JPH0120A - 臓器保護剤 - Google Patents

臓器保護剤

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JPH0120A
JPH0120A JP63-69845A JP6984588A JPH0120A JP H0120 A JPH0120 A JP H0120A JP 6984588 A JP6984588 A JP 6984588A JP H0120 A JPH0120 A JP H0120A
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坂内 清
利男 田中
精二 黒住
玉置 透
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帝人株式会社
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、臓器保護剤に関し、更に詳しくはプロスタサ
イクリン類を活性成分として含有する臓器保護剤に関す
る。
〈従来の技術〉 プロスタグランジン類は強い血小板凝集抑制作用、血圧
降下作用、胃酸分泌抑制作用、平滑筋収縮作用、利尿作
用等多彩な生理作用を有しており、末梢循環障害、心筋
梗塞、狭心症、動脈硬化、高血圧症、胃潰瘍、−二指腸
潰瘍2分娩誘発、中絶等の治療または予防に有用な物質
である。
最近、これらのプロスタグランジン類のある種のものは
生体内組織の細胞を保護する、いわゆる細胞保護作用を
有することがわかってきた。この細胞保護作用は、生体
内のすべての細胞に対して存在し、例えば胃潰瘍に対す
る治療効果、心筋硬塞巣の縮小効果、エンドトキシンシ
ョックによる肺損傷の予防効果等もこの細胞保護作用に
由来しているといわれている(医学のあゆみ、 125
 巻。
250ページ、 1983年参照)。また肝細胞に対し
てもプロスタグランジン類は細胞保護作用を示すことが
知られている。例えばPGE2の構造修飾体である16
.16−シメチルーPGE2はラットの四塩化炭素誘発
およびガラクトサミ・ン誘発の肝細胞壊死を防止するこ
とが報告され[フオリア・ヒトスケミカ・エト・サイト
ケミ力(FOIia HiStO−chemica e
t Cytochemica) 、 1α巻、311ペ
ージ。
1980年:およびガストロエンテロロジイー(aas
troentero+ogy) 、 81巻、211ペ
ージ、 1981年参照]、またPGE2およびその構
造修飾体(15−メチルP G E 2 、16.16
−ジメチル−PGE2等)の肝細胞保護作用については
、アメリカ合衆国特許4.374.856号にも記載さ
れている。また6−オキソ−PGE+の構造修飾体の細
胞保護作用に就いても特開昭58−164512号、特
開昭58−203911号に報告されている。
さらにプロスタサイクリン(PGIz >はネコの肝組
織の乏酸素状態における保護作用を有することが報告さ
れている[アメリカン・ジャーナル・オブ・フィジオロ
ジイー(^mer、 J、 Physiol、)。
238巻、176ページ、 1980年参照]。また、
プロスタサイクリンの誘導体である6、9α−ニトリロ
−PGI+類等も肝細胞保護作用があることが報告され
ている(特開昭58−164512号、同58−203
911号各公報参照)。さらにカルバサイクリン誘導体
のイロプロストやシアノプロスタサイクリン類のニレプ
ロスト等にも肝臓、膵臓、腎臓の保護作用があることが
報告されている(特公表61−502819@公報参照
)。
また、最近プロスタグランジン類はその強力な細胞保護
作用により臓器移植の領域においても利用されている(
太田和夫、「現代医療」第18巻。
2693−2697頁、 1986年参照)。即ち、臓
器移植時に、臓器提供者より摘出した臓器を保護し、移
植手術の時まで臓器の障害を最小限にくい止め、良好な
状態で保存するための臓器保存にプロスタグランジン類
は利用されている。例えば、天然プロスタサイクリン(
PGI2 )は、肝臓や腎臓の保存に有効であることが
報告されている()1. Honden。
et at、 Ann、 Surg、、 vol、 1
96. p38.1982; J、W。
Bradley、 et at、 Transplan
t、 Proc、、vol、15゜p424.1983
) L/、プロスタサイクリンの誘導体であるO P 
−41483は腎保存に有効であること(H。
Tobimatsu、 et at、 Transpl
ant、 Proc、、 vol、17゜1)1461
.1985)や、プロスタグランジン類がその強力な細
胞保護作用により、臓器移植時の拒絶反応抑制に有効で
あること(上記太田和犬、「現代医療」)が報告されて
いる。
ところで天然プロスタサイクリンは、生体において、主
として動脈の血管内壁で産出される局所ホルモンであり
、その強力な生理活性、例えば血小板凝集抑制活性、血
