JPH01217486A - 現像装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、電子写真記録装置に用いられる現像装置に関
するものである。

［従来の技術］ 従来技術において、キャリヤと磁性トナーとの混合物か
らなる２成分系の現像剤を用いて静電潜像を現像する現
像装置として、例えば特開昭６Ｏ−１７６（１５６号公
報の第３図に示されるものがある。これは高速回転する
マグネットローラにスリーブを嵌合し、このスリーブを
反対方向に回転させ、スリーブの外周面に現像剤を付着
させて現像領域へ搬送し、感光体上の静電潜像を現像す
るものである。スリーブに現像剤を供給する手段は、キ
ャリヤが供給される空室と、磁性トナーが補給される補
給槽とを具備し、スリーブおよびマグネットローラの回
転により補給槽から磁性トナーが搬送され、空室を通過
する際にキャリヤと攪拌・混合され、キャリヤあるいは
スリーブとの摩擦帯電によって磁性トナーがキャリヤに
付着し、途中非磁性のドクターブレードによってその搬
出量を調整されて現像領域に至るものである。

［解決しようとする課題］ このような現像装置では、磁性トナーがキャリヤに付着
してドクターブレードによりその量が調整される際に、
トナーはスリーブに押し付けられる。これが繰返されて
いると、スリーブの表面にトナーのフィルムが形成され
てはがれにくくなる、いわゆるフィルミングを生じてし
まう。またマグネットローラの磁極部分に現像剤の穂立
ちができるので、現像領域での現像剤の層厚が、磁極部
が通過するときは厚く、磁極間が通過するときは薄くな
り、印字に濃淡を生じる原因となる。これを防止するた
めにマグネットローラを高速（約１０１００Ｏｒｐで回
転させねばならず、駆動や軸受は等に問題を生じる。ま
たマグネットローラを回転しないタイプの場合には、空
室でのキャリヤと磁性トナーとの攪拌・混合が不十分と
なり、また帯電し難いトナーもあるので、トナーの帯電
不足や帯電むらを生じ、記録媒体上に形成される画像に
濃淡等が生じてしまうという問題があった。

本発明の目的は、現像剤担持体の表面に現像剤の薄い膜
が付着して取れ難くなることを防止し、現像剤の攪拌・
混合が十分に行なえ、印字の濃淡が生じないようにする
ことにある。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するために、本発明の現像装置において
は、磁性の現像剤をその表面に支持して感光体に対向す
る現像領域まで移動する現像剤担持体を設け、この現像
剤担持体内に固定の磁界発生手段を位置させ、現像剤担
持体の表面に供給される磁性の現像剤を収容する現像剤
収容室を設け、現像剤収容室の内部には磁界発生手段の
磁極部とほぼ対向する位置に攪拌部材を回転自在に配設
してある。この攪拌部材の外周面には凹凸を形成してあ
り、かつ磁性材によって形成してある。また現像剤収容
室から現像領域への出口には非磁性のドクターブレード
が設けられている。

上記現像装置において、磁性の現像剤としては、１成分
系の現像剤が用いられる。

また上記現像装置において、磁性の現像剤としては、２
成分系の現像剤も用いられ、この場合、現像剤収容室は
磁性トナー収容室とドクターブレード側の位置に設けた
磁、性キャリヤ収容室との２室に分れている。そして攪
拌部材は磁性キャリヤ収容室内に配設してある。

［作用コ 磁性材よりなり外周面に凹凸が形成してある攪拌部材が
、固定の磁界発生手段と磁気的に結合しながら回転する
ことによって現像剤が攪拌・混合され、また磁界発生手
段からの磁界が攪拌部材の凸部に集中し、この磁力線に
沿って現像剤の穂立ちが生じる。この穂立ちは攪拌部材
および現像剤担持体の回転によってゆさぶられることに
なり、現像剤の攪拌・混合が一層促進される。このよう
にして磁性の現像剤が十分に攪拌・混合されることによ
って、均一かつ十分な帯電量が得られ、濃度が均一にな
る。さらに磁力線は磁界発生手段から攪拌部材凸部へ集
中しているので、現像剤担持体の表面に残っている現像
剤に、攪拌部材に向って引張られる力が作用し、表面か
ら剥離される。

