JPH01224540A - 微細ばね - Google Patents

微細ばね

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JPH01224540A
JPH01224540A JP4801988A JP4801988A JPH01224540A JP H01224540 A JPH01224540 A JP H01224540A JP 4801988 A JP4801988 A JP 4801988A JP 4801988 A JP4801988 A JP 4801988A JP H01224540 A JPH01224540 A JP H01224540A
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JP
Japan
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wire
fine
diameter
less
tensile strength
Prior art date
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Pending
Application number
JP4801988A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaaki Yuzutori
柚鳥 登明
Masaaki Katsumata
勝亦 正昭
Yutaka Kanatsuki
金築 裕
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Publication of JPH01224540A publication Critical patent/JPH01224540A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F1/00Springs
    • F16F1/02Springs made of steel or other material having low internal friction; Wound, torsion, leaf, cup, ring or the like springs, the material of the spring not being relevant

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Measuring Leads Or Probes (AREA)
  • Springs (AREA)
  • Wire Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 C産業上の利用分野〕 本発明は、コンタクトプローブ、光センサ−。
医rM@器、カセットテープ等に採用され、これらの超
小型化に貢献する微細な巻線径を有する微細ばねに間し
、特に新規な繊維状微細金属組織を有する金属極細線を
素線として採用することにより、疲労強変、耐へたり性
の改善を図った微細ばねに関する。
〔従来の技術〕
例えばプリント回路基板の通電検査用コンタクトプロー
ブは、接触子を微細ばねで弾性状嶋に支持しておき、こ
の接触子を回路パターンの被検査部に接触させる構造に
なっている。回路パターンの微細化に伴ってこのコンタ
クトプローブも超小型化が要請されており、従って接触
子を弾性支持する微細ばねの微小化がますます要請され
る。最近では、素線径30 # 1111.巻線径15
0μm程度のものも開発されている。このような微細ば
ね用素線としては、従来、ピアノ線、ステンレス線等が
一般的に用いられている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで上記コンタクトプローブ等の機器の信頼性を向
とするためには、これに採用されている上記微細ばねの
耐久性、特に疲労強度、耐へたり性を改善する必要があ
る。そのためには、素線の引張強度を向上させることが
重要である。従来採用されているピアノ線、ステンレス
線の引張強度は、300 kcf/m”以下程度である
から、上記疲労強度を改善するには引張強度をこれ以上
に向上させる必要がある。
大発明は上記要請に応えるためになされたもので、素線
の引張強度を向上させることによって、耐久性を大幅に
改善できる微細ばねを提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、F記目的を達成するために、上記f線の
引張強度を大幅に改善できる金属miについて鋭意研究
