JPH01209216A - 反転搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的コ （産業上の利用分野） 本発明は反転搬送装置に関する。

（従来の技術） 物品を製造する工程においては、コンベアなどの搬送装
置で物品を搬送し、次にこの物品の上下の向きを反転さ
せた状態で、前記搬送装置に連続して設けた搬送装置で
物品を搬送することが多くある。

従来、このように物品をその上下の向きを反転させて搬
送する場合に、物品の向きを上下に反転させるためには
、アクチエータで物品を把持して裏返しにする方法が広
く採用されている。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、このようにアクチエータにより物品を裏
返して上下の向きを反転させる場合には、物品を把持し
、反転し、移動し、さらに把持を解除するという一連の
動作を行なうために複数種類のアクチエータを組合わせ
る必要があるり、このため反転装置の構成が複雑になり
、装置の値段が高くなる。また、アクチエータで物品を
１個ずつ反転させるでいくことは、反転作業に非常に時
間がかかり搬送能率が悪い。さらに、軟質な物品を反転
させる場合には、アクチエータで把持すると物品の表面
に傷が付きやすく、品質を低下させることになる。

本発明は前記事情に基づいてなされたもので、迅速且つ
連続して、しかも表面を傷つけることなく物品を反転し
て搬送することができ、しかも経済性が高い反転搬送装
置を提供することを目的とするものである。

［発明の構成コ （問題点を解決するための手段） 前記目的を達成するために本発明の反転搬送装置は、磁
性材料からなる物品を反転させて搬送する装置であって
、駆動回転体に無端帯を巻き掛け且つ前記物品を載せて
搬送する非磁性材からなる支持板を前記無端帯に設けた
コンベア形の第１の搬送装置と、前記支持板が前記駆動
回転体の周囲に沿ってその上側から下側）に移動する部
分を含む前記第１の搬送装置の下側に配設され前記第１
の搬送装置から搬送された前記物品を受けて搬送する非
磁性材からなる支持板を設けた第２の搬送装置と、前記
第１の搬送装置の駆動回転体と同軸上で回転する磁石回
転用回転体の円周方向に間隔を存して並ぶ複数箇所に夫
々回転体の半径方向に移動可能に設けられ第１の搬送装
置の支持板に載せられた前記物品に磁気吸引力を作用し
て前記物品を前記支持板に固定する第１の磁石と、前記
第１の搬送装置の前記支持板が前記物品を載せて前記駆
動回転体の上側に移動してきた時に前記磁石回転用回転
体と一緒に回転する前記各節１の磁石を夫々前記支持板
に接近させるように動かすとともに前記各支持板が前記
駆動回転体の上側からその円周方向に沿って下側まで移
動する間前記第１の磁石の位置を保持し、前記各支持板
が前記駆動回転体の下側まで移動した時に前記第１の磁
石を前記支持板から離間させる方向に動かして前記支持
板から前記物品を離脱落下させるカムと、前記支持板に
載って前記駆動回転体の下側まで搬送されてきた前記物
品が前記支持板から離脱する時にこの物品に磁気吸引力
を作用させて前記第２の搬送装置の支持成上の定位置に
落下させて載せる第２の磁石とを具備してなることを特
徴とするものである。

（作用） 第１の搬送装置の支持板に載って駆動回転体の上側に搬
送されてきた物品は、第１の磁石の磁気吸引力により支
持板に固定されて支持板とともに駆動回転体の下側まで
搬送される。この過程で物品の上下の向きが反転される
。物品が駆動回転体の上側まで移動した時に第１の磁石
の磁気吸引力が解除されて、物品が支持板から離脱する
。この時、第２の磁石が磁気吸引力を作用させて第１の
搬送装置の支持板から離脱した物品を第２の搬送装置の
支持板の所定位置に落下させて搬送を継続する。