管拡張活性等により生体の細胞機能を調節する重要な因
子であることを利用して、このものを直接医薬品として
供する試みがおこなわれている[ピー。ジェー・ルイス
、ジェー◆オー・グラデイ−(P、J、Lewis、 
J、0.Grady)ら、゛クリニカル・ファーマコロ
ジー・オプ・プロスタサイクリン(C1inical 
pharmaco+ogyorProstacycli
n) ” 、 Raven Press、 N、Y、、
 1981)が天然プロスタサイクリンは分子内に非常
に加水分解されやすいエノールエーテル結合を有するた
め、中性又は酸性条件では容易に失活し、医薬品として
はその化学的不安定性のため好ましい化合物とはいえな
い。このため天然プロスタサイクリン、と同様の生理活
性を有する化学的に安定な合成プロスタサイクリン誘導
体が鋭意検討されてきた[シンセシス(Synthes
is)、 1984年、449ページ参照]。本発明者
らは、プロスタサイクリンの6゜9位の酸素原子をメチ
ン基(−CH=)に置き換えることにより、化学的安定
性を充分に満足するプロスタサイクリン類である9(0
)−メタノ−八6(9(x)−プロスタグランジン類1
類(イソカルバサイクリン類)の合成に成功した(特開
昭59−210044号公報参照)。この誘導体は、天
然10スタサイクリンに匹敵する強力な血小板凝集抑制
作用、血圧降下作用等の生物活性を有しており、循環器
用剤として有用であった(特開昭59−210044号
、同61−197518号各公報参照)。
〈発明の目的〉 本発明者らは、種々のプロスタグランジン類の臓器保護
作用を検討したところ、特定のプロスタサイクリン類が
高い保護作用を有することを見出し、本発明に到達した
〈発明の構成及び作用効果〉 すなわら本発明は、下記式[I] H で表わされるプロスタサイクリン類および/またはその
鏡像体を活性成分として含有する臓器保護剤特に肝臓に
有効な臓器保護剤である。
上記式[I]において、R1は水素原子、C1〜Coo
のアルキル基または1当量のカチオンを表わす。C1〜
Cooのアルキル基としては、例えば、メチル、エチル
、n−プロピル、 1so−プロピル。
n−ブチル、 5ec−ブチル、 tert−ブチル、
 n −ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−
オクチル、n−ノニル、n−デシル等の直鎖状または分
岐状のものを挙げることができる。1当量のカチオンと
しては例えばNa” 、 K+などのアルカリ土 類金属カチオン; 1/2 Ca  、 1/28g”
”、 1/3 AX”などの2価もしくは3価の金属カ
チオン;アンモニウムイオン、テトラメチルアンモニウ
ムイオンなどのアンモニウムカチオンなどが挙げられる
R1としては特に水素原子、メチル基が好ましい。
上記式[I]においてR2は水素原子またはメチル基を
表わし、特にn=Qの場合は水素原子が、n=1の場合
はメチル基が好ましい。
上記式[I]においてR3は直鎖もしくは分岐鎖03〜
CIOアルキル基;直鎖もしくは分岐鎖C3〜CIOア
ルケニル基;直鎖もしくは分岐鎖C3〜Cooアルキニ
ル基:置換されていてもよい03〜CIOシクロアルキ
ル基:@換されていてもよいフェニル基;置換されてい
てもよいフェノキシ基;または置換されていてもよいフ
ェニル基、置換されていてもよいフェノキシ基もしくは
置換されていてもよい03〜CIOシクロアルキル基で
置換されている直鎖もしくは分岐鎖01〜C5アルキル
基を表わす。
直鎖もしくは分岐鎖C3〜Cooアルキル基としては、
n−プロピル、n−ブチル、n−ペンチル。
n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−デシ
ル、1−メチルペンチル、1−メトリヘキシル、1,1
−ジメチルペンチル、2−メチルペンチル、2−メチル
ヘキシル、5−メチルヘキシル。
2.5−ジメチルヘキシル基等が挙げられ、好ましくは
n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル。
(R)−もしくは(S)−もしくは(R3)−1−メチ
ルペンチル、(R)−もしくは(S)−もしくは(R3
i2−メチルヘキシル基が挙げられる。
C3〜CIOアルケニル基としては2−ブチニル。
2−ペンテニル、3−ペンテニル、2−へキセニル、4
−へキセニル、2−メチルー4−ヘキセニル、2,6−
シメチルー5−へブテニル基等が挙げられる。
C3〜CIOアルキニル基としては2−ブチニル。
2−ペンチニル、3−ペンチニル、2−へキシニル、4
−ヘキシニル、2−オクチニル、5−デシニル、1−メ
チル−3−ペンチニル、1−メチル−3−ヘキシニル、
2−メチル−4−へキシニル基等が挙げられる。
置換されていてもよい03〜Cooシクロアルキル基と
しては、シクロプロピル、シクロブチル。
シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シ
