JPH01219722A - 薄膜トランジスタパネル及びその製造方法 - Google Patents

薄膜トランジスタパネル及びその製造方法

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JPH01219722A
JPH01219722A JP63044277A JP4427788A JPH01219722A JP H01219722 A JPH01219722 A JP H01219722A JP 63044277 A JP63044277 A JP 63044277A JP 4427788 A JP4427788 A JP 4427788A JP H01219722 A JPH01219722 A JP H01219722A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の分野〕 本発明は、薄膜トランジスタ及びその製造方法と薄膜ト
ランジスタパネル及びその製造方法に関するものである
〔従来の技術〕
例えばアクティブマトリクス液晶表示素子の画素電極を
駆動する薄膜トランジスタとしては、従来、次のような
構造のものが知られている。
第21図及び第22図はアクティブマトリクス液晶表示
装置の画素電極形成基板として使用される薄膜トランジ
スタパネルの一部分を示したもので、図中1はガラス等
からなる絶縁性の透明基板であり、この基板1上には多
数の透明画素電極2が行方向(図において左右方向)及
び列方向(図において上下方向)に並べてマトリクス状
に配列形成されている。3は各画素電極2の側方にそれ
ぞれ位置させて基板1上に行方向及び列方向に並べて配
列形成された多数の薄膜トランジスタである。この薄膜
トランジスタ3は、前記基板1上にゲート電極4Gと、
ゲー]・絶縁膜5と、アモルファスシリコンからなる半
導体膜6とを順次積層し、前記半導体膜6の上に、チャ
ンネル部Cを存して互いに離間するソース電極8Sとド
レイン電極8Dとを、半導体膜6上に設けたコンタクト
膜7を介して形成したもので、行方向または列方向のい
ずれか一方、例えば行方向に並ぶ各薄膜トランジスタ3
のゲート電極4Gは、各画素電極2の行間を通して基板
1上に形成した、各薄膜トランジスタ3の並び方向に沿
う制御信号入力ライン(ゲートライン)40aに接続さ
れている。なお、この制御信号入力ライン4Gaは、各
薄膜トランジスタ3のゲート電極4Gと一体のものとさ
れている。また、ゲート絶縁膜5は、制御信号入力ライ
ン4Gaの駆動回路接続端子部(図示しないが基板1の
側縁部に導出されている)を除いて基板1上にそのほぼ
全面を覆うように形成されており、各薄膜トランジスタ
3の半導体膜6はゲート絶縁膜5上にゲート電極4Gと
対向させて形成され、ソース電極8Sとドレイン電極8
Dは半導体膜6上からゲート絶縁膜5上にまたがって形
成されている。さらに、制御信号入力ライン40aと直
交する方向(列方向)に並ぶ各薄膜トランジスタ3のソ
ース電極8Sとドレイン電極8Dとの一方例えばソース
電極8Sは、各画素電極2の列間を通して基板1上に形
成した、各薄膜トランジスタ3の並び方向に沿うデータ
信号入力ライン(ソースライン)8Saに接続されてお
り、他方のドレイン電極8Dは、ゲート絶縁膜5上に形
成した画素電極2に接続されている。なお、前記データ
信号入力ライン8Saは、各薄膜トランジスタ3のソー
ス電極8Sと一体のものとされている。
第23図は上記薄膜トランジスタパネルの製造方法をT
程順に示したもので、この薄膜トランジスタパネルは次
のようにして製造されている。
まず、第23図(a)に示すように基板1上にその全面
にわたってクロム等からなる導電薄膜4を形成し、この
導電薄膜4をパターニングして、第23図(b)に示す
ように各薄膜トランジスタ3のゲート電極4Gと制御信
号入力ライン40aを形成する。次に、上記ゲート電極
4Gと制御信号入力ライン4Gaを形成した基板1上に
その全面にわたってシリコン窒化物等からなるゲート絶
縁膜5を第23図(c)に示すように形成し、その上に
アモルファスシリコンを被着させて半導体膜を形成する
とともに、さらにその上に燐等の不純物を含むアモルフ
ァスシリコンを被着させてコンタクト膜を形成した後に
、この半導体膜とコンタクト膜をパターニングして、第
23図(d)に示すように、ゲート電極4Gに対向する
部分のみに半導体膜6とコンタクト膜7とを残す。この
後、基板1上全体にITO等の透明電極膜を形成してこ
れをパターニングすることにより画素電極2を第23図
(e)に示すように形成し、次に、基板1」二全体にク
ロム等からなる導電薄膜を形成して、この導電薄膜のチ
ャンネル部対応部分と、トランジスタ素子領域及びデー
タ信号入力ライン8Saと画素電極接続部に対応する部
分以外の不要部分とを除去することにより、第23図(
f)に示すようにチャンネル部Cにおいて分離されたソ
ース電極8S及びドレイン電極8Dとデータ信号入力ラ
イン8Saとを形成するとともに、前記コンタクト膜7
のチャンネル部対応部分を半導体膜6面まで除去して、
薄膜トランジスタ3を完成する。
なお、ゲート絶縁膜5で覆われている制御信号入力ライ
ン4Gaの端子部は、この後ゲート絶縁膜5の外側縁部
を除去することによって露出される。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来の薄膜トランジスタ3は、基板
1上に形成したゲート電極4Gの上に基板全面を覆うゲ
ート絶縁膜5を形成し、このゲート絶縁膜5の上にゲー
ト電極4Gと対向させて半導体膜6を形成したものであ
るために、ゲート電極4Gと半導体膜6のパターニング
を前述した製造方法のように別工程で行なわなければな
らないし、また、ソース電極8S及びドレイン電極8D
も、前記半導体膜6のパターニングを行なった後に、そ
の上に導電薄膜を形成してこれをパターニングする方法
で形成しなければならず、したがって上記従来の薄膜ト
ランジスタはその製造が面倒であるし、またこのような
薄膜トランジスタを配列形成した薄膜トランジスタパネ
ルもその製造が面倒であるという問題をもっていた。
しかも、上記薄膜トランジスタを製造する場合、従来は
、基板1上に導電薄膜4を形成してこれをパターニング
することにより所定形状のゲート電極4Gを形成し、こ
のゲート電極4Gを形成した基板1上にゲート絶縁膜5
を形成した後に、その上に半導体膜6及びコンタクト膜
7を形成してこれらを所定形状にパターニングし、この
後その上に導電薄膜を)iニ成してこれをパターニング
することによりソース電極8Sとドレイン電極8Dを形
成しているために、半導体膜6のパターニング時と、ソ
ース電極8S及びドレイン電極8Dのパターニング時と
の二度にわたって、精度を要求されるマスク合せを行な
わなければならなかった。すなわち、ゲート電極4G、
半導体膜6、ソース・ドレイン電極8S、8Dのパター
ニングは、基板1上にその全面にわたって形成した披パ
ターニング膜(ゲート電極の場合は導電薄膜)の上にフ
ォトレジストを塗布し、これを露光及び現像処理するこ
とにより、被パターニング膜上に所定パターンのレジス
