JPH0121020Y2 - - Google Patents

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JPH0121020Y2
JPH0121020Y2 JP7597283U JP7597283U JPH0121020Y2 JP H0121020 Y2 JPH0121020 Y2 JP H0121020Y2 JP 7597283 U JP7597283 U JP 7597283U JP 7597283 U JP7597283 U JP 7597283U JP H0121020 Y2 JPH0121020 Y2 JP H0121020Y2
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JP
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circuit
piezoelectric vibrator
electroacoustic transducer
diameter end
oscillation
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JP7597283U
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JPS59180775U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、超音波振動で液体を霧化するための
電気音響変換器の駆動回路に関する。
ステツプホーンの大径端に超音波圧電振動子を
固着した電気音響変換器は構造がシンプルであ
り、少量霧化に適しかつ振動周波数がほぼステツ
プホーンの長さのみで決定されることから、10〜
20μm程度の粒径を必要とする霧化装置として最
近実用化され始めている。
第1図にこの種の電気音響変換器を用いた霧化
装置を示す。この図において、大径端に超音波圧
電振動子TDを固着したステツプホーン1は、支
持Oリング2を介し押さえ金具3によつて支持フ
レーム4に弾性支持されている。霧化動作を行う
振動面となるステツプホーン小径端の先端面5に
は霧化すべき液体が毛細管を有する液供給部材6
より供給されるようになつている。なお、振動子
TDの一方の面の電極はリード線7Aで、他方の
面の電極はステツプホーン1を介しリード線7B
で引出され、所定の発振回路等に接続されるよう
になつている。
ところで、上記の如く毛細管を用いて液体を供
給する構成では、電気音響変換器の振動開始時
に、液体の表面張力により液供給部材6とホーン
先端面5とに液の膜8が形成され、電気音響変換
器のインピーダンスを上げてしまう。このインピ
ーダンスの変動は、ステツプホーン1の大径端と
小径端の面積比が大きければ大きい程顕著な現象
となる。一方、霧化量を多くするにはできるだけ
面積比を大きくし先端振幅を増大させたいという
事情もある。しかし、このようなインピーダンス
変動は、超音波圧電振動子を自励発振回路で駆動
しようとする場合に発振しなくなつたり、発振し
てもホーン振動面に液の膜が張つたままで霧化が
開始されなくなる不都合を招いてしまう。このよ
うなインピーダンス変動対策として、電気音響変
換器のインピーダンスが高い場合に発振回路への
供給電圧を上昇させ、インピーダンスの低い場合
には供給電圧を下げるような電流帰還型のDC−
DCコンバータを用いることが本考案者により考
慮されている。しかし、電源投入直後の発振起動
時は制御系の時間遅れのため充分機能しないきら
いがあつた。
本考案は、上記の点に鑑み、圧電振動子が接続
された発振回路と、電気音響変換器の負荷による
圧電振動子のインピーダンス変動に応じて前記発
振回路への供給電圧が変化する電源回路とを備え
た構成において、電源回路の電流検知回路に時定
数をもたせ、前記発振回路の発振開始時は供給電
流に関係なく供給電圧を上昇させるようにして、
発振及び霧化を充分な駆動力をもつて開始させる
ことが可能な電気音響変換器の駆動回路を提供し
ようとするものである。
以下、本考案に係る電気音響変換器の駆動回路
の実施例を図面に従つて説明する。
第2図において、電気音響変換器の駆動回路
は、電源回路としてのDC−DCコンバータ10
と、ノイズフイルタ11と、発振回路12とから
なり、DC−DCコンバータ10には、電源スイツ
チ13を介して直流電源14が接続されている。
DC−DCコンバータ10は、スイツチングトラ
ンジスタQ1、発振トランス20、整流用ダイオ
ードD1、インダクタL1等を有するブロツキン
グ発振器を備えたフライバツク方式のコンバータ
であり、スイツチングトランジスタQ1のベース
回路にはさらにコントロールトランジスタQ2が
設けられている。そして、ノイズフイルタ11及
び発振回路12に接続される共通帰線Nとトラン
ジスタQ1,Q2のエミツタとの間に供給電流検
知回路としてのサーミスタTh1及び抵抗器R2
の並列接続が挿入され、それらのサーミスタTh
1及び抵抗器R2の両端の電圧が抵抗器R1とコ
ンデンサC1とからなる時定数回路によりトラン
ジスタQ2のベース、エミツタ間に加えられる。
前記サーミスタTh1は、トランジスタQ2のhfe
の温度補償と、圧電振動子TDの温度によるイン
ピーダンス変動(低温ではインピーダンスが上が
り、高温ではインピーダンスが下がる)を補償す
るためのものである。
DC−DCコンバータ10の供給線路Pと共通帰
線Nとの間の電圧、すなわち供給電圧Voutは、
インダクタL2及びコンデンサC2を有するノイ
ズフイルタ11を介し発振回路12に供給され
る。L2,C2の定数は発振周波数(この場合
180kHz)に対し充分平滑できるように設定され
る。ここで、供給電圧Voutは、トランジスタQ
2のオフ状態においてほぼ直流電源14の電圧
(約6V)の2倍まで昇圧できる。
発振回路12は、トランジスタQ3、チヨーク
