JP5271243B2 - 画像特徴情報多重化装置、補間映像生成装置、受像機、画像特徴情報多重化プログラム、及び、補間映像生成プログラム - Google Patents

画像特徴情報多重化装置、補間映像生成装置、受像機、画像特徴情報多重化プログラム、及び、補間映像生成プログラム Download PDF

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Description

本発明は、カラー映像信号の画素補間処理に係り、特に、送信機側で画像特徴情報を映像信号に多重化して送信し、受像機側で受信した画像特徴情報を用いて、映像信号の画素補間処理を行う技術に関する。
単板カラー撮像方式や、4板プリズム撮像方式などにより撮像された映像信号の各色成分の画素数は、最終的に生成される映像信号の画素数より少ないため、不足する画素を補間処理によって補う必要がある。
例えば、映像信号には、近年では色再現性に優れたベイヤー配列(特許文献1)が広く用いられるが、本配列を例にすると、撮影された映像信号は、最終的に必要な画素数に対して、G信号では1/2、R信号およびB信号ではそれぞれ1/4の画素数しか有していない。このため、受像機側で、不足する画素の補間処理を行っている。
画素の補間処理方法として、周辺画素の平均値を取るバイリニア法などの単純な方法を採用すると、受像機側での信号処理の負荷は少なくて済むが、画像上にエッジや細かい縞模様などがあると、偽色などの画質劣化が生じる。
この画質劣化を最小限にとどめるために、画像の特徴を検出し、その特徴に合わせて適応的に画素の補間処理を行う手法が多数提案されている(非特許文献1)。リアルタイム性が重要な映像信号の画素補間処理においては、計算コストが少なく演算結果が安定した、FIR(Finite Impulse Response)フィルタ処理に基づく画素補間アルゴリズムが特に有効である。
米国特許第3971065号公報
B. K. Gunturk, et al."Demosaicking: Color Filter Array Interpolation", IEEE signal processing magazine, pp.44-54, January 2005.
しかし、適応的な画素補間処理を行う場合、最適なフィルタ係数を選択するために、注目する画素周辺の画像特徴情報を抽出するための信号処理と、その画像特徴情報に基づく実際のFIR(Finite Impulse Response)フィルタ処理という、2段階のステップの信号処理が必要となる。これらの処理は一般的には受像機側で行っている。
特に、最適なフィルタ係数を選択するステップでは、注目する画素周辺の画像特徴を評価して分類するという手順が必要となるため、最終的なフィルタ処理よりも大きな演算負荷がかかる。このことから、画素補間処理が必要な全ての受像機では、信号処理の負荷増大による、機器の大型化、製造コストの上昇、消費電力の上昇などの課題がある。
この課題を解決するための手段として最も簡単な方法は、映像の送信機側で画素補間処理を行い、補間によりアップコンバートされた映像信号を受像機側へ伝送することである。
しかし、この手法では、受像機側の信号処理の負荷は低下するが、映像信号を伝送するための伝送帯域が大幅に増加するという課題がある。例えば、ベイヤー配列に基づく信号の場合、画素補間を行ってフル解像度の信号を生成すると、非圧縮の場合、伝送には3倍の帯域が必要となる。また、従来の伝送インターフェースとの互換性も課題となる。
本発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、受像機側での画素補間処理の負荷を減らしながら、できる限り伝送帯域を増やさず、従来の映像信号との互換性を保つ技術を提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために創案されたものであり、まず、請求項1に記載の画像特徴情報多重化装置は、画像特徴情報に対応するフィルタ係数を用いて映像信号の画素補間処理を行う補間映像生成装置に対して、画像特徴情報を多重化した映像信号を出力する画像特徴情報多重化装置であって、入力手段と、特徴情報抽出手段と、信号多重化手段と、出力手段と、を備える構成とした。
かかる構成において、画像特徴情報多重化装置は、入力手段によって、映像信号を入力する。そして、画像特徴情報多重化装置は、特徴情報抽出手段によって、映像信号から、対象画素と周辺画素との相関を表す画像特徴情報を抽出する。なお、この画像特徴情報は、補間映像生成装置で用いられるフィルタ係数と予め対応付けられている。
そして、画像特徴情報多重化装置は、信号多重化手段によって、特徴情報抽出手段が抽出した画像特徴情報を、映像信号に多重化する。そして、画像特徴情報多重化装置は、出力手段によって、信号多重化手段が多重化した映像信号を出力する。
また、請求項2に記載の画像特徴情報多重化装置は、画像特徴情報に対応するフィルタ係数を用いて映像信号の画素補間処理を行う補間映像生成装置に対して、画像特徴情報とフィルタ係数とを多重化した映像信号を出力する画像特徴情報多重化装置であって、入力手段と、特徴情報抽出手段と、信号多重化手段と、出力手段と、フィルタ記憶手段と、を備える構成とした。
かかる構成において、画像特徴情報多重化装置は、入力手段によって、映像信号を入力する。そして、画像特徴情報多重化装置は、特徴情報抽出手段によって、映像信号から、対象画素と周辺画素との相関を表す画像特徴情報を抽出する。また、画像特徴情報多重化装置は、フィルタ記憶手段によって、フィルタ係数を記憶(保持)する。
そして、画像特徴情報多重化装置は、信号多重化手段によって、特徴情報抽出手段が抽出した画像特徴情報と、フィルタ記憶手段から取得した当該画像特徴情報に対応するフィルタ係数とを、映像信号に多重化する。そして、画像特徴情報多重化装置は、出力手段によって、信号多重化手段が多重化した映像信号を出力する。
また、請求項1又は請求項2に記載の画像特徴情報多重化装置において、入力手段が、アナログ映像信号をデジタル映像信号へ変換する変換手段をさらに備える構成としてもよい。
かかる構成により、画像特徴情報多重化装置は、アナログ映像信号に対しても、画像特徴情報を抽出して多重化することができる。
また、請求項3に記載の画像特徴情報多重化装置は、請求項1又は請求項2に記載の画像特徴情報多重化装置において、入力手段は、G信号が2チャンネル、B信号及びR信号がそれぞれ1チャンネルのベイヤー配列構造を有する映像信号を入力する構成とした。
かかる構成により、画像特徴情報多重化装置は、ベイヤー配列構造を有する映像信号を出力する撮像装置により撮像された映像信号に対しても、画像特徴情報を抽出して多重化することができる。
また、請求項4に記載の画像特徴情報多重化装置は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の画像特徴情報多重化装置において、特徴情報抽出手段は、映像信号の対象画素からN通りの方向(Nは2以上の整数)について相関を判定し、その中で最も相関の高い1つの方向を選択し、その方向情報を画像特徴情報として抽出する構成とした。
かかる構成により、画像特徴情報多重化装置は、画像特徴情報として方向情報を抽出することができる。
また、請求項5に記載の画像特徴情報多重化装置は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の画像特徴情報多重化装置において、信号多重化手段は、画像特徴情報を、映像信号の水平ブランキング期間又は垂直ブランキング期間の少なくとも一方に多重化する構成とした。
かかる構成により、画像特徴情報多重化装置は、映像信号の画素値の情報を変更しないため、映像の劣化が抑えられる。
また、請求項6に記載の画像特徴情報多重化装置は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の画像特徴情報多重化装置において、信号多重化手段は、画像特徴情報を、映像信号の当該画像特徴情報を抽出した前記対象画素と対応する画素の特定のnビット(nは1以上の整数)と置換することによって多重化する構成とした。
かかる構成により、画像特徴情報多重化装置は、多重化の前後で映像信号の映像フォーマットの互換性が維持されるように多重化できるとともに、nが小さい場合には映像信号の劣化が抑えられる。
また、請求項に記載の補間映像生成装置は、予め対応付けられたフィルタ係数と画像特徴情報とが多重化された映像信号を画像特徴情報多重化装置から入力して、映像信号に画素補間処理を行う補間映像生成装置であって、入力手段と、特徴情報分離手段と、補間方法選択手段と、補間処理手段と、出力手段と、を備える構成とした。
かかる構成によれば、補間映像生成装置は、入力手段によって、映像信号を入力する。そして、補間映像生成装置は、特徴情報分離手段によって、映像信号から、多重化されている画像特徴情報とフィルタ係数とを分離する。そして、補間映像生成装置は、補間方法選択手段によって、特徴情報分離手段が分離した画像特徴情報をフィルタ係数の指示情報に変換する。