を続け、以下の点を見出した。即ち、Fe −C−3i
−Mn系鉄基合金で、かつ針状マルテンサイト、ベイナ
イト又はこれらの混合組織からなる低温変態生成相がフ
ェライト相中に均一に分散されてなる複合金属組織を有
する線材が強加工性に優れており、このような金属Mi
織を有する線材を用いれば冷間伸線により線径160μ
−以下の極細線を容易確実に得ることができる。
そしてこのような線材を冷間伸線により加工歪4以上に
強加工すれば、上記フェライト相と低温変態生成相とが
複合してなる複合組織が一方向に延びる均一な繊維状微
細金属組織が形成され、このような金属組織を有する極
細線は引張強度が300〜600 k+y f / m
 ”と飛躍的に向上し、かつ靭性は従来のピアノ線、ス
テンレス線程度であることを見出した。
このような繊維状微細金属組織は、従来知られていない
全く新規な組織である0本発明者らは、上記繊維状微細
金属組織が上記引張強度向上の主因になっているとの観
点から、その強化メカニズムについてさらに研究を重ね
た結果、上述の如き超高強度を存する金属組織では、上
記繊維の間隔が50〜1000人であり、かつ該繊維状
をなす上記複合組織が5〜100人の超微細セルから構
成されていることを見出した。
そこで本発明は、素線を巻線径11111以下のコイル
状に巻回してなる微細ばねにおいて、上記素線が、線材
を冷間伸線により強加工してなり、該強加工により生じ
た5〜100人の超微細セルが一方向に繊維状に配列さ
れ、かつ該繊維間隔が50〜1000人である繊維状微
細金属組織を存する線径160μ−以下、引張強度30
0〜600 ktf/m”の超高強度金属極細線である
ことを特徴としている。
ここで本発明の微細ばねにおける素線用超高強度金属極
細線の製造方法についで説明する。
先ず、重量%でCF 0.01〜0.50%、Si:3
.0%以下、M n :5 、0%以下、残部Fe及び
不可避的不純物よりなる線径3.5關以下の線材を70
0〜1100℃の範囲の温度に加熱した後、冷却して(
このか加熱、冷却は複数回にわたって行ってもよい、)
、一部残留オーステナイトを含有してもよいマルテンサ
イト、ベイナイト又はこれらの混合組織からなる低温変
態生成相がフェライト相中に体積率で15〜75%の範
囲にて均一に分散されてなる複合組織を有する線材を製
造する。なお、かかる製造方法は、特開昭62−208
24号公報に記載されている。
次いでこのようにして得られた複合組織線材を冷間伸線
加工により、加工歪4以上、好ましくは5以上に強加工
し、上記フ・ニライト相と低温変態生成相とを複合化し
、金属組織として一方向に連続して延びる微細な繊維状
組織を形成させる。このように加工度を高めることによ
り、上記繊維状組織はさらに微細化し、繊維間隔は狭く
なり、ついには上述のとおり加工にて生じたセルの大き
さ。
繊維間隔がそれぞれ5〜100人、50〜1000人で
ある繊維状微細金属組織となる。なお、加工歪が4より
も小さい伸線加工によって得られた細線では、繊維状&
lI!!lの発達の中途にあってその組織が不完全であ
り、従って強度も小さい。
第8図は本発明のmalばねの素線用超高強度金属極細
線の引張強度、靭性を、従来のピアノ線等と比較したも
のであり、同図から本発明の金属極細線は、ピアノ線等
に比較して引張強度が飛躍的に向上しており、かつ靭性
はピアノ線等と同等であることがわかる。また、第9図
は上記方法により、加工歪5以上(断面減少率99.5
%)に強加工した本発明の素線用金属極細線の走査型電
子顕微鏡写真であり、一方向に連続して延びる繊維状微
細金属組織が認められる。第10図は上記繊維状&1I
v2Nを超高圧電子顕微鏡(3MV)により観察した写
真であり、内部ミクロ組織に20〜50人の超微細セル
が認められる。
次にと記製造方法における各種の条件を設定した理由に
ついて説明する。
C:本発明に係る繊維状微細金属組織、及び上記引張強
度を得るためには、Cの添加量を規制する必要があり、
実験の結果、0.01〜0.50%の範囲が適当である
ことが判明した。
Si : Si はフェライト相の強化元素としてを効
であるが、3.0%を越えて過多に添加すると変態温度
を著しく高温側にずらせ、また線材表面の脱炭が生じ易
くなるので、添加量は3.0%を上限とする。
Mn : Mnは極細線を強化するとともに、上記両相
の焼き入れ性を高める効果を有するが、5.0%を越え
て過多に添加してもこの効果が飽和するので、添加量の
上限は5.0%とする。
また、含有量を規制するのが好ましい元素、添加しても
よい元素、不可避的不純物等について説明する。
Hは、詞を脆化させる有害な元素であり、強度が高くな
