JPH01221082A - デジタル映像信号の受信装置 - Google Patents

デジタル映像信号の受信装置

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JPH01221082A
JPH01221082A JP63046612A JP4661288A JPH01221082A JP H01221082 A JPH01221082 A JP H01221082A JP 63046612 A JP63046612 A JP 63046612A JP 4661288 A JP4661288 A JP 4661288A JP H01221082 A JPH01221082 A JP H01221082A
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circuit
pixel
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は圧縮して低伝送レートで伝送されたデジタル
映像信号の受信装置に関する。
(発明の概要〕 この発明は、すべての1iii素についてmビットのデ
ータとして伝送するのではなく、このS素データの所定
周期毎のものについてはmビットのうちの上位nピント
(man)として伝送されたデジタル映像信号を受信す
る装置において、大なるビット数で伝送された画素デー
タを、その周辺の小なるビット数で伝送された画素デー
タを参照して復号することにより、映像信号の良好な復
号化を行なえるようにしたものである。
〔従来の技術〕
デジタル映像信号のデータ圧縮方式の1つとして、空間
内サブサンプリングと呼ばれる技術が知られている。
例えば第9図に示すように水平及び垂直方向に0印で示
す1個おきの画素データのみを伝送し、X印で示す画素
データを間引く方法が良く用いられる。このようにすれ
ば、1画素を8ビツトで表わした場合、1画素を4ビツ
トですべての画素を伝送したときと等価になり伝送デー
タを172に圧縮できる。
この場合、伝送時、間引いたx印の位置の画素データは
、伝送したO印の位置の画素データが5の目格子状にな
るので、そのX印の画素データに隣接する左右の0印の
画素データと、上下のO印の画素データとを用いて補間
によって再生するようにする。
〔発明が解決しようとする課題」 ところが、上述した空間内サブサンプリングの場合、X
印の位置の画素データが上、下、左、右の画素データと
相関があるときは、補間により得たそのx印の位置の画
素データは良好なものであるが、相関がない場合には、
再現不能になってしまう。すなわち、例えば、映像信号
が第10図への実線で示すように急激にレベル変化する
ものであって、X印の位置とO印の位置の画素データに
全く相関がなくなった場合、x印の位置の画素データの
情報が全くないため、補間により得た画素データとして
は第10図Bの0印のレベルとなり、再現不能になって
しまうのである。これは、例えば第9図で実線aで示す
ようなX印の位置の画素データのみからなる線分の画像
は再現できないことを意味する。
これは空間内サブサンプリングという空間的圧縮によっ
てx印の位置の画素データを間引いたことにより、この
X印の位置の画素データのレベル方向の情報が消失して
、このレベル方向のバランスがくずれたことに起因する
そこで、本願の発明者はこの点を改善してバランスの良
い圧縮を行なうことができるようにした新規な伝送装置
を考えた。
第11図はこの新規な伝送装置の一実施例を示し、第1
2図はその説明のためのタイミングチャートである。
@ll1yJにおいて、入力端子(1)を通じた映像信
号は^/Dコンバータ(2)に供給され、端子(3)を
通じたクロックCL K t  (@12図A)により
サンプリングされるとともにそのサンプリング値がこの
例では5ビツトのデジタルデータ(i!imデータ)と
される、このA/Dコンバータ(2)からの5ビツトの
画素データDAはそのまま選択回路(4)の一方の入力
端に供給されるとともに上位3ビット選択回路(5)に
供給され、これより5ビツトの画素データDAの上位3
ビツトのみが得られ、この3ビツトのデータが選択回路
(4)の他方の入力端に供給される。そして、この選択
回路(4)には選択信号形成回路(5)からの選択信号
SELが供給されて、この選択回路(4)からは画素デ
ータが5ビツトのデータと3ビツトのデータとが水平方
向及び垂直方向にともに交互になるようにして得られ、
それが出力端子(11)を介して伝送される。
第13図はこの出力画素データの説明図で、○印で示す
のが5ビツトのi1!iI累データ、Δ印で示すのが3
ビツトの画素データで、画面上ではいわゆる5の目格子
の位置にあるi!素が同一ビット数とな 。
る。
選択信号形成回路(5)は、この例ではフリップフロッ
プ(6)及び(7)とイクスクルーシブオア回路(8)
とで構成される。そして、端子(3)を通じたクロック
CLK1によりフリップフロップ(6)がトリガされる
とともに、端子(9)を通じた映像信号の水平同期信号
に同期した信号SH(第12図B)によりこのフリップ
フロップ(6)がリセットされ、これより、クロックC
LKIを1/2分周したものであって、かっ、水平区間
の頭の時点でリセットがかかる信号P’l”(第12図
C)が得られる。この信号PTはイクスクルーシブオア
回路(8)に供給される。
また、信号SHによりフリップフロップ(7)がトリガ
されるとともに、端子(10)を通じたフィールド周期
の信号FLによりこのフリップフロップ(7)がリセッ
トされ、これより1水平区間毎に状態を反転する信号L
A(第12図D)が得られ、この信号LAがイクスクル
ーシブオア回路(8)に供給される。したがって、この
イクスクルーシブオア回路(8)からは、l水平区間毎
に、信号P Tそのままの位相のものと、信号PTが反
転したものとが交互に表われる信号、すなわち選択信号
