JPH0122039Y2 - - Google Patents
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- JPH0122039Y2 JPH0122039Y2 JP8301383U JP8301383U JPH0122039Y2 JP H0122039 Y2 JPH0122039 Y2 JP H0122039Y2 JP 8301383 U JP8301383 U JP 8301383U JP 8301383 U JP8301383 U JP 8301383U JP H0122039 Y2 JPH0122039 Y2 JP H0122039Y2
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Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は建築、構築物の内、外壁の横張り壁
体、または縦張り壁体を形成するのに有用なサイ
デイングボード(以下、単にボードという)に関
する。 特に、表面材は型材として機能させることによ
り、製造装置を簡単な構造にでき、しかも芯材が
表面材に漏洩しにくく、高能率で生産できると共
に、外観において目地と化粧溝とを同じような断
面形状にし、かつペコツキ、変形のない美しい外
観の壁を形成できるようにしたボードに係る。 以下に図面を用いて本考案に係るボードの一実
施例について詳細に説明する。すなわち、第1図
は上記ボードを示す斜視図であり、1は表面材で
金属板(平板、エンボス板)、合成樹脂板を例え
ば第2図に示すような形状に成形、押出し等して
形成したものである。2は横長の化粧面(以下、
単に化粧面という)で、その表面に少なくとも1
本以上の化粧溝3を長手方向に沿つて形成したも
のである。化粧溝3は主に化粧面2の反り、捻
れ、ペコツキの防止とボードを施工した際の壁体
の目地と化粧溝3とを識別しにくくして壁体を1
つの模様で統一した美しい外観とすると共に、大
きさの割に立体感を醸し出すのに役立つものであ
る。さらに説明すると、化粧溝3は縦断面が不等
辺台形状、所謂垂直な底面3aとその上端縁を外
方へθ1(直角)で化粧面2と直交する水平な上面
3bと下端縁を角度θ2(鋭角)で後上りに傾斜し
た下側の傾斜面3cとから形成したものである。
4は係止部で化粧面2の下端を内方に2度、屈曲
して縦断面を略L字状に形成したものである。さ
らに説明すると、係止部4は化粧面2とθ3=90゜、
所謂水平な底辺5と上方に向つて、もしくは幾分
内方へ傾斜した係止片6、および係止片6の先端
をはぜ状に外方、もしくは内方(図示せず)に屈
曲した舌片7とからなり、底辺5は係止片6まで
の長さを短かくして係止部4の変形を最小限にす
ると共に、直角な形状による陰影で目地の立体感
を助長し、係止片6は後記する係合部8と大きい
面積で接触すると共に、施工の際のガイド、およ
び安定支持片と防水面として機能し、舌片7は後
記する突条11との係合部分に毛細管現象が生ず
るのを防止する空隙の形成と施工時に係止片6の
先端が刃物のように鋭利になるのを防止して作業
時の危険性をなくするのに役立つものである。8
は係合部で化粧面2の上端を前記角度θ2に相応し
た角度θ′2で後上りに傾斜した傾斜部9とその上
端を上方に垂直に延長した目地下地部10と目地
下地部10の上端をその表面に対し角度θ4(鋭角)
で傾斜して屈曲したリブ状の突条11とその先端
を目地下地部10と反対側に折り返した外側面1
1bの先端を、目地下地部10より突出させると
共にその先端を下方へ屈曲してL字状断面に形成
した上端側面部12とから形成し、主に目地下
地、目地、および係合部として機能するものであ
る。さらに説明すると、傾斜部9は雨水の流れを
よくし、目地下地部10に雨水が貯溜するのを防
止すると共に、目地を形成した際の立体感を助長
し、かつ、働き幅を増大するのに役立つものであ
る。また、目地下地部10は垂直な面、あるいは
幾分内方に傾斜したような垂直な面からなり、目
地部の防水下地、および係止片6のガイドとして
役立ち、突条11は係止片6をある弾力下で係合
すると共に、雨返し、および表面材1の変形防止
