JPH0122056B2 - - Google Patents
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- JPH0122056B2 JPH0122056B2 JP8246181A JP8246181A JPH0122056B2 JP H0122056 B2 JPH0122056 B2 JP H0122056B2 JP 8246181 A JP8246181 A JP 8246181A JP 8246181 A JP8246181 A JP 8246181A JP H0122056 B2 JPH0122056 B2 JP H0122056B2
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Links
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D51/00—Making hollow objects
- B21D51/16—Making hollow objects characterised by the use of the objects
- B21D51/38—Making inlet or outlet arrangements of cans, tins, baths, bottles, or other vessels; Making can ends; Making closures
- B21D51/383—Making inlet or outlet arrangements of cans, tins, baths, bottles, or other vessels; Making can ends; Making closures scoring lines, tear strips or pulling tabs
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
- Containers Opened By Tearing Frangible Portions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、フルオープンエンド、リキツドポー
エンド等の容易開口蓋体を成形する為のスコアー
ダイに関するものである。
エンド等の容易開口蓋体を成形する為のスコアー
ダイに関するものである。
[従来の技術]
缶容器の蓋体は、第1図に示す如く、蓋材10
においてメインスコアー14を加工する際、第2
図に示す様に蓋材10におけるスコアー残部11
の厚さ即ち加工残厚h1を小さくすることは、開口
に要する力を少なくする利点がある故、できる丈
メインスコアー14の深さを深くすることが試み
られている。
においてメインスコアー14を加工する際、第2
図に示す様に蓋材10におけるスコアー残部11
の厚さ即ち加工残厚h1を小さくすることは、開口
に要する力を少なくする利点がある故、できる丈
メインスコアー14の深さを深くすることが試み
られている。
然し乍らメインスコアー14の深さを単に深く
することは、蓋材10の加工部における亀裂13
の発生を生じさせることが有り、容器内容物が食
料品等の場合には、この亀裂13の発生や蓋体で
ある蓋材10の上面12に形成された内面塗膜の
損傷による金属露出が生じることを極力防止しな
ければならず、一般にはメインスコアー14を形
成する為の主スコアー刃18の刃先19の厚さを
0.05mmと薄くし、又、主スコアー刃18のテーパ
ーを50度としてメインスコアー14の加工時にお
ける亀裂発生を極力避ける様にし、且つ、第1図
に示す様に、メインスコアー14の両側又は片側
にアンテイフラクチユアスコアー16を施す為の
補助スコアー刃20を主スコアー刃18と並べて
設ける(第3図参照)ことにより前記メインスコ
アー14部分の亀裂発生等を防止する様になつ
た。
することは、蓋材10の加工部における亀裂13
の発生を生じさせることが有り、容器内容物が食
料品等の場合には、この亀裂13の発生や蓋体で
ある蓋材10の上面12に形成された内面塗膜の
損傷による金属露出が生じることを極力防止しな
ければならず、一般にはメインスコアー14を形
成する為の主スコアー刃18の刃先19の厚さを
0.05mmと薄くし、又、主スコアー刃18のテーパ
ーを50度としてメインスコアー14の加工時にお
ける亀裂発生を極力避ける様にし、且つ、第1図