そして、補間映像生成装置は、補間処理手段によって、補間方法選択手段が変換した指示情報に対応する、前記特徴情報分離手段が分離したフィルタ係数を用いて、前記映像信号の画素補間処理を行う。そして、補間映像生成装置は、出力手段によって、補間処理手段が補間した映像信号を出力する。
また、請求項に記載の受像機は、請求項7に記載の補間映像生成装置と、補間映像生成装置が出力する補間された映像信号を表示する表示手段と、を備える構成とした。
かかる構成によれば、受像機は、補間映像生成装置が出力した補間された映像信号を表示することができる。
また、請求項に記載の画像特徴情報多重化プログラムは、画像特徴情報に対応するフィルタ係数を用いて映像信号の画素補間処理を行う補間映像生成プログラムに対して、画像特徴情報を多重化した映像信号を出力するために、コンピュータを、入力手段、画像特徴情報を抽出する特徴情報抽出手段、信号多重化手段、出力手段、として機能させる構成とした。なお、画像特徴情報は、補間映像生成プログラムで用いられるフィルタ係数と予め対応付けられている。
また、請求項10に記載の画像特徴情報多重化プログラムは、画像特徴情報に対応するフィルタ係数を用いて映像信号の画素補間処理を行う補間映像生成プログラムに対して、画像特徴情報とフィルタ係数とを多重化した映像信号を出力するために、コンピュータを、入力手段、特徴情報分離手段、画像特徴情報とフィルタ係数とを映像信号に多重化する信号多重化手段、出力手段、として機能させる構成とした。
また、請求項11に記載の補間映像生成プログラムは、予め対応付けられたフィルタ係数と画像特徴情報とが多重化された映像信号を画像特徴情報多重化プログラムから入力して、映像信号に画素補間処理を行うために、コンピュータを、入力手段、特徴情報分離手段、補間方法選択手段、補間処理手段、出力手段、として機能させる構成とした。
請求項1、に記載の発明によれば、映像信号に、補間映像生成装置(受像機)で用いられるフィルタ係数と予め対応付けられた画像特徴情報を多重化するため、受像機側での画素補間処理による計算コストを大幅に削減させることができる。このため、受像機の小型化、省電力化、開発・製造のコスト削減につながる。
また、映像信号自体のフォーマットは維持されるので、従来の受像機等でも、問題なく映像信号を表示させることができる。
請求項2、10に記載の発明によれば、映像信号に、画像特徴情報と、当該画像特徴情報に対応するフィルタ係数とを多重化して送信するため、補間映像生成装置(受像機)側での画素補間処理による計算コストを大幅に削減させることができる。このため、受像機の小型化、省電力化、開発・製造コストの削減につながる。
また、映像信号自体のフォーマットは維持されるので、従来の受像機等でも、問題なく映像信号を表示させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、ベイヤー配列構造を有する映像信号を出力する撮像装置により撮像された映像信号に対しても、画像特徴情報を抽出して多重化することができる。
請求項4に記載の発明によれば、方向情報である画像特徴情報を抽出することができる。
請求項5に記載の発明によれば、映像信号の画素値の情報を変更しないため、映像の劣化を抑えつつ、映像信号に画像特徴情報を多重化できる。また、映像信号のフォーマットを変更することなく、映像信号に画像特徴情報を多重化できる。
請求項6に記載の発明によれば、映像信号に、1画素につきnビット使用した画像特徴情報を多重化するため、受像機側で選択できるフィルタ係数の数を多くすることができる。また、nが小さい場合には、映像信号の劣化を抑えることができる。また、映像信号のフォーマットを変更することなく、映像信号に画像特徴情報を多重化できる。
請求項7、11に記載の発明によれば、映像信号から、予め対応付けられたフィルタ係数と画像特徴情報とを分離して、画像特徴情報に対応したフィルタ係数を用いて、画素補間処理を行うため、画素補間処理による計算コストを大幅に削減することができる。このため、補間映像生成装置を小型化、省電力化でき、開発・製造コストを削減にすることができる。
請求項に記載の発明によれば、補間映像生成装置が出力した補間された映像信号を表示することができる。
映像信号処理システムの構成を示すブロック図である。 第1−3実施形態に係る画像特徴情報多重化装置の構成を示すブロック図である。 (a)映像信号におけるベイヤー配列構造の画素の位置関係を示す図である。(b)特徴情報抽出手段において、G信号の画像特徴情報抽出する方法の一例を示す図である。(c)特徴情報抽出手段において、R信号の画像特徴情報を抽出する方法の一例を示す図である。 信号多重化手段において、画像特徴情報を画素の最下位ビットと置換する方法を示す図である。 信号多重化手段において、映像信号と画像特徴情報との同期をとるための構成を示すブロック図である。 特徴情報抽出手段において、N通りの方向から相関の高い1つの方向を選択する場合の構成を示すブロック図である。 映像信号及び画像特徴情報のそれぞれに同期情報が含まれる場合の信号多重化手段の構成を示すブロック図である。 第1−3実施形態に係る補間映像生成装置の構成を示すブロック図である。 (a)G1信号及びG2信号の補間処理の流れを示す図である。(b)R信号の補間処理の流れを示す図である。(c)B信号の補間処理の流れを示す図である。 第1−3実施形態に係る画像特徴情報多重化装置の動作を示すフローチャートである。 第1−3実施形態に係る補間映像生成装置の動作を示すフローチャートである。 HD−SDI信号の画像特徴情報を多重化する部分(水平ブランキング期間のHANC領域)を示す図である。 信号多重化手段において、補間すべき画素の画像特徴情報を対応する2つの信号の最下位ビットと置換する方法を示す図である。 信号多重化手段において、補間すべき画素の画像特徴情報を対応する4つの信号の最下位ビットと置換する方法を示す図である。 第4実施形態に係る画像特徴情報多重化装置の構成を示すブロック図である。 第4実施形態に係る補間映像生成装置の構成を示すブロック図である。 1画面を4つの領域に分割して、ライン及び領域ごとに異なるフィルタ係数を対応付ける例を示す図である。 (a)1画面をMxNのブロックに分割する例を示す図である。(b)各ブロックと当該ブロックのフィルタ係数の格納場所との対応を示す図である。 第4実施形態に係る画像特徴情報多重化装置の動作を示すフローチャートである。 第4実施形態に係る補間映像生成装置の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について適宜図面を参照して説明する。
なお、実施形態において、同一の機能を有する手段には同一の符号を付して、その説明を省略する。
[映像信号処理システム]
図1を参照して、本発明の実施形態に係る映像信号処理システム1の構成について説明する。
映像信号処理システム1は、画像特徴情報多重化装置2が出力した映像信号を、補間映像生成装置3が受信し、映像表示装置4が表示するもので、画像特徴情報多重化装置2と、補間映像生成装置3と、映像表示装置4とを備える。
なお、補間映像生成装置3と映像表示装置4は、受像機5に一体的に備えられていてもよい。
画像特徴情報多重化装置2は、入力された映像信号から画像特徴情報を抽出し、この画像特徴情報を映像信号に多重化して、多重化した映像信号を出力するものである。
補間映像生成装置3は、画像特徴情報多重化装置2が出力した映像信号を入力し、多重化されている画像特徴情報に基づいて、映像信号に画素補間処理を行い、補間した映像信号を出力するものである。
映像表示装置4は、表示手段を備え、補間映像生成装置3が出力した補間された映像信号を表示手段に表示するものである。これは、液晶ディスプレイ等の一般的な表示装置である。以下の実施形態において、映像表示装置4は、共通であるので、その説明を省略する。
なお、画像特徴情報多重化装置2と補間映像生成装置3又は受像機5とは、図示しない放送波や、インターネット等のネットワークを介して、映像信号の送受信が可能なものとする。
(第1実施形態)
[画像特徴情報多重化装置2Aの構成]
図2を参照して、本発明の第1実施形態に係る画像特徴情報多重化装置2A(2)の構成について説明する。
画像特徴情報多重化装置2Aは、入力された映像信号から画像特徴情報を抽出し、映像信号と多重化して、多重化した映像信号を出力するものである。画像特徴情報多重化装置2Aは、入力手段21と、特徴情報抽出手段22と、信号多重化手段23と、出力手段24と、を備える。
入力手段21は、外部から映像信号を入力して、特徴情報抽出手段22と、信号多重化手段23とに出力するものである。
入力手段21に入力される映像信号は、デジタル映像信号又はアナログ映像信号である。入力手段21は、アナログ映像信号が入力される場合には、アナログ信号からデジタル信号へ変換する変換手段をさらに備える。
