JPH01222071A - 磁気ヘッド用コアの製造方法 - Google Patents

磁気ヘッド用コアの製造方法

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JPH01222071A
JPH01222071A JP63047540A JP4754088A JPH01222071A JP H01222071 A JPH01222071 A JP H01222071A JP 63047540 A JP63047540 A JP 63047540A JP 4754088 A JP4754088 A JP 4754088A JP H01222071 A JPH01222071 A JP H01222071A
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magnetic head
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三大寺 秀人
Fuminori Takeya
竹矢 文則
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    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/127Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
    • G11B5/187Structure or manufacture of the surface of the head in physical contact with, or immediately adjacent to the recording medium; Pole pieces; Gap features
    • G11B5/1871Shaping or contouring of the transducing or guiding surface

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)
  • ing And Chemical Polishing (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、磁気ヘッド用コアの製造方法に関し、特にレ
ーザーによって熱化学反応を誘起させるレーザー誘起エ
ツチングを用いたトラックの磁気ヘッド用コアを製造す
る方法に関するものである。
(従来の技術) 近年、フロッピーディスク装置(FDD) 、固定磁気
ディスク装置(RDD) 、VTR等の磁気記録は高密
度化の一途をたどり、それに伴ない磁気ヘッドのトラッ
ク幅は狭(且つ高精度になる傾向にある。
現在、トラック幅の寸法精度は、VTR,FDDで±2
μm以下、RDDでは±1μ…以下が必要である。
これらの磁気ヘッド用コアを形成するに際して、従来か
らトラック部を空気中においてレーザー加工で行うこと
が知られており、特開昭51−29118号公報、特開
昭57−212617号公報等に開示されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながらこれらの方法では、被加工物の加工温度は
被加工物の融点温度以上に達するため、加工面には熱に
よる加工歪やそれに伴うクラックを生じ、磁気ヘッドの
特性劣化を招いていた。また、加工面及びその周辺部に
は、被加工物の溶融凝固物や溶融飛散物の付着が起こる
とともに熱歪やクラック等の問題もあり、面粗度や寸法
精度が低下して近年要望の高い寸法精度±2μm以下の
高精度のトラック加工が行えない問題があった。
この発明は上記従来の課題を解消するためになされたも
のであり、その目的とするところは、レーザー誘起エツ
チング方法により高精度のトラックを加工し、信頬性の
高い磁気ヘッド用コアを製造し得る方法を提供すること
にある。
(課題を解決するための手段) 本発明に従う磁気ヘッド用コアの製造方法は、磁気ヘッ
ド用コアのトラック幅をレーザー加工で規定する製造方
法において、10−t%〜90wt%のリン酸水溶液中
で、50〜1900mWのパワーPを有する50μm以
下の径のレーザービームを、走査速度■が2〜200 
u m/seeの範囲で、■≦0.3IP +34の関
係式と■≦−0,14P + 271の関係式を同時に