クロオクチル、(C1〜C6)アルキルシクロペンチル
、(C1〜C4)アルキルシクロヘキシル、ジメチルシ
クロペンチル、ジメチルシクロヘキシル、クロロシクロ
ペンチル、ブロモシクロヘキシル、ヨードシクロペンチ
ル、フルオロシクロヘキシル基等が挙げられるが、好ま
しくはシクロペンチル基、シクロヘキシル基である。
置換されていてもよいフェニル基、置換されていてもよ
いフェノキシ基の置換基としては例えばハロゲ原子、ヒ
ドロキシ基、 02〜C7アシロキシ基、ハロゲン原子
で置換されていてもよいC1〜C4アルキル基、ハロゲ
ン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルコキシ基
、ニトリル基。
カルボキシル基または(C+〜C6)アルコキシカルボ
ニル基等が好ましい。ハロゲン原子としては、弗素、塩
素または臭素等、特に弗素または塩素が好ましい。C2
〜C7アシロキシ基としては、例えばアセトキシ、プロ
ピオニルオキシ、n−ブチリルオキシ、1so−ブチリ
ルオキシ、n−バレリルオキシ、 1so−バレリルオ
キシ、カプロイルオキシ、エナンチルオキシまたはベン
ゾイルオキシを挙げることができる。ハロゲンで置換さ
れていてもよいC1〜C4アルキル基としては、メチル
、エチル、n−プロピル、 1so−プロピル、n−ブ
チル、クロロメチル、ジクロロメチル、トリフルオロメ
チル等を好ましいものとして挙げることができる。ハロ
ゲンで置換されていてもよいC1〜C4アルコキシ基と
しては、例えばメトキシ。
エトキシ、n−プロポキシ、 1so−プロポキシ。
n−ブトキシ、クロロメトキシ、ジクロロメトキシ、ト
リフルオロメトキシ等を好ましいものとして挙げること
ができる。(C+〜Cs )アルコキシカルボニル基と
しては、例えばメトキシカルボニル、■トキシ力ルボニ
ル、ブトキシカルボニル。
ヘキシルオキシカルボニル等を挙げることができる。
置換フェニル基または置換フェノキシ基は、上記の如き
置換基を1〜3個、好ましくは1個持つことができる。
置換されていてもよいフェニル基。
置換されていてもよいフェノキシ基、置換されていても
よい03〜Cooシクロアルキル基で置換ざれている直
鎖もしくは分岐鎖C1〜C5アルキル基のうらで置換さ
れていてもよいフェニル基、置換されていてもよいフェ
ノキシ基としては前記のものをそのまま好適に挙げるこ
とができる。03〜CIOシクロアルキル基としても前
記のものをそのまま好適に挙げることができ、また置換
基も上記した置換フェニルと、置換フェノキシ基の置換
基と同様のものが挙げられる。直鎖もしくは分岐鎖C1
〜C5アルキル基としてはメチル、エチル。
プロピル、 1so−プロピル、ブヂル、1so−ブチ
ル、 5ec−ブチル、t−ブチル、ペンチル基などを
挙げることができ、置換基はその任意の位置に結合して
いてもよい。
R3は、これらのなかで、n−ブチル、n−ペンチル、
1−メチルペンチル、2−メチルヘキシル。
シクロペンチル、シクロヘキシル、2,6−シメチルー
5−ヘプテニル、1−メチル−3−ペンテニル、1−メ
チル−3−へキシニルが好ましい。
上記式[I]において、nはOまたは1である。
n=Qの場合は下記式[I−1] [式中、R1,R2,R3の定義は前記定義に同じ。]
で表わされる15位の天然型立体配置と、下記式[2] [式中、R+、 R2,R3の定義は前記定義に同じ。
]で表わされる15位の非天然型立体配置のどちらか一
方、またはそれらの任意の割合の混合物を表わし、特に
R2が水素原子の時は、上記式[I−1]で表わされる
15位の天然型立体配置が好ましい。n=1の場合も、
16位の(R)−配置、(S)−配置およびそれらの任
意の割合の混合物を含む。
上記式[I]で表わされるプロスタサイクリン類の8位
、9位、11位、12位の立体配置は天然プロスタグラ
ンジンと同じであるため特に有用な立体異性体であるが
、本発明ではそれぞれの位置の立体配置がことなること
による立体異性体、おるいはそれらの任意の割合の混合
物をも含むものである。
本発明において用いられるプロスタサイクリン類の好ま
しい具体例を挙げれば、例えば次のとおりである。
(1) 9 (0)−メタノ−Δ6(9cr)−プロス
タグランジンI+  (イソカルバサイクリン)(2)
 20−メチ/L、−9(0)−メタ/−Δ6(9(x
)−プロスタグランジン11 (3) 16−メチル−9(0)−メタノ−△6(9(
X)−プロスタグランジン■1 (4) 16.16−シメチルー9(0)−メタノ−八
6(9°)−プロスタグランジン■1(5) 17−メ
チルー9(0)−メタノ−八6(9(2)−プロスタグ
ランジン11 (6) 17.20−ジメチル−9(0)−メタノ−Δ
6(9(x)−プロスタグランジン11(7) (6)
の(17R>一体 (8) (6)の(178)一体 (9) 15−メチル−9(0)−メタノ−△6(9(
x)−プロスタグランジン■1 (10)17.18−デヒドロ−9(0)−メタノ−△
