JPH01210338A - 高摺動性積層体 - Google Patents

高摺動性積層体

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JPH01210338A
JPH01210338A JP63036804A JP3680488A JPH01210338A JP H01210338 A JPH01210338 A JP H01210338A JP 63036804 A JP63036804 A JP 63036804A JP 3680488 A JP3680488 A JP 3680488A JP H01210338 A JPH01210338 A JP H01210338A
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JP
Japan
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slidable
high slidable
rubber layer
rubber
Prior art date
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Pending
Application number
JP63036804A
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English (en)
Inventor
Yasuhiko Matsumuro
康彦 松室
Hideyori Kubota
久保田 英資
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は高摺動性積層体に係り、特に除雪機のシュート
管等において、氷雪の詰りを防止して円滑に氷雪を輸送
することができる氷雪輸送用管路用ライニング材として
有用な高摺動性積層体に関する。
[従来の技術及び先行技術] 超高分子量ポリエチレンは、従来よりその高摺動性を生
かして、各種産業分野に利用されている。また、超高分
子量ポリエチレンとゴムの複合体も各種分野に利用され
ている。
例えば、本出願人は氷雪等による管路の閉塞等を起すこ
となく、氷雪を円滑に輸送することができる、低摩耗性
、耐摩耗性、耐久性等に優れた氷雪輸送用管路として、
超高分子量ポリエチレン等の高摺動性樹脂又はそれを含
む層が内面に形成されている氷雪輸送用管路について先
に特許出願した(昭和63年2月5日出願、以下「先願
」という。)。しかして、この氷雪輸送用管路の一実施
態様として、基体の表面にゴム層を介して高摺動性樹脂
層を形成したものを提案した。即ち、高摺動性樹脂層の
接着性を高め、弾性を付与する目的で、ゴム層を介在さ
せるものである。
[発囮、が解決し、ようとする課題] しかしながら、従来においては、高摺動性樹脂とゴム層
との積層体において、必ずしもそれぞれの摺動性や各種
特性が十分に生かされているとはいえず、摺動性やその
他の特性をより高めることが常に望まれている。
本発明は、高摺動性樹脂層とゴム層との積層体において
、その摺動性をより高め、各種摺動部材のライニング材
等として極めて有効な高摺動性積履体を提供することを
目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明の高摺動性積層体は、高摺動性可塑剤を含むゴム
層と、該ゴム層に積層された高摺動性樹脂よりなる表層
とを備えてなるものである。
以下、本発明を図面を参照して詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例に係る高摺動性積層体を示す
断面図である。
本実施例の高摺動性積層体は、基体1の表面に高摺動性
可塑剤を含むゴム層3を介して高摺動性樹脂層2が形成
されたものである。
本発明において、高摺動性樹脂層を構成する高摺動性樹
脂としては、超高分子量ポリエチレン、ウレタン、ポリ
フッ化ビニリデン等が挙げられるが、特に分子量100
万以上、とりわけ100〜500万程度の超高分子量ポ
リエチレンが好適である。超高分子量ポリエチレンの分
子量が100万未満のものでは、下層のゴム層との接着
性が悪く、良好な高摺動性樹脂層を形成し得ない。分子
量500万を超えるものは、高価であり、コスト面から
実用的ではない。
一方、ゴム層3を構成するゴム成分としては、特に制限
はないが、樹脂との接着性の良好なものが良く、例えば
5BR(スチレンブタジェンゴム)、NR(天然ゴム)
、EPR(エチレンプロピレンゴム)、CR(クロロブ
レンゴム)、CI!、−IIR(イソプレンゴム)、B
R(ポリブタジェンゴム)等が好ましい。これらのゴム
は1種単独で用いても、2種以上を配合して用いても良
い。特に、本発明においては、後述のシリコンオイル等
の高摺動性可塑剤の添加による作業性の低下を改善する
ために、SBRとNRとの混合物を用いるのが好ましい
本発明においてこのようなゴム成分に配合使用する高摺