入力される映像信号は、特に限定されるものではないが、ここでは、映像信号は、ベイヤー配列構造(上記特許文献1)をもつ撮像装置により撮像され、映像信号の系列として、G信号2チャンネル、R信号及びB信号がそれぞれ1チャンネルで構成されると仮定する。各チャンネルの信号名をG1、G2、B、Rとすると、画素の位置関係は、図3(a)で示すように対応する。入力される映像信号は、各画素が10ビット階調のデジタル信号であると仮定し、このG1、G2、B、Rがそれぞれ独立した信号として入力されるものとする。
特徴情報抽出手段22は、入力手段21から映像信号を入力して、映像信号から対象画素と周辺画素との輝度や色の相関等を表す画像特徴情報を抽出して、信号多重化手段23へ出力するものである。
特徴情報抽出手段22は、G信号については、水平・垂直方向の相関を利用して補間するための画像特徴情報を抽出し、R信号及びB信号については、G信号との相関を利用して補間するための画像特徴情報を抽出するものとする。
すなわち、特徴情報抽出手段22は、G信号の対象画素について、水平方向に相関が強い場合を0、垂直方向に相関が強い場合を1として、1ビットの画像特徴情報を抽出する。また、特徴情報抽出手段22は、R信号及びB信号それぞれの対象画素について、G信号との相関が弱い場合を0、G信号との相関が強い場合を1として、1ビットの画像特徴情報を抽出する。
ここで、図3を参照して、特徴情報抽出手段22が映像信号から画像特徴情報を抽出する一例を説明する。
G信号について、例として、図3(a)の左の点線で囲まれた画素に対して、図3(b)のようにGa〜Geとおく。特徴情報抽出手段22は、未知の対象画素Geに対する画像特徴情報を、その周辺画素Ga〜Gdから求めるために、(1)式のようにΔHとΔVとを定義する。
Figure 0005271243
そして、特徴情報抽出手段22は、ΔH≦ΔVならば、水平方向の相関が強い(0)と判定し、ΔH>ΔVならば、垂直方向の相関が強い(1)と判定する。そして、特徴情報抽出手段22は、この1ビットの画像特徴情報を、後記する信号多重化手段23で多重化するために、例えば画素Gaの画像特徴情報とする。
また、R信号について、例として、図3(a)の右の点線で囲まれた画素に対して、図3(c)のようにRa〜Rd、G1a〜G1d、G2a〜G2dとおく。ここで、G1a〜G1d、G2a〜G2dは、G信号の画素である。特徴情報抽出手段22は、これらから、対象画素Raに対する画像特徴情報を求めるために、R信号とG信号との比である(2)式のNRa〜NRdを計算する。
Figure 0005271243
そして、特徴情報抽出手段22は、Raから右下方向の4画素について、(3)式の差分を計算し、その和を(4)式のように評価値NRaとする。
Figure 0005271243
Figure 0005271243
そして、特徴情報抽出手段22は、予め設定された適当な閾値C(>0)に対して、NRa<Cならば、G信号との相関がある(1)と判定し、NRa≧Cならば、G信号との相関がない(0)と判定する。そして、特徴情報抽出手段22は、この1ビットの画像特徴情報を、Raの画像特徴情報とする。
また、B信号についても、R信号と同様であるので、その説明を省略する。
このように、特徴情報抽出手段22は、映像信号のG1、G2、R、Bの各信号の各画素に対して、1ビットの画像特徴情報を抽出して、出力する。
この画像特徴情報は、後記する受像機側の補間映像生成装置3A(3)の補間方法選択手段33で選択されるFIRフィルタの係数と、予め対応付けられているものである。
図2に戻り、説明を続ける。
信号多重化手段23は、入力手段21から入力された映像信号に、特徴情報抽出手段22で抽出された画像特徴情報を多重化して、多重化した映像信号を出力手段24に出力するものである。
信号多重化手段23は、図4に示すように、対象画素の画像特徴情報を、当該画素の信号の最下位ビット(LSB;Least Significant Bit)と置換する。こうすると、入力された映像信号の最下位ビットの情報は失われるが、映像信号が9ビット階調を有するので、映像信号は、S/N(Signal-to-Noise ratio)54dB程度を確保することができる。これは、高精細テレビジョン(HDTV;High Definition TeleVision)などの映像信号では十分な品質である。
なお、信号多重化手段23は、多重化の前後で、映像信号の映像フォーマットの互換性が維持されるように画像特徴情報を多重化する。こうすることで、多重化された画像特徴情報を処理しない一般の受像機でも映像信号を再生することができる。
ここで、図5を参照して、映像信号と画像特徴情報とのタイミングの同期をとるための信号多重化手段23の構成について、説明する。信号多重化手段23は、映像遅延用メモリと、画像特徴情報用メモリと、画像特徴情報多重化手段とを備える。
信号多重化手段23は、画像特徴情報が映像信号と比べて遅延しているため、双方に対してメモリを備え、互いのタイミングを同期し、画像特徴情報多重化手段で多重化する。この構成では、信号多重化手段23は、メモリの読み書きと多重化の制御を行うために、外部から制御信号を入力する。
なお、図2において、制御信号は省略した。
図2に戻り、説明を続ける。
出力手段24は、信号多重化手段23から入力された多重化した映像信号を、外部に出力するものである。
この画像特徴情報多重化装置2Aによれば、入力手段21によって、映像信号が入力され、特徴情報抽出手段22によって、映像信号から画像特徴情報が抽出され、信号多重化手段23によって、映像信号に画像特徴情報が多重化され、出力手段24によって、多重化された映像信号が出力される。このため、映像信号に補間処理をするための画像特徴情報を予め多重化でき、受信機側での信号処理の負荷を軽減できる。
なお、画像特徴情報多重化装置2Aの構成はこれに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、特徴情報抽出手段22は、R信号及びB信号の画像特徴情報について、対象画素の右下方向の画素のみを評価対象としたが(前記(2)式〜(4)式)、上下左右に評価対象を広げてもよい。こうすることで、より高い精度で相関を評価することができる。
また、右方向の画素のみを評価対象として、計算量を減らしてもよい。
また、特徴情報抽出手段22において、各信号について、各画素につき1ビットの画像特徴情報を抽出した。しかし、特徴情報抽出手段22は、例えば、G信号上の各画素について、N通りの方向(Nは3以上の整数)について相関を判定し、その中で最も相関の高い1つの方向を選択し、その方向情報を画像特徴情報として出力してもよい。
この場合には、特徴情報抽出手段22は、G信号の各画素につき、n=ceil(logN)ビットの画像特徴情報を出力する。ここで、ceil(x)は、x以上の最小の整数を表す。したがって、信号多重化手段23では、対象画素の画像特徴情報を、当該画素の信号の下位nビットと置換することとなる。
ここで、図6を参照して、N通りの方向から相関の高い1つの方向を選択する場合の特徴情報抽出手段22の構成を説明する。特徴情報抽出手段22は、方向1から方向NまでのN個の相関評価手段と、評価値判定手段とを備える。
方向iの相関評価手段(iは1以上N以下の整数)は、映像信号が入力されると、注目画素に対する方向iに関する相関を評価し、評価値を評価値判定手段に出力する。
評価値判定手段は、方向1から方向NまでのN個の評価値が入力されると、その最大の評価値を選択し、その評価値に係る方向情報を画像特徴情報として出力する。
また、実施形態1では、図5に示したように、信号多重化手段23において、制御信号が外部から入力されて、映像信号と画像特徴情報との同期をとる構成とした。
しかし、信号多重化手段23は、外部から制御信号を入力せずに、映像信号及び画像特徴情報のそれぞれに同期情報が含まれる構成としてもよい。
図7を参照して、この場合の信号多重化手段23の構成を説明する。
信号多重化手段23は、映像信号用の同期信号分離手段と、画像特徴情報用の同期信号分離手段と、映像遅延用メモリと、画像特徴情報用メモリと、タイミングパルス生成手段と、画像特徴情報多重化手段と、を備える。
信号多重化手段23は、映像信号用の同期信号分離手段によって、映像信号に含まれる同期情報1を抽出し、画像特徴情報用の同期信号分離手段によって、画像特徴情報に含まれる同期情報2を抽出する。そして、信号多重化手段23は、タイミングパルス生成手段によって、同期情報1と同期情報2とを用いて、タイミングパルスを発生させ、映像信号が記憶されている映像遅延用メモリと、画像特徴情報が記憶されている画像特徴情報用メモリとの同期をとる。さらに、信号多重化手段23は、画像特徴情報多重化手段によって、タイミングパルスにより同期をとって、映像信号と画像特徴情報とを多重化する。
[補間映像生成装置3Aの構成]
次に、図8を参照して、本発明の第1実施形態に係る補間映像生成装置3A(3)の構成について説明する。
補間映像生成装置3Aは、映像信号に多重化されている画像特徴情報に基づいて、映像信号の画素補間処理を行い、補間した映像信号を出力するものである。補間映像生成装置3Aは、入力手段31と、特徴情報分離手段32と、補間方法選択手段33と、補間処理手段34と、フィルタ記憶手段35と、出力手段36と、を備える。
