JPH0752445Y2 - ベルト伝達機ハウジング - Google Patents
ベルト伝達機ハウジングInfo
- Publication number
- JPH0752445Y2 JPH0752445Y2 JP1987029114U JP2911487U JPH0752445Y2 JP H0752445 Y2 JPH0752445 Y2 JP H0752445Y2 JP 1987029114 U JP1987029114 U JP 1987029114U JP 2911487 U JP2911487 U JP 2911487U JP H0752445 Y2 JPH0752445 Y2 JP H0752445Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- opening
- housing
- shaft
- pulley
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- General Details Of Gearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ベルト一段巻掛式のベルト伝達機を収容す
るハウジング構造の改良に関する。
るハウジング構造の改良に関する。
第5図は、従来のベルト伝達機の上面図である。
図中、1は従動プーリ、2はベルト、3は電動機、4は
機器フレーム、5は出力軸、6は架台、7は巻上調整
機、8は駆動プーリ、9は入力軸、さらに10はベルト伝
達機である。通常この種のベルト伝達機10は、その出力
軸5には、各種の負荷機器(図示せず)が互に連動する
ように組付けられたり、或いは大きな慣性負荷が結合さ
れている。このためベルト2の交換に際しては、出力軸
5を移動せずに、比較的重量の小さい原動機3を移動さ
せ、その入力軸9を変化させてベルト2の交換を行って
いる。
機器フレーム、5は出力軸、6は架台、7は巻上調整
機、8は駆動プーリ、9は入力軸、さらに10はベルト伝
達機である。通常この種のベルト伝達機10は、その出力
軸5には、各種の負荷機器(図示せず)が互に連動する
ように組付けられたり、或いは大きな慣性負荷が結合さ
れている。このためベルト2の交換に際しては、出力軸
5を移動せずに、比較的重量の小さい原動機3を移動さ
せ、その入力軸9を変化させてベルト2の交換を行って
いる。
ところが、ベルト伝達機10を高温、多湿、雨天、粉塵或
いは塩風などの悪雰囲気下で使用する際には、密閉ない
し半密閉化して伝達機全体を形成することが要望され
る。しかるに、それにも拘わらず、上述した様に、ベル
ト2の交換をするには、入力軸9または出力軸5のいず
れかを移動可能な状態に組み付けざるを得ない。
いは塩風などの悪雰囲気下で使用する際には、密閉ない
し半密閉化して伝達機全体を形成することが要望され
る。しかるに、それにも拘わらず、上述した様に、ベル
ト2の交換をするには、入力軸9または出力軸5のいず
れかを移動可能な状態に組み付けざるを得ない。
このため、両方の条件を満すためには、ベルト伝達機10
を囲むためのハウジングを用意することになるが、いず
れか一方の回転軸5または9の周囲には、ベルト変換時
に移動するための長穴開口か或いは電動機3ごと移動で
きるような大きな開口を施すしか、他に解決の手段がな
い。このため、これ等の開口から水蒸気、熱風、粉塵等
が侵入し、ベルト2とプーリ1,8との間に摩擦伝達或い
はタイミングベルトなどの噛合伝達の安定化、円滑化を
阻害していた。
を囲むためのハウジングを用意することになるが、いず
れか一方の回転軸5または9の周囲には、ベルト変換時
に移動するための長穴開口か或いは電動機3ごと移動で
きるような大きな開口を施すしか、他に解決の手段がな
い。このため、これ等の開口から水蒸気、熱風、粉塵等
が侵入し、ベルト2とプーリ1,8との間に摩擦伝達或い
はタイミングベルトなどの噛合伝達の安定化、円滑化を
阻害していた。
この考案は、ベルトの一段巻掛式の伝達装置でありなが
ら、歯車減速機と同様に、入出力軸に連なる機器をハウ
ジングに一体組立化することを可能にし、しかも入力軸
および出力軸の双方ともその軸芯位置を全く移動するこ
となくベルト交換を実現可能にしたベルト伝達機用のハ
ウジングに関する。
ら、歯車減速機と同様に、入出力軸に連なる機器をハウ
ジングに一体組立化することを可能にし、しかも入力軸
