苗箱の床土に潅水した水を育苗箱が播種
装置に達するまでに床土内に完全に浸透させるた
めに、各コンベアを長くする必要があり、これが
播種設備の全長を長くして、設備を設置するため
に広いスペースを必要とすると云う問題を生じさ
せていた。また、従来に於いては、播種設備を4
台の各種装置と2台のコンベアにより構成してい
たため設備費がかなり高く、育苗箱内への播種を
安価に行なえないと云う問題もあつた。
本考案は上記問題を解決し、設置するために広
いスペースを必要とせず、しかも、育苗箱内への
播種を安価に行なえるようにした播種設備を提供
することを目的とし、この目的を達成するため
に、逆回送可能な育苗箱移送用コンベアと;覆土
兼用土入れ装置と;コンベア正規回送時に育苗箱
の床土に潅水する潅水装置と; コンベア逆回送時に育苗箱の床土上に播種する
播種装置と;から成り、覆土兼用土入れ装置、潅
水装置及び播種装置を、コンベアの前部側から後
部側に向つて上記の順で並設し、覆土兼用土入れ
装置は、土が貯留され且つ下方に開口する土貯留
用ホツパーと、コンベア正規回送時に土貯留用ホ
ツパー内の土を床土として育苗箱内に繰出し且つ
コンベア逆回送時に土貯留用ホツパー内の土を覆
土として育苗箱内に繰出す土繰出用回送体とを有
し、土繰出用回送体を土貯留用ホツパーの下方に
配設し、土繰出用回送体とコンベア間に両者を連
動させる連動機構を介装したことを特徴とするも
のである。
以下、本考案の一実施例を第1図乃至第5図の
図面に基き説明すれば、第1図は、田植機装填用
の苗を育成するに際し、その催芽籾を育苗箱1に
播種する場合に使用する播種設備2を示しており
同設備2を、覆土兼用土入れ装置3、潅水装置4
及び播種装置5を育苗箱移送用コンベア6の前部
側から後部側に向つて上記の順で並設して構成し
ている。なお、コンベア6は図示省略したモータ
により逆回送可能に駆動できるようにしている。
前記覆土兼用土入れ装置3はコンベア6上方に
土貯留用ホツパー7を有しており、同ホツパー7
を、取付フレーム8を介して、左右の支持枠9に
取付けてある。10はホツパー7の下端開口の下
方側に備えた幅広状のベルトにて例示する土繰出
用回送体で、ホツパー7の前後端側にドラム軸1
1aを介して枢支した一対の横向きドラム11間
に掛装し、該両ドラム11の後方側のドラム軸1
1aに固設したスプロケツト12と、コンベア6
前端部を巻掛けるプーリやスプロケツト等の前部
回転体13と前部軸14を介して同行回転するス
プロケツト15間に第1チエン16を巻掛けて、
回送体10をコンベア6と常時同行回送されるよ
うにしている。なお、ホツパー7の前後各壁下端
と回送体10の上部側前後各端部間には各々開口
を形成して、それらの各開口を覆土繰出口17、
床土繰出口18としているが、床土繰出口18を
覆土繰出口17よりも開口面積を大きく形成して
いる。19は前後一対の邪魔板で、ホツパー7の
前後壁と略同幅としてあり、各上端を前後各壁の
下部側内面に固設し、中途部より下端側を折曲げ
て前上り又は後上りの急傾斜として、各下端を回
送体10上部側前後端部と所定の〓間を介して対
向させてあるが、前側の〓間を後側よりも小さく
してある。20はホツパー7後方のコンベア6上
方に幅方向に横設した床土均平用回転ブラシで、
育苗箱1内横幅と略同一としてあり、この回転ブ
ラシ20を左右一対の支持アーム21の後端部間
に、ブラシ軸20aを介して回転自在に備え、こ
れら両アーム21の前端部を、ホツパー7の後部
下端両側を挿通した伝動軸22両側に枢支して、
アーム21を回転ブラシ20と共に上下方向に揺
動自在としている。なお、伝動軸22中途部はホ
ツパー7後壁と邪魔板19間を通している。ま
た、ホツパー7にはアーム21の下降限度を定め
るストツパー23を備えて、回転ブラシ20及び
アーム21が育苗箱1の移送に支障を及ぼさない
ようにしてある。そして伝動軸22の一側にはス
プロケツト24を固設して、該スプロケツト24
と後方側ドラム11のドラム軸11aに固設した
スプロケツト25間に第2チエン26を掛装し、
また、伝動軸22の他側に固設したベルト車27
と一側のブラシ軸20aに固設したベルト車28
とに伝動ベルト29を巻掛けて、回転ブラシ20
を回送体10と同行回転可能としている。30は
伝動ベルト29の上部側前部内面に接する張り車