コイルCH、帰環同調用変成器T1、ダイオード
D2、コンデンサC3等を有していて第1図の如
き電気音響変換器の圧電振動子TDが帰還回路の
一部に挿入された自励発振回路を構成している。
この発振回路12は特開昭58−10903号で開示さ
れているものであり、トランジスタQ3のコレク
タ側のチヨークコイルCHと圧電振動子TDで第
1の同調回路を成し、変成器T1のベース側巻線
とコンデンサC3で第2の同調回路(直列共振回
路)を成している。
以上の実施例の構成において、電源スイツチ1
3を投入すると、並初はDC−DCコンバータ10
内の時定数回路のコンデンサC1が充電されてい
ないため、コントロールトランジスタQ2のベー
スはエミツタとほぼ同じ電位であり、トランジス
タQ2はオフである。従つて、スイツチングトラ
ンジスタQ1の導通期間は最も長く、供給電圧
Voutは最大となる。このため、発振回路12の
発振出力は充分大きくなつて、第1図のステツプ
ホーン1の先端面5での霧化が支障なく開始され
る。電源スイツチ13の投入後しばらく経過する
と、DC−DCコンバータ10の時定数回路のコン
デンサC1は充電されてしまうから、それ以後は
通常の電流帰還型のDC−DCコンバータとして動
作する。すなわち、圧電振動子TDのインピーダ
ンスが上がれば、DC−DCコンバータ10より発
振回路12への供給電流Ilは小さくなり、逆にイ
ンピーダンスが下がればIlは大きくなるが、この
供給電流Ilを供給電流検知回路としてのサーミス
タTh1及び抵抗器R2の並列回路で検出してト
ランジスタQ2へ帰還する。この結果、圧電振動
子TDのインピーダンスが上がれば、供給電流Il
が減じ、トランジスタQ2のベース、エミツタ間
電圧は下がり、トランジスタQ1の導通期間は長
くなつて供給電圧Voutは上昇し、発振回路12
の発振出力は大きくなる方向に制御される。一
方、圧電振動子TDのインピーダンスが下がれ
ば、供給電流Ilが増し、トランジスタQ2のベー
ス、エミツタ間電圧は大きくなり、トランジスタ
Q1の導通期間は短くなつて供給電圧Voutは下
降し、発振回路12の発振出力は小さくなる方向
に制御される。この結果、供給電流Ilは定電流制
御される。
第3図実線はDC−DCコンバータ10の供給電
圧Voutの時間変化を示し、第4図実線は圧電振
動子TDのインピーダンスの絶対値|Z|の時間
変化を示す。第4図実線に示すように、スイツチ
投入後インピーダンスは一定値に低下する。この
ことはステツプホーン1の先端面による霧化が開
始して霧化開始前の液体の膜張り現象が解消した
ことを示す。
また、比較のためにR1,C1の時定数回路を
有しないDC−DCコンバータの場合の供給電圧
Voutを第3図に点線で示し、圧電振動子TDのイ
ンピーダンスの絶対値|Z|の時間変化を第4図
に点線で示す。この場合、供給電圧Voutの立上
りは緩慢であり、発振出力は大きくなつてもホー
ン先端は振幅がゆるやかに増大する間に液供給部
材6よりの液を多く吸引してホーン先端面の液滴
径を大きくし、ますます霧化を困難にしてしま
う。このため、霧化は開始せず、|Z|は高いま
まである。
なお、DC−DCコンバータ10の供給電流検知
回路に付加するC1,R1の時定数は、圧電振動
子TDの駆動周波数の波長の5波〜10波程度の時
間にすると良い結果が得られた。
以上説明したように、本考案の電気音響変換器
の駆動回路によれば、電気音響変換器の負荷によ
る圧電振動子のインピーダンス変動に応じて発振
回路への供給電圧が変化する電源回路を備えた構
成において、電源回路の供給電流検知回路に時定
数をもたせ、前記発振回路の発振開始時は供給電
流に関係なく供給電圧を上昇させるようにして、
発振及び霧化を充分な駆動力をもつて開始させる
ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は電気音響変換器の一例を示す側面図、
第2図は本考案に係る電気音響変換器の駆動回路
の実施例を示す回路図、第3図はDC−DCコンバ
ータの供給電圧Voutの時間変化を示すグラフ、
第4図は圧電振動子のインピーダンスの絶対値|
Z|の時間変化を示すグラフである。 1……ステツプホーン、10……DC−DCコン
バータ、12……発振回路、Q1乃至Q3……ト
ランジスタ、R1,R2……抵抗器、C1乃至C
3……コンデンサ、TD……圧電振動子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 同軸上に大径端と小径端とを形成したホーンの
    大径端に圧電振動子を固着し、該ホーンの小径端
    の振幅を利用して液体を霧化する電気音響変換器
    の駆動回路において、前記圧電振動子が接続され
    た発振回路と、前記電気音響変換器の負荷による
    圧電振動子のインピーダンス変動に応じて前記発
    振回路への供給電圧が変化する電源回路とを備
    え、該電源回路の供給電流検知回路に時定数をも
    たせ、前記発振回路の発振開始時は供給電流に関
    係なく供給電圧を上昇させる構成としたことを特
    徴とする電気音響変換器の駆動回路。
JP7597283U 1983-05-23 1983-05-23 電気音響変換器の駆動回路 Granted JPS59180775U (ja)

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JP7597283U JPS59180775U (ja) 1983-05-23 1983-05-23 電気音響変換器の駆動回路

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JPS59180775U JPS59180775U (ja) 1984-12-03
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