JPH01208042A - 周波数変換送信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はディジタル無線通信に利用する。本発明は、複
数の送受信局が、複数の周波数について同期して時分割
されたタイムスロットに信号を送受信する通信方式に利
用する。

特に本発明は、送信装置の局部発振周波数の変更に関す
る。

〔従来の技術〕

複数の周波数について同期して時分割されたタイムスロ
ットに信号を送信するための送信装置には、送信用の局
部発振器を多数設けておき、この出力周波数を切換選択
することにより送出周波数を変更する構成となっていた
。すなわち第３図に示すように従来装置では、端子ｌに
人力する人力信号は変調回路３で発振器５の出力搬送波
により変調されて中間周波信号となり、濾波器および増
幅器を含む中間周波回路７を介して、中間周波信号ｆｌ
Ｆとして周波数変換回路９に人力される。−方、この周
波数変換回路９に供給される局部発振周波数ｆβｌは、
キャリアホッピングを行うために、スイッチ回路１０に
よりｎ個の異なる周波数を発生する局部発振器１１の出
力の一つが切換選択される構成であった。

周波数変換回路９では中間周波信号ｆイと局部発振周波
数ｆβ１とを混合して送信周波数ｆＲＦを得て、端子１
３から送信回路に供給する。この回路ではｎ個の局部発
振器１１をすべて動作させておき、送信周波数の変更指
令にしたがってスイッチ回路１０を切換える動作が行わ
れる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

このような従来装置では、局部発振器１１の数が切換を
必要とする送信周波数の数ｎに等しい数だけ必要であり
、この送信周波数ｎが大きい方式ではハードウェアの規
模が大きくなる欠点があった。

特に、この装置を通信用衛星に搭載する場合には、その
装置規、模および重重が太き（なる欠点があった。

本発明はこれを改良するもので、ハードウェア規模の小
さい装置を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の送信装置は、局部発振回路としてその送信周波
数に対応して発振周波数を変更できる１個の発振器と、
この発振器の発振周波数を制御する制御回路とを含み、 さらにこの送信装置は、通信を行うタイムスロットに同
期しそのタイムスロットの整数倍に等しい期間であって
、上記発振器が周波数を変更するに要する期間をその中
に含む期間にわたり送信信号を停止させる手段を備えた
ことを特徴とする。

発振器は周波数シンセサイザにより構成され、制御回路
はプログラム制御されることが望ましい。

〔作用〕

多数の周波数を切換えて発生する１個の発振器は、その
周波数切換およびその制御には時間がかかり、連続する
タイムスロットに切換後の送信周波数を送信することは
できない。本発明ではこの周波数切換に要する時間を通
信用タイムスロットの整数倍の期間の中に吸収して、こ
の期間内に周波数の変更を行うとともにこの期間にわた
り送信信号を停止する。

このタイムスロットの整数倍の期間にわたり送信を停止
しても、複数の周波数を用いる同期したタイムスロット
を利用する通信システムの中で、他の送信装置がこの期
間を空きのタイムスロットとして利用することができる
から電波の利用効率は低下しない。

〔実施例〕

第１図は本発明実施例装置のブロック構成図である。こ
の装置は、複数の周波数について同期して時分割された
タイムスロットに信号を送受信する複数の送受信局にそ
れぞれ備えられた送信装置である。この装置は、端子１
に前段の装置から到来する入力信号を変調回路３により
発振器５が送出する搬送波を用いて変調して中間周波信
号とし、この中間周波信号を濾波器および増幅器を含む
中間周波回路７を介して、周波数変換回路９に供給する
構成である。この周波数変換回路９には局部発振周波数
ｆβ１が供給される。この周波数変換回路９の出力は送
出信号ｆＲＦとして端子１３に送出される。