るほどその影響が大きくなるので、本発明においてはH
量をI PPM以下に、特に好ましくは0.5PPMに
規制するのがよい、かかるH量の低減方法としては、溶
鋼での脱ガス処理、線材への熱間圧延及び熱処理後の冷
却制御、低温脱水素制御等の手段が有効である。
本発明では、極細線の金属組織を微細化するために、N
b 、V、Tiから選ばれた少なくとも1種の元素を添
加することができる。これらの元素はMi織の微細化の
ためには、いずれも0.005%以との添加を要するが
、過多に添加してもその効果が飽和し、かつ経済的にも
不利であるので、上限は0.5%とする。
不可避的不純物としては、S、P、N、AI。
等がある。
Sは、MnS量を少なくするために、o、oos%以下
とするのがよ(、これにより延性を一層向上させること
ができる。一方、Ca、Co等の希土類元素を添加する
ことによりMnS介在物の形状を調整することも好まし
い。
Pは、粒界偏析の著しい元素であるので、その含有量を
0.01%以下とするのが好ましい。
Nは、固溶状態で存在すると最も時効し易い元素であり
、加工由に時効して加工性を口寄したり、加工後に時効
して伸線により得られた極細線の延性を劣化させるので
、0.003%以下とするのが好ましい。
AIは、酸化物系介在物を形成し、この介在物は変形し
難いために線材の加工性を阻害するので、通常0.01
%以下とするのが好ましい、また極細線におけるSi/
AI比が大きくなるとシリケート系介在物が増大し、特
にAI量が少ない場合は急激にシリケート系介在物が増
大して、伸線性を劣化させるだけでなく、伸線して得ら
れた極細線の特性を劣化させる。従って本発明ではSi
/AN比を1000以下、特に好ましくは250以下に
するのがよい。
上記線材の複合組織において、フェライト相に占める低
温変態生成相の体積分率が15〜75%の範囲にあるこ
とを条件としたのは、以下の理由による。 15%より
小さい場合は、かかる複合組織を存する線材の冷間伸線
により160μ−以下の極111IIIを得ることがで
きるものの、得られた極細線はその金属&lImが上述
の如き繊維状微細金属組織とならず、繊維状&Il織が
不完全であり、引張強度も300 kgf/w”以下と
なる。一方、フェライト相に占める低温変態生成相の体
積分率が75%よりも多い場合は、伸線加工において線
材が断線し易く、また断線に至らず伸線できても、得ら
れた極細線は、上記15%以下の場合と同様に、微細な
繊維状組織を持たず、繊維状組織が不完全であり、引張
強度も300瞳f / m ”以下と低い。
また、上記線材における体積分率については、低温変態
生成相の形態により、つまり該相が主として針状である
か、主として塊状であるかによって、該線材の線径と体
積分率とが規制される。なお、ここで針状(elong
ated又はactcular)とは粒子が方向性を有
することをいい、塊状(globular)とは粒子が
方向性を有しないことをいう。
即ち、低温変態生成相の、80%以上が針状である場合
は、低温変態生成相の体積分率は50%以下、線径は3
.5fl以下とし、一方80%以上が塊状である場合は
、体積分率は50%以下、線径は2.On以下とする必
要がある。また、低温変態生成相が針状と塊状の混合&
I織である場合は、体積分率は75%以下、線径は3.
51以下にする必要がある。なお、線材が有するべき線
径の下限は、特に限定されるものではないが、現状の加
工技術からみて、通常0.3mmである。
〔作用〕
本発明に係る微細ばねによれば、素線に採用した金属極
細線は、冷間伸線の強加工により生じた5〜100人の
加工セルが一方向に繊維状に配列され、かつ該繊維間隔
が50〜1000Åの繊維状微細金属組織を形成してお
り、上述の強化メカニズムで説明したように、300〜
600 klrf/m”の超高強度を有する。従って、
微細ばねの弾性限度が向上して疲労強度、耐へたり性が
改善され、耐久性が大幅に向上する。
また、本発明の金属極細線は、伸線工程において各種の
金属めっきを施すことが容易であり、該めっきの種類に
より、例えば耐蝕性の向E+’L電性の付与、自己潤滑
性の付与等各種の効果が得られる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図について説明する。
第1図及び第2図は本発明の一実施例による微細ばねを
説明するための図である。
図において、lはプリント回路基板の通電検査用コンタ
クトプローブであり、これは筒状の本体2の先端部に接
触子3を進退自在に配設するとともに、該接触子3を微
細ばね4で弾性的に支持して構成されている。
上記微細ばね4は、線径160μm以下で、外表面にN