で、該車30を後端に枢支する揺動アーム31を
ホツパー7の側壁後部側に枢支して上下方向に揺
動自在としている。32は揺動アーム31を上方
側に弾引する弾機、33は該アーム31の上昇限
度を定めるストツパーである。34は支持アーム
釣上げフツクで、ホツパー7の一側壁上部に枢支
し、一方、一側の支持アーム21には該フツク3
4を係脱する引掛部35を設けて該フツク34に
より支持アーム21を釣上げた際に、弾機32に
よりベルト29に常に接するようにした張り車3
0が、揺動アーム31のストツパー33への接当
によつてベルト29から離間するようにしてあ
る。
また、前記潅水装置4は左右の支持枠9に備え
る底付箱状カバー36を有しており、該カバー3
6の前後壁にコンベア6及び育苗箱1が通るため
の開口37を形成してある。そして、カバー36
内上部域には、水道管と連通したパイプ38を育
苗箱1の移送経路をその上方側に於いて横断する
ように備え該パイプ38に、等間隔に配置する複
数個のノズル39を交互に前後側に若干首振りさ
せた状態で下向きに備えている。40はノズル3
9群の水噴射量を調整するハンドル、41はカバ
ー36に備えた排水管である。
一方、前記播種装置5は催芽籾貯留用ホツパー
42を育苗箱1の移送経路上方側に有しており、
該ホツパー42は、左右一対宛の固定枠43及び
側枠44を介して、左右の支持枠9に備えてあ
る。45はホツパー42下端開口を閉塞するよう
に備えた催芽籾繰出供給ロールで、外周面に多数
の凹状繰出部45aを周方向等間隔に有してお
り、該ロール45をロール軸45bを介して左右
の側枠44に回転自在に支架している。そして、
両支持枠9後端に後部軸46を回転自在に横架
し、該軸46に、一方向クラツチ47を介してコ
ンベア7後端部を巻掛けたプーリやスプロケツト
等の後部回転体48を備えると共に、後部軸46
に固設したスプロケツト49と供給ロール軸45
bに固設したスプロケツト50間に第1チエン5
1を掛装している。なお、前記一方向クラツチ4
7はコンベア6逆回送時、即ち、コンベア7が第
1図の反矢示方向に回送されて、後部回転体48
が反矢示方向に回転した際に接状態となるように
してある。52は供給ロール45に摺接する繰出
供給量調整ブラシで、調整撮み53によりロール
45に対して進退調整されるものであり、54,
54は第1、第2落下案内板で、供給ロール45
により繰出された催芽籾Aを下方側へ案内する。
56は左右一対の可動枠で、両枠56の後端部側
を両固定枠43の後端部側に駆動軸57を介して
枢支して、可動枠56を上下方向に揺動自在と
し、両可動枠56の前端部間には、供給ロール4
5の下方側に位置する播種ロール58を播種ロー
ル軸58bを介して回転自在に備え、駆動軸57
に固設した2枚のスプロケツト59,60の内一
方を第1チエン51の張側に噛合わせ、他方と播
種ロール軸58bに固設したスプロケツト61間
には第2チエン62を掛装して、播種ロール58
が供給ロール45と同行回転するようにしてあ
る。前記播種ロール58の外周面には多数の凹状
繰出部58aを周方向等間隔に設け、また、ロー
ル58両側の取付鍔63には育苗箱1の前縁部に
上方から接当する4個のカム63aを周方向等間
隔に設けてある。64は両可動枠56間に渡設し
た受部材で、供給ロール45により下方へ繰出供
給された催芽籾Aを播種ロール58の外周面前部
側と共同して必要量貯留し、必要量以上の催芽籾
Aは受部材64前部側の固定樋65に溢れ出るよ
うにしてある。66は播種ロール58上部側に摺
接するオーバーラツプ量調節可能な播種量調節用
回転ブラシで、ブラシ軸66aを介して、両可動
枠56間に回転自在に備え、ブラシ軸66aに固
設したスプロケツト67を第2チエン62に噛合
わせてある。68は播種ロール58の繰出部58
aに入つた催芽籾Aを下方の播種位置まで案内す
る弯曲状の種子案内板で、その上端部と上下方向
中央部に備える支持杆69,70を可動枠56に
形成した前後方向の長孔71,72に摺動自在に
挿支して、案内板68を播種ロール58に対して
進退自在とすると共に、弾機73により案内板6
8を播種ロール側に付勢している。74は可動枠
56のストツパーピンで、可動枠58に形成した
前後孔75と固定枠43に形成した上下孔76と
