JPH01207371A - 小型防水装置用接着剤 - Google Patents

小型防水装置用接着剤

Info

Publication number
JPH01207371A
JPH01207371A JP3233688A JP3233688A JPH01207371A JP H01207371 A JPH01207371 A JP H01207371A JP 3233688 A JP3233688 A JP 3233688A JP 3233688 A JP3233688 A JP 3233688A JP H01207371 A JPH01207371 A JP H01207371A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive
parts
methacrylate
acrylate
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3233688A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinobu Tamura
田村 良信
Kazuhiro Hirabayashi
平林 和広
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
ThreeBond Co Ltd
Original Assignee
Seiko Epson Corp
ThreeBond Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp, ThreeBond Co Ltd filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP3233688A priority Critical patent/JPH01207371A/ja
Publication of JPH01207371A publication Critical patent/JPH01207371A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば防水時計等に使用される小型防水装置
用接着剤に関する。
〔従来の技術〕
従来の例えば防水時計等に使用されている小型防水装置
用接着剤は、その使用目的から、A)耐湿性(耐水性) B)耐熱性 C)耐候性 D)耐久性 に主眼を置き、その成分は、エポキシを主成分に用い使
用されることが大半であった。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、従来例えば防水時計等に使用されている小型防
水装置用接着剤は、耐湿性(耐水性)・耐熱性、耐候性
・耐久性は良好であったが、商品化にあたり、商品(例
えば腕時計)としてその品質を評価すると、 A)耐衝撃性 B)耐応力性 等に乏しく、落下衝撃・アッセンブル等による応力によ
り接着剤と被着体の剥離が発生し、防止不良に至ってい
た。
そのため、商品設計上 A)構造 B)材料 C)デザイン 等接着部への応力緩和のため十分な配慮を施こしていた
また一方製造工程においては、硬化方法が加熱硬化であ
るため乾燥時間等の停滞ロスが生じ、作業効率向上を阻
害していた。
そこで本発明は前述の問題点を解決するものであり、 1)耐湿性(耐水性)を維持しながら靭性の向上を図る
2)硬化方法の変更により、硬化時間の短縮を計り物流
改善を行なう。
等により、小型薄型化されていく防水時計等の小型防水
装置の商品化を容易にすると同時に、低コスト化にも十
分対応出来る小型防水装置用接着剤を提供するところに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
(1)本発明の小型防水装置用接着剤は、A)ポリブタ
ジェンを主鎖に持ち、両端または側鎖に1個以上のアク
リル基またはメタクリル基を有するプレポリマー100
重量部と、 B)イソボロニルメタクリレート50〜150本星部と
、 C)アクリル単量体およびメタクリル単量体から選ばれ
た少なくも1種の重合可能な単量体と、D)光重合開始
剤 のA)〜D)によって構成され紫外線によって硬化する
ことを特徴とする。
