JPH01219118A - 軸受鋼の製造方法 - Google Patents
軸受鋼の製造方法Info
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- JPH01219118A JPH01219118A JP63044952A JP4495288A JPH01219118A JP H01219118 A JPH01219118 A JP H01219118A JP 63044952 A JP63044952 A JP 63044952A JP 4495288 A JP4495288 A JP 4495288A JP H01219118 A JPH01219118 A JP H01219118A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
Landscapes
- Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
- Carbon Steel Or Casting Steel Manufacturing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[産業上の利用分野1
本発明は清浄鋼、特に高級軸受鋼の製造方法に係り、溶
鋼の転勤疲労寿命を決定する鋼中介在物を効率よく低減
し得る方法に関する。 [従来の技術] 高級軸受鋼は強度、耐食性を考慮してCr添加鋼が用い
られるが、このような鋼の寿命は転勤疲労寿命(LIO
)により決定される。この転勤疲労寿命は鋼中の介在物
により決定されるため、この転勤疲労寿命を伸ばすため
には鋼中S、Oを可及的に低減することが必要である。 このことは、第6図に示す転勤疲労寿命におよぼすS、
Oの影響より明らかである。 このS、0の低減化においては、快削性の問題があり、
Sは一概に低下させることができないという理由により
、低[0]化が注目されている。 この場合の[0]はT[0]と称され、F ree[0
1(ao)と、介在物/V2O3中の[0]との和で表
現される。この介在物の影響は第7図に示す通りである
。 T[0]の低減化においては、1%CのF ree[0
](ao)は約3ppm程度であることから、現在では
M2O3等の介在物としての[0]が問題になっている
。 このような鋼中の酸素を低減する方法としては、下記■
、■のパターンがある。 ■ 2M+02 = M 203 ■ 2M+HX OY =M203 +X −Hただし
、H: Fe、 35 ff1n、 Cr等の金属すな
わち、■は真空脱ガス処理における昇熱、連続鋳造での
空気酸化によるパターンであり、■はスラグ必るいは鍋
耐火物との酸化還元反応によるパターンである。 このうち、■のパターンとしては例えば、真空脱ガス処
理時間を長くする方法(特開昭57−73118号公報
〉、真空脱ガス処理を強力に行なう、方法(特開昭61
−295314号公報)が知られている。前者は真空脱
ガス処理を5分程度行なうことによって鋼の清浄度を高
める方法であり、後者は脱ガス処理前に脱ガス処理で容
易に扱くことができる気体を溶鋼中に添加し、真空脱ガ
ス装置により強膜ガス処理する方法である。
鋼の転勤疲労寿命を決定する鋼中介在物を効率よく低減
し得る方法に関する。 [従来の技術] 高級軸受鋼は強度、耐食性を考慮してCr添加鋼が用い
られるが、このような鋼の寿命は転勤疲労寿命(LIO
)により決定される。この転勤疲労寿命は鋼中の介在物
により決定されるため、この転勤疲労寿命を伸ばすため
には鋼中S、Oを可及的に低減することが必要である。 このことは、第6図に示す転勤疲労寿命におよぼすS、
Oの影響より明らかである。 このS、0の低減化においては、快削性の問題があり、
Sは一概に低下させることができないという理由により
、低[0]化が注目されている。 この場合の[0]はT[0]と称され、F ree[0
1(ao)と、介在物/V2O3中の[0]との和で表
現される。この介在物の影響は第7図に示す通りである