入力手段31は、外部から入力される映像信号を入力して、特徴情報分離手段32に出力するものである。
特徴情報分離手段32は、映像信号から画像特徴情報を分離するものである。
具体的には、特徴情報分離手段32は、入力手段31から入力された画像特徴情報が多重化されている映像信号から、各画素に対する画像特徴情報を分離して、画像特徴情報を補間方法選択手段33へ、映像信号を補間処理手段34へそれぞれ出力する。
図4に示したように、映像信号において、画像特徴情報は、各画素の信号の最下位ビットと置換されているので、特徴情報分離手段32は、この最下位ビットから画像特徴情報を分離する。
補間方法選択手段33は、画像特徴情報から対応するフィルタ係数の指示情報に変換するものである。
具体的には、補間方法選択手段33は、特徴情報分離手段32から入力された各画素に対する画像特徴情報から、補間処理に使用するFIRフィルタのフィルタ係数の指示情報に変換して、この指示情報を補間処理手段34に出力する。
このフィルタ係数は、後記するフィルタ記憶手段35に記憶されているものであり、画像特徴情報多重化装置2Aから映像信号に多重化されて送られてくる画像特徴情報と、予め対応付けられている。
補間処理手段34は、指示情報で指示されたフィルタ係数を用いて、画素補間処理を行うものである。
具体的には、補間処理手段34は、補間方法選択手段33から各画素についての指示情報を入力し、後記するフィルタ記憶手段35から指示情報に対応するフィルタ係数を取得する。そして、補間処理手段34は、補間すべき画素に対して、フィルタ係数を用いて画素値を補間し、補間された映像信号を出力手段36へ出力する。
図9を用いて、補間処理手段34が、画素補間処理を行う一例について説明する。
画像特徴情報は、G信号(G1信号、G2信号)の画素については、水平方向に相関が強い場合を0、垂直方向に相関が強い場合を1として抽出されている。このため、補間処理手段34は、画像特徴情報が0の場合には、水平方向に強く重みづけをしたフィルタ係数を用いてG信号の対象画素を補間し、画像特徴情報が1の場合には、垂直方向に強く重みづけをしたフィルタ係数を用いてG信号の対象画素を補間する(図9(a))。
また、画像特徴情報は、R信号の画素については、G信号との相関がない場合を0、G信号との相関がある場合を1として抽出されている。このため、補間処理手段34は、画像特徴情報が0の場合には、G信号は用いず、R信号の画素値と、フィルタ記憶手段35から取得したフィルタ係数とを用いて、補間すべき画素(図9(b)中央の図の点線で囲んだRに対するR1、R2、R4)を補間する。
また、補間処理手段34は、画像特徴情報が1の場合には、図9(b)で示すように、R信号の補間すべき画素R1、R2、R4に対して、対応する補間前のR信号の画素値Rと、対応する補間後のG信号の画素値G1、G2、G3、G4を用いて、(5)式のように補間する。
Figure 0005271243
B信号の画素補間処理も、R信号の画素補間処理と同一であるので、その説明を省略する。なお、B信号の画素を補間する場合において、画像特徴情報が1の場合の、R信号の(5)式に対応するB信号の式は、(6)式のようになる。
Figure 0005271243
図8に戻り、説明を続ける。
フィルタ記憶手段35は、FIRフィルタのフィルタ係数を予め記憶しておき、補間処理手段34からの指示情報に基づいて、対応するフィルタ係数を出力するものである。
出力手段36は、補間処理手段34から出力された補間された映像信号を、外部(映像表示装置4)に出力するものである。
この補間映像生成装置3Aによれは、入力手段31によって、映像信号が入力され、特徴情報分離手段32によって、映像信号と画像特徴情報が分離され、補間方法選択手段33によって、画像特徴情報がフィルタ係数の指示情報に変換され、補間処理手段34によって、フィルタ記憶手段35から取得したフィルタ係数を用いて、映像信号に画素補間処理が行われ、出力手段36によって、補間された映像信号が出力される。
このため、補間映像生成装置3Aは、映像信号に多重化された画像特徴情報から、予めフィルタ記憶手段35に記憶されたフィルタ係数を取得でき、信号処理の負荷を大幅に軽減することができる。
なお、補間映像生成装置3Aの構成はこれに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、画像特徴情報多重化装置2Aの信号多重化手段23において、対象画像の画像特徴情報が、当該画素の信号の下位nビットと置換されている場合には、特徴情報分離手段32は、映像信号の下位nビットから画像特徴情報を抽出する。
この場合には、補間方法選択手段33は、高々2個のフィルタ係数から1つを選択する指示情報に変換して、この指示情報を出力する。
[画像特徴情報多重化装置2Aの動作]
次に、図10を参照して(構成については適宜図2を参照のこと)、本発明の第1実施形態に係る画像特徴情報多重化装置2A(2)の動作について説明する。
まず、画像特徴情報多重化装置2Aは、入力手段21によって、外部から映像信号を入力する(ステップS11)。そして、画像特徴情報多重化装置2Aは、特徴情報抽出手段22によって、映像信号から対象画素と周辺画素との輝度や色の相関等を表す画像特徴情報を抽出する(ステップS12)。
そして、画像特徴情報多重化装置2Aは、信号多重化手段23によって、映像信号に抽出された画像特徴情報を多重化する(ステップS13)。そして、画像特徴情報多重化装置2Aは、出力手段24によって、画像特徴情報が多重化された映像信号を外部へ出力する(ステップS14)。
[補間映像生成装置3Aの動作]
次に、図11を参照して(構成については適宜図8を参照のこと)、本発明の第1実施形態に係る補間映像生成装置3A(3)の動作について説明する。
まず、補間映像生成装置3Aは、入力手段31によって、外部から画像特徴情報が多重化された映像信号を入力する(ステップS21)。そして補間映像生成装置3Aは、特徴情報分離手段32によって、映像信号から画像特徴情報を分離する(ステップS22)。
そして、補間映像生成装置3Aは、補間方法選択手段33によって、画像特徴情報を対応するフィルタ係数の指示情報に変換する(ステップS23)。そして、補間映像生成装置3Aは、補間処理手段34によって、指示情報で指示されたフィルタ係数をフィルタ記憶手段35から取得して、映像信号に対して画素補間処理を行う(ステップS24)。
そして、補間映像生成装置3Aは、出力手段36によって、補間した映像信号を外部に出力する(ステップS25)。
(第2実施形態)
[画像特徴情報多重化装置2Bの構成]
次に、本発明の第2実施形態に係る画像特徴情報多重化装置2B(2)の構成について説明する(適宜図2を参照のこと)。
画像特徴情報多重化装置2Bは、入力された映像信号から画像特徴情報を抽出し、映像信号と多重化して、多重化した映像信号を出力するものである。画像特徴情報多重化装置2Bは、入力手段21と、特徴情報抽出手段22と、信号多重化手段23Bと、出力手段24と、を備える。
入力手段21、特徴情報抽出手段22、及び、出力手段24は、第1実施形態に係る画像特徴情報多重化装置2Aの備える手段と同一であるため、説明を省略する。
第2実施形態の映像信号は、HD−SDI(High Definition-Serial Digital Interface)信号とする(SMPTE−292M規格)。また、映像信号の画素のビット数は10ビットとする。
信号多重化手段23Bは、入力手段21から入力された映像信号に、特徴情報抽出手段22で抽出された画像特徴情報を多重化して、多重化した映像信号を出力手段24に出力するものである。
具体的には、信号多重化手段23Bは、図12に示すように、画像特徴情報を、HD−SDI信号の水平ブランキング期間に多重化する。
HD−SDI信号において、有効画素数は1ラインにつき1920画素であるから、1画素に1ビットの画像特徴情報が存在する場合、1ラインのトータルの画像特徴情報は1920ビットである。
HD−SDI信号では、1画素=1ワード=10ビットとして、1ラインの信号は、2200ワードで構成されている。このうち、水平ブランキング期間内に、ユーザが設定できる情報を最大268ワードまで格納できる期間(図12のHANC領域)が設けられている。
1ワードが10ビットであるから、1ライン分の画素特徴情報は、192ワードあれば格納できる。したがって、図12のように、HANC領域の一部へ画像特徴情報を格納することにより、全ての画素に対する画像特徴情報をHD−SDI信号内に多重化することができる。
この画像特徴情報多重化装置2Bによれば、入力手段21によって、映像信号が入力され、特徴情報抽出手段22によって、映像信号から画像特徴情報が抽出され、信号多重化手段23Bによって、映像信号の水平ブランキング期間に画像特徴情報が多重化され、出力手段24によって、多重化された映像信号が出力される。このため、映像信号に補間処理をするための画像特徴情報を予め多重化でき、受信機側での信号処理の負荷を軽減できるとともに、映像信号の画素値の情報を変更しないため、映像の劣化が抑えられる。