に示す様に、メインスコアー14の両側又は片側
にアンテイフラクチユアスコアー16を施す為の
補助スコアー刃20を主スコアー刃18と並べて
設ける(第3図参照)ことにより前記メインスコ
アー14部分の亀裂発生等を防止する様になつ
た。
即ち、上記亀裂や金属露出は、メインスコアー
16を形成する為に主スコアー刃18を蓋材10
に喰い込ませるとき、主スコアー刃18の近辺で
は第3図の→に示す様な塑性変形に基づく金属流
動が生じ、刃先19の部分では蓋材10は大きな
圧力を受けると共に押し延ばされる為、板金上面
12(容器内面)に亀裂13が生じたり、板金上
面に施されているエナメルラツカー等の内面塗膜
が引き延ばされ且つ押し潰される為に蓋材10の
金属が露出することとなるものである。
16を形成する為に主スコアー刃18を蓋材10
に喰い込ませるとき、主スコアー刃18の近辺で
は第3図の→に示す様な塑性変形に基づく金属流
動が生じ、刃先19の部分では蓋材10は大きな
圧力を受けると共に押し延ばされる為、板金上面
12(容器内面)に亀裂13が生じたり、板金上
面に施されているエナメルラツカー等の内面塗膜
が引き延ばされ且つ押し潰される為に蓋材10の
金属が露出することとなるものである。
この様な亀裂や内面塗膜の損傷による金属露出
は、容器の腐蝕や内容液への金属溶出の原因とな
り、内容物が食料品の場合には、この金属溶出等
を防止する為にこの金属露出を極めて小さくしな
ければならず、スコアー加工を施した蓋材10や
別途製造された空缶は導電測定液と適宜の電極と
を用い、蓋材又は容器と測定液との間に流れる電
流値により内面塗膜の損傷等を検査することが行
なわれている(例えば特開昭56−69549号)。
は、容器の腐蝕や内容液への金属溶出の原因とな
り、内容物が食料品の場合には、この金属溶出等
を防止する為にこの金属露出を極めて小さくしな
ければならず、スコアー加工を施した蓋材10や
別途製造された空缶は導電測定液と適宜の電極と
を用い、蓋材又は容器と測定液との間に流れる電
流値により内面塗膜の損傷等を検査することが行
なわれている(例えば特開昭56−69549号)。
そして今日、前述の様にメインスコアー14の
両側又は片側にアンテイフラクチユアスコアー1
6を施すことにより、メインスコアー14の成形
時にメインスコアー14のスコアー残部11近傍
に生じる金属流動をアンテイフラクチユアスコア
ー16を形成する補助スコアー刃20により阻止
し、以てメインスコアー14部分での亀裂発生等
金属露出を防止しつつメインスコアー14の深さ
を深くすることが実施されている(例えば特開昭
50−118889号)。
両側又は片側にアンテイフラクチユアスコアー1
6を施すことにより、メインスコアー14の成形
時にメインスコアー14のスコアー残部11近傍
に生じる金属流動をアンテイフラクチユアスコア
ー16を形成する補助スコアー刃20により阻止
し、以てメインスコアー14部分での亀裂発生等
金属露出を防止しつつメインスコアー14の深さ
を深くすることが実施されている(例えば特開昭
50−118889号)。
[発明が解決しようとする課題]
前述の様に、補助スコアー刃を蓋材に喰い込ま
せることによりメインスコアーの両側又は片側に
アンテイフラクチユアスコアーを形成しつつメイ
ンスコアーを加工し、以てスコアー残部に亀裂等
が生じることを減少させつつメインスコアーを深
く形成することが可能となつた。
せることによりメインスコアーの両側又は片側に
アンテイフラクチユアスコアーを形成しつつメイ
ンスコアーを加工し、以てスコアー残部に亀裂等
が生じることを減少させつつメインスコアーを深
く形成することが可能となつた。
しかし、アンテイフラクチユアスコアーを形成
する蓋体においても、金属露出試験において不適
格とされる蓋体が多く発見される場合が有り、ア
ンテイフラクチユアスコアーを形成する為の補助
スコアー刃が欠損摩耗することによりメインスコ
アー部分に亀裂等が生じる原因となつている場合
が多いことが見出された。
する蓋体においても、金属露出試験において不適
格とされる蓋体が多く発見される場合が有り、ア
ンテイフラクチユアスコアーを形成する為の補助
スコアー刃が欠損摩耗することによりメインスコ
アー部分に亀裂等が生じる原因となつている場合
が多いことが見出された。
[課題を解決するための手段]
本発明は、補助スコアー刃の傾斜角は主スコア
ー刃の傾斜角と同一としつつ、補助スコアー刃に