。 T[0]の低減化においては、1%CのF ree[0
](ao)は約3ppm程度であることから、現在では
M2O3等の介在物としての[0]が問題になっている
。 このような鋼中の酸素を低減する方法としては、下記■
、■のパターンがある。 ■ 2M+02 = M 203 ■ 2M+HX OY =M203 +X −Hただし
、H: Fe、 35 ff1n、 Cr等の金属すな
わち、■は真空脱ガス処理における昇熱、連続鋳造での
空気酸化によるパターンであり、■はスラグ必るいは鍋
耐火物との酸化還元反応によるパターンである。 このうち、■のパターンとしては例えば、真空脱ガス処
理時間を長くする方法(特開昭57−73118号公報
〉、真空脱ガス処理を強力に行なう、方法(特開昭61
−295314号公報)が知られている。前者は真空脱
ガス処理を5分程度行なうことによって鋼の清浄度を高
める方法であり、後者は脱ガス処理前に脱ガス処理で容
易に扱くことができる気体を溶鋼中に添加し、真空脱ガ
ス装置により強膜ガス処理する方法である。
しかし、真空脱ガス槽内で処理時間を長くしたり、ある
いは強膜ガス処理を行なって昇熱する方法は、鋼中酸素
の低減には有効であるも、溶鋼の温度低下を余儀なくさ
れるという問題があり、好ましくなかった。 本発明は従来の技術のこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、その目的とするところは真空処理時間を3
0分以上と長くしても溶鋼温度を低下させることなく低
[0]化できる軸受鋼の製造方法を提案しようとするも
のである。 [課題を解決するための手段] 本発明は真空脱ガス処理時間を長くすることによる溶鋼
温度低下を避けるため、真空脱ガス処理前に溶鋼の温度
を高めて真空処理槽へ出鋼するようにしたもので、その
要旨は真空脱ガス処理前の転炉的溶鋼にコークス等の炭
材およびCr合金鉄を投入し、さらに出鋼中に合成スラ
グを添加し、真空処理槽にて少なくとも30分以上継続
して真空脱ガス処理を行なうことによって、N2203
等の介在物の低減をはかることを特徴とするものである
。
いは強膜ガス処理を行なって昇熱する方法は、鋼中酸素
の低減には有効であるも、溶鋼の温度低下を余儀なくさ
れるという問題があり、好ましくなかった。 本発明は従来の技術のこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、その目的とするところは真空処理時間を3
0分以上と長くしても溶鋼温度を低下させることなく低
[0]化できる軸受鋼の製造方法を提案しようとするも
のである。 [課題を解決するための手段] 本発明は真空脱ガス処理時間を長くすることによる溶鋼
温度低下を避けるため、真空脱ガス処理前に溶鋼の温度
を高めて真空処理槽へ出鋼するようにしたもので、その
要旨は真空脱ガス処理前の転炉的溶鋼にコークス等の炭
材およびCr合金鉄を投入し、さらに出鋼中に合成スラ
グを添加し、真空処理槽にて少なくとも30分以上継続
して真空脱ガス処理を行なうことによって、N2203
等の介在物の低減をはかることを特徴とするものである
。
転炉的溶鋼の温度を高めて真空脱ガス処理槽へ出鋼する
と、真空処理でのM2O3の生成を抑制することができ
る。すなわち、真空処理槽での溶鋼温度が高ければ昇熱
に用いるM量を少なくできるので、低[0]化がはかれ
られることが明白である。 このため、本発明では溶鋼の真空脱ガス処理櫓到看温度
を高める手段として、転炉的溶鋼にコークス等の炭材と
、Cr合金鉄を添加する方法をこうじたのである。 ここで、転炉的溶鋼にコークス等の炭材を添加すると溶
鋼温度は上昇するが、炭材はSを含むため溶鋼中S黴が
増加する。そこで、この炭材添加によるSの増加に対し
ては、出鋼中に合成スラブ(CaO/ CaFz )を
添加することによって対処している。つまり、合成スラ
グはM2O3の吸収能が高いため介在物を少なくできる
。したがって、出鋼中に7ラツクスを添加することによ
って溶鋼中S量を低減できるのである。 また、転炉にてCr合金鉄を添加することによって、出