なお、画像特徴情報多重化装置2Bの構成はこれに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、信号多重化手段23Bでは、1ビットの画像特徴情報をHD−SDI信号の水平ブランキング期間に多重化した。
しかし、特徴情報抽出手段22が抽出する画像特徴情報が2ビットである場合には、第1実施形態の信号多重化手段23における画素の最下位ビットと置換する方法を併用して、1ビットを最下位ビットと置換し、1ビットを水平ブランキング期間に多重化してもよい。こうすることにより、画像特徴情報が1画素につき2ビットある場合でも、映像の劣化が抑えられる。
また、信号多重化手段23Bは、水平ブランキング期間ではなく、垂直ブランキング期間に画像特徴情報を多重化してもよい。
[補間映像生成装置3Bの構成]
次に、本発明の第2実施形態に係る補間映像生成装置3B(3)の構成について説明する(適宜図8を参照のこと)。
補間映像生成装置3Bは、映像信号に多重化されている画像特徴情報に基づいて、映像信号の画素補間処理を行い、補間した映像信号を出力するものである。補間映像生成装置3Bは、入力手段31と、特徴情報分離手段32Bと、補間方法選択手段33と、補間処理手段34と、フィルタ記憶手段35、出力手段36と、を備える。
入力手段31、補間方法選択手段33、補間処理手段34、フィルタ記憶手段35、及び、出力手段36は、第1実施形態に係る補間映像生成装置3Aの備える手段と同一であるため説明を省略する。
特徴情報分離手段32Bは、映像信号から画像特徴情報を分離するものである。
具体的には、特徴情報分離手段32Bは、入力手段31から入力された画像特徴情報が多重化されている映像信号から、各画素に対する画像特徴情報を分離して、画像特徴情報を補間方法選択手段33へ、映像信号を補間処理手段34へそれぞれ出力する。
図12に示したように、映像信号において、画像特徴情報は、映像信号(HD−SDI信号)の水平ブランキング期間に多重化されているので、特徴情報分離手段32は、この期間から画像特徴情報を分離する。
この補間映像生成装置3Bによれは、入力手段31によって、映像信号が入力され、特徴情報分離手段32Bによって、映像信号と画像特徴情報が分離され、補間方法選択手段33によって、画像特徴情報がフィルタ係数の指示情報に変換され、補間処理手段34によって、フィルタ記憶手段35から取得したフィルタ係数を用いて、映像信号に画素補間処理が行われ、出力手段36によって、補間された映像信号が出力される。
このため、補間映像生成装置3Bは、映像信号に多重化された画像特徴情報から、予めフィルタ記憶手段35に記憶されたフィルタ係数を取得でき、信号処理の負荷を大幅に軽減することができるとともに、映像信号の画素値の情報を変更しないため、映像の劣化が抑えられる。
なお、補間映像生成装置3Bの構成はこれに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、画像特徴情報多重化装置2Bの変更例に記載したように、画像特徴情報が2ビットであって、1ビットが画素の最下位ビットと置換されているとともに、1ビットが水平ブランキング期間に多重化されている場合には、特徴情報分離手段32Bは、画像特徴情報の1ビットを画素の最下位ビットから抽出するとともに、1ビットを水平ブランキング期間から抽出する構成としてもよい。
こうすることにより、画像特徴情報が1画素につき2ビットある場合でも、映像の劣化が抑えられる。
[画像特徴情報多重化装置2Bの動作]
本発明の第2実施形態に係る画像特徴情報多重化装置2B(2)の動作は、第1実施形態に係る画像特徴情報多重化装置2Aの動作と、信号多重化手段23が信号多重化手段23Bである点を除き同一であるので、その説明を省略する(図10を参照のこと)。
[補間映像生成装置3Bの動作]
本発明の第2実施形態に係る補間映像生成装置3B(3)の動作は、第1実施形態に係る補間映像生成装置3Aの動作と、特徴情報分離手段32が特徴情報分離手段32Bである点を除き同一であるので、その説明を省略する(図11を参照のこと)。
(第3実施形態)
[画像特徴情報多重化装置2Cの構成]
次に、本発明の第3実施形態に係る画像特徴情報多重化装置2C(2)の構成について説明する(適宜図2を参照のこと)。
画像特徴情報多重化装置2Cは、入力された映像信号から画像特徴情報を抽出し、映像信号と多重化して、多重化した映像信号を出力するものである。画像特徴情報多重化装置2Bは、入力手段21と、特徴情報抽出手段22Cと、信号多重化手段23Cと、出力手段24と、を備える。
入力手段21、及び、出力手段24は、第1実施形態に係る画像特徴情報多重化装置2Aの備える手段と同一であるため、説明を省略する。
特徴情報抽出手段22Cは、入力手段21から映像信号を入力して、映像信号から対象画素と周辺画素との輝度や色の相関等を表す画像特徴情報を抽出して、信号多重化手段23へ出力するものである。
特徴情報抽出手段22Cは、G信号については、水平・垂直方向の相関を利用して補間するための画像特徴情報を抽出する。なお、R信号及びB信号に関する補間は、後記する補間映像生成装置3C(3)において演算して行うため、画像特徴情報を抽出しない。
特徴情報抽出手段22Cは、G信号用の画像特徴情報として、補間映像生成装置3C(3)のフィルタ記憶手段35に記憶されているNxNの2次元FIRフィルタで、以下の4種類のものから1つに対応する情報を抽出して用いる。ここで、Nは例えば7である。
1.水平方向・垂直方向ともに相関が高い。
2.水平方向の相関が高い。
3.垂直方向の相関が高い。
4.水平方向・垂直方向ともに相関が低い。
これらのフィルタは4種類なので、例えば、00、01、10、11の2ビットの情報で表すことができる。これをフィルタ係数番号とよぶ。
ここで、図3の(a)及び(b)を参照して、特徴情報抽出手段22Cが映像信号から画像特徴情報を抽出する一例を説明する。
G信号について、例として、図3(a)の左の点線で囲まれた画素に対して、図3(b)のようにGa〜Geとおく。特徴情報抽出手段22Cは、未知の対象画素Geに対する画像特徴情報を、その周辺画素Ga〜Gdから求めるために、前記した(1)式のようにΔHとΔVとを定義する。
そして、特徴情報抽出手段22Cは、予め設定された適当な閾値Gt(>0)に対して、以下のように判定する。
1.ΔH<Gt かつ ΔV<Gt ならば、水平方向・垂直方向ともに相関が高い。
2.ΔH<Gt かつ ΔV≧Gt ならば、水平方向の相関が高い。
3.ΔH≧Gt かつ ΔV<Gt ならば、垂直方向の相関が高い。
4.ΔH≧Gt かつ ΔV≧Gt ならば、水平方向・垂直方向ともに相関が低い。
特徴情報抽出手段22Cは、この1〜4に対応する前記した2ビットの情報を、Geの画像特徴情報とする。
なお、この画像特徴情報は、後記する受像機側の補間映像生成装置3C(3)の補間方法選択手段33Cで選択されるFIRフィルタの係数と、予め対応付けられているものである。
図2に戻り、説明を続ける。
信号多重化手段23Cは、入力手段21から入力された映像信号に、特徴情報抽出手段22Cで抽出された画像特徴情報を多重化して、多重化した映像信号を出力手段24に出力するものである。
信号多重化手段23Cは、特徴情報抽出手段22Cから、G信号の補間すべき画素(図9(a)の一番右の図におけるG3及びG4の画素)に対して、それぞれ2ビットのフィルタ係数番号である画像特徴情報が入力される。図13に示すように、信号多重化手段23Cは、G3に対する画像特徴情報を、映像信号の対応するG1及びRのそれぞれの最下位ビットと置換する。また、信号多重化手段23Cは、G4に対する画像特徴情報を、映像信号の対応するG2およびBのそれぞれの最下位ビットと置換する。
なお、画像特徴情報と、映像信号の最下位ビットとの置換方法は、第1実施形態の説明において、図4に示したものと同一である。
こうすることにより、入力された映像信号の最下位ビットの情報は失われるが、映像信号が9ビット階調を有するので、映像信号は、S/N54dB程度を確保することができる。
この画像特徴情報多重化装置2Cによれば、入力手段21によって、映像信号が入力され、特徴情報抽出手段22Cによって、映像信号から画像特徴情報が抽出され、信号多重化手段23Cによって、映像信号に画像特徴情報が多重化され、出力手段24によって、多重化された映像信号が出力される。このため、映像信号に画素補間処理をするためのフィルタ係数番号である画像特徴情報を予め多重化でき、受信機側での信号処理の負荷を軽減できる。
なお、画像特徴情報多重化装置2Cの構成はこれに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、信号多重化手段23Cにおいて、G3に対する画像特徴情報を、対応するG2及びRのそれぞれの最下位ビットと置換し、G4に対する画像特徴情報を、対応するG1及びBのそれぞれの最下位ビットと置換してもよい。