ト膜を形成して彼バターニング膜をエツチングする方法
で行われており、また前記フォトレジストの露光処理は
所定パターンの露光マスクを使用して行われている。そ
して、特性のよい薄膜トランジスタを製造するには、半
導体膜6をその全域においてゲート電極4Gと完全に対
向するように形成するとともに、ソース電極8S及びド
レイン電極8Dを所定のチャンネル長を存して形成する
必要があるが、このように半導体膜6及びソース・ドレ
イン電極8S、8Dを形成するには、半導体膜6のパタ
ーニングに際して露光マスクを厳密に位置合せしてフォ
トレジストを露光処理し、また、ソース・ドレイン電極
8S、8Dとなる導電薄膜のパターニングに際しても露
光マスクを厳密に位置合せしてフォトレジストを露光処
理しなければならないことになる。なお、このマスク合
せの精度には限界があるために、従来は、薄膜トランジ
スタをその製造時のマスク合せ精度に余裕をもたせた設
計としているが、これでは、製造されたトランジスタの
素子面積が大きくなってしまうし、また画素電極2を形
成する薄膜トランジスタパネルの場合は、トランジスタ
素子面積が大きくなった分だけ画素電極面積を小さくし
なければならなくなるから、この薄膜トランジスタパネ
ルを使用する表示素子の有効表示面積を減少させてしま
うことになる。
本発明は、製造が容易な薄膜トランジスタ及び薄膜トラ
ンジスタパネルを提供するとともに、あわせてこれらの
製造方法を提供することを目的としたものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の薄膜トランジスタは、絶縁性基板上にゲート電
極、ゲート絶縁膜、半導体膜を順次積層し、前記半導体
膜の上にチャンネル部を存して互いに離間するソース電
極とドレイン電極とをコンタクト膜を介して形成した薄
膜トランジスタにおいて、前記ゲート電極とゲート絶縁
膜と半導体膜のトランジスタ素子領域の外形を全て同一
にするとともに、前記ソース電極とドレイン電極を、前
記半導体膜の周縁より外側に突出しない形状としたこと
を特徴とするものである。
また、本発明の薄膜トランジスタの製造方法は、絶縁性
基板上にその全面にわたって、ゲート電極となる下部導
電薄膜、ゲート絶縁膜、半導体膜、コンタクト膜、ソー
ス電極及びドレイン電極となる上部導電薄膜を順次積層
形成する工程と、前記−に1部導電薄膜の上に所定パタ
ーンのレジスト膜を形成して前記上部導電薄膜、コンタ
クト膜、半導体膜、ゲート絶縁膜及び下部導電薄膜を同
一形状にパターニングする工程と、前記上部導電薄膜の
チャンネル部対応部分とこの部分のコンタクト膜とを除
去して前記上部導電薄膜をソース電極とドレイン電極と
に分離する工程とからなることを特徴としたものである
さらに本発明の薄膜トランジスタパネルは、絶縁性基板
上に、この基板上にゲート電極、ゲート絶縁膜、半導体
膜を順次積層し、前記半導体膜の上にチャンネル部を存
して互いに離間するソース電極とドレイン電極とをコン
タクト膜を介して形成した複数の薄膜トランジスタを行
方向及び列方向に配列形成し、かつ行方向または列方向
に並ぶ各薄膜トランジスタのゲート電極をこの各薄膜ト
ランジスタの並び方向に沿う制御信号入力ラインに、こ
の制御信号入力ラインと交差する方向に並ぶ各薄膜トラ
ンジスタのソース電極及びドレイン電極の一方をこの各
薄膜トランジスタの並び方向に沿うデータ信号入力ライ
ンに接続するとともに、前記ソース電極及びドレイン電
極の他方を、前記各薄膜トランジスタにそれぞれ対応さ
せて前記基板上に行方向及び列方向に配列形成した各画
素電極に接続してなる薄膜トランジスタパネルにおいて
、前記各薄膜トランジスタのゲート電極とゲート絶縁膜
と半導体膜のトランジスタ素子領域の外形を全て同一に
するとともに、前記ソース電極とドレイン電極を、前記
半導体膜の周縁より外側に突出しない形状としたことを
特徴とするものである。
また、本発明の薄膜トランジスタパネルの製造方法は、
絶縁性基板上にその全面にわたって各薄膜トランジスタ
のゲート電極及び制御信号入力ラインとなる下部導電薄
膜を形成し、この下部導電薄膜を前記制御信号入力ライ
ンに沿いかつゲート電極及び制御信号入力ラインより広
幅な複数本のストライプ状導電薄膜に分離する工程と、
このストライプ状導電薄膜を形成した基板上にその全面
にわたってゲート絶縁膜、半導体膜、コンタクト膜、ソ
ース電極及びドレイン電極とデータ信号入力ラインとな
る上部導電薄膜を順次積層形成する工程と、前記上部導
電薄膜の上に各薄膜トランジスタの素子領域と前記制御
信号入力ライン及びデータ信号入力ラインに対応するパ
ターンのレジスト膜を形成して前記上部導電薄膜、コン
タクト膜、半導体膜、ゲート絶縁膜及びストライプ状導
電薄膜を同一形状にパターニングして各トランジスタ素
子領域と前記制御信号入力ライン及びデータ信号入力ラ
インを形成する工程と、前記上部導電薄膜の各トランジ
スタ素子領域のチャンネル部及び制御信号入力ラインに
対応する部分とこの部分のコンタクト膜とを除去して、
各トランジスタ素子領域の上部導電薄膜をソース電極と
ドレイン電極とに分離するとともに各データ信号入力ラ
インをラインごとに分離する工程と、前記各トランジス
タ素子領域の側方に、前記ソース電極とドレイン電極と
のいずれか一方に接続して画素電極を形成する工程とか
らなることを特徴とするものである。
〔作用〕
本発明の薄膜トランジスタによれば、ゲート電極と、そ
の上のゲート絶縁膜と、その上の半導体膜とのトランジ
スタ素子領域の外形を全て同一にしているために、ゲー
ト絶縁膜の下のゲート電極のパターニングをゲート絶縁
膜上の半導体膜のパターニングと一緒に行なうことがで
きるし、また、半導体膜上のソース電極とドレイン電極
を半導体膜の周縁より外側に突出しない形状としている
ために、半導体膜とゲート絶縁膜とゲート電極のパター
ニングを、基板上にゲート電極となる下部導電薄膜とゲ
ート絶縁膜と半導体膜及びコンタクト膜とソース・ドレ
イン電極となる上部導電薄膜とを全て積層形成した後に
一括して行ない、この後に前記上部導電薄膜をチャンネ
ル部においてソース電極とドレイン電極に分離するだけ
で薄膜トランジスタを完成することができるから、この
薄膜トランジスタの製造は容易である。
また、本発明の薄膜トランジスタの製造方法は、絶縁性
基板上にその全面にわたって、ゲート電極となる下部導
電薄膜、ゲート絶縁膜、半導体膜、コンタクト膜、ソー
ス電極及びドレイン電極となる上部導電薄膜を順次積層
形成し、前記上部導電?’4 Hの上に所定パターンの
レジスト膜を形成して前記上部導電薄膜、コンタクト膜
、半導体膜、ゲート絶縁膜及び下部導電薄膜を同一形状
にパターニングした後に、前記上部導電薄膜のチャンネ
ル部対応部分とこの部分のコンタクト膜とを除去して前
記上部導電薄膜をソース電極とドレイン電極とに分離す
るものであるから、前記各膜のパターニングは、上部導
電薄膜から下部導電薄膜までのパターニングと、上部導
電薄膜をソース電極とドレイン電極とに分離するパター
ニングとの2回のパターニングによって行なうことがで
きるし、また厳密なマスク合せを必要とするのは、上部
