JPH01217410A - 電子内視鏡の対物レンズ - Google Patents

電子内視鏡の対物レンズ

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JPH01217410A
JPH01217410A JP63043512A JP4351288A JPH01217410A JP H01217410 A JPH01217410 A JP H01217410A JP 63043512 A JP63043512 A JP 63043512A JP 4351288 A JP4351288 A JP 4351288A JP H01217410 A JPH01217410 A JP H01217410A
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JP
Japan
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lens
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convex
objective lens
glass
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JP63043512A
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Riyuusuke Adachi
安達 滝介
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、先端部本体内に固体撮像素子を内蔵して電
気的に像の伝送を行う電子内視鏡の対物レンズに関する
[従来の技術] 一般に、固体撮像素子は赤外線を感するので。
撮像素子として固体撮像素子を使用する電子内視鏡にお
いては、赤外線カットフィルタを光学系中に挿入する必
要がある。そこで、従来は、固体撮像素子に観察像を結
像させる対物光学系の途中に赤外線カットフィルタを入
れたり、対物レンズ中のレンズの一部を赤外線カットガ
ラスにより形成していた(実開昭61−114414号
公報)。
[発明が解決しようとする課題] しかし、対物光学系の途中にフィルタを入れると、対物
光学系が長くなって内視鏡の先端部本体が大きくなり、
人体腔内への挿入性が著しく悪くなってしまう。また、
対物レンズの一部を赤外線カフ)ガラスで形成すると、
ガラス材料を選ぶうえでの制約が大きくなり、色収差の
補正等を充分に行えなくなってしまう欠点がある。
さらに、従来の電子内視鏡の対物レンズでは、赤外光の
カット率は99%程度が限度だったので、近年の内視鏡
的レーザ処置に広く用いられるYAGレーザ光(波長1
1061nの赤外域)を用いると、1%程度のYAGレ
ーザ光が固体撮像素子に入射して画像が乱され、観察不
能に陥ってしまっていた。
この発明は、従来のそのような欠点を解消し、コンパク
トなスペースで赤外域の波長の光をカットすることがで
き、しかも色収差の補正も良好に行うことができる電子
内視鏡の対物レンズを提供することを目的とする。
また、YAGレーザを利用して内視鏡的レーザ処置を行
っても固体撮像素子の画像が乱れないようにした電子内
視鏡の対物レンズを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本発明の電子内視鏡の対
物レンズは、対物レンズ群中に配置された絞りの直後の
収斂レンズを、物体側より、平行平面ガラスと像側に凸
面を向けた平凸レンズとに分割し、上記平行平面ガラス
の物体側の面に、赤外域の波長の光線をカットする多層
膜コーティングを施したことを特徴とする。
また、上記多層膜コーティングがYAGレーザ光を99
.9%以上反射するようにしてもよく、さらに、上記平
行平面ガラスのアツベ数をυaとし、上記平凸レンズの
アツベ数をvbとするとき、υaくvbなる関係を満足
する光学ガラス材を用いてもよい。
[作用コ 対物レンズ枠に入射するYAGレーザ光は、平行平面板
表面の多層膜コーティングで反射されてカットされる。
本発明においは、この平行平面板は収斂レンズそのもの
なので、赤外線カットフィルタを入れる場合のように、
対物光学系を長くする必要がない。また、この多層膜コ
ーティングがYAGレーザ光を99.9%以上カットす
るようにすれば、固体撮像素子による画像にほとんど悪
影響を及ぼさない。
また、絞り直後の収斂レンズを物体側より平行平面ガラ
スと像側に凸面を向けた平凸レンズとに分割しであるの
で、そこで色収差の補正を行うことができて、色の再現
性を改善することができる。その場合には、上記のよう
に収斂レンズの7・ンベ数がυaくvbとなるようにす
ればよい。
[実施例コ 図面を参照して実施例を説明する。
図中、lは、内視鏡の挿入部の先端に設けられた先端部
本体であり、その中に、例えばC0D(電荷結合素子)
よりなる固体撮像素子2と、対物レンズ群10などが内
蔵されている。3は、固体撮像素子2に信号の入出力を
行う信号線であり、固体撮像素子の撮像面2aは、対物
レンズ群10の結像位置に配置されている。信号線3は
、図示されていない制御回路を経てモニタに接続されて
おり、対物レンズ群lOにより撮像面2aに結像した観
察像がモニタ画面に再現される。
対物レンズ群10は、絞り11の直前に配置された平凹
レンズ12と、絞り11の直後に配置された収斂レンズ
13と、さらにその後に配置された接合凸レンズ14よ
りなる。
上記の接合凸レンズ14は、凸レンズ14pと凹レンズ