また、特徴情報抽出手段22Cは、近傍の画像特徴は類似しているという性質を用いて、G3及びG4に共通の2次元FIRフィルタに対応する情報を画像特徴情報として用いてもよい。この場合には、信号多重化手段23Cは、図14に示したように、G3及びG4に共通の画像特徴情報を、G1、G2、R、Bの4画素の最下位ビットと置換することができる。このため、特徴情報抽出手段22Cは、2=16種類のフィルタ係数番号を画像特徴情報として用いることができる。
[補間映像生成装置3Cの構成]
次に、本発明の第3実施形態に係る補間映像生成装置3C(3)の構成について説明する(適宜図8を参照のこと)。
補間映像生成装置3Cは、映像信号に多重化されている画像特徴情報に基づいて、映像信号の画素補間処理を行い、補間した映像信号を出力するものである。補間映像生成装置3Bは、入力手段31と、特徴情報分離手段32Cと、補間方法選択手段33Cと、補間処理手段34Cと、フィルタ記憶手段35と、及び、出力手段36と、を備える。
入力手段31、フィルタ記憶手段35、及び、出力手段36は、第1実施形態に係る補間映像生成装置3Aの備える手段と同一であるため説明を省略する。
特徴情報分離手段32Cは、映像信号から画像特徴情報を分離するものである。
具体的には、特徴情報分離手段32Cは、入力手段31から入力された画像特徴情報が多重化されている映像信号から、G信号の画素に対する画像特徴情報を分離して、画像特徴情報を補間方法選択手段33Cへ、映像信号を補間処理手段34Cへそれぞれ出力する。
特徴情報分離手段32Cは、G信号の補間すべき画素G3に対して、図13に示したように、対応するG1及びRの最下位ビットに多重化されている画像特徴情報を分離する。同様に、特徴情報分離手段32Cは、G信号の補間すべき画素G4に対して、対応するG2及びBの最下位ビットに多重化されている画像特徴情報を分離する。
補間方法選択手段33Cは、画像特徴情報から対応するフィルタ係数の指示情報に変換するものである。
具体的には、補間方法選択手段33Cは、特徴情報分離手段32Cから入力されたG信号の画素に対する画像特徴情報から、補間処理に使用するFIRフィルタのフィルタ係数の指示情報に変換して、この指示情報を補間処理手段34Cに出力する。
このフィルタ係数は、後記するフィルタ記憶手段35に記憶されているものであり、画像特徴情報多重化装置2Cから映像信号に多重化されて送られてくる画像特徴情報と、予め対応付けられている。
補間処理手段34Cは、指示情報で指示されたフィルタ係数を用いて、画素補間処理を行うものである。
具体的には、補間処理手段34Cは、補間方法選択手段33CからG信号の画素についての指示情報を入力し、フィルタ記憶手段35から指示情報に対応するフィルタ係数を取得する。そして、補間処理手段34Cは、G信号の画素に対しては、フィルタ係数を用いて画素値を補間するとともに、R信号及びB信号の補間すべき画素に対しては、補間後のG信号の画素値との比を利用して補間し、補間された映像信号を出力手段36へ出力する。
補間処理手段34Cは、G信号の補間すべき画素G3に対しては、指示情報であるフィルタ係数番号に対応するフィルタ係数を取得し、このフィルタ係数を用いて画素値を補間する(図9(a))。同様に、補間処理手段34Cは、G信号の補間すべき画素G4に対しても、指示情報であるフィルタ係数番号に対応するフィルタ係数を取得し、このフィルタ係数を用いて画素値を補間する。
また、補間処理手段34Cは、R信号の補間すべき画素R1、R2、R4に対しては、図9(b)で示すように、対応する補間前のR信号の画素値Rと、対応する補間後のG信号の画素値G1、G2、G3、G4を用いて、前記した(5)式のように補間する。
同様に、補間処理手段34Cは、B信号の補間すべき画素B1、B2、B3に対しては、図9(c)で示すように、対応する補間前のB信号の画素値Bと、対応する補間後のG信号の画素値G1、G2、G3、G4を用いて、前記した(6)式のように補間する。
この補間映像生成装置3Cによれは、入力手段31によって、映像信号が入力され、特徴情報分離手段32Cによって、映像信号と画像特徴情報が分離され、補間方法選択手段33Cによって、画像特徴情報がフィルタ係数の指示情報に変換され、補間処理手段34Cによって、フィルタ記憶手段35から取得したフィルタ係数を用いて、G信号に画素補間処理が行われるとともに、B信号及びR信号に対しては補間後のG信号を用いて画素補間処理が行われ、出力手段36によって、補間された映像信号が出力される。
このため、補間映像生成装置3Cは、映像信号に多重化されたフィルタ係数番号である像特徴情報から、予めフィルタ記憶手段に記憶されたフィルタ係数を取得でき、信号処理の負荷を大幅に軽減することができる。
なお、補間映像生成装置3Cの構成はこれに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、画像特徴情報多重化装置2Cの信号多重化手段23Cにおいて、G3に対する画像特徴情報が、G2及びRの最下位ビットと置換され、G4に対する画像特徴情報が、G1及びBの最下位ビットと置換されている場合には、特徴情報分離手段32Cは、G3に対して、G2及びRの最下位ビットから画像特徴情報を分離し、G4に対して、G1及びBの最下位ビットから画像特徴情報を分離する。
また、G3及びG4に共通の2次元FIRフィルタを用いる場合には、特徴情報分離手段32Cは、G3及びG4に対して、G1、G2、R、Bの最下位ビットに多重化されている画像特徴情報を分離して、補間方法選択手段33Cへ出力する。
そして、補間処理手段34Cは、G信号の補間すべき画素G3およびG4に対して、共通の指示情報であるフィルタ係数番号に対応するフィルタ係数を取得し、このフィルタ係数を用いて画素値を補間する。
[画像特徴情報多重化装置2Cの動作]
本発明の第3実施形態に係る画像特徴情報多重化装置2C(2)の動作は、第1実施形態に係る画像特徴情報多重化装置2Aの動作と、特徴情報抽出手段22及び信号多重化手段23が、それぞれ特徴情報抽出手段22C及び信号多重化手段23Cである点を除き同一であるので、その説明を省略する(図10を参照のこと)。
[補間映像生成装置3Cの動作]
本発明の第3実施形態に係る補間映像生成装置3C(3)の動作は、第1実施形態に係る補間映像生成装置3Aの動作と、特徴情報分離手段32、補間方法選択手段33及び補間処理手段34が、それぞれ特徴情報分離手段32C、補間方法選択手段33C及び補間処理手段34Cである点を除き同一であるので、その説明を省略する(図11を参照のこと)。
(第4実施形態)
[画像特徴情報多重化装置2Dの構成]
次に、図15を参照して、本発明の第4実施形態に係る画像特徴情報多重化装置2D(2)の構成について説明する。
画像特徴情報多重化装置2Dは、入力された映像信号から画像特徴情報を抽出し、フィルタ係数と対応する画像特徴情報とを映像信号に多重化して、多重化した映像信号を出力するものである。画像特徴情報多重化装置2Dは、入力手段21と、特徴情報抽出手段22Dと、信号多重化手段23Dと、出力手段24と、フィルタ記憶手段25と、を備える。
入力手段21、及び、出力手段24は、第1実施形態に係る画像特徴情報多重化装置2Aの備える手段と同一であるため、説明を省略する。
特徴情報抽出手段22Dは、入力手段21から映像信号を入力して、映像信号から対象画素と周辺画素との輝度や色の相関等を表す画像特徴情報を抽出して、信号多重化手段23Dへ出力するものである。
この特徴情報抽出手段22Dは、フィルタ係数番号を画像特徴情報として用いるNxNの2次元FIRフィルタが、フィルタ記憶手段25に記憶されているものであることを除いて、第3実施形態に係る画像特徴情報多重化装置2Cの特徴情報抽出手段22Cと同一である。
信号多重化手段23Dは、入力手段21から入力された映像信号に、特徴情報抽出手段22Dで抽出された画像特徴情報と、フィルタ記憶手段25から取得したフィルタ係数とを多重化して、多重化した映像信号を出力手段24に出力するものである。
ここでの映像信号は、HD−SDI信号(SMPTE−292M規格)とする。
信号多重化手段23Dは、画像特徴情報を、第3実施形態に係る画像特徴情報多重化装置2Cの信号多重化手段23Cと同一の方法で多重化する。
また、信号多重化手段23Dは、画像特徴情報に含まれるフィルタ係数番号に対応するフィルタ係数を、フィルタ記憶手段25から取得し、図12に示すように、HD−SDI信号の水平ブランキング期間に多重化する(ここで取得されるフィルタ係数は、セット(4種類)である)。
1つの2次元FIRフィルタ係数は、例えば、7x7のサイズであるとすると、係数の数は49個である。1つの係数に10ビット(=1ワード)を割り当てるとすると、1つのフィルタ係数は、49ワードの領域を必要とする。4種類のフィルタ係数を用いる場合、4x49=196ワードとなって、1ライン期間の水平ブランキング期間(HANC領域)に多重化することができる。
フィルタ記憶手段25は、FIRフィルタのフィルタ係数を予め記憶しておき、信号多重化手段23Dからの要求に基づいて、対応するフィルタ係数を出力するものである。
