JP2002194496A - ばね用鋼線、ばね及びその製造方法 - Google Patents
ばね用鋼線、ばね及びその製造方法Info
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Abstract
によって高い耐疲労性、耐腐食疲労性を得ることができ
るばね用鋼線とその製造方法ならびにばねを提供する。 【解決手段】 化学成分として、質量%でC:0.4〜1.
0、Si:0.1〜2.5、Mn:0.2〜1.2、Cr:0.5〜1.2を含有
し、残部がFe及び不可避不純物からなる成分を持つ。主
に焼入れ焼戻しを行って得られる焼戻しマルテンサイト
組織を有する。そして、このマルテンサイト結晶内の炭
化物形状が平均アスペクト比で3.0以上である。結晶粒
内の炭化物を針状に析出させることで、炭化物は強化繊
維の役割を果たして、その結晶粒を非常に強固で靭性を
持ったものとし、耐疲労性の向上を図る。
Description
や自動車部品に用いられる耐疲労性に優れた圧縮、引張
コイルばね、ならびに線ばねなどに使用される焼戻しマ
ルテンサイト組織を有するばね用鋼線およびその製造方
法に関するものである。
ね部品素材として、Si-Cr鋼を主体とする高強度オイル
テンパー線が用いられてきた。近年、地球環境問題の高
まりに対応した、エンジンの低燃費化、高効率化への要
望に応えるため、動弁系機構や縣架ばねユニットの省重
量化、省スペース化が行われている。その結果として、
ばねの小型化、即ちばね用鋼線の高強度化が進む傾向に
ある。オイルテンパー線は耐疲労性も高く、ばね用鋼線
として優秀なものであるが、更に耐疲労性や耐腐食疲労
性を高める必要がある。
て、例えば特開平5-320826号や特開平5-331597号公報の
ように、V,Nb,Wなどの炭化物生成元素を添加させるこ
とで、焼入れ加熱時の炭化物析出による結晶粒粗大化抑
制が行われている。しかしながら、これらの炭化物は旧
オーステナイト結晶粒の結晶粒界に析出し、焼戻し時に
マルテンサイト結晶粒内に析出する炭化物量を減少さ
せ、結晶の強度を低下させるため、当初期待するほどの
効果は得られない。また、結晶粒界に存在することで、
耐腐食疲労性に悪影響を及ぼす。
V量と焼入れ条件を特定することで、結晶粒度(JIS)を10
以上(結晶粒径は平均で12μm)とすることで、耐疲労性
を向上させるとあるが、結晶粒径を小さくするだけで、
飛躍的な強度と靭性の向上は期待できない。なお、「結
晶粒径(n)」は1mm2内にb個の結晶粒(本発明の場合に
は旧オーステナイト粒)が存在するという下式の規定に
より、「結晶粒径(d=単位μm)」とは下記の関係が成
り立つ。
組織中の残留オーステナイト相の体積率を低減し、焼入
れ時の未固溶炭化物の組織内密度を均一に低減させるこ
とで、靭性低下抑制効果を実現しているが、材料そのも
のの母相を強化するものではなく、耐疲労性向上効果は
少ない。
来の技術は、いずれも結晶粒微細化や組織に散在する残
留オーステナイト相や未固溶炭化物の低減を行うことで
目的とする耐疲労性向上を図ったものであり、母相マル
テンサイトの結晶粒の強化を積極的に図ったものではな
い。
サイトの結晶粒強化を行うことによって高い耐疲労性、
耐腐食疲労性を得ることができるばね用鋼線とその製造
方法ならびにばねを提供することにある。
ト結晶内の炭化物形状を所定の針状に特定することで上
記の目的を達成する。
として、質量%でC:0.4〜1.0、Si:0.1〜2.5、Mn:0.2
〜1.2、Cr:0.5〜1.2を含有し、残部がFe及び不可避不
純物からなる成分を持ち、主に焼入れ焼戻しを行って得
られる焼戻しマルテンサイト組織を有し、マルテンサイ
ト結晶内の炭化物形状が平均アスペクト比で3.0以上で
あることを特徴とする。
長径が0.1μm以上であることが好ましい。
〜0.50、V:0.05〜0.50、W:0.05〜0.15、Nb:0.05〜0.