［実施例］ 実施例について図面を参照して説明する。

１は現像剤担持体である円筒状のスリーブで、回転自在
に支持されており、このスリーブ１の内部には、磁界発
生手段２であるマグネットローラが内蔵してある。マグ
ネットローラ２は円周面上に多数の磁極がＮ、Ｓ交互に
着磁してある。この実施例では磁性の現像剤Ａとして２
成分系の現像剤を用いているので、現像剤収容室３は、
磁性トナーａｔの収容室３ａと、磁性キャリヤａ２の収
容室３ｂとの２室に仕切壁３Ｃによって分けられている
。３ｄは現像剤収容室３を開閉する蓋である。スリーブ
１は磁性の現像剤をその表面に支持して、感光体４に対
向する現像領域５まで搬送する。磁性キャリヤ収容室３
ｂ内には、図示しない駆動装置によって回転駆動される
攪拌部材６が配設してある。攪拌部材６は磁性材によっ
て形成してあり、外周面に凹部６ａおよび凸部６ｂが形
成してある。また攪拌部材６はマグネットローラ２の磁
極部とほぼ対向する位置に設けである。現像剤収容室３
から現像領域５への出口には、非磁性のドクターブレー
ド７が設けられている。

まず磁性キャリヤ収容室３ｂに入れられた磁性キャリヤ
ａ２は、スリーブ１の回転によりスリーブ表面に均一に
載置される。つぎに磁性トナー収容室３ａに磁性トナー
ａ１が供給されると、スリーブ１に付着してスリーブ１
の回転により磁性キャリヤ収容室３ｂに搬送される。こ
こで攪拌部材６の回転により磁性キャリヤａ２と十分に
攪拌・混合される。攪拌部材６は磁性材にて形成されて
いるために、マグネットローラ２からの磁界が攪拌部材
６の凸部６ｂに向って集中し、この磁力線に沿って現像
剤Ａの穂立ちが生じる。この穂立ちはスリーブ１の回転
によって搬送されつつ、攪拌部材６の回転によりゆさぶ
られることになり、磁性トナーａｌと磁性キャリヤａ２
との攪拌・混合バー　層促進される。十分に攪拌され混
合された現像剤Ａは、均一かつ十分な帯電量を得る。こ
の現像剤Ａはスリーブ１によって搬送され、ドクターブ
レード７によってその量が調整されて現像領域５に至り
、現像領域で感光体４上の静電潜像を現像する。磁性キ
ャリヤａ２と現像後にスリーブ１上に残った磁性トナー
ａｔとは、現像剤収容室３に戻って再び磁性トナーａｔ
が補給され、磁性キャリヤａ２と攪拌・混合される。上
記したように磁力線はマグネットローラ２の磁極部から
攪拌部材６の凸部６ｂへ集中しているので、スリーブ１
の表面に残っている現像剤Ａには、攪拌部材６に向って
引張られる力が作用するので、スリーブ１の表面から剥
離されることになり、フィルミングが防止される。

なお攪拌部材の形状は、板状、十字状等の形状でもよく
、攪拌部材の回転によって磁力線がゆさぶられる形状で
あればよい。

［効果コ 本発明は、以上に述べたように構成されているので、現
像剤担持体の表面に現像剤のフィルミングを生じること
が防止でき、現像剤の攪拌・混合を十分に行なうことが
できて均一がっ十分な帯電量が得られ、記録媒体上に形
成される画像の濃度を均一にすることができる。また磁
界発生手段を回転させなくても十分な現像剤の攪拌・混
合が得られるので、マグネットローラを高速で回転させ
る必要はなく、構成が簡素化できる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の要部断面図である。 １・・・現像剤担持体、 ２・・・磁界発生手段、 ３・・・現像剤収容室、 ３ａ・・・磁性トナー収容室、 ３ｂ・・・磁性キャリヤ収容室、 ４・・・感光体、　　５・・・現像領域、６・・・攪拌
部材、　６ａ、６ｂ・・・凹凸、７・・・ドクターブレ
ード、 Ａ・・・現像剤、　　ａｌ　・・・磁性トナー、ａ２　
・・・磁性キャリヤ。 以　　上

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、磁性の現像剤をその表面に支持して感光体に対向す
   る現像領域まで移動する現像剤担持体と、上記現像剤担
   持体内に位置する固定の磁界発生手段と、 上記現像剤担持体の表面に供給される磁性の現像剤を収
   容する現像剤収容室と、 上記現像剤収容室の内部に上記磁界発生手段の磁極部と
   ほぼ対向する位置に回転自在に配設してあり、その外周
   面に凹凸を形成してある磁性材よりなる攪拌部材と、 上記現像剤収容室から上記現像領域への出口に設けられ
   ている非磁性のドクターブレードとを具備することを特
   徴とする現像装置。 ２、磁性の現像剤が１成分系の現像剤である請求項１記
   載の現像装置。 ３、磁性の現像剤が２成分系の現像剤であり、現像剤収
   容室が磁性トナー収容室とドクターブレード側の位置に
   設けた磁性キャリヤ収容室との２室に分れており、攪拌
   部材は上記磁性キャリヤ収容室内に位置している請求項
   １記載の現像装置。