成り立たせる走査速度で照射し、レーザー誘起エツチン
グにより加工することを特徴とするものである。
(作 用) 上述した構成において、コイル巻線孔と磁気ギャップを
有するギャップバーに対して、リン酸水溶液中でギャッ
プバー表面に所定のレーザー光を所定の走査速度で照射
することにより、ギャップバーとリン酸との化学反応を
誘起させるとともに、リン酸水溶液が加工点の進行方向
前方から加工点の後方に向かって流れを起こす。そのた
め、加工点へのリン酸の供給が常に行われると同時に、
加工点から切削くずの排除が速やかに行われ、レーザー
誘起エツチングが進行することとなる。その結果、本発
明のレーザー誘起エツチングにより溝あるいは孔加工を
行い、トラックを形成すれば、従来のレーザー加工にお
ける被加工物の溶融凝固、熱による加工歪や変質、クラ
ック等の問題を解消することができる。
磁気へラドコアは、フェライト等からなるギャップバー
に対してレーザー誘起エツチングによりトラック幅を規
定する溝あるいは孔加工を行って、トラックを形成した
後、必要に応じてトラックを補強するためのガラスを溝
あるいは孔の内部に埋込む工程、磁気ヘッドの記録媒体
との摺動面からコイル巻線孔までの磁気ギャップの深さ
、すなわちデプス深さが所要の寸法となるまで摺動面を
研磨する工程、さらに所要のコア幅にスライスする工程
等の後加工を経て得られる。
チフス深さは、VTR,FDDで30μ鋼程度、RDD
で5μm程度である。従って、このギャップバーに対し
てトラックを形成するに際し、トラックを規定す、るた
めの溝あるいは孔の深さは、摺動面研磨等の後加工のこ
とを考慮に入れると、少なくとも101I11以上が必
要であり、好ましくは30μm以上、より好ましくは5
0μm以上が必要である。また、トラックを規定する寸
法精度は±2μm以下が必要であり、好ましくは±1μ
清以下が必要である。
本発明の方法に於いては、加工深さ及び寸法精度はレー
ザーパワーとレーザービーム走査速度との関係で論じら
れる。実験の結果によると、レーザーパワーが大きい程
また走査速度が小さい程、加工深さは大きくなる傾向に
ある。しかしながら、レーザーパワーがあまりにも大き
くなり過ぎると、レーザー光の熱による溶融量がリン酸
による化学反応量よりも多くなるため、加工面には溶融
凝固物の付着やクラックが発生し寸法精度は低下する。
また走査速度があまりにも大きくなり過ぎても充分な化
学反応を起こすことができず、同様の傾向を示す。
そのため、レーザーパワーが501以下では、レーザー
誘起エツチングを起こすのに充分なパワーには足りず、
必要とする10tIIl1以上の深さを得ることができ
ない。更に、このレーザー誘起エツチングを工業的に実
施し得るためには、従来の機械加工と比較すると1トラ
ツク当たり30秒以下で加工することが望ましく、走査
速度は少なくとも2μm/sec以上を必要とする。
寸法精度が±2μm以下で、加工深さ10μm以上のト
ラックを工業的に実施し得る加工速度で加工するための
条件は、本発明の特許請求の範囲における限定条件であ
るレーザーパワーPが50〜1900mW、走査速度V
が2〜200μm/secの範囲であって、且つ関係式
V≦0.31 P +34と関係式V≦−0,14P+
271とによって囲まれる領域となる(後述する第2図
参照)。
このレーザー誘起エツチング法に於いて、リン酸水溶液
は被加工物であるギャップパーのエツチング液として作
用する。ギャップバーは主にフェライトからできており
、従来からリン酸がフェライトの化学エツチングに適し
ていることが本出願人による特開昭62−83483号
公報等に開示されている。加工深さは、このリン酸水溶
液の濃度によっても変化する。濃度が高いほど加工深さ
は大きくなるが、濃度が高すぎると液の流れが遅くなり
、水溶液は過度に温められて沸騰して気泡を発生し、レ
ーザー光はこの気泡によって散乱され、所定箇所の被加
工物表面の加熱が妨げられるため、加工深さが減少した
り、寸法精度が低下したりする。
また濃度が低すぎると、化学反応量が減少し、充分なレ
ーザー誘起エツチングを起こすことができず、必要とす
る加工深さが得られなくなる。従って、リン酸水溶液の
濃度は10wt%〜90%1t%にする必要がある。
レーザービームの収束径は50μm以下であれば所要の
加工深さ及び寸法精度を得ることができるが、レーザー
ビームの収束径は加工形状等に影響を与えるので、加工
条件の選定に於いては、更にレーザービームの収束径と