6(9(2)−プロスタグランジン■1(11) 20
−イソプロピリデン−17−メチル−9(0)−メタノ
−八6(9(X)−プロスタグランジン11 (12) 18.18,19.19−テトラヒドロ−1
6−メチル−9(0)−メタノ−八6(9a)−プロス
タグランジン■1 (13) 18.1B、19.19−テトラヒドロ−1
6,20−ジメチル−9(0)−メタノ−ΔB(9(2
)−プロスタグランジン11 (14) (3)、(12)、(13)の(165)一
体(15) (3)、(12)、(13)の(16R)
一体(16) 16.17.18,19.20−ペンタ
ノルー15−シクロペンチル−9(0)−メタノ−八6
(9cr)−プロスタグランジン11 (17) 16.17.18,19.20−ペンタノル
ー15−シクロへキシル−9(o)−メタノ−△6(9
(X)−プロスタグランジン11 (18) 17.18,19.20−テトラツルー16
−(p−フルオロフェノキシ)−9(0)−メタノ−Δ
6(9(X)−プロスタグランジン11(19) 17
.18,19.20−テトラツルー16−シクロへキシ
ル−9(0)−メタノ−Δ6(9(x)−プロスタグラ
ンジン11 (20) 15−デオキシ−16−ヒドロキシ−9(0
)−メタノ−八6(9cX)−プロスタグランジン(2
1) 15−デオキシ−16−ヒドロキシ−16−メチ
ル−9(0)−メタノ−へ6(9(:x)−プロスタグ
ランジン11 (22) (2OL(21)の(163)一体(23)
 (20)、(21)の(16R>一体(24) (1
)〜(23)のメチルエステル(25) (1)〜(2
3)のエチルエステル(26) (1)〜(23)のブ
チルエステル(27) (1)〜(23)のナトリウム
塩(28) (1)〜(23)のカリウム塩(29) 
(1)〜(23)のアンモニウム塩(30) (1)〜
(29)の化合物の鏡像体(31) (1)〜(29)
の化合物の8位、9位、11位、12くらい、15位の
立体異性体 などを挙げることができるが、これらに限定されるもの
ではない。
以上の化合物のうち、代表的なものの物性値を下に示す
。(尚、化合物名の前の()内の数字は上記例示化学物
の番号を示す。) (1) 9 (0)−メタノ−Δ6(9(x)−プロス
タグランジンI+  (イソ力ルバサイタリン)NMR
(CD(ffl:+  、  δppm)0.88(3
H,t、J=6H2)。
2.98(IH,III)、  3.73(1M、Q、
J=8H2)。
4.02(IH,Q、J=7H2)、  5.28(1
N、bs)。
5.48(2H,m)、 5.3−5.9(3H,br
;Dz Oで消失)IR(液膜、 cm−1) 。
3400、 3100〜2400. 1700. 10
85. 965゜Mass(m/e) 332. 31
4. 288゜(3) 16−メチル−9(0)−メタ
ノ−△6(9(X)−プロスタグランジンII NMR(CDG、+ 、δl)l)m)0.7−1.1
(6H,m)、 2.7−3.3(1H,br)。
3、5−4.3(2tl、 br) 。
5.0−5.3(3H,br;Dz Oで消失)。
5.30(IH,bs)、 5.48(2H,m)。
IR(液膜、 cn+−1) 。
3350、3400−2400.1705.10B5.
995.965゜(8) (173) −17,20−
ジメチル−9(0)−メタノ−△6(9cr)−プロス
タグランジンIINMR(CDCR3、δppm) 0.88(6H,m)、  2.98(IH,br)。
3.75(IH,Q、J=8NZ)、  4.13(I
H,Q、J=7H7)。
5.29(IH,bs)、  5.47(1N、dd、
J=15Hz、  8Hz)。
5.50(1H,dd、J=15Hz、  8Hz)。
5.95(3H,br、 D20で消失)。
IR(液膜、C1) 3350、 3400−2400. 1712. 10
85. 995. 968゜Mass (m/e) 360  (M−H20) 、 342. 316゜(
16) 1B、17.1&、19.20−ペンタノルー
15−シクロペンチルー9(0)−メタノ−Δ6(9′
:x)−プロスタグランジン■I NMR(CDCR3,δppm) 2.7−3.2(IH,br)、 3.5−4.0(2
H,m)。
5.0−5.3(4H,br;Dz Oで3■消失)。
5.3−5.55(2H,m)。
IR(液膜、 cnrl ) 3350、3400−2400.1705.1085.
995.965゜(17) 16,17.1B、19.
20−ペンタノルー15−シクロへキシル−9(0)−
メタノ−Δ6(9′:x)−プロスタブランジンII NMR(CDG3.δppm) 2.7−3.2(IH,br)、 3.5−4.0(2
N、m)。
5.0−5.3(3H,br;Dz Oで消失)。
5.29(IH,bs)、 5.3−5.55(2M、
m)。
IR(液膜、 cm−1) 3350、3100−2400.1708.1085.
