JPH0122224B2 - - Google Patents

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JPH0122224B2
JPH0122224B2 JP55041070A JP4107080A JPH0122224B2 JP H0122224 B2 JPH0122224 B2 JP H0122224B2 JP 55041070 A JP55041070 A JP 55041070A JP 4107080 A JP4107080 A JP 4107080A JP H0122224 B2 JPH0122224 B2 JP H0122224B2
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Japan
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weight
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sintered body
tio
tic
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JP55041070A
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Yutaka Kanemitsu
Mitsuhiko Furukawa
Takehiko Hagio
Yoshimichi Hara
Michihito Myahara
Takashi Kitahira
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Nippon Tungsten Co Ltd
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Nippon Tungsten Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
本願発明は焼結性が改善され、かつ強靭性に優
れた酸化アルミニウム(Al2O3)−炭化チタン
(TiC)系セラミツク焼結体の製造方法に関する
ものである。 セラミツク焼結体は常温において硬度が高く、
しかも高温度においても硬化低下が少いほかに機
械的強度が大であるので耐摩耗性が要求される摺
動部材、あるいは高速切削工具用材料として重要
な材料である。 このようなセラミツク焼結体の焼結方法として
ホツトプレス法と熱間等方等圧加圧焼結(以下、
HIPと記す)法とが有効であるとされている。 まずHIP法についてはすでに実用化の段階に至
つているが、このHIP法を適用するにはその予備
処理としてセラミツク圧粉体を対理論密度94%以
上の予備焼結体とする必要がある。この種の
Al2O3−TiC系セラミツク焼結体の製造工程にお
いて、その焼結体を改善し、かつ結晶粒子の成長
を抑制する手段としてMgO、NiOおよびCr2O3
1種又は2種以上を約1.5重量%以下添加する方
策がとられているが、この様な手段においてもな
お上述の予備焼結の際の焼結温度を1850〜1900℃
まで高めなければ目的とする対理論密度の予備焼
結体は得られない。そのため、このようにAl2O3
−TiC系セラミツクスが高温に曝されるので上記
の結晶粒成長抑制剤を添加しているにもかかわら
ずAl2O3、TiC結晶粒子の成長を生じ、機械的強
度の低下がみられるし、しかも高温を必要とする
ため作業性が悪く省エネルギーの点でも問題があ
る。 次にホツトプレス法においては、Al2O3−TiC
系の原料粉末を1600〜1800℃でホツトプレス焼結
するわけであるが、このように焼結温度を比較的
高温に保たなければならないが故に、前記の結晶
粒抑制剤を添加しているにもかかわらず、なお、
Al2O3−TiC結晶粒の成長が相当量みられ、強靭
性の点でまだ改良すべき問題点が残されていた。 本願発明は、上記諸問題を解消するセラミツク
焼結体の製造方法にかかわるものであり、その要
旨は、炭化チタンと酸化チタンの合計が15〜60重
量%でしかも酸化チタンは炭化チタンと酸化チタ
ンの和に対して5〜15重量%、残部酸化アルミニ
ウムからなるもの100重量部と酸化イツトリウム
0.05〜2.00重量部とからなる組成を有する原料粉
末により成形した素体を還元性ガス又は不活性ガ
ス雰囲気中で対理論密度が94%以上となる様予備
焼結をし、次いで該予備焼結体を熱間等方等圧加
圧焼結することを特徴とするセラミツク焼結体の
製造方法、ならびに炭化チタンと酸化チタンの合
計が15〜60重量%でしかも酸化チタンは炭化チタ