のための補強と3角形状の屈曲部11aの形成に
より係止片6と突条11間の毛細管現象を阻止す
るものである。さらに、上端側面部12は突条1
1の外側面11bの下端を目地下地部10より
Δhだけ突出した上部端面13とその下端を内方
に屈曲した舌片14とから縦断面を略L字状に形
成したものであり、主に係合部8の補強材と、下
記する芯材16の型材として役立つものである。
特に、Δhだけ突出した上部端面13は表面材1
を搬送するのにスチールベルトなどの平板材を使
用でき、回転速度をキヤタピラなどの型より大幅
に高速で回転できるので生産性が大幅に向上し、
かつ、コストダウンにも役立つものである。な
お、角度θ4は係合力の強化のために舌片7が接触
する面だけは、傾斜していることが好ましい。具
体的な角度θ4としては底辺5の高さh1、表面材1
の幅Wなどの寸法によつて定まるものである。1
5は凹部で化粧面2、化粧溝3、係止部4、係合
部8、上端側面部12によつて囲まれた部分であ
り、16は芯材で成形体、あるいは原料を発泡せ
しめて発泡体とし、かつ発泡の際の自己接着性で
表面材1と一体に形成するか、接着剤により一体
化を図るものである。芯材16は主に断熱材、ク
ツシヨン材、補強材、接着材、防音材、防湿材、
防錆材として機能するものである。その形状は凹
部15に対応すると共に、係止部4近傍の端部は
略3角形状、長方形状(図示せず)などの空隙が
底辺5と係止片6間に形成されるような断面の逃
げ溝17を設け、主に上段のボードの突条11を
収納するのに役立つものである。また、芯材16
の原料としては、例えば合成樹脂発泡体を形成す
るためのポリウレタンフオーム用樹脂、ポリイソ
シアヌレートフオーム用樹脂、フエノールフオー
ム用樹脂、およびこれらに難燃剤、難燃助剤(硼
砂、メタ硼酸ソーダ、炭酸カルシウム、水酸化ア
ルミニウム、三酸化アンチモン、ベントナイト)、
パーライト粒、シラスバルーンの1種以上を添加
したもの、もしくはロツクウール、グラスウー
ル、塩化ビニルフオーム、ポリスチレンフオー
ム、ポリエチレンフオームなどの成形体の1種、
または2種以上からなるものである。なお、好ま
しくは、フオーム原料を凹部15に吐出、敷設な
どして反応、発泡させ、その際の自己接着性を利
用して一体化するようなものである。18は裏面
材でシート状物からなり、芯材16の背面を被覆
すると共に、ボードをサンドイツチ構造にするも
のである。さらに説明すると、裏面材18はボー
ド自体の機械強度を向上すると共に、不燃シー
ト、防水膜、遮熱シート、防水シート、防音シー
ト、パツキング材などの1つの機能として役立つ
ものであり、例えばアスベスト紙、クラフト紙、
アスフアルトフエルト、金属箔(Al,Pb,Fe)、
合成樹脂シート、ゴムシート、布シート、ガラス
クロスの1種、もしくはこれらの1種以上を組み
合せたもの、あるいは防水処理、難燃処理された
シートなどからなるものである。ここで、上記各
部の大きさについて簡単に説明すると、底面3a
の長さをl1、化粧溝3の開口の幅をW1、その深
さをd、係止片6の長さをl2、目地下地部10の
幅をW2、突条11の先端から傾斜部9の上端ま
での幅をW3、化粧面2の上端から突条11まで
の幅をW4、傾斜部9の高さをh2、上端側面部1
2の裏面から突条11の先端までの高さをh3、目
地下地部10の表面から突条11までの高さを
h4、化粧面2から舌片14までの高さをh5、表面
材1の板厚をt、ボードを施工した壁体の目地開
口幅をW5、目地底面幅をW6、芯材16の各部の
厚さをt1,t2,t3とすると例えば、h1=d=h2,l1
=W6,W6+l2=W2,W3>W1,θ2=θ2,Δh=h3
−h4,h4≦h1,h4≦h2,d+Δh=h5,t1=h5−
t,t2=t3=h5−d,W5=W1としたようなもの
である。 次に施工例につき説明する。 いま、第1図に示すようなボードを第3図に示
すように横張りして外壁を構成すると仮定する。
そこで、主柱、間柱、壁下地、あるいは胴縁など
の枠体Aに第n段目のボード○イを第4図に示すよ
うな吊子Cを介し、釘Bで固定したとする。次に
第n+1段目のボード○ロの係止部4を第n段目の
ボード○イの係合部8に係合し、次にボード○ロの突