iめっきが施された素線を巻線径111111以下のコ
イル状に巻回してなるものである。この素線は、重量%
でC: 0.01〜0.50%、S i:3.0%以下
、Mn:5.0%以下、残部Fe及び不可避的不純物よ
りなる線径2.51以下の線材を冷間伸線により線径1
60μm以下に強加工して製造したものであり、該強加
工により生じた加工セルが一方向に繊維状に配列された
繊維状微細金属&lI織を形成しており、かつ上記加工
セルの大きさ、繊維間隔がそれぞれ5〜100人、50
〜Iooo人であり、さらに強度が300〜600 k
rf/m”である超高強度金属極細線である。
このように太実施例のコンタクトプローブlでは、微細
ばね4用素線の引張強度が300〜600 kgf/m
”と従来の高炭素鋼線(ピアノ線)に比較して飛躍的に
向上しているので、その耐久性を大幅に向上できる。こ
の点については、後述の実験例1〜4で詳述する。
まず、本発明の線径160μm以下で、引張強度300
〜600 kirf/m”の金属極細線を製造した実験
例について説明する。
l狙斑上 先ず、第1表に示す化学組成を有し、第2表に示す線径
0.9〜2.5fiの線材を、890℃の温度にて連続
加熱、焼き入れし、ついで810℃連続加熱。
冷却して、いずれもフェライト相と、一部に残留オース
テナイトを含むマルテンサイト相との2相組織を有する
複合組織線材を得た。そしてこの複合組織線材を冷間伸
線加工により、第2表に示す線径の極細線に線引きした
。この第2表において、鋼番号1〜9が本発明の素線用
金属極細線として採用できるものである。なお、比較の
ため、第1表の鋼番号10に示す化学組成の線材を、鉛
パテンテイングと伸線を4回繰り返して高炭素鋼ピアノ
極細線を得た。これらのj!js線の引張強度を測定す
るとともに、超高圧電子顕微鏡(3MV)により金属組
織を観察した。
結果を第2表に示す、この表でも明らかなように、繊維
間隔は90〜650人、セルサイズは20〜90人、引
張強度は330〜538 k+rf/mm2であり、引
張強度が従来方法による比較例の318 ktf/1m
”より大幅に向上しているのがわかる。また、この場合
、加工度が高くなるほど、繊維間隔が狭く、かつセルサ
イズが小さくなっており、これに伴って引張弛度が向上
している。
l豆炭1 重量%で、C:0.18%、  S i:o、9%、 
M n : 1 、5%、S:0゜002%、  N:
0.002%、  A 1 :0.003%なる化学組
成を有する線径2.5flの線材を900℃で再加熱焼
き入れし、続いて8120℃に加熱、11整冷却してフ
ェライト相と低温変態生成相とを複合組織化させ、かつ
低温変態生成相の形態を主として針状とし、その体積分
率を35%とした。この線材を湿式連続伸線により、線
径100,50.25 μ麟の極細線を得た。この極細
線の特性を測定するとともに、超高圧電子顕微鏡(3M
V)により金属組織を観察した。また、比較のためにピ
アノ線(0,82%C)、ステンレス線(505304
) 、 7 モル77ス線(Fe −3i−B系)、タ
ンゲス線及びアラミド線についても同様の測定を行った
結果を第3表に示す。同表からも明らかなように、本発
明における金属極細線は、300 kirf/m”以上
の引張強度を有し、また、靭性に冨んでいる。
また本発明の極i+lil線は、伸線方向に延びる均一
繊維状組織を有し、その繊維間隔は100〜200人で
あり、セルサイズは30〜90人であった。
さらに、本発明の素線用金属極1a線について、高温環
境下保持後の強度変化、引張破断部1及び曲げ加工部の
性状、疲労特性、応カリクラセージタン特性についても
測定した。
第3図は、上記第3表に示した50μmの極細線を、大
気中で室温〜450℃の温度に30分加熱後、引張強度
を測定した結果を示す(曲線A)、なお、ピアノ線(1
00μm )+アモルファス&1(50μm ) ニつ
いても同条件下で測定した結果を示している(曲線B、
C)、この図からも明らかなように、本発明の極&I線
は400℃まで強度低下は全く認められない。
第4図、第5図はそれぞれ上記第3表に示した50μ−
の極細線の引張破断部の拡大図1曲げ加工部の拡大図で
ある。第4図から明らかなように、大きく絞られた後破
断しており(この場合の破断絞り率は50%以上)、ま
た第5図から明らかなように、曲げ(キンク)変形後に
おいてもクランクは生じておらず、これらの点から靭性
に冨んでいることが理解できる。
第6図は上記第1表に示した100μ−の極細線につい
てハンター疲労試験による疲労特性をを示す。疲労限界
強度(10’回評価)の引張強度に対する比率(強度比
