JP2521130Y2 - 伝達機 - Google Patents
伝達機Info
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- JP2521130Y2 JP2521130Y2 JP1987139014U JP13901487U JP2521130Y2 JP 2521130 Y2 JP2521130 Y2 JP 2521130Y2 JP 1987139014 U JP1987139014 U JP 1987139014U JP 13901487 U JP13901487 U JP 13901487U JP 2521130 Y2 JP2521130 Y2 JP 2521130Y2
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- Japan
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- pulley
- housing
- belt
- shaft
- flange
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ベルトによる一段動力伝達装置において
入出力軸を移動しないで、ベルトの交換を行うことので
きるハウジング閉止構造の伝達機に関し、特にベルト交
換を迅速に行うための改良に関する。
入出力軸を移動しないで、ベルトの交換を行うことので
きるハウジング閉止構造の伝達機に関し、特にベルト交
換を迅速に行うための改良に関する。
第5図は、従来のプーリを使用したベルト伝達機の構
造を示す。図中、1は従動側プーリ、2はベルト、3は
電動機、4はステー、5は出力架台、6は電動機架台、
7はテンションナットである。
造を示す。図中、1は従動側プーリ、2はベルト、3は
電動機、4はステー、5は出力架台、6は電動機架台、
7はテンションナットである。
この様な構造のプーリは、通常円板ないし円環状の外
周側面にベルト溝を施し、直接キーを介して回転軸に取
付けられる。このためベルト変換に際しては、駆動軸
(すなわち電動機軸)と従動軸(すなわち出力軸)との
軸間距離を変化させる必要がある。
周側面にベルト溝を施し、直接キーを介して回転軸に取
付けられる。このためベルト変換に際しては、駆動軸
(すなわち電動機軸)と従動軸(すなわち出力軸)との
軸間距離を変化させる必要がある。
そこで従来は電動機架台6をステーに対して移動でき
る構造にし、両者の相対位置を調整できるようにテンシ
ョンナット7が施されている。このテンションナット7
を操作して電動機3を出力軸側に移動してベルト交換作
業を行っていた。
る構造にし、両者の相対位置を調整できるようにテンシ
ョンナット7が施されている。このテンションナット7
を操作して電動機3を出力軸側に移動してベルト交換作
業を行っていた。
この種のプーリ構造では、ベルト交換に対する調整に
際して、電動機架台6を移動しなければならないが、電
動機3の小型である場合は斯かる作業も容易であるが、
大型である場合は各架台4,5,6の厚鋼材を用いて強化す
るが、テンションナット7の操作が困難となる。特に雨
天に直接露されるため架台4と架台6との摺動面がメッ
キ部がはがれて錆付くためベルト交換作業が不可能とな
ることがある。
際して、電動機架台6を移動しなければならないが、電
動機3の小型である場合は斯かる作業も容易であるが、
大型である場合は各架台4,5,6の厚鋼材を用いて強化す
るが、テンションナット7の操作が困難となる。特に雨
天に直接露されるため架台4と架台6との摺動面がメッ
キ部がはがれて錆付くためベルト交換作業が不可能とな
ることがある。
しかも第5図の出力軸に軸流送風ファンを取付けると
電動機3および架台4,6の部分が空気流に乱れを与える
ため、入力軸と出力軸との軸間距離をファンブレートよ
り大きく採っている。従って長いベルト周長の結果、伸
びに対する弊害が多く、スリップ事故ないしベルトの自
然脱落が多発する。このため数ヶ月毎にテンションナッ
ト7による張力調整が不可欠となるため、常時保守要員
による監視が必要となり、結果的にサービス経費の増大
を招くため不経済なものとなっていた。
電動機3および架台4,6の部分が空気流に乱れを与える
ため、入力軸と出力軸との軸間距離をファンブレートよ
り大きく採っている。従って長いベルト周長の結果、伸
びに対する弊害が多く、スリップ事故ないしベルトの自
然脱落が多発する。このため数ヶ月毎にテンションナッ
ト7による張力調整が不可欠となるため、常時保守要員