導電薄膜をソース電極とドレイン電極とに分離するパタ
ーニング時たけであるから、この製造方法によれば薄膜
トランジスタを容易に製造することができる。
さらに本発明の薄膜トランジスタパネルにおいても、各
薄膜トランジスタのゲート電極とゲート絶縁膜と半導体
膜のトランジスタ素子領域の外形を全て同一にするとと
もに、ソース電極とドレイン電極を、半導体膜の周縁よ
り外側に突出しない形状としているから、上記薄膜トラ
ンジスタと同様に、半導体膜とゲート絶縁膜とゲート電
極のパターニングを、基板上にゲート電極となる下部導
電薄膜とゲート絶縁膜と半導体膜及びコンタクト膜とソ
ース・ドレイン電極となる上部導電薄膜とを全て積層形
成した後に一括して行ない、この後に前記上部導電薄膜
をチャンネル部においてソース電極とドレイン電極に分
離するだけで薄膜トランジスタを完成することができ、
したがってこの薄膜トランジスタパネルの製造は容易で
ある。
また、本発明の薄膜トランジスタパネルの製造方法は、
絶縁性基板上にその全面にわたって各薄膜トランジスタ
のゲート電極及び制御信号入力ラインとなる下部導電薄
膜を形成し、この上部導電薄膜を制御信号入力ラインに
沿う複数本のストライプ状導電薄膜に分離することによ
って、最終的に形成される各薄膜トランジスタのうち制
御信号入力ラインと交差する方向に並ぶ各トランジスタ
のゲート電極を短絡しない状態に切離しておき、この後
、この基板−ににその全面にわたってゲート絶縁膜、半
導体膜、コンタクト膜、ソース電極及びドレイン電極と
データ信号入力ラインとなる上部導電薄膜を順次積層形
成し、前記上部導電薄膜の上に各薄膜トランジスタの素
子領域と前記制御信号入力ライン及びデータ信号入力ラ
インに対応するパターンのレジスト膜を形成して前記上
部導電薄膜、コンタクト膜、半導体膜、ゲート絶縁膜及
びストライプ状導電薄膜を同一形状にパターニングする
ことにより、各トランジスタ素子領域と前記制御信号入
力ライン及びデータ信号入力ラインを形成するとともに
、この後前記上部導電薄膜の各トランジスタ素子領域の
チャンネル部及び制御信号入力ラインに対応する部分と
この部分のコンタクト膜とを除去して、各トランジスタ
素子領域の上部導電薄膜をソース電極とドレイン電極と
に分離するとともに各データ信号入力ラインをラインご
とに分離するものであるから、各トランジスタ及び制御
信号入力ラインとデータ信号入力ラインの形成に際して
の前記ストライプ状導電薄膜及びその上の6膜のパター
ニングを、上部導電薄膜からストライプ状導電薄膜まで
のパターニングと、上部導電薄膜をソース電極とドレイ
ン電極とに分離するとともにこの上部導電薄膜の制御信
号入力ラインに対応する部分を除去するパターニングと
の2回のパターニングによって行なうことができる。そ
して、この製造方法においては、前記下部導電薄膜を分
離して形成するストライプ状導電薄膜を、ゲート電極及
び制御信号入力ラインより広幅にしているために、この
ストライプ状導電薄膜の形成は容易であるし、またこの
ストライプ状導電薄膜を上記のように広幅に形成してい
るために、ストライプ状導電薄膜及びその上の6膜のパ
ターニングはラフなマスク合せで行なうことができるか
ら、厳密なマスク合せを必要とするのは上部導電薄膜を
ソース電極とドレイン電極とに分離するパターニング時
だけであり、したがってこの製造方法によれば、薄膜ト
ランジスタパネルを容品に製造することができる。
[実施例〕 以下、本発明の詳細な説明する。
まず、単体の薄膜トランジスタについてその構造を説明
すると、第1図〜第4図において、11はガラスまたは
合成樹脂からなる絶縁性基板、13はこの基板11上に
形成された薄膜トランジスタであり、この薄膜トランジ
スタ13は、前記基板11上にゲート電極14Gと、ゲ
ート絶縁膜15と、アモルファスシリコンからなる半導
体膜16とを順次積層形成し、前記半導体膜16の上に
、チャンネル部Cを存して互いに離間するソース電極1
8Sとドレイン電極18Dとを、半導体膜16上に設け
たコンタクト膜17を介して形成したもので、ゲート電
極14Gの一端からはゲートリード14C:aが導出さ
れ、ソース電極18S及びドレイン電極18Dからはそ
れぞれ前記ゲートリード14Gaと直交する方向にソー
スリード18Sa及びドレインリードL8Daが導出さ
れている。そして、前記ゲート電極14Gは、その両側
にそれぞれ、ソース電極18S及びドレイン電極18D
のリード18S a、  18D aと完全に重なり合
う形状の延長部14Gbを形成した形状とされており、
このゲート電極14G上のゲート絶縁膜15とその上の
半導体膜16はそれぞれ、そのトランジスタ素子領域の
外形をゲート電極14Gの外形と同一にするとともに、
その一端側と両側に、ゲート電極14Gのリード140
aと余剰延長部14Gbの上に完全に重なり合う形状の
余剰延長部を有する形状とされている。また、半導体膜
16上のコンタクト膜17は、ソース電極18S及びド
レイン電極18Dの下のみに、そのリード18Sa、1
8Daの下にもわたって形成されている。なお、ソース
リード18Saとドレインリード18Daの下に形成さ
れているゲート電極14Gの延長部14C;bと、その
上のゲート絶縁膜15と半導体膜16及びコンタクト膜
17の延長部は、後述する製造方法の関係で形成された
もので、この延長部はトランジスタの動作には全く関与
しないものである。また、前記ゲートリード14Gaの
端部及びソースリード18Saとドレインリード18D
aの端部は、図示しないが回路接続端子部とされており
、ゲートリード14Gaの端子部は、その上のゲート絶
縁膜15と半導体膜16及びコンタクト膜17を除去す
ることによって露出されている。さらに、ソース電極1
8S及びドレイン電極18Dは、前記半導体膜16の周
縁より外側に突出しない形状とされており、この実施例
では、ソース電極18S及びドレイン電極18Dを、そ
の周縁(チャンネル部Cと対応する縁部を除く周縁)が
半導体膜16の周縁に一致する形状としている。
上記薄膜トランジスタは次のようにして製造する。
まず、第5図(a)及び第6図に示すように、基板11
上にその全面にわたって、ゲート電極14Gとなるクロ
ム等からなる下部導電薄膜14、シリコン窒化物等から
なるゲート絶縁膜15、アモルファスシリコンからなる
半導体膜16、燐等の不純物を含むアモルファスシリコ
ンからなるコンタクト膜17、ソース電極18S及びド
レイン電極18Dとなるクロム等からなる上部導電薄膜
18を順次積層形成する。なお、前記下部導電薄膜14
と−L部導電薄膜18はスパッタリング法により形成し
、ゲート絶縁膜15、半導体膜16及びコンタクト膜1
7はそれぞれプラズマCVD法により形成する。また、
下部導電薄膜14と上部導電薄膜18はいずれも約15
00人の厚さに形成し、ゲート絶縁膜15は約3000
人、半導体膜16は約1000人、コンタクト膜17は
約500人の厚さに形成する。次に、最上層の上部導電
薄膜18の上にその全面にわたってフォトレジストを塗
布し、このレジストを露光及び現像処理して、上部導電
薄膜18上に、トランジスタ素子領域及びゲートリード