に挿通してあり、可動枠56の上下動範囲は上下
孔76によつて規制される。そして、可動枠56
が下降位置にある時には、種子案内板68によつ
て育苗箱1を係止可能であり、また、ストツパー
ピン74を上下孔76上端の係合部76aに係合
させた時には、可動枠56を上昇位置で固定可能
であり、しかも、この時には播種ロール58の下
方を育苗箱1が自由に通過可能である。
上記のように構成した実施例によれば、育苗箱
1内への播種作業は、育苗箱1内に床土を入れて
床土に潅水する一次作業と、育苗箱1の床土に催
芽籾Aを播種して催芽籾Aを覆土する二次作業と
に分けて行うのである。
そして、一時作業時には、コンベア6は第1図
の矢印で示す正規方向に循環回送しておき、覆土
兼用土入れ装置3に於いては、土貯留用ホツパー
7に土を投入し、床土均平用回転ブラシ20の支
持アーム21をストツパー23に接当させてお
く。また、潅水装置4に於いては、調整ハンドル
40を開状態としておき、播種装置5に於いて
は、ストツパーピン74を上下孔76の係合部7
6aに係合させて、可動枠56を播種ロール58
等と共に上昇位置で固定しておく。
上記のようにしてから、育苗箱1を第1図に示
すようにコンベア6で前端部側から正規方向に移
送していくのであり、育苗箱1はまず覆土兼用土
入れ装置3に至る。
覆土兼用土入れ装置3に於いては、コンベア6
が正規回送されて、前部回送体13が第1図の矢
示方向に回転しており、これにより、第1チエン
16等を介して、土繰出用回送体10は第2図の
矢印で示す正規方向に回送駆動され、ホツパー7
内の土は回送体10により後方側へと連続して搬
送され、この搬送された土が後部邪魔板19及び
床土繰出口18により所定繰出量に規制されて、
床土繰出口18下方を通る育苗箱1内に床土とし
て繰出されるのである。なお、この際、前部邪魔
板19はホツパー7内の土が覆土繰出口17側へ
流出するのを防止するので、覆土繰出口17から
土が零れ出ることはない。また、床土均平用回転
ブラシ20には、後部ドラム11側から第2チエ
ン26や伝動ベルト29等を介して動力が伝達さ
れて、矢示方向に回転している。そして、床土が
入れられた育苗箱1はコンベア6により移送され
てその前縁部が回転ブラシ20に接当するのであ
るが、育苗箱1はコンベア6により移送されつつ
前縁部により回転ブラシ20を支持アーム21と
共に上昇させ、前縁部が回転ブラシ20の下方を
通過すると、回転ブラシ20及び支持アーム21
が下降し回転ブラシ20が育苗箱1内の床土に接
地して床土表面を均平するのである。なお、回転
ブラシ20の育苗箱1の後縁部の乗越えも上記同
様にして行なわれ、育苗箱1はコンベア6により
更に移送されて潅水装置4に至る。
潅水装置4に於いてはパイプ38内を通つた水
道水がノズル39から下向きに噴射されており、
育苗箱1がノズル39の下方を通ることによつ
て、育苗箱1の床土に潅水されるのである。そし
て育苗箱1は更に移送されて播種装置5に至る。
播種装置5に於いては、コンベア6が正規回送
されて、後部回転体48が第1図の矢示方向に回
転しているので、一方向クラツチ47は断状態と
なつており、後部回転体48から、後部軸46や
第1チエン51等を介して播種装置側には動力が
伝達されず。供給・播種ロール45,58は停止
している。そして、育苗箱1は床土上に播種され
ることなく、上昇位置に固定された可動枠56及
び播種ロール58の下方を通り、コンベア6後端
部に至る。
上記のようにして、育苗箱1を次々とコンベア
6により移送していくのであり、一次作業を施し
た育苗箱1はしばらくの間コンベア6後方側に積
重ねる等して放置しておき、育苗箱1の床土に潅
水した水を床土内に完全に侵透させるのである。
次に、床土内に水を完全に侵透させた育苗箱1
に対して二次作業を行うのであり、二次作業時に
は、コンベア6を第1図の反矢示方向に逆回送し
播種装置5に於いては、その催芽籾貯留用ホツパ
ー42内に催芽籾Aを投入しておきストツパーピ
ン74を上下孔76の係合部76aから離脱させ
て、可動枠56を播種ロール58等と共に上下方
向に揺動自在としておく。また、潅水装置4に於
いては、調整ハンドル40を開状態としておき、
覆土兼用土入れ装置3に於いては、支持アーム2
1を回転ブラシ20と共に釣上げフツク34によ
り釣上げておく。