鋼中にCr合金鉄を添加することによる温度降下にも対
処でき、さらにCr合金鉄中のT、の酸化を促進できる
のである。 このように、溶鋼の真空脱ガス処理槽到着温度を高くで
きることにより、真空脱ガス処理槽では30分以上の溶
鋼環流時間を確保することが可能となり、溶鋼中介在物
の浮上促進がはかられる。これにより、鋼中丁 [0]
を低位に安定させることができるのである。 第1図は本発明方法の説明図であり、(1)は転炉、(
2)はRH脱ガス装置、(3)は連続鋳造設備である。 すなわち、本発明ではRH肌脱ガス処理前転炉(1)内
溶鋼に熱源を確保するための炭材として例えばコークス
(4)とCr合金鉄(5)を添加する。この時のコーク
スの添加量としては、例えば1%C,1,4%Cr鋼の
高級軸受鋼の場合は19ki/T程度でよい。 ざらに、出鋼中に添加するCr合金鉄による温度降下の
抑制と、Cr合金鉄中のT、の酸化を防止するために転
炉的溶鋼にCr合金鉄を添加するが、このCr合金鉄の
添加量は20〜30に9/Tの範囲が好ましい。 次に、この昇温せしめた転炉的溶鋼を真空脱ガス処理槽
(2)に出鋼するが、炭材の添加によるSの増加に対処
するため、出鋼中にM2O3吸収能の高い合成スラグ(
フラックス)(6)を添加する。この合成スラグの添加
により出鋼中膜Sがはかられる。 なお、この合成スラグの添加量としては、6〜8に7丁
で組成はCaO/ CaFz =70/30程度でよい
。 真空脱ガス処理装置(2)では溶鋼の環流を少なくとも
30分以上継続して行なう。この脱ガス処理により、M
2O3介在物の浮上促進がはかられ、溶鋼中の丁 [0
]を安定して低減できる。 (実 施 例] 01%、lln O,30%、P O,008%、
So、002%、/VO%を含有する溶鋼を転炉にて
160トン精錬し、その際炭材としてコークスを12.
5ki/T、Cr合金鉄を25ki/丁添加した。その
時の溶鋼温度は1670〜1700℃であった。 この溶鋼を転炉から取鍋に出鋼する際、フラックス(成
分CaO/CaFz =70/30 >を7kl/T添
加し、このフラツクスが添加された状態で取鍋を真空脱
ガス処理場に移し、ここで30分以上の脱ガス処理を行
なった。 本実施例における真空処理槽でのN使用量とブルーム中
T[O]の関係を第2図に、転炉から取鍋への出鋼中膜
S効果をフラックスなしの場合と比較して第3図に、R
H環流時間とブルーム中丁 [0]の関係を第4図に、
ビレット中丁 [0]量とM2O3介在物の関係を第5
図にそれぞれ示す。 第2図より、真空処理槽での溶鋼温度が高ければ昇熱に
用いるM量を少なくできる結果、低[0]化がはかられ
ることが明白である。 第3図より、転炉からの出鋼中に7ラツクスを添加する
ことによって溶鋼中S量を低減できることがわかる。 また、第4図より明らかなごとく、RH環流時間を30
分以上確保することによってT[O]量を低位に安定さ
せることができる。 ゛ざらに、第5図より明らかなようにM2O3介在物を
T[O]の低下とともに低位に抑えることが可能となっ
た。
と、真空処理でのM2O3の生成を抑制することができ
る。すなわち、真空処理槽での溶鋼温度が高ければ昇熱
に用いるM量を少なくできるので、低[0]化がはかれ
られることが明白である。 このため、本発明では溶鋼の真空脱ガス処理櫓到看温度
を高める手段として、転炉的溶鋼にコークス等の炭材と
、Cr合金鉄を添加する方法をこうじたのである。 ここで、転炉的溶鋼にコークス等の炭材を添加すると溶
鋼温度は上昇するが、炭材はSを含むため溶鋼中S黴が
増加する。そこで、この炭材添加によるSの増加に対し
ては、出鋼中に合成スラブ(CaO/ CaFz )を
添加することによって対処している。つまり、合成スラ
グはM2O3の吸収能が高いため介在物を少なくできる
。したがって、出鋼中に7ラツクスを添加することによ
って溶鋼中S量を低減できるのである。 また、転炉にてCr合金鉄を添加することによって、出
鋼中にCr合金鉄を添加することによる温度降下にも対