140aとソースリード18Saとドレインリード18
Dの形状に対応したパターンのレジスト膜19を形成す
る。
この後、上部導電薄膜18とコンタクト膜17と半導体
膜16とゲート絶縁膜15と下部導電薄膜14とを、前
記レジスト膜19をエツチングマスクとして基板11面
に達するまで一括してエツチングし、これら6膜18,
17,16,15゜14を、第5図(c)及び第7図に
示すように同一形状(トランジスタ素子領域及びゲート
リード14Gaとソースリード18Saとドレインリー
ド18Dの形状)にパターニングする。このエツチング
は、四塩化炭素ガスによるプラズマ・エツチング法で行
なうが、それ以外にも、塩素ガスまたは四フッ化炭素ガ
スによるプラズマ・エツチング法、反応性イオン・エツ
チング法、ECRプラズマ争エツチング法、イオン・ミ
リング法、ハロゲン化水素を用いたウェット・エツチン
グ法等のいずれか、あるいはこれ等の組合せでも達成で
きる。この6膜18,17.16,15.14のパター
ニングにおいて上部導電薄膜18上に塗布したフォトレ
ジストを露光処理する際の露光マスクの位置合せは、前
記6膜18,17.16,15゜14が基板11上の全
面に形成されているために、ラフなマスク合せでよい。
次に、上記基板11上にその全面にわたってフォトレジ
ストを塗布してこのレジストを露光及び現像処理するこ
とにより、ソース電極18S及びソースリード183a
とドレイン電極18D及びドレインリード18Dの形状
に対応したパターンのレジスト膜を形成し、この後、上
部導電薄膜18のチャンネル部C及びゲートリード14
Gaに対応する部分と、この部分のコンタクト膜17と
を上記エツチング法のいずれかにより半導体膜16面に
達するまで除去して上部導電薄膜18を第5図(c)及
び第2図に示すようにソース電極18Sとドレイン電極
18Dとに分離し、薄膜トランジスタ13を完成する。
なお、ゲート絶縁膜15及びその上の半導体膜16で覆
われているゲートリード14Gaの端子部は、この後そ
の上の半導体膜16及びゲート絶縁膜15を除去するこ
とによって露出される。このソース・ドレイン電Th1
8S、18Dの分離においては、ソース・ドレイン電極
18S、18D間のチャンネル長を設計値に合せるため
に、フォトレジストを露光処理する際の露光マスクの位
置合せを厳密に行なう必要があるか、ソース電極18S
とドレイン電極18Dのトランジスタ素子領域の周縁に
沿う形状は前工程で既にパターニングされているから、
このときに使用する露光マスクのパターンは、チャンネ
ル部対応部分のパターン精度だけを要求されるものであ
り、したがってこの露光マスクの設計は容易である。な
お、この実施例では、ソース電極18Sとドレイン電極
18Dのトランジスタ素子領域を、その周縁が半導体膜
16の周縁に一致する形状としているが、このソース電
極18Sとドレイン電極18Dのトランジスタ素子領域
の周縁は半導体膜16の周縁より内側にあってもよく、
その場合は、1−記ソース・ドレイン電極18S。
18Dの分離時に、ソース電極18Sとドレイン7tS
NTh18Dをこのような形状にパターニングすればよ
い。また、上記薄膜トランジスタは、トランジスタ複数
個分の大きさの基板上に複数個形成して、この後基板を
各トランジスタに分離することにより、複数個同時に製
造することができる。
しかして、L記薄膜トランジスタ13においては、ゲー
ト電極14Gと、その上のゲート絶縁膜15と、その−
Lの半導体膜16とのトランジスタ素子領域の外形を全
て同一にしているために、ゲート絶縁膜15の下のゲー
ト電極14Gのパターニングをゲート絶縁膜15上の半
導体膜16のパターニングと一緒に行なうことができる
し、また、半導体膜16上のソース電極18Sとドレイ
ン電極18Dを半導体膜16の周縁より外側に突出しな
い形状としているために、半導体膜16とゲート絶縁膜
5とゲート電極1.4Gのパターニングを、基板11上
にゲート電極14Gとなる下部導電薄膜14とゲート絶
縁膜15と半導体膜16及びコンタクト膜17とソース
・ドレイン電極18S。
18Dとなる上部導電薄膜18とを全て積層形成した後
に一括して行ない、この後に前記上部導電薄膜18をチ
ャンネル部Cにおいてソース電極18Sとドレイン電極
18Dに分離するだけで薄膜トランジスタを完成するこ
とができるから、この薄膜トランジスタの製造は容易で
ある。
また、」二記薄膜トランジスタの製造方法は、絶縁性基
板11上にその全面にわたって、ゲート電極14Gとな
る下部導電薄膜14、ゲート絶縁膜15、半導体膜16
、コンタクト膜17、ソース・ドレイン電極18S、1
8Dとなる上部導電薄膜18を順次積層形成し、その最
上層の上部導電薄#18の上に所定パターンのレジスト
層19を形成して上部導電薄膜18、コンタクト膜17
、半導体膜16、ゲート絶縁膜15及び下部導電薄膜1
4を同一形状にパターニングした後に、前記上部導電薄
膜18のチャンネル部対応部分とこの部分のコンタクト
膜17とを除去して上部導電薄膜18をソース電極18
Gとドレイン電極18Dとに分離するものであるから、
前記6膜18゜17.16,15.14のパターニング
は、上部導電薄膜18から下部導電薄膜14まてのパタ
ーニングと、上部導電薄膜18をソース電極18Sとド
レイン電極18Dとに分離するパターニングとの2回の
パターニングによって行なうことができるし、また厳密
なマスク合せを必要とするのは、上部導電薄膜18をソ
ース電極18Sとドレイン電極18Dとに分離するパタ
ーニング時たけであるから、この製造方法によれば薄膜
トランジスタを容易に製造することができる。
次に、アクティブマトリクス液晶表示装置の画素電極形
成基板として使用される薄膜トランジスタパネルについ
てその実施例を説明する。
第8図〜第12図において、図中21はガラス等からな
る絶縁性の透明基板であり、この基板1上には多数の透
明画素電極22が行方向(図において左右方向)及び列
方向(図において上下方向)に並べてマトリクス状に配
列形成されている。
23は各画素電極22の側方にそれぞれ位置させて基板
21上に行方向及び列方向に並べて配列形成された多数
の薄膜トランジスタである。この薄膜トランジスタ23
は、前記基板21上にゲート電極24Gと、ゲート絶縁
膜25と、アモルファスシリコンからなる半導体膜26
とを順次積層し、この半導体膜26の上に、チャンネル
部Cを存して互いに離間するソース電極28Sとドレイ
ン電極28Dとを、半導体膜26上に設けたコンタクト
膜27を介して形成したもので、行方向または列方向の
いずれか一方、例えば行方向に並ぶ各薄膜トランジスタ
23のゲート電極24Gは、各画素電極22の行間を通
して基板21上に形成した、各薄膜トランジスタ23の
並び方向に沿う制御信号入力ライン(ゲートライン)2
4Gaに接続されている。また、前記制御信号入力ライ
ン24Gaと直交する方向(列方向)に並ぶ各薄膜トラ
ンジスタ23のソース電極28Sとドレイン電極28D
との一方例えばソース電極28Sは、各画素電極22の
列間を通して基板21上に形成した、各薄膜トランジス
タ23の並び方向に沿うデータ信号入力ライン(ソース