ンと酸化チタンの和に対して5〜15重量%、残部
酸化アルミニウムからなるもの100重量部と酸化
イツトリウム0.05〜2.00重量部とからなる原料粉
末をホツトプレス焼結することを特徴とするセラ
ミツク焼結体を製造する方法である。 上述のHIP法に於いてその予備焼結時に還元性
ガスか不活性ガス(チツ素ガスは含まず)雰囲気
にする理由は、酸化性雰囲気であればTiCが酸化
されTiO2となるので好ましくなく、又真空条件
下であればAl2O3が約1450℃位から分解蒸発を起
こし緻密な焼結体は得られない。又チツ素ガス雰
囲気下では、該チツ素が本願セラミツク焼結体の
構成成分と反応を起こし最終製品の組成が変化す
るので好ましくないのである。 なお本発明方法に於いて、酸化アルミニウム焼
結体の粒成長抑制剤として公知のNi、Mo、Cr、
Co、Mg、Fe、Mn等の各酸化物の1種あるいは
2種以上を併用すれば得られる焼結体の結晶が微
細となり、その結果靭性が大となるのでより好ま
しく、この粒成長抑制剤の添加量は全量に対し
0.1〜1.0重量部が最適量である。 以下本願発明を開発するに至つた実験について
述べる。 <実験> (a) 実験方法及び結果 純度99.9%、平均粒子径0.6μのα−Al2O3
純度99%、平均粒子径1μのTiC、Y2O3及び
TiC2を各種配合したものをボールミル混合機
により20時間湿式混合粉砕を行つた後、ワツク
スを添加して造粒し、1.3ton/cm2の圧力で焼結
後の寸法が13.0角、厚さ5.0mmの切削バイトチ
ツプ素体になるよう成型する。この場合常温で
圧縮成型時の圧力は経験則上0.5ton/cm2以上必
要であることがわかつているのでその条件で行
つた。この常温で圧縮成型した素体をアルゴン
ガス雰囲気炉で1650℃〜1950℃の範囲でその温
度に達して1時間保持の予備焼結体の密度が対
理論密度94%以上となる様予備焼結を行つた。
この場合に於ける温度と各種配合物の配合割合
との関係を第1図−1のグラフに、又代表例と
して(70Al2O3−27TiC−3TiO2)100重量部、
Y2O30.5重量部配合したものについての電子顕
微鏡組織写真を第2図に、更に比較の為に、
70Al2O3−30TiCなる組成(Y2O3を全く含まな
い)ものを1時間の保持時間でその対理論密度
が94%以上となる様に予備焼結(温度は約1900
℃が必要であつた)したものの電子顕微鏡組織
写真を第3図にそれぞれ示す。又TiO2/TiC
+TiO2の値を各種変化させた場合に於ける予
備焼結温度の変化を第4図に示す。又第1図−
1に示す結果を得た場合と同様であるが、配合
原料として粒成長抑制剤の一例であるMgOを
全量の0.25重量部添加した場合についての予備
焼結温度の変化を第1図−2に示す。 次にこの様にして得られた対理論密度94%〜
95%の予備焼結体をMo発熱体を内包する高圧
容器からなるHIP炉内へ入れ、1400℃×1hr、
1000Kg/cm2の高圧Arガス圧下でバイトチツプ
予備焼結体に等方等圧を加えて最終焼結体を得
た。次にこの種最終焼結体をダイヤモンド砥石
にて研削加工後、各種焼結体の硬さ(ロツクウ
エルAスケール)測定を行つた。その結果を第
5図にグラフで示す。又、HIP後の最終焼結体
の電子顕微鏡組織写真を第6図に示す。この試
料は(70Al2O3−27TiC−3TiO2)100重量部に
対しY2O3を0.5重量部添加したものである。 又比較の為に70Al2O3−30TiC(Y2O3を全く
含まない)なる組成のものを対理論密度が94%
以上になるべく予備焼結した後、HIP処理をし
たものの電子顕微鏡組織写真を第7図に示す。
又、同じく(70Al2O3−27TiC−3TiO2)100重
量部に対しY2O3を0.5重量部添加したもの及び
70Al2O3−30TiC(Y2O3を全く含まない)もの
についてのX線回折図形をそれぞれ第8図及び
第9図に示す。 またHIP焼結の有効条件を求めるため、対理
論密度94%〜95%の密度を有する(70Al2O3
27TiC−3TiO2)100重量部に対し、Y2O3を0.5
重量部配合した予備焼結体をHIP炉内に入れ
1300℃〜1700℃の各温度で350Kg/cm2、400Kg/
cm2、1000Kg/cm2および2000Kg/cm2の高圧Arガ
ス圧下にて1時間保持し、その後除圧、炉冷を
行い各HIP条件下での最終焼結体の対理論密度
の変化を求めた。その結果を第10図にグラフ
で示す。 次に対理論密度94%〜95%の密度を有する各
種配合された予備焼結体をHIP炉内に入れ、
1400℃×1hr、1000Kg/cm2の高圧Arガス圧下で
焼結して最終焼結体の対理論密度99%以上の密
度を有する最終焼結体を切削工具形状