この画像特徴情報多重化装置2Dによれば、入力手段21によって、映像信号が入力され、特徴情報抽出手段22Dによって、映像信号から画像特徴情報が抽出され、信号多重化手段23Dによって、フィルタ記憶手段25から取得されたフィルタ係数と画像特徴情報とが映像信号に多重化され、出力手段24によって、多重化された映像信号が出力される。
このため、映像信号に画素補間処理をするための画像特徴情報とフィルタ係数とを予め多重化でき、受信機側での信号処理の負荷を軽減できるとともに、より優れたフィルタ係数が利用できるようになった場合、受信側の補間映像生成装置3Dの構成を変更せずに、フィルタ係数を更新できる。
なお、画像特徴情報多重化装置2Dの構成はこれに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、特徴情報抽出手段22Dは、第3実施形態に係る特徴情報抽出手段22Cと同一であるとしたが、第1実施形態に係る特徴情報抽出手段22と同様に画像特徴情報を抽出してもよい。
<変形例1>
特徴情報抽出手段22Dは、1画面のラインごとに異なるフィルタ係数に対応する画像特徴情報を抽出して、信号多重化手段23Dは、この画像特徴情報と、この画像特徴情報に対応するラインごとに異なるフィルタ係数を、映像信号に多重化してもよい。
<変形例2>
変形例1のように1画面の異なるラインごとに異なるフィルタ係数を用いる場合において、さらに、図17のように、1画面を水平方向に4つの領域に分割して、領域ごとに異なるフィルタ係数を用いてもよい。
この場合には、前記したように、(1つの信号の)1ラインのHANC領域に収まるように4種類のフィルタ係数を用いれば、4つの領域のラインごとに異なるフィルタ係数は、G1信号、G2信号、B信号、及び、R信号のそれぞれのHANC領域に格納することができる。
具体的には、図17のように、1画面が水平方向に1920画素、垂直方向に1080ラインで構成されているとする。1画面を4つの領域に分割するため、同一ラインの1つの領域の1920/4=480画素に対して同一のフィルタ係数を用いる。この480画素に用いるフィルタ係数を1セットとする。
特徴情報抽出手段22Dは、同一ライン・同一領域の480画素に対して、前記フィルタ係数の1セット(4種類)から画素の相関に対応するフィルタ係数番号を選んで、画像特徴情報とする。
信号多重化手段23Dは、映像信号に、画像特徴情報を、第3実施形態に係る画像特徴情報多重化装置2Cの信号多重化手段23Cと同一の方法で多重化する。また、信号多重化手段23Dは、図17において、ラインごとに、一番左の領域のフィルタ係数のセットをG1信号のHANC領域に、左から2番目の領域のフィルタ係数のセットをG2信号のHANC領域に、左から3番目の領域のフィルタ係数のセットをB信号のHANC領域に、一番右の領域のフィルタ係数のセットをRのHANC領域に、それぞれ多重化する。
変形例2によれば、ライン数は全部で1080なので、1画面分のG1信号には、1080セットを格納できる。G1、G2、R、Bの全てのHANC領域を用いるため、1080x4=4320セット格納できる。こうすることにより、ラインや領域ごとに、最適な係数を選択することができる。
<変形例3>
変形例2では、垂直方向にフィルタ係数が1080セットとれるが、水平方向には4セットしかとれずに、バランスがよくない。このため、共通のフィルタ係数を使う領域を垂直方向に拡大してもよい。
図18(a)に示すように、1画面の水平方向をNブロックに分割する。すると、水平方向の1ブロックあたりの画素数は、1920/N画素である。一例として、変形例2と同様に、480画素ごとに1セットのフィルタ係数を用いるとすると、垂直方向は、480/(1920/N)=N/4ラインごとにブロックに分割すればよい。この垂直方向のブロック数をMとする。
すなわち、1画面を、N/4x1920/Nの画素数のブロックに分割する。図18(a)に示したAij(1≦i≦M、1≦j≦N)が、分割したブロックに相当する。なお、前記した各分数が整数となるようにM、Nの値をとる必要がある。
図18(a)におけるK行目のブロックは、(7)式で示すラインに相当する。
Figure 0005271243
このK行のj(1≦j≦N)番目のブロックのフィルタ係数は、図18(b)に示すように、(8)式で示すラインの、G1信号、G2信号、B信号、R信号をそれぞれ、0番、1番、2番、3番とすると、(j−1)mod 4番の信号に対応付けられる(多重化される)。
Figure 0005271243
特徴情報抽出手段22Dは、前記ブロックに含まれる画素に対して、対応付けられているフィルタ係数の1セット(4種類)から画素の相関に対応するフィルタ係数番号を選んで、画像特徴情報とする。
信号多重化手段23Dは、映像信号に、画像特徴情報を、第3実施形態に係る画像特徴情報多重化装置2Cの信号多重化手段23Cと同一の方法で多重化する。また、信号多重化手段23Dは、フィルタ係数のセットを前記の対応付けをした信号のHANC領域に多重化する。
変形例3によれば、ブロックごとにフィルタ係数のセットを用いるので、近傍にある画素に適したフィルタ係数を選択することができる。
[補間映像生成装置3Dの構成]
次に、図16を参照して、本発明の第4実施形態に係る補間映像生成装置3D(3)の構成について説明する。
補間映像生成装置3Dは、映像信号に多重化されているフィルタ係数及び画像特徴情報に基づいて、映像信号の画素補間処理を行い、補間した映像信号を出力するものである。補間映像生成装置3Dは、入力手段31と、特徴情報分離手段32Dと、補間方法選択手段33と、補間処理手段34Dと、出力手段36と、を備える。
入力手段31、補間方法選択手段33、及び、出力手段36は、第1実施形態に係る補間映像生成装置3Aの備える手段と同一であるため説明を省略する。
特徴情報分離手段32Dは、映像信号から画像特徴情報とフィルタ係数とを分離するものである。
具体的には、特徴情報分離手段32Dは、入力手段31から入力されたフィルタ係数及び画像特徴情報が多重化されている映像信号から、G信号の画素に対する画像特徴情報を分離して、補間方法選択手段33へ出力する。また、特徴情報分離手段32Dは、映像信号から、フィルタ係数を分離して、このフィルタ係数と映像信号とを補間処理手段34Dへ出力する。
特徴情報分離手段32Dは、画像特徴情報を、第3実施形態に係る補間映像生成装置3Cの特徴情報分離手段32Cと同一の方法で分離する。
また、図12に示したように、映像信号において、フィルタ係数は、映像信号(HD−SDI信号)の水平ブランキング期間に多重化されているので、特徴情報分離手段32Dは、この期間からフィルタ係数を分離する。
補間処理手段34Dは、指示情報で指示されたフィルタ係数を用いて、画素補間処理を行うものである。
具体的には、補間処理手段34Dは、補間方法選択手段33からG信号の画素についての指示情報を入力し、特徴情報分離手段32Dからフィルタ係数を取得する。そして、補間処理手段34Dは、G信号の画素に対しては、指示情報に対応するフィルタ係数を用いて画素値を補間するとともに、R信号及びB信号の補間すべき画素に対しては、補間後のG信号の画素値との比を利用して補間し、補間された映像信号を出力手段36へ出力する。
補間処理手段34Dの具体的な補間方法については、第3実施形態に係る補間映像生成装置3Cの補間処理手段34Cの方法と同一である。
この補間映像生成装置3Dによれは、入力手段31によって、映像信号が入力され、特徴情報分離手段32Dによって、映像信号から画像特徴情報とフィルタ係数とが分離され、補間方法選択手段33によって、画像特徴情報がフィルタ係数の指示情報に変換され、補間処理手段34Dによって、フィルタ係数を用いて、G信号に画素補間処理が行われるとともに、B信号及びR信号に対しては補間後のG信号を用いて画素補間処理が行われ、出力手段36によって、補間された映像信号が出力される。
このため、補間映像生成装置3Dは、映像信号に多重化されたフィルタ係数を、画像特徴情報により選択して補間処理ができるので、信号処理の負荷を大幅に軽減することができるとともに、より優れたフィルタ係数が利用できるようになった場合、補間映像生成装置3Dの構成を変更せずに、用いるフィルタ係数を更新できる。
なお、補間映像生成装置3Dの構成はこれに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
補間映像生成装置3Dは、画像特徴情報多重化装置2Dの変形例1−3に対しても、補間した映像信号を出力することができる。
[画像特徴情報多重化装置2Dの動作]
次に、図19を参照して(構成については適宜図15を参照のこと)、本発明の第4実施形態に係る画像特徴情報多重化装置2D(2)の動作について説明する。
まず、画像特徴情報多重化装置2Dは、入力手段21によって、外部から映像信号を入力する(ステップS31)。そして、画像特徴情報多重化装置2Dは、特徴情報抽出手段22Dによって、映像信号から対象画素と周辺画素との輝度や色の相関等を表す画像特徴情報を抽出する(ステップS32)。