および出力軸の双方ともその軸芯位置を全く移動するこ
となくベルト交換を実現可能にしたベルト伝達機用のハ
ウジングに関する。
プーリ円板が軸支される該回転軸に対して相手側プーリ
の方向に移動できる構造の移動式の上記プーリを収納す
る一段巻掛型のベルト伝達機のハウジングの一方の平面
側に入力軸を貫入する第1開口部を、また他方の平面側
に出力軸を貫入する第2開口部を、さらに第1または第
2開口部に隣接しかつ各々上記第2または第1開口部の
対面に位置する箇所に第3開口部を備えて、この第3開
口部にて上記プーリ円板を回転軸に対して、同軸又は偏
心させてベルト交換を施せる構造のベルト伝達機ハウジ
ング。
の方向に移動できる構造の移動式の上記プーリを収納す
る一段巻掛型のベルト伝達機のハウジングの一方の平面
側に入力軸を貫入する第1開口部を、また他方の平面側
に出力軸を貫入する第2開口部を、さらに第1または第
2開口部に隣接しかつ各々上記第2または第1開口部の
対面に位置する箇所に第3開口部を備えて、この第3開
口部にて上記プーリ円板を回転軸に対して、同軸又は偏
心させてベルト交換を施せる構造のベルト伝達機ハウジ
ング。
伝達機の入力軸又は出力軸自体は移動せず、これ等の回
転軸に取付けられたプーリ円板のみを回転軸とは個別に
同軸ないし偏心移動するので、軸の移動がなくすなわち
機器の移動もなくベルト交換が可能となり、かつベルト
伝達機でありながら、ハウジング自体に入力軸、出力軸
と連結ないし直結する機器を一体組付できるので、歯車
伝達機とほぼ同等の構成が実現する。
転軸に取付けられたプーリ円板のみを回転軸とは個別に
同軸ないし偏心移動するので、軸の移動がなくすなわち
機器の移動もなくベルト交換が可能となり、かつベルト
伝達機でありながら、ハウジング自体に入力軸、出力軸
と連結ないし直結する機器を一体組付できるので、歯車
伝達機とほぼ同等の構成が実現する。
このことは、従来ベルト伝達機が入力、出力各プーリお
よびベルトとが個別に市販され単なる部品として形成さ
れ現場にて組立されて来たのに対し、この考案によれ
ば、歯車減速機と全く同等の一体化ないしモジュール化
した単一機械要素としての位置を確立することを意味す
る。
よびベルトとが個別に市販され単なる部品として形成さ
れ現場にて組立されて来たのに対し、この考案によれ
ば、歯車減速機と全く同等の一体化ないしモジュール化
した単一機械要素としての位置を確立することを意味す
る。
この考案の一実施例を図面に従って説明する。
第1図(A)および(B)は一実施例のベルト伝達装置
の縦断面図および横断面図である。
の縦断面図および横断面図である。
図中、30はベルト伝達装置のハウジングであり、その楕
円偏平のハウジング30の一方の平面側に施した第1開口
部37には誘導電動機25のフランジ26が、また他方の平面
側に施した第2開口部38には出力フランジ部35,39を有
する保持基台36が取付けられている。この実施例では出
力軸11に大径プーリ10が、電動機25の回転軸すなわち入
力軸22には小径プーリ21が設置された例が示されてい
る。また大径プーリの上方に位置するハウジング部分に
はD字状の蓋体31が施され、しかもD字状の開口の角の
位置から保守用員の手を挿入して作業ができる程度の広
い保守用第3開口部34が施され、この第3開口部34を開
放してベルト20の交換作業が行われる。蓋体32は錐状を
なし、その先端に通気孔33が施され、この通気孔33への
雨滴、砂塵の侵入防止に保護カバー32aが設置されてい
る。
円偏平のハウジング30の一方の平面側に施した第1開口
部37には誘導電動機25のフランジ26が、また他方の平面
側に施した第2開口部38には出力フランジ部35,39を有
する保持基台36が取付けられている。この実施例では出
力軸11に大径プーリ10が、電動機25の回転軸すなわち入
力軸22には小径プーリ21が設置された例が示されてい
る。また大径プーリの上方に位置するハウジング部分に
はD字状の蓋体31が施され、しかもD字状の開口の角の
位置から保守用員の手を挿入して作業ができる程度の広
い保守用第3開口部34が施され、この第3開口部34を開
放してベルト20の交換作業が行われる。蓋体32は錐状を
なし、その先端に通気孔33が施され、この通気孔33への
雨滴、砂塵の侵入防止に保護カバー32aが設置されてい
る。
また、第1図(B)から明らかな通り、入力軸22および