による監視が必要となり、結果的にサービス経費の増大
を招くため不経済なものとなっていた。
本考案は、駆動軸および従動軸の双方の軸芯位置を移
動せずに、軸間固定のままベルト交換を確実かつ迅速に
行うため、単一のハウジングの保守開口の位置ならびに
ハウジングとプーリとの位置関係を規定することにより
ハウジング内のプーリ、張帯類等を自由に操作できるよ
うにした伝達機を提供している。
動せずに、軸間固定のままベルト交換を確実かつ迅速に
行うため、単一のハウジングの保守開口の位置ならびに
ハウジングとプーリとの位置関係を規定することにより
ハウジング内のプーリ、張帯類等を自由に操作できるよ
うにした伝達機を提供している。
本考案の伝達機は、入出力軸に取付けた一対のプーリ
間にベルトを一段巻掛けした伝達機において、上記入出
力軸は上記伝達機を囲む単一のハウジングにフランジを
介して相互に軸間固定で軸支され、上記プーリの一方は
ネジ手段と一体組付されたクサビ部材の着脱に応じて装
填軸の回転軸芯に対してプーリ円板中心が運転時に同軸
にまたベルト交換時に偏芯可能な偏芯プーリで構成し、
上記ハウジングは上記偏心プーリの前面位置に、上記ク
サビ部材を上記ネジ手段によって着脱するための保守開
口が施されている該ハウジングの第一平面の内面と上記
偏心プーリのプーリ円板上面との間の第二の間隔L3が腕
を挿入できる大きさに隔てられた構造にしたものであ
る。
間にベルトを一段巻掛けした伝達機において、上記入出
力軸は上記伝達機を囲む単一のハウジングにフランジを
介して相互に軸間固定で軸支され、上記プーリの一方は
ネジ手段と一体組付されたクサビ部材の着脱に応じて装
填軸の回転軸芯に対してプーリ円板中心が運転時に同軸
にまたベルト交換時に偏芯可能な偏芯プーリで構成し、
上記ハウジングは上記偏心プーリの前面位置に、上記ク
サビ部材を上記ネジ手段によって着脱するための保守開
口が施されている該ハウジングの第一平面の内面と上記
偏心プーリのプーリ円板上面との間の第二の間隔L3が腕
を挿入できる大きさに隔てられた構造にしたものであ
る。
したがって、このような構成によれば、ハウジングの
うち出力軸に設置される可動型の偏心プーリの上方部分
に手作業が可能な大きさの保守開口が形成されているだ
けでなく、周囲が閉止状態となっている入力軸側プーリ
も、その取付フランジ面から作業に必要な所定の間隔が
確保されているので、ベルト交換が著しく迅速かつ簡単
化される。
うち出力軸に設置される可動型の偏心プーリの上方部分
に手作業が可能な大きさの保守開口が形成されているだ
けでなく、周囲が閉止状態となっている入力軸側プーリ
も、その取付フランジ面から作業に必要な所定の間隔が
確保されているので、ベルト交換が著しく迅速かつ簡単
化される。
特に近時のベルトは多数V溝をもった結合型ベルトが
多く、プーリ溝に適切にベルトを装填するためには作業
者が閉止室内の奥に腕を挿入して作業することが必要
で、さもないと、入出力プーリ間のV溝の対応を誤る危
険から解放される。
多く、プーリ溝に適切にベルトを装填するためには作業
者が閉止室内の奥に腕を挿入して作業することが必要
で、さもないと、入出力プーリ間のV溝の対応を誤る危
険から解放される。
この考案の一実施例を図面に従って説明する。第1図
(A)および(B)は一実施例のベルト伝達機の縦断面
図および横断面図である。
(A)および(B)は一実施例のベルト伝達機の縦断面
図および横断面図である。
図中、30はベルト伝達機のハウジングであり、その楕
円偏平のハウジング30の一方の平面側に誘導電動機25
が、また他方の平面側に出力フランジ部36が取付けられ
ている。この実施例では出力軸11に大径プーリ10が、電
動機25の回転軸すなわち入力軸22には小径プーリ21が設
置されている。また大径プーリの上方に位置するハウジ
ング部分は保守用員の手を挿入して作業ができる程度の
広いD文字型の保守開孔34が施され、この開孔34を開放
してベルト20の交換作業が行われる。
円偏平のハウジング30の一方の平面側に誘導電動機25
が、また他方の平面側に出力フランジ部36が取付けられ
ている。この実施例では出力軸11に大径プーリ10が、電
動機25の回転軸すなわち入力軸22には小径プーリ21が設
置されている。また大径プーリの上方に位置するハウジ
ング部分は保守用員の手を挿入して作業ができる程度の
広いD文字型の保守開孔34が施され、この開孔34を開放
してベルト20の交換作業が行われる。
特にハウジング上面30dの内壁と、プーリ円板15の周
縁15gとの第二の間隔L3を作業者の腕が挿入でき、さら