おける刃先厚さW4を主スコアー刃の刃先厚さW2
よりも厚くし、且つ、補助スコアー刃の高さにお
ける主スコアー刃の厚さW5以下とする様にし、
以て補助スコアー刃の刃先の厚さW4を従来より
も厚くする。
ー刃の傾斜角と同一としつつ、補助スコアー刃に
おける刃先厚さW4を主スコアー刃の刃先厚さW2
よりも厚くし、且つ、補助スコアー刃の高さにお
ける主スコアー刃の厚さW5以下とする様にし、
以て補助スコアー刃の刃先の厚さW4を従来より
も厚くする。
[作用]
本発明は補助スコアー刃の刃先厚さを厚くした
故、補助スコアー刃の強度を高め、以て欠損摩耗
の発生を減少させ、又、この補助スコアー刃は主
スコアー刃よりも低く、且つ、該補助スコアー刃
の刃先は、該補助スコアー刃の刃先高さにおける
主スコアー刃の幅よりも細く形成している故、こ
の補助スコアー刃により形成されるアンテイフラ
クチユアスコアーはメインスコアーよりも浅く且
つ細く形成される為、アンテイフラクチユアスコ
アーを形成するに際して、該アンテイフラクチユ
アスコアー部分に生じる金属露出を極めて少なく
することができる。
故、補助スコアー刃の強度を高め、以て欠損摩耗
の発生を減少させ、又、この補助スコアー刃は主
スコアー刃よりも低く、且つ、該補助スコアー刃
の刃先は、該補助スコアー刃の刃先高さにおける
主スコアー刃の幅よりも細く形成している故、こ
の補助スコアー刃により形成されるアンテイフラ
クチユアスコアーはメインスコアーよりも浅く且
つ細く形成される為、アンテイフラクチユアスコ
アーを形成するに際して、該アンテイフラクチユ
アスコアー部分に生じる金属露出を極めて少なく
することができる。
[実施例]
本発明の実施例は、容易開封缶の蓋体を形成す
る為のスコアーダイとして主スコアー刃及び補助
スコアー刃を有するスコアーダイであり、このス
コアーダイにおける補助スコアー刃の形状として
は、第4図に示す如く、補助スコアー刃20の刃
先21を、主スコアー刃18の刃先19よりも主
スコアー刃18が先に加工するスコアー深さh3丈
低くし、且つ、補助スコアー刃20の刃先21の
厚さW4を主スコアー刃18の刃先19の厚さW2
よりも厚くする(W2<W4)ものである。但し、
この場合の補助スコアー刃20の刃先21の厚さ
W4を、主スコアー刃18の刃先19から補助ス
コアー刃20の刃先21位置迄、即ちh3の高さだ
け下つた場所の厚さW5よりも薄くする(W4<
W5)。
る為のスコアーダイとして主スコアー刃及び補助
スコアー刃を有するスコアーダイであり、このス
コアーダイにおける補助スコアー刃の形状として
は、第4図に示す如く、補助スコアー刃20の刃
先21を、主スコアー刃18の刃先19よりも主
スコアー刃18が先に加工するスコアー深さh3丈
低くし、且つ、補助スコアー刃20の刃先21の
厚さW4を主スコアー刃18の刃先19の厚さW2
よりも厚くする(W2<W4)ものである。但し、
この場合の補助スコアー刃20の刃先21の厚さ
W4を、主スコアー刃18の刃先19から補助ス
コアー刃20の刃先21位置迄、即ちh3の高さだ
け下つた場所の厚さW5よりも薄くする(W4<
W5)。
即ち、本発明の実施例に係るスコアーダイとし
ては、第5図の破線に示す各種補助スコアー刃2
0の内、主スコアー刃18と同一の傾斜角を有す
る補助スコアー刃20であつて、主スコアー刃1
8よりも0.10mm低い補助スコアー刃20の刃先2
1を、主スコアー刃18における刃先19の幅
W2の値である0.05mmよりも広く、且つ、補助ス
コアー刃20の刃先高さにおける主スコアー刃1
8の幅W5よりも細い幅である0.07mmと0.10mmとし
たものとし、この本実施例に係るスコアーダイと
比較する為に補助スコアー刃20における刃先2
1の厚さを主スコアー刃18の刃先19と同一幅
の0.05mmとしたもの即ち従来の補助スコアー刃2
0と同一としたものとを用いて蓋材のスコアー加
工を施した。この結果、第6図に示す様に、補助
スコアー刃20の刃先21の厚さを主スコアー刃
18の刃先19と同じ0.05mmとした従来の補助ス
コアー刃20の場合は良品を1000万枚作成すると
刃先21が欠損又は摩耗するのに対し、刃先21
を0.07mmとした場合は良品を3000〜5000万枚作成
すると刃先21が欠損又は摩耗し、又、刃先21
を0.10mmとした場合は良品を4500〜5000万枚作成
すると刃先21が欠損又は摩耗することが判明
し、補助スコアー刃20の刃先21を広くするこ