出力軸11の間には張力調整装置40が施されている。この
調整装置40は、支柱41に枢支されるレバー47の中央位置
にテンションプーリ43を取付けられ、さらにバネ46およ
びガイドピン44によってレバー47の先端を当接し、バネ
46の一端を押圧調整するニップル45で室外から張力の調
整が行い得るように構成される。さらにガイドピン44は
ニップル45の中心貫通孔を介して室外に突出し、ニップ
ルとの相対位置によってベルト20への張力の大きさを常
時指示している。なお、49はハウジング側壁に突出して
施したテンションプーリ収納部である。
出力軸11の間には張力調整装置40が施されている。この
調整装置40は、支柱41に枢支されるレバー47の中央位置
にテンションプーリ43を取付けられ、さらにバネ46およ
びガイドピン44によってレバー47の先端を当接し、バネ
46の一端を押圧調整するニップル45で室外から張力の調
整が行い得るように構成される。さらにガイドピン44は
ニップル45の中心貫通孔を介して室外に突出し、ニップ
ルとの相対位置によってベルト20への張力の大きさを常
時指示している。なお、49はハウジング側壁に突出して
施したテンションプーリ収納部である。
次に可動型のプーリ10の構造を説明する。なお、ここで
は第1図(A),(B)に示したプーリ10と多少相異す
る実施例で説明する。第2図(A)および(B)は、プ
ーリ10の断面図および平面図を示している。同図中、10
はプーリ、11は回転軸であり、キー12を介して支持台13
が設置される。なおこの支持台13は回転軸11と同材で一
体に加工してもよい。この支持台13は回転軸芯から遠れ
た位置にネジ穴13aが施され、また上方は平面部13bが形
成される。14はクサビ部材で、円錐状のクサビ部14a
と、ボルト貫通孔14b、軸挿入孔14cとで形成され、貫通
孔14bにはボルト17が貫通され、抜落ち防止用の止具18
が圧入されている。15はプーリ円板で、三つの部分すな
わちベルト溝部15a、平面部15b、クサビ受部15cで形成
され、さらに溝部15aにはV溝が、平面部15bには互に同
一方向に向けられた複数の長穴15eが、クサビ受部15cに
は回転軸11と同軸に円錐状の開孔15fが設けてある。さ
らに長穴15eには支持台13のネジ穴13aとの間でプーリ円
板15を固定するためのボルト16が取付けられている。第
2図(A)では、プーリ円板15が支持台13上にて回転軸
11と同軸に配置された様子を示している。また第2図
(B)は4つのボルトが配置されている様子を示してい
る。
は第1図(A),(B)に示したプーリ10と多少相異す
る実施例で説明する。第2図(A)および(B)は、プ
ーリ10の断面図および平面図を示している。同図中、10
はプーリ、11は回転軸であり、キー12を介して支持台13
が設置される。なおこの支持台13は回転軸11と同材で一
体に加工してもよい。この支持台13は回転軸芯から遠れ
た位置にネジ穴13aが施され、また上方は平面部13bが形
成される。14はクサビ部材で、円錐状のクサビ部14a
と、ボルト貫通孔14b、軸挿入孔14cとで形成され、貫通
孔14bにはボルト17が貫通され、抜落ち防止用の止具18
が圧入されている。15はプーリ円板で、三つの部分すな
わちベルト溝部15a、平面部15b、クサビ受部15cで形成
され、さらに溝部15aにはV溝が、平面部15bには互に同
一方向に向けられた複数の長穴15eが、クサビ受部15cに
は回転軸11と同軸に円錐状の開孔15fが設けてある。さ
らに長穴15eには支持台13のネジ穴13aとの間でプーリ円
板15を固定するためのボルト16が取付けられている。第
2図(A)では、プーリ円板15が支持台13上にて回転軸
11と同軸に配置された様子を示している。また第2図
(B)は4つのボルトが配置されている様子を示してい
る。
次に本実施例によるベルト交換作業を述べる。まず、蓋
体31を開放する。続いて、複数のボルトのうちボルト16
bのみを取外し、ボルト16aは或る程度緩める。この状態
で次にクサビ部材14をボルト17によって解放すると、こ
れに伴いプーリ円板15には予じめベルト20による押圧力
が印加されているので、プーリ円板15は支持台13上を駆
動軸22の方向すなわち図上破線で示すように右側の方向
に摺動し、クサビ部材14を取外すとクサビ部材14の厚味
分だけ摺動可能となるので、ベルト20はプーリ外周との
