JPH0536534Y2 - - Google Patents

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JPH0536534Y2
JPH0536534Y2 JP15326587U JP15326587U JPH0536534Y2 JP H0536534 Y2 JPH0536534 Y2 JP H0536534Y2 JP 15326587 U JP15326587 U JP 15326587U JP 15326587 U JP15326587 U JP 15326587U JP H0536534 Y2 JPH0536534 Y2 JP H0536534Y2
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base
piezoelectric vibrator
circuit
oscillation
variable resistor
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、発振出力を連続的に可変することが
可能な超音波液体霧化装置の圧電振動子励振回路
に関するものであり、特に高周波輻射雑音を低減
した圧電振動子励振回路を提供するものである。
(従来の技術) 圧電振動子を用いた超音波霧化装置は、圧電振
動子を駆動する自励発振回路を内蔵し、その単位
時間当たりの霧化量は、前記自励発振回路の発振
出力を調節する可変抵抗器の抵抗値を調節するこ
とにより制御している。しかし、一般の超音波霧
化装置では、発振周波数が1.7MHzと高く、電力
も数10ワツトに達するため、発振回路から外部に
発射する輻射雑音が問題になる。
第2図は、特開昭52−40122号公報に示されて
いる従来の超音波霧化装置の圧電振動子励振回路
である。第2図において、交流電圧が電源端子
1,2間に与えられ、整流器21により全波整流
されて、直流電圧に変換される。該直流電圧を伝
達するための正側給電線は、ベース電流増幅用ト
ランジスタ16のコレクタと、ベースバイアス抵
抗19の一端とに接続される。前記正側給電線
は、さらに、コンデンサ17とインダクター18
との並列共振回路を通して、圧電振動子12の超
音波放射面側端子と、発振用トランジスタ11の
コレクタとに接続される。また、ベースバイアス
抵抗19の他端は、可変抵抗器20を介して、前
記直流電圧を伝達するための負側給電線に接続さ
れるとともに、ベース電流増幅用トランジスタ1
6のベースに接続される。
ベース電流増幅用トランジスタ16のエミツタ
は抵抗15およびインダクタ22を介して発振用
トランジスタ11のベースに接続される。圧電振
動子の他方の端子は、コンデンサ14を介して抵
抗15とインダクタ22の接続点に接続される。
この抵抗15とインダクタ22の接続点は、コン
デンサ13を介して負側給電線に接続される。さ
らに発振用トランジスタのエミツタも負側給電線
に接続される。
第3図は、実公昭60−12619号公報に示されて
いる別の従来の超音波霧化装置の圧電振動子励振
回路である。第3図において、交流電圧が電源端
子1,2間に与えられ、整流器41により全波整
流されて直流電圧に変換される。該直流電圧を伝
達するための正側給電線は、ベースバイアス電流
調節用可変抵抗器40の一端と、コンデンサ37
の一端と、圧電振動子32の一端と、発振用トラ
ンジスタ31のコレクタと、コンデンサ44の一
端とに接続されるとともに、接地される。また、
可変抵抗器40の他端は、コンデンサ37の他端
と接続されると共に、インダクタ38を介して発
振用トランジスタ31のベースに接続される。
圧電振動子32の他端は、発振用トランジスタ
31のベースに接続される。コンデンサ33、イ
ンダクタ42およびインダクタ43の一端はコン
デンサ44の他端に接続され、コンデンサ33、
インダクタ42およびインダクタ43の他端はそ
れぞれ発振トランジスタ31のベース、エミツタ
および負側給電線に接続される。
(考案が解決しようとする問題点) 第2図の圧電振動子励振回路においては、発振
トランジスタ11のベース電流を増幅するために
ベース電流増幅用トランジスタ16を設け、この
トランジスタ16のベース電流を可変抵抗器20
の抵抗値を可変することにより調節するため、可
変抵抗器20に流れる電流が、発振用トランジス
タ11のベース電流を、直接、可変抵抗器で調節
する場合に比較して小さくて済むという利点があ
る。
しかし、可変抵抗器20は操作に便利なように
超音波霧化装置のケースに取りつけられるため線
の引き回しが長くなり、リードの部分から放射さ
れる輻射雑音が多いという欠点があつた。
一方、第3図においては、ベース電流調節用の
可変抵抗器40は、コンデンサ37とインダクタ
38からなるフイルタ回路を介して発振用トラン
ジスタ31のベースに接続されており、フイルタ
回路によりベース電流の高周波成分がカツトされ
て可変抵抗器40に伝わるため、可変抵抗器40
のリード線の部分から放射される輻射雑音は低減
される。しかし、可変抵抗器40は発振用トラン
ジスタ31のベースに直列に接続されているた
め、大きなベース電流が流れ、可変抵抗器として
電流容量の大きなものを使用する必要があつた。
また、フイルタ回路を構成しているコンデンサ3
7とインダクタ38についても電流容量の大きな
部品を使用する必要があつた。さらに、可変抵抗
器40に流れる電流が大きいため輻射雑音につい