条11を吊子Cを介して枠体に固定する。従つ
て、外壁全体を構成するには、上記のような工程
を順次、土台側から桁に向つて行なえばよい。 以上説明したのは本考案に係るボードの一実施
例にすぎず、第5図a〜c、第6図a〜c、第7
図a〜j、第8図a〜f、および第9図a〜e、
および第10図a〜dに示すように形成すること
もできる。 すなわち、第5図a〜cは化粧面2に化粧溝3
を2本、あるいは深さdを前記と相違して形成し
たボードであり、第6図a〜cは化粧溝3の縦断
面形状を幾分変形した不等辺台形状のボード、お
よび化粧溝3を角状に形成したボードの一部分を
示すものであり、第7図a〜jは係止部4の変形
を示し、特にh図は舌片7を内方に屈曲し、さら
に底辺5の裏面に沿つて延ばした舌片7′とした
係止部4、i図は舌片7を図のように傾斜した舌
片7″とした係止部4、j図は舌片7を除去した
係止部4である。第8図a〜fは突条11の変形
例であり、第9図a〜eは芯材15逃げ溝17の
形状の変形例、第10図a〜dは吊子Cの変形例
である。 上述したように本考案に係るボードによれば、
係止部と係合部の連続構造に毛細管現象が生ずる
こともなく、かつ、係止部の舌片、係合部の突
条、および延長部によつて雨水がボードの内側に
漏洩することがないので下地、あるいは壁内部を
腐食することがない特徴がある。また、ボードの
固定は吊子によつて固定したため、釘などによつ
てボードが破損することがなく、、かつ確実に固
定できると共に、吊子によつてボードが離脱する
のを阻止できる特徴がある。さらに、化粧面に化
粧溝を形成したため、長尺のボードが反つたり捻
れたり、ペコツキなどによつて外観を悪くするこ
とがない特徴がある。しかも、化粧溝は縦断面を
不等辺台形状としたため、ボードを連結した際の
目地の外観と同じとなり、従来の壁面と異なり目
地が模様として機能し、美しい外観の壁面に構成
しうる特徴がある。また、化粧溝、目地は不等辺
台形状の縦断面となるため水切りがよく、かつ、
実質寸法より立体感を醸し出す特徴がある。さら
に、目地下地部と上端側面部間にΔhの高低差を
設け、かつ、係止部と係合部の高さ関係を対応さ
せたため、下地とボードが直接接触する面積が少
なく、かつ、クツシヨン性も具備している芯材が
介在するため振動のボードへの伝達も小さく、連
結部が離脱しにくい利点がある。また、凹部に芯
材を一体に充填し、かつ、その裏面をシート状物
の裏面材で被覆したサンドイツチ構造とし、機械
強度を強化した特徴がある。また、従来にも増し
て凹部を型材として使用できる断面に形成したた
めスチールベルトなどで搬送でき、生産性が大き
く向上する特徴がある。
体、または縦張り壁体を形成するのに有用なサイ
デイングボード(以下、単にボードという)に関
する。 特に、表面材は型材として機能させることによ
り、製造装置を簡単な構造にでき、しかも芯材が
表面材に漏洩しにくく、高能率で生産できると共
に、外観において目地と化粧溝とを同じような断
面形状にし、かつペコツキ、変形のない美しい外
観の壁を形成できるようにしたボードに係る。 以下に図面を用いて本考案に係るボードの一実
施例について詳細に説明する。すなわち、第1図
は上記ボードを示す斜視図であり、1は表面材で
金属板(平板、エンボス板)、合成樹脂板を例え
ば第2図に示すような形状に成形、押出し等して
形成したものである。2は横長の化粧面(以下、
単に化粧面という)で、その表面に少なくとも1
本以上の化粧溝3を長手方向に沿つて形成したも
のである。化粧溝3は主に化粧面2の反り、捻
れ、ペコツキの防止とボードを施工した際の壁体
の目地と化粧溝3とを識別しにくくして壁体を1
つの模様で統一した美しい外観とすると共に、大
きさの割に立体感を醸し出すのに役立つものであ
る。さらに説明すると、化粧溝3は縦断面が不等
辺台形状、所謂垂直な底面3aとその上端縁を外
方へθ1(直角)で化粧面2と直交する水平な上面
3bと下端縁を角度θ2(鋭角)で後上りに傾斜し
た下側の傾斜面3cとから形成したものである。
4は係止部で化粧面2の下端を内方に2度、屈曲
して縦断面を略L字状に形成したものである。さ
らに説明すると、係止部4は化粧面2とθ3=90゜、
所謂水平な底辺5と上方に向つて、もしくは幾分
