JPH0121571Y2 - - Google Patents

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JPH0121571Y2
JPH0121571Y2 JP1983168373U JP16837383U JPH0121571Y2 JP H0121571 Y2 JPH0121571 Y2 JP H0121571Y2 JP 1983168373 U JP1983168373 U JP 1983168373U JP 16837383 U JP16837383 U JP 16837383U JP H0121571 Y2 JPH0121571 Y2 JP H0121571Y2
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tube
glass
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glass tube
capillary tube
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JP1983168373U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はガスレーザ管に関するものである。
ガスレーザ管は、レーザ媒質として気体を用い
てレーザ発振を行なうものであり、レーザ管の内
部にはレーザ発振路を形成する毛細管が配置さ
れ、この毛細管内で気体を放電せしめてレーザ発
振が行なわれる。このレーザ発振を規定のモード
で安定に行なうためには、毛細管の管軸が共振器
を構成する一対の反射鏡の光軸と一致しているこ
とが必要である。
従来のガスレーザ管の一例を第1図に示す。こ
の例においては、ガラス管1の両端縁11A,1
1Bにこれらを塞ぐようにそれぞれ金属製端板2
A,2Bが封着されて封体3が構成されている。
ガラス管1内には当該ガラス管1に沿つて伸びる
ガラス製毛細管6の配置され、この毛細管6の一
端61はガラス製連結部7によりガラス管1の一
方の端縁11Aに一体的に接続され、これにより
毛細管6の一端61側が保持されている。4A,
4Bは反射鏡支持筒であり、この反射鏡支持筒4
A,4Bはそれぞれ金属製端板2A,2Bより外
方に突出して伸びるようにその基端41A,41
Bがそれぞれ金属製端板2A,2Bに貫通した状
態で気密に接続されており、この反射鏡支持筒4
A,4Bの端部にはそれぞれ反射鏡5A,5Bが
互に対向しその光軸Pが毛細管6の管軸C2と一
致するよう固定して設けられている。8はカソー
ドを構成する金属筒であり、この金属筒8は毛細
管6の他端62側を包囲するようガラス管1内に
固定されている。20はブリユースター窓であ
る。
前記毛細管6の他端62側は保持具9により保
持されている。この保持具9は、一端に複数の屈
曲した保持用細足91(第1図では2本のみを示
し他は図示を省略してある。)を有し、他端に複
数の係止用細足92(第1図では2本のみを示し
他は図示を省略してある。)を有し、中央部に外
側に膨出する突縁93を有するいわば筒状の弾性
体90により構成され、保持用細足91が毛細管
6の他端62の外周壁に押圧接触し、突縁93が
ガラス管1の内壁に接触して圧接され、係止用細
足92がカソードを構成する金属筒8の側壁に設
けた保持穴81に係止され、この係止により弾性
体90が移動しないように保持され、この弾性体
90の保持用細足91の弾性的な挟圧力により毛
細管6の他端62が保持されている。
しかしながら、このような従来の保持具9によ
れば、弾性体90の係止用細足92をカソードを
構成する金属筒8の保持穴81に固定するように
しているため、当該金属筒8に保持穴81を設け
る加工工程が必要とされそれぞれ製造に手間を要
する問題点を有している。しかも弾性体90は、
バネ性を持たせるために厚さは比較的薄くされる
うえ毛細管6の外壁からガラス管1の内壁に接触
して金属筒8の保持穴81に至る比較的軸方向に
長いものとなるため、毛細管6の他端62を挟圧
保持する力が弱く充分な耐振性及び耐衝撃性が得
られない問題点を有してある。
本考案は以上の如き事情に基いてなされたもの
であつて、カソードを構成する金属筒の加工を必
要としない簡単な構造の保持具により、毛細管を
充分な耐振性及び耐衝撃性をもつて確実に保持す
ることのできるガスレーザ管を提供することを目
的とし、その特徴とするところは、ガラス管と、
このガラス管の内部に配置され、一端が前記ガラ
ス管の一端縁に接続されたレーザ発振路を形成す
るガラス製毛細管と、このガラス製毛細管を保持
固定する保持具と、前記ガラス管の他端側の内部
に配置されたカソードを形成する金属筒とを有し
て成り、前記保持具は、中央部に前記ガラス製毛
細管の外周壁に弾性的に圧接される複数の内部弾
性舌片を有し、かつ周縁部に前記ガラス管の内周
壁に先端が弾性的に圧接される複数の外部弾性舌