965゜(21) 15−デオキシ−16−ヒドロキシ
−16−メチル−9(0)−メタノ−八6(9a)−プ
ロスタグランジンII NMR(CDG3.δI)l)m) 0.88(3H,t、J=6H2)、 1.10(3H
,S)。
2.65−3.2(IH,m)、  3.5−3.9(
111,m)。
4.6−5.2(3H,br;Dz Oで消失)。
5.26(IH,bs)、 5.25−5.55(2N
、III)。
IR(液膜、 cm−1) 3350、3100−2400.1705.965゜(
24)−1・・・(1)のメチルエステルNMR(CD
Qh 、δI)I)m) 0.88(3H,t、J=6Hz)、 2.99(IH
,m)。
3.67(3H,S)、  3.75(IH,Q、J=
8H7)。
4.06(1M、q、J=7Hz)、  5.28(I
II、bs)。
5、53(2H,m)。
IR(液膜、 cm−1) 3360、 1740. 1090. 965゜Mas
s (m/e) 346、 328. 302゜ (24)−2・・・(8)のメチルエステルNMR(C
DCI!3 、δl)l)m)o、a8(6H,m)、
  2.98(IH,m)、  3.a7(3H,s)
3.75(IH,m)、 4.12(IH,m)、 5
.29(IH,bS)。
5.48(2N、m)。
IR(液膜、 cm−1) 3380、1740.966゜ (24)−3・・・(16)のメチルエステルNMR(
CDα3.δpl)III) 2.7−3.2(IN、br)、 3.5−4.0(2
H,m)。
3.67(3H,S)、 5.28(IH,bs)、 
5.49(2N、m)。
IR(液膜、 crl ) 3400、1742.968゜ (24)−4・・・(21)のメチルエステルNMR(
CDCR3、δppm) 0.88(3H,t、J=6H2)、  1.12(3
N、S)。
2.7−3.2(IH,br)、  3.5−3.9(
1N、m)。
3.66(3H,S)、  5.28(IH,bS)、
  5.2−5.6(2H,m)IR(液膜、 cm−
1) 3400、 1740. 968、 上記式[I]で表わされるプロスタサイシリン類は、公
知の方法により容易に製造され、その製造方法は、例え
ば特開昭59−210044号および同61−1975
18号公報等に詳しく記載されている。また例えば、本
発明者らが別途出願した、下記scheme■に示した
方法によっても得ることができる。
SCheme■ [II]     OZ OZ [I[I] OZ [IV] OZ [V] H [I−3] ・ H [I−4] 上記SchemeIの5tep 1はアルキル化反応で
あり、材種らの方法(J、 Am、 Chem、 So
c、、 99 巻、 2361ページ、 1977年)
に準じて、アリルアルコール[n]をn−ブチルリチウ
ム、次いでヨウ化第1銅と反応せしめ、その後ざらに下
記式[VI]で表わされる]−[3−リチオプロピル]
−4−メチル−2,6,7−ドリオキサビシクロ[2,
2,2,]オクタンとN、N−メチルフェニルアミノト
リノェニルホスホニウム=ヨーシトの存在下反応せしめ
ることにより合成することができる。上記式[VI]で
表わされる1−[3−リチオプロピル]−4−メチル−
2,6,7−ドリオキサヒシクロ[2゜2.2. ]オ
クタンは、1−[3−ブロモプロピル]−4−メチル−
2,6,7−ドリオキサビシクロ[2゜2.2.]オク
タンとt−ブチルリチウムとを反応させることにより得
ることができる( E、 J、 C0reVら。
Tetrahedron Letters、 24巻、
 5571ページ、 1983年参照)。
5tep 2はオルトエステルの加水分解反応であり、
酸触媒を用いる通常のオルトエステルの加水分解反応を
用いることにより進行する。例えば、オルトエステル体
[I[]を]メタノールー水混合溶に溶解し、少量のp
−トルエンスルホン酸ピリジン塩を加えることによりジ
オールエステル体[IV]を得ることができる。
5tep 3はエステルの加水分解反応であり、通常の
アルカリ加水分解反応により達成できる。例えば、ジオ
ールエステル体[IV]のテトラヒドロフラン溶液に水
酸化リチウム、水酸化ナトリウムなどの水溶液を加え反
応させることにより、カルボン酸体[]をることができ
る。
5tep 4は脱シリル化反応であり、通常の脱シリル
化反応であるテトラブチルアンモニウムフルオリドフッ
化水素酸等のフッ素化合物または酢酸。
p−トルエンスルホン酸等の酸を用いることにより進行
させることができる。例えば、ジシリル体[V]にテト
ラヒドロフラン中テトラブチルアンモニウムフルオリド
を反応させることにより、イソカルバサイクリン類[I
−3]に導くことができる。
5tep 5はエステル化反応または塩生成反応であり
、通常のエステル化法または塩生成法を用いることによ
り達成される。例えば、ジアゾメタンを使用することに
よりメチルエステルを得ることができ、またヨウ化アル
キル/ジイソプロピルエステルアミンを用いることによ
ってもアルキルエステルを得ることができる。また例え