動性可塑剤としては、10センチストークス〜10万セ
ンチストークス(25℃)のシリコンオイル又はその変
性物が好ましい。
即ち、−数式 (式中R,R′は炭素数1〜8の炭化水素残基、nは3
〜2500の整数を示す。)で表わされるシリコンオイ
ルであって、特に上記−数式中、R,R′(これらは同
一ものもでも異なるものであっても良い。)が水素又は
メチル、エチル、プロピル、ブチル等のアルキル基、ビ
ニル等のアルケニル基、シクロヘキシル等のシクロアル
キル基、フェニル、トリル等の芳香族炭化水素基等が挙
げられる。また、炭化水素基中の水素の一部がアミノ基
、カルボキシル基、水酸基、ハロゲン、芳香族基、ポリ
エーテル基、エポキシポリエーテル基、ポリエーテルフ
ェニル基、メルカプト基等の置換基により置換されたも
のも挙げることができる。
具体的には、ポリジメチルシロキサン、ポリメチルフェ
ニルシロキサン、環状ジメチルポリシロキサン等のシリ
コンオイル、あるいはその変性物として、アルキル変性
、ポリエーテル変性、アルコール変性、フッ素変性、ア
ミノ変性、高級脂肪酸変性、カルボキシル変性等をした
シリコンオイルが挙げられる。
高摺動性可塑剤としては、また、DOP(ジオクチルフ
タレート)、DOA (ジオクチルアジペート)、TC
P(トリクレジル)オスフェート)等のエステル系可塑
剤を用いることもできる。なお、シリコンオイル等につ
いては、分子量によってブリード速度が変化するため、
使用目的、条−件などによってその分子量を選定するこ
とができる。
これらの高摺動性可塑剤は1種を単独で用いても良く、
2種以上を併用しても良い。更に上記以外の通常の可塑
剤を併用することもできる。
高摺動性可塑剤の配合量は多過ぎるとゴムの特性に好ま
しくない影響を与えることがあり、少な過ぎると本発明
による効果が十分に得られない。
従って、高摺動性可塑剤の配合量は、形成するゴム層の
厚さ、用いる可塑剤の種類、得られる積層体の要求特性
等によっても異なるが、通常、1〜50PHR,好まし
くは5〜l0PHR程度とするのが好適である。
本発明において、ゴム層は、SBR,NR等のゴムをベ
ースとし、上記シリコンオイル等の高摺動性可塑剤の必
要量を配合し、更に、必要に応じて、カーボンブラック
、ホワイトカーボン、炭酸カルシウム等の充填剤及び加
硫剤等の各種添加剤を配合して形成される。加硫剤とし
ては、通常、硫黄が好適に用いられる。ゴム層は、上記
成分の他、加硫促進剤、老化防止剤、軟化剤、オイル等
、ゴム材料に一般的な配合剤を含有していても良い。
特に、高摺動性樹脂として超高分子量ポリエチレンを用
いる場合、層間接着性等の点から、ゴム層はSBRをベ
ースとするSBR系ゴムを用いるのが好ましく、とりわ
け下記の配合割合のゴム組成物を用いるのが適当である
SBR・10〜80重量部、 NR等のSBR以外のゴム: 90〜20重量部 カーボンブラック:0〜80重量部 高摺動性可塑剤=1〜50重量部 硫黄二0.5〜5重量部 加硫促進剤=0.2〜4重量部 加硫助剤:3〜10重量部 老化防止剤:0〜10重量部 (ただし、上記配合において、カーポンプ  ・ラック
−老化防止剤の割合はゴム成分100重量部に対する割
合で示す。) 本発明の積層体においては、このようなゴム層3は高摺
動性樹脂層よりも柔軟性に1優れ、衝撃吸収性の改善に
有効であることから、ゴム層3を厚く、例えば1〜20
mm程度とし、高摺動性樹脂層2を薄く、例えば10μ
m〜10mm程度とするのが好ましい。
ところで、このような本発明の高摺動性積層体は、ゴム
層と高摺動性樹脂層とからなるものであっても良いが、
一般には、第1図に示す如く、基体1の表面にゴム層3
と高摺動性樹脂層2とが積層されたものとして提供され
る。この場合、基体1の材質としては、鉄、銅、アルミ
ニウム等の金属又はこれらの合金、その他FRP、セラ
ミックスなど各種構成材料が挙げられる。
第1図に示すような本発明の高摺動性積層体は、基体表
面に所定の組成の未加硫ゴムの層を形成し、この未加硫
ゴム層の表面に高摺動性樹脂フィルム又は高摺動性樹脂
のパウダー層を積層形成した後、加熱することにより、
眉間の接着及び加硫を同時に行なって、容易に製造する
ことができる。
その他、予め形成したゴム層及び高摺動性樹脂層の積層
体を、基体表面に接着剤で貼り付けることにより製造す
ることもできる。
なお、本発明において、高摺動性樹脂層は、高摺動性樹
脂に若干のゴムが配合された層であっても良い。
このような本発明の高摺動性積層体は、■ スライダー
ベルト下面材 ■ 除雪機シュート表面材 ■ 除雪機プラウ表面材 ■ 豪雪地道路側溝内面材 ■ 雪おろしシュート表面材 ■ シャベル表面材 ■ ホッパー口ライニング材 ■ セメント用シュート材 (ミキサー車シュート) ■コンベアーベルト表面材 等として、その高摺動性により、処理材料の付着等を防
止して、円滑な処理を可能とし、作業性を著しく改善す
ることができる。特に、本発明の高摺動性積層体は、除
雪機シュート表面材、除雪機プラウ表面材、豪雪地道路