片を有し、前記ガラス管内にその管軸とほぼ直角
に配置された弾性保持板を具えて成り、前記弾性
保持板の外部弾性舌片は、順次のものにおける先
端が交互に角型と丸型に形成され、かつ丸型のも
のがガラス管の一端側に伸び、角型のものがガラ
ス管の他端側に伸びるよう、交互に反対側に屈曲
されており、前記弾性保持板から前記ガラス管の
他端側に伸び出るガラス製毛細管の遊端状の先端
が、前記金属筒内に位置されている点にある。
以下図面により本考案の一実施例を説明する。
第2図は本考案の一実施例を示す説明図であつ
て、第1図と同一符号を付して示したものは同一
のものを表わしその説明は同一であるので省略す
る。10は毛細管6の他端62を保持固定する保
持具であつて、この保持具10はガラス管1内に
その管軸C1とほぼ直角に配置された、大略円板
状の例えばインコネル製の弾性保持板100より
成り、この弾性保持板100の中央部には、挿通
孔101及びこの挿通孔101の周囲に沿つて位
置され、同一側に屈曲された複数の内部弾性舌片
102(第2図では2本のみを示し他は図示を省
略してある。)が設けられており、この挿通孔1
01内に毛細管6の他端62が挿通され、かつ内
部弾性舌片102の各々が毛細管6の他端62の
外周壁に弾性的に押圧力を作用せしめながら当該
外周壁に摩擦接触している。弾性保持板100の
周縁部には、当該周縁部に沿つて位置され、交互
に反対側に屈曲された複数の外部弾性舌片103
(第2図では4本のみを示し他は図示を省略して
ある。)が設けられており、この外部弾性舌片1
03の各々がガラス管1の内周壁に弾性的に摩擦
接触して圧接されている。そして、前記毛細管6
の遊端とされている他端側の先端は、弾性保持板
100より伸び出して、ガラス管1の他端側の内
部に配置されたカソードを形成する金属筒8内に
位置されている。
上記弾性保持板100は例えば次のようにして
製作及び取付けを行なうことが好ましい。即ち一
枚の金属板をエツチングにより、第3図に示すよ
うに、中央部に中央開口104、この中央開口1
04の周囲に互に離間して中心に伸びる複数の内
部弾性舌片102、周縁部において互い離間して
半径方向外方に伸びその先端を交互に角型と丸型
にした複数の外部弾性舌片103を形成する。次
に外部弾性舌片103のうち先端が丸型のものを
例えば第3図において紙面の上方側に屈曲せし
め、残りの先端が角型のものを前記丸型のものと
は反対側に屈曲せしめる。このとき屈曲せしめる
程度は、屈曲せしめたときの外径がガラス管1の
内径よりもやや大きくなるようにする。そして内
部弾性舌片102を角型の外部弾性舌片103の
屈曲方向と同一側に屈曲せしめて、これにより形
成される中央の挿通孔101の外径が毛細管6の
他端62の外径よりもやや小さくなるようにす
る。このようにして得られた弾性保持板100
の、丸型の外部弾性舌片103が屈曲している側
の面を毛細管6の他端62に対向させた状態で、
ガラス管1の内周壁と外部弾性舌片103との接
触摩擦力及び毛細管6の外周壁と内部弾性舌片1
01との接触摩擦力に抗して、当該弾性保持板1
00をその中央の挿通孔101内に毛細管6の他
端62が位置するようガラス管1内に押入して取
付ける。
このような手段によれば、弾性保持板100を
エツチングにより製作するため、当該製作が極め
て簡単であり、しかも弾性保持板100を取付け
るときには、ガラス管1内への押入方向に屈曲し
ている外部弾性舌片103の先端が丸型であり、
従つてそのガラス管1の内面に対する接触点が
各々1ケ所であると共に、ガラス管1の内面に対
する接触点が各々2カ所である先端が角型の外部
弾性舌片103及び内部弾性舌片102は何れも
押入方向とは逆方向に屈曲しているため、押入時
の摩擦抵抗が小さくなり押入を容易に行なうこと
ができる。
以上の実施例によれば、弾性保持板100は、
後述するように外部弾性舌片103がガラス管1
の内周壁に弾性的に圧接されることにより充分な
力でガラス管1内に保持されるため、弾性保持板
100をカソードを構成する金属筒8に保持せし
めることが不要となり、従つて金属筒8には保持
穴81を設けることが不要となり、この結果金属
筒8の加工工数が減つて製造に要する手間が少な
くなり製造上のメリツトが大きい。
そして弾性保持板100はガラス管1内でその
管軸とほぼ直角に配置されているため、弾性保持
板100は当該弾性保持板100の剛性によりガ
ラス管1の内周壁に充分な力で圧接保持され、し
かも毛細管6の他端62の外周壁にはその周囲か
ら当該外周壁にほぼ直角方向に内部弾性舌片10
2により押圧力が作用されて当該毛細管6がいわ
ば挟圧保持されるので、結局毛細管6の偏位を確
実に防止することができ耐振性、耐衝撃性が格段
に優れたものとなる。
そして外部弾性舌片103は、隣接するものが
互に逆方向に屈曲されたガラス管1の内周壁に弾
性的に押圧接触しているため、ガラス管1の長さ
方向に対する接触摩擦力が大きく、従つて弾性保
持板100は位置がずれたり傾いたりすることな