14nを接合したものであり、それらの各々のレンズの
アツベ数をυp、υnとすると、vp>υnであること
が色収差の補正上必要である。凸レンズの度をゆるくし
てそのコバ厚を確保するためには、vp>υn+25を
満足することが望ましい。
収斂レンズ13は、物体側(前側)より、平行平面ガラ
ス13aと像側(後側)に凸面を向けた平凸レンズ13
bとに分割され、それらが互いに密着して貼りあわされ
ている。このように、一方を平行平面ガラスにすれば、
その加工には芯取りが不要であり、また、平面研磨でよ
いので加工が容易でコスト的に好都合である。
平凸レンズ13bは、コバ厚を確保するために屈折率を
1.7以上とするのが望ましく、絞り11より物体側の
発散レンズ12で発生した色収差をそれ以上増犬させな
いために、分散の小さいガラス材の使用が望ましい。一
方、平行平面板13aには、倍率色収差の補正効果を高
めるために、逆に分散の大きいガラス材がよい、そして
、平行平面板13aのアツベ数をυa、平凸レンズ13
bのアツベ数をυbとするとき、υaくυbとなる関係
を満足すべきであり、より色消し効果を高めるにはυa
くυb−15であることが望ましい。そのような構成に
することにより、平行平面板13aは、厚さ0.6a+
m以下(例えば0.3mm)でも充分な色消し効果をあ
げることができる。
さらに、平行平面板13aの物体側(前側)の面には、
赤外域の波長の光線をカットする多層膜コーティング1
3cが施されている。この多層膜コーティング13cは
、波長1061 nmのYAGレーザ光を99.9%以
上反射するものであり、例えば、屈折率2.5の物質を
4分の1波長の膜厚として、それを、膜厚を8分の1波
長とした屈折率1.38の物質の膜の間にサンドイッチ
状に挟み込み、この構成のものを8組以上重ねて多層膜
としたものである。このような構成により、対物レンズ
群10に入るYAGレーザ光の99.9%以上はカット
されるので、YAGレーザを用いて内視鏡的レーザ処置
を行っても、固体撮像素子による画像に乱れが出ないの
である。
[発明の効果] 本発明の電子内視鏡の対物レンズによれば、収斂レンズ
に赤外線をカットするコーティングがされているので、
対物光学系の途中にフィルタを入れる必要がなく、対物
光学系をコンパクトにして内視鏡の先端部本体を人体腔
内への挿入性のよい小型なものにすることができる。ま
た、コーティングが平行平面板にされているので、大き
なガラス板母材にコーティングした後に小さなサイズに
加工すればよく、小さな単部品に1つずつコーティング
するのに比べて良好な分光特性が確保され、かつ加工コ
ストが大幅に低減される。
また、多層膜コーティングによりYAGレーザ光を99
.9%以上カットするようにすれば、YAGレーザによ
り内視鏡的レーザ処置を行っても、固体撮像素子による
画像に、はとんど悪影響を及ぼさず、内視鏡で観察しな
からレーザ処置を行うことができる。
さらに、本発明においては、絞り直後の収斂レンズを、
物体側より1平行平面ガラスと像側に凸面を向けた平凸
レンズとに分割し、そこで色収差を補正できるようにし
たので、色再現性のよい。
高品質な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例の略示図である。 1・・・先端部本体、2・・・固体撮像素子、10・・
・対物レンズ群、11・・・絞り、13・・・収斂レン
ズ、13a・・・平行平面板、13b・・・平凸レンズ
、13c・・・多層膜コーティング。 代理人 弁理士  三 井 和 彦

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)対物レンズ群中に配置された絞りの直後の収斂レ
    ンズを、物体側より、平行平面ガラスと像側に凸面を向
    けた平凸レンズとに分割し、上記平行平面ガラスの物体
    側の面に、赤外域の波長の光線をカットする多層膜コー
    ティングを施したことを特徴とする電子内視鏡の対物レ
    ンズ。
  2. (2)上記多層膜コーティングが、YAGレーザー光を
    99.9%以上反射する請求項1記載の電子内視鏡の対
    物レンズ。
  3. (3)上記平行平面ガラスのアッベ数をυaとし、上記
    平凸レンズのアッベ数をυbとするとき、υa<υbな
    る関係を満足する光学ガラス材が、上記収斂レンズに用
    いられている請求項1又は2記載の電子内視鏡の対物レ
    ンズ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100381853C (zh) * 1997-08-01 2008-04-16 奥林巴斯株式会社 内窥镜的物镜系统

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CN102657508A (zh) * 2012-05-10 2012-09-12 江苏金视光电科技有限公司 一种内窥镜物镜组及其组装方法

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JPS5168242A (ja) * 1974-12-10 1976-06-12 Olympus Optical Co
JPS62173415A (ja) * 1986-01-28 1987-07-30 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡対物レンズ

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