処でき、さらにCr合金鉄中のT、の酸化を促進できる
のである。 このように、溶鋼の真空脱ガス処理槽到着温度を高くで
きることにより、真空脱ガス処理槽では30分以上の溶
鋼環流時間を確保することが可能となり、溶鋼中介在物
の浮上促進がはかられる。これにより、鋼中丁 [0]
を低位に安定させることができるのである。 第1図は本発明方法の説明図であり、(1)は転炉、(
2)はRH脱ガス装置、(3)は連続鋳造設備である。 すなわち、本発明ではRH肌脱ガス処理前転炉(1)内
溶鋼に熱源を確保するための炭材として例えばコークス
(4)とCr合金鉄(5)を添加する。この時のコーク
スの添加量としては、例えば1%C,1,4%Cr鋼の
高級軸受鋼の場合は19ki/T程度でよい。 ざらに、出鋼中に添加するCr合金鉄による温度降下の
抑制と、Cr合金鉄中のT、の酸化を防止するために転
炉的溶鋼にCr合金鉄を添加するが、このCr合金鉄の
添加量は20〜30に9/Tの範囲が好ましい。 次に、この昇温せしめた転炉的溶鋼を真空脱ガス処理槽
(2)に出鋼するが、炭材の添加によるSの増加に対処
するため、出鋼中にM2O3吸収能の高い合成スラグ(
フラックス)(6)を添加する。この合成スラグの添加
により出鋼中膜Sがはかられる。 なお、この合成スラグの添加量としては、6〜8に7丁
で組成はCaO/ CaFz =70/30程度でよい
。 真空脱ガス処理装置(2)では溶鋼の環流を少なくとも
30分以上継続して行なう。この脱ガス処理により、M
2O3介在物の浮上促進がはかられ、溶鋼中の丁 [0
]を安定して低減できる。 (実 施 例] 01%、lln O,30%、P O,008%、
So、002%、/VO%を含有する溶鋼を転炉にて
160トン精錬し、その際炭材としてコークスを12.
5ki/T、Cr合金鉄を25ki/丁添加した。その
時の溶鋼温度は1670〜1700℃であった。 この溶鋼を転炉から取鍋に出鋼する際、フラックス(成
分CaO/CaFz =70/30 >を7kl/T添
加し、このフラツクスが添加された状態で取鍋を真空脱
ガス処理場に移し、ここで30分以上の脱ガス処理を行
なった。 本実施例における真空処理槽でのN使用量とブルーム中
T[O]の関係を第2図に、転炉から取鍋への出鋼中膜
S効果をフラックスなしの場合と比較して第3図に、R
H環流時間とブルーム中丁 [0]の関係を第4図に、
ビレット中丁 [0]量とM2O3介在物の関係を第5
図にそれぞれ示す。 第2図より、真空処理槽での溶鋼温度が高ければ昇熱に
用いるM量を少なくできる結果、低[0]化がはかられ
ることが明白である。 第3図より、転炉からの出鋼中に7ラツクスを添加する
ことによって溶鋼中S量を低減できることがわかる。 また、第4図より明らかなごとく、RH環流時間を30
分以上確保することによってT[O]量を低位に安定さ
せることができる。 ゛ざらに、第5図より明らかなようにM2O3介在物を
T[O]の低下とともに低位に抑えることが可能となっ
た。
以上説明したごとく、本発明によれば、溶!1ilI温
度を維持して真空脱ガス処理を30分以上と長く行なう
ことができるので、M2O3等介在物の浮上促進効果が
大きく鋼中酸素量を大幅に低減でき、清浄度の高い高級
軸受鋼の製造が可能となり、そのもたらす効果は甚大で
ある。
度を維持して真空脱ガス処理を30分以上と長く行なう
ことができるので、M2O3等介在物の浮上促進効果が
大きく鋼中酸素量を大幅に低減でき、清浄度の高い高級
軸受鋼の製造が可能となり、そのもたらす効果は甚大で
ある。
第1図は本発明方法の説明図、第2図は本発明の実施例
におけるN使用量とブルーム中丁 [0]の関係を示す
図、第3図は同じく出鋼脱S効果を示す図、第4図は同
じ<RH環流時間とブルーム丁 [0]の関係を示す図
、第5図は同じくビレット中T[O]と/V2O3介在
物の関係を示す図、第6図は軸受鋼の転出動力疲労寿命
におよぼす鋼中S、Oの影響を示すもので、図(A>は
鋼中Sの影響を、図(B)は鋼中Oの影響をそれぞれ示
す図、第7図は同じ<AbO3介在物の影響を示す図で
