JPH0121282Y2 - - Google Patents

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JPH0121282Y2
JPH0121282Y2 JP1984121840U JP12184084U JPH0121282Y2 JP H0121282 Y2 JPH0121282 Y2 JP H0121282Y2 JP 1984121840 U JP1984121840 U JP 1984121840U JP 12184084 U JP12184084 U JP 12184084U JP H0121282 Y2 JPH0121282 Y2 JP H0121282Y2
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JP
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cores
image guide
image
outer diameter
core
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JP1984121840U
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の背景と目的] 本考案は、イメージガイドの改良に関するもの
である。
第3図は、従来の素線融着一体型のリジツト型
イメージガイドの断面図である。図において、1
は同径のイメージガイドコア、3は複数のイメー
ジガイドコア1の外周に配設された石英サポー
ト、7はコア1の相互間に存在するクラツドであ
る。第3図のイメージガイドにおいては、イメー
ジガイドコア1の外径および隣接するイメージガ
イドコア1間の距離即ちクラツドの厚さをほぼ均
一にしてあるため、コア配列はほぼ整列配列とな
つている。このため、イメージガイドをテレビジ
ヨン(TV)カメラに接続し画像をモニターした
とき、イメージガイドコア1の配列が整列なため
TVモニター上に干渉縞(モアレ縞)が発生し正
常な画像が得られなくなるという問題があつた。
そこで、TVモニター上にモアレ縞を発生させ
ないようにするため、第4図に示すように、外径
差が5%以上の異径イメージガイドコア2を2種
類以上不規則に配列したイメージガイドが提案さ
れている(特開昭59−28103号公報)。なお、3は
石英サポート、7はクラツドである。しかし、こ
のようなイメージガイドでは、原子力等の放射線
環境下での使用に支障をきたすことが判明してい
る。
第5図は横軸にコア外径をとり縦軸にγ線照射
下の光損失増加量をとつてそれらの関係を示した
特性図であり、第5図から明らかなようにコア外
径が小さい程、伝送損失は増加している。このた
め、外径差が5%以上の異径コアを2種類以上不
規則に配列したイメージガイドでは、被爆したと
き、外径が最も小さいコアと外径が最も大きいコ
アとの光量差が著しく大きく、画像の明るさにム
ラが生じて良好な画像が得られないという問題が
あつた。
本考案は、上記の状況に鑑みなされたものであ
り、モアレ縞の発生を防止でき、かつ、放射線被
爆時でも良好な画像伝送ができるイメージガイド
を提供することを目的としたものである。
[考案の概要] 本考案の要旨は、複数のコアとクラツドからな
るイメージガイドにおいて、コアの外径を平均値
±5%以内の同一径としかつ隣接する上記コア相
互間のクラツドの厚さが上記コアの外径平均値の
40〜100%の範囲で不均一になるように上記コア
を不規則に配列したことにある。
上記のように、コア径が平均値5%以内の同径
であり、かつ、隣接するイメージガイドコア相互
間距離即ちクラツドの厚さが不均一になるように
コアが不規則に配列されているので、外径差が5
%以上の異径コアを2種類以上不規則に配列した
イメージガイドと同様にモニター時のモアレ縞の
発生を防止でき、また、放射線被爆時の各コアの
光伝送損失がほぼ均一であるため、画像の明さに
ムラが生ずることがなく良好な画像を得ることが
できる。
[実施例] 以下本考案のイメージガイドの実施例を、図面
により説明する。
第1図は本考案の一実施例であるイメージガイ
ドの断面図である。本実施例のイメージガイド5
は、複数本のイメージガイドコア1と、このコア
1の相互間に設けられたクラツド7と、これらの
外周に設けられた石英サポート3から構成されて
おり、イメージガイドコア1はその外径が平均値
±5%以内の同一径であり、かつ隣接するイメー
ジガイドコア1相互間の距離即ちクラツド7の厚
さがコア1の外径の40〜100%の範囲内で不均一
になつており、そのためコア1は不規則に配列さ
れている。
次に、上記実施例のイメージガイド5の製造方
法について説明する。先ず、第6図に示すような
コア11とクラツド17からなるイメージガイド
コア用母材10として、クラツド17の外径2b
とコア11の外径2aとの比b/aが、それぞれ
1.4,1.5,1.6,1.7及び1.8である5種類のステツ
プインデツクス型光フアイバ母材を製造する。そ
して、それぞれのコア外径が同一となるように母
材を例えば各1000mずつ線引し、第7図に示すよ
うな、外径がそれぞれほぼ同一のコア110と外
径がそれぞれ異なるクラツド170からなる光フ
アイバ素線100を作成する。なお、第5図に示
した結果から、コア径変動が±5%を越えるとコ
ア径の変動による光損失が大きくなるため、線引
時の外径変動量は±5%以内となるようにする。
このようにして線引した5種類の各1000mの光
フアイバ素線100を全て例えば0.2mに切断し
た後混合し、25000本のイメージガイド素線とす
る。このイメージガイド素線100を第7図に示
すように石英サポート3の中に挿入してイメージ
ガイド母材4を構成し、このイメージガイド母材
4を第2図に示すように電気炉6で加熱すると同
時に線引して各クラツド170同士を融着一体化
させ、例えばコア外径が約10μmのイメージガイ
ド5を製造する。
上記の如くして得られたイメージガイド5のコ
ア配列を調べたところ、第1図に示すようにイメ
ージガイドコア1のそれぞれの配列は不規則であ
ることが確認された。また、画像を伝送しTVモ
ニター上に像を写し出したところ、モアレ縞の無
い鮮明な画像であつた。さらに、同様に画像をテ
レビモニターしながら、γ線を照射したところ、
被爆量の増加にともない光量は徐々に低下した
が、画質は全面均一で、部分的に暗くなるような
ムラは見られなかつた。
次に、隣接するコア相互間の距離即ちクラツド
の厚さの最適値を求めるため、隣接コア間の距離
