JPH01223267A - 膜屋根付大空間建築物の屋根表面の除雪方法 - Google Patents
膜屋根付大空間建築物の屋根表面の除雪方法Info
- Publication number
- JPH01223267A JPH01223267A JP4885888A JP4885888A JPH01223267A JP H01223267 A JPH01223267 A JP H01223267A JP 4885888 A JP4885888 A JP 4885888A JP 4885888 A JP4885888 A JP 4885888A JP H01223267 A JPH01223267 A JP H01223267A
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- hot air
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Landscapes
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Tents Or Canopies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 ・
この発明は、多雪地域に建設されるスポーツ施設等の膜
屋根付大空間建築物の屋根表面の除雪方法に関するもの
である。
屋根付大空間建築物の屋根表面の除雪方法に関するもの
である。
最近では、多雪地域でもスポーツ施設や集会所等として
、膜屋根付大空間建築物が建設される場合が多い。
、膜屋根付大空間建築物が建設される場合が多い。
しかし、多雪地域に膜屋根付大空間建築物を建設する場
合には、屋根表面の除雪対策が大きな課題になる。
合には、屋根表面の除雪対策が大きな課題になる。
従来この種の建物に於ける屋根表面の除雪対策として、
屋根を二重膜構造とし、上下膜の間に温風を通す方法が
一般的に行われているが、この種の方法は、単に膜屋根
表面の融雪を目的とするだけで、人為的手段によって、
積極的に除雪を図る試みは、何ら行われていない。
屋根を二重膜構造とし、上下膜の間に温風を通す方法が
一般的に行われているが、この種の方法は、単に膜屋根
表面の融雪を目的とするだけで、人為的手段によって、
積極的に除雪を図る試みは、何ら行われていない。
また、単に温風を送るだけでは、上手く膜表面の雪を滑
らせ、除雪出来ないことが、当用願人のこれまでの実験
により立証されている。これは、雪が温められ溶けても
、融雪水は、雪と膜の境界面に溢れないで雪の中に一部
浸み込むと同時に勾配屋根を流れてしまうからである。
らせ、除雪出来ないことが、当用願人のこれまでの実験
により立証されている。これは、雪が温められ溶けても
、融雪水は、雪と膜の境界面に溢れないで雪の中に一部
浸み込むと同時に勾配屋根を流れてしまうからである。
この発明は、このような事情に鑑みて提案されたもので
、膜屋根表面の雪を積極的に、しかも速やかに除雪する
ことが出来る膜屋根付大空間建築物の屋根表面の除雪方
法を提供することを目的とするものである。
、膜屋根表面の雪を積極的に、しかも速やかに除雪する
ことが出来る膜屋根付大空間建築物の屋根表面の除雪方
法を提供することを目的とするものである。
この発明は、膜屋根付火“空間建築物の屋根表面の除雪
方法に関するもので、屋根骨組の側面部に複数個の温風
の吹出口を有する上弦材間に膜を張り付けてなる膜屋根
付大空間建築物の屋根において、降雪と同時、もしくは
膜表面に一定量積雪した後、前記吹出口より温風を膜面
に直接当たらないように吹き出して前記膜を溶かすこと
により、若しくは屋根表面の雪の下側部分をジャーベッ
ト状に溶かすことにより、膜表面に水膜を形成し、続い
て、温風の送風を止めて前記水膜もしくはシャーベット
状部分を完全に氷結させ、続いて、前記氷結した上に一
定量積雪した後、前記吹出口より温風を送風して前記膜
を再び加熱することにより前記氷結した部分を溶かし、
膜表面の雪を滑雪させ除雪することを特徴とする。
方法に関するもので、屋根骨組の側面部に複数個の温風
の吹出口を有する上弦材間に膜を張り付けてなる膜屋根
付大空間建築物の屋根において、降雪と同時、もしくは
膜表面に一定量積雪した後、前記吹出口より温風を膜面
に直接当たらないように吹き出して前記膜を溶かすこと
により、若しくは屋根表面の雪の下側部分をジャーベッ
ト状に溶かすことにより、膜表面に水膜を形成し、続い
て、温風の送風を止めて前記水膜もしくはシャーベット
状部分を完全に氷結させ、続いて、前記氷結した上に一
定量積雪した後、前記吹出口より温風を送風して前記膜
を再び加熱することにより前記氷結した部分を溶かし、
膜表面の雪を滑雪させ除雪することを特徴とする。
以下、この発明に係る膜屋根付大空間建築物の屋根表面
の除雪法を図示する実施例によって説明する。
の除雪法を図示する実施例によって説明する。
この発明に係る除雪方法では、建物の屋根は、第2図及
び第3図に図示するような構成になっている。
び第3図に図示するような構成になっている。