（実施例） 以下本発明を図面で示す一実施例について説明する。

この実施例は第１の搬送装置としてチェーンコンベアを
使用したものである。

図中１はチェーンコンベアを使用した第１の搬送装置で
、この搬送装置１は離間対向して配設した２本の駆動軸
２．２の夫々の左右両端部にスプロケットホイール３，
３を取付けるとともに、各駆動軸２，２の対向する左右
両端部に取付けた各２個のスプロケットホイール３，３
には夫々無端状のチェーン４．４を巻き掛けてチェーン
コンベアとして構成されている。各チェーン４．４の間
には駆動軸２と平行に配置した非磁性材からなる細長い
支持板５が、チェーン４．４の長手方向全体に間隔を存
して多数配設してあり、これら各支持板５の両端は各チ
ェーン４．４に支持具５ａを介して取付けである。なお
、第１図および第２図は第１の搬送装置１における一方
の端部の右側部を示している。この図面で示す搬送装置
１の部分では、スプロケットホイール３は図示矢印で示
すように支持板５を上側から下側に移動させる方向に回
転する。

第１の搬送装置１の図示する部分における駆動軸２の両
端部にはスプロケットホイール３．３の内側に位置して
磁石回転用の回転輪６．６が取付けられ、各回転輪６，
６の間には駆動軸２と平行に配置した複数本の支持軸７
が支持板５の内側で且つ駆動軸２を囲む円周上に間隔を
存して配設してあり、各支持軸７の両端部は各回転輪６
．６に夫々形成した半径方向に沿う長孔８．８に挿通し
て支持されている。すなわち、各支持軸７は回転輪６の
半径方向に移動自在に支持されている。これら各支持軸
７の前記各支持板５に面する部分には、複数の永久磁石
９が軸方向に間隔を存し並べて接着固定しである。各支
持軸７の両方の端部には各回転輪６，６に各支持軸７に
対応して設けた引張り形のコイルばね１０が連結してあ
り、これらコイルばね１０は各回転輪６，６に設けたピ
ン１１に支持され、各支持軸７に回転輪中心側への引張
り力を加えている。このため、各支持軸７は各回転輪６
，６の中心側に向は変位されている。

各支持軸７の間隔と前記各支持板５との間隔とは夫々対
応した大きさを有している。駆動軸２の両端部にはスプ
ロケットホイール３，３と回転輪６゜６との間に位置し
て、円形をなすカム１２．１２が軸受１９．１９を介し
て回転自在に設けてあり、このカム１２．１２と対応す
る各支持軸７，７の両端部にはローラ１Ｂ、１３が取付
られている。

そして、各支持軸７が各コイルばね１０により回転輪６
の中心側に変位力を与えられているので、各支持軸７に
取付けたローラ１３，１３がカム１２．１２の外周面に
接触している。このカム１２．１２の外周部の形状は、
各支持板５がスプロケットホイール３，３の上側に移動
してきた時に（各支持軸７が回転輪６の上側に移動して
きた時）、凸部１２ａで回転輪６．６と一緒に回転する
各支持軸７を各支持板５にさせるべく回転輪６の外周部
に向けて動かすとともに、各支持板５がスプロケットホ
イール３，３の上側からその円周方向に沿って下側まで
移動する間（各支持軸７が回転輪６の上側からその円周
方向に沿って下側まで移動する間）支持板５の位置を保
持し、各支持板５がスプロケトホイール３．３の下側ま
で移動した時（各支持軸７が回転輪６の下側まで移動し
た時）に支持軸７を支持板５から離間させるように回転
輪６の中心に向けて動かして前記支持板５から物品を離
脱落下させる動作を行なう形状をなしている。また、各
カム１２．１２にはビン１５を介してロッド１４，１４
が連結してあり、この各ロッド１４，１４は図示しない
シリンダに連結されて往復動される。このため、各カム
１２゜１２はロッドにより往復揺動される。なお、シリ
ンダは例えば空気圧で動作する。