また、A)100重量部に対しB)50重量部未満の場
合は、初期引張接着強度か著しく低下し、150重量部
を越える場合は、耐湿性(耐水性)及び靭性の低下が著
しく、本・発明の主旨である小型防水装置用接着剤には
適さない。
(2) 本発明の小型防水装置用接着剤は、A)ポリブ
タジェンを主鎖に持ち、両端または側鎖に1個以上のア
クリル基またはメタクリル基を有するプレポリマー10
0重量部と、 B)イソボロニルメタクリレート50〜150重量部と
、 C)アクリル単量体およびメタクリル単量体から選ばれ
た少なくも1種の重合可能な単量体と、D)光重合開始
剤と、 E)有機過酸化物 のA)〜E)によって構成され紫外線士熱により硬化す
ることを特徴とする。
また、A)100重量部に対しB)50重量部未満の場
合は、初期引張接着強度が著しく低下し、150重量部
を越える場合は、耐湿性(耐水性)及び靭性の低下が著
しく、本発明の主旨である小型防水装置用接着剤には適
さない。
3)本発明の小型防水装置用接着剤は、A)ポリブタジ
ェンを主鎖に持ち、両端または側鎖に1個以上のアクリ
ル基またはメタクリル基を有するプレポリマー100重
量部と、 B)イソボロニルメタクリレート50〜150重量部と
、 C)アクリル単量体およびメタクリル単量体から選ばれ
た少なくも1種の重合可能な単量体と、D)光重合開始
剤と、 E)有機過酸化物と、 F)ラジカル重合促進剤 のA)〜F)によって構成され紫外線士嫌気により硬化
することを特徴とする。
また、A)100重量部に対しB)50重量部未満の場
合は、初期引張接着強度が著しく低下し、150重量部
を越える場合は、耐湿性(耐水性)及び靭性の低下が著
しく、本発明の主旨である小型防水装置用接着剤には適
さない。
〔実 施 例〕
実施例−I まず、本発明における小型防水装置用接着剤を構成する
A)〜D)について具体例を上げて説明する。
A)項は、末端水酸基を有するポリブタジェンまたは、
末端水酸基含有のポリブタジェンに、インシアネートを
介してアクリル単JH4Cまたは、末端水酸基含有のメ
タクリル単量体の反応またはカルボン酸含有のメタクリ
ル単量体または、メタクリル単量体のエステル反応によ
って末端にアクリル基または、メタクリル基を導入する
ものをいう。
B)項にイソボロニルメタクリレートとは、の構造を有
するものをいう。
C)項は、2ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、
2ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、テトラヒ
ドロフルフリル(メタ)アクリレ−1〜、プ1〜キシエ
チル(メタ)アクリレ−j・、エチルジエチレングリコ
ール(メタ)アクリレート、2エチルヘキシル(メタ)
アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレ−I・
、フェノキシエチル(メタ)アクリレ−1〜、2ヒドロ
3フエニルオキシプロピル(メタ)アクリレート、ジシ
クロペンタジェン(メタ)アクリレート、(ポリ)エチ
レングリコールジ(メタ)アクリレ−1〜、1.6ヘキ
サンジオールジ(メタ)アクリレ−1〜、ネオベンチル
グリコールジ(メタ)アクリレート、トリ(メタ)アク
リロキシエチルフォスフェート等をいう。
D)項は、2.2ジエj〜リシアセトフエノン、1ヒド
ロキシシクロへキシルフェニルゲトン、1ヒドロキシシ
クロへキシルフェニルゲトン、ベンゾイルアルキルエー
テル、ベンゾフェノン、メチルベンゾイルフォーマ−1
・等をいう。
また、本発明による小型防水装置用接着剤は、上記以外
にも必要に応じ種々の添加剤を加えることもできる0例
えば、接着力向上を目的としてビス[(2−ヒドロキシ
エチル)メタクリレ−1・]アシッド・フォスフェート
等のリン化合物や、耐湿性(耐水性)向上を目的として
クリシトキシプロピルトリメトキシシラン等のシランカ
ップリング剤や、チタネートカップリング剤等である。
次に、第1表・第2表を用いて、本発明における実施例
と比較例を具体的に説明する。
第1表は、各実施例・比較例の成分を示すものであり、
第2表はその特性を示すものである。
実施例1は、ポリブタジェンジメタクリレート35に対
し、イソボロニルメタクリレート35、ジシクロペン1