SNGN432、糸面寸法0.1×30゜に加工し、それ
ぞれを切削試験に供し性能判定を行つた。その
時の試験条件は次の通りである。即ち、 <連続切削試験> 被削材:高硬度材SNCM−8(硬さHs85) 切削条件:V×d×f=50m/min×0.5mm×
0.2mm/rev 寿命判定:逃げ面摩耗幅0.3mm この連続切削試験結果を第11図、第12図
及び第13図のグラフに示す。 <耐欠損切削試験> 被削材:鋳鉄FC25 切削条件:V×d=245m/min×1.5mm 寿命判定:上記条件でフライス切削を行い、1
刃当りの送りf(mm/tooth)を0.4、0.5、
0.6、0.7、0.8、0.9、1.0と大きくして行き、
切削工具の刃先にカケが発生した時点を工具
寿命とした。 この耐欠損切削試験結果をTiO2/TiC+
TiO2×100=10(重量%)と一定にしたものに
ついて下記第1表に、又Y2O3=0.25重量部と
一定にしたものについて第2表にそれぞれ示
す。この第1表及び第2表中〇印は2回共カケ
が発生しなかつた事を、△印は2回中1回のみ
カケが発生した事を、×印は2回共カケが発生
した事をそれぞれ示す。
【表】
【表】
【表】
【表】 また予備焼結雰囲気の影響を調べる為に
(70Al2O3−27TiC−3TiO2)100量部に対し、
Y2O3を0.25重量部配合したものについて焼結
雰囲気を変えて、対理論密度が94%〜95%とな
る様に予備焼結を行い、その後1400℃×1hr、
1000Kg/cm2アルゴンガス圧下でHIP法により得
られた最終焼結体の対理論密度と硬さを下記第
3表に示す。
【表】
【表】 (b) 考察 HIP法を適用するに必要な対理論密度を有す
る予備焼結体を得る為の温度と各配合原料の関
係を示す第1図−1及び第4図からTiO2
TiC+TiO2×100=5重量%未満ではTiO2の焼
結改善の効果が少くなり、予備焼結温度が高く
なる傾向があるし、又15重量%を超えると高温
になるがこれは15重量%位まではTiO原料中の
フリーカーボンとの反応及び他成分との反応で
焼結性に有意義であるが、TiO2/TiC+TiO2
の値があまり大きくなりすぎるとTiCを酸化さ
せTiC結晶粒が脆くなる為であると考えられ
る。又Y2O3量についてはY2O3を全く含まない
ものに比べてY2O3を添加するにつれ順次予備
焼結温度が低くなつて行くが0.05重量部未満で
はまだその低下度が足りず、予備焼結体の構成
結晶粒の微細化が求められないという事が判
る。Y2O3を適量の0.5重量部入れたものでは均
一微細な結晶構造が得られている事が第2図よ
り判る。 又粒成長抑制剤たるMgOを0.25重量部加え
た例では、焼結体を顕微鏡観察した結果は、
MgOを含まない物と比べ結晶粒が微細化して
いる事が明らかに識別出来たが第1図−2に示
した予備焼結温度については、少しは低温側へ
移行していたが、その差は僅かであり、MgO
添加は予備焼結温度の低下という点では殆ど効
果はない事が判つた。 次に得られた最終焼結体の硬さについて述べ
れば第5図から判る如くY2O3量が0.025重量部
のものでは、無添加の場合に比べてある程度の
硬さ上昇はあるが、上述した如く予備焼結性が
まだ劣るが為に構成結晶粒子が幾分成長する結
果、硬さはいずれもHRA93.0以下で不十分であ
り、一方Y2O3を0.05重量部以上配合すると構
成結晶粒子も微細となる結果、TiC、TiO2
量が本願発明の範囲内にあつてはいずれもHR
A93.0以上あつて十分である。第6図と第7図
の写真を比べて本願発明品(第6図のもの)が
いかに微細な結晶構造をしているかが判る。 第10図のHIP条件を示すグラフより対理論
密度が98.5%以上の最終焼結体を得る為には、
比較的低圧では非常な高温を有するから1000〜
2000Kg/cm2の圧力で行う事が望ましいと言え
る。なおグラフには示していないが高温の1700
℃位で処理すれば処理時間を20分間位にまで短
縮しそれだけ構成結晶粒子の成長をおさえる事
ができた事を付言しておく。 本願発明品を切削工具として用いた場合に於
ける該切削工具の工具寿命に及ぼす配合成分、
硬さの影響を示す第11図、第12図及び第1
3図からY2O3が0.05未満においては工具寿命
が極端に低下しY2O3が2重量部を越えても又
工具寿命が低下している。この工具寿命は焼結
体の硬さと非常に関連のある傾向を示し、一般
的には硬い程寿命は長い。一方TiO2/TiC+
TiO2×100の値が5重量%未満及び15重量%を
越えるところでは工具寿命の低下が見られ、又
TiC+TiO2の値が15重量%未満ではAl2O3の粒
界に存在するTiC粒子数が少い為に、Al2O3