にベルト20の上端と内壁30dとの間隔L2は作業者の腕が
通過できる大きさに選ばれる。これに応じて、入力軸22
もフランジ26の設置面26aから軸受部27を介して隔てら
れ第一の間隔L1が施されている。本実施例では原動機2
5′の軸受部27を突出させた形状をしているが軸受部27
を突出させない場合は、プーリ27のボス部のみを長さL1
の分だけ突出してこの第一の間隔L1を確保しても良いこ
とは明白である。
縁15gとの第二の間隔L3を作業者の腕が挿入でき、さら
にベルト20の上端と内壁30dとの間隔L2は作業者の腕が
通過できる大きさに選ばれる。これに応じて、入力軸22
もフランジ26の設置面26aから軸受部27を介して隔てら
れ第一の間隔L1が施されている。本実施例では原動機2
5′の軸受部27を突出させた形状をしているが軸受部27
を突出させない場合は、プーリ27のボス部のみを長さL1
の分だけ突出してこの第一の間隔L1を確保しても良いこ
とは明白である。
このような構成によりベルト交換の作業者は、D文字
型の両コーナ部から両腕を同時入力軸の奥まで挿入でき
る。特にプーリ21の裏の空間Aにて作業できる。
型の両コーナ部から両腕を同時入力軸の奥まで挿入でき
る。特にプーリ21の裏の空間Aにて作業できる。
また、第1図(B)から明らかな通り、入力軸22およ
び出力軸11の間には張力調整装置40が施されている。こ
の調整装置40は、支柱41に枢支されるレバー47の中間位
置にテンション・プーリ43を取付けられ、さらにバネ46
およびガイドピン44によってレバー47の先端を当接し、
バネ46の一端を押圧調整するニップル45で室外から張力
の調整が行い得るように構成される。さらにガイドピン
44はニップル45の中心貫通孔を介して室外に突出し、ニ
ップルとの相対位置によってベルト20への張力の大きさ
を常時指示している。
び出力軸11の間には張力調整装置40が施されている。こ
の調整装置40は、支柱41に枢支されるレバー47の中間位
置にテンション・プーリ43を取付けられ、さらにバネ46
およびガイドピン44によってレバー47の先端を当接し、
バネ46の一端を押圧調整するニップル45で室外から張力
の調整が行い得るように構成される。さらにガイドピン
44はニップル45の中心貫通孔を介して室外に突出し、ニ
ップルとの相対位置によってベルト20への張力の大きさ
を常時指示している。
しかし、ベルト交換の作業に際しては、ニップル45を
取り外すと、スプリング、ガイドピン等が室外に逃げ、
テンション・プーリ43を点線で示すように突出する格納
室49に配置し、ベルト20から離隔させることができる。
このことは、作業のとき通常テンション・プーリ43のあ
る位置が空間となるため、作業の迅速化、簡素化に著し
く有利となる。さらに開孔34には保守蓋31が施され先端
に蓋体32が設置される。蓋体32は錐状をなし、その先端
に通気孔33が施され、この通気孔33への雨滴、砂塵の侵
入防止に保護カバー32aが設置されている。
取り外すと、スプリング、ガイドピン等が室外に逃げ、
テンション・プーリ43を点線で示すように突出する格納
室49に配置し、ベルト20から離隔させることができる。
このことは、作業のとき通常テンション・プーリ43のあ
る位置が空間となるため、作業の迅速化、簡素化に著し
く有利となる。さらに開孔34には保守蓋31が施され先端
に蓋体32が設置される。蓋体32は錐状をなし、その先端
に通気孔33が施され、この通気孔33への雨滴、砂塵の侵
入防止に保護カバー32aが設置されている。
次に可動型の偏心プーリ10の構造を説明する。第2図
(A)および(B)は偏心プーリ10の断面図および平面
図を示している。同図中、10は偏心プーリ、11は回転軸
であり、キー12を介して支持台13が配置される。なおこ
の支持台13は回転軸11と同材で一体に加工してもよい。
この支持台13は回転軸芯から遠れた位置にネジ穴13aが
施され、また上方は平面部13bが形成される。14はクサ
ビ部材で、円錐状のクサビ部14aと、ボルト貫通孔14b、
軸挿入孔14cとで形成され、貫通孔14bにはボルト17が貫
通され、抜落ち防止用の止具18が圧入されている。15は
プーリ円板で、三つの部分すなわちベルト溝部15a、平
面部15b、クサビ受部15cで形成され、さらに溝部15aに
はV溝が、平面部15bには互に同一方向に向けられた複
数の長穴15eが、クサビ受部15cには回転軸11と同軸に円
錐状の開孔15fが施けてある。さらに長穴15eには支持台
13のネジ穴13aとの間でプーリ円板15を固定するための
ボルト16が取付けられている。第1図では、プーリ円板
