JPH0121247Y2 - - Google Patents

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JPH0121247Y2
JPH0121247Y2 JP1986093428U JP9342886U JPH0121247Y2 JP H0121247 Y2 JPH0121247 Y2 JP H0121247Y2 JP 1986093428 U JP1986093428 U JP 1986093428U JP 9342886 U JP9342886 U JP 9342886U JP H0121247 Y2 JPH0121247 Y2 JP H0121247Y2
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belt
shaft
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tension
output shaft
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、二つのベルト伝達装置を単一ハウジ
ングに内蔵する型式の伝達機ハウジングの構造に
関する。
〔従来技術〕
従来の二段階伝達式のベルト伝達機を単一の密
閉ハウジング内に収納した複合ベルト伝達機は既
に公知である。その一例として、本件出願人が提
案している実開昭56−17449号がある。この従来
例では初段および次段の伝達機はいずれもベルト
減速機の例であり、入力軸から中間軸を経て出力
軸に動力伝達する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
然し乍ら、この様な複合ベルト伝達機にあつて
は、運転に伴つて初段および次段のベルトの伸び
が互いに相違するため、全てのベルトを適正回転
数でしかも最適張力の状態に維持することは、比
較的困難である。上述した実開昭56−17449号の
従来例では、その張力調整方法として、入力軸、
中間軸、出力軸の3者の中心軸芯位置をそれぞれ
三角形の各頂点に配置し、初段および次段の各ベ
ルトの伸びに応じて中間軸の位置のみを或る範囲
で常時自由に移動できるように構成し、所定のベ
ルト張力を自動的に確保しようとしたものであ
る。
しかし、この従来例では各回転軸の軸芯位置が
三角形の頂点に位置することが不可欠となるため
単一の密閉ハウジングが不本意にも構造上大型化
せざるを得ない欠点があつた。特にこの種伝達機
の出力軸に送風フアンを設置して、送風機として
利用する場合には、ハウジングの横断面積が大き
いため軸流送風機の送風効果が低下する結果とな
つていた。また送風機としての意匠もハウジング
構造のみが不必要に大きくなるため審美性を損う
ものであつた。
また、このベルト張力の調整方式にあつては、
中間軸保持体が入出力軸方向と、支点を中心とし
た円弧方向との双方に移動自由に構成する必要が
あるが、円弧方向の移動量は大きく採れるが軸間
方向への移動量が構造的に大きく採りにくく、ベ
ルトの伸びる量の少ない小型の機種に適用が制限
される欠点があつた。
特に、ベルト変速プーリを含む二段伝達機にあ
つては、ベルト自体がプーリ上を摺動する構造の
ために従来の張力調節方式を採用できず、回転数
が増速する方向にベルトが伸びるため、回転数が
増加し電動機が焼損する危険が生ずる。
〔目的〕
この考案は、入出力軸を同軸上に配置しなが
ら、中間軸の周囲に設けた開口部にて、ベルト交
換などの保守だけでなく、第一段および第二段の
各ベルトに最適張力状態を同時に調整作業できる
ように保守の迅速化、能率化を図る伝達機ハウジ
ングを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、入力軸と出力軸とをほぼ同一の軸芯
とし、中間軸保持体を入出力軸との軸間方向にの
み移動可能な構造となし、さらに、二段目のベル
ト伝達機には新たに張力調整機構を付加したもの
で、この目的に適合するように、ベルト変速プー
リを含む伝達機ハウジングの構造として中間軸の
移動操作を行うために、中間支承体を保持する第
一支持体と、中間軸を移動させる巻上装置を保持
する第二支持体と、さらにテンシヨンプーリを押
圧するための調節ネジを保持する第三支持体とそ
れぞれ中間軸の外周で、しかもハウジングの開孔
部に面した位置に配置したものである。
〔作用〕
このような構成にあつては、第一、第二および
第三の支持体がそれぞれ中間軸の周囲に設けられ
しかもハウジングの蓋体を開放したときに各支持