粒成長が起こり易く、逆にTiC+TiO2の値が
70重量%程度に大となれば、TiCの粒成長が起
こり、そのいずれかの場合にも工具寿命の低下
となつて現われるものと思われる。硬さについ
てはHRA93.0以上あれば4分間以上で十分な事
が第13図から判る。 切削工具としての耐欠損性を示す第1表及び
第2表からTiC+TiO2=10重量%、70重量%
のものは品質が良くない事、Y2O3は少すぎて
も大すぎても良くなく、大体0.05〜2.00重量部
の範囲が好ましいことが判る。予備焼成時の雰
囲気はArガス、COガス、H2ガスのいずれでも
あまり変わらない事が判つたので、通常は安全
性、経済性を考えてArガスとする。 <実験> (a) 実験方法及び結果 純度99.9%、平均粒子径0.6μのα−Al2O3
純度99%、平均粒子径1μのTiC、TiO2、Y2O3
をそれぞれ各種配合したものをボールミル混合
機により20時間湿式混合粉砕を行つた後、これ
を充分に乾燥して焼結用原料とし、50×50mm
角、高さ60mmの黒鉛型内に上記各種焼結用原料
を充填すると共に、高周波コイルに挿入し、
1350℃〜1850℃の温度範囲内で各所定温度にて
200Kg/cm2の圧力を加え60分間保持し、次いで
圧力を抜いて放冷する事により50×50×5.5mm
の目的の焼結体を得た。 この様にホツトプレス法によつて対理論密度
を少くとも98.5%となる様に焼結する為のホツ
トプレス温度を下記第4表に示す。但し圧力は
200Kg/cm2、保持時間は60分、TiO2/TiC+TiO2× 100=10(重量%)のものについての値である。
【表】 又上記第4表に示す各々の配合原料に更に全
量の0.25重量部のMgOを加え、上記第4表に
示す結果を得たのと同様のホツトプレス焼結を
した結果は、焼結温度は各々MgOを含まない
場合と比べ僅か(5〜10℃)に低くはなつた
が、さほど大きな変化はなかつた。 なお、更にこの(70Al2O3−27TiC−3TiO2
100重量部に対しY2O30.5重量部添加したもの、
及び70Al2O3−30TiC(Y2O3を全く含まない)
ものについての電子顕微鏡組織写真をそれぞれ
第14図及び第15図に、又X線回折図形をそ
れぞれ第16図及び第17図に示す。ホツトプ
レス条件はY2O3入りのものが1570℃×60分間、
200Kg/cm2、Y2O3なしのものが1750℃×60分
間、200Kg/cm2である。 次いで、この様にして得た焼結体をダイヤモ
ンド砥石で切断し、更に220番のダイヤモンド
砥石で切削工具型番SNGN432、糸面寸法0.1×
30゜の工具を作り、この各種工具の硬さ(ロツ
クウエルAスケール)の測定を行なつた結果は
先にHIPの所で示したのと略同様な結果が得ら
れた。 次いで、これら各種工具の切削性能を判定す
る目的で、旋盤により、被削材として高硬度材
SNCM−8(Hs85)を用い、V×d×f=50
m/min×0.5mm×0.2mm/revの切削条件で連続
切削試験を行つた。なおこの時の工具寿命判定
基準として逃げ面摩耗幅が0.3mmに達した時点
を工具の寿命とした。TiO2/TiC+TiO2×100
の値を10重量%と一定にしてY2O3量を変化さ
せた場合を第18図に、Y2O3を0.25重量部と
一定にしてTiO2/TiC+TiO2を変化させた場
合を第19図に、又硬さと工具寿命との関係を
第20図にそれぞれ示す。 またこれら各種工具の耐欠損性を見る為、鋳
鉄(FC25)をV×d=245m/min×1.5mm、送
り=0.4〜1.0mm/toothの範囲でフライス切削し
た結果を第5及び第6表に示す。即ち第5表は
TiO2/TiC+TiO2×100が10重量%と一定の場
合に於いてY2O3量を変化させた場合、第6表
はY2O3が0.25重量部と一定でTiO2/TiC+
TiO2の値を変化させた場合の結果である。 この第5表及び第6表中〇印は2回共カケが
発生しなかつた事を、△印は2回中1回のみカ
ケが発生した事を、×印は2回共カケが発生し
た事をそれぞれ示す。
【表】
【表】 (b) 考察 配合原料の組成、量比がホツトプレス焼結に
及ぼす影響についてはHIPの場合とほぼ同様で
あるが、ホツトプレス焼結に特有のものとして
TiO2/TiC+TiO2×100が15重量%を越える
と、黒鉛型との反応が著しくなり接着あるいは
接着割れが発生し焼結歩留が低下するという事
がある。 得られるホツトプレス焼結体の硬さ、工具寿
命の変化についても、先に述べたHIPの場合と
大体同様である。 以上述べて来た様に本願発明に係るセラミツク
焼結体は、高硬度かつ緻密で、例えば切削工具用
として用いた場合には優れた特質を発揮する。そ
してこれらの特性は硬さをHRA93.0以上、対理論