15、Ti:0.01〜0.20のうち1種以上を含有することが好
適である。その他の化学成分として、質量%で、Ni:0.
02〜1.00、Co:0.02〜1.00、Cu:0.02〜1.00を含有する
ことも望ましい。
ステナイト結晶粒(旧オーステナイト結晶粒)の平均結
晶粒径が1.0〜18.0μmとすることが好ましい。さらに好
ましい平均結晶粒径の範囲は1.0〜7.0μmである。この
結晶粒径は、焼入れ後の粒径であるが、焼戻し後もほぼ
同じ粒径のまま残る。
下であることが好適である。
いて作製されたことを特徴とする。
入れ時および焼戻し時の加熱を昇温速度50〜2000℃/s
(℃/秒)で行い、保持時間を0.5〜30s(秒)で行うこ
とを特徴とする。
粒内炭化物は、非常に硬いため、結晶粒を強化するのに
有効である。しかし、これが球状あるいは粒状であると
き、圧縮応力あるいは引張応力またはせん断応力が繰り
返しかかると、その弾性限やヤング率の違いから炭化物
/母相の境界にクラックを生じ、破壊の原因となる。ま
た、疲労によって生じたすべり帯が容易に結晶粒内に発
生し、結果としてすべり帯の集中が起きやすく、疲労破
壊の起点となり易い。
述のように、マルテンサイトラス内に針状に析出させる
ことで、炭化物は強化繊維の役割を果たし、その結晶粒
を非常に強固で靭性を持ったものとし、耐疲労性の向上
を図った。
び成分範囲を限定する理由並びに製造条件の特定理由を
述べる。
を決定する重要な元素であるが、0.4%未満では十分な
強度が得られず、逆に1.0%を越えると靭性が低下し、
更に鋼線の疵感受性が高くなり信頼性が低下するため、
C含有量を0.4〜1.0%とした。
脱酸剤として使用される。またフェライト中に固溶し、
強化する効果も合わせ持つ。但し、過度の添加は靭性の
欠如を招き、熱間加工性の低下や熱処理による脱炭の助
長、そして、ばね加工時の折損の原因となり易いため、
脱酸効果を持たせるために0.1%以上、靭性欠如を防止
するために2.5%以下とした。
精錬時の脱酸剤として使用され、鋼の焼入性を向上さ
せ、鋼中のSを固定してその害を阻止する。但しMnは線
材の中心偏析を生じ易くする元素でもあり、熱間圧延後
のパテンティング処理時に中心偏析箇所にマルテンサイ
トを生じ、著しく線引き加工時の断線率を増加させる。
そこで脱酸作用を持つ下限として0.2%以上、靭性劣化
を招かない範囲として上限を1.2%とした。
焼入性を向上させ、かつ熱間圧延後のパテンティング処
理により靭性を付与し、焼入れ後、焼戻し時の軟化抵抗
を高め、高強度化に有効な元素である。0.5%未満では
その効果が少なく、逆に、1.2%を越えると炭化物の固
溶を抑制し、強度の低下を招くとともに、焼入性の過度
の増加となって靭性の低下をもたらすためである。
炭化物を形成し、軟化抵抗を増大させる元素であるが、
0.05%未満ではその効果が少なく、0.50%を越えると伸
線加工性を低下させるため、含有量をMo:0.05〜0.50%
とした。
0質量%)W,Nb,Vも焼戻し時に鋼中に炭化物を形成
し、軟化抵抗を増大させる効果がある。但し、いずれも
0.05%未満ではその効果を発揮し得ない。逆に、Vでは
0.50%、W,Nbでは0.15%を越えるといずれも焼入れ加
熱時に炭化物を多く形成し、靭性の低下を招くため、含
有量をそれぞれV:0.05〜0.50%、W:0.05〜0.15%、N
b:0.05〜0.15%と定めた。
鋼中に炭化物を形成し、軟化抵抗を増大させる効果があ
る。但しTiは高融点非金属介在物であるTiOを生成す