第1図は、実際の建物の屋根全体を示す斜視図であり、
第2図は、屋根の構造を示す実験装置の斜視図、第3図
は、その断面図である。
第2図は、屋根の構造を示す実験装置の斜視図、第3図
は、その断面図である。
以下、その詳細を説明すると、図中、番号1は、上弦材
、番号2は、東部材でそれそぞれ屋根骨組を構成する構
造体の一部になっている。
、番号2は、東部材でそれそぞれ屋根骨組を構成する構
造体の一部になっている。
上弦材1.1には、鋼管が使用され、その側面部には、
吹出口3.・・・が、上弦材1.1の長手方向に一定間
隔おきに形成され、この吹出口3、・・・より後述する
膜4の内側面に沿って略平行な方向に温風が吹き出せる
構成になっている。
吹出口3.・・・が、上弦材1.1の長手方向に一定間
隔おきに形成され、この吹出口3、・・・より後述する
膜4の内側面に沿って略平行な方向に温風が吹き出せる
構成になっている。
また、吹出口3.・・・は、温風が膜4に直接当たらな
いように膜4と平行な方向を向(ように形成されている
。
いように膜4と平行な方向を向(ように形成されている
。
番号4は膜であって、この膜4によって屋根面全体が覆
われている。
われている。
膜4は、上弦材1.1に固定され、かつ中央部が押さえ
ケーブル5によって上より下方に押さえ付けられ、これ
によって膜4は、左右上弦材1.1間に断面路V字状に
張りつけられ、その結果、左右上弦材1.1間には、上
弦材l。
ケーブル5によって上より下方に押さえ付けられ、これ
によって膜4は、左右上弦材1.1間に断面路V字状に
張りつけられ、その結果、左右上弦材1.1間には、上
弦材l。
■の全長に渡って滑雪溝6が形成され、滑雪し易いよう
になっている。
になっている。
又、第2図及び第3図に示す実験建家では、屋根全体の
屋根傾斜を任意の角度(0〜45度程度)に変更出来る
構成になっている。
屋根傾斜を任意の角度(0〜45度程度)に変更出来る
構成になっている。
続いて、この発明に係る除雪方法について説明する。
■ 膜4の表面を濡らし膜4の表面に水膜を形成する。
膜4の表面に水膜を形成するには、次の二通りがある。
第1の方法は、降雪と同時に上弦材1,1の吹出口3.
・・・より温風を吹き出して膜4を加熱することにより
、膜表面に積もったばかりの雪を溶かし、膜4全体を均
等に濡らす。膜4全体が均等に濡れたら、温風の吹き出
しを止める。
・・・より温風を吹き出して膜4を加熱することにより
、膜表面に積もったばかりの雪を溶かし、膜4全体を均
等に濡らす。膜4全体が均等に濡れたら、温風の吹き出
しを止める。
第2の方法は、膜4の表面に雪が一定量積もったら、吹
出口3.・・・より温風を吹き出して膜4を加熱する。
出口3.・・・より温風を吹き出して膜4を加熱する。
その結果、積もった雪の1番下側の一定厚さ分が、シャ
ーベット状に溶ける。
ーベット状に溶ける。
一番下側の部分がシャーベット状になったら、温風の吹
き出しを止める。なお、温風の平均風速は、6.8 m
/s程度がよい。
き出しを止める。なお、温風の平均風速は、6.8 m
/s程度がよい。
また、温風の室温との吹出温度差は、12〜17度程度
がよい。更に、膜4面近傍への供給熱量は、100〜2
50 Kcal/m2h程度で十分である。
がよい。更に、膜4面近傍への供給熱量は、100〜2
50 Kcal/m2h程度で十分である。
■ 続いて、加熱を止めた状態で暫く放置し水膜または
シャーベット状部分を完全に氷結させる。
シャーベット状部分を完全に氷結させる。
■ 続いて、吹出口3.・・・より温風を吹き出すこと
により、膜4を氷結した部分の薄い層が全体的に溶ける
まで再び加熱する。
により、膜4を氷結した部分の薄い層が全体的に溶ける
まで再び加熱する。
その結果、雪が膜面全体上で溶けると膜4の表面に積も
っていた雪は、緩みだし、−気に滑りだして落雪する。
っていた雪は、緩みだし、−気に滑りだして落雪する。
[発明の効果]
この発明は、以上の構成から成るので、以下の効果を有
する。
する。
■ 屋根表面に大量に雪が積もる前に、雪を速やかに除
雪することができる。従って、構造設計に際し、積雪荷
重を大幅に減らすことができるので、部材断面を可能な
限り小さくできる等の経済設計が可能である。
雪することができる。従って、構造設計に際し、積雪荷
重を大幅に減らすことができるので、部材断面を可能な
限り小さくできる等の経済設計が可能である。
■ また、半日〜−日日中いった長時間に渡って運転す
る必要は無く、回持間程度の極めて短時間の運転で目的
を達成できるので、ランニングコストをかなり軽減でき
るとともに、供給熱量も大幅に少なくてすみ、大幅な省
エネルギーがはかれる。
る必要は無く、回持間程度の極めて短時間の運転で目的
を達成できるので、ランニングコストをかなり軽減でき
るとともに、供給熱量も大幅に少なくてすみ、大幅な省
エネルギーがはかれる。
■ 短時間のうちに膜面上に積もった雪を除雪できるの
で膜特有の明るさを室内に絶えず確保することが可能で
あると同時に結露防止がはかれる。
で膜特有の明るさを室内に絶えず確保することが可能で
あると同時に結露防止がはかれる。