SEL (第12図E)が得られる。
例えば、この選択信号SELが「1」のとき選択回路(
4)から5ビツトの画素データを得、「0」のとき3ビ
ツトの画素データを得るようにすれば、前述したように
出力端子(11)には画面上において第13図に示した
ような5の目格子状に5ビツト画素データと3ビツト画
素データが配列される伝送データが得られる。
第14図はこの伝送データの受信装置の一例のブロック
図で、3ビツトあるいは5ビツトのデータは、入力端子
(12)を通じて例えばシフトレジスタ(5ビツト)と
その周辺回路からなる変換回路(13)に供給される。
一方、画素周期の受信側のクロックCLK2が端子(1
4)を通じて変換制御信号形成回路(16)に供給され
るとともに、水平区間の頭の位置やフィールドの頭の位
置を示す信号It)が端子(15)を介して変換制御信
号形成回路(16)に供給される。
デジタル映像信号の伝送の場合、水平同期信号や垂直同
期信号は伝送しない。しかし、サンプリング周波数に応
じてl水平ライン当たりのl!!素サンプル数は定まっ
ているから水平ライン分のデータの先頭は判別でき、ま
た、水平ライン数からフィールドも識別でき、これから
信号IDが得られる。また、この信号10とクロックC
LK2とを一定位相関係とすることによりクロックCL
K2を画素データに同期させることができる。
なお、これらの水平区間及びフィールド等を識別するた
めの信号IDも、データとともに伝送するようにしても
もちろんよい。
そして、この信号IDとクロックCLK2とから、伝送
装置側の選択信号SELに対応する変換制御信号が得ら
れる。
そして、変換回路(13)においては、この変換制御信
号により画素データが5ビツトのときはその5ビツトの
データがそのまま1)/へコンバータ(17)に出力さ
れ、また、画素データが3ビツトのときはこの3ビツト
のデータが5ビツトのシフトレジスタの上位3ビツトと
なるようにシフトされるとともに下位2ビツトにはデー
タ“0”がつめられて合計5ビツトとされ、これがD/
^コンバータ(17)に対して出力される。  D/A
コンバータ(17)にはクロックCLK2が供給され、
5ビツトの画素データがアナログ信号に戻され、出力端
子(18)に復調された映像信号が得られる。
第15図は伝送装置の他の例のブロック図で、この例に
おいては、入力端子(21)を通じた映像信号が5ビツ
トのA/Dコンバータ(22)及び3ビツトのA/ロコ
ンバータ(23)に供給され、それぞれ端子(24)を
通じたクロック信号CLKによって各画素がサンプリン
グされて、デジタルデータに変換される。そして、この
場合^/Dコンバータ(22)からは5ビツトの画素デ
ータが得られ、これが選択回路(25)の一方の入力端
子に供給されるとともにA/Dコンバータ(23)から
は3ビツトの画素データが得られ、これが選択回路(2
5)の他方の入力端に供給される。そして、この選択回
路(25)には、第11図例と同様に、選択信号形成回
路(26)からの、端子(24)を通じたクロック信号
CLKI及び端子(27)を通じた水平周期の信号SH
から形成された選択信号SELが供給され、第11図例
と同様に第13図のように5ビツトの画素データと3ビ
ツトの画素データがそれぞれ5の目格子の位置となるよ
うに選択回路(25)よりこれら5ビツトデータと3ビ
ツトデータとが1画素毎に交互に取り出され、出力端子
(28)を通じて伝送される。
第16図は伝送されたデジタル映像信号の受信装置の他
の例のブロック図で、伝送データは入力端子(31)を
通じて選択回路(32)に供給される。
一方、端子(33)を通じてクロック信号CLK2及び
信号10がタイミング信号発生回路(35)に供給され
、これよりは画素データ毎に状態を反転する選択信号S
EL’)が得られ、これが選択回路(32)に供給され
る。選択回路(32)はこの選択信号SEL’)により
選択制御され、5ピツトの画素データは、5ビツト用の
D/Aコンバータ(36)に、3ビツトの画素データは
3ビツト用のD/Aコンバータ(37)に、それぞれこ
の選択回路(32)から供給される。そして、タイミン
グ信号発生回路(35)からは、5ビツトの画素データ
の周期に同期したクロック信号CK sが得られるとと
もにこの信号CKsが位相反転した状態の3ビツトの画
素データの周期に同期したクロック信号CK 3が得ら
れ、クロック信号CKsはD/Aコンバータ(36)に
、クロック信号CK 3はD/Aコンバータ(37)に
、それぞれ供給される。そして、各D/Aコンバータ(
36)及び(37)において画素データがアナログ信号
に変換され、その合成出力信号、すなわち、再現された
映像信号が出力端子(38)に得られる。
なお、第11図例の伝送装置からの伝送データを第16
図例の受信装置で受信して復号するようにしてもよいし
、また、第15図例の伝送装置からの伝送データを第1
4図例の受信装置で受信して復号するようにしてもよい
第11図例及びこの第15図例の場合、画素データを5
ピツトと3ビツトで送るので、空間的に積分された画面
上で見れば、すべての画素データを4ビツトで伝送した
のと等価であり、第9図に示した従来例の8ビツトの画
素データを5の目格子に間引いて伝送する場合と解像度
としてはほぼ等しい。
しかし、第9図の従来例の場合には、空間方向の圧縮の
みを考え、全くデータを送らない画素があったために冒
頭で述べたような再現できない画像が生じるが、上述し
た伝送装置の場合には空間方向の圧縮のみではなく、レ
ベル方向の圧縮をも考慮して、画素データは必ず伝送す
るようにしているので、従来例のような欠点がなく、バ
ランスの良い圧縮ができる。
ところで、このようなデジタル映像信号を受信して復号
する場合、前述の例のように単に5ビツトの画素及び3
ビツトの画素をそのまま復号して合成してアナログ映像
信号を再現した場合、次のような問題が生じる。
すなわち、0印の画素データのビット数とΔ印の画素デ
