JPH0121540Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0121540Y2 JPH0121540Y2 JP5488380U JP5488380U JPH0121540Y2 JP H0121540 Y2 JPH0121540 Y2 JP H0121540Y2 JP 5488380 U JP5488380 U JP 5488380U JP 5488380 U JP5488380 U JP 5488380U JP H0121540 Y2 JPH0121540 Y2 JP H0121540Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- resin
- casting
- sheet metal
- coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Insulating Of Coils (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は電力機器用樹脂注型コイルを製造する
際の内金型構造に関するものである。
際の内金型構造に関するものである。
従来、第１図に示す如く電力機器用樹脂注型コ
イル１を製造する際は、第２図に示す如く金型内
に電磁素コイルを配置し、注型用樹脂を注入硬化
させ注型コイルを得ているが、この際外型２とし
ては細分化された割金型又は傾斜をつけた金型が
用いられ、容易に取りはずしが行えるのに対し、
内金型３は、第３図ａに示す如く上部方向を大き
くし傾斜をつけたテーパー付き金型、あるいは第
３図ｂに示す如く細分化できる分割金型等が用い
られている。しかし前者は出来上り注型コイルの
上下内寸法に差が生じるとともにかなりの傾斜を
つけないと離型し難い欠点があり、無理に離型を
するとコイル角部にクラツク等の損傷を生じさせ
たりする。後者は分割された面仕上げを精密に仕
上げ、組み合わせ面を一様にしなければ、細分化
された金型がはずしにくい為、非常に精密加され
たブロツクとなり金型費用が多大になるとともに
金型の取り扱いが行い難い欠点を有していた。
イル１を製造する際は、第２図に示す如く金型内
に電磁素コイルを配置し、注型用樹脂を注入硬化
させ注型コイルを得ているが、この際外型２とし
ては細分化された割金型又は傾斜をつけた金型が
用いられ、容易に取りはずしが行えるのに対し、
内金型３は、第３図ａに示す如く上部方向を大き
くし傾斜をつけたテーパー付き金型、あるいは第
３図ｂに示す如く細分化できる分割金型等が用い
られている。しかし前者は出来上り注型コイルの
上下内寸法に差が生じるとともにかなりの傾斜を
つけないと離型し難い欠点があり、無理に離型を
するとコイル角部にクラツク等の損傷を生じさせ
たりする。後者は分割された面仕上げを精密に仕
上げ、組み合わせ面を一様にしなければ、細分化
された金型がはずしにくい為、非常に精密加され
たブロツクとなり金型費用が多大になるとともに
金型の取り扱いが行い難い欠点を有していた。
本考案は上記従来の欠点を解消し、安価で取り
扱いが簡単な内金型を提供するものである。以下
本考案の実施例を第４図、第５図を参照して説明
する。図において、１１は外金型、１２は筒状ま
たは容器となつた断面が四角形の板金金型、１
３，１３′は厚みｔが一定でその断面辺長を異な
らせた２種類の分割金型で、分割金型１３の断面
辺長は注型物の一辺内寸ａに対応する寸法にし、
分割金型１３′の断面辺長は注型物の他辺の内寸
法ｂから板厚ｔを除いたｂ−ｔ寸法に構成してあ
り、板金金型１２の外周の２辺に分割金型１３，
１３′をＬ字形に沿わせて内金型を構成する。な
お、板金金型１２の外径寸法は一辺がａ−ｔ、他
辺がｂ−ｔの寸法となるよう構成している。また
分割金型１３，１３′は注型樹脂に対し離型性の
ある高分子材料にて構成してあり、ここで用いる
高分子材料は注型樹脂との熱膨張率の差が10×
10-6／℃〜50×10-6／℃の範囲にある必要があ
る。該実施例では注型樹脂として30×10-6／℃の
エポキシ樹脂（充填剤混入）を用いた場合、その
差が10×10-6／℃の時は樹脂硬化温度160℃から
常温（20℃）になる時点においてａ寸法ｂ寸法を
それぞれ15cm、30cmとした時、熱膨張係数の差に
より高分子材料がａ，ｂ方向にそれぞれ0.2mm，
0.4mm多く収縮し、容易に分割金型１３，１３′を
取り外しができるとともに、0.2mm，0.4mmの収縮
により離型に際し、コイル角部に無理な力を加え
ることなく、クラツク等の損傷を生じることがな
く、板金金型１２の取り外しができる。勿論、板
金金型１２にも離型処理を行う事により繰り返し
利用ができるが、10×10-6／℃以下になると高分
子材料の収縮が小さくなり、取り外しが難しくな
る。このため、テーパーを付けなければならなく
なり、本考案の効果がなくなつてしまう。又、50
×10-6／℃以上になると収縮、膨張の度合が大き
く、金型としての役割が果せない。
扱いが簡単な内金型を提供するものである。以下
本考案の実施例を第４図、第５図を参照して説明
する。図において、１１は外金型、１２は筒状ま
たは容器となつた断面が四角形の板金金型、１
３，１３′は厚みｔが一定でその断面辺長を異な
らせた２種類の分割金型で、分割金型１３の断面
辺長は注型物の一辺内寸ａに対応する寸法にし、
分割金型１３′の断面辺長は注型物の他辺の内寸
法ｂから板厚ｔを除いたｂ−ｔ寸法に構成してあ
り、板金金型１２の外周の２辺に分割金型１３，
１３′をＬ字形に沿わせて内金型を構成する。な
お、板金金型１２の外径寸法は一辺がａ−ｔ、他
辺がｂ−ｔの寸法となるよう構成している。また
分割金型１３，１３′は注型樹脂に対し離型性の
ある高分子材料にて構成してあり、ここで用いる
高分子材料は注型樹脂との熱膨張率の差が10×