側溝内面材等の氷雪輸送用管路のライニング材として用
いた場合には、その優れた低摩耗性、高摺動性、耐摩耗
性により、 ■ 氷雪による管路の閉塞を防止して、効率的に氷雪の
除去作業を行なうことを可能とする。
■ 管路閉塞に伴う事故を防ぐ。
■ 除雪機等の寿命を大幅に延長する。
等の効果が奏され、その有用性は極めて高い。
[作用] 本発明の高摺動性積層体は、表面に高摺動性樹脂又はそ
れを含む層が形成されているため、表面の摩擦係数が小
さく、低摩擦性で輸送性等に優れ、また、耐摩耗性にも
優れるため耐久性が高い。
しかして、この高摺動性樹脂層の下に高摺動性可塑剤を
含むゴム層が形成されているため、このゴム層に含まれ
る高摺動性可塑剤が、高摺動性樹脂層に移行し、かつ、
高摺動性樹脂層の表面にブリードしてくる。このため、
高摺動性樹脂層表面の摺動性はより高められることとな
る。
なお、このゴム層中の高摺動性可塑剤は、高摺動性樹脂
層と反対の側のゴム層表面には殆どブリードすることが
なく、このゴム層側を他の基材と接着剤等で接着させた
場合において、接着性低下がおこることはない。
従って、本発明においては、ゴム層の高摺動性可塑剤の
分子量やその配合量を適宜選択することにより、高摺動
性樹脂層表面への高摺動性可塑剤のブリード量を調整し
、使用目的に応じて優れた摺動性を長期にわたり維持す
ることができる、優れた高摺動性部材が提供される。
[実施例] 以下、実施例及び比較例を挙げて本発明をより具体的に
説明する。
実施例1、比較例1 第1表に示す配合のゴム層に分子量250万の超高分子
量ポリエチレンシート(厚さ250μm)を積層接着し
た積層体を用い、その超高分子量ポリエチレン側と他部
材との静摩擦係数を測定した。なお、測定時、サンプル
への荷重は10g/crn”とし、測定温度は20℃と
した。
結果を第2表に示す。第2表より明らかなように、ゴム
層にシリコンオイルを含む本発明の積層体は、摺動性が
著しく向上している。
第1表(配合′) *1 シリコンオイル二 東芝シリコン1000センチ
ストークス * 2  G P F : ASTM N−860カー
ボンブラック*3  S/D/DM:  イオウ/ジフ
ェニルグアニジン/ジベンゾチアジルジスルフィド第2
表(静摩擦係数) ※ 比較例1を100にした場合の値 実施例2、比較例2〜4 除雪機用シュート表面材を想定して、第2図に示す装置
を用いて各試料の氷雪に対する摩擦抵抗を調べた。
即ち、装置基板11に一10℃下で表面を平滑にした氷
雪12を取り付け、氷雪12との接触面積を50cnf
、重量を200gとした第3表に示す材料よりなる試料
13を静かに置き、基板11をゆっくりと傾けて、試料
13が動き出した時の角度θを測定した。
結果を第3表に示す。
第3表より、本発明の高摺動性積層体は氷雪に対して優
れた摺動性を有することが明らかであ第3表 * 超高分子量ポリエチレン側が氷雪面に接触するよう
に設置した。
[発明の効果] 以上詳述した通り、本発明の高摺動性積層体は、 ■ 表面が高摺動性樹脂層であるための、低摩擦性で耐
摩耗性に優れる。
■ ゴム層中の高摺動性可塑剤のブリードにより、表面
の摩擦性、摺動性はより高められる。
■ ゴム層の接着作用及び弾性により、積層体の接着性
、耐久性が高められる。
等の効果が奏され、その著しく高い摺動性は長期にわた
って良好に維持される。
特に本発明の高摺動性積層体は、氷雪輸送用管路等とし
て、氷雪等の円滑な輸送に極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る高摺動性積層体の断面図
である。第2図は実施例において用いた摩擦抵抗の測定
装置の概略図である。 1・・・基体、 2・・・高摺動性樹脂層、3・・・ゴ
ム層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高摺動性可塑剤を含むゴム層と、該ゴム層に積層
    された高摺動性樹脂よりなる表層とを備えてなる高摺動
    性積層体。
JP63036804A 1988-02-19 1988-02-19 高摺動性積層体 Pending JPH01210338A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04321426A (ja) * 1991-04-22 1992-11-11 Nishikawa Rubber Co Ltd 自動車のグラスラン
US6361841B1 (en) * 1997-07-22 2002-03-26 Nkk Corporation Oil well pipe
EP1080882A3 (en) * 1999-09-03 2002-04-03 Mitsui Chemicals, Inc. Thermoplastic elastomer laminated material

Cited By (4)

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