15が支持台13上にて回転軸11と同軸に配置された様子を
示している。また第2図(B)は4つのボルトが配置さ
れている様子を示している。
(A)および(B)は偏心プーリ10の断面図および平面
図を示している。同図中、10は偏心プーリ、11は回転軸
であり、キー12を介して支持台13が配置される。なおこ
の支持台13は回転軸11と同材で一体に加工してもよい。
この支持台13は回転軸芯から遠れた位置にネジ穴13aが
施され、また上方は平面部13bが形成される。14はクサ
ビ部材で、円錐状のクサビ部14aと、ボルト貫通孔14b、
軸挿入孔14cとで形成され、貫通孔14bにはボルト17が貫
通され、抜落ち防止用の止具18が圧入されている。15は
プーリ円板で、三つの部分すなわちベルト溝部15a、平
面部15b、クサビ受部15cで形成され、さらに溝部15aに
はV溝が、平面部15bには互に同一方向に向けられた複
数の長穴15eが、クサビ受部15cには回転軸11と同軸に円
錐状の開孔15fが施けてある。さらに長穴15eには支持台
13のネジ穴13aとの間でプーリ円板15を固定するための
ボルト16が取付けられている。第1図では、プーリ円板
15が支持台13上にて回転軸11と同軸に配置された様子を
示している。また第2図(B)は4つのボルトが配置さ
れている様子を示している。
第3図(A)および(B)は本実施例に使われる偏心
プーリによるベルト交換動作を示す動作説明図である。
この説明図では、22は駆動軸すなわち電動機回転軸であ
り、駆動プーリ21が組み付けられた様子を示し、本実施
例の偏心プーリ10は従動側プーリの側に用いた例を示
す。同図(A)はベルト20が正常に巻掛けされたプーリ
状態を示し、同図(B)はクサビ部材14をネジ手段すな
わちボルト17を解放することによって回転軸11の先端部
より取外した様子を示す。すなわち、第2図(B)で示
した様に複数のボルトのうちボルト16bを取外し、ボル
ト16aは或る程度緩める。この状態で次にクサビ部材14
をボルト17によって解放すると、これに伴いプーリ円板
15には予めベルト20による押圧力が印加されているの
で、プーリ円板15は支持台13上を駆動軸22の方向に摺動
し、クサビ部材14を取外すと、ベルト20はプーリ外周と
の間に長さlのスキ間が確保される。従ってこのスキ間
を利用して、ベルト20の交換が可能である。
プーリによるベルト交換動作を示す動作説明図である。
この説明図では、22は駆動軸すなわち電動機回転軸であ
り、駆動プーリ21が組み付けられた様子を示し、本実施
例の偏心プーリ10は従動側プーリの側に用いた例を示
す。同図(A)はベルト20が正常に巻掛けされたプーリ
状態を示し、同図(B)はクサビ部材14をネジ手段すな
わちボルト17を解放することによって回転軸11の先端部
より取外した様子を示す。すなわち、第2図(B)で示
した様に複数のボルトのうちボルト16bを取外し、ボル
ト16aは或る程度緩める。この状態で次にクサビ部材14
をボルト17によって解放すると、これに伴いプーリ円板
15には予めベルト20による押圧力が印加されているの
で、プーリ円板15は支持台13上を駆動軸22の方向に摺動
し、クサビ部材14を取外すと、ベルト20はプーリ外周と
の間に長さlのスキ間が確保される。従ってこのスキ間
を利用して、ベルト20の交換が可能である。
また新規なベルト20′を装填するときは、上述とは逆
の順序に従い、ベルト20′をプーリ円板15の溝15dに挿
入するようにプーリ円板15を摺動させてから、クサビ部
材14を再びボルト17によって回転軸11に装填する。この
ボルト17の締め付けに応じてクサビ部材14はプーリ円板
15をベルト20′を巻掛けする方向に摺動させる結果とな
るので、最後にプーリ円板15の中心軸芯は回転軸11の軸
芯と一致する。その4つのボルト16a,16bを締め付ける
ことによってベルト20′の変換は完了する。
の順序に従い、ベルト20′をプーリ円板15の溝15dに挿
入するようにプーリ円板15を摺動させてから、クサビ部
材14を再びボルト17によって回転軸11に装填する。この
ボルト17の締め付けに応じてクサビ部材14はプーリ円板
15をベルト20′を巻掛けする方向に摺動させる結果とな
るので、最後にプーリ円板15の中心軸芯は回転軸11の軸
芯と一致する。その4つのボルト16a,16bを締め付ける
ことによってベルト20′の変換は完了する。
次に、第4図は伝達機のハウジング構造を示すための
分解図である。同図から明らかなように入出力軸はフラ
ンジ26,35を介してハウジング30の受座30a,30bに軸間固