ータのビット数が異なるため例えば同じ輝度レベルの画
素であっても復号した輝度レベルが異なってしまう。
例えば、輝度レベルが−様な画面であっても○印の画素
の輝度レベルとΔ印の画素の輝度レベルが第13図で波
形SYで示すように異なることにより、5の目格子の明
暗パターンが画面に表われてしまうことになる。これは
ビット数の差が大きいほど顕著になり、画質の劣化につ
ながる。
この発明はこの欠点を改善して良好な映像信号を再生す
ることができるようにすることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明によるデジタル映像信号の受信装置においては
、前述のような新規なデジタル映像信号の伝送装置から
のデジタル映像信号を受信するに当たって、受信画素デ
ータの画面上における周辺の複数の参照画素データを抽
出する抽出手段(81)と、上記複数の参照データの任
意の一つが受信画素データのビット数よりも大なるビッ
ト数の画素データであるとき、この参照ii!1ii素
データのレベルが受信画素データの量子化レベル範囲内
にあるか否かを判別し、範囲内にあるときは参照画素デ
ータそのものを、範囲内にないときは受信WI素データ
の量子化レベルの上限値又は下限値を発生する参照画素
修正手段(87B)  (87C)  (87D)  
(87E)(88B ’)  (88C”)  (88
0”)  (881! )と、この参照画素修正手段の
出力データを用いて受信画素デー夕を補正する補正手段
(89)とを備える。
〔作用〕 大なるビット数で伝送された画素データの復号値が、そ
の周辺の小なるビット数で伝送された画素データを参照
して補正されるので、画素毎のビット数の違いによる復
号レベルの差が少なくなり、この画素毎のビット数の差
により画面上に表われるノイズは目立たなくなる。
〔実施例〕
本発明者等はレベル方向のデジタル映像信号の圧縮方式
として適応型ダイナミック・レンジ符号化方式(以下A
DRC方式と称する)を提案した(1986年12月1
1日社団法人電子通信学会発表MR86−43)。
このADRC方式は、テレビジョン信号の持つ強い時空
間の相関を利用した符号化方式である。
すなわち、画像をブロック分割すると、各ブロックは局
所的相関により、小さなダイナミックレンジしか持たな
いことが多い、そこで、このADRC方式では画像をブ
ロック分割し、各ブロックのダイナミックレンジを求め
、適応的に画素データを再符号化することにより各画素
データを元のビット数よりも少ないビット数に圧縮でき
るようにしている。
画像のブロック分割の方法としては水平ライン方向のみ
の分割(1次元的^DRC) 、水平、垂直両方向の方
形領域による分割(2次元ADRC) 、さらに複数フ
レームにわたる空間的領域を考えた分割(3次元ADR
C)が提案されている(例えば、特開昭61−1449
90号公報、特開昭61−144989号公報、さらに
特開昭62−92620号公報参照)。
3次元AI)RCではブロック毎に2フレ一ム間の動き
検出を行ない、静止ブロックでは例えば後のフレームの
データは送らずに、いわゆる駒落しを行なうことで、さ
らに効率のよい符号化ができる。
もっとも、この場合には、各ブロックに1ビツトの動き
情報コードを必要とするが、静止領域では1/2のデー
タ圧縮ができる。
再符号化時の各ブロック毎のビット数の割り当ては、元
の1!i素データのピント数より少ない一定値として、
各ブロック毎のダイナミックレンジに応じて量子化ステ
ップ幅を変える方式(以ト固定長へ〇RCと称する;前
掲公報参照)の外に、各ブロック毎のダイナミックレン
ジの大きさに応じて各ブロック毎の割り当てビット数を
変える方式(以ド可変長ADRCと称する)も提案して
いる(例えば特開昭61−147689号公報参照)。
以上のようなレベル方向の圧縮を行なうへ〇RC方式の
デジタル映像信号伝送システムに前述した新規な伝送方
式を適用すれば、さらにバランス及び効率のよい圧縮を
行なうことができる。″そこで、以下に承す実施例にお
いては、このへ〇RC方式にこの発明を通用した場合を
例にとって説明する。
先ず、伝送装置について説明する。
第2図は固定長ADRC方式のシステムに前述した新規
な伝送方式を通用した場合の構成例を示すものである。
すなわち、入力端子(41)を通じた映像信号はA/D
コンバータ(42)に供給されて、端子(43)からの
クロック信号CLKzにより例えば各画素が8ビツトの
デジタルデータに変換される。このデジタルデータはブ
ロック化回路(44)に供給されて、例えば3ライン×
6画素の2次元小ブロック毎にブロック分割される。各
ブロック毎のデータは最大値最小値検出回路(45)に
供給され、各ブロック内の画素データの最大値MAXと
最小値MINを求める。
ブロック化回路(44)からのブロック毎のデータは、
また、検出回路(45)における遅延時間分の遅延回路
(46)を通じて減算回路(47)に供給される。この
減算回路(47)には検出回路(45)からのそのブロ
ック内の最小値MINが供給され、このブロックの各画
素データからブロック内最小値MINが減算されて差分
データΔOAT^が得られる。そして、その差分データ
Δ0^T^が適応型エンコーダ(48)に供給される。
一方、検出回路(45)からの各ブロック毎の最大値M
AX及び最小値MINのデータは、ダイナミックレンジ
検出回路としての減算回路(49)に供給されて、MA
X−MIN=L)Rとして、ブロック内ダイナミックレ
ンジDRが検出されるとともに、このダイナミックレン
ジL)Rは適応型エンコーダ(48)に供給される。適
応型エンコーダ(48)では、これに入力されたダイナ
ミックレンジDRに応じてブロック内割当てビット敬重
TSが選択され、減算回路(47)からの差分画素デー
タΔDATA、/l<元の8ビツトより少ないビット数
、例えば2ビツトに圧縮されたデータBPLに再符号化
され、このデータBPLが適応型エンコーダ(48)よ