とが欠損摩耗を有効に防止し得ることが見出され
た。
ては、第5図の破線に示す各種補助スコアー刃2
0の内、主スコアー刃18と同一の傾斜角を有す
る補助スコアー刃20であつて、主スコアー刃1
8よりも0.10mm低い補助スコアー刃20の刃先2
1を、主スコアー刃18における刃先19の幅
W2の値である0.05mmよりも広く、且つ、補助ス
コアー刃20の刃先高さにおける主スコアー刃1
8の幅W5よりも細い幅である0.07mmと0.10mmとし
たものとし、この本実施例に係るスコアーダイと
比較する為に補助スコアー刃20における刃先2
1の厚さを主スコアー刃18の刃先19と同一幅
の0.05mmとしたもの即ち従来の補助スコアー刃2
0と同一としたものとを用いて蓋材のスコアー加
工を施した。この結果、第6図に示す様に、補助
スコアー刃20の刃先21の厚さを主スコアー刃
18の刃先19と同じ0.05mmとした従来の補助ス
コアー刃20の場合は良品を1000万枚作成すると
刃先21が欠損又は摩耗するのに対し、刃先21
を0.07mmとした場合は良品を3000〜5000万枚作成
すると刃先21が欠損又は摩耗し、又、刃先21
を0.10mmとした場合は良品を4500〜5000万枚作成
すると刃先21が欠損又は摩耗することが判明
し、補助スコアー刃20の刃先21を広くするこ
とが欠損摩耗を有効に防止し得ることが見出され
た。
他方、主スコアー刃18の刃先19が0.05mmに
対して主スコアー刃18よりも0.10mm低い補助ス
コアー刃20の刃先21を、従来と同様に0.05mm
とした場合と、本発明の実施例に係る補助スコア
ー刃形状として補助スコアー刃20の刃先21の
高さにおける主スコアー刃18の厚さW5よりも
僅かに細い0.10mmとした場合と、更に本実施例と
の比較の為に補助スコアー刃20の刃先21の高
さにおける主スコアー刃の厚さW5よりも広い
0.15mmとした場合と、の3種類のスコアーダイを
用いて蓋材10にスコアー加工を施し、メインス
コアー14部分の金属露出及びアンテイフラクチ
ユアスコアー16部分の金属露出を検査したとこ
ろ、第7図の一点鎖線に示す様に、補助スコアー
刃20の刃先21厚さを厚くするとメインスコア
ー14部分の金属露出は減少するも、第7図の実
線に示す様にアンテイフラクチユアスコアー16
部分の金属露出が増大した。
対して主スコアー刃18よりも0.10mm低い補助ス
コアー刃20の刃先21を、従来と同様に0.05mm
とした場合と、本発明の実施例に係る補助スコア
ー刃形状として補助スコアー刃20の刃先21の
高さにおける主スコアー刃18の厚さW5よりも
僅かに細い0.10mmとした場合と、更に本実施例と
の比較の為に補助スコアー刃20の刃先21の高
さにおける主スコアー刃の厚さW5よりも広い
0.15mmとした場合と、の3種類のスコアーダイを
用いて蓋材10にスコアー加工を施し、メインス
コアー14部分の金属露出及びアンテイフラクチ
ユアスコアー16部分の金属露出を検査したとこ
ろ、第7図の一点鎖線に示す様に、補助スコアー
刃20の刃先21厚さを厚くするとメインスコア
ー14部分の金属露出は減少するも、第7図の実
線に示す様にアンテイフラクチユアスコアー16
部分の金属露出が増大した。
即ち、補助スコアー刃20の刃先21を0.05mm
とした場合はメインスコアー14部分の電流値が
約10.5mAに対してアンテイフラクチユアスコア
ー16部分の電流値は約1.5mAとアンテイフラ
クチユアスコアー16部分の金属露出が極めて少
なく、補助スコアー刃20の刃先21を0.10mmと
した場合もメインスコアー14部分の電流値が約
10.2mAに対し、アンテイフラクチユアスコアー
16部分の電流値は約2mAであつてアンテイフ
ラクチユアスコアー16部分の金属露出が少な
い。しかし、補助スコアー刃20の刃先21を、
補助スコアー刃20の刃先21の高さにおける主
スコアー刃18の厚さW5よりも大きな0.15mmと
した場合は、メインスコアー14部分の電流値が
約10mAであるのに対し、アンテイフラクチユア
スコアー16部分の電流値は約25mAと大きく、
アンテイフラクチユアスコアー16部分における
内面塗膜が大きく損傷を受け、金属露出が著しく
発生していることが確認された。
とした場合はメインスコアー14部分の電流値が
約10.5mAに対してアンテイフラクチユアスコア
ー16部分の電流値は約1.5mAとアンテイフラ