くガラス管1内に安定した姿勢で保持される。
また、前記弾性保持板100から前記ガラス管
1の他端側に伸び出るガラス製毛細管6の遊端状
の先端が、カソードを形成する金属筒8内に位置
されていることにより、当該毛細管6を介して安
定な放電が円滑に生ずる利点がある。
以上一実施例について説明したが、第2図に示
したように、弾性保持板100の平坦な一面にド
ーナツ状の例えばステンレス製の補強板110を
スポツト溶接などにより接合して付加した構成と
すれば、保持具10の強度が著しく増加するの
で、耐振性、耐衝撃性が更に優れたものとなる。
以上のように本考案は、ガラス管と、このガラ
ス管の内部に配置された、レーザ発振路を形成す
るガラス製毛細管と、このガラス製毛細管を保持
固定する保持具とを有して成り、前記保持具は、
中央部に前記ガラス製毛細管の外周壁に弾性的に
圧接される複数の内部弾性舌片を有し、かつ周縁
部に前記ガラス管の内周壁に弾性的に圧接され
る、交互に反対側へ屈曲された複数の外部弾性舌
片を有し、前記ガラス管内にその管軸とほぼ直角
に配置された弾性保持板を具えて成ることを特徴
とするガスレーザ管であるから、カソードを構成
する金属筒の加工を必要としない簡単な構造の保
持具により、毛細管を充分な耐振性及び耐衝撃性
をもつて確実に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のガスレーザ管の一例を示す説明
用断面図、第2図は本考案の一実施例を示す説明
用断面図、第3図は弾性保持板の展開図である。 1……ガラス管、2A,2B……金属製端板、
3……封体、4A,4B……反射鏡支持筒、5
A,5B……反射鏡、6……毛細管、7……連結
部、8……カソード、9……保持具、91……保
持用細足、92……係止用細足、93……突縁、
90……弾性体、81……保持穴、10……保持
具、100……弾性保持板、101……挿通孔、
102……内部弾性舌片、103……外部弾性舌
片、104……中央開口、110……補強板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ガラス管と、このガラス管の内部に配置され、
    一端が前記ガラス管の一端縁に接続されたレーザ
    発振路を形成するガラス製毛細管と、このガラス
    製毛細管を保持固定する保持具と、前記ガラス管
    の他端側の内部に配置されたカソードを形成する
    金属筒とを有して成り、 前記保持具は、中央部に前記ガラス製毛細管の
    外周壁に弾性的に圧接される複数の内部弾性舌片
    を有し、かつ周縁部に前記ガラス管の内周壁に先
    端が弾性的に圧接される複数の外部弾性舌片を有
    し、前記ガラス管内にその管軸とほぼ直角に配置
    された弾性保持板を具えて成り、 前記弾性保持板の外部弾性舌片は、順次のもの
    における先端が交互に角型と丸型に形成され、か
    つ丸型のものがガラス管の一端側に伸び、角型の
    ものがガラス管の他端側に伸びるよう、交互に反
    対側に屈曲されており、 前記弾性保持板から前記ガラス管の他端側に伸
    び出るガラス製毛細管の遊端状の先端が、前記金
    属筒内に位置されていることを特徴とするガスレ
    ーザ管。
JP16837383U 1983-11-01 1983-11-01 ガスレ−ザ管 Granted JPS6078152U (ja)

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JP16837383U JPS6078152U (ja) 1983-11-01 1983-11-01 ガスレ−ザ管

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JP16837383U JPS6078152U (ja) 1983-11-01 1983-11-01 ガスレ−ザ管

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JPS6078152U JPS6078152U (ja) 1985-05-31
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JP16837383U Granted JPS6078152U (ja) 1983-11-01 1983-11-01 ガスレ−ザ管

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6130306Y2 (ja) * 1980-01-17 1986-09-05

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JPS6078152U (ja) 1985-05-31

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