体が開孔部に面した位置に配置されるので、保守
作業に際してはこれ等の各支持体に取付けられる
ネジ類を操作するだけで初段および次段の各ベル
トの伸びを簡単に補償する等の保守ができ、作業
能率が向上する利点がある。
〔実施例〕 以下、本考案の一実施例を第1図から説明す
る。
第1図は、本実施例のベルト張力調節装置が適
用される複合ベルト動力伝達機の概要説明図であ
る。第1図に示すような変速機1と減速機2の組
合せによる伝達機10では、初段変速ベルト3が
経年変化、摩擦熱などの原因で伸びたときは、変
速機1がより減速するため定速回転する入力軸4
が一定であつても出力軸5は、所望回転数より減
少する。この場合は、中間軸支承体8と連結する
巻上装置9によつて、入力軸4と中間軸7との間
の軸間距離を調節すれば、解決する。しかるに、
複合伝達機10では、このとき、下段すなわち第
二伝達機2のベルト6の張力は変化してしまうの
で、簡単な手動操作のみで、しかもハウジングの
意匠上に不都合なく収納でき出力回転数ならびに
ベルト張力の補償装置が必要である。
第2図は、第1図の二段ベルト伝達機10の平
面構成図である。ハウジング11は、枠体12お
よび蓋体13から密閉ハウジングを構成してお
り、第1図に示す様に枠体12と蓋体13とはL
型接合部15を境に、枠体12に開孔部16が設
けられている。この開孔部16は、初段プーリ1
bおよび次段プーリ2aが装備された中間回転軸
7を支承する支承体8が一体となつて、枠体12
の内部へ組付けおよび離脱が行えるように開孔さ
れている。一方、支承体8は、枠体12の突出部
12aより直立した第一の支持体を形成する三つ
の支持体17にボルト18で固着される。また支
承体8は、同じく直立した第二の支持体19に貫
通するボルト20とも連結し、支承体8または中
間軸7の位置決めを行うための巻上機構を構成す
る。
さらに、枠体12の内底面12aからは、また
第三の支持体25が枠体12と一体に直立し、こ
の上面部25aには、ボルト36によつて固着具
35が固定されている。一方、枠体12の内底面
12aからは、別に支柱31が直立固着され、こ
こにテンシヨンプーリ33を保持するレバー体3
2が枢支されている。
第3図は、この張力調節装置をさらに詳細に示
した構成図である。レバー体32は、その支承部
32aのほかにもシヤフト支承部32bを有し、
シヤフト34を経てテンシヨンプーリ33を保持
している。また、レバー体32の先端部32cに
は側面に長穴の溝孔32dが施され、前述したボ
ルト36の先端テーバ部36aに係合している。
なおボルト36は無頭ネジであつてもよい。ナツ
ト38は、調節後のボルト36を固定するための
ものである。ここで固着具35、ボルト36およ
びナツト38は第二伝達機のベルト張力調節用の
調節ネジ手段を構成している。
第4図は、枠体12の内底面12aから開孔部
に一体に直立する第一、第二および第三の三種類
の支持体17,19および25の配置を示す斜視
図である。これ等の支持体17,19,25はい
ずれもその先端が同一の高さにマシニングされて
おり、しかも開孔部16の周縁25bも同一の高
さに加工できるため、加工工程は著しく簡略化さ
れ、しかも張力調節装置を含めて全体をハウジン
グ内に容易に組み付けられる利点がある。
この様な構成では、第1図に示す初段および次
段の伝達機1および2のベルト3、および6が同
時に伸びたときは、次の操作によつて張力調節が
行われる。すなわち中間軸支承体8を巻上ボルト
20にて調整し、入(出)力軸4,5と中間軸7
との軸距離を修正する。これによつて初段伝達機
1が所定の変速比を得るように調節される。しか
しこのとき、次段伝達機2のベルト6も不規則な
伸びが存在していることとなるため、次にこのベ
ルト6の張力調節を行うが、この際は、一旦ゆる
めておいたボルト36を再び巻上げることによ
り、ベルト6へのプーリ背圧を調節し、ナツト3
8によつて調節位置をロツクし全ての調節が完了
する。これによつて、サーボモータ機構40およ
び制御腕41によつて、初段伝達機1の駆動側プ
ーリ1aは、最適速度比の状態で誤差のない正常
運転が可能となる。
〔他の実施例〕
本実施例では、初段伝達機1に無段変速機を使
用した例を説明したが、これを変速比一定のベル
ト増減速機としても、同様の張力ならびに回転数
の調節機構を達成できることは言うまでもない。
〔考案の効果〕
回転動力が伝達される入力軸が頂壁に、また該
入力軸の延長軸上に位置する出力軸が底壁にそれ
ぞれ枢支された箱状をした枠体を有するため、入
力軸と出力軸とはあたかも一本の回転軸の如き状