がそれぞれコア外径比で、20%,40%,60%,80
%,100%,120%である6種類の第3図に示すよ
うな整列コア配列イメージガイドを製造した。製
造した6本のイメージガイドで伝送した画像を比
較したところ、20%のものでは、イメージガイド
コア1相互間の距離が近すぎるため、イメージガ
イドコア1間で漏光があり良好なコントラストが
得られなかつた。また、120%のものではイメー
ジガイドコア1相互間の隙間があきすぎるため、
漏光ははいものの画像の分解能が低下し、1本の
線を撮像した場合でもTVモニター上では断続的
な点となつてしまうことがわかつた。
従つて、イメージガイドコア相互間の距離即ち
クラツドの厚さは、コア外径に対して40〜100%
が適当である。
実施例 1 コア外径を200μm(変動量約±5%)とし、
クラツド外径をそれぞれ280μm,320μm,360μ
m,400μmとした4種類の光フアイバ素線をそ
れぞれ5000本ずつ準備し、これらを混合した
20000本の素線を石英サポートに挿入して母材と
し、この母材を線引きしてコア外径が約10μmの
イメージガイドを作製した。このイメージガイド
はコアが不規則に配列されており、画像伝送を行
つたところ、モアレ縞のない良好な画像を得るこ
とができた。このイメージガイドにγ線を照射し
たところ、光量は低下したが、各イメージガイド
コアの被爆量がほぼ等しいため、画質は全面均一
で、部分的に暗くなるようなムラは見られなかつ
た。
比較例 1 コア外径を200μmとし、クラツド外径をそれ
ぞれ280μm,320μm,360μm,400μmとして4
種類の光フアイバ素線をそれぞれ2500本ずつ準備
し、またコア外径を240μmとし、クラツド外径
をそれぞれ280μm,320μm,360μm,400μmと
した4種類の光フアイバ素線をそれぞれ2500本ず
つ準備し、合計8種類の素線を混合した20000本
の素線を石英サポートに挿入して母材とし、この
母材を線引きして外径が約10μmのコアと外径が
約12μmのコアが混在するイメージガイドを作製
した。このイメージガイドはコアが不規則に配列
されており、画像伝送を行つたところモアレ縞の
ない良好な画像を得ることができた。しかし、こ
のイメージガイドにγ線を照射したところ、コア
外径のばらつきが平均値の±5%以上(±9%)
であるため、光量が低下すると共に、画像が部分
的に著しく暗くなり、良好な画像を得ることがで
きなかつた。
[考案の効果] 以上記述した如く本考案のイメージガイドは、
コア外径が±5%以内の同一径で、隣接するイメ
ージガイドコア相互間の距離即ちクラツドの厚さ
がコア外径の40〜100%の範囲内で不均一になる
ようコアが不規則に配列されているので、TVモ
ニター上に干渉縞(モアレ縞)の発生を防止して
正常な画像を得ることができ、また、各イメージ
ガイドコアの外径がほぼ等しいことにより各コア
の被曝量がほぼ等しいため、放射線被爆下におい
ても画像が部分的に暗くなつたりすることがな
く、良好な画像伝送ができるという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のイメージガイドの実施例の
断面図、第2図は第1図のイメージガイド製造状
態説明図、第3図、第4図はそれぞれ従来のイメ
ージガイドの断面図、第5図はイメージガイドコ
ア径とγ線照射板の光損失増加量との関係特性
図、第6図はイメージガイドコア用母材を示す断
面図、第7図はイメージガイドコア用母材を線引
きして得られた光フアイバ素線を石英サポートに
挿入したイメージガイド母材を示す断面図であ
る。 1……イメージガイドコア、3……石英サポー
ト、4……イメージガイド母材、5……イメージ
ガイド、6……電気炉、7……クラツド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数のコアと該各コア相互間に設けられたクラ
    ツドからなるイメージガイドにおいて、それぞれ
    の前記コアは、その外径が平均値±5%以内の同
    一径であり、かつ隣接する前記コア相互間の前記
    クラツドの厚さが前記コアの外径平均値の40〜
    100%の範囲で不均一になるように前記コアが不
    規則に配列されていることを特徴とするイメージ
    ガイド。
JP12184084U 1984-08-08 1984-08-08 イメ−ジガイド Granted JPS6136803U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12184084U JPS6136803U (ja) 1984-08-08 1984-08-08 イメ−ジガイド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12184084U JPS6136803U (ja) 1984-08-08 1984-08-08 イメ−ジガイド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6136803U JPS6136803U (ja) 1986-03-07
JPH0121282Y2 true JPH0121282Y2 (ja) 1989-06-26

Family

ID=30680617

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12184084U Granted JPS6136803U (ja) 1984-08-08 1984-08-08 イメ−ジガイド

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5928103A (ja) * 1983-03-11 1984-02-14 Furukawa Electric Co Ltd:The イメ−ジフアイバ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5928103A (ja) * 1983-03-11 1984-02-14 Furukawa Electric Co Ltd:The イメ−ジフアイバ

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Publication number Publication date
JPS6136803U (ja) 1986-03-07

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