る。故に精錬時の条件設定などが重要である。軟化抵抗
向上効果が期待できる量として0.01%以上、炭化物、介
在物の過度の増加による靭性劣化を考慮して0.20%以下
とした。
o,Cuはオーステナイト生成元素であり、Ni,Co,Cu添
加によってMs点を大きく低下させ、残留オーステナイト
を生じ易くする材料である。残留オーステナイトの増加
は、鋼線の硬度を低下させる作用を持つが、逆にSiによ
る固溶強化やMo,W,Nb,V,Tiといった炭化物析出元素
で強化された鋼線に靭性を持たせる効果を持つ。またNi
は塩水腐食環境において、Cl元素の侵入を阻止する役割
も持つ。靭性向上効果を持つ最低限度として0.02%、硬
度低下を招かない上限として1.00%とした。
0.1μm以上)アスペクト比が3以上である細長い針状の
炭化物を形成することで、炭化物は強化繊維の役割を果
たし、非常に強固で靭性を持った材料とできるからであ
る。また、炭化物の長径が0.1μm以上のものであれば、
強化繊維の役割を効果的に果たしやすいからである。
μm)上記の粒内炭化物を有する鋼線は、旧オーステナ
イト結晶粒径が1.0〜18.0μmであるとき、さらに耐疲
労性に優れる。これは結晶粒の強化を行い、金属組織を
微細化することで高強度と高靭性を両立させた材料がは
じめて得られることに起因する。結晶粒径は18.0μm以
下としたとき微細化効果が現れるが、更に7.0μm以下と
するとき、その微細化による強化の効果は著しい。但
し、結晶粒径1.0μm未満の時、熱処理による未固溶炭化
物の除去が非常に困難となるため、下限を1.0μm以下と
した。18.0μmを越える場合は、疲労限が低く、かつ靭
性も低下しやすいという問題がある。
張り強さは、1300MPa以上2800MPa以下であるとき、ばね
用鋼線として特に優れた性能を発揮する。この値は、ば
ねとしてコイリングするときに最低限必要な引張り強さ
として1300MPa以上、コイリング時に折損しない靭性を
持たせるために2800MPa以下とした。
つ本発明鋼線を得るには、極めて短時間の焼入れ・焼戻
し加熱が有効で、中でも短時間の焼戻し加熱が有効であ
る。長時間の加熱は粒内炭化物の球状化、粗大化を引き
起こす。また、この製造条件は、所定の旧オーステナイ
ト結晶粒径を実現するためにも必要である。そこで、鋼
線のサイズにもよるが、焼入れおよび焼戻し時の昇温速
度を50〜2000℃/sとし、保持時間を0.5〜30sとしたと
き、粒内炭化物を効果的に針状化、微細化することがで
きる。焼入れの好ましい加熱温度は800〜1150℃程度、
焼戻しの好ましい加熱温度は250〜550℃程度である。さ
らに、焼入れ時の昇温速度を50〜2000℃/sとすること
で、酸化スケールを低減することができ、それに伴って
高い疲労強度を得ることができる。
する。 (試験例1) 表1に示す実施例であるサンプルA,B,
C,D,E,F,L,M,N,O,P,Q,Rと、比較例であるサ
ンプルG,H,I,J,Kについて鋼を真空溶解炉にて溶製
し、熱間鍛造、熱間圧延により直径6.5mmの線材を作製
した。 この線材を熱処理、皮剥、冷間伸線により直径
4.0mmに加工した。さらにこれらに焼入れ加熱温度を100
0℃として焼入れ、450℃で焼戻し処理を施してオイルテ
ンパー線を得た。 表1に得られた試料の化学成分、粒
内炭化物平均アスペクト比、旧γ粒結晶粒径および室温
での引張り強さを示す。
で薄膜を作り、更にエッチングを行ってTEM(Transmiss
ion Electron Microscope)で観察し、TEM写真からマ