〜ニルアクリレ−1〜20.2ヒドロキシプロピルメタ
クリレート10、ベンゾインエチルエーテル5により構
成された接着剤であり、実施例2は、ポリブタジェンジ
メタクリレート45に対し、イソボロニルメタクリレー
ト45、ジシクロベントニルアクリレート5.2ヒドロ
キシ10ピルメタクリレート5、ベンゾインエチルエー
テル5により構成された接着剤であり、実施例3は、ポ
リブタジエンジメタクリレ−1〜40に対して、イソボ
ロニルメタクリレート20、ジシクロペンテニルオキシ
エチルアクリレート30.2ヒドロキシプロピルメタク
リレート10、ベンゾインエチルエーテル5、γ−グリ
シドキシプロピルトリメ1〜キシシラン2、ビス[(2
−ヒドロキシエチル)メタクリレ−トコアシッド・フォ
スフェート1により構成された接着剤であり、実施例4
は、ポリブタジエンジメタクリレ−1・40に対し、イ
ソボロニルメタクリレート40、ジシクロペンテニルオ
キシアクリレート10.2ヒドロキシ10ピルメタクリ
レート10、ベンゾインエチルエーテル5、γ−グリシ
ドシプロキシプロビルトリメトキシシラン2、ビス[(
2−ヒドロキシエチル)メタクリレ−トコアシッド・フ
ォスフェート1により構成された接着剤であり、実施例
5は、ポリブタジェンジメタクリレート40に対して、
イソボロニルメタクリレート40、ジシクロベントニル
アクリレート10.2ヒドロキシグロビルメタクリレー
ト10、ベンゾインエチルエーテル5、γ−グリシドキ
シプロビル1〜リメトキシシラン2、ビス[(2−ヒド
ロキシエチル)メタクリレ−1・]アシッド・フォスフ
ェ−1−1により構成された接着剤であり、 実施例6は、ポリブタジェンジメタクリレート35に対
し、イソボロニルメタクリレート50、ジシクロペンテ
ニルオキシエチルアクリレート5.2ヒドロキシプロピ
ルメタクリレート10、ベンゾインエチルエーテル5、
γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン2、ビス
[(2−ヒドロキシエチル)メタクリレ−1−]アシ・
ノド・フォスフェート1により構成された接着剤であり
、比較例7は、本発明のB)項であるイソボロニルメタ
クリレ−1〜が150重量部を越えたものであり、ポリ
ブタジェンジメタクリレート35に対して、イソボロニ
ルメタクリレート60.2ヒドロキシプロピルメタクリ
レ−1・5、ベンゾインエチルエーテル5、γ−グリシ
ドキシプロピルトリメ1へキシシラン2、ビス[(2−
ヒドロキシエチル)メタクリレ−トコアシッド・フォス
フェート1により構成された接着剤であり、 比較例8は、本発明のB)項であるイソボロニルメタク
リレートが50重量部未溝内ものであり、ポリブタジェ
ンジメタクリレート40に対して、イソボロニルメタク
リレート15、ジシクロペンテニルオキシエチルアクリ
レ−1〜35.2ヒドロキシプロピルメタクリレート1
0、ベンゾインエチルエーテル5、γ−グリシドキシプ
ロピルトリメトキシシラン2、ビス[(2−ヒドロキシ
エチル)メタクリレ−トコアシッド・フォスフェート■
により構成された接着剤であり、 比較例9は、ポリブタジエンジメタクリレ−1・に変え
、ポリエステル系ウレタンアクリレ−1〜を用いたもの
であり、ポリエステル系ウレタンアクリレート35に対
し、イソボロニルメタクリレート35、ジシクロベント
ニルアクリレート20.2ヒドロキシプロピルメタクリ
レート10、ベンゾインエチルエーテル5、γ−グリシ
ドキシプロピルトリメトキシシラン2、ビス[(2−ヒ
ドロキシエチル)メタクリレ−トコアシッド・フォスフ
ェート1により構成された接着剤であり、 比較例10
は、イソボロニルメタクリレートを用いないものであり
、ポリブタジエンジメタクリレ−1・45に対し、ジシ
クロペン1〜ニルアクリレート45.2ヒドロキシ10
ビルメタクリレート10、ベンゾインエチルエーテル5
、γ−グリシドキシプロビルトリメ1−キシシラン2、
ビス[(2−ヒドロキシエチル)メタクリレ−トコアシ
ッド・フォスフェ−1〜1により構成された接着剤であ
る。
以下、第2表を用い、本発明によるところの実施例1〜
6とその比較例7−10の接着剤について特性・性能を
確認した結果について説明する。