上記リン酸水溶液の濃度の関係も考慮する必要がある。
レーザー光源として各種レーザーを使用することができ
るが、フェライトが1μm以下の波長の吸収率が高い点
から、発振の安定性に優れレーザー光の拡がり角が小さ
いArイオンレーザ−やYAGレーザーの第2高調波等
のレーザー光源を使用することが望ましい。
(実施例) ■装置構成 第1図は本発明を実施する装置の一例を示す図である。
本実施例では、X−Yテーブルlに加工容器2が載置さ
れており、その中には試料台3とその上に置かれた被加
工物であるギャップバー4が配置されている。加工容器
2の内部にはリン酸水溶液5が満たされており、マイク
ロメータ6でその位置を調整可能な石英窓7によって、
ギャップパー4上のリン酸水溶液5の液面高さをコント
ロールしている。液面高さは、小さ過ぎると液の流れが
遅くなり、水溶液は過度に温められて気泡が発生しやす
くなるため、加工深さは減少し寸法精度は低下する。液
面高さが200μm以上ではこの影響はほとんどないが
、液面高さが大き過ぎるとレーザー光が水溶液中を通過
する間に損失する光量が増して加工深さが減少したり、
液の流れが液面の上下方向の対流となって発生するため
、加工点から排出された切削くずや気泡がこの対流にの
って巻き上げられ、レーザ光を散乱させ、加工深さの減
少や寸法精度の低下を招く。従って、液面高さは200
μm以上にすることが望ましく、より好ましくは、30
0〜10000μ請にすることが望ましい。
なお、石英窓7は液面高さをコントロールすると同時に
、液面のゆらぎをなくし加工精度を向上させている。レ
ーザー光8はレーザー光源9から放射され、レンズ系1
0、石英窓7.を通してギャップパー4上に照射される
。この時、X−Yテーブル1を動かすことによって所要
の形状の加工を行うことができる。
■加工条件の決定 上記のような装置を用いてこの発明を適用する場合につ
いて以下に記述する。
第2図は加工深さが10μm以上、寸法精度±2μm以
下の加工を行うための条件範囲を示したグラフである。
この範囲が、レーザーパワーPは50〜1900III
W、走査速度Vは2〜200 II m/secの範囲
で、且つレーザーパワーを一定とした場合の走査速度の
上限が、加工深さ10mmを示す関係式■≦0.3LP
 +34 (実線)と寸法精度±2μmを示す関係式■
≦−0,14P+271  (破線)とで限定される範
囲であることが理解できる。
第2図から、例えばレーザーパワー300mW 、走査
速度2〜130tlIII/secの範囲内で、±2p
rtr以下の寸法精度で101Is以上の加工深さを得
ることができるが、同じパワーで走査速度が130μm
/sec〜230μs/secの範囲では、±2μm以
下の寸法精度は得られるが10μm以上の加工深さを得
ることはできないことがわかる。さらに、走査速度が2
30μm/sec以上では、±2μm以下の寸法精度も
得られないことがわかる。また、レーザーパワーが60
0mWでは、走査速度が2〜185 p m/secの
範囲内では±2μm以下の寸法精度で10μm以上の加
工深さが得られるが、同じパワーで走査速度185〜2
25μm/secの範囲内では、10//Il+以上の
加工深さは得られるが±2μm以下の寸法精度を得るこ
とはできないことがわかる。さらに走査速度225μm
/sec以上では、加工深さ10μm以上も得ることが
できないことがわかる。
上記の第2図に示す条件は、リン酸水溶液濃度がlQw
t%〜90IIlt%、レーザービーム径が50 p 
m以下の条件下での実験結果に基づいている。しかしな
がら、レーザーパワー、走査速度を一定とした場合でも
、濃度やレーザービーム径が変われば加工深さも寸法精
度も異なってくる。従って、目的とする加工深さと寸法
精度に対する適切な条件は、上記第2図に示された範囲
内で更に濃度とレーザービーム径を考慮して選定されな
ければならない。
特に、レーザービーム径に関して、レーザービーム径を
小さくする場合には、レーザー光の熱による溶融量がリ
ン酸による化学反応量よりも多くならないようにするた
めに、レーザーパワーは低くすることが好ましい。逆に
レーザービーム径を大きくする場合には、レーザー誘起
エツチングを充分に起こさせるために、レーザーパワー
は高(スることが好ましい。
第3図にレーザービーム径4μmでリン酸水溶液濃度を
20−t%、 37wt%、 57wt%、 77wt