内方へ傾斜した係止片6、および係止片6の先端
をはぜ状に外方、もしくは内方(図示せず)に屈
曲した舌片7とからなり、底辺5は係止片6まで
の長さを短かくして係止部4の変形を最小限にす
ると共に、直角な形状による陰影で目地の立体感
を助長し、係止片6は後記する係合部8と大きい
面積で接触すると共に、施工の際のガイド、およ
び安定支持片と防水面として機能し、舌片7は後
記する突条11との係合部分に毛細管現象が生ず
るのを防止する空隙の形成と施工時に係止片6の
先端が刃物のように鋭利になるのを防止して作業
時の危険性をなくするのに役立つものである。8
は係合部で化粧面2の上端を前記角度θ2に相応し
た角度θ′2で後上りに傾斜した傾斜部9とその上
端を上方に垂直に延長した目地下地部10と目地
下地部10の上端をその表面に対し角度θ4(鋭角)
で傾斜して屈曲したリブ状の突条11とその先端
を目地下地部10と反対側に折り返した外側面1
1bの先端を、目地下地部10より突出させると
共にその先端を下方へ屈曲してL字状断面に形成
した上端側面部12とから形成し、主に目地下
地、目地、および係合部として機能するものであ
る。さらに説明すると、傾斜部9は雨水の流れを
よくし、目地下地部10に雨水が貯溜するのを防
止すると共に、目地を形成した際の立体感を助長
し、かつ、働き幅を増大するのに役立つものであ
る。また、目地下地部10は垂直な面、あるいは
幾分内方に傾斜したような垂直な面からなり、目
地部の防水下地、および係止片6のガイドとして
役立ち、突条11は係止片6をある弾力下で係合
すると共に、雨返し、および表面材1の変形防止
のための補強と3角形状の屈曲部11aの形成に
より係止片6と突条11間の毛細管現象を阻止す
るものである。さらに、上端側面部12は突条1
1の外側面11bの下端を目地下地部10より
Δhだけ突出した上部端面13とその下端を内方
に屈曲した舌片14とから縦断面を略L字状に形
成したものであり、主に係合部8の補強材と、下
記する芯材16の型材として役立つものである。
特に、Δhだけ突出した上部端面13は表面材1
を搬送するのにスチールベルトなどの平板材を使
用でき、回転速度をキヤタピラなどの型より大幅
に高速で回転できるので生産性が大幅に向上し、
かつ、コストダウンにも役立つものである。な
お、角度θ4は係合力の強化のために舌片7が接触
する面だけは、傾斜していることが好ましい。具
体的な角度θ4としては底辺5の高さh1、表面材1
の幅Wなどの寸法によつて定まるものである。1
5は凹部で化粧面2、化粧溝3、係止部4、係合
部8、上端側面部12によつて囲まれた部分であ
り、16は芯材で成形体、あるいは原料を発泡せ
しめて発泡体とし、かつ発泡の際の自己接着性で
表面材1と一体に形成するか、接着剤により一体
化を図るものである。芯材16は主に断熱材、ク
ツシヨン材、補強材、接着材、防音材、防湿材、
防錆材として機能するものである。その形状は凹
部15に対応すると共に、係止部4近傍の端部は
略3角形状、長方形状(図示せず)などの空隙が
底辺5と係止片6間に形成されるような断面の逃
げ溝17を設け、主に上段のボードの突条11を
収納するのに役立つものである。また、芯材16
の原料としては、例えば合成樹脂発泡体を形成す
るためのポリウレタンフオーム用樹脂、ポリイソ
シアヌレートフオーム用樹脂、フエノールフオー
ム用樹脂、およびこれらに難燃剤、難燃助剤(硼
砂、メタ硼酸ソーダ、炭酸カルシウム、水酸化ア
ルミニウム、三酸化アンチモン、ベントナイト)、
パーライト粒、シラスバルーンの1種以上を添加
したもの、もしくはロツクウール、グラスウー
ル、塩化ビニルフオーム、ポリスチレンフオー
ム、ポリエチレンフオームなどの成形体の1種、
または2種以上からなるものである。なお、好ま
しくは、フオーム原料を凹部15に吐出、敷設な
どして反応、発泡させ、その際の自己接着性を利
用して一体化するようなものである。18は裏面
材でシート状物からなり、芯材16の背面を被覆
すると共に、ボードをサンドイツチ構造にするも
のである。さらに説明すると、裏面材18はボー
ド自体の機械強度を向上すると共に、不燃シー
ト、防水膜、遮熱シート、防水シート、防音シー