尚、耐湿性(耐水性)の評価方法は、40℃温水100
M浸漬后の引張接着強度が、初期引張接着強度に比較し
てどの程度劣化しているかで評価し、靭性については、
硬度及び伸び率で比較してみた。その結果、実施例1−
6については、耐湿性(耐水性)・靭性、初期引張接着
強度とも高位にあることが、実施例1〜6と比較例7〜
10を比較してもわかる。具体的に説明すると、ポリブ
タジェンジメタクリレートをポリエステル系ウレタンア
クリレートに変更した比較例9では耐湿性(耐水性)が
実施例1〜6に対して著しく悪く、イソボロニルメタク
リレートを用いていない比較例10では、初期引張接着
強度が実施例1−6に対して著しく低い。
また、ポリブタジェンジメタクリレート100重量部に
対してイソボロニルメタクリレート171重量部に設定
した比較例7では、イソボロニルメタクリレート142
.8重量部に設定した実施例6に対し耐湿性(耐水性)
がかなり低下し、ポリブタジェンジメタクリレート10
0重量部に対しイソボロニルメタクリレート37.5重
量部の比較例8では、イソボロニルメタクリレート50
重量部の実施例3に比較し初期引張接着強度が著しく低
下していることがわかる。
次に、商品としての品質を評価する為、今回は、第1図
に示す腕時計ケースを用い、小型防水装置用接着剤は第
1表に示す実施例1〜6と比較例7〜10を使用した。
まず第1図を説明する。第1図は今回品質評価するため
に用いた腕時計ケースの構造を示す組立断面図であり、
腕時計ケース1に小型防水装置用接着剤3を塗布しカバ
ーガラス2を上方よりセットしたのち、紫外線照斜装置
にて照度約200mw/′−5mx光量約7000ra
j/aJ (照度・wIx光Iとも350nIi検出の
照度計と積算光量計の測定値)を照斜し、小型防水装置
用接着剤の使用例1〜6と比較例7〜10を硬化させそ
の後常温にて放置し、裏蓋5に裏蓋パツキン4のセット
されたものを腕時計ケース1に喰い付けたものである。
(試験方法) ■防水性 JISB7021に規定された基準に基づいて行なった
■耐衝撃性 振板上に高さ1mの位置から前述の腕時計ケースを落下
した後、JISB7021に規定された基準に基づき防
水確認をする。
■耐応力性 第1図の裏蓋4を腕時計ケース1へ10回着脱し、小型
防水装置用接着剤の剥離の有無を×10の顕R鏡にて確
認し、その后J I 5B7021に規定された基準に
基づき防水性を確認する。
■耐熱性 一20℃X3.5’→20’CX0.5’→60°CX
3.5’→20°CX0.5”を1サイクルとして3サ
イクル行なった後、小型防水装置用接着剤の剥離の有無
をXIOの顕m鐘にて確認し、その后JISB7021
に規定された基準に基づき防水性を確認する。
■長期防水性 第1図に示す腕時計ケース(組立完成品)を常温水の中
へ約90(2)浸漬し、約45℃の凝縮板に上に載せ曇
りが発生するまでの浸漬時間を 、測定する。
第3表は、前記腕時計ケース各10個のサンプルを、前
記試験方法によりテストした時の結果を一覧表にしたも
のである。また表中の数値は、不良数/サンプル数を示
す。
第3表でも判るように、実施例1〜6および比較例9は
、防水性・耐衝撃性・耐応力性・耐熱性の初期品質につ
いては満足したが、比較例7・8・10については、各
項目とも不良が発生しており初期品質すら満足できなか
った。
第4表は、第3表で初期品質を評価したのに対し、接着
剤硬化后のカバーガラスの初期接着力と棲着剤硬化后4
0°Cの温水へ100H浸漬後のカバーガラスの接着力
を測定し、比較したものであり耐湿性(ilir!水性
)を評価したものである。
第4表 腕時計ケースによる耐湿性(耐水性)データ(
カバーガラスの接着力)注)各項の数値は各項n=5の
測定値のマである。
実施例1〜6については、40℃温水浸漬100H后の
接着力は比較例7・〜10に対し34 kf〜47に1
r、接着力保持率71%〜94%と安定している。
以上の結果より商品としての品質も、第5表の示す通り
、 実施例1〜6は、防水性・耐衝撃性・耐応力性・耐熱性
等の初期品質及び長期防水等の耐湿性について比較例よ
り優れていることが言える。
実施例−■ まず、本発明における小型防水装置用接着剤を構成する
A)〜F)について具体例を上げて説明する。