間に長さlのスキ間が確保される。従ってこのスキ間を
利用して、ベルト20の交換が可能である。ベルト20の押
圧力が解放されると、その後は全て手作業で円板車15の
移動は可能である。
体31を開放する。続いて、複数のボルトのうちボルト16
bのみを取外し、ボルト16aは或る程度緩める。この状態
で次にクサビ部材14をボルト17によって解放すると、こ
れに伴いプーリ円板15には予じめベルト20による押圧力
が印加されているので、プーリ円板15は支持台13上を駆
動軸22の方向すなわち図上破線で示すように右側の方向
に摺動し、クサビ部材14を取外すとクサビ部材14の厚味
分だけ摺動可能となるので、ベルト20はプーリ外周との
間に長さlのスキ間が確保される。従ってこのスキ間を
利用して、ベルト20の交換が可能である。ベルト20の押
圧力が解放されると、その後は全て手作業で円板車15の
移動は可能である。
また新規なベルト20′を装填するときは、上述とは逆の
順序に従い行えば良い。まず、このとき従来の構成のプ
ーリ21からベルト20′を装填するが、その際プーリ10の
円板車15が上述とは逆に、入力軸22とは反対の方向(図
上左側の方向)にも移動することを利用する。第3開口
部34はD字状をしているが、二つのコーナー部すなわち
角部34a,34bが予じめ形成されているが、円板車15が左
側方向に移動できる結果、このコーナー部34a,34bより
手を挿入し、狭い空間であってもプーリ21へのベルト挿
填が可能となる。続いて円板車15を再び右側方向に移動
した後、ベルト20′をプーリ円板15の溝15dに挿入す
る。クサビ部材14を再びボルト17によって回転軸11に装
填する。このボルト17の締め付けに応じてクサビ部材14
はプーリ円板15をベルト20′を巻掛けする方向に摺動さ
せる結果となるので、最後にプーリ円板15の中心軸芯は
回転軸11の軸芯と一致する。その4つのボルト16a,16b
を締め付けることによってベルト20′の変換は完了す
る。
順序に従い行えば良い。まず、このとき従来の構成のプ
ーリ21からベルト20′を装填するが、その際プーリ10の
円板車15が上述とは逆に、入力軸22とは反対の方向(図
上左側の方向)にも移動することを利用する。第3開口
部34はD字状をしているが、二つのコーナー部すなわち
角部34a,34bが予じめ形成されているが、円板車15が左
側方向に移動できる結果、このコーナー部34a,34bより
手を挿入し、狭い空間であってもプーリ21へのベルト挿
填が可能となる。続いて円板車15を再び右側方向に移動
した後、ベルト20′をプーリ円板15の溝15dに挿入す
る。クサビ部材14を再びボルト17によって回転軸11に装
填する。このボルト17の締め付けに応じてクサビ部材14
はプーリ円板15をベルト20′を巻掛けする方向に摺動さ
せる結果となるので、最後にプーリ円板15の中心軸芯は
回転軸11の軸芯と一致する。その4つのボルト16a,16b
を締め付けることによってベルト20′の変換は完了す
る。
第3図は、第1図実施例ベルト伝達機ハウジング構造を
示すための伝達機の分解斜視図を示す。図示のように上
方から第1開口部37に入力軸22を備えたプーリ21が、ま
た下方から第2開口部38に出力軸11を備えたプーリ10が
それぞれ装着される。その後に第3開口部34からベルト
20が挿填される。第1図並びに第3図から明らかな通
り、第1開口部37と第3開口部34の各フランジ面37a,34
bは同一平面であるため、偏平楕円状のハウジング30は
上面と下面のマミニングにより完成するので極めて安価
に加工できる。
示すための伝達機の分解斜視図を示す。図示のように上
方から第1開口部37に入力軸22を備えたプーリ21が、ま
た下方から第2開口部38に出力軸11を備えたプーリ10が
それぞれ装着される。その後に第3開口部34からベルト
20が挿填される。第1図並びに第3図から明らかな通
り、第1開口部37と第3開口部34の各フランジ面37a,34
bは同一平面であるため、偏平楕円状のハウジング30は
上面と下面のマミニングにより完成するので極めて安価
に加工できる。
第4図(A)は、本考案の他の実施例として第1図実施
例伝達機を倒置状態で使用する場合の例である。この場
合第3開口部34は第2開口部38に隣接して配置され、移
動式プーリ10が入力軸22に設置された例である。
例伝達機を倒置状態で使用する場合の例である。この場