ト、パツキング材などの1つの機能として役立つ
ものであり、例えばアスベスト紙、クラフト紙、
アスフアルトフエルト、金属箔(Al,Pb,Fe)、
合成樹脂シート、ゴムシート、布シート、ガラス
クロスの1種、もしくはこれらの1種以上を組み
合せたもの、あるいは防水処理、難燃処理された
シートなどからなるものである。ここで、上記各
部の大きさについて簡単に説明すると、底面3a
の長さをl1、化粧溝3の開口の幅をW1、その深
さをd、係止片6の長さをl2、目地下地部10の
幅をW2、突条11の先端から傾斜部9の上端ま
での幅をW3、化粧面2の上端から突条11まで
の幅をW4、傾斜部9の高さをh2、上端側面部1
2の裏面から突条11の先端までの高さをh3、目
地下地部10の表面から突条11までの高さを
h4、化粧面2から舌片14までの高さをh5、表面
材1の板厚をt、ボードを施工した壁体の目地開
口幅をW5、目地底面幅をW6、芯材16の各部の
厚さをt1,t2,t3とすると例えば、h1=d=h2,l1
=W6,W6+l2=W2,W3>W1,θ2=θ2,Δh=h3
−h4,h4≦h1,h4≦h2,d+Δh=h5,t1=h5−
t,t2=t3=h5−d,W5=W1としたようなもの
である。 次に施工例につき説明する。 いま、第1図に示すようなボードを第3図に示
すように横張りして外壁を構成すると仮定する。
そこで、主柱、間柱、壁下地、あるいは胴縁など
の枠体Aに第n段目のボード○イを第4図に示すよ
うな吊子Cを介し、釘Bで固定したとする。次に
第n+1段目のボード○ロの係止部4を第n段目の
ボード○イの係合部8に係合し、次にボード○ロの突
条11を吊子Cを介して枠体に固定する。従つ
て、外壁全体を構成するには、上記のような工程
を順次、土台側から桁に向つて行なえばよい。 以上説明したのは本考案に係るボードの一実施
例にすぎず、第5図a〜c、第6図a〜c、第7
図a〜j、第8図a〜f、および第9図a〜e、
および第10図a〜dに示すように形成すること
もできる。 すなわち、第5図a〜cは化粧面2に化粧溝3
を2本、あるいは深さdを前記と相違して形成し
たボードであり、第6図a〜cは化粧溝3の縦断
面形状を幾分変形した不等辺台形状のボード、お
よび化粧溝3を角状に形成したボードの一部分を
示すものであり、第7図a〜jは係止部4の変形
を示し、特にh図は舌片7を内方に屈曲し、さら
に底辺5の裏面に沿つて延ばした舌片7′とした
係止部4、i図は舌片7を図のように傾斜した舌
片7″とした係止部4、j図は舌片7を除去した
係止部4である。第8図a〜fは突条11の変形
例であり、第9図a〜eは芯材15逃げ溝17の
形状の変形例、第10図a〜dは吊子Cの変形例
である。 上述したように本考案に係るボードによれば、
係止部と係合部の連続構造に毛細管現象が生ずる
こともなく、かつ、係止部の舌片、係合部の突
条、および延長部によつて雨水がボードの内側に
漏洩することがないので下地、あるいは壁内部を
腐食することがない特徴がある。また、ボードの
固定は吊子によつて固定したため、釘などによつ
てボードが破損することがなく、、かつ確実に固
定できると共に、吊子によつてボードが離脱する
のを阻止できる特徴がある。さらに、化粧面に化
粧溝を形成したため、長尺のボードが反つたり捻
れたり、ペコツキなどによつて外観を悪くするこ
とがない特徴がある。しかも、化粧溝は縦断面を
不等辺台形状としたため、ボードを連結した際の
目地の外観と同じとなり、従来の壁面と異なり目
地が模様として機能し、美しい外観の壁面に構成
しうる特徴がある。また、化粧溝、目地は不等辺
台形状の縦断面となるため水切りがよく、かつ、
実質寸法より立体感を醸し出す特徴がある。さら
に、目地下地部と上端側面部間にΔhの高低差を
設け、かつ、係止部と係合部の高さ関係を対応さ
せたため、下地とボードが直接接触する面積が少
なく、かつ、クツシヨン性も具備している芯材が
介在するため振動のボードへの伝達も小さく、連
結部が離脱しにくい利点がある。また、凹部に芯
材を一体に充填し、かつ、その裏面をシート状物
の裏面材で被覆したサンドイツチ構造とし、機械
強度を強化した特徴がある。また、従来にも増し
て凹部を型材として使用できる断面に形成したた