態を呈し、このためこの両軸を枢支する枠体は、
きわめて小型化することができる。その結果、例
えば前記出力軸の外端に送風フアンを装着して送
風機として使用した場合、枠体(ハウジング)の
断面積が小さくて送風効果の向上を図ることがで
きるとともに、形状もシンプルで取扱い上も便宜
である。
また、前記入力軸と可変径ベルト伝達機によつ
て連結し、かつ前記出力軸と定径ベルト伝達機に
よつて連結する中間軸が枢支される支承体を、前
記入出力軸に対して離接可能に固定する第1支持
体、前記支承体を移動して前記入出力軸と中間軸
の軸間距離を調整する巻上部材が設置される第2
支持体及び前記定速ベルト伝達機のベルトの張力
を調整する張力調整部材が設置される第3支持体
からなる支持台を前記出力軸の側方に位置させて
前記底壁に突設したので、前記可変径ベルト伝達
機のベルトの張力を附加するに際しては、前記第
1支持体に固着された前記支承体の固着を解除す
るとともに、前記第2支持体に設置された前記巻
上部材を操作して前記支承体を巻上移動すればよ
く、前記可変径ベルト伝達機のベルトの張力を容
易にかつ、簡単に調整することができる。またそ
れとともに前記定径ベルト伝達機のベルトとの張
力の調整は、前記第3支持体に設置された前記張
力調整部材を操作して行なえばよく、その張力調
整作業が容易に行なえる。しかも前記支承体が前
記第1支持体に固着されている限り、前記定径ベ
ルト伝達機のベルトの張力調整作業が前記可変径
ベルト伝達機のベルトの張力に何等の影響を及ぼ
すことが無く、また逆に定径ベルト変速機のベル
ト張力の調整作業が前記可変径ベルト伝達機のベ
ルト張力に何等の影響も与えない。したがつて前
記両ベルト伝達機のベルト張力の調整はそれぞれ
全く別個独に行なえることとなつて全体としてベ
ルト調整作業が迅速に行なうことができることと
なる。
さらに前記支持台を露出し、かつ蓋体で閉鎖さ
れる開口部を前記支持台の上方の頂側壁に設けた
ので、前記蓋体を取除くことによつて前記支持台
やそれに固着された支承体が露出し、前記ベルト
張力の調整作業に容易に取組むことができるほ
か、前記支持台自体の加工作業や、支承体、巻上
部材や張力調整部材の組付作業も容易に行なえる
という優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例伝達機ハウジング
が適用された二段ベルト伝達機の縦断面図であ
り、第2図は、同じく第1図の二段ベルト伝達機
の横断面図である。第3図は、同実施例の張力調
節装置の設置状態を示すための概要斜視図であ
り、さらに第4図は、同じく同実施例伝達機ハウ
ジングを形成する枠体の細部を示す構造斜視図で
ある。 図中、1……初段(第一)ベルト伝達機、2…
…次段(第二)ベルト伝達機、4,5,7……入
力軸、出力軸、中間軸、11……ハウジング、1
2……枠体、13……蓋体、16……開孔部、2
5……支持体、30……張力調節装置、32……
レバー体、36……ボルト、35……固着具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転動力が伝達される入力軸が頂壁に、また該
    入力軸の延長軸上に位置する出力軸が底壁にそれ
    ぞれ枢支された箱状をした枠体の前記底壁の内側
    に前記出力軸の側方に位置させて支持台を突設
    し、該支持台は、前記入力軸と第一ベルト伝達機
    によつて連結され、かつ前記出力軸と第二ベルト
    伝達機によつて連結される中間軸が枢支される支
    承体を、前記入出力軸に対して離接可能に固定す
    る第1支持体、前記支承体を移動して前記入出力
    軸と中間軸の軸間距離を調整する巻上部材が設置
    される第2支持体、及び前記第二ベルト伝達機の
    ベルトを前記枠体内壁に支持したレバー体および
    プーリを経て加圧する張力調整部材が設置される
    第3支持体からなり、前記中間軸周囲に施した開
    口部を覆う蓋体の着脱に伴つて前記各伝達機の
    夫々のベルト張力を該開口部にて同時調整可能に
    配置してなる伝達機ハウジング。
JP1986093428U 1986-06-20 1986-06-20 Expired JPH0121247Y2 (ja)

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JPS62126656U JPS62126656U (ja) 1987-08-11
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