ライン)28Saに接続されており、他方のドレイン電
極28Dは前記画素電極22に接続されている。前記制
御信号入力ライン24Gaは各薄膜トランジスタ23の
ゲート電極24Gと一体のものとされ、データ信号入力
ライン28Saは各薄膜トランジスタ23のソース電極
28Sと一体のものとされている。そして、前記各薄膜
トランジスタ23のゲート電極24Gは、第13図に示
すように、ソース電極28Sのデータ信号入力ライン2
8S aと完全に車なり合う形状の余剰延長部24Gb
を有する形状とされており、このゲート電極24G上の
ゲート絶縁膜25とその上の半導体膜26はそれぞれ第
14図に示すように、そのトランジスタ素子領域の外形
をゲート電極24Gの外形と同一にするとともに、ゲー
ト電極24Gの制御信号入力ライン24Gaと延長部2
4Gbの上に完全に重なり合う形状の延長部を形成した
形状とされている。ただし、ゲート電極24Gの前記延
長部24Gbは、制御信号入力ライン24Gaと直交す
る方向に並ぶ各薄膜トランジスタ23のゲート電極24
G、24G同志を短絡させないように切離されており、
その上のゲート絶縁膜25と半導体膜26の延長部は、
切離されずにデータ信号入力ライン28Saの全長にわ
たって形成されている。また、半導体膜26上のコンタ
クト膜27は、ソース電極28S及びドレイン電極28
Dの下のみに、ソース電極28Sのデータ信号入力ライ
ン28S aの五にもわたって形成されている。なお、
データ信号入力ライン28S aの下に形成されている
ゲート電極24Gの延長部24Gbと、その上のゲート
絶縁膜25と半導体膜26及びコンタクト膜27の延長
部は、後述する製造方法の関係で形成されたもので、こ
の延長部はトランジスタの動作には全く関与しないもの
である。また、前記制御信号入力ライン240aとデー
タ信号入力ライン283aの端部は、それぞれ、図示し
ないが基板21の側縁部に導出されて駆動回路接続端子
部とされており、制御信号入力ライン240aの端子部
は、その上のゲート絶縁膜25と半導体膜26及びコン
タクト膜27を除去することによって露出されている。
さらに、ソース電極28Sとドレイン電極28Dは、前
記半導体膜26の周縁より外側に突出しない形状とされ
ており、この実施例では、ソース電極28S及びドレイ
ン電極28Dを第15図に示すような形状に形成して、
その周縁(チャンネル部Cと対応する縁部を除く周縁)
を半導体膜26の周縁に一致させている。
また、前記画素電極22は、基板21上に各薄膜トラン
ジスタ23の上面とほぼ面一の厚さに形成したポリイミ
ド等の高分子材料からなる上面がほぼフラットな透明下
地膜29上に形成されており、この画素電極22はその
一側部を前記ドレイン電極28Dの上に市ねて形成する
ことによってこのドレイン電極28Dと接続されている
上記薄膜トランジスタパネルは次のようにして製造する
まず、第16図(a)に示すように、基板21上にその
全面にわたって、ゲート電極24G及び制御信号入力ラ
イン240aとなるクロム等からなる下部導電薄膜24
をスパッタリング法により約1500人の厚さに形成し
、この下部導電薄膜24の各薄膜トランジスタ23.2
3の制御信号人カライン24Ga、2AGa間に相当す
る部分をフォトリソグラフィ法により除去して、前記下
部導電薄膜24を第16図(b)及び第17図に示すよ
うに、各制御信号入力ライン240a。
24Gaに沿いかつゲート電極24G及び制御信号入力
ライン24Gaより十分広幅な複数本のストライプ状導
電薄膜24a、24aに分離する。
この後、第16図(c)及び第18図に示すように、上
記ストライプ状導電薄膜24aを形成した基板11上に
その全面にわたって、シリコン窒化物等からなるゲート
絶縁膜25、アモルファスシリコンからなる半導体膜2
6、燐等の不純物を含むアモルファスシリコンからなる
コンタクト膜27、ソース電極28Sとドレイン電極2
8D及びデータ信号人ツノライン28S aとなるクロ
ム等からなる上部導電薄膜28を順次積層形成する。
なお、ゲート絶縁膜25、半導体膜26及びコンタクト
膜27はそれぞれプラズマCVD法により、それぞれ約
3000人、約1000人、約500人の厚さに形成し
、上部導電薄膜28はスパッタリング法により約150
0人の厚さに形成する。
次に、最−L層の上部導電薄膜28の上にその全面にわ
たってフォトレジストを塗布し、このレジストを露光及
び現像処理して、上部導電薄膜28上に、各薄膜トラン
ジスタ23.23のトランジスタ素子領域と制御信号入
力ライン24Ga及びデータ信号入力ライン28S a
の形状に対応したパターンのレジスト膜30を形成する
この後、−L部導電薄膜28とコンタクト膜27と半導
体膜26とゲート絶縁膜25とストライプ状導電薄膜2
4aとを、前記レジスト膜30をエツチングマスクとし
て基板21面に達するまで一括してエツチングし、これ
ら6膜28,27゜26.25.24aを、第16図(
d)及び第19図に示すように同一形状(トランジスタ
素子領域及び制御信号入力ライン24Gaとデータ信号
入力ライン288 aの形状)にパターニングして、各
薄膜トランジスタ23.23のトランジスタ素子領域と
制御信号入力ライン24Ga及びデータ信号入力ライン
28S aを形成する。このエツチングは、前述した薄
膜トランジスタの製造方法で採用したエツチング法によ
って行なう。この6膜28.27,26,25.24a
のパターニングにおいて上部導電薄膜28上に塗布した
フォトレジストを露光処理する際の露光マスクの位置合
せは、前記上部導電薄膜からゲート絶縁膜までの6膜2
8,27.26.25が基板11上の全面に形成されて
おり、かつストライプ状導電薄膜24aがゲート電極2
4G及び制御信号入力ライン24Gaより十分広幅であ
るために、ラフなマスク合せでよい。すなわち、例えば
第18図において、ストライプ状導電薄膜24aの幅方
向におけるトランジスタ素子領域の幅Vを35p1制御
信号入カライン24Gaの幅dを10p1ストライプ状
導電薄膜24aの幅Wを80.cmとすれば、フォトレ
ジストの露光処理におけるマスク合せ精度は、ストライ
プ状導電薄膜24aの幅方向において左右(第18図で
は上下方向)22.5uずつのずれを許容され、またス
トライプ状導電薄膜24Hの長さ方向においては基本的
には無限(ストライプ状導電薄膜24aの長さが無限で
ある場合)にずれを許容されるから、マスク合せは、こ
の範囲内にマスクのトランジスタ素子領域及び制御信号
入力ラインに対応する部分を対向させるラフな位置合せ
て十分である。
次に、上記基板21上にその全面にわたってフォトレジ
ストを塗布してこのレジストを露光及び現像処理するこ
とにより、各薄膜トランジスタ素子領域のソース電極2
8S及びデータ信号入力ライン283 aとドレイン電
128Dの形状に対応したパターンのレジスト膜を形成
し、この後、上部導電薄膜28の各トランジスタ素子領
域のチャンネル部C及び制御信号入力ライン240aに
対応する部分と、この部分のコンタクト膜27とを半導
体膜26面に達するまでエツチング除去して、各トラン
ジスタ素子領域の上部導電薄膜28を第16図(e)及
