JPH01215964A - 皿バネおよびその製造方法 - Google Patents
皿バネおよびその製造方法Info
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- JPH01215964A JPH01215964A JP4025888A JP4025888A JPH01215964A JP H01215964 A JPH01215964 A JP H01215964A JP 4025888 A JP4025888 A JP 4025888A JP 4025888 A JP4025888 A JP 4025888A JP H01215964 A JPH01215964 A JP H01215964A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
(産業上の利用分野)
本発明は積重ねられる等して使用されるところの皿バネ
おJ:びその製造方法に関する。 (従来の技術) 従来の皿バネにおいては、バネ表面を二硫化モリブデン
微粒子を含む潤滑油で塗布・保護して同表面の滑り特性
を高め、皿バネの板面同士の擦り合い摩擦(以下板間摩
擦と称する)が小さくなるようにしている。 (発明が解決しようとする問題点) ところが積重ねた状態で荷重を受けてたわみを繰返す際
に、潤滑油による保護能力が板間摩擦に対抗するだけの
ものになっていないため、潤滑油がかき落とされて、接
触2面間に摩耗現象すなわちフレッチングが発生し、さ
らに、摩耗粉や摩擦面が雰囲気により酸化して摩耗を増
大させ、疲労破壊の一因になっている問題がある。 さらに、摩耗粉は周囲の機構要素に悪影響をもたらす問
題もある。 本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、バネ
動作毎に繰返えされる板間摩擦に対して、接触2面間に
フレッチングおよび摩耗粉が発生せず、周辺の機構要素
に悪影響をおよぼすことがない皿バネおよびその製造方
法を提供することを目的とする。 (問題点を解決するための手段) 斯る目的を達成するために、本発明の皿バネにおいては
、バネ表面に窒化チタン層を蒸着形成してなるものであ
る。 そして、バネ表面に窒化チタン層を形成した皿バネの製
造方法どしては、焼入れ後の所望曲バネ形状のバネ材を
真空室内において焼なまし湿度下で焼なましすると同時
にバネ材表面に窒化チタン層を蒸着形成するようにした
ものである。 (実施例) 以下図面を参照して、実施例を詳細に説明する。 第1図に例示した本発明の皿バネ(1)は、中心に軸孔
(2)を有する大略円錐形状のもので、その表面には窒
化チタン層(3)を蒸着形成している。 第2図および第3図は、前記皿バネ(1)の製造工程を
順に示しているもので、この製造工程は、(I)第1工
fj!(第2図) 所望の皿バネ形状に成形したバネ材(1a)を焼入れし
、次いで急冷する工程 (I)第2工程(第3図) バネ材(1a)を炉(A)内に入れ、炉(A)内を真空
ポンプ(B)の働きで真空にし且つ焼なまし温度(45
0〜500℃以下)に調整して、この真空室(C)内に
蒸着材料のチタン<D)を蒸発させ同時に反応ガス(E
)および不活性ガス(F)を導入し、その反応生成物の
窒化チタン(G)をバネ材(1a)表面に薄くて硬い密
着性に優れた層状に蒸着せしめて、バネ材(1a)を焼
なましする共にその表面に窒化チタン層(3)を形成す
る工程からなる。 次に、製造データーの一例および同データーに基づいて
製造された皿バネ(1)の表面硬度を示す。焼入れ:9
20℃×20分 焼なましおよび蒸着:480〜b 冊バネ(1)の表面硬痕:45〜48HRC(発明の効
果) したがって本発明によれば次の利点がある。 ■表面硬度が高くて、耐摩耗性および滑り特性ともに良
好で、板間摩擦に対してフレッチングや摩耗粉が発生往
ず、耐久性に優れている特徴がある。 ■摩耗粉が発生しないので、摩耗粉による周囲の機構要
素の損傷事故をなくすことができる。 ■前記器バネを、前記した製造方法によって、バネ材の
焼なましと同時にバネ材表面に窒化チタン層を蒸着形成
して、所要のバネ特性と、表面が硬くて密着−性に優れ
るものに同一工程で製造することかできる。
おJ:びその製造方法に関する。 (従来の技術) 従来の皿バネにおいては、バネ表面を二硫化モリブデン
微粒子を含む潤滑油で塗布・保護して同表面の滑り特性
を高め、皿バネの板面同士の擦り合い摩擦(以下板間摩
擦と称する)が小さくなるようにしている。 (発明が解決しようとする問題点) ところが積重ねた状態で荷重を受けてたわみを繰返す際
に、潤滑油による保護能力が板間摩擦に対抗するだけの
ものになっていないため、潤滑油がかき落とされて、接
触2面間に摩耗現象すなわちフレッチングが発生し、さ
らに、摩耗粉や摩擦面が雰囲気により酸化して摩耗を増
大させ、疲労破壊の一因になっている問題がある。 さらに、摩耗粉は周囲の機構要素に悪影響をもたらす問
題もある。 本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、バネ
動作毎に繰返えされる板間摩擦に対して、接触2面間に
フレッチングおよび摩耗粉が発生せず、周辺の機構要素
に悪影響をおよぼすことがない皿バネおよびその製造方
法を提供することを目的とする。 (問題点を解決するための手段) 斯る目的を達成するために、本発明の皿バネにおいては
、バネ表面に窒化チタン層を蒸着形成してなるものであ
る。 そして、バネ表面に窒化チタン層を形成した皿バネの製
造方法どしては、焼入れ後の所望曲バネ形状のバネ材を
真空室内において焼なまし湿度下で焼なましすると同時
にバネ材表面に窒化チタン層を蒸着形成するようにした
ものである。 (実施例) 以下図面を参照して、実施例を詳細に説明する。 第1図に例示した本発明の皿バネ(1)は、中心に軸孔
(2)を有する大略円錐形状のもので、その表面には窒
化チタン層(3)を蒸着形成している。 第2図および第3図は、前記皿バネ(1)の製造工程を
順に示しているもので、この製造工程は、(I)第1工
fj!(第2図) 所望の皿バネ形状に成形したバネ材(1a)を焼入れし
、次いで急冷する工程 (I)第2工程(第3図) バネ材(1a)を炉(A)内に入れ、炉(A)内を真空
ポンプ(B)の働きで真空にし且つ焼なまし温度(45
0〜500℃以下)に調整して、この真空室(C)内に
蒸着材料のチタン<D)を蒸発させ同時に反応ガス(E
)および不活性ガス(F)を導入し、その反応生成物の
窒化チタン(G)をバネ材(1a)表面に薄くて硬い密
着性に優れた層状に蒸着せしめて、バネ材(1a)を焼
なましする共にその表面に窒化チタン層(3)を形成す
る工程からなる。 次に、製造データーの一例および同データーに基づいて
製造された皿バネ(1)の表面硬度を示す。焼入れ:9
20℃×20分 焼なましおよび蒸着:480〜b 冊バネ(1)の表面硬痕:45〜48HRC(発明の効
果) したがって本発明によれば次の利点がある。 ■表面硬度が高くて、耐摩耗性および滑り特性ともに良
好で、板間摩擦に対してフレッチングや摩耗粉が発生往
ず、耐久性に優れている特徴がある。 ■摩耗粉が発生しないので、摩耗粉による周囲の機構要
素の損傷事故をなくすことができる。 ■前記器バネを、前記した製造方法によって、バネ材の
焼なましと同時にバネ材表面に窒化チタン層を蒸着形成
して、所要のバネ特性と、表面が硬くて密着−性に優れ
るものに同一工程で製造することかできる。
第1図は本発明の皿バネを例示した縦断面図。
第2図および第3図は本発明の皿バネの製造工程を示す
図である。 図中、 (1)は皿バネ (1a)はバネ材 (3)は窒化チタン層 特許出願人 磐田電工株式会社 手続補正書 昭和63年 3月 9日 特許庁長官 小 川 邦 夫 殿昭和63年
2月22日付提出に係る特許願2、発明の名称 皿バネおよびその製造方法 3、補正をする者 事件との関係 特 許 出 願 人氏名(名称
) 磐田電工株式会社 4、代理人 住所 東京都文京区白山5丁目14番7号5、補正命令
の日付(自発) 昭和 年 月 日 6、補正の対象 明細書全文 7、補正の内容
’:5 、 ’、’3HX’x “)補 正 明
細 書 1、発明の名称 皿バネおよびその製造方法 2、特許請求の範囲 0表面に窒化チタン層を蒸着形成してなる冊バネ。 ■焼入れ後の所望皿バネ形状のバネ材を真空室内におい
て焼戻し温度下で焼戻しすると同時にバネ材表面に窒化
チタン層を蒸着形成するようにしたことを特徴とする皿
バネの製造方法。 3、発明の詳細な説明 (産業上の利用分野) 本発明は積重ねられる等して使用されるところの皿バネ
およびその製造方法に関する。 (従来の技術) 従来の冊バネにおいては、バネ表面を二硫化モリブデン
微粒子を含むfv]滑油で塗布・保護して同表面の滑り
特性を高め、皿バネの板面同士の擦り合い摩擦(以下板
間摩擦と称する)が小さくなるようにしている。 (発明が解決しようとする問題点) ところが積重ねた状態で荷重を受けてたわみを繰返す際
に、潤滑油による保護能力が板間摩擦に対抗するだけの
ものになっていないため、潤滑油がかき落とされて、接
触2面間に摩耗現象すなわちフレッチングが発生し、さ
らに、摩耗粉や摩擦面が雰囲気により酸化して摩耗を増
大させ、疲労破壊の一因になっている問題がある。 さらに、摩耗粉は周囲の機構要素に悪影響をもたらす問
題もある。 本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、バネ
動作毎に繰返えされる板間摩擦に対して、接触2面間に
フレッヂングおよび摩耗粉が発生せず、周辺の機構要素
に悪影響をおよぼすことがない冊バネおよびその製造方
法を提供することを目的とする。 (問題点を解決するための手段) 断る目的を達成するために、本発明の冊バネにおいては
、バネ表面に窒化チタン層を蒸着形成してなるものであ
る。 そして、バネ表面に窒化チタン層を形成した朋バネの製
造方法としては、焼入れ後の所望皿バネ形状のバネ材を
真空室内において焼戻し温度下で焼戻しすると同時にバ
ネ材表面に窒化チタン層を蒸着形成するようにしたもの
である。 (実施例) 以下図面を参照して、実施例を詳細に説明する。 第1図に例示した本発明の皿バネ(1)は、中心に軸孔
(2)を有する大略円錐形状のもので、その表面には窒
化チタン層(3)を蒸着形成している。 第2図および第3図は、前記冊バネ(1)の製造T稈を
順に示しているもので、この製造工程は、(I)第1王
稈(第2図) 所望の皿バネ形状に成形したバネ材(1a)を焼入れし
、次いで急冷する工程 (II)第2工程(第3図) バネ材(1a)を炉(A)内に入れ、炉(A)内を真空
ポンプ(B)の働きで真空にし且つ焼戻し温度(450
〜500℃以下)に調整して、この真空室(C)内に蒸
着材料のチタン(D>を蒸発させ同時に反応ガス(E)
および不活性ガス(F)を導入し、その反応生成物の窒
化チタン(G)をバネ材(1a)表面に薄くて硬い密着
性に優れた層状に蒸着せしめて、バネ材(1a)を焼戻
しする共にその表面に窒化チタン層(3)を形成する工
程 からなる。 次に、製造データーの一例および同データーに基づいて
製造された皿バネ(1)の表面硬度を示す。 焼入れ=920℃×20分 焼なましおよび蒸着:480〜500°CX1時間皿バ
ネ(1)の表面硬度:45〜48HRC(発明の効果) したがって本発明によれば次の利点がある。 ■表面硬度が高くて、1ti1摩耗性および滑り特性と
もに良好で、板間摩擦に対してフレツチングや摩耗粉が
発生「ず、耐久性に優れている特徴がある。 ■摩耗粉が発生しないので、摩耗粉による周囲の機構要
素の損傷事故をなくすことができる。 ■前記器バネを、前記した製造方法によって、バネ材の
焼戻しと同時にバネ材表面に窒化チタン層を蒸着形成し
て、所要のバネ特性と、表面が硬くて密着性に優れるも
のに同一工程で製造することができる。
図である。 図中、 (1)は皿バネ (1a)はバネ材 (3)は窒化チタン層 特許出願人 磐田電工株式会社 手続補正書 昭和63年 3月 9日 特許庁長官 小 川 邦 夫 殿昭和63年
2月22日付提出に係る特許願2、発明の名称 皿バネおよびその製造方法 3、補正をする者 事件との関係 特 許 出 願 人氏名(名称
) 磐田電工株式会社 4、代理人 住所 東京都文京区白山5丁目14番7号5、補正命令
の日付(自発) 昭和 年 月 日 6、補正の対象 明細書全文 7、補正の内容
’:5 、 ’、’3HX’x “)補 正 明
細 書 1、発明の名称 皿バネおよびその製造方法 2、特許請求の範囲 0表面に窒化チタン層を蒸着形成してなる冊バネ。 ■焼入れ後の所望皿バネ形状のバネ材を真空室内におい
て焼戻し温度下で焼戻しすると同時にバネ材表面に窒化
チタン層を蒸着形成するようにしたことを特徴とする皿
バネの製造方法。 3、発明の詳細な説明 (産業上の利用分野) 本発明は積重ねられる等して使用されるところの皿バネ
およびその製造方法に関する。 (従来の技術) 従来の冊バネにおいては、バネ表面を二硫化モリブデン
微粒子を含むfv]滑油で塗布・保護して同表面の滑り
特性を高め、皿バネの板面同士の擦り合い摩擦(以下板
間摩擦と称する)が小さくなるようにしている。 (発明が解決しようとする問題点) ところが積重ねた状態で荷重を受けてたわみを繰返す際
に、潤滑油による保護能力が板間摩擦に対抗するだけの
ものになっていないため、潤滑油がかき落とされて、接
触2面間に摩耗現象すなわちフレッチングが発生し、さ
らに、摩耗粉や摩擦面が雰囲気により酸化して摩耗を増
大させ、疲労破壊の一因になっている問題がある。 さらに、摩耗粉は周囲の機構要素に悪影響をもたらす問
題もある。 本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、バネ
動作毎に繰返えされる板間摩擦に対して、接触2面間に
フレッヂングおよび摩耗粉が発生せず、周辺の機構要素
に悪影響をおよぼすことがない冊バネおよびその製造方
法を提供することを目的とする。 (問題点を解決するための手段) 断る目的を達成するために、本発明の冊バネにおいては
、バネ表面に窒化チタン層を蒸着形成してなるものであ
る。 そして、バネ表面に窒化チタン層を形成した朋バネの製
造方法としては、焼入れ後の所望皿バネ形状のバネ材を
真空室内において焼戻し温度下で焼戻しすると同時にバ
ネ材表面に窒化チタン層を蒸着形成するようにしたもの
である。 (実施例) 以下図面を参照して、実施例を詳細に説明する。 第1図に例示した本発明の皿バネ(1)は、中心に軸孔
(2)を有する大略円錐形状のもので、その表面には窒
化チタン層(3)を蒸着形成している。 第2図および第3図は、前記冊バネ(1)の製造T稈を
順に示しているもので、この製造工程は、(I)第1王
稈(第2図) 所望の皿バネ形状に成形したバネ材(1a)を焼入れし
、次いで急冷する工程 (II)第2工程(第3図) バネ材(1a)を炉(A)内に入れ、炉(A)内を真空
ポンプ(B)の働きで真空にし且つ焼戻し温度(450
〜500℃以下)に調整して、この真空室(C)内に蒸
着材料のチタン(D>を蒸発させ同時に反応ガス(E)
および不活性ガス(F)を導入し、その反応生成物の窒
化チタン(G)をバネ材(1a)表面に薄くて硬い密着
性に優れた層状に蒸着せしめて、バネ材(1a)を焼戻
しする共にその表面に窒化チタン層(3)を形成する工
程 からなる。 次に、製造データーの一例および同データーに基づいて
製造された皿バネ(1)の表面硬度を示す。 焼入れ=920℃×20分 焼なましおよび蒸着:480〜500°CX1時間皿バ
ネ(1)の表面硬度:45〜48HRC(発明の効果) したがって本発明によれば次の利点がある。 ■表面硬度が高くて、1ti1摩耗性および滑り特性と
もに良好で、板間摩擦に対してフレツチングや摩耗粉が
発生「ず、耐久性に優れている特徴がある。 ■摩耗粉が発生しないので、摩耗粉による周囲の機構要