り得られる。
lブロック内の画素データは、すべて最小値MINから
最大値MAX迄のダイナミックレンジDR内に属してい
る。適応型エンコーダ(48)ではブロック内ダイナミ
ックレンジDRをブロック内割当てビット敬重TS (
固定長ADRCではすべてのブロックで同一)に応じて
分割し、各分割レベル範囲に対応したコードを設定し、
各画素データがどのレベル範囲に属するかを判定して、
各画素に対し、その属するレベル範囲に対応したコード
を出力データBPLとする。
この場合の符号化方法の例としては、復号時、各レベル
範囲の復号データとしてどの代表レベルを用いるかによ
り第4図と第5図に示すような2通りの方法が提案され
ている。但し、両図の例では、出力データBPLのビッ
ト数を2ビツトとしている。
第4図の例ではブロック内ダイナミックレンジDRを2
HITR=4個に等分割し、各分割レベル範囲の中央値
LO,Ll、L2.L3を復号時の値として利用してい
る。この方法では量子化歪を小さ(できる。この符号化
方法をノー・エツジ・マツチングと称し、以下NEMと
略称する。
第5図の例は代表最小レベルLOは最小値MIN2代表
最大レベルL3は最大値MAXとした場合である。すな
わち、この場合、ダイナミックレンジを(2HITs+
1 2) =5個に分割し、最も最小レベル側の分割レ
ベル範囲の代表レベルとして最小値MINを用い、また
、最も最大レベル側の分割レベル範囲の代表レベルとし
て最大値MAXを用いる。そして、その間は、分割レベ
ルの2つ毎に分け、それぞれ2分割レベルの境界のレベ
ルを代表レベルLl、L2とする。
この方法によれば、最小値MIN、最大値MAXを有す
る画素データが1ブロツク内に必ず存在しているので、
誤差が0の符号化コードを多くすることができるという
利点がある。この符号化方法をエツジ・マツチングと称
し、以下EMと略称する。
エンコーダ(7)の出力データBPLは次式で定義され
る。
(固定長ADRCの場合には割り当てビット数BITS
が一定である) こうして得られた出力データBPLは選択回路(50)
に供給される。そして、この選択回路(50)からは選
択信号形成回路(51)からの選択信号SELによって
前述と同様に水平及び垂直の隣り合う画素同志ではビッ
ト数がこの例では2ビツトと1ビツトと異なるようにさ
れたデータが得られる。この例の場合、選択信号形成回
路(51)には端子(43)を通じたクロック信号CL
KLが供給されるとともに、ブロック化回路(44)よ
りブロック化の際に使用される水平区間の先頭の時点、
ブロックの水平方向の区切り及び垂直方向の区切りの時
点の情報が供給され、これらに基づいて選択信号SEL
が形成される。
選択回路(50)から得られたII!li素が4ビツト
及び3ビツトのデータと、ブロック内ダイナミックレン
ジORと、また、ブロック内最小値MINがフレーム化
回路(52)に供給されるとともに回路(51)からの
選択信号SELがこのフレーム化回路(52)に供給さ
れて、フレーム化され、コノフレーム化回路(52)か
らのデータが出力端子(53)を通じて伝送される。
なお、この場合、適応型エンコーダ(48)に、ΔDA
TAを2ビツトの出力データBPLに変換する回路(例
えばROM)と、ΔDATAを1ビツトの出力データB
PLに変換する回路(例えばROM)とを設け、選択信
号SELによりこれら2ビツトと1ビツトの*換回路か
らの出力BPLを切り換えて出力するようにしてもよい
、この場合には、選択回路(50)は不要になり、その
代わりに適応型エンコーダ(48)の出力に2ピントと
1ビツトの変換回路の出力の一方を選択する選択回路を
設ければよい。
この場合、データBPLの他に伝送する付加コードとし
てはダイナミックレンジDHとブロック内最大値MAX
又はブロック内最小値MINとブロック内最大値MAX
であってもよい。
第3図は第2図例のエンコーダよりのデータの受信装置
の一例である。
すなわち、伝送されたデータは入力端子(61)を通じ
てフレーム分解回路(62)に供給される。
そして、フレーム分解回路(62)からの画(家データ
は適応型デコーダ(63)に供給される。また、伝送さ
れたブロック内ダイナミックレンジDHは、フレーム分
解回路(62)より適応型デコーダ(63)に供給され
る。適応型デコーダ(63)では、ブロック内ダイナミ
ックレンジDRに応じた割当てビット数BITSが得ら
れ、この情@BITsが使用されて適応復号がなされる
また、フレーム分解回路(62)からのブロック内最小
値MINは、加算回路(66)に供給される。
この場合、適応型デコーダ(63)に2ビツトのデータ
を適応復号する手段! (例えばROM)と1ビツトの
データを適応復号する手段■(例えば1(OM)が設け
られ、割当てビット数BITSとして、これら手gt及
び手段■に2ビツト及び1ビツトが与えられる。
また、フレーム分解回路(62)からはエンコーダ側の
選択回路(50)の選択信号に関連する信号がタイミン
グ信号形成回路(64)に供給され、この形成回路(6
4)より伝送されてきた2ビツトと1ビツトの画素デー
タに同期する切換制御信号が得られる。そして、この切
換制御信号が適応型デコーダ(63)に供給され、手段
lと手段■とが切り換えられ、2ビツトの画素データと
1ビツトの画素データがそれぞれ適応復号されて、8ビ
ツトの差分データΔDATA″が、適応型デコーダ(6
3)より得られる。
この場合、適応型デコーダ(0)では、人力画素データ
としての各分割レベル範囲の符号化コードB P L(
2ビツトと1ビツトのデータである)から、例えば2ビ
ツトのBPLについては第4図及び第5図に示したよう
に代表レベルLO,LL。
L2.L3のそれぞれより最小値MINを減算した差分
データΔDATA”を得、これを加算回路(65)に供
給し、復号画素データDATA″を得る。この後彎画素
データDATAMはブロック毎のデータであるので、ブ