A)項は、末端水酸基を有するポリブタジェンまたは、
末端水酸基含有のポリブタジェンに、インシアネートを
介してアクリル単量体または、末端水酸基含有のメタク
リル単量体の反応またはカルボン酸含有のメタクリル単
量体または、メタクリル単量体のエステル反応によって
末端にアクリル基または、メタクリル基を導入するもの
をいう。
B)項にイソボロニルメタクリレートとは、の構造を有
するものをいう。
C)項は、2ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、
2ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、テトラヒ
ドロフルフリル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル
(メタ)アクリレート、エチルジエチレングリコール(
メタ)アクリレート、2エチルヘキシル(メタ)アクリ
レート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、フェノ
キシエチル(メタ)アクリレート、2ヒドロ3フエニル
オキシプロピル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタ
ジェン(メタ)アクリレート、(ポリ)エチレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、1.6ヘキサンジオール
ジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(
メタ)アクリレート、トリ(メタ)アクリロキシエチル
フォスフェート等をいう。
D)項は、2.2ジエトキシアセトフエノン、1ヒドロ
キシシクロへキシルフェニルケトン、1ヒドロキシシク
ロへキシルフェニルケトン、ベンゾイルアルキルエーテ
ル、エンシフエノン、メチルベンゾイルフエーマート等
をいう。
E)項は、ジアシルパーオキサイド、ケトンパーオキサ
イド、パーオキシエステル等であって、具体的には、ベ
ンゾイルパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイ
ド、tブチルハイドロパーオキサイド、メチルエチルケ
トンパーオキサイド、t−ブチルパーオキシアセテート
等の公知のフリーラジカル発生剤が上げられる。
また、本発明は、上記以外に必要に応じ種々の添加剤を
加えることもある1例えば、接着力向上を目的としてビ
ス[(2−ヒドロキシエチル)メタクリレート]アシッ
ド・フォスフェート等のリン化合物や、耐湿性(耐水性
)向上を目的としてクリシトキシプロビルトリメトキシ
シラン等のシランカップリング剤や、ヂタネートカップ
リング剤等である。
次に、第6表・第7表を用いて、本発明における実施例
と比較例を具体的に説明する。
第6表は、各実施例・比較例の成分を示すものであり、
第7表はその特性を示すものである。
実施例1は、ポリブタジェンジメタクリレート35に対
し、イソボロニルメタクリレート35、レジクロベント
ニルアクリレート20.2ヒドロ¥シグロビルメタクリ
レート10、ペンゾインエ方ルエーテル5、t−ブチル
パーオキシアセテート3により構成された接着剤であり
、 実施例2は、ポリブタジェンジメタクリレート45に対
し、イソボロニルメタクリレート45、レジクロベント
ニルアクリレート5.2ヒドロキン10ビルメタクリレ
ート5、ベンゾインエチルL−チル5、tブチルパーオ
キシアセテート3、こより構成された接着剤であり、 実施例3は、ポリブタジェンジメタクリレート′40に
対して、イソボロニルメタクリレート20、ノシクロベ
ンテニルオキシエチルアクリレート3〕、2ヒドロキシ
プロピルメタクリレート1o、くンゾインエチルエーテ
ル5、γ−グリシドキシ7゛ロピルトリメトキシシラン
2、ビス[(2−ヒ(ロキシエチル)メタクリレ−トコ
アシッド・フrスフェー1−1、Lブチルパーオキシア
セテート3により構成された接着剤であり、 実施例4は、ポリブタジェンジメタクリレート40に対
し、インホロニルメタクリレート40、ジシクロペンテ
ニルオキシアクリレート10.2ヒドロキシプロピルメ
タクリレート10、ベンゾインエチルエーテル5、γ−
グリシドキシプロビルトリメトキシシラン2、ビス[(
2−ヒドロキシエチル)メタクリレ−トコアシッド・フ
ォスフェート1、tブチルパーオキシアセテート3によ
り構成された接着剤であり、 実施例5は、ポリブタジェンジメタクリレート40に対
して、イソボロニルメタクリレート40、ジシクロベン
トニルアクリレート10.2ヒドロキシプロピルメタク
リレート10、ベンゾインエチルエーテル5、γ−グリ
シドキシプロピルトリメトキシシラン2、ビス[(2−
ヒドロキシエチル)メタクリレ−トコアシッド・フォス
フェート1、tブチルパーオキシアセテート3により構
成された接着剤であり、 実施例6は、ポリブタジェンジメタクリレート35に対
し、イソボロニルメタクリレート50、ジシクロペンテ
ニルオキシエチルアクリレート5.2ヒドロキシプロピ
ルメタクリレート10、ベンゾインエチルエーテル5、
γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン2、ビス
[(2−ヒドロキシエチル)メタクリレ−トコアシッド
・フォスフェート1、tブチルパーオキシアセテート3
により構成された接着剤である。
比較例7は、本発明の数値限定部分のイソボロニルメタ
クリレート150重量部を越えた接着剤であり、ポリブ
タジェンジメタクリレート35に対して、イソボロニル
メタクリレート60.2ヒドロキシ10ピルメタクリレ
ート5、ベンゾインエチルエーテル5、γ−グリシドキ
シプロピルトリメトキシシラン2、ビス[(2−ヒドロ
キシエチル)メタクリレ−トコアシッド・フォスフェー
ト1、tブチルパーオキシアセテート3により構成され
た接着剤であり、 比較例8は、本発明の数値限定部分のイソボロニルメタ
クリレート50重量部を下回る接着剤であり、ポリブタ
ジェンジメタクリレート40に対して、イソボロニルメ
タクリレート15、ジシクロペンテニルオキシエチルア
クリレート35.2ヒドロキシプロピルメタクリレート
10、ベンゾインエチルエーテル5、γ−グリシドキシ
プロピルトリメトキシシラン2、ビス[(2−ヒドロキ
シエチル)メタクリレ−トコアシッド・フォスフェート
1、tブチルパーオキシアセテート3により構成された
接着剤であり、 比較例9は、プレポリマーであるポリブタジエンジメタ
クリレーl−をポリエステル系ウレタンアクリレートに
変更したものであり、ポリエステル系ウレタンアクリレ
ート35に対して、イソボロニルメタクリレート35、
ジシクロベントニルアクリレート20.2ヒドロキシ1
0ビルメタクリレート10、ベンゾインエチルニーデル
5、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン2、
ビス[(2−ヒドロキシエチル)メタクリレ−トコアシ
ッド・フォスフェート1、Lブチルパーオキシアセテー
ト3により構成された接着剤であり、比較例10は、モ
ノマーであるイソボロニルメタクリレートをなくしたも
のであり、ポリブタジェンジメタクリレート45に対し
て、ジシクロベントニルアクリレート45.2ヒドロキ
シプロピルメタクリレート10、ベンゾインエチルエー
テル5、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン
2、ビス[(2−ヒドロキシエチル)メタクリレ−トコ
アシッド・フォスフェート1、t−ブチルパーオキシア
セデート3により構成された接着剤である。
以下、第7表を用い、本発明によるところの実施例1〜
6とその比較例7〜10の接着剤について特性・性能を
確認した結果について説明する。
尚、耐湿性(耐水性)の評価方法は、40°C温水10
0H浸漬后の引張接着強度が、初期引張接着強度に比較
してどの程度劣化しているがで評価し、靭性については
、硬度及び伸び率で比較してみた。その結果、実施例1
−6については、耐湿性(耐水性)・靭性、初期引張接
着強度とも高位にあることが、実施例1−〇と比較例7
〜10を比較してもわかる。具体的に説明すると、ポリ
ブタジェンジメタクリレートをポリエステル系ウレタン
アクリレートに変更した比較例9では耐湿性(耐水性)
が実施例1〜6に対して著しく悪く、イソボロニルメタ
クリレートを用いていない比較例10では、初期引張接
着強度が実施例1〜6に対して著しく低い。