%、 85wt%と変えて、第1図に示す装置において
液面高さ500μmで実験を行った結果を示す。実線は
加工深さ50tImの上限であり、破線は寸法精度±2
μmの上限である。レーザーパワー、走査速度を一定と
した時、加工深さは濃度が高いほど大きくなり、寸法精
度は濃度が57wt%前後で低下することがわかる。こ
のように濃度の違いによって加工深さの上限、寸法精度
の上限が異なるため、適切な加工条件の範囲が変化する
ことがわかる。
例えば、レーザーパワー450mW 、走査速度65μ
ta/secとし゛た時、濃度57%1t%では寸法精
度±2μm以下で、加工深さ50μm以上を得ることが
できるが、濃度37−t%では寸法精度±2μm以下を
得ることができないことがわかる。また濃度77−t%
でも、寸法精度±2μm以下を得ることはできないこと
がわかる。
第4図は、レーザービーム径が4μ−でレーザーパワー
を4001と一定にし、リン酸水溶液濃度を変化させた
時の寸法精度2μ麟以下を得ることができる走査速度の
範囲を示すグラフである。濃度の違いによって、寸法精
度±2μm以下を得るための走査速度の範囲が変化する
ことがわかる。
レーザービーム径が4μmでレーザーパワーが4001
の場合、寸法精度±2μm以下を得ることができる走査
速度の範囲が最大となるのは、リン酸水溶液濃度が37
−t%〜77w t%の間であることがわかる。
第3図及び第4図より、レーザービーム径が4μmの時
、加工深さ50//n1以上で、寸法精度±2μm以下
の加工条件の範囲は、レーザーパワー10〜800m1
j 、走査速度2〜85μIII/SeCである。
第5図はレーザービーム径10μmでリン酸水溶液濃度
を20−t%、37%1t%、57賀t%、 77wt
%、 85wt%と変えて液面高さ500μIで実験を
行うた結果を示すグラフである。第5図において、実線
は加工深さ30μIの上限であり、破線は寸法精度±2
μmの上限である。第5図から、レーザーパワー、走査
速度を一定とした時、加工深さは濃度が高いほど大きく
なり、寸法精度は濃度が37wt%前後で低下すること
がわかる。
例えば、レーザーパワー600mW 、走査速度90μ
s/secとした時、濃度37%1t%では寸法精度±
2μm以下で加工深さ30μm以上を得ることができる
が、濃度が57wt%、 20wt%では、寸法精度±
2μmを得ることができないことがわかる。レーザービ
ーム径が10μ醜の時、加工深さ30μm以上で寸法精
度±2μm以下の加工条件の範囲は、レーザーパワー3
0〜10100O、走査速度2〜110 tt va/
secである。
第6図はレーザービーム径50μmでリン酸水溶液濃度
を20tn t%、 37wt%、 57wt%、 7
7wt%、85賀t%と変えて液面高さ500μmで実
験を行った結果を示すグラフである。第6図において、
実線は加工深さ30μmの上限であり、破線は寸法精度
±2μmの上限である。第6図から、レーザーパワー、
走査速度を一定とした時、加工深さは濃度が高いほど大
きくなり、寸法精度は濃度が77wt%前後で低下する
ことがわかる。
例えば、レーザーパワー1100mW、走査速度110
μm/secとした時、濃度77−t%では寸法精度±
2μm以下で加工深さは30μm以上を得ることができ
るが、濃度が57wt%、 85wt%では寸法精度±
2μmを得ることができないことがわかる。レーザーと
−ム径が50μmの時、加工深さ30μm以上で寸法精
度±2μm以下の加工条件の範囲は、レーザーパワー2
00〜1900mW、走査速度2〜160 am7se
cである。
上記第3図〜第6図に示すように、レーザービーム径、
リン酸水溶液濃度の違いによって加工条件の範囲が変化
することがわかる。加工条件を決める目安は、加工深さ
を大きくするには(1)レーザーパワーを上げる、(2
)走査速度を下げる、(3)濃度を高(すれば良く、寸
法精度を高くするには、(1)レーザーパワーを下げる
、(2)走査速度を下げる、(3)濃度を30−t%〜
80−t%にすれば良いことがわかる。また、加工溝の
アスペクト比(加工深さ/加工幅)を上げるには、レー
ザービーム径を小さくすれば良い。
なお、センダストやパーマロイ等の磁性合金とフェライ
トの複合材料の加工を行う場合には、センダストやパー
マロイが熱伝導率が高い点を考慮して、レーザービーム
径を10μI以下にしてバゲー密度を上げ、さらに濃度
を50sv t%以上にすることによって、良好な加工