ば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等を用いる通常
の塩生成反応を用いることにより、カルボン酸塩を得る
ことができる。
scheme Iで示した製造法の原料であるエノール
[II]は、文献既知の方法を用いることにより容易に
合成することができる( T、 )laseら、 丁e
tra−hedron Letters、 25巻、 
5087ページ、 1984年等参照)。
上記式[I]で表わされるプロスタサイクリン類は、驚
くべきことに非常に強い臓器保護作用を有している。例
えば、ラット肝移植時に臓器提供ラット(ドナー)より
摘出された肝臓を保存液中冷蔵保存する際に、上記式[
I]で表わされるプロスタサイクリン類を添加すること
により、保存肝の障害を最小限に食い止めることができ
、その結果肝移植後の移植ラットの生存率がプロスタサ
イクリン類を添加せずに保存・移植したコントロール群
よりも大幅に向上する。
上記活性化合物は、臓器移植手術時に臓器提供者(ドナ
ー)より摘出された臓器の保存において、その臓器の障
害を最小限に食い止めるための臓器保護剤として、保存
液中または潅流液中に添加して使用することができる。
また、本活性化合物は、臓器移植後の拒絶反応を抑制ま
たは予防するための臓器保護剤として移植患者に投与す
ることができる。この活性化合物を、臓器移植における
臓器保存および/または拒絶反応抑制の目的で臓器保護
剤として使用する場合の対照となる臓器としてはすべて
の臓器が挙げられるが、その中でも例えば、肝臓、腎臓
、心臓、膵臓、肺、骨髄等の臓器に対して有効であり、
特に肝臓に対して有効である。
この活性化合物を移植臓器保存における保護剤として使
用する場合、この活性化合物は保存液中または潅流液中
に、原体のまま添加するかあるいは活性化合物が均一に
溶解または分散しうる種々の溶媒の溶液または懸濁液と
して添加することができる。上記目的の溶媒としては、
例えばエタノール、プロピレングリコール、グリセリン
、ポリエチレングリコール等のアルコール類や、水、生
理食塩水、トリアセチン等、およびこれらの任意の割合
の混合物が特に好ましい。これらの溶液剤。
懸濁剤は、例えばバクテリア保留フィルターをとおす)
濾過、熱滅菌、殺菌剤の配合あるいは照射等の処理を適
宜性なうことによって無菌化できる。
また無菌の原体あるいは固形製剤を製造し、使用直前に
無菌の上記溶媒を加えて使用してもよい。
また、この活性化合物を臓器移植後の拒絶反応を抑制ま
たは予防するための臓器保護剤として使用する場合は、
経口的にあるいは直腸内、皮下。
筋肉内、静脈内、動脈内、経皮等の非経口的に投与する
が、好適には経口投与または静脈内投与によるのがよい
経口投与のためには、固形製剤あるいは液体製剤とする
ことができる。固形製剤としては、例えば錠剤、丸剤、
散剤或いは顆粒剤がある。このような固形製剤において
は1つまたはそれ以上の活性物質が少なくとも1つの薬
学的に許容しうる担体、例えばよく用いられる重炭酸ナ
トリウム、炭酸カルシウム、バレイショデンプン、シヨ
糖、マンニトール、カルボキシメチルセルロース混合さ
れる。製剤操作は常法に従って行なわれるが、上記以外
の製剤化のための添加剤、例えばステアリン酸カルシウ
ム、ステアリン酸マグネシウム、グリセリンのような潤
滑剤を含有していてもよい。
経口投与のための液体製剤は、例えば乳濁剤。
溶液剤.懸濁剤,シロップ剤あるいはキシル剤を含む。
これらの製剤は一般的に用いられる薬学的に許容しうる
担体、例えば水あるいは流動パラフィンを含む。
ココナツツ油,分画ココナツツ油,大豆油,トウモロコ
シ油等の油性基剤を担体として用いることもできる。
経口投与のための製剤は、例えば上記の如き固形製剤に
、例えばセルロースアセテートフタレート、ヒドロキシ
プロピルメチルセルロースフタレート、ポリビニルアル
コールフタレート、スチレン無水マレイン酸共重合体あ
るいはメタクリル酸。
メタクリル酸メチル共重合体の如き腸溶性物質の有機溶
媒あるいは水中溶液を吹き付けて腸溶性被覆をほどこし
て腸溶性製剤として製剤化することもできる。散剤,顆
粒剤などの腸溶性固形製剤はカプセルで包むこともでき
る。
薬学的に許容しうる担体には、その他通常必要により用
いられる補助剤、芳香剤、安定剤、おるいは防腐剤を含
む。
また、粉の液体製剤はゼラチンのような吸収される物質
でつくられたカプセルに入れて投与してもよい。
直腸内投与のための固形製剤としては、1つまたはそれ
以上の活性物質を含み、それ自体公知の方法により製造
される座薬が含まれる。
非経口投与の製剤は、無菌の水性あるいは非水溶性液剤
、懸濁剤、または乳濁剤として与えられる。非水性の溶
液または懸濁剤は、例えばプロピルグリコール、ポリエ
チレングリコールまたはオリーブ油のような植物油、オ
レイン酸エチルのような注射しうる有機エステルを薬学
的に許容しうる担体とする。このような製剤はまた防腐
剤、湿潤剤、乳化剤9分散剤、安定剤のような補助剤を
含むことができる。これらの溶液剤、懸濁剤および乳濁
剤は、例えばバクテリア保留フィルターなとおすン濾過