ロック分解回路(66)において、ブロックが分解され
て、元の時系列の画素データに戻される。
このブロック分解回路(66)からのデジタル映像信号
は隣接画素適応復号回路(67)に供給される。また、
フレーム分解回路(62)からのブロック内ダイナミッ
クレンジDRはブロック分解回路(68)に供給されて
、デジタル映像信号の時系列に合わせられる。つまり、
各画素データについて、それが属していたブロックのダ
イナミックレンジDRがそれぞれ付与されることになる
。このブロック分解回路(68)からのダイナミックレ
ンジDHは隣接画素適応復号回路(67)に供給される
この隣接画素適応復号回路(67)は、2ビツトで伝送
されてきた画素のデータについては、後述するようにそ
の周辺の1ビツトで伝送されてきた画素のデータを参照
して補正する。
また、この例では1ビツトで伝送されてきた画素のデー
タについても、後述するようにその周辺の2ビツトで伝
送されてきた画素のデータを参照して補正する。
この2ビツトの画素データについての補正処理と1ビツ
トの画素データについての補正処理をこの隣接画素適応
復号回路(67)の入力画素データに同期して切り換え
るため、この隣接画素適応復号回路(67)にはタイミ
ング信号形成回路(64)からの変換制御信号が供給さ
れる。
この隣接画素適応復号回路(67)からの各補正値は、
0/^コンバータ(69)に供給され、タイミング信号
形成回路(64)からのクロックCLK2に従ってアナ
ログ信号に戻され、出力端子(70)に導出される。
デコーダ(63)で行われる演算は次式のように表わす
ことができる。
NEMの場合、 但し、BITS= 0のとき、NEMとEMとで同一と
する。
第1図は、隣接画素適応復号回路(68)の一実施例を
示し、第6図〜第8図を参照しながら以下説明する。
第1図においてブロック分解回路(66)からの画素デ
ータ(8ピント)は周辺画素データの抽出回路(81)
に供給される。この抽出回路(81)はそれぞれlライ
2分の画素データのメモリからなる遅延回路(811)
及び(812)の直列回路で構成される。この場合、遅
延回路(811)の出力画素データSAの画素位置を基
準に考えると、遅延回路(811)の人力画素データS
Bはその真上の位置の画素のデータであり、遅延回路(
812)の出力画素データSCはその真下の位置の画素
のデータであり、また、遅延回路(811)よりのその
出力データより1画素分後の出力データSDはその左隣
りの位置の画素のデータであり、遅延回路(812)か
らの入力データSAより1画素分前の画素データSEは
その右隣りの位置の画素のデータである。
また、ブロック分解回路(68)からのブロック分解さ
れたブロック内ダイナ、ミックレンジ゛DRは各画素デ
ータの対応ダイナミックレンジ発生回路(82)に供給
される。この対応ダイナミックレンジ発生回路(82)
は、1ライン分のメモリからなる遅延回路(821)及
び(822)の直列回路で構成され、遅延回路(821
)の出力データとして画素データSAに対応するダイナ
ミックレンジDRAが、遅延回路(821)の入力デー
タとして画素データSHに対応するダイナミックレンジ
DRBが、遅延回路(822)の出力データとして画素
データSCに対応するダイナミックレンジDRCが、ま
た、遅延回路(821)からのその出力データより1画
素分後の出力データとして画素データsDに対応するダ
イナミックレンジDRDが、遅延回路(822)からの
その入力データより1画素分前の出力データとして画素
データSEに対応するダイナミックレンジL)REが、
それぞれ得られる。
また、(83)は画素データSAがO印の2ビツトの画
素のデータであるとき、その量子化レベル範囲の上限値
U 11 A 2及び下限値LθA2を得る上限値下限
値形成回路で、抽出回路(81)からの画素データSA
及び発生回路(82)からの対応ダイナミンクレンジL
)RAが供給される。
また、(84)は画素データSA、SB、SC。
SD、SEがΔ印の1ビツトの画素のデータであるとき
、そのそれぞれの量子化レベル範囲の上限値UθAx、
UθB、 UθC,UθD、UθE及び下限値LθA1
.LθB、LθC,LθD。
LθEを得る上限値下限値形成回路で、抽出回路(81
)からの画素データSA、SB、SC,SD。
SE及び発生回路(82)からの対応ダイナミックレン
ジDRA、DRB、DRC,CRD、1)REが供給さ
れる。
例えば、データBPLがNEM方式で符号化された場合
の上限値及び下限値の形成について説明する。
第7図はtJEMでBITS−2の場合、第8図は同じ
(BITS−1(7)場合で、かつ、MIN−OSMA
X=4とした場合である。第7図及び第8図から明らか
なように、復号値LO,Ll、L21  L3は各量子
化レベル範囲の中央値であるから、ダイナミックレンジ
L)Rの分割数をXとすると上限値、上限値は、その画
素の復号値に、DRXI/2xの値kを加算又は減算し
たものとなる0分割数XはNEMの場合には前述したよ
うに、x= 1/ 2 kllT!jであるから、ビッ
ト数BITSの画素データについての値には に一*DRX 1/2”“0 である。そこで、形成回路(83)においては、遅延回
路(821)からの2ビツトの画素データSAについて
の対応ダイナミックレンジDNAが演算回路(831)
に供給されて、DRAXI/8なる演算がなされ、これ
より値に2が得られる。この値に2は加算回路(832
)及び減算回路(833)に供給される。一方、これら
加算回路(832)及び減算回路(833)には抽出回
路(81)からの画素データSA(これは復号値である
)が供給される。したがって、加算回路(832)から
は、2ビツトの画素データSAについての量子化レベル
範囲の上限値UθA2が、減算図II(833)からは
下限値しθA2が、それぞれ得られる。
また、形成回路(84)においては、発生回路(82)