第1図〜第3図は、この発明の一実施例を示したもので
、第1図は、屋根全体を示す斜視図、第2図はその実験
連室の一部斜視図、第3図は、その屋根の一部拡大断面
図である。 ■・・・上弦材、2・・・東部材、3・・・吹出口、4
・・・膜、5・・・押さえケーブル。
、第1図は、屋根全体を示す斜視図、第2図はその実験
連室の一部斜視図、第3図は、その屋根の一部拡大断面
図である。 ■・・・上弦材、2・・・東部材、3・・・吹出口、4
・・・膜、5・・・押さえケーブル。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、鋼管製の屋根骨組の側面部に複数個の温風の吹出口
を有する上弦材間に膜を張り付けてなる膜屋根付大空間
建築物の屋根において、 降雪と同時、もしくは膜表面に一定量積雪した後、前記
吹出口より温風を前記膜面に直接当たらないように吹き
出して前記雪を溶かすことにより、もしくは屋根表面の
雪の下側部分をシャーベット状に溶かすことにより、膜
表面に水膜を形成し、 続いて、温風の送風を止めて前記水膜もしくはシャーベ
ット状部分を完全に氷結させ、 続いて、前記氷結した上に一定量積雪した後、前記吹出
口より温風を送風して前記膜を再び加熱することにより
前記氷結した部分を溶かし、膜表面の雪を滑雪させ除雪
することを特徴とする膜屋根付大空間建築物の屋根表面
の除雪方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4885888A JPH01223267A (ja) | 1988-03-02 | 1988-03-02 | 膜屋根付大空間建築物の屋根表面の除雪方法 |
CA000592463A CA1313093C (en) | 1988-03-02 | 1989-03-01 | Method for removing snow from dome surface of large spatial building with film dome |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4885888A JPH01223267A (ja) | 1988-03-02 | 1988-03-02 | 膜屋根付大空間建築物の屋根表面の除雪方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01223267A true JPH01223267A (ja) | 1989-09-06 |
JPH0443546B2 JPH0443546B2 (ja) | 1992-07-16 |
Family
ID=12814971
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4885888A Granted JPH01223267A (ja) | 1988-03-02 | 1988-03-02 | 膜屋根付大空間建築物の屋根表面の除雪方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01223267A (ja) |
CA (1) | CA1313093C (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04347282A (ja) * | 1991-05-23 | 1992-12-02 | Ohbayashi Corp | 滑雪方法 |
JPH0518144A (ja) * | 1991-07-05 | 1993-01-26 | Ohbayashi Corp | 滑雪除雪方法とその除雪装置 |
JPH0525956A (ja) * | 1991-07-19 | 1993-02-02 | Ohbayashi Corp | 屋根雪の除去方法 |
-
1988
- 1988-03-02 JP JP4885888A patent/JPH01223267A/ja active Granted
-
1989
- 1989-03-01 CA CA000592463A patent/CA1313093C/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04347282A (ja) * | 1991-05-23 | 1992-12-02 | Ohbayashi Corp | 滑雪方法 |
JPH0518144A (ja) * | 1991-07-05 | 1993-01-26 | Ohbayashi Corp | 滑雪除雪方法とその除雪装置 |
JPH0525956A (ja) * | 1991-07-19 | 1993-02-02 | Ohbayashi Corp | 屋根雪の除去方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CA1313093C (en) | 1993-01-26 |
JPH0443546B2 (ja) | 1992-07-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |