JPH01215885A - 鉄付活アルミン酸リチウム蛍光体の製造方法及び蛍光ランプ - Google Patents

鉄付活アルミン酸リチウム蛍光体の製造方法及び蛍光ランプ

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JPH01215885A
JPH01215885A JP4011688A JP4011688A JPH01215885A JP H01215885 A JPH01215885 A JP H01215885A JP 4011688 A JP4011688 A JP 4011688A JP 4011688 A JP4011688 A JP 4011688A JP H01215885 A JPH01215885 A JP H01215885A
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activated lithium
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Akira Taya
田屋 明
Keiji Hatakeyama
圭司 畠山
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は発光効率が高く、劣化が少ない鉄付活アルミン
酸リチウム蛍光体、その製造方法、及び全光束が高く、
かつ働程特性の優れた蛍光ランプに関する。
(従来の技術) 鉄付活アルミン酸リチウムは、254 nmの紫外線励
起により740 nm付近に発光ピーク波長を有する近
赤外発光蛍光体である。
この蛍光体は、例えば特公昭82−35439号公報に
記載されているように、光学的文字読取装置(以下、O
CRと記す)の光源用蛍光ランプに使用されている。
しかし、LiA文02:Fe3+蛍光体は水に対して易
溶であり、また大気中においては吸湿性が強いなど化学
的性質がやや不安定である。このため、この蛍光体を蛍
光ランプに適用した場合、光束の低下率が大きい、水銀
が吸着しやすい一′早期 〜に黒化が発生するなど問題
点が多く、一般の蛍光ランプに比べて働程特性がやや劣
っている。このような水銀の付着や黒化は、文字の読取
りエラーなどの原因にもなり、OCR光源用の蛍光ラン
プとしては好ましくない。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は上記問題点を解決するためになされたものであ
り、化学的安定性が改善された鉄付活アルミン酸リチウ
ム蛍光体、その製造方法及びこのような鉄付活アルミン
酸リチウム蛍光体を使用し、光束の低下率が少なく働程
特性に優れた蛍光ランプを提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するだめの手段と作用) 本発明の鉄付活アルミン酸リチウム蛍光体は、一般式 %式%() (ただし、aは0.001〜0.1グラム原子の3価の
Feイオン、bは0.5〜10.0重量%のAM、03
を示す) にて表わされることを特徴とするものである。
また、本発明の鉄付活アルミン酸リチウム蛍光体の製造
方法は、Li源、A文源及びFe源となる化合物をFe
a+が0.001〜0.1グラム原子となるように配合
し、大気中、800〜1200℃−t!’1〜5時間焼
成する第1次焼成工程と、得られた蛍光体に対し 0.
5〜10.0重量%のA l 203を添加し、大気中
、500〜1000℃で0.5〜3時間焼成する第2次
焼成工程とを具備したことを特徴とするものである。
また、本発明の蛍光ランプは、上記一般式にて表わされ
る鉄付活アルミン酸リチウム蛍光体をガラス管内壁に被
着したことを特徴するものである。
本発明の鉄付活アルミン酸リチウム蛍光体の構成元素の
作用及びその配合割合について以下に説明する。
Fea+の含有量は、蛍光体の発光効率と相関する。F
e3+の含有量を示す指数aを0.001〜0.1グラ
ム原子としたのは、aが0.001グラム原子未満では
充分な発光効率が得られず、一方aが0.1グラム原子
を超えると濃度消光が起り、また蛍光体が着色して発光
効率がむしろ低くなるためである。
A l 203は蛍光体の化学的安定性を高める作用を
有する。すなわち、A文203を配合することにより、
化学的安定性、特に水あるいは蛍光ランプ製造時に用い
られる例えば酢酸ブチルなどの有機溶剤に対する溶解度
を低くすることができる。本発明の蛍光体ではA −1
203が配合されていることが最大の特徴である。An
、03の含有量を示す指数すを0.5〜10.0重量%
としたのは、bが0.5重量%未満では蛍光体の水や有
機溶剤に対する溶解度を抑制する効果が少なく、一方1
0.0重量%を超えると蛍光体の発光効率の低下を招く
ためである。より好ましいbの範囲は1.0〜5.0重
量%である。
本発明の鉄付活アルミン酸リチウム蛍光体は、以下のよ
うにして製造される。すなわ元、Li源、A!;L源及
びFe源となる、酸化物、炭酸塩、塩化物などの化合物
を所定量秤量した後、乾式又は湿式で充分に混合する。
次に、得られた混合物をアルミナ又は石英製の容器に収
容し、大気中、800〜1200℃で1〜5時間の第1
次焼成を行う。
更に、得られた焼成物を冷却・粉砕・篩別・洗浄・ろ過
・乾燥・篩別することにより、鉄付活アルミン酸リチウ
ム蛍光体を得る。次いで、得られた蛍光体に対し 0.
5〜10.0重量%のA文2o3を添加し、大気中、5
00〜1000°Cで0.5〜3時間の第2次焼成を行
うことにより、本発明に係る鉄付活アルミン酸リチウム
蛍光体を得ることができる。
このような方法により得られた鉄付活アルミン酸リチウ
ム蛍光体は、特に水や有機溶剤に対する溶解度が低くな
る。
なお、A文203を第1次焼成時に配合した場合(すな
わち、Liに対してAxが過剰になるように調整して第
1次焼成を行い、第2次焼成は行わない場合)、水や有
機溶剤に対する溶解度を低下させる効果はほとんどなく
、むしろ蛍光体粒子の結晶成長を妨げ、発光効率が低下
するなど逆効果を招く。
本発明に係る蛍光ランプは、上記のようにして調製され
たL iA I O2: F e ” + A l 2
03蛍光体を用い、通常の方法に従ってガラス管の内壁
に被着させることによって容易に製造することができる
このような蛍光ランプは、蛍光体の化学的安定性が高い
ため、光束維持率が高く、水銀の吸着や早期の黒化の発
生がないなど働程特性を大幅に改善することができる。
(実施例) 以下、本発明の詳細な説明する。
実施例1〜9及び比較例1.2 まず、第1表に示す組成となるように原料粉末を秤量し
、湿式混合した。得られた混合粉末を篩別してアルミナ
ルツボに収容し、大気中、1000℃で3時間の第1次
焼成を行った。得られた焼成物を冷却・粉砕・篩別・洗
浄・ろ過・乾燥・篩別することにより、鉄付活アルミン
酸リチウム蛍光体を得た。
次に、得られた蛍光体に対して、第1表に示すように所
定量のAM203を配合し、乾式混合した。得られた混
合粉末を篩別して石英ルツボに収容し、大気中、800
°Oで1時間の第2次焼成を行い、本発明に係る鉄付活
アルミン酸リチウム蛍光体(実施例1〜9)を得た。
これらと比較するために、上述した工程において第1次
焼成時にAn 203を配合した(第2次焼成は行って
いない)鉄付活アルミン酸リチウム蛍光体(比較例1)
、及び過剰のAu 、 03を配合していない鉄付活ア
ルミン酸リチウム蛍光体(比較例2)を調製した。
これらの試料について、発光ピークの相対強度、並びに
水及び酢酸ブチルに対する溶解度を測定した。ここで、
発光ピークの相対強度は、各試料の発光スペクトルを測
定し、比較例2の蛍光体を標準試料としてその発光ピー
ク高さを100とし、これに対する各試料の発光ピーク
高さを数値化したものである。水及び酢酸ブチルに対す
る溶解度は、各蛍光体試料2gを50m1の水又は酢酸
ブチルに投入して2時間攪拌した後、Liの溶出量を宏
量分析したものである。これらの結果を第1表に併記す
る。また、実施例3の蛍光体の254 nmの紫外線励
起による分光エネルキー分布図を示す。
更に、実施例1〜9及び比較例1.2の蛍光体を用い、
通常の方法によりFL20S (20W)型の蛍光ラン
プを製造した。これらの蛍光ランプの働程特性を調べる
ために、0時間、100時間点灯後、500時間点灯後
、1000時間点灯後に、全光束を測定し、Hgの吸着
と黒化の程度を評価した。
なお、Hgの吸着と黒化の程度は、Hgの吸着と黒化の
ない0時間のものを10点とし、蛍光ランプを所定時間
点灯した後消灯して実用的な見地から10段階で点数を
つけたものである。lO段階評価のおおまかな基準を以
下に示す。
10〜9点・・・問題なし ”9”−’7点・・・使用できないレベルではない6〜
5点・・・使用できるが、トラブルが発生する可能性が
大きい。
5点未満・・・使用不可 また、実施例3の蛍光ランプの分光エネルギー分布を第
2図に、実施例7及び比較例2の蛍光ランプについて働
程中(0〜1000時間)の光束維持率を第3図にそれ
ぞれ示す。
第1表から明らかなように、発光ピークの相対強度につ
いては、実施例2〜9の蛍光体は比較例1及び2の蛍光
体の場合よりも高いが、実施例1の蛍光体の場合のみ比
較例1及び2に対してわずかに低くなっている。これは
実施例1の蛍光体はFeの配合量が少ないためであると
考えられる。
一方、水及び酢酸ブチルに対する溶解度については、実
施例1〜9の蛍光体は比較例1及び2の蛍光体より大幅
に低く、比較例1も比較例2よりはかなり低くなってい
るがその程度は実施例1〜9よりも小さい。このことか
ら、Al2O2を第2次焼成時に配合した実施例1〜9
の蛍光体は゛、AM、03を第1次焼成時に配合した比
較例1の蛍光体よりも、水及び有機溶剤に対して安定で
あることがわかる。
また、第1表及び第3図から明らかなように、本発明の
蛍光ランプは長期にわたって全光束の低下が少なく、H
gの吸着や黒化も改善できることがわかる。
[発明の効果コ 以上詳述したように本発明によれば、化学的安定性が改
善された鉄付活アルミン酸リチウム蛍光体及びこのよう
な鉄付活アルミン酸リチウム蛍光体を使用し、光束の低
下率が少なく働程特性に優れた蛍光ランプを提供するこ
とができ、例えばOCR光源用として最適であるなどそ
の工業的価値は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例3における鉄付活アルミン酸リ
チウム・蛍光体の254 nmの紫外線励起による分光
エネルギー分布図、第2図は本発明の実施例3におけや
蛍光ランプの分光エネルギー分布図、第3図は本発明の
実施例7及び比較例2の蛍光ランプの働程中の光束゛紐
持率を示す特性図である。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 卵鍜冶・炊−1暴− 慎、鞍 ハ専一とW− o             500 、ゼ、灯暗商 第3 (Hr) 図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 一般式  LiAlO_2:Fe^3^+(a),Al_2_O
    _3(b)(ただし、aは0.001〜0.1グラム原
    子の3価のFeイオン、bは0.5〜10.0重量%の
    Al_2O_3を示す) にて表わされることを特徴とする鉄付活アルミン酸リチ
    ウム蛍光体。
  2. (2) Li源,Al源及びFe源となる化合物をFe
    ^3^+が0.001〜0.1グラム原子となるように
    配合し、大気中、800〜1200℃で1〜5時間焼成
    する第1次焼成工程と、得られた蛍光体に対し0.5〜
    10.0重量%のAl_2O_3を添加し、大気中、5
    00〜1000℃で0.5〜3時間焼成する第2次焼成
    工程とを具備したことを特徴とする鉄付活アルミン酸リ
    チウム蛍光体の製造方法。
  3. (3) 請求項(1)記載の鉄付活アルミン酸リチウム
    蛍光体をガラス管内壁に被着したことを特徴とする蛍光
    ランプ。
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