)は0.38と優れた耐疲労性を示している。また、第
7図は同様の条件で製造した線径60μmの極細線の、
引張強度の85%の初期応力を負荷した場合の応力リラ
クセーシぢン特性を示しており、応力ロスは2%以下で
ある。この第6図、第7図から、大発明の素線用金属極
細線は、動的、静的(繰り返し1変動)応力負荷での高
い信頬性を有することが明らかである。
次に、本発明の微細ばね゛の耐久性を確認するために行
った耐久試験結果について説明する。
l慧炭ユ 重量%でC:0.16%、S i:o、5%、M n 
: 1 、5%、残部Fe及び不可避的不純物よりなる
線材から上記実験例1で説明した方法により線径100
μl1m。
引張強度340kIrf/lll1tの素線を製造し、
これから巻線径I Iwll、有効巻数20.5の本発
明微細ばねを形成した。また比較のために、5US30
4からなる線径100 p mm、引張強度210 k
gf/+wn” (7)素線ニヨリ同一の比較例微細ば
ねを形成した。
この両微細ばねにより、最大応力τ、□−70kgf/
ms”で疲労試験を、また締めつけ応力120 kgf
/+w+s” 、250度×500時間のへたり試験を
行った。その結果、10’回応力振幅疲労限度は本実施
例ばねは比較例ばねの1.44倍であり、残留剪断歪み
は1710以下であった。このことから、本発明の微細
ばねは従来の微細ばねに較べて疲労強度、耐へたり性と
もに優れていることが理解できる。
2簾■土 また、上記実験例3と同一化学組成の線材から80μm
、引張強度360 kgf/mar” 、 Niめっき
付きの本発明側素線と、ピアノ線(SWP−B)からな
る線径80μ−―、引張強度290にぎr/Iag”の
素線について、ばね成形時の潤滑性について比較実験し
たところ、本発明例の素線は比較例に較べて成形性に優
れていた。
〔発明の効果〕
以上のように本発明に係る微細ばねによれば、素綿とし
て、5〜100人の加工セルが繊維状に配列され、かつ
該繊維間隔が50〜1000人の超微細粒金属組織を形
成する線径160μ−以下、引張強度300〜6001
gf/m”の超高強度金属極細線を採用したので、従来
のピアノ線製微細ばねに比較してその耐久性を大幅に向
上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の一実施例による微細ばねを
説明するための図であり、第1図は微細ばねの側面図、
第2図は該微細ばねを採用したコンタクトプローブの断
面側面図、第3図ないし第1O図は本発明の素線用金属
極細線の特性を説明するための図であり、第3図は高温
環境下保持後の強度変化を示す特性図、第4図は引張破
断部の拡大図、第5図は曲げ加工部の拡大図、第6図は
疲労特性を示す図、第7図は応力リラクセーシツ、ン特
性を示す図、第8図は引張強度、靭性の特性図、第9図
、第10図は本発明の素線用金属極細線の金属&lIm
を示す顕微鏡写真である。 図において、lはコンタクトプローブ、4は微細ばねで
ある。 特許出願人  株式会社 神戸製鋼所 代理人    弁理士 下 市  努 第1図 第2図 第3図 第。図        第5図 1o、a’m                   
 10M宗第6図 第7図 応力負荷時間 (hour) 第8図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)素線を巻線径1mm以下のコイル状に巻回してな
    る微細ばねにおいて、上記素線が、線材を冷間伸線によ
    り強加工してなり、該強加工により生じた5〜100Å
    の超微細セルが一方向に繊維状に配列され、かつ該繊維
    間隔が50〜1000Åである繊維状微細金属組織を有
    する線径160μm以下、引張強度300〜600kg
    f/mm^2の超高強度金属極細線であり、かつ外表面
    に耐蝕めっきが施されていることを特徴とする微細ばね
JP4801988A 1988-02-29 1988-02-29 微細ばね Pending JPH01224540A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06346934A (ja) * 1993-04-16 1994-12-20 Shinko Kosen Kogyo Kk 発色性ばね用鋼材、ばね製品およびばね製品の製造方法
JP2015143391A (ja) * 2013-12-27 2015-08-06 株式会社神戸製鋼所 高強度ばね用圧延材及びこれを用いた高強度ばね用ワイヤ

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