素の損傷事故をなくすことができる。 ■前記器バネを、前記した製造方法によって、バネ材の
焼戻しと同時にバネ材表面に窒化チタン層を蒸着形成し
て、所要のバネ特性と、表面が硬くて密着性に優れるも
のに同一工程で製造することができる。
第1図は本発明の皿バネを例示した縦断面図。
第2図および第3図は本発明の皿バネの製造工程を示す
図である。 図中、 (1)は皿バネ (1a)はバネ材 (3)は窒化チタン層
図である。 図中、 (1)は皿バネ (1a)はバネ材 (3)は窒化チタン層
Claims (2)
- (1)表面に窒化チタン層を蒸着形成してなる皿バネ。
- (2)焼入れ後の所望皿バネ形状のバネ材を真空室内に
おいて焼なまし温度下で焼なましすると同時にバネ材表
面に窒化チタン層を蒸着形成するようにしたことを特徴
とする皿バネの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4025888A JPH01215964A (ja) | 1988-02-22 | 1988-02-22 | 皿バネおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4025888A JPH01215964A (ja) | 1988-02-22 | 1988-02-22 | 皿バネおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01215964A true JPH01215964A (ja) | 1989-08-29 |
Family
ID=12575650
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4025888A Pending JPH01215964A (ja) | 1988-02-22 | 1988-02-22 | 皿バネおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01215964A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2427375B (en) * | 2003-05-22 | 2007-12-19 | Westwind Air Bearings Ltd | Rotary tool holder assemblies |
JP2008121903A (ja) * | 2001-06-14 | 2008-05-29 | Chuo Spring Co Ltd | 重ね皿ばね |
CN106119471A (zh) * | 2016-08-20 | 2016-11-16 | 山东雷帕得汽车技术股份有限公司 | 汽车钢板弹簧多段回火工艺 |
JP2020178424A (ja) * | 2019-04-16 | 2020-10-29 | 株式会社デンソー | 電気機器 |
-
1988
- 1988-02-22 JP JP4025888A patent/JPH01215964A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008121903A (ja) * | 2001-06-14 | 2008-05-29 | Chuo Spring Co Ltd | 重ね皿ばね |
GB2427375B (en) * | 2003-05-22 | 2007-12-19 | Westwind Air Bearings Ltd | Rotary tool holder assemblies |
CN106119471A (zh) * | 2016-08-20 | 2016-11-16 | 山东雷帕得汽车技术股份有限公司 | 汽车钢板弹簧多段回火工艺 |
JP2020178424A (ja) * | 2019-04-16 | 2020-10-29 | 株式会社デンソー | 電気機器 |
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