定で固着される。さらに保守開口30cはD文字状に開放
され、D文字の二つのコーナ部より作業者が腕を挿入
し、入力側プーリ21の周囲に入り込むことができるよう
に構成される。
分解図である。同図から明らかなように入出力軸はフラ
ンジ26,35を介してハウジング30の受座30a,30bに軸間固
定で固着される。さらに保守開口30cはD文字状に開放
され、D文字の二つのコーナ部より作業者が腕を挿入
し、入力側プーリ21の周囲に入り込むことができるよう
に構成される。
特にハウジング30の上面30dとベルト20とは第1図に
示した通り、作業者の腕が通過できるだけの間隔L2が施
され、さらに偏心プーリ10の円板周縁15gとハウジング
上面30dにも所定の間隔L3が施されているので、この部
分からの手作業は迅速化する。
示した通り、作業者の腕が通過できるだけの間隔L2が施
され、さらに偏心プーリ10の円板周縁15gとハウジング
上面30dにも所定の間隔L3が施されているので、この部
分からの手作業は迅速化する。
この考案では、偏心プーリの採用により閉止型のハウ
ジングで伝達機を密閉化ないし半密閉化しても、ベルト
交換作業の迅速化、簡略化が維持できるので、ベルト伝
達機でありながら歯車伝達機の機能と同様に使用できる
利点が安価に実現する。
ジングで伝達機を密閉化ないし半密閉化しても、ベルト
交換作業の迅速化、簡略化が維持できるので、ベルト伝
達機でありながら歯車伝達機の機能と同様に使用できる
利点が安価に実現する。
また、この伝達機によれば、保守蓋を取外しさえすれ
ば可動型のプーリが現われ、しかもこのプーリ円板がベ
ルト巻掛け方向に摺動できるようにしたため、電動機な
どの駆動軸ならびに出力負荷が取付けられる従動軸のい
ずれにも、移動することが不可能な程の大重量の物体が
装備されている場合であっても、これ等の重量物を移動
させることなくベルトの交換が容易に達成することがで
きる。従って、例えば従来のように大型電動機を摺動さ
せるために、著しく複雑で広いスペースを必要とされる
のに対し、本発明によれば周囲機器の移動は全く不用で
あるため、ベルト動力伝達機全体を単一のケーシングに
まとめることができる利点がある。特に大きな保守開口
から作業者の腕が巻掛けベルトの上方をまたいで閉止室
内の奥まで挿入できることは、複数のベルトをプーリ溝
に正確に巻掛けるのに有利で、作業の迅速化、簡易化を
果す効果がある。
ば可動型のプーリが現われ、しかもこのプーリ円板がベ
ルト巻掛け方向に摺動できるようにしたため、電動機な
どの駆動軸ならびに出力負荷が取付けられる従動軸のい
ずれにも、移動することが不可能な程の大重量の物体が
装備されている場合であっても、これ等の重量物を移動
させることなくベルトの交換が容易に達成することがで
きる。従って、例えば従来のように大型電動機を摺動さ
せるために、著しく複雑で広いスペースを必要とされる
のに対し、本発明によれば周囲機器の移動は全く不用で
あるため、ベルト動力伝達機全体を単一のケーシングに
まとめることができる利点がある。特に大きな保守開口
から作業者の腕が巻掛けベルトの上方をまたいで閉止室
内の奥まで挿入できることは、複数のベルトをプーリ溝
に正確に巻掛けるのに有利で、作業の迅速化、簡易化を
果す効果がある。
第1図(A)および(B)は、それぞれ本考案の一実施
例ベルト伝達装置の縦断面図および横断面図を示し、第
2図(A)および(B)は、同実施例装置に取付けられ
る偏心プーリの断面図および平面図を示し、 第3(A)および(B)は、同実施例を用いてベルト変
換作業の手順を示す動作説明図で、 第4図は同実施例伝達機の分解図を示す。さらに 第5図は従来のプーリを用いたベルト伝達機の構成図を
示す。 10……偏心プーリ、11……回転軸、13……支持台、14…
…クサビ部材、15……プーリ円板、16……ボルト、20…
…ベルト、21……プーリ、22……駆動軸、25……誘導電
動機、30……ハウジング、31……保守蓋、32……保守蓋
体、33……通気孔、34……保守開孔、36……出力フラン
ジ、40……張力調整装置、43……テンションプーリ、50
……点検カバー
例ベルト伝達装置の縦断面図および横断面図を示し、第
2図(A)および(B)は、同実施例装置に取付けられ
る偏心プーリの断面図および平面図を示し、 第3(A)および(B)は、同実施例を用いてベルト変
換作業の手順を示す動作説明図で、 第4図は同実施例伝達機の分解図を示す。さらに 第5図は従来のプーリを用いたベルト伝達機の構成図を
示す。 10……偏心プーリ、11……回転軸、13……支持台、14…