からの対応ダイナミックレンジを1/4にする演算回路
(841)と、その演算出力に1と抽出回路(81)か
らの各画素データとの加算及び減算を行なう加算回路(
842)及び減算回路(843)とからなる回路が、画
素データSA、SB、SC。
SD、SEに対応して5個設けられ、それぞれの回路よ
り上限値UθA1.UθB、LlθC,UθD。
UθE及び下限値LθAt、LθH,LθC1LθD、
LθEが得られる。
また、第1図において、(85B>  (85C)  
(85D)(85E)及び(86B )  (86G 
)  (86D )  (861()はタイミング信号
形成回路(64)からの制御信号によってO印の画素と
Δ印の画素とに同期して切り換えられるスイッチ回路で
、画素データSAが0印の画素のときは図の状態に切り
換えられ、画素データSAがΔ印の画素のときは図の状
態とは逆の状態に切り換えられる。そして、これらスイ
ッチ回路(85B)  (85G>  (850)  
(85ft)及び(86B )  (86C)  (8
6D )  (86E )は、それぞれ画素データと上
限値と下限値の情報をそれぞれ選択的に得る。
すなわち、図の状態に切り換えられるときは、スイッチ
回路(85B)  (85C)  (850)  (8
5g)からの画素データとしてはii巣データSAがそ
れぞれ得られるとともに、上限値UθB、UθC1Uθ
D、  UθE及び下限値しθB、LθC,LθD。
LθEがそれぞれ得られる。
また、スイッチ回路<86B )  86C)  (8
60)(86B )からは画素データとしてIM素デー
タSAがともに得られるとともに上限値′出力、゛−シ
て上限値UθA2が、下限値出力として下限値しθA2
が、それぞれ得られる。
また、図の状態と逆の状態に切り換えられるときは、ス
イッチ回路(85B)  (85C)  (850)(
85FL)からの画素データとしては、画素データSB
、SC,SD、SEがそれぞれ得られるとともに、上限
値の情報として上限値UθA1がそれぞれ得られ、下限
値の情報として下限値LθA1がぞれぞれ得られる。
また、スイッチ回路(86B )  (86C)  (
8611)(861りから画素データ出力として画素デ
ータSB、SC,SD、SEがそれぞれ得られるととも
に、上限値出力としてUθA1が、下限値出力としてL
θAr、が、それぞれ得られる。
(87B)  (87C)  (87D)  (87M
>は判定回路で、これらはそれぞれスイッチ回路(85
B)  (85G)(850)  (85H)からの画
素データ出力と上限値の情報との比較回路(871B)
  (871C)  (8710)(871E)と、同
じく画素データ出力と下限値の情報との比較回路(87
2B)  (872C)  (8720)  (872
B)と、これら比較回路の出力から後述する切換回路(
88B )  (88C)  (88D )  (88
E )の切換信号SWB、SWC,SWD、SWEをそ
れぞれ形成する切換信号形成回路(873B)  (8
73C)  (873D)(873[E)とで構成され
る。
切換回路(88B )  (88C)  (880) 
 <88E)は判定回路(87B)  (87C)  
(870)(87B)からの切換信号によりスイッチ回
路(86B)  (86G)(86D )  (86t
! )からの3つのデータすなわち画素データ、上限値
、下限値のうちのいずれか1つを選択して出力し、加重
平均回路(89)に供給する。
加重平均回路(89)においては各切換回路(88B)
(88C)  (88D )  (88E )の出力に
適当な重み付けをした後、これらの平均を演算し、補正
画素データとして出力端子(9o)に出力する。
次に、以上の隣接画素適応復号回路(67)の適応復号
動作について説明する。
先ず、O印で示す2ビツトの画素データをその周辺のΔ
印で示す1ビツトの画素データを参照して補正する場合
を説明する。
以下に述べる説明においては、第6図Aおいて斜線を付
したO印の位置の2ビツトで伝送された画素Aの復号値
を、その周辺のΔ印で示す1ビツトで伝送された画素す
、c、d、eによって補正する場合を例にとることとす
る。なお、第6図において、細線はブロック分割線を示
し、同図Aで画@A、b、dは同じブロックに属してい
るが、画素eと、画素Cはそれぞれ別個のブロックに属
している。
ここで、抽出回路(81)からの゛画素データSAが第
6図Aにおいて○印の2ビツトの画素Aのデータである
ときを考える。すると抽出回路(81)からの画素デー
タSB、SC,SD、SEは、第6図Aにおいて、それ
ぞれΔ印で示す1ビツトの画素す、c、d、eのデータ
となる。説明の便買上、これらを画素データSb、Sc
、Sd、Seとする。
このとき、スイッチ回路(85B )  (85C) 
 (85D )(85B)及び(86B)  (86C
)  (86D)  (86K)は図の状態に切り換え
られている。
したがって、判定回路(87B)では比較回路(871
B)  (872B)において受信i!i素データSA
が画1bのデータsbの量子化レベル範囲の上限値Uθ
Bと下限値しθBと比較されて、受信画素データSAが
、画素すのデータsbの量子化レベル範囲内であるか、
上限値UθBより大きいか、下限値しθBより小さいか
が判定され、その判定結果に基づいて切換信号形成回路
(873B)より切換信号SWBが得られる。そして、
この切換信号SWBにより切換回路(88B)からは受
信画素データSAがi!!素データsbの量子化レベル
範囲内であるときは、受信画素データSAそのものが得
られ、受信画素データSAが上限値UθBより大きいと
きは受信画素データSAの量子化レベル範囲の上限Uθ
A2が得られ、受信画素データSAが下限値しθBより
小さいときは受信画素データの量子化レベル範囲の下限
値LθA2が得られる。
受信画素データSAが画素データsbの量子化レベル範
囲外にあるとき、受信画素データSAの量子化レベル範