そして、画像特徴情報多重化装置2Dは、信号多重化手段23Dによって、画像特徴情報に用いられるフィルタ係数をフィルタ記憶手段25から取得して、映像信号に抽出された画像特徴情報とフィルタ係数とを多重化する(ステップS33)。そして、画像特徴情報多重化装置2Dは、出力手段24によって、画像特徴情報を多重化した映像信号を外部へ出力する(ステップS34)。
[補間映像生成装置3Dの動作]
次に、図20を参照して(構成については適宜図16を参照のこと)、本発明の第4実施形態に係る補間映像生成装置3D(3)の動作について説明する。
まず、補間映像生成装置3Dは、入力手段31によって、外部からフィルタ係数と画像特徴情報とが多重化された映像信号を入力する(ステップS41)。そして補間映像生成装置3Dは、特徴情報分離手段32Dによって、映像信号から画像特徴情報とフィルタ係数とを分離する(ステップS42)。
そして、補間映像生成装置3Dは、補間方法選択手段33によって、画像特徴情報を対応するフィルタ係数の指示情報に変換する(ステップS43)。そして、補間映像生成装置3Dは、補間処理手段34Dによって、指示情報で指示されたフィルタ係数を用いて、映像信号に対して画素補間処理を行う(ステップS44)。
そして、補間映像生成装置3Dは、出力手段36によって、補間した映像信号を外部に出力する(ステップS45)。
以上、本発明について実施形態に即して各装置を説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、画像特徴情報多重化装置2は、コンピュータにおいて各手段を機能プログラムとして実現することも可能であり、各機能プログラムを結合して、画像特徴情報多重化プログラムとして動作させることも可能である。同様に、補間映像生成装置3、映像表示装置4、及び、受像機5についても、それぞれ、補間映像生成プログラム、映像表示プログラム、及び、受像プログラムとして動作させることも可能である。
1 映像信号処理システム
2(2A、2B、2C、2D) 画像特徴情報多重化装置
21 入力手段
22、22C、22D 特徴情報抽出手段
23、23B、23C、23D 信号多重化手段
24 出力手段
25 フィルタ記憶手段
3(3A、3B、3C、3D) 補間映像生成装置
31 入力手段
32、32B、32C、32D 特徴情報分離手段
33、33C 補間方法選択手段
34、34C、34D 補間処理手段
35 フィルタ記憶手段
36 出力手段
4 映像表示装置
5 受像機

Claims (11)

  1. 画像特徴情報に対応するフィルタ係数を用いて映像信号の画素補間処理を行う補間映像生成装置に対して、前記画像特徴情報を多重化した前記映像信号を出力する画像特徴情報多重化装置であって、
    前記映像信号を入力する入力手段と、
    前記映像信号から、対象画素と周辺画素との相関を表す前記画像特徴情報を抽出する特徴情報抽出手段と、
    前記特徴情報抽出手段が抽出した画像特徴情報を、前記映像信号に多重化する信号多重化手段と、
    前記信号多重化手段が多重化した映像信号を出力する出力手段と、
    を備え、
    前記画像特徴情報は、前記補間映像生成装置で用いられる前記フィルタ係数と予め対応付けられている
    ことを特徴とする画像特徴情報多重化装置。
  2. 画像特徴情報に対応するフィルタ係数を用いて映像信号の画素補間処理を行う補間映像生成装置に対して、前記画像特徴情報と前記フィルタ係数とを多重化した前記映像信号を出力する画像特徴情報多重化装置であって、
    前記映像信号を入力する入力手段と、
    前記映像信号から、対象画素と周辺画素との相関を表す前記画像特徴情報を抽出する特徴情報抽出手段と、
    前記フィルタ係数を記憶するフィルタ記憶手段と、
    前記特徴情報抽出手段が抽出した画像特徴情報と、前記フィルタ記憶手段から取得した当該画像特徴情報に対応するフィルタ係数とを、前記映像信号に多重化する信号多重化手段と、
    前記信号多重化手段が多重化した映像信号を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする画像特徴情報多重化装置。
  3. 前記入力手段は、G信号が2チャンネル、B信号及びR信号がそれぞれ1チャンネルのベイヤー配列構造を有する前記映像信号を入力することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像特徴情報多重化装置。
  4. 前記特徴情報抽出手段は、
    前記映像信号の前記対象画素からN通りの方向(Nは2以上の整数)について相関を判定し、その中で最も相関の高い1つの方向を選択し、その方向情報を前記画像特徴情報として抽出する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の画像特徴情報多重化装置。
  5. 前記信号多重化手段は、
    前記画像特徴情報を、前記映像信号の水平ブランキング期間又は垂直ブランキング期間の少なくとも一方に多重化する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の画像特徴情報多重化装置。
  6. 前記信号多重化手段は、
    前記画像特徴情報を、前記映像信号の当該画像特徴情報を抽出した前記対象画素と対応する画素の特定のnビット(nは1以上の整数)と置換することによって多重化する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の画像特徴情報多重化装置。
  7. 予め対応付けられたフィルタ係数と画像特徴情報とが多重化された映像信号を画像特徴情報多重化装置から入力して、前記映像信号に画素補間処理を行う補間映像生成装置であって、
    映像信号を入力する入力手段と、
    前記映像信号から、多重化されている前記画像特徴情報と前記フィルタ係数とを分離する特徴情報分離手段と、
    前記特徴情報分離手段が分離した画像特徴情報を前記フィルタ係数の指示情報に変換する補間方法選択手段と、
    前記補間方法選択手段が変換した指示情報に対応する、前記特徴情報分離手段が分離したフィルタ係数を用いて、前記映像信号の画素補間処理を行う補間処理手段と、
    前記補間処理手段が補間した映像信号を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする補間映像生成装置。
  8. 請求項7に記載の補間映像生成装置と、
    前記補間映像生成装置が出力する補間された映像信号を表示する表示手段と、
    を備えることを特徴とする受像機。
  9. 画像特徴情報に対応するフィルタ係数を用いて映像信号の画素補間処理を行う補間映像生成プログラムに対して、前記画像特徴情報を多重化した前記映像信号を出力するために、コンピュータを、
    前記映像信号を入力する入力手段、
    前記映像信号から、対象画素と周辺画素との相関を表す前記画像特徴情報を抽出する特徴情報抽出手段、
    前記特徴情報抽出手段が抽出した画像特徴情報を、前記映像信号に多重化する信号多重化手段、
    前記信号多重化手段が多重化した映像信号を出力する出力手段、
    として機能させ、
    前記画像特徴情報は、前記補間映像生成プログラムで用いられる前記フィルタ係数と予め対応付けられている
    ことを特徴とする画像特徴情報多重化プログラム。
  10. 画像特徴情報に対応するフィルタ係数を用いて映像信号の画素補間処理を行う補間映像生成プログラムに対して、前記画像特徴情報と前記フィルタ係数とを多重化した前記映像信号を出力するために、コンピュータを、
    前記映像信号を入力する入力手段、
    前記映像信号から、対象画素と周辺画素との相関を表す前記画像特徴情報を抽出する特徴情報抽出手段、
    前記特徴情報抽出手段が抽出した画像特徴情報と、前記フィルタ記憶手段から取得した当該画像特徴情報に対応するフィルタ係数とを、前記映像信号に多重化する信号多重化手段、
    前記信号多重化手段が多重化した映像信号を出力する出力手段、
    として機能させることを特徴とする画像特徴情報多重化プログラム。
  11. 予め対応付けられたフィルタ係数と画像特徴情報とが多重化された映像信号を画像特徴情報多重化プログラムから入力して、前記映像信号に画素補間処理を行うために、コンピュータを、
    映像信号を入力する入力手段、
    前記映像信号から、多重化されている前記画像特徴情報と前記フィルタ係数とを分離する特徴情報分離手段、
    前記特徴情報分離手段が分離した画像特徴情報を前記フィルタ係数の指示情報に変換する補間方法選択手段、
    前記補間方法選択手段が変換した指示情報に対応する、前記特徴情報分離手段が分離したフィルタ係数を用いて、前記映像信号の画素補間処理を行う補間処理手段、
    前記補間処理手段が補間した映像信号を出力する出力手段、
    として機能させることを特徴とする補間映像生成プログラム。
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