…クサビ部材、15……プーリ円板、16……ボルト、20…
…ベルト、21……プーリ、22……駆動軸、25……誘導電
動機、30……ハウジング、31……保守蓋、32……保守蓋
体、33……通気孔、34……保守開孔、36……出力フラン
ジ、40……張力調整装置、43……テンションプーリ、50
……点検カバー
Claims (6)
- 【請求項1】入出力軸に取付けた一対のプーリ間にベル
トを一段巻掛けした伝達機において、上記入出力軸は上
記伝達機を囲む単一のハウジングにフランジを介して相
互に軸間固定で軸支され、上記プーリの一方はネジ手段
を一体組付されたクサビ部材の着脱に応じて装填軸の回
転軸芯に対してプーリ円板中心が運転時に同軸にまたベ
ルト交換時に偏心可能な偏心プーリで構成し、上記ハウ
ジングは上記偏心プーリの前面位置に、上記クサビ部材
を上記ネジ手段によって着脱するための保守開口が施さ
れている該ハウジングの第一平面の内面と上記偏心プー
リのプーリ円板上面との間の第二の間隔L3が腕を挿入で
きる大きさに隔てられてなる伝達機。 - 【請求項2】上記ハウジングの第一平面の外面には、上
記プーリの他方の装填軸を支承する第一フランジが、ま
た上記第二平面の外面には上記偏心プーリの装填軸を支
承する第二フランジがそれぞれ相対面して設けられ固着
されてなる実用新案登録請求の範囲第1項記載の伝達
機。 - 【請求項3】上記プーリの他方は、該装填軸のフランジ
取付面から該プーリの上側端面部までの第一の間隔L1が
上記第二の間隔L3より大きくなるように該フランジ面か
ら所定の長さに突出して配置されてなる実用新案登録請
求の範囲第2項記載の伝達機。 - 【請求項4】上記ハウジングの保守開口は、開口部がD
字状に形成され、該D字状の直線部が相手軸側の方向に
位置されてなる実用新案登録請求の範囲第1項記載の伝
達機。 - 【請求項5】上記ハウジングは、該保守開口を保守蓋で
閉止すると共に夫々の上記プーリを密閉ないし半密閉状
態に収納してなる実用新案登録請求の範囲第1項記載の
伝達機。 - 【請求項6】上記ハウジングには、上記第一および第二
平面の各外面にフランジ取付されると共に上記入出力軸
につらなる電動機および負荷装置と一体組付されてなる
実用新案登録請求の範囲第5項記載の伝達機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987139014U JP2521130Y2 (ja) | 1987-09-11 | 1987-09-11 | 伝達機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987139014U JP2521130Y2 (ja) | 1987-09-11 | 1987-09-11 | 伝達機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6443255U JPS6443255U (ja) | 1989-03-15 |
JP2521130Y2 true JP2521130Y2 (ja) | 1996-12-25 |
Family
ID=31401879
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987139014U Expired - Lifetime JP2521130Y2 (ja) | 1987-09-11 | 1987-09-11 | 伝達機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2521130Y2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS485184U (ja) * | 1971-06-01 | 1973-01-20 | ||
JPS526984U (ja) * | 1975-07-03 | 1977-01-18 | ||
JPS52124375U (ja) * | 1976-03-17 | 1977-09-21 | ||
JPH0121247Y2 (ja) * | 1986-06-20 | 1989-06-26 |
-
1987
- 1987-09-11 JP JP1987139014U patent/JP2521130Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6443255U (ja) | 1989-03-15 |
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