囲の上限値UθA2又は下限値LθA2を得るのは、受
信画素データSAの周辺の画素すの修正値を得るのに、
この修正値は受信画素データSAの量子化レベル範囲内
にあると考えられるからである。
同様にして、判定回路(87C)  (870)  (
871! )では受信画素データSAが画a c r 
 a *  eのデータSc、Sd 、Seの量子化レ
ベル範囲の上限値UθC,UθD、UθEと下限値Lθ
C,LθD。
LθEと比較されて、受信画素データSAが、画素デー
タSc、Sd 、Seの量子化レベル範囲内であるか、
上限値UθC,UθD、 UθEより大きいか、下限値
LθC,LθD、LθEより小さいかが判定され、その
判定出力としてそれぞれ切換信号がSWC,SWD、S
WEが得られる。そして、これら切換信号SWC,SW
D、SWEにより切換回路(88C)  (88D )
  (88H)からは受信画素データSAが画素データ
Sc、Sd 、Seの量子化レベル範囲内であるときは
、受信画素データSAそのものが得られ、受信画素デー
タSAが上限値Uθc、vov、uθEより大きいとき
は受信画素データSAの量子化レベル範囲の上限値Uθ
A2が得られ、受信画素データSAが下限値LθC,L
θD、LθEより小さいときは受信l!!素データSA
の量子化レベル範囲の下限値LθA2が得られる。
そして、こうして得られた切換回路(88B)(88C
)  (88D )  (88t! )からの修正画素
データが加重平均回路(89)に供給されて、加重平均
が演算され、画素データSAの補正値がこれより出刃端
子(90)に導出される。
なお、加重平均回路(89)における出み付は係数は、
画素Aと周辺画素す、c、d、eとの距離等を参照し、
画素Aと相関の強いと考えられるものほど1に近い値と
される。
この場合、画素Aの復号値が第7図でL3=3.5で、
その周辺画素す、c、d、eの復号値がすべて第゛8図
でL1=3であれば、切換回路(88B )(88C)
  (880)<881りの出力もすべてLa=3.5
になるので加重平均回路(89)の出力は3.5にほぼ
等しい値となる。11純平均をとれば、補正値はまった
く等しく3.5になる。
また、画素Aの復号値が第7図でL3 =3.5で、周
辺画素のうち、画素す、  c、  dの復号値が第8
図でL1=3で、画素eの復号値が第8図でり。
−1であった場合には、切換回路(88B )  (8
8C)(881))からはii!il素Aの復号値L3
=3.5が、そのまま得られるが、切換回路(85E)
からは復号値1の代わりに、第7図で復号値し3を取り
得る下限値LθA2=3が得られる。このときの画素A
の復号値の補正値は(3,5X 3 + 3 ’) /
 4 =3.375となる。
次に、抽出回路(81)からの出力1!l素データSA
が第6図Bで斜線を付して示すΔ印の1ビツトの画素a
のデータである場合を考える。このとき、抽出回路(8
1)からの画素データSB、SC。
SD、SEは第6図でその周辺の画素B、C,D。
Eの2ビツトのデータである。以下の説明の便宜上、画
素aのデータをSa、画素B、C,D、EのデータをS
B、SC,SD、SEとする。
このときはスイッチ回路(85B )  (85C) 
’ (850)(85E)及び(86B)  <86C
)  (860)  (86E)は図の状態とは逆の状
態に切り換えられている。
したがって、各判定回路(87B)  (87C)  
(87D)(871では、それぞれ、比較回路(871
B)  (872B) 。
(871G>  (872C) 、  (8710) 
 (8’/2D) 、  (8711り  (872f
りによりそれぞれの入力画素データSB、SC,SD。
SEのレベルが画素データSaの量子化レベル範囲W内
にあるか、この範囲Wの上限値U /7 A tより高
いレベルであるか、この範囲Wの下限値LθA1より低
いレベルであるかが判定され、その判定結果に基づいて
切換信号形成回路(873B) 、  (873C) 
(873D) 、  (873ビ)において切換信号S
WB。
SWC,5WL)、SWEが形成される。
そして、判定回路(87B )  (87C)  (8
70)(871りからの切換信号SWB、SWC,SW
D。
SWEによってそれぞれ切換回路(88B)  (88
G)(88D )  (88B )が切換制御され、そ
れぞれ判定回路(87B)  (8’/C)  (87
D)  (8714)において、その入力画素データS
B、SC,SL)、SHのレベルが、画素データSaの
量子化レベル範囲W内にあるときはその人力画素データ
SB、SC。
SD、SEがそのまま、また、範囲W外にあり、しかも
上限値UθA1より大きいときはこの上限値UθA1が
、また範囲W外にあり、しかも下限値LθA1より小さ
いときはこの下限値Lθが、それぞれ切換回路(88B
)  (88C)  (880)  (88h)より得
られる。
この切換回路(88B )  (88C)  (881
1)  (88H)の出力はそれぞれ加重平均回路(8
6)に供給され、前述と同様に、この加重平均回路(8
6) 、において、画素aと、その周辺の画素B、 C
,D、 Eとの相関の強さを考慮して、各切換回路(8
8B)  (88C)(88D )  (88M )の
出力に重み付けをした後、その平均を演算して出力する
。こうして、加重平均回路(86)からは画素aの補正
データが得られる。
この場合、m素aの復号値が、第8図でLt−3で、そ
の周辺画素B、C,D、Eの復号値がすべて第7図でL
3=’3.5であれば、切換回路(88B )(88C
)  (88D )  (88B >の出力もすべてL
3になるので加重平均回路(86)の出力はLm −3
,5にほぼ等しい値となる。単純平均をとれば、補正値
はまったく等しり3.5になる。
また、画素aの復号値が第8図でL1=3で、周辺@素
のうち、画素B、C,Dの復号値が第7図でL3−3.