び第20図に示すようにソース電極28Sとドレイン電
極28Dとに分離するとともに各データ信号入力ライン
28Sa、28Saを各ラインごとに分離して、各薄膜
トランジスタ23.23を完成する。このソース・ドレ
イン電N+j28S、28Dの分離においては、ソース
中ドレイン電極28S、28D間のチャンネル長を設計
値に合せるために、フォトレジストを露光処理する際の
露光マスクの位置合せを厳密に行なう必要があるが、ソ
ース電極28Sとドレイン電極28Dのトランジスタ素
子領域の周縁に沿う形状は前工程で既にパターニングさ
れているから、このときに使用する露光マスクのパター
ンは、チャンネル部対応部分のパターン精度だけを要求
されるものであり、したがってこの露光マスクの設計は
容易である。なお、この実施例では、ソース電極28S
とドレイン電極28Dを、その周縁が半導体膜26の周
縁に一致する形状としているが、このソース電極28S
とドレイン電極28Dの周縁は半導体膜26の周縁より
内側にあってもよく、その場合は、−1−記ソース・ド
レイン電極28S。
28Dの分離時に、ソース電極28Sとドレイン電極2
8Dをこのような形状にパターニングすればよい。また
、この実施例では、各データ信号入力ライン28Sa、
28Saを各ラインごとに分離するのに、制御信号入力
ライン2JGa上に残された上部導電薄膜28をトラン
ジスタ素子領域の周縁位置まで除去しているが、この制
御信号入力ライン24Ga上の上部導電薄膜28の除去
は、トランジスタ素子領域の周縁からある程度外側の位
置までとしてもよく、このようにすれば上記露光マスク
の設計をさらに容品にすることができる。
このようにして各薄膜トランジスタ23.23を形成し
た後は、まず第16図(f)に示すように基板21上に
その全面にわたってポリイミド等の高分子材料を厚く塗
布して透明下地膜29を形成し、その膜面全体を酸素プ
ラズマ中において各薄膜トランジスタ23のドレイン電
極28Dの上面を露出させるまでエツチングして、この
下地膜29の上面を第16図(g)に示すように、各薄
膜トランジスタ23の上面とほぼ面一でかつほぼフラッ
トな面とする。なお、各薄膜トランジスタ23のソース
電極28S及びデータ信号入力ライン28S aの上面
はドレイン電極28Dの上面と面一であるため、下地膜
2つをドレイン電極28Dの上面を露出させるまでエツ
チングすると、ソース電極28S及びデータ信号入力ラ
イン28S aも露出する。なお、データ信号入力ライ
ン283 aのうち、ゲート電極24Gの余剰延長部2
4Gbに重なっていない部分はゲート電極24Gの厚さ
分だけ低くなっているため、この低い部分は第9図及び
第12図に示すように前記下地膜29で覆われ、また各
薄膜トランジスタ23のソース電極28Sとドレイン電
極28Dとの間のチャンネル部Cも下地膜29で覆われ
ている。
このように基板21上に膜面がほぼフラットな透明下地
膜29を形成した後は、第16図(h)に示すように、
基板21上にその全面にわたってITO等をスパッタリ
ング法により被着させて厚さ約1000人の透明電極膜
22aを形成し、この後、この透明電極膜22aをフォ
トリソグラフィ法によりパターニングして、−側部がド
レイン電極28Dの上に重なった各画素電極22.22
(第8図及び第9図参照)を形成して薄膜トランジステ
パネルを完成する。
なお、ゲート絶縁膜25及びその上の半導体膜26で覆
われている各制御信号入力ライン24Ga、24Gaの
端子部は、この後その上の半導体膜26及びゲート絶縁
膜25を除去することによって露出する。
しかして、上記薄膜トランジスタパネルにおいては、各
薄膜トランジスタ23.23のゲート電極24Gとゲー
ト絶縁膜25と半導体膜26のトランジスタ素子領域の
外形を全て同一にするとともに、ソース電極28Sとド
レイン電極28Dを、半導体膜26の周縁より外側に突
出しない形状としているから、各薄膜トランジスタ23
.23の形成に際しての半導体膜26とゲート絶縁膜2
5とゲート電極24Gのパターニングを、基板21上に
各薄膜トランジスタ23.23のゲート電極24Gとな
る下部導電薄膜24と、ゲート絶縁膜25と、半導体膜
26及びコンタクト膜27と、ソース・ドレイン電極2
8S、28Dとなる上部導電薄膜28とを全て積層形成
した後に一括して行ない、この後に前記上部導電薄膜2
8をチャンネル部Cにおいてソース電極28Sとドレイ
ン電極28Dとに分離するだけで各薄膜トランジスタ2
3.23を完成することができ、したがってこの薄膜ト
ランジスタパネルの製造は容易である。
また、上記薄膜トランジスタパネルの製造方法は、絶縁
性基板21上にその全面にわたって各薄膜トランジスタ
23.23のゲート電極24G及び制御信号入力ライン
24Gaとなる下部導電薄膜24を形成し、この下部導
電薄膜24を制御信号入力ライン24Gaに沿う複数本
のストライプ状導電薄膜24a、24aに分離すること
によって、最終的に形成される各薄膜トランジスタ23
゜23のうち制御信号入力ライン24Gaと交差する方
向に並ぶ各トランジスタ23.23のゲート電極24G
、24Gを短絡しない状態に切離しておき、この後、こ
の基板21上にその全面にわたってゲート絶縁膜25、
半導体膜26、コンタクト膜27、ソース電極28S及
びドレイン電極28Dとデータ信号入力ライン28Sa
となる上部導電薄膜28を順次積層形成し、前記上部導
電薄膜28の上に各薄膜トランジスタ23.23の素子
領域と前記制御信号入力ライン24Ga及びデータ信号
入力ライン28S aに対応するパターンのレジスト膜
30を形成して前記上部導電薄膜28、コンタクト膜2
7、半導体膜26、ゲート絶縁膜25及びストライプ状
導電薄膜24aを同一形状にパターニングすることによ
り、各トランジスタ素子領域と制御信号入力ライン24
Ga及びデータ信号入力ライン28S aを形成すると
ともに、この後」二部導電薄膜28の各トランジスタ素
子領域のチャンネル部C及び制御信号入力ライン24G
aに対応する部分とこの部分のコンタクト膜17とを除
去して、各トランジスタ素子領域の−L部導電薄膜28
をソース電極28Sとドレイン電極28Dとに分離する
とともに各データ信号入力ライン28Saをラインごと
に分離するものであるから、各トランジスタ23.23
及び制御信号入力ライン24Gaとデータ信号入力ライ
ン28S aの形成に際しての前記ストライプ状導電薄
膜24a及びその上の6膜25,26,27゜28のパ
ターニングを、上部導電薄膜28からストライプ状導電
薄膜24aまでのパターニングと、上部導電薄膜28を
ソース電極28Sとドレイン電極28Dとに分離すると
ともにこの上部導電薄膜28の制御信号入力ライン24
aに対応する部分を除去するパターニングとの2回のパ
ターニングによって行なうことができる。そして、この
製造方法においては、前記下部導電薄膜24を分離して
形成するストライプ状導電薄膜24aを、ゲート電極2
4G及び制御信号入力ライン24Gaより広幅にしてい
るために、このストライプ状導電薄膜24aの形成は容
易であるし、またこのストライプ状導電薄膜24aを上