クチユアスコアー16部分の金属露出が極めて少
なく、補助スコアー刃20の刃先21を0.10mmと
した場合もメインスコアー14部分の電流値が約
10.2mAに対し、アンテイフラクチユアスコアー
16部分の電流値は約2mAであつてアンテイフ
ラクチユアスコアー16部分の金属露出が少な
い。しかし、補助スコアー刃20の刃先21を、
補助スコアー刃20の刃先21の高さにおける主
スコアー刃18の厚さW5よりも大きな0.15mmと
した場合は、メインスコアー14部分の電流値が
約10mAであるのに対し、アンテイフラクチユア
スコアー16部分の電流値は約25mAと大きく、
アンテイフラクチユアスコアー16部分における
内面塗膜が大きく損傷を受け、金属露出が著しく
発生していることが確認された。
この様に補助スコアー刃20の厚みを厚くする
ことにより補助スコアー刃20の欠損摩耗は防止
し得るも、補助スコアー刃20の厚みを厚くし過
ぎると補助スコアー刃20により形成されるアン
テイフラクチユアスコアー16部分で金属露出が
生じることとなる故、本発明においては、主スコ
アー刃18とその両側又は片側に設けた補助スコ
アー刃20とにおいて、主スコアー刃18の刃先
19厚さW2に対し、補助スコアー刃20の刃先
21の厚さW4を主スコアー刃18における刃先
19から主スコアー刃18が先に加工しようとす
るスコアー深さh3丈降つた位置における主スコア
ー刃18の厚さW5よりも薄く且つ主スコアー刃
18の刃先19厚さW2よりも厚くしたスコアー
刃を有するスコアーダイとするものである。
ことにより補助スコアー刃20の欠損摩耗は防止
し得るも、補助スコアー刃20の厚みを厚くし過
ぎると補助スコアー刃20により形成されるアン
テイフラクチユアスコアー16部分で金属露出が
生じることとなる故、本発明においては、主スコ
アー刃18とその両側又は片側に設けた補助スコ
アー刃20とにおいて、主スコアー刃18の刃先
19厚さW2に対し、補助スコアー刃20の刃先
21の厚さW4を主スコアー刃18における刃先
19から主スコアー刃18が先に加工しようとす
るスコアー深さh3丈降つた位置における主スコア
ー刃18の厚さW5よりも薄く且つ主スコアー刃
18の刃先19厚さW2よりも厚くしたスコアー
刃を有するスコアーダイとするものである。
尚、前述の様に補助スコアー刃20が比較的短
期間に欠損摩耗する詳細な原因は不明であるが、
第3図に示した様に、アンテイフラクチユアスコ
アー16を形成する補助スコアー刃20の刃先2
1が蓋材10の板金に接する時には、既にメイン
スコアー14を形成する主スコアー刃18はh3だ
け蓋材10に喰い込んでおり、この主スコアー刃
18によつて蓋材10には図示に示す→の様な塑
性変形が既に生じ、補助スコアー刃20が蓋材1
0に喰い込むと同時に主スコアー刃18が継続し
て蓋材10に喰い込むことにより、蓋材10の変
形流動も持続しようとするも、この変形流動を補
助スコアー刃20により阻止する為、主スコアー
刃18に加わる力よりも補助スコアー刃20に加
わる力が大きく、補助スコアー刃20の刃先21
近傍に対して大きな抵抗を生じさせる為と考えら
れる。
期間に欠損摩耗する詳細な原因は不明であるが、
第3図に示した様に、アンテイフラクチユアスコ
アー16を形成する補助スコアー刃20の刃先2
1が蓋材10の板金に接する時には、既にメイン
スコアー14を形成する主スコアー刃18はh3だ
け蓋材10に喰い込んでおり、この主スコアー刃
18によつて蓋材10には図示に示す→の様な塑
性変形が既に生じ、補助スコアー刃20が蓋材1
0に喰い込むと同時に主スコアー刃18が継続し
て蓋材10に喰い込むことにより、蓋材10の変
形流動も持続しようとするも、この変形流動を補
助スコアー刃20により阻止する為、主スコアー
刃18に加わる力よりも補助スコアー刃20に加
わる力が大きく、補助スコアー刃20の刃先21
近傍に対して大きな抵抗を生じさせる為と考えら
れる。
そして、従来のスコアーダイでは、アンテイフ
ラクチユアスコアー加工を施す場合にも、アンテ
イフラクチユアスコアー16部分における蓋材1
0の上面12における亀裂の発生等を防止する為
に、補助スコアー刃20を主スコアー刃18と同
様の形状とし、第3図に示す様に、メインスコア
ー14用の主スコアー刃18とアンテイフラクチ
ユアスコアー16用の補助スコアー刃20とは共
に50度のテーパーとし、且つ補助スコアー刃20
の刃先厚さW3を主スコアー刃18の刃先厚さW2