5で、画素Eの復号値が第8図でLo−0,5であった
場合には、切換回路(88B)(88C)  (88D
)からはその復号値L3−3.5が、そのまま得られる
が、切換回路(881i)からは復号値0.5の代わり
に、第8図で復号値L1を取り得る下限値LθA1=2
が得られる。これは、画素Aの復号値がLlであれば、
画素Aの復号値はこの復号値L1の量子化レベル範囲内
にのみ存在すると考えられるからである。このときの画
素Aの復号値の補正値は(3,5X 3 + 2) /
4−3.125となる。
同様に、i!素Aの復号値が第8図でLO=1で、周辺
画素B、  C,D、 Eのいずれかがこの復号値Lo
の上限値より大きいときは、画素Aの復号値として存在
する値の最大値、つまり、その量子化レベル範囲の上限
値UθA1が画素H,C,l)。
Eの復号値の代わりに使用されるわけである。
なお、以上はNEMの場合であるが、EMの場合には、
上限値及び下限値の形成回路C&3)  (84)にお
ける演算回路(831)  (841)において、DR
X  1/ (2””−2)なる演算を行なうことによ
り、値kz 、ktを得ることができる。
なお、エツジマツチングのとき、復号値が最大値MAX
、又は最小値MINのとき、上限値及び下限値をその復
号値にに1又はに2だけ加算又は減算して得ると、上限
値及び下限値が、kl又はに2だけMAXより大きく、
又はMINより小さくなってしまう、そこで、回路(&
3 )  (84)において、復号値がMAX及びMI
Nのときは上限値及び下限値としてMAX及びMINを
出力するようにする。このとき、MINはフレーム分解
回路(62)からのブロック内最小値MINをブロック
分解して得、MAXはブロック分解したダイナミックレ
ンジDRとブロック分解した最小値MINとの和として
得る。
なお、以上の例では、高いビット数のデータと、低いビ
ット数のデータとが第6図のように5の目格子のように
なるようにして伝送したが、特にこのような画素配列と
なるように考慮することはなく、単に周期的に^いビッ
ト数のデータと低いビット数のデータとを切換えて伝送
するようにしてもよい。
また、lim素毎にビット数を変えるのではなく、複数
¥iJ素毎にビット数を変えてもよい、また、複数画素
毎に1画素あるいは複数画素毎に複数画素のビット数を
変えるようしてもよい。
さらに、ビット数は2種類ではなく、3種類以上用意し
て、これらを周期的に切り換えるようにしてもよい。
また、上記の例では、周辺画素として上、下。
左、右の画素のみを参照したが、さらに斜め方向にも小
なるビット及び大なるビットの画素が存在する場合には
、その画素をも第1図のように補正して、その画素をも
含めて加重平均を行なって補正値を得るようにしてもよ
い。この場合にも、この斜め方向の画素と補正される着
目Ilsとの距離等を考慮して、その斜め方向の画素に
重み付けをして加重平均を行なう。
〔発明の効果〕
この発明によれば、空間方向とレベル方向の両方向にバ
ランスのとれた圧縮がなされて伝送されたデジタル映像
信号の受信において、大なるビット数の画素データを、
その周辺の小なるビット数のm素データを参照して復号
化するようにしたので、画素データについてのビット数
の違いによる画面上のノイズは目立たなくなり、良好な
受信画像が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の要部の一実施例のブロック図、第2
図はこの発明が通用されるデジタル映像信号の伝送装置
の一例のブロック図、第3図はこの発明装置の一実施例
のブロック図、第4図〜第8図はこの発明の一実施例の
説明のための図、第9図は従来の伝送方法を説明するた
めの図、第10図は従来の受信側での復元動作の説明の
ための図、第11図はこの発明が通用されるデジタル映
像信号の伝送装置の一例のブロック図、第12図はその
、説明のためのタイミングチャート、第13図は伝送画
素データの説明のための図、第14図はその受信側の一
例のブロック図、第15図は伝送装置の他の例のブロッ
ク図、第16図はその受信側の一例のブロック図である
。 (81)は周辺!ii素の抽出回路、(8°/B ) 
 (87C)(870”)  (8711! )は判定
回路、(83)  (84)は量子化レベル範囲の上限
値及び−上限値の形成回路、(88B )  (88C
)  (88D )  (8B+! )は切換回路、(
86)は加速平均回路である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 同一の映像信号のデジタル化信号であって画素周期は等
    しいが、1画素当たりのビット数が異なる複数のデジタ
    ル映像信号のうちの1つを選択する選択回路と、 上記画素周期に関連した信号に基づいて上記選択回路の
    選択信号を形成する選択信号形成回路と、上記選択回路
    の出力を伝送する伝送回路とを有し、 上記選択信号によって上記選択回路が選択制御されて上
    記選択信号に応じた周期をもって上記ビット数が異なる
    デジタル映像信号が上記伝送回路に供給されるようにな
    されたデジタル映像信号の伝送装置より伝送されたデジ
    タル映像信号を受信する受信装置において、 受信画素データの画面上における周辺の複数の参照画素
    データを抽出する抽出手段と、 上記複数の参照画素データの任意の一つが上記受信画素
    データのビット数よりも小なるビット数の画素データで
    あるとき、上記受信画素データのレベルが上記参照画素
    データの量子化レベル範囲内にあるか否かを判別し、範
    囲内にあるときは上記受信画素データそのものを、範囲
    内にないときは上記受信画素データの量子化レベルの上
    限値又は下限値を発生する参照画素修正手段と、 この参照画素修正手段の出力データを用いて上記受信画
    素を補正する補正手段と、 を備えてなるデジタル映像信号の受信装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1055816C (zh) * 1994-01-04 2000-08-23 德克萨斯仪器股份有限公司 处理图象数据的系统和方法及其显示系统

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CN1055816C (zh) * 1994-01-04 2000-08-23 德克萨斯仪器股份有限公司 处理图象数据的系统和方法及其显示系统

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