合第3開口部34は第2開口部38に隣接して配置され、移
動式プーリ10が入力軸22に設置された例である。
また、第4図(B)は、本考案の更に他の実施例であ
り、移動式プーリ10としてタイミングベルト20″を使用
するプーリ10を示す。タイミングベルト20″では、張力
調整装置40が不用となるので、更に安価かつ小型のハウ
ジング構造が実現する。
り、移動式プーリ10としてタイミングベルト20″を使用
するプーリ10を示す。タイミングベルト20″では、張力
調整装置40が不用となるので、更に安価かつ小型のハウ
ジング構造が実現する。
なお、上記実施例では第3開口部は完全なD字形状を示
す必要はなくD字の直線部分が円弧状になっても良く、
作業員が両手を入れられる様なコーナー部が実質的に形
成されていれば良い。また上述したハウジングは鋳物な
いしダイキャストで構成する最良の実施態様を示した
が、これに限定されるものではなく、例えば、第5図の
フレーム4をイゲタ状にしてハウジング側壁を形成し、
第1、第2および第3開口部を施した平面板、底面板に
てハウジング平面を形成し、両者で箱型のハウジングを
構成してステー部分とハウジング部分とを兼用させるこ
とも当業者にはきわめて容易である。
す必要はなくD字の直線部分が円弧状になっても良く、
作業員が両手を入れられる様なコーナー部が実質的に形
成されていれば良い。また上述したハウジングは鋳物な
いしダイキャストで構成する最良の実施態様を示した
が、これに限定されるものではなく、例えば、第5図の
フレーム4をイゲタ状にしてハウジング側壁を形成し、
第1、第2および第3開口部を施した平面板、底面板に
てハウジング平面を形成し、両者で箱型のハウジングを
構成してステー部分とハウジング部分とを兼用させるこ
とも当業者にはきわめて容易である。
この考案によれば、ベルト伝達機の入力または出力軸に
軸と独立に移動可能な移動式プーリを施した結果、入力
および出力軸のいずれをも固定したままの状態、すなわ
ち軸間距離が一定状態のままでベルト交換を達成できる
ようになった。しかもこのことはプーリおよびベルトか
らなる一段ベルト伝達機をハウジングで囲んでも、従来
のように軸移動用の長穴開口などを予じめ形成しておく
必要がないので、密閉ないし半密閉ハウジング構造とす
ることができる。しかもベルト交換に際しては保守用の
開口部がD字状に開放されているため、両手をハウジン
グ室内に入れて作業ができるため、従来困難と考えられ
てきた一段ベルト伝達機の小型化、密閉化、保守の簡単
化が同時に解決されているため、雨天、粉塵などの悪条
件下だけでなく、水など液体中でのベルト伝達機の適用
も可能となり、その工業的価値は大きい。
軸と独立に移動可能な移動式プーリを施した結果、入力
および出力軸のいずれをも固定したままの状態、すなわ
ち軸間距離が一定状態のままでベルト交換を達成できる
ようになった。しかもこのことはプーリおよびベルトか
らなる一段ベルト伝達機をハウジングで囲んでも、従来
のように軸移動用の長穴開口などを予じめ形成しておく
必要がないので、密閉ないし半密閉ハウジング構造とす
ることができる。しかもベルト交換に際しては保守用の
開口部がD字状に開放されているため、両手をハウジン
グ室内に入れて作業ができるため、従来困難と考えられ
てきた一段ベルト伝達機の小型化、密閉化、保守の簡単
化が同時に解決されているため、雨天、粉塵などの悪条
件下だけでなく、水など液体中でのベルト伝達機の適用
も可能となり、その工業的価値は大きい。
第1図(A),(B)は、それぞれこの考案のハウジン
グ構造を適用したベルト伝達機の縦および横断面図、 第2図(A),(B)は同ベルト伝達機に適用される移
動式プーリの断面図および平面図、 第3図は、同ハウジングに伝達機を組付ける状態を示す
分解斜視図、 第4図(A)および(B)はいずれもこの考案の他の実
施例を示す伝達機断面図およびプーリ断面図である。さ
らに 第5図は、従来のベルト伝達機の上面図を示す。 図中、 10…移動式プーリ、11…出力軸、20…ベルト、21…入力
プーリ、22…出力軸、30…ハウジング、34…第3開口
部、37…第1開口部、38…第2開口部
グ構造を適用したベルト伝達機の縦および横断面図、 第2図(A),(B)は同ベルト伝達機に適用される移
動式プーリの断面図および平面図、 第3図は、同ハウジングに伝達機を組付ける状態を示す
分解斜視図、 第4図(A)および(B)はいずれもこの考案の他の実