記のように広幅に形成しているために、ストライプ状導
電薄膜24a及びその上の6膜25,26,27.28
のパターニングはラフなマスク合せて行なうことができ
るから、厳密なマスク合せを必要とするのは上部導電薄
膜28をソース電極28Sとドレイン電極28Dとに分
離するパターニング時だけであり、したがってこの製造
方法によれば、薄膜トランジスタパネルを容易に製造す
ることかできる。
なお、l−記実施例では、下部導電薄膜24を各ストラ
イプ状導電薄膜24aに分離するのにフォトリソグラフ
ィ法を採用しているが、このストライプ状導電薄膜24
aのパターン精度は低くてもよいから、下部導電薄膜2
4のストライプ状導電薄膜24aへの分離は、光または
電子ビームあるいはイオンビームによって下部導電薄膜
24を研削除去する方法で行なってもよく、この研削除
去方法を採用すれば、フォトリソグラフィ法によってス
トライプ状導電薄膜24aを形成する場合に必要とされ
るフォトレジストの露光マ不りは不要となるから、フォ
トレジストの露光マスクとしては、上部導電薄膜28か
らストライプ状導電薄膜24aまでのパターニングのた
めのマスクと、上部導電薄膜28のパターニングのため
のマスクと、透明電極膜22aのパターニングのための
マスクだけを用意すればよく、シたがってマスク数を少
なくして、マスク製作に要する費用を軽減することがで
きる。
また、上記実施例では、ドレイン電極28Dをトランジ
スタ素子領域内にのみ形成してこのドレイン電極28D
の上に画素電極22を重ねているか、このドレイン電極
28Dは、その一部に画素電極22を接続するためのリ
ード部をトランジスタ素子領域の外側に突出させて形成
したものとしてもよく、その場合も、このドレイン電極
のり−ト部を除くトランジスタ素子領域を、半導体膜の
周縁より外側に突出しない形状とすれば、上記実施例と
同様にして薄膜トランジスタパネルを製造することがで
きる。
〔発明の効果〕
本発明の薄膜トランジスタは、ゲート電極とゲート絶縁
膜と半導体膜のトランジスタ素子領域の外形を全て同一
にするとともに、ソース電極とドレイン電極を、前記半
導体膜の周縁より外側に突出しない形状としたものであ
るから、半導体膜とゲート絶縁膜とゲート電極のパター
ニングを、基板l−にゲート小極となる下部導電薄膜と
ゲート絶縁膜と半導体膜及びコンタクト膜とソース・ド
レイン電極となる上部導電薄膜とを全て積層形成した後
に一括して行ない、この後に前記上部導電薄膜をチャン
ネル部においてソース電極とドレイン電極に分離するだ
けで薄膜トランジスタを完成することができ、したがっ
てこの薄膜トランジスタの製造は容易である。
また、本発明の薄膜トランジスタの製造方法は、絶縁性
基板上にその全面にわたって、ゲートff電極となる下
部導電薄膜、ゲート絶縁膜、半導体膜、コンタクト膜、
ソース電極及びドレイン電極となる上部導電薄膜を順次
積層形成し、前記上部導電iWMの上に所定パターンの
レジスト膜を形成して前記上部導電薄膜、コンタクト膜
、半導体膜、ゲート絶縁膜及び下部導電薄膜を同一形状
にパターニングした後に、前記上部導電薄膜のチャンネ
ル部対応部分とこの部分のコンタクト膜とを除去して前
記上部導電薄膜をソース電極とドレイン電極とに分離す
るものであるから、前記6膜のパターニングは、上部導
電薄膜から下部導電薄膜までのパターニングと、上部導
電薄膜をソース電極とドレイン電極とに分離するパター
ニングとの2回のパターニングによって行なうことがで
きるし、また厳密なマスク合せを必要とするのは、上部
導電薄膜をソース電極とドレイン電極とに分離するパタ
ーニング時たけであるから、この製造方法によれば薄膜
トランジスタを容易に製造することができる。
さらに本発明の薄膜トランジスタパネルは、各薄膜トラ
ンジスタのゲート電極とゲート絶縁膜と半導体膜のトラ
ンジスタ素子領域の外形を全て同一にするとともに、ソ
ース電極とドレイン電極を、半導体膜の周縁より外側に
突出しない形状としたものであるから、上記薄膜トラン
ジスタと同様に、半導体膜とゲート絶縁膜とゲート電極
のパターニングを、基板上にゲート電極となる下部導電
薄膜とゲート絶縁膜と半導体膜及びコンタクト膜とソー
ス・ドレイン電極となる上部導電薄膜とを全て積層形成
した後に一括して行ない、この後に前記上部導電薄膜を
チャンネル部においてソース電極とドレイン電極に分離
するたけて薄膜トランジスタを完成することができ、し
たがってこの薄膜トランジスタパネルの製造は容易であ
る。
マタ、本発明の薄膜トランジスタパネルの製造方法は、
絶縁性基板上にその全面にわたって各薄膜トランジスタ
のゲート電極及び制御信号入力ラインとなる下部導電薄
膜を形成し、この下部導電薄膜を制御信号入力ラインに
沿うt(数本のストライプ状導電薄膜に分離することに
よって、最終的に形成される各薄膜トランジスタのうち
制御信号入力ラインと交差する方向に並ぶ各トランジス
タのゲート電極を短絡しない状態に切離しておき、この
後、この基板上にその全面にわたってゲート絶縁膜、半
導体膜、コンタクト膜、ソース電極及びドレイン電極と
データ信号入力ラインとなる上部導電薄膜を順次積層形
成し、前記上部導電薄膜の上に各薄膜トランジスタの素
子領域と前記制御信号入力ライン及びデータ信号入力ラ
インに対応するパターンのレジスト膜を形成して前記上
部導電薄膜、コンタクト膜、半導体膜、ゲート絶縁膜及
びストライプ状導電薄膜を同一形状にパターニングする
ことにより、各トランジスタ素子領域と前記制御信号入
力ライン及びデータ信号入力ラインを形成するとともに
、この後前記上部導電薄膜の各トランジスタ素子領域の
チャンネル部及び制御信号入力ラインに対応する部分と
この部分のコンタクト膜とを除去して、各トランジスタ
素子領域の上部導電薄膜をソース電極とドレイン電極と
に分離するとともに各データ信号入力ラインをラインご
とに分離するものであるから、各トランジスタ及び制御
信号入力ラインとデータ信号入力ラインの形成に際して
の前記ストライプ状導電薄膜及びその上の6膜のパター
ニングを、上部導電薄膜からストライプ状導電薄膜まで
のパターニングと、上部導電薄膜をソース電極とドレイ
ン電極とに分離するとともにこの上部導電薄膜の制御信
号入力ラインに対応する部分を除去するパターニングと
の2回のパターニングによって行なうことができる。そ
して、この薄膜トランジスタパネルの製造方法において
は、前記下部導電薄膜を分離して形成するストライプ状
導電薄膜を、ゲート電極及び制御信号入力ラインより広
幅にしているために、このストライプ状導電薄膜の形成
は容易であるし、またこのストライプ状導電薄膜を上記
のように広幅に形成しているために、ストライプ状導電
薄膜及びその上の6膜のパターニングはラフなマスク合
せで行なうことができるから、厳密なマスク合せを必要
とするのは上部導電薄膜をソース電極とドレイン電極と
に分離するパターニング時だけであり、したがってこの
製造方法によれば、薄膜トランジスタパネルを容易に製
造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図は単体の薄膜トランジスタに関する本発
明の実施例を示したもので、第1図は第2図の1−1線