密度を98.5%以上とした場合に、更に平均粒子径
4μm以下、最大粒子径が10μm以下とすれば一段
と優秀である。 又本願発明方法は焼結温度を大きく低下せしめ
る事が出来るのでセラミツク焼結体の構成結晶粒
を微細化出来ると共に作業性の向上を計る事が出
来るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図−1は実験の温度とTiC、TiO2
Y2O3の関係を示すグラフ、第1図−2は同様に
MgOを0.25重量部含んだ場合の温度とTiC、
TiO2、Y2O3の関係を示すグラフ、第2図は実験
の(70Al2O3−27TiC−3TiO2)100重量部−
Y2O30.5重量部なる材料の予備焼結後の電子顕微
鏡組織写真、第3図は実験の70Al2O3−30TiC
なる材料の予備焼結後の電子顕微鏡組織写真、第
4図は実験のTiO2/TiC+TiO2と予備焼結温
度の関係を示すグラフ、第5図は実験の各種焼
結体の硬さを示すグラフ、第6図は実験の
(70Al2O3−27TiC−3TiO2)100重量部−Y2O30.5
重量部なる材料のHIP後の電子顕微鏡組織写真、
第7図は実験の70Al2O3−27TiC−3TiO2なる
材料のHIP後の電子顕微鏡組織写真、第8図は実
験の(70Al2O3−27TiC−3TiO2)100重量部−
Y2O30.5重量部なる材料のHiP後のX線回折図形、
第9図は実験の70Al2O3−30TiCなる材料の
HIP後のX線回折図形、第10図は実験のHIP
条件による対理論密度の変化を示すグラフ、第1
1図、第12図及び第13図はそれぞれ実験の
連続切削試験結果を示すグラフ、第14図は実験
の(70Al2O3−27TiC−3TiO2)100重量部−
Y2O30.5重量部なる材料の電子顕微鏡組織写真、
第15図は実験の70Al2O3−30TiCなる材料の
電子顕微鏡組織写真、第16図は実験の
(70Al2O3−27TiC−3TiO2)100重量部−Y2O30.5
重量部なる材料のX線回折図形、第17図は実験
の70Al2O3−30TiCなる材料のX線回折図形、
第18図及び第19図はそれぞれ実験の連続切
削試験結果を示すグラフ、第20図は実験の硬
さと工具寿命の関係を示すグラフ、なお図中、電
子顕微鏡組織写真の倍率は全て3000倍である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 炭化チタンと酸化チタンの合計が15〜60重量
    %でしかも酸化チタンは炭化チタンと酸化チタン
    の和に対して5〜15重量%、残部酸化アルミニウ
    ムからなるもの100重量部と酸化イツトリウム
    0.05〜2.00重量部とからなる組成を有する原料粉
    末により成形した素体を還元性ガス又は不活性ガ
    ス雰囲気中で対理論密度が94%以上となる様予備
    焼結し、次いで該予備焼結体を熱間等方圧加圧焼
    結することを特徴とするセラミツク焼結体の製造
    方法。 2 炭化チタンと酸化チタンの合計が15〜60重量
    %でしかも酸化チタンは炭化チタンと酸化チタン
    の和に対して5〜15重量%、残部酸化アルミニウ
    ムからなるもの100重量部と酸化イツトリウム
    0.05〜2.00重量部とからなる原料粉末をホツトプ
    レス焼結することを特徴とするセラミツク焼結体
    の製造方法。
JP4107080A 1980-03-29 1980-03-29 Ceramic sintered body and manufacture Granted JPS56140068A (en)

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JPH062617B2 (ja) * 1986-06-25 1994-01-12 ティーディーケイ株式会社 磁気ヘッドスライダ用セラミック材料

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52104515A (en) * 1976-02-28 1977-09-02 Toshiba Tungaloy Co Ltd Manufacture of ceramics sintered bodies
JPS5541071A (en) * 1978-09-18 1980-03-22 Mitsubishi Electric Corp Voltage comparison circuit

Patent Citations (2)

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