上記のようにしてからコンベア6後方に積重ね
る等した育苗箱1を第1図の仮想線で示すように
コンベア6で後端部側から反矢示方向に移送して
いくのであり、育苗箱1はまず播種装置5に至
る。
播種装置5に於いては、コンベア6が逆回送さ
れて、後部回転体48が第1図の反矢示方向に回
転しているので、一方向クラツチ47は接状態と
なつており、スプロケツト49が後部軸46を介
して後部回転体48と同行回転し、これにより、
第5図に示すように、供給・播種ロール45,4
8及び回転ブラシ66が第1.第2チエン51,6
2等を介して矢示方向に回転駆動され、供給ロー
ル45は播種ロール58と受部材64間に、又播
種ロール58は下方側へ、各繰出部45a,58
aにより各ブラシ52,66によつて定められた
繰出量で催芽籾Aを一定量宛繰出すのである。そ
して、移送されてきた育苗箱1は可動枠56が下
降位置にあるので、まず、種子案内板68に接当
して一旦停止されるのであるが、播種ロール58
が矢示方向に回転しているので、その取付鍔63
に形成したカム63aが育苗箱1の前縁部に対し
て上方から接当し、播種ロール58の回転反力に
よつて可動枠56が駆動軸57廻りに上昇し始め
るので、これによつて、育苗箱1が種子案内板6
8に接当したままの状態で移送される。そして、
育苗箱1の前縁部が播種ロール58下方を通過す
ると、可動枠56が下降し、播種ロール58が床
土に接地するのであり、播種ロール58は床土上
に一定量宛催芽籾Aを播種していくのである。な
お、播種ロール58は育苗箱1の後縁部も同様に
して乗越えるのであり、育苗箱1は更に移送され
て潅水装置54に至る。
潅水装置54に於いては、調整ハンドル40を
閉じて、ノズル39からの水の噴射を停止してあ
るので育苗箱1は潅水されることなく潅水装置5
4内を通つて覆土兼用土入れ装置3に移送され
る。
覆土兼用土入れ装置3に於いては、コンベア6
が逆回送されて、前部回転体13が第1図の反矢
示方向に回転しており、これにより、第1チエン
16等を介して、土繰出用回送体10は第3図の
矢印で示す正規とは逆方向に回送駆動され、ホツ
パー7内の土は回送体10により前方側へと連続
して搬送され、この搬送された土が前部邪魔板1
9及び覆土繰出口17により所定繰出量に規制さ
れて、覆土繰出口17下方を通る育苗箱1内に覆
土として繰出され催芽籾Aが覆土されるのであ
る。なお、この際、後部邪魔板19はホツパー7
内の土が床土繰出口18側に流出するのを防止す
るので、床土繰出口18から土が零れ出ることは
ない。また、後部側ドラム11から第2チエン2
6等を介して伝動軸22には動力が伝達されてい
るが、張り車30が伝動ベルト29から離間し
て、伝動ベルト29が弛緩しているので、伝動ベ
ルト29は伝動軸22に固設したベルト車27に
より回送駆動されず、従つて、釣上げられた伝動
ベルト29及び回転ブラシ20が作業者に危険を
及ぼすことはない。
上記のようにして、一次・二次作業を行うこと
により育苗箱1内に播種できるのである。
なお、覆土兼用土入れ装置3として第6図及び
第7図に示すものを用いてもよく、この場合に
は、ホツパー7内に邪魔板を備えず、前後一対の
開閉板77をホツパー7前後各壁の両側のガイド
溝78内に上下方向に摺動自在に備えて、これら
開閉板77により覆土繰出口17と床土繰出口1
8を開閉できるようにしている。そして、ホツパ
ー7両側壁外面中央には左右一対の連動リンク7
9の中央をボルト30により枢支し、各リンク7
9の前後端部にはリンク長手方向の長孔81を形
成し、各長孔81に移動自在に挿入した連結ピン
82を各開閉板77の各側部側に枢支して、上下
方向に摺動する両開閉板77が連動リンク79等
によつて相互に他方側と反対方向に摺動するよう
にしている。なお、連動リンク79とボルト80
の頭部間には皿バネ83を介装してあり、両開閉
板77を任意の状態に固定可能としている。
上記の覆土兼用土入れ装置3に於いては、床
土・覆土繰出口18,17の一方を床土・覆土繰
出作業の各作業に対応して開閉板77により略閉
塞でき、この一方の繰出口からのホツパー7内の
土の零出を略完壁に防止できると共に、両開閉板
77による両繰出口18,17の開閉操作も連動
して容易に行なえ、しかも、開閉板77によつて
繰出口18,17の開放面積を調整することによ