施例を示す伝達機断面図およびプーリ断面図である。さ
らに 第5図は、従来のベルト伝達機の上面図を示す。 図中、 10…移動式プーリ、11…出力軸、20…ベルト、21…入力
プーリ、22…出力軸、30…ハウジング、34…第3開口
部、37…第1開口部、38…第2開口部
Claims (6)
- 【請求項1】プーリ円板、支持台およびクサビ部材から
成り該クサビ部材の着脱に伴い該プーリ円板のみが、支
持される軸と分離して該軸芯から放射方向に同軸または
偏心移動できる移動式プーリを入力軸または出力軸に装
備した一段巻掛型のベルト伝達機のハウジングの一方の
平面側に上記入力軸を貫入する第1開口部を、他方の平
面側に上記出力軸を貫入する第2開口部を、さらに上記
第1または第2開口部に隣接しかつ各々上記第2または
第1開口部の対面に位置する箇所に第3開口部を備える
と共に、上記第3開口部を介して上記クサビ部材を着脱
することにより上記第1または第2開口部に組み付けた
上記入出力軸の軸芯位置および上記ハウジングを固着し
たままベルトの交換を可能に構成してなるベルト伝達機
ハウジング。 - 【請求項2】上記第3開口部は、隣接して開口される上
記第1または第2開口部と同一平面に加工されてなる実
用新案登録請求の範囲第1項記載のベルト伝達機ハウジ
ング。 - 【請求項3】上記第3開口部は、D字状ないし半月状に
開口されほぼ同等の平面形状を有する蓋体で閉止される
と共に、該蓋体には外気と連通するための通気孔を有し
てなる実用新案登録請求の範囲第2項記載のベルト伝達
機ハウジング。 - 【請求項4】上記出力軸は、上記ハウジングに支持され
た保持基台にて軸支されてなる実用新案登録請求の範囲
第1項記載のベルト伝達機ハウジング。 - 【請求項5】上記保持基台は出力フランジ部を有し、ま
た上記入力軸は電動機回転軸であり上記出力軸は上記保
持基台にて軸支されると共に上記出力フランジ部は上記
電動機およびベルト伝達機ハウジングを一体かつ片持状
態に保持せしめてなる実用新案登録請求の範囲第4項記
載のベルト伝達機ハウジング。 - 【請求項6】上記入出力軸の間に介在しベルトに張力を
付与するテンションプーリに上記ハウジング室外より該
テンション加圧量を調整する加圧機構用開口部を上記ハ
ウジングに施してなる実用新案登録請求の範囲第1項記
載のベルト伝達機ハウジング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987029114U JPH0752445Y2 (ja) | 1987-02-28 | 1987-02-28 | ベルト伝達機ハウジング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987029114U JPH0752445Y2 (ja) | 1987-02-28 | 1987-02-28 | ベルト伝達機ハウジング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63137165U JPS63137165U (ja) | 1988-09-09 |
JPH0752445Y2 true JPH0752445Y2 (ja) | 1995-11-29 |
Family
ID=30832707
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987029114U Expired - Lifetime JPH0752445Y2 (ja) | 1987-02-28 | 1987-02-28 | ベルト伝達機ハウジング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0752445Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6231709Y2 (ja) * | 1979-07-18 | 1987-08-14 |
-
1987
- 1987-02-28 JP JP1987029114U patent/JPH0752445Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63137165U (ja) | 1988-09-09 |
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