を行うことができる。
上述のように適切な加工条件の決定は、加工深さ、寸法
精度、加工速度、加工形状等を考慮して、レーザーパワ
ー、走査速度、レーザービーム径、リン酸水溶液濃度を
総合的に判断して行うことが必要である。
■磁気へラドコアの作製 第7図(a)〜(d)はそれぞれVTR磁気ヘッド用コ
アの本発明による製造工程の一例を示す斜視図である。
まず第7図(a)に示すように、フェライト棒材11a
とコイル巻線孔12を有するフェライト棒材11bとを
、ガラスによる接合や固相反応による接合等の手段によ
り接合して、磁気ギャップ11を有するギャップパー4
を形成する。次に、 レーザーパワー4001mW、走査速度20pmlse
c 、レーザービーム径10μm、リン酸水溶液濃度7
7wt%、液面高さ500μmの条件で、準備したギャ
ップパー4を第1図に示す装置に装着して、第7図(b
)に示すようにギャップパー4にトラック幅13を規定
する溝14を複数個加工する。次いで、第7図(C)に
示すように、加工した溝14内にガラス15を埋め込み
、所定の寸法まで研磨する。最後に、これを所定の幅に
切り出して第7図(d)に示すようなVTRヘッド用コ
ア16を得た。かくして得られた磁気ヘッド用コア16
は、クラックや溶融物の付着がない高精度のトラックが
形成され、信頬性の高いものであった。
なお、本発明はVTRヘッド用コアの製造方法に何等限
定されるものではなく、RDD、 FDD等各種磁気ヘ
ッド用コアにも好適に使用されるものである。
また、本発明はトラック加工に限定されるものではなく
、コイル巻線孔加工やRDD磁気ヘッド用コアの浮上面
加工等、フェライト材料の各種加工にも好適に利用され
るものである。
(発明の効果) 以上述べてきたように、本発明の製造法によれば、所定
濃度のリン酸水溶液中で所定のレーザービームを所定の
走査速度で照射することにより、ギャップパーに対して
溶融凝固物や溶融飛散物の付着がなく、熱による変質や
加工歪それに伴うクランクがなく、幅の狭い高精度のト
ラックを形成できるため、信顛性の高い磁気ヘッド用コ
アを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を実施する装置の一例を示す概念図、 第2図は、加工深さ10μm以上且つ寸法精度上2μ霧
以下としたときの条件範囲を示すグラフ、第3図はレー
ザービーム径4μmでリン酸水溶液濃度を変えて実験を
行った結果を示すグラフ、第4図はレーザービーム径4
μmで、レーザーパワーを400mWと一定にし、リン
酸水溶液濃度を変化させた時の寸法精度2μm以下を得
ることができる走査速度の範囲を示すグラフ、 第5図はレーザービーム径10μmでリン酸水溶液濃度
を変えて実験を行った結果を示すグラフ、第6図はレー
ザービーム径20μmでリン酸水溶液濃度を変えて実験
を行った結果を示すグラフ、第7図(a)〜(d)はそ
れぞれこの発明をVTR磁気ヘッド用コアの製造に適用
した場合の加工手順を示す斜視図である。 1・・・X−Yテーブル 2・・・加工容器    3・・・試料台4・・・ギャ
ップパー  5・・・リン酸水溶液6・・・マイクロメ
ータ 7・・・石英窓     8・・・レーザー光9・・・
レーザー光源  10・・・レンズ系11・・・磁気ギ
ャップ 11a、11b・・・フェライト棒材 12・・・コイル巻線孔  13・・・トラック幅14
・・・溝      15・・・ガラス16・・・コア

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、磁気ヘッド用コアのトラック幅をレーザー加工で規
    定する製造方法において、10wt%〜90wt%のリ
    ン酸水溶液中で、50〜1900mWのパワーPを有す
    る50μm以下の径のレーザービームを、走査速度Vが
    2〜200μm/secの範囲でV≦0.31P+34
    の関係式とV≦−0.14P+271の関係式を同時に
    成り立たせる走査速度で照射し、レーザー誘起エッチン
    グにより加工することを特徴とする磁気ヘッド用コアの
    製造方法。
JP63047540A 1988-03-02 1988-03-02 磁気ヘッド用コアの製造方法 Expired - Lifetime JPH0689460B2 (ja)

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