ルテンサイト結晶粒内に析出した粒内炭化物のアスペク
ト比を実際に測定した。アスペクト比は粒内炭化物の長
径/短径で求める。参考までに、本発明実施例であるサ
ンプルAのTEM観察写真を図1に、比較例であるサンプル
GのTEM観察写真を図2に示す。
している。図1、2からわかるように、サンプルAのマル
テンサイト結晶粒内炭化物の長径は平均で0.1μm以上あ
った。これに対して、サンプルGのマルテンサイト結晶
粒内炭化物は平均で0.1μm未満であり、形状もほぼ球状
であった。なお、他の実施例であるサンプルB〜Fも同様
にマルテンサイト結晶粒内炭化物の長径は平均で0.1μm
以上であり、他の比較例H〜Kのマルテンサイト結晶粒内
炭化物も平均で0.1μm未満であり、形状もほぼ球状であ
った。
粒内に析出した粒内炭化物の平均アスペクト比が異な
る。実施例では平均5.0〜7.0としたのに対し、比較例で
は1.0〜4.0としている。アスペクト比を変える方法とし
ては、焼き入れおよび焼戻し加熱の昇温速度と保持時間
とを制御することが挙げられる。保持時間とは、焼入れ
又は焼戻しの加熱を開始してから冷却を開始するまでの
時間である。
℃、昇温速度1000℃/s、保持時間を1.0sとした。これに
対し、比較例では、焼戻し加熱を、加熱温度450℃、昇
温速度30℃/s、保持時間を40sで行った。
鋼線横断面における旧オーステナイト平均結晶粒径が3
μm程度のもの(サンプルE)、5μm程度のもの(サンプ
ルD,F,J)、10μm程度のもの(サンプルA,B,C,G,H,I,L
〜R)並びに20μm程度のもの(サンプルK)の4種類を得
た。各種類ごとの焼入れ時の加熱温度、昇温速度および
保持時間は次のとおりである。 粒径3μm程度:加熱温度870℃、昇温速度500℃/s、保
持時間2s 粒径5μm程度:加熱温度900℃、昇温速度500℃/s、保
持時間2s 粒径10μm程度:加熱温度1000℃、昇温速度500℃/s、保
持時間2s 粒径20μm程度:加熱温度1100℃、昇温速度500℃/s、保
持時間2s
調べてみた。その結果、いずれの実施例も酸化スケール
量が10g/m2以下と少なくなっていることがわかった。ま
た、いずれのサンプルも室温での引張り強さは2000MPa
程度であり、ほぼ同一の強度の材料を得た。そこで、ば
ね加工後のひずみ取りテンパーを想定して、400℃×30
分のテンパーを行った。
canning Electron Microscope)で観察の結果、線表
面の脱炭、酸化皮膜、金属組織内の未固溶炭化物は存在
しないことを確認して評価に移った。
労試験機にかけた結果を表2に示す。試験はひずみ一定
で試料に応力をかけ、繰り返し回数1×107回で折損の
なかった振幅応力をとった(n数=8)。
が向上することがわかった。特に、C、Si、Mn、Cr、V以
外の化学成分の含有に伴う疲れ強さについて考察して見
ると、サンプルC,F,IおよびM〜Rの比較から明らかなよ
うに、Mo,V,W,Nb,Tiといった炭化物生成元素添加に
より析出強化が行われ、Ni,Co,Cuといったオーステナ
イト生成元素添加により靭性向上が図られていることが
わかる。
用いて腐食疲労試験を行った。図3は腐食疲労試験の概
略説明図である。この図に示すように、まず塩水噴霧を
行い、続いて回転曲げ疲労試験を行って、さらに恒温恒
湿槽放置を行う。これら一連の試験を1日当たり1サイ
クル行い、折損するまで繰り返した。いずれも試験前に
ばね加工後のひずみ取りテンパーを想定して、400℃×3
0分のテンパー処理を行っている。