めスチールベルトなどで搬送でき、生産性が大き
く向上する特徴がある。
第1図は本考案に係るサイデイングボードの一
実施例を示す斜視図、第2図はその要部である表
面材を示す説明図、第3図はその施工状態の一部
を示す説明図、第4図は吊子の一例を示す斜視
図、第5図a〜c、第6図a〜c、第7図a〜
j、第8図a〜f、および第9図a〜e、および
第10図a〜dはその他の実施例を示す説明図で
ある。 1……表面材、2……横長の化粧面、3……化
粧溝、4……係止部、6……係止片、8……係合
部、11……突条、12……上端側面部、16…
…芯材、18……裏面材。
実施例を示す斜視図、第2図はその要部である表
面材を示す説明図、第3図はその施工状態の一部
を示す説明図、第4図は吊子の一例を示す斜視
図、第5図a〜c、第6図a〜c、第7図a〜
j、第8図a〜f、および第9図a〜e、および
第10図a〜dはその他の実施例を示す説明図で
ある。 1……表面材、2……横長の化粧面、3……化
粧溝、4……係止部、6……係止片、8……係合
部、11……突条、12……上端側面部、16…
…芯材、18……裏面材。
Claims (1)
- 縦断面が不等辺台形状であると共に、上面を水
平に下側の傾斜面を後上りとなるように形成した
化粧溝を少なくとも1本以上長手方向に設けた横
長の化粧面と、該化粧面の下端を内方に屈曲して
縦断面をL字状とした係止部と、前記化粧面の上
端を前記傾斜面の角度に相応し、かつ、後上りに
傾斜して形成した傾斜部と該傾斜部の上端を上方
に垂直に延長した目地下地部と該目地下地部の上
端をその表面に対し鋭角に屈曲してリブ状に突条
を形成し、該突条の先端を目地下地部と反対側に
折り返して外側面とし、該外側面の先端を上記目
地下地部より突出させると共に先端を下方に屈曲
してL字状断面とした上端側面部を設け、かつ上
段の係止部を係合した際に形成される目地の縦断
面が前記化粧溝の縦断面とほぼ同じ形状となるよ
うに形成した係合部とから表面材を構成し、前記
化粧面、係止部および係合部とで囲まれた空間に
芯材を上記係止部近傍に上段の突条を装着するた
めの逃げ溝を有する形状で充填すると共に、該芯
材の背面を裏面材で被覆して一体に形成したこと
を特徴とするサイデイングボード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8301383U JPS59188238U (ja) | 1983-05-31 | 1983-05-31 | サイデイングボ−ド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8301383U JPS59188238U (ja) | 1983-05-31 | 1983-05-31 | サイデイングボ−ド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59188238U JPS59188238U (ja) | 1984-12-13 |
JPH0122039Y2 true JPH0122039Y2 (ja) | 1989-06-29 |
Family
ID=30212973
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8301383U Granted JPS59188238U (ja) | 1983-05-31 | 1983-05-31 | サイデイングボ−ド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59188238U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2754436B2 (ja) * | 1992-07-21 | 1998-05-20 | ワイケイケイアーキテクチュラルプロダクツ株式会社 | 建物用外壁材 |
-
1983
- 1983-05-31 JP JP8301383U patent/JPS59188238U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59188238U (ja) | 1984-12-13 |