10-6／℃〜50×10-6／℃の範囲にある必要があ
る。該実施例では注型樹脂として30×10-6／℃の
エポキシ樹脂（充填剤混入）を用いた場合、その
差が10×10-6／℃の時は樹脂硬化温度160℃から
常温（20℃）になる時点においてａ寸法ｂ寸法を
それぞれ15cm、30cmとした時、熱膨張係数の差に
より高分子材料がａ，ｂ方向にそれぞれ0.2mm，
0.4mm多く収縮し、容易に分割金型１３，１３′を
取り外しができるとともに、0.2mm，0.4mmの収縮
により離型に際し、コイル角部に無理な力を加え
ることなく、クラツク等の損傷を生じることがな
く、板金金型１２の取り外しができる。勿論、板
金金型１２にも離型処理を行う事により繰り返し
利用ができるが、10×10-6／℃以下になると高分
子材料の収縮が小さくなり、取り外しが難しくな
る。このため、テーパーを付けなければならなく
なり、本考案の効果がなくなつてしまう。又、50
×10-6／℃以上になると収縮、膨張の度合が大き
く、金型としての役割が果せない。
本考案に適用できる高分子材料としては、注型
樹脂に影響を受けるが、ポリテトラフルオルエチ
レン、シリコーン等が耐熱性を有するし優れてい
る。低温使用の場合はポリエチレン等も可能であ
る。
樹脂に影響を受けるが、ポリテトラフルオルエチ
レン、シリコーン等が耐熱性を有するし優れてい
る。低温使用の場合はポリエチレン等も可能であ
る。
以上のように、本来、注型用金型、特にコイル
内面を規制する内型は寸法精度を要するため、極
めて精密加工された型が用いられていたが、本考
案によれば、金型は内寸法を正確に規制するもの
として、くり返し利用することができ、簡易にて
安価に構成された金属板を折り曲げ加工した板金
型を用い、さらに型の抜き取り性を向上させるた
めに、薄い板材としての高分子材料を用いた樹脂
注型コイルの内型構造であり、従来に比較し、簡
易、安価にて金型としてテーパー（上下方向での
傾斜）を用いることなく、取り扱いが簡単な利点
を有する。
内面を規制する内型は寸法精度を要するため、極
めて精密加工された型が用いられていたが、本考
案によれば、金型は内寸法を正確に規制するもの
として、くり返し利用することができ、簡易にて
安価に構成された金属板を折り曲げ加工した板金
型を用い、さらに型の抜き取り性を向上させるた
めに、薄い板材としての高分子材料を用いた樹脂
注型コイルの内型構造であり、従来に比較し、簡
易、安価にて金型としてテーパー（上下方向での
傾斜）を用いることなく、取り扱いが簡単な利点
を有する。
第１図は注型コイルの斜視図、第２図は従来の
注型コイルの金型構造を示す斜視図、第３図ａ，
ｂは同金型における内金型の斜視図、第４図は本
考案の実施例にかかる金型の斜視図、第５図は同
金型の平面図である。 １２……板金金型、１３，１３′……分割金型。
注型コイルの金型構造を示す斜視図、第３図ａ，
ｂは同金型における内金型の斜視図、第４図は本
考案の実施例にかかる金型の斜視図、第５図は同
金型の平面図である。 １２……板金金型、１３，１３′……分割金型。
Claims (1)
- 横幅ａ、縦幅ｂの四角形の中空部を有する樹脂
注型コイルの内寸法を規制する内金型において、
注型樹脂に対し離型性を有し、夫々の厚みがｔ
で、断面辺長がａとｂ−ｔの２種類の形状であ
り、かつ注型樹脂との熱膨張係数差範囲が10×
10-6〜50×10-6／℃の高分子材料と断面外径寸法
がａ−ｔおよびｂ−ｔの四角形の板金金型とを備
え、この板金金型の外周２辺に前記高分子材料を
Ｌ字形に沿わせて内金型を構成してなる樹脂注型
コイルの金型構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5488380U JPH0121540Y2 (ja) | 1980-04-22 | 1980-04-22 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5488380U JPH0121540Y2 (ja) | 1980-04-22 | 1980-04-22 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56156615U JPS56156615U (ja) | 1981-11-21 |
| JPH0121540Y2 true JPH0121540Y2 (ja) | 1989-06-27 |
Family
ID=29649580
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5488380U Expired JPH0121540Y2 (ja) | 1980-04-22 | 1980-04-22 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0121540Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110739149A (zh) * | 2019-10-28 | 2020-01-31 | 江苏靖江互感器股份有限公司 | 一种骨架线圈的环氧树脂浇注工装及浇注工艺 |
-
1980
- 1980-04-22 JP JP5488380U patent/JPH0121540Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110739149A (zh) * | 2019-10-28 | 2020-01-31 | 江苏靖江互感器股份有限公司 | 一种骨架线圈的环氧树脂浇注工装及浇注工艺 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56156615U (ja) | 1981-11-21 |
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