てもさらに改善の必要があつた。
本考案の目的は、上記の従来の超音波霧化装置
の圧電振動子励振回路の問題点を解決し、霧化量
の調節が可能で、高周波雑音の輻射の小さい超音
波霧化装置の圧電振動子励振回路を提供するもの
である。
(問題点を解決するための手段) 本考案によれば、超音波液体霧化装置用の圧電
振動子52を駆動するためのコレクタ接地形自励
発振回路の発振トランジスタのベース回路に、ベ
ース電流増幅用トランジスタ55を接続し、前記
ベース電流増幅用トランジスタのベースに、発振
出力調整用の可変抵抗器59をフイルタ回路56
及び57を介して接続したことを特徴とする超音
波液体霧化装置の圧電振動子励振回路が得られ
る。
(実施例) 以下、本考案の実施例について図面を参照して
説明する。
第1図は本考案の一実施例による超音波液体霧
化装置用圧電振動子励振回路の回路図である。第
1図において、交流電圧が電源端子1,2間に与
えられ、整流器60により全波整流されて直流電
圧に変換される。該直流電圧を伝達するための正
側給電線は抵抗58の一端と、コンデンサ56の
一端と、ベース電流増幅用トランジスタ55のコ
レクタと、圧電振動子52の超音波放射面側端子
と、発振用トランジスタ51のコレクタと、コン
デンサ63の一端とに接続されるとともに接地さ
れる。抵抗58の他端には可変抵抗器59の一端
が接続され、可変抵抗器59の他端は、前記直流
電圧を伝達するための負側給電線に接続される。
抵抗58と可変抵抗器59との接続点にはコンデ
ンサ56の他端が接続され、該コンデンサの他端
は、インダクタ57を通してベース電流増幅用ト
ランジスタ55のベースに接続される。
ベース電流増幅用トランジスタ55のエミツタ
は抵抗54を介して発振用トランジスタ51のベ
ースに接続される。コンデンサ53の一端と、イ
ンダクタ61の一端と、コンデンサ63の他端
と、インダクタ62の一端は一点で接続される。
コンデンサ53の他端、およびインダクタ61の
他端はそれぞれ発振トランジスタ51のベースお
よびエミツタに接続される。インダクタ62の他
端は負側給電線に接続される。
第1図において、可変抵抗器59の抵抗値によ
りベース電流増幅用トランジスタ55のベース電
流が変化し、コレクタ電流すなわち発振用トラン
ジタ51のベース電流がこれに比例して変化す
る。一般にコレクタ電流はベース電流の数十倍に
増幅される。したがつて、本実施例によれば、可
変抵抗器59に流れる電流は、第3図に示した従
来の回路の場合に比較して数十分の一で良いこと
になる。さらに本実施例によればコンデンサ5
6、インダクタ57からなるフイルタ回路をベー
ス電流増幅用トランジスタ55のベースに接続し
ているため、発振回路からの高周波雑音が効率良
くカツトされ、可変抵抗器のリード線からの輻射
雑音が大幅に低減される。また、これに使用する
部品としては電流容量の小さい部品で充分であ
る。
(考案の効果) 以上説明したように本考案の超音波液体霧化装
置の圧電振動子励振回路によれば、発振出力調整
用の可変抵抗器に流れる電流が小さいため、リー
ド線から輻射される雑音電力が小さく、可変抵抗
器およびフイルタ回路構成部品として電流容量の
小さい部品を使用することが可能となり、性能的
にもコスト的にもその効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による超音波液体霧
化装置の圧電振動子励振回路の回路図であり、第
2図及び第3図は従来の超音波液体霧化装置の圧
電振動子励振回路の回路図である。 11,31,51……発振用トランジスタ、1
2,32,52……圧電振動子、16,55……
ベース電流増幅用トランジスタ、20,40,5
9……霧化量調節用可変抵抗器、21,41,6
0……全波整流回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 超音波液体霧化装置用の圧電振動子を駆動する
    ためのコレクタ接地形自励発振回路の発振トラン
    ジスタのベース回路に、ベース電流増幅用トラン
    ジスタを接続し、前記ベース電流増幅用トランジ
    スタのベースに、発振出力調整用の可変抵抗器を
    フイルタ回路を介して接続したことを特徴とする
    超音波液体霧化装置の圧電振動子励振回路。
JP15326587U 1987-10-08 1987-10-08 Expired - Lifetime JPH0536534Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15326587U JPH0536534Y2 (ja) 1987-10-08 1987-10-08

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JP15326587U JPH0536534Y2 (ja) 1987-10-08 1987-10-08

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Publication Number Publication Date
JPH0161965U JPH0161965U (ja) 1989-04-20
JPH0536534Y2 true JPH0536534Y2 (ja) 1993-09-16

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