さらに、支持板５がスプロケットホイール３の上側から
下側に移動する部分を含む第１の搬送装置１の下方には
、この搬送装置１との長平方向に沿って第２の搬送装置
を設けである。この第２の搬送装置は例えば第１の搬送
装置１と同様な構成のチェーンコンベアをなすもので、
一対のチエ−−ンには第１の搬送装置１と同様に非磁性
材からなる多数の支持板１６が並べて設けである。この
各支持板１６の間隔は第１の搬送装置１の支持板５の間
隔と同じ大きさである。また、第２の搬送装置の内部に
は、第１の搬送装置１の駆動軸３の真下に位置してこれ
と平行（支持板１６と平行）な細長い一本の支持軸１７
が昇降自在に向けてあり、この支持軸１７は図示しない
シリンダに連結されて昇降されるようになっており、ま
たこの支持軸１７の上部には複数の永久磁石１８が軸方
向に間隔を存して並べ接層固定しである。なお、シリン
ダは例えば空気圧で駆動する。

このように構成した反転搬送装置の動作を説明する。

第１の搬送装置１では、駆動装置により駆動軸２を一定
ピッチを間歇的に歩進回動される。これによりスプロケ
ットホイール３．３が間歇回動してチェーン４．４およ
び各支持板５が図示矢印方向に一定ピッチずつ間歇的に
前進移動する。また、駆動軸２とともに回転輪６，６が
間歇的に回動し、回転輪６，６と一体に各支持軸７が矢
印方向に間歇的に歩進移動する。この場合、支持板５と
支持軸７は夫々対向し且つ同期して移動する。チェーン
４，４の上部に移動する各支持板５には磁性材料からな
る物品Ａを載せて順次搬送する。支持板５が回転輪６の
真上に移動して来た時に、シリンダによりロッド１４，
１４を後退させると、カム１２．１２がＸ方向に１ピツ
チ（各支持板５の中心間距離）分だけ揺動し、凸部１２
ａ、１２ａの上端が回転輪６，６の真上点に移動する。

このため、回転輪６の真上部に位置する支持軸７がカム
１２．１２の凸部１２ａ、１２ａによりローラ１３．１
３を介して回転輪６の外周部に向けて変位され、支持軸
７に設けた永久磁石９が支持軸７の上側に位置する支持
板５に接触する。従って、永久磁石９が支持板５に載せ
ている物品Ａに磁気吸引力を作用させて物品Ａを支持板
５に吸着固定する。支持軸７には複数の磁石９を設けで
あるので長い物品も確実に固定できる。なお、この後で
次の支持板５がスプロケットホイール３，３の真上に達
する前にロッド１４を再び前進させ、カム１２．１２を
横方向に揺動させて次の動作を待機する。次いで、スプ
ロケットホイール３．３の回動により支持板５かスプロ
ケットホイール３，３の真上位置からその周囲に沿って
真下位置まで移動する。また、これと同期して支持軸７
も同転輪６．６の回動により回転輪６，６の真上位置か
らその周囲に沿って真下位置まで移動する。この移動過
程で支持軸７のローラ１３，１Ｂがカム１２゜１２の凸
部１２ａ　、　　１２ａに摺接して移動するので、支持
軸７は支持板５に接近した位置を保持されて移動する。

このため、支持軸７の永久磁石９の磁気吸引力により物
品Ａは支持板５に固定されたままスプロケットホイール
３，３の真上位置から真下位置まで搬送される。そして
、このように物品Ａを支持板５に固定したままスプロケ
ットホイール３の真上から真下に移動する過程で、物品
Ａは裏返しにされて上下の面が反転される。

そして、支持板５がスプロケットホイール３゜３の真下
位置に移動すると、支持軸７も回転輪６゜６の真下位置
に移動する。ここで、第１の搬送装置１の下方に設けで
ある第２の搬送装置のに設けた支持軸１７をシリンダに
より上昇させ、支持軸１７に設けた永久磁石１８を、支
持板１６の下・面に接触させておく。次いで、シリンダ
によりロッド１４が後退してカム１２．１２を前記の場
合と同じように１ピツチ分だけＸ方向に回動させる。