ある。 1・・・転炉 2・・・RH脱ガス装置3
・・・連続鋳造設備 出願人 住友金属工業株式会社 代理人 弁理士 押田良久如’;”:1′巨分 第1図 第2図 M使用量(K9/ch) 第3図 第4図 RH′iJI流時間(分流 部間図 第6図
におけるN使用量とブルーム中丁 [0]の関係を示す
図、第3図は同じく出鋼脱S効果を示す図、第4図は同
じ<RH環流時間とブルーム丁 [0]の関係を示す図
、第5図は同じくビレット中T[O]と/V2O3介在
物の関係を示す図、第6図は軸受鋼の転出動力疲労寿命
におよぼす鋼中S、Oの影響を示すもので、図(A>は
鋼中Sの影響を、図(B)は鋼中Oの影響をそれぞれ示
す図、第7図は同じ<AbO3介在物の影響を示す図で
ある。 1・・・転炉 2・・・RH脱ガス装置3
・・・連続鋳造設備 出願人 住友金属工業株式会社 代理人 弁理士 押田良久如’;”:1′巨分 第1図 第2図 M使用量(K9/ch) 第3図 第4図 RH′iJI流時間(分流 部間図 第6図
Claims (1)
- 1 転炉−真空脱ガス処理−連続鋳造プロセスにより軸
受鋼を製造する方法において、真空脱ガス処理前の転炉
内溶鋼に炭材およびCr合金鉄を投入し、さらに出鋼中
に合成スラグ(CaO/CaF)を添加し、真空処理槽
にて少なくとも30分以上継続して真空脱ガス処理を行
なうことを特徴とする軸受鋼の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63044952A JPH0645818B2 (ja) | 1988-02-26 | 1988-02-26 | 軸受鋼の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63044952A JPH0645818B2 (ja) | 1988-02-26 | 1988-02-26 | 軸受鋼の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01219118A true JPH01219118A (ja) | 1989-09-01 |
JPH0645818B2 JPH0645818B2 (ja) | 1994-06-15 |
Family
ID=12705824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63044952A Expired - Lifetime JPH0645818B2 (ja) | 1988-02-26 | 1988-02-26 | 軸受鋼の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0645818B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010013358A1 (ja) * | 2008-07-30 | 2010-02-04 | 新日本製鐵株式会社 | 靭性、溶接性に優れた高強度厚鋼材及び高強度極厚h形鋼とそれらの製造方法 |
CN105969932A (zh) * | 2016-06-30 | 2016-09-28 | 山东钢铁股份有限公司 | 一种炼钢控氢的方法 |
-
1988
- 1988-02-26 JP JP63044952A patent/JPH0645818B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010013358A1 (ja) * | 2008-07-30 | 2010-02-04 | 新日本製鐵株式会社 | 靭性、溶接性に優れた高強度厚鋼材及び高強度極厚h形鋼とそれらの製造方法 |
JP4547044B2 (ja) * | 2008-07-30 | 2010-09-22 | 新日本製鐵株式会社 | 靭性、溶接性に優れた高強度厚鋼材及び高強度極厚h形鋼とそれらの製造方法 |
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