と同厚としていた故、前述の主スコアー刃18に
より補助スコアー刃20に加えられる応力が時と
して補助スコアー刃20の欠損の原因になると考
えられる。
ラクチユアスコアー加工を施す場合にも、アンテ
イフラクチユアスコアー16部分における蓋材1
0の上面12における亀裂の発生等を防止する為
に、補助スコアー刃20を主スコアー刃18と同
様の形状とし、第3図に示す様に、メインスコア
ー14用の主スコアー刃18とアンテイフラクチ
ユアスコアー16用の補助スコアー刃20とは共
に50度のテーパーとし、且つ補助スコアー刃20
の刃先厚さW3を主スコアー刃18の刃先厚さW2
と同厚としていた故、前述の主スコアー刃18に
より補助スコアー刃20に加えられる応力が時と
して補助スコアー刃20の欠損の原因になると考
えられる。
従つて本発明としては、補助スコアー刃20の
耐久性を高めつつ、アンテイフラクチユアスコア
ー16部分における金属露出の増大を防止する範
囲で補助スコアー刃20の刃先21厚さW4を厚
くすることとし、この様なスコアーダイをもつて
蓋材10の板金に加工を施すものである故、ダイ
の寿命を延ばしつつ蓋体におけるスコアー残部の
近辺に亀裂が発生したり、蓋材10の板金上面1
2に金属露出等の損傷が発生したりすることを防
止し、ブリキ板等の硬い蓋材10を加工する超鋼
ダイスの場合には特に補助スコアー刃20の欠損
を防止して、生産性を大きく向上させることがで
きる。
耐久性を高めつつ、アンテイフラクチユアスコア
ー16部分における金属露出の増大を防止する範
囲で補助スコアー刃20の刃先21厚さW4を厚
くすることとし、この様なスコアーダイをもつて
蓋材10の板金に加工を施すものである故、ダイ
の寿命を延ばしつつ蓋体におけるスコアー残部の
近辺に亀裂が発生したり、蓋材10の板金上面1
2に金属露出等の損傷が発生したりすることを防
止し、ブリキ板等の硬い蓋材10を加工する超鋼
ダイスの場合には特に補助スコアー刃20の欠損
を防止して、生産性を大きく向上させることがで
きる。
[発明の効果]
本発明に係るスコアーダイは、補助スコアー刃
の厚さを厚くしてその耐久性を高め、且つ、補助
スコアー刃により形成されるアンテイフラクチユ
アスコアーの幅及び深さは主スコアー刃により形
成されるメインスコアーよりも浅く且つ細くする
ことにより、アンテイフラクチユアスコアーの形
成によるアンテイフラクチユアスコアー部分にお
ける内面塗膜の損傷等をメインスコアー部分にお
ける内面塗膜の損傷等よりも確実に小さく押え、
以て蓋材に与えるダメージを小さくしつつ、補助
スコアー刃の欠損摩耗を防止することによりメイ
ンスコアー部分に亀裂や内面塗膜の損傷を生じさ
せることなく多数の蓋材を加工可能とし得るスコ
アーダイである。
の厚さを厚くしてその耐久性を高め、且つ、補助
スコアー刃により形成されるアンテイフラクチユ
アスコアーの幅及び深さは主スコアー刃により形
成されるメインスコアーよりも浅く且つ細くする
ことにより、アンテイフラクチユアスコアーの形
成によるアンテイフラクチユアスコアー部分にお
ける内面塗膜の損傷等をメインスコアー部分にお
ける内面塗膜の損傷等よりも確実に小さく押え、
以て蓋材に与えるダメージを小さくしつつ、補助
スコアー刃の欠損摩耗を防止することによりメイ
ンスコアー部分に亀裂や内面塗膜の損傷を生じさ
せることなく多数の蓋材を加工可能とし得るスコ
アーダイである。
第1図は容易開口蓋(リキツドポーエンド)の
平面図、第2図は蓋材板金をスコアー刃により加
工したときの部分断面図、第3図は補助スコアー
刃が喰い込む直前の状態を示す図にして、第4図
は本発明に係るスコアーダイの主スコアー刃と補
助スコアー刃とを示す断面図、第5図は主スコア
ー刃と補助スコアー刃とを重ねたときの寸法を示
す断面図、第6図及び第7図は蓋材加工結果を示
すグラフ。 10=蓋材(リキツドポーエンド)、11=ス
コアー残部、12=板金上面、13=亀裂、14
=メインスコアー、16=アンテイフラクチユア
スコアー、18=主スコアー刃、19=主スコア
ー刃の刃先、20=補助スコアー刃、21=補助
スコアー刃の刃先、h1=加工残厚、W2=主スコ
アー刃の刃先厚さ、W3=従来の補助スコアー刃
の刃先厚さ、W4=本発明に係る補助スコアー刃
刃先厚さ、W5=主スコアー刃における補助スコ
アー刃よりも先に加工する高さ丈降つた位置の厚
さ。
平面図、第2図は蓋材板金をスコアー刃により加