に沿う断面図、第2図は薄膜トランジスタの平面図、第
3図は第2図の■−■線に沿う断面図、第4図は第2図
のIV−IV線に沿う断面図、第5図は薄膜トランジス
タの製造方法を工程順に示す第2図1−1線に沿う断面
図、第6図は第5図(a)の状態の平面図、第7図は第
5図(b)の状態の平面図である。第8図〜第20図は
薄膜トランジスタパネルに関する本発明の実施例を示し
たもので、第8図は第9図の■−■線に沿う断面図、第
9図は薄膜トランジスタパネルの平面図、第10図は第
9図のX−X線に沿う断面図、第11図は第9図のXI
−XI線に沿う断面図、祐12図は第9図のxn−xn
線に沿う断面図、第13図はゲート電極の平面図、第1
4図はゲート絶縁膜と半導体膜の平面図、第15図はソ
ース電極とドレイン電極の平面図、第16図は薄膜トラ
ンジスタパネルの製造方法を工程順に示す第9図■−■
線に沿う断面図、第17図は第16図(b)の状態の平
面図、第18図は第16図(c)の状態の平面図、第1
9図は第16図(d)の状態の平面図、第20図は第1
6図(e)の状態の平面図である。第21図及び第22
図は従来の薄膜トランジスタパネルの縦断正面図及び平
面図、第23図は従来の薄膜トランジスタパネルの製造
方法を工程順に示す縦断正面図である。 11・・・基板、13・・・薄膜トランジスタ、14・
・・下部導電薄膜、14G・・・ゲート電極、14Ga
・・・ゲートリード、14Gb・・・余剰延長部、15
・・・ゲート絶縁膜、16・・・半導体膜、17・・・
コンタクト膜、18・・・上部導電薄膜、18S・・・
ソース電極、18Sa・・・ソースリード、18D・・
・ドレイン電極、18Da・・・ドレインリード、C・
・・チャンネル部、19・・・レジスト膜、21・・・
基板、22・・・画素電極、23・・・薄膜トランジス
タ、24・・・下部導電薄膜、24a・・・ストライプ
状導電薄膜、24G・・・ゲート電極、240a・・・
制御信号入力ライン、24Gb・・・余剰延長部、25
・・・ゲート絶縁膜、26・・・半導体膜、27・・・
コンタクト膜、28・・・上部導電薄膜、28S・・・
ソース電極、28S a・・・データ信号入力ライン、
18D・・・ドレイン電極、29・・・透明下地膜、3
0・・・レジスト膜。 第1図 第2図 第3図      第4図 第11図 第12図 第74図 第15図 第16図(1つ2) ITI                      
rH第22図 第23図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)絶縁性基板上にゲート電極、ゲート絶縁膜、半導
    体膜を順次積層し、前記半導体膜の上にチャンネル部を
    存して互いに離間するソース電極とドレイン電極とをコ
    ンタクト膜を介して形成した薄膜トランジスタにおいて
    、前記ゲート電極とゲート絶縁膜と半導体膜のトランジ
    スタ素子領域の外形を全て同一にするとともに、前記ソ
    ース電極とドレイン電極を、前記半導体膜の周縁より外
    側に突出しない形状としたことを特徴とする薄膜トラン
    ジスタ。
  2. (2)特許請求の範囲第1項記載の薄膜トランジスタの
    製造方法において、絶縁性基板上にその全面にわたって
    、ゲート電極となる下部導電薄膜、ゲート絶縁膜、半導
    体膜、コンタクト膜、ソース電極及びドレイン電極とな
    る上部導電薄膜を順次積層形成する工程と、前記上部導
    電薄膜の上に所定パターンのレジスト膜を形成して前記
    上部導電薄膜、コンタクト膜、半導体膜、ゲート絶縁膜
    及び下部導電薄膜を同一形状にパターニングする工程と
    、前記上部導電薄膜のチャンネル部対応部分とこの部分
    のコンタクト膜とを除去して前記上部導電薄膜をソース
    電極とドレイン電極とに分離する工程とからなることを
    特徴とする薄膜トランジスタの製造方法。
  3. (3)絶縁性基板上に、この基板上にゲート電極、ゲー
    ト絶縁膜、半導体膜を順次積層し、前記半導体膜の上に
    チャンネル部を存して互いに離間するソース電極とドレ
    イン電極とをコンタクト膜を介して形成した複数の薄膜
    トランジスタを行方向及び列方向に配列形成し、かつ行
    方向または列方向に並ぶ各薄膜トランジスタのゲート電
    極をこの各薄膜トランジスタの並び方向に沿う制御信号
    入力ラインに、この制御信号入力ラインと交差する方向
    に並ぶ各薄膜トランジスタのソース電極及びドレイン電
    極の一方をこの各薄膜トランジスタの並び方向に沿うデ
    ータ信号入力ラインに接続するとともに、前記ソース電
    極及びドレイン電極の他方を、前記各薄膜トランジスタ
    にそれぞれ対応させて前記基板上に行方向及び列方向に
    配列形成した各画素電極に接続してなる薄膜トランジス
    タパネルにおいて、前記各薄膜トランジスタのゲート電
    極とゲート絶縁膜と半導体膜のトランジスタ素子領域の
    外形を全て同一にするとともに、前記ソース電極とドレ
    イン電極を、前記半導体膜の周縁より外側に突出しない
    形状としたことを特徴とする薄膜トランジスタパネル。
  4. (4)特許請求の範囲第3項記載の薄膜トランジスタパ
    ネルの製造方法において、絶縁性基板上にその全面にわ
    たって各薄膜トランジスタのゲート電極及び制御信号入
    力ラインとなる下部導電薄膜を形成し、この下部導電薄
    膜を前記制御信号入力ラインに沿いかつゲート電極及び
    制御信号入力ラインより広幅な複数本のストライプ状導
    電薄膜に分離する工程と、このストライプ状導電薄膜を
    形成した基板上にその全面にわたってゲート絶縁膜、半
    導体膜、コンタクト膜、ソース電極及びドレイン電極と
    データ信号入力ラインとなる上部導電薄膜を順次積層形
    成する工程と、前記上部導電薄膜の上に各薄膜トランジ
    スタの素子領域と前記制御信号入力ライン及びデータ信
    号入力ラインに対応するパターンのレジスト膜を形成し
    て前記上部導電薄膜、コンタクト膜、半導体膜、ゲート
    絶縁膜及びストライプ状導電薄膜を同一形状にパターニ
    ングして各トランジスタ素子領域と前記制御信号入力ラ
    イン及びデータ信号入力ラインを形成する工程と、前記
    上部導電薄膜の各トランジスタ素子領域のチャンネル部
    及び制御信号入力ラインに対応する部分とこの部分のコ
    ンタクト膜とを除去して、各トランジスタ素子領域の上
    部導電薄膜をソース電極とドレイン電極とに分離すると
    ともに各データ信号入力ラインをラインごとに分離する
    工程と、前記各トランジスタ素子領域の側方に、前記ソ
    ース電極とドレイン電極とのいずれか一方に接続して画
    素電極を形成する工程とからなることを特徴とする薄膜
    トランジスタパネルの製造方法。
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