り土繰出量の調整も行なえ、第2図等に示すもの
より好ましい。
なお、実施例に於いては、覆土兼用土入れ装置
に於いて、覆土繰出作業時に回転ブラシへの伝動
を断つために張り車等を用いたが、伝動軸と、該
軸に備えられて第2チエンと噛合うスプロケツト
間に一方向クラツチを介装して、上記目的を達成
するようにしてもよい。
以上実施例に詳述したように、本考案では、逆
回送可能な育苗箱移送用コンベアと;覆土兼用土
入れ装置と;コンベア正規回送時に育苗箱の床に
潅水する潅水装置と; コンベア逆回送時に育苗箱の床土上に播種する
播種装置と;から成り、覆土兼用土入れ装置、潅
水装置及び播種装置を、コンベアの前部側から後
部側に向つて上記の順で並設し、覆土兼用土入れ
装置は、土が貯留され且つ下方に開口する土貯留
用ホツパーと、コンベア正規回送時に土貯留用ホ
ツパー内の土を床土として育苗箱内に繰出し且つ
コンベア逆回送時に土貯留用ホツパー内の土を覆
土として育苗箱内に繰出す土繰出用回送体とを有
し、土繰出用回送体を土貯留用ホツパーの下方に
配設し、土繰出用回送体とコンベア間に両者を連
動させる連動機構を介装したので、下記のような
効果を奏することができる。
(a) 土入れ装置と覆土装置とを兼用したので、従
来より装置の数を一台減らすことができる。
(b) コンベア正規回送時に、育苗箱をコンベアの
前端部から移送することで、育苗箱内に床土を
入れて床土に潅水する一次作業を行うように
し、また、コンベア逆回送時に、育苗箱をコン
ベアの後端から移送することで、育苗箱の床土
に播種して覆土する二次作業を行うようにした
ので、コンベア上を育苗箱を一往復させるだけ
で、育苗箱に対する播種作業を行うことができ
て、育苗箱を別途運搬したりする必要がなく、
播種作業が容易である。
(c) 覆土兼用土入れ装置とコンベア間に、両者を
連動させる連動機構を介装したので、コンベア
装置の回送方向を切換えることにより、覆土兼
用土入れ装置を、土入れ装置又は覆土装置とし
て使用でき、覆土兼用土入れ装置自体の操作も
容易である。
(d) 潅水した水の床土内への浸透時間をコンベア
上でとらずに、一次・二次両作業の合間でとる
ようにしたから、コンベア全長を従来より短か
くでき、従つて、播種設備を設置するために、
従来のような広いスペースを必要としない。
(e) 上記(a)・(d)で述べたように、従来より装置の
数を一台減らすことができると共に、コンベア
全長も従来より短かくできるので、播種設備の
設備費を従来よりかなり低減できる。
本考案は上記各種の利点を有し、実益大であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す播種設備の全
体図、第2図及び第3図は異なる作業状態時の覆
土兼用土入れ装置等を示す断面図、第4図は第2
図の背面図、第5図は播種装置等を示す断面図、
第6図は上記実施例のものとは異なる覆土兼用土
入れ装置の要部断面図、第7図は第6図の−
線矢視断面図である。 1……育苗箱、2……播種設備、3……覆土兼
用土入れ装置、4……潅水装置、5……播種装
置、6……育苗箱移送用コンベア、A……催芽
籾。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 逆回送可能な育苗箱移送用コンベアと;覆土兼
    用土入れ装置と;コンベア正規回送時に育苗箱の
    床土に潅水する潅水装置と;コンベア逆回送時に
    育苗箱の床土上に播種する播種装置と;から成
    り、覆土兼用土入れ装置、潅水装置及び播種装置
    を、コンベアの前部側から後部側に向つて上記の
    順で並設し、覆土兼用土入れ装置は、土が貯留さ
    れ且つ下方に開口する土貯留用ホツパーと、コン
    ベア正規回送時に土貯留用ホツパー内の土を床土
    として育苗箱内に繰出し且つコンベア逆回送時に
    土貯留用ホツパー内の土を覆土として育苗箱内に
    繰出す土繰出用回送体とを有し、土繰出用回送体
    を土貯留用ホツパーの下方に配設し、土繰出用回
    送体とコンベア間に、両者を連動させる連動機構
    を介装したことを特徴とする播種設備。
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