状を制御することで、耐腐食疲労性も大きく向上するこ
とが確認できた。さらにNiのような耐腐食疲労性向上に
寄与するといわれる元素を添加するとき、粒内析出炭化
物形状を制御することで、相乗効果を持つことが確認で
きる。これは金属組織内の炭化物が球状化粗大化させな
いことで、粒界への余分な炭化物析出を制御した結果、
高い耐腐食性を示したものと考えられる。
線およびばねは、母相マルテンサイトの結晶粒強化を粒
内析出炭化物の形状制御を行うことによって高い耐疲労
性、耐腐食疲労性を得ることが可能である。更にMo,
V,W,Nb,Tiといった炭化物生成元素添加による析出強
化を行い、Ni,Co,Cuといったオーステナイト生成元素
添加による靭性向上や耐食性向上を行うことで、従来鋼
線では得られない高い靭性と耐食性を得ることができ
る。本発明の鋼線を用いることで、弁ばね、縣架ばねな
どに要求される高疲労強度ばね、もしくは耐腐食疲労ば
ねを得ることができる。
Claims (9)
- 【請求項1】 化学成分として、質量%でC:0.4〜1.
0、Si:0.1〜2.5、Mn:0.2〜1.2、Cr:0.5〜1.2を含有
し、残部がFe及び不可避不純物からなる成分を持ち、 主に焼入れ焼戻しを行って得られる焼戻しマルテンサイ
ト組織を有し、 このマルテンサイト結晶内の炭化物形状が平均アスペク
ト比で3.0以上であることを特徴とするばね用鋼線。 - 【請求項2】 マルテンサイト結晶内の炭化物の長径が
0.1μm以上であることを特徴とする請求項1に記載のば
ね用鋼線。 - 【請求項3】 さらに化学成分として、質量%でMo:0.
05〜0.50、V:0.05〜0.50、W:0.05〜0.15、Nb:0.05〜
0.15およびTi:0.01〜0.20よりなる群から選択される1
種以上を含有する請求項1または請求項2に記載のばね用
鋼線。 - 【請求項4】 さらに化学成分として、質量%でNi:0.
02〜1.00、Co:0.02〜1.00およびCu:0.02〜1.00よりな
る群から選択される1種以上を含有する請求項1〜3のい
ずれかに記載のばね用鋼線。 - 【請求項5】 鋼線横断面の焼入れ後におけるオーステ
ナイト結晶粒(旧オーステナイト結晶粒)の平均結晶粒
径が1.0〜18.0μmであることを特徴とする請求項1〜4の
いずれかに記載のばね用鋼線。 - 【請求項6】 鋼線横断面の焼入れ後におけるオーステ
ナイト結晶粒(旧オーステナイト結晶粒)の平均結晶粒
径が1.0〜7.0μmであることを特徴とする請求項5に記載
のばね用鋼線。 - 【請求項7】 引張強さが1300MPa以上2800MPa以下であ
ることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のばね
用鋼線。 - 【請求項8】 焼入れ時および焼戻し時の加熱を昇温速
度50〜2000℃/sで行い、保持時間を0.5〜30sで行うこと
を特徴とするばね用鋼線の製造方法。 - 【請求項9】 請求項1から7のいずれかに該当する鋼線
を用いて作製したことを特徴とするばね。
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JP2000401029A JP3633866B2 (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | ばね用鋼線、ばね及びその製造方法 |
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