、殺菌剤の配合おるいは照射等の処理を適宜行なうこと
によって無菌化できる。また無菌の固形製剤を製造し、
使用直前に無菌水または無菌の注射用溶液に溶解して使
用することができる。
また本発明化合物は、α、βまたはγ−サイクロデキス
トリンあるいはメチル化サイクロデキストリン等と包接
化合物を形成せしめて用いることもできる。
経皮投与の剤型としては、例えば軟膏剤などが挙げられ
る。これらは通常の方法によって成形される。
また、この活性化合物は、その強い細胞保護作用、臓器
保護作用により、各種の臓器障害治療剤例えば、肝障害
の治療または予防に用いることができる。例えば患者に
、中毒性肝障害、脂肪肝。
肝炎(特にアルコール制肝炎、ウィルス制肝炎)。
肝硬変、劇症肝炎、肝性昏睡、肝臓肥大、閉塞性黄痕、
寄生虫性肝疾患、肝腫瘍、肝膿瘍、肝臓結核等の急性も
しくは慢性の肝疾患の治療もしくは予防のために投与す
ることができる。また、その他にも腎臓、膵臓、胃、心
臓、肺等の臓器疾患の治療もしくは予防のために投与す
ることができる。
本活性化合物を各種の臓器障害治療剤として用いるため
には、経口的あるいは直腸内、皮下、筋肉内、静脈内、
動脈内、経皮等の非経口的に投与されうるが、好適には
経口投与または静脈内投与によるのがよい。これらの製
剤については、本活性化合物を臓器移植後の拒絶反応を
抑制または予防するための臓器保護剤として用いる場合
について述べた製剤と同じである。
本プロスタサイクリン類を移植臓器保存に云ける保護剤
として使用する場合の使用量は、臓器の種類、単純保存
あるいは潅流保存の違い、また移植臓器の状態2重量等
によって異なるが、通常保存または潅流液中の濃度が1
0−12〜10−3mM tallの範囲で用いられ、
好ましくは1o−10〜10−”mg/@(の範囲で用
いられる。また、本プロスタサイクリン類を臓器移植後
の拒絶反応を抑制するための臓器保護剤として、あるい
は各種の臓器障害治療剤として用いる場合の投与量は、
投与を受ける対象の状態2年令、性別1体重、投与経路
等により異なるが、通常炉< 0.01μg〜1001
11(J/Kg一体重7日の量で投与することができる
。かかる投与量は、日に1回あるいは数回、例えば2〜
6回に分けて投与することもできる。
以下本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。
実施例1 次の組成よりなる臓器保存液を製造した。
(1)等張クエン酸溶液(コントロール保 液)下記化
合物(化合物群(^))を11の無菌水に溶解した。
この溶液に0.1規定塩酸を加えI)Hを7.1に調節
した後、バクテリア保留フィルター(、0,22μm)
でン濾過滅菌した。
(17S ) −17,20−ジメチル−9(0)−メ
タノ−△6(9(x)−プロスタグランジン11(化合
物a) H(>  ’eH3 (化合物a) のエタノール溶液(10mM ml > 1oμmを生
理食塩水990μlに加えた(PG原液)。(1)と同
様に化合物群(^)を11の蒸溜水に溶解し、それに上
記PG原液1dを加えた。この溶液に0.1規定塩酸を
加えpHを7.1に調節した後、バクテリア保留フィル
ター(0,22μIl′l)で)濾過滅菌した。
(ii)  旦旦宣五久存亘ユ上 15−デオキシ−16−ヒドロキシ−16−メチル−9
(0)−メタノ−へ6(9(x)−プロスタグランジン
I+  (化合物b) (化合物b) のエタノール溶液(10mMrni) 10μfを生理
食塩水990μlに加えた(PG原液)。(1)と同様
に化合物群(A)を11の蒸溜水に溶解し、それに上記
PG原液1威を加えた。この溶液に0.1規定塩酸を加
えpHを7.1に調節した後、バクテリア保留フィルタ
ー(0,22μm)で)濾過滅菌した。
実施例2 1税櫃叉周 近交系のルイスラット(体重175〜290CI)を用
いて肝移植実験を行なった。肝提供ラット(ドナー)か
らの肝の摘出、および同所性肝移植の技法は、Kama
daらの方法に原則的に従って行なった(玉置透、「移
植」、21巻、46〜53ページ、 1986年参照)
。ドナーラットの肝臓には、5Gユニツトのヘパリンを
添加し4°Cに冷却したハルトマン液(Hartman
n’S 5olusion)を、次いで4℃に冷却した
5威の下記各保存液を門脈より潅流した。潅流した肝臓
は摘出後、ハルトマン液の入ったビーカーに入れ重量を
測定後、下記各保存液の入ったビーカーに入れ、0℃で
16時間保存した。保存した肝臓は再度重量を測定した
後、10Irilの血漿液を潅流し、同所性移植を行な
った。
*保存液 ・コントロール群・・・ 実施例1.(1)のコントロール保存液・プロスタサイ
クリン群・・・ 実施例1.(2)のPG含有保存液−aおよびPG含有
保存液−bo 移植後2週間以上生存したラットの生存率および胆汁排
泄の有無を調べた結果を表1に示す。
表1から明らかなように、上記プロスタサイクリン類は
臓器移植における保存肝の障害を最小限に食い止める臓
器保護作用を有することがわかる。
実施例3 (アンプル剤の製剤) 1本のアンプル中に次の組成を含有するアンプルを製造