これによりカム１２．１２の凸部１２ａの下端が支持軸
７から外れ、コイルばね１０，１０により支持軸７が回
転輪６．６の長孔８に沿って回転輪６．６の中心部に向
けて変位する。このため、支持軸７の永久磁石９が支持
板５から離れ、支持板５に固定していた物品Ａに磁気吸
引力が作用しなくなり、物品Ａが支持板５に固定できず
に支持板５から離脱して、第１の搬送装置１の下方に配
設された第２の搬送装置の支持板１６に向けて落下する
。ここで、支持軸１７の永久磁石１８の磁気吸引力が落
下する物品Ａに作用するので、物品Ａは支持軸１７と対
応する所定位置にある支持板１６の上面に落下して固定
される。第２の搬送装置では支持板１６を例えば矢印方
向に移動して、支持板１６に載せた物品Ａを搬送する。

このようにして第１の搬送装置１で搬送してきた物品Ａ
を反転して第２の搬送装置に搬送する。

そして、前述した動作を連続して行なうことにより物品
Ａを連続して遅滞なく反転して搬送することができる。

なお、本発明の反転搬送装置は前述した実施例に限定さ
れず、種々変形して実施することができる。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明の反転搬送装置によれば、第
１の搬送装置、第２の搬送装置、カム、第１および第２
の磁石の組合わせにより、物品を連続的に遅滞なく反転
させながら搬送することができ、また反転に際して物品
を把持することがないので物品の表面を傷着けることが
なく、さらに物品を反転させる装置は小型でコンパクト
あり設備費が廉価である。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明装置の一実施例を示すもの
で、第１図は第２図Ｉ−１線に沿う断面図、第２図は第
１図■−■線に沿う断面図である。 １・・・第１の搬送装置、３・・・スプロケットホイー
ル、４・・・チェーン、５・・・支持板、７・・・支持
軸、９・・・永久磁石、１２・・・カム、１６・・・支
持板、１７・・・支持軸、１８・・・永久磁石、Ａ・・
・物品。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 磁性材料からなる物品を反転させて搬送する装置であっ
   て、駆動回転体に無端帯を巻き掛け且つ前記物品を載せ
   て搬送する非磁性材からなる支持板を前記無端帯に設け
   たコンベア形の第１の搬送装置と、前記支持板が前記駆
   動回転体の周囲に沿ってその上側から下側に移動する部
   分を含む前記第１の搬送装置の下側に配設され前記第１
   の搬送装置から搬送された前記物品を受けて搬送する非
   磁性材からなる支持板を設けた第２の搬送装置と、前記
   第１の搬送装置の駆動回転体と同軸上で回転する磁石回
   転用回転体の円周方向に間隔を存して並ぶ複数箇所に夫
   々回転体の半径方向に移動可能に設けられ第１の搬送装
   置の支持板に載せられた前記物品に磁気吸引力を作用し
   て前記物品を前記支持板に固定する第１の磁石と、前記
   第１の搬送装置の前記支持板が前記物品を載せて前記駆
   動回転体の上側に移動してきた時に前記磁石回転用回転
   体と一緒に回転する前記各第１の磁石を夫々前記支持板
   に接近させるように動かすとともに前記各支持板が前記
   駆動回転体の上側からその円周方向に沿って下側まで移
   動する間前記第１の磁石の位置を保持し、前記各支持板
   が前記駆動回転体の下側まで移動した時に前記第１の磁
   石を前記支持板から離間させる方向に動かして前記支持
   板から前記物品を離脱落下させるカムと、前記支持板に
   載って前記駆動回転体の下側まで搬送されてきた前記物
   品が前記支持板から離脱する時にこの物品に磁気吸引力
   を作用させて前記第２の搬送装置の支持板上の定位置に
   落下させて載せる第２の磁石とを具備してなることを特
   徴とする反転搬送装置。