工したときの部分断面図、第3図は補助スコアー
刃が喰い込む直前の状態を示す図にして、第4図
は本発明に係るスコアーダイの主スコアー刃と補
助スコアー刃とを示す断面図、第5図は主スコア
ー刃と補助スコアー刃とを重ねたときの寸法を示
す断面図、第6図及び第7図は蓋材加工結果を示
すグラフ。 10=蓋材(リキツドポーエンド)、11=ス
コアー残部、12=板金上面、13=亀裂、14
=メインスコアー、16=アンテイフラクチユア
スコアー、18=主スコアー刃、19=主スコア
ー刃の刃先、20=補助スコアー刃、21=補助
スコアー刃の刃先、h1=加工残厚、W2=主スコ
アー刃の刃先厚さ、W3=従来の補助スコアー刃
の刃先厚さ、W4=本発明に係る補助スコアー刃
刃先厚さ、W5=主スコアー刃における補助スコ
アー刃よりも先に加工する高さ丈降つた位置の厚
さ。
Claims (1)
- 1 主スコアー刃とその両側又は片側に補助スコ
アー刃を有するスコアーダイにおいて、補助スコ
アー刃の刃先厚さを、主スコアー刃の刃先厚さよ
りも厚く、且つ、主スコアー刃が補助スコアー刃
よりも先に加工するスコアー深さ丈降つた位置に
おける主スコアー刃の厚さよりも薄くしたことを
特徴とする容易開口蓋体成形用スコアーダイ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8246181A JPS57199535A (en) | 1981-06-01 | 1981-06-01 | Score molding method of easy-opening cover body |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8246181A JPS57199535A (en) | 1981-06-01 | 1981-06-01 | Score molding method of easy-opening cover body |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57199535A JPS57199535A (en) | 1982-12-07 |
JPH0122056B2 true JPH0122056B2 (ja) | 1989-04-25 |
Family
ID=13775141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8246181A Granted JPS57199535A (en) | 1981-06-01 | 1981-06-01 | Score molding method of easy-opening cover body |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57199535A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5988668A (ja) * | 1982-11-13 | 1984-05-22 | Japan Radio Co Ltd | 船首方位測定装置 |
US5938390A (en) * | 1997-12-15 | 1999-08-17 | Aluminum Company Of America | Antifracture scores for easy open container walls |
US6761281B2 (en) | 2002-11-26 | 2004-07-13 | Rexam Beverage Can Company | Modified score for smooth openability |
JP4506941B2 (ja) * | 2003-09-29 | 2010-07-21 | 東洋製罐株式会社 | 容器の開封構造、その製造方法及び製造装置 |
JP4526966B2 (ja) * | 2005-01-31 | 2010-08-18 | 株式会社吉野工業所 | 注出キャップ |
-
1981
- 1981-06-01 JP JP8246181A patent/JPS57199535A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57199535A (en) | 1982-12-07 |
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