ここでこの局部発振周波数ｆβ１を供給する局部発振回
路は、複数ｎの送信周波数に対応してｎ通りに発振周波
数を変更できる１個の発振器１１と、この発振器１１の
発振周波数を制御する制御回路１５とを含む。また、通
信用のタイムスロットに同期しそのタイムスロットの整
数倍に等しい期間であって、上記発振器１１が周波数を
変更するに要する期間をその中に含む期間にわたり送信
信号を停止させる手段として、端子１から変調回路３へ
の通路に設けられ上記制御回路１５により制御されるバ
ッファ回路２を備える。

発振器１１は周波数シンセサイザにより構成され、制御
回路１５はプログラム制御回路であり、この制御回路１
５はタイムスロットに同期して同期信号を発生する同期
回路１７の出力に同期して動作する。

第２図はこの装置の動作を説明するクイムチャ−トであ
る。第２図は横軸に時間をとり縦軸に周波数をとる。一
つのタイムスロット長はτである。

この装置は、タイムスロット番号１で周波数ｆ１に送信
し、次に周波数ｆ３に送信するように制御され、さらに
周波数ｆ２に送信するように制御されるものとする。周
波数シンセサイザおよびプログラム制御回路は周波数の
変更に時間を要するので、タイムスロット番号１につづ
くタイムスロット番号２でただちに周波数ｆ３の送信が
できない。

このため時間ｔで周波数変更の動作を行うとともに、こ
の間に到来する情報をバッファ回路２に一時蓄積してお
き、タイムスロット番号４で周波数ｆ３にこの情報を送
信する。さらに周波数ｆ２への変更もタイムスロット番
号６および７の期間を利用して行い、タイムスロット番
号８で周波数ｆ２の送信を行う。

この例では周波数変更を行う時間ｔはちょうどタイムス
ロット長τの２倍である。すなわち一般にこの時間ｔを
タイムスロットに同期させ、タイムスロット長γの整数
倍に等しい時間に設定することにより、たとえ周波数変
更に時間を要しても通信を継続させることが可能である
。バッファ回路２を用いることにより情報を失うことも
ない。

また、この例でタイムスロット番号２または３、もしく
はタイムスロット番号６または７については、このシス
テムの中で空きのタイムスロットとなり、他の装置が利
用できるから電波の利用効率を低下させることがない。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば局部発振回路のハ
ードウェアが著しく小型になり、ハードウェア規模を小
さ（した送信装置が得られる。本発明の装置は通信衛星
に搭載して利用するとき特に効果的である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例装置のブロック構成図。 第２図は上記実施例装置の動作説明図。 第３図は従来例装置のブロック構成図。 １・・・情報が人力する端子、２・・・バッファ回路、
３・・・変調回路、５・・・搬送波を発生する発振器、
７・・・中間周波回路、９・・・周波数変換回路、１０
・・・スイッチ回路、１１・・・局部発振周波数を発生
する発振器、１３・・・送信信号を送出する端子、１５
・・・制御回路、１７・・・同期回路。 特許出願人　日本電信電話株式会社 代理人　弁理士　井　出　直　孝 昂　１　凹 ←τ　→鴫−１− τ：タイムスロ、７ト長 ｔ：周７Ｘ数変ａｆＴ間 扇　２　口 扇　３　口

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、複数の周波数について同期して時分割されたタイム
   スロットに信号を送受信する複数の送受信局にそれぞれ
   備えられ、 局部発振回路と、 この局部発振回路の出力および送信情報を含む中間周波
   信号を入力とする周波数変換回路とを備えた周波数変換
   送信装置において、 上記局部発振回路は、上記複数の周波数に対応して発振
   周波数を変更できる１個の発振器と、この発振器の発振
   周波数を制御する制御回路とを含み、 上記タイムスロットに同期しそのタイムスロットの整数
   倍に等しい期間であって、上記発振器が周波数を変更す
   るに要する期間をその中に含む期間にわたり送信信号を
   停止させる手段を備えたことを特徴とする周波数変換送
   信装置。