した。
即ち、活性成分をエタノールに溶解後熟溜水を加え、無
菌状態下にバクテリア保留フィルターを通して)濾過し
無菌のアンプルに充填した。
なお活性成分としては(17S)−17,20−ジメチ
ル−9(0)−メタノ−△6(9(x)−プロスタグラ
ンジン11および(173)−17,20−ジメチル=
9(0)−メタノ−八6(9(X)−プロスタグランジ
ン11ナトリウム塩を用いた。
実施例4 (アンプル剤の製剤) 1本のアンプル(5d容量)に次の組成を含有するアン
プルを製造した。
即ら、ポリエチレングリコールおよび活性成分を窒素下
に水中に溶解させ、これを沸騰させ、窒素下に冷却させ
、かつ蒸留した。この溶液に前処理した水を加えて与え
られた容量にして、無菌状態下にン濾過した。本製造は
散光中にて行なわれる。
充填は窒素気流中にて行なわれ、滅菌は121℃にて2
0分間行なった。
なお、上記活性成分としては、(178)−17,20
−ジメチル−9(0)−メタノ−ΔB(9(Z)−プロ
スタグランジン11を用いた。
実施例5 1錠が次の組成よりなる錠剤を製造した。
即ち、活性成分、乳糖およびジャガイモデンプンを混合
し、これをポリビニルピロリドンの20%エタノール溶
液で均等に湿潤させ、20mmメツシュのフルイを通し
、45℃にて乾燥させ、かつ再び151IIIIメツシ
ユのフルイを通した。こうして得た顆粒をステアリン酸
マグネシウムと混和し、錠剤に圧縮した。
活性成分として、代表的に(17S)−17,20−ジ
メチル−9(0)−メタノ−八6(9(X)−プロスタ
グランジン■1を用いた。
実施例6 1カプセルが次の組成を含有する硬質ゼラチンカプセル
を製造した。
即ち、細かく粉末化した形の活性成分、微晶セルロース
および未プレスの無定形珪酸を十分に混合し、硬質ゼラ
チンカプセルに詰めた。
活性成分として、代表的に15−デオキシ−16−ヒド
ロキシ−16−メチル−9(0)−メタノ−実施例7 (17S)−17,20−ジメチル−9(0)−メタノ
−八6(9a)−プロスタグランジン11を、分画ココ
ナツツ油に溶解した。また下記処方による剤皮成分を加
温溶解し、1カプセル中に(17S)−17,20−ジ
メチル−9(0)−メタノ−八6(9(2)−プロスタ
グランジン11が50μQ含有するように軟カプセル製
造機を用いて、常法により軟カプセル剤を製造した。
剤皮処方

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記式[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼・・・[ I ] 但し、式中R^1は水素原子、C_1〜C_1_0アル
    キル基又は1当量のカチオンを表わし;R^2は水素原
    子又はメチル基を表わし;R^3は直鎖もしくは分岐鎖
    C_3〜C_1_0アルキル基;直鎖もしくは分岐鎖C
    _3〜C_1_0アルケニル基;直鎖もしくは分岐鎖C
    _3〜C_1_0アルキニル基;置換されていてもよい
    C_3〜C_1_0シクロアルキル基;置換されていて
    もよいフェニル基;置換されていてもよいフェノキシ基
    ;または置換されていてもよいフェニル基;置換されて
    いてもよいフェノキシ基もしくは置換されていてもよい
    C_3〜C_1_0シクロアルキル基で置換されている
    直鎖もしくは分岐鎖C_1〜C_6アルキル基を表わし
    ;nは0または1を表わすで表わされるプロスタサイク
    リン類および/またはその鏡像体を活性成分として含有
    する臓器保護剤。 2、上記式[ I ]においてR^1が水素原子またはメ
    チル基である請求項1記載の臓器保護剤。 3、上記式[ I ]においてR^2が水素原子である請
    求項1記載の臓器保護剤。 4、上記式[ I ]においてR^3が2−メチルヘキシ
    ル基である請求項1記載の臓器保護剤。 5、上記式[ I ]においてnが0である請求項1記載
    の臓器保護剤。 6、上記式[ I ]で表わされるプロスタサイクリン類
    が、(17S)−17,20−ジメチル−9(0)−メ
    タノ−△6(9α)−プロスタグランジンI_1である
    請求項1記載の臓器保護剤。 7、上記式[ I ]においてR^2がメチル基である請
    求項1記載の臓器保護剤。 8、上記式[ I ]においてR^3がn−ブチル基であ
    る請求項1記載の臓器保護剤。 9、上記式[ I ]において、nが1である請求項1記
    載の臓器保護剤。 10、上記式[ I ]で表わされるプロスタサイクリン
    類が15−デオキシ−16−ヒドロキシ−16−メチル
    −9(0)−メタノ−△6(9a)−プロスタグランジ
    ンI_1である請求項1記載の臓器保護剤。 11、上記臓器が肝臓である請求項1〜10記載のいず
    れかの臓器保護剤。
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