また、ポリブタジェンジメタクリレート100重量部に
対してイソボロニルメタクリレート171重量部に設定
した比較例7では、イソボロニルメタクリレート142
.8重量部に設定した実施例6に対し耐湿性(耐水性)
がかなり低下し、ポリブタジェンジメタクリレート10
0重量部に対しイソボロニルメタクリレート37.5重
量部の比較例8では、イソボロニルメタクリレート50
重量部の実施例3に比較し初期引張接着強度か著しく低
下していることがわかる。
次に、商品としての品質を評価する為、今回は、第2図
に示す腕時計ケースを用い、小型防水装置用接着剤は第
1表に示す実施例1〜6と比較例7〜10を使用した。
まず第2図を説明する。第2図は今回品質評価するため
に用いた腕時計ケースの構造を示す組立断面図であり、
腕時計ケース1に小型防水装置用接着剤3を塗布し、内
面印刷6の施されたカバーガラス2を上方よりセットし
たのち、紫外線照射装置にて照度約200+11W/c
j、積算光量的7000nj/cj(照度・積算光量と
も350nti検出の照度計と積算光量計の測定値)を
照射し、紫外線の照射されない内面印刷6の未硬化部分
を120℃で35〜40分加熱にて小型防水装置用接着
剤の使用例1〜6と比較例7〜10を硬化させその後常
温にて放置し、裏蓋5に裏蓋パツキン4のセットされた
ものを腕時計ケース1に喰い付けたものである。
(試験方法) ■防水性 JISB7021に規定された基準に基づいて行なった
■耐Ilr撃性 振板上に高さ1mの位置から前述の腕時計ケースを落下
した后、JISB7021に規定された基準に基づき防
水確認をする。
■耐応力性 第2図の裏蓋4を腕時計ケース1へ10回着脱し、小型
防水装置用接着剤の剥離の有無を×10の顕微鏡にて確
認し、その后J I 5B7021に規定された基準に
基づき防水性を確認する。
■耐熱性 一20℃X3.5’→20℃X0.5’→60’Cx3
.5’→20℃X0.5’を1サイクルとして3サイク
ル行なった後、小型防水装置用接着剤の剥離の有無を×
10の顕R鏡にて確認し、その后JISB7021に規
定された基準に基づき防水性を確認する。
■長期防水性 第2図に示す腕時計ケース(組立完成品)を常温水の中
へ約901浸漬し、約45°Cの凝縮板の上に載せ曇り
が発生するまでの浸漬時間を測定する。
第 8 表  腕時計ケースによる品質試験結果第8表
は、前記腕時計ケース各10個のサンプルを、前記試験
方法によりテストした時の結果を一覧表にしたものであ
る。また表中の数値は、不良数/サンプル数を示す。
第8表でも判るように、実施例1〜6および比較例9は
、防水性・耐衝撃性・耐応力性・耐熱性の初期品質につ
いては満足したが、比較例7・8・10については、各
項目とも不良が発生しており初期品質すら満足できなか
った。
第9表は、第8表で初期品質を評価したのに対し、接着
剤硬化后のカバーガラスの初期接着力と接着剤硬化后4
0°Cの温水へ100 ”浸漬後の力バーガラスの接着
力を測定し、比較したものであり耐湿性(##水性)を
評価したものである。
第9表 腕時計ケースによる耐湿性(耐水性)データ(
カバーガラスの接着力)注)各項の数値は各項n=5の
測定値の又である。
実施例1〜6については、40゛C温水浸漬100H后
の接着力は比較例7〜10に対し34 k+r〜47k
g、接着力保持率71%〜94%と安定している。
以上の結果より商品としての品質も、第10表の示す通
り、 実施例1〜6は、防水性・耐衝撃性・耐応力性・耐熱性
等の初期品質及び長期防水等の耐湿性について比較例よ
り優れていることが言える。
実施例−■ まず、本発明における小型防水装置用接着剤を構成する
A)〜F)について具体例を上げて説明する。
A)項は、末端水酸基を有するポリブタジェンまたは、
末端水酸基含有のポリブタジェンに、インシアネートを
介してアクリル単量体または、末端水酸基含有のメタク
リル単量体の反応または、カルボン酸象有のメタクリル
単量体または、メタクリル単量体のエステル反応によっ
て末端にアクリル基または、メタクリル基を導入するも
のをいう。
B)項のイソボロニルメタクリレートとは、の構造を有
するものをいう。
C)項は、2ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、
2ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、テ1〜ラ
ヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、ブトキシエチ
ル(メタ)アクリレート、エチルジエチレングリコール
(メタ)アクリレート、2エチルヘキシル(メタ)アク
リレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、フェ
ノキシエチル(メタ)アクリレート、2ヒドロ3フエニ
ルオキシプロピル(メタ)アクリレート、ジシクロペン
タジェン(メタ)アクリレート、(ポリ)エチレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、1.6ヘキサンジオー
ルジ(メタ)アクリレート、ネオベンテルグリコールジ
(メタ)アクリレート、トリ(メタ)アクリロキシエチ
ルフォスフェート等をいう。
D)項は、2.2ジエトキシアセトフエノン、1ヒドロ
キシシクロへキシルフェニルケトン、1ヒドロキシシク
ロへキシルフェニルケトン、ベンゾイルアルキルエーテ
ル、エンシフエノン、メチルベンゾイルフエーマート等
をいう。
E)項は、ジアシルパーオキサイド、ケトンパーオキサ
イド、パーオキシエステル等であって、具体的には、ベ
ンゾイルパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイ
ド、tブチルハイドロパーオキサイド、メチルエチルケ
トンパーオキサイド、七−ブチルパーオキシアセテート
等の公知のフリーラジカル発生剤が上げられる。
F)項は、メルカプラン類、スルホニルヒドラジド類、
スルホニルアミド類等公知のラジカル重合促進剤があげ
られる。
また、本発明は、上記以外に必要に応じ種々の添加剤を
加えることもある0例えば、接着力向上を目的としてビ
ス[(2−ヒドロキシエチル)メタクリレート]アシy
ト・フォスフェート等のリン化合物や、耐湿性(耐水性
)向上を目的としてグリシドキシプロビルトリメトキシ
シラン等のシランカップリング剤や、チタネートカップ
リング剤等である。
次に、第11表・第12表を用いて、本発明における実
施例と本発明外の比較例を具体的に説明する。
第11表は、各実施例・比較例の成分を示すものであり
、第12表はその特性を示すものである。
実施例1は、ポリブタジェンジメタクリレート35に対
し、インホロニルメタクリレート35、ジシクロベント
ニルアクリレート20.2ヒドロキシプロピルメタクリ
レート10、ベンゾインエチルエーテル5、tブチルパ
ーオキシアセテート3、n・ドデシルメルカプタン0.
1、クメンへインドロパーオキサイド0.05.1.2
.3゜4−テトラヒドロキノリン0.1により構成され
た粘度の接着剤であり、 実施例2は、ポリブタジェンジメタクリレート45に対
し、イソボロニルメタクリレート45、ジシクロベント
ニルアクリレート5.2ヒドロキシプロピルメタクリレ
ート5、ベンゾインエチルエーテル5、tブチルパーオ
キシアセテート3、n・ドデシルメルカプタン0.1、
クメンへイドロバ−オキサイド0,05.1.2.3.
4−テトラヒドロキノリン0.1により構成された粘度
の接着剤であり、 実施例3は、ポリブタジェンジメタクリレート40に対
して、イソボロニルメタクリレート20、ジシクロペン
テニルオキシエチルアクリレート30.2ヒドロキシプ
ロピルメタクリレート10、ベンゾインエチルエーテル
5、γ−グリシドキシグロピルトリメトキシシラン2、
ビス[(2−ヒドロキシエチル)メタクリレ−トコアシ
ッド・フォスフェート1、tブチルパーオキシアセテー
ト3、n・ドデシルメルカプタン0.1、クメンへイド
ロバ−オキサイド0.05.1.2.3.4−テトラヒ
ドロキノリン0.1により構成された接着剤であり、 実施例4は、ポリブタジェンジメタクリレート40に対
し、イソボロニルメタクリレート4o、ジシクロベント
ニルアクリレート10.2ヒドロキシプロピルメタクリ
レート10、ベンゾインエチルエーテル5、γ−グリシ
ドキシプロピルトリメトキシシラン2、ビス[(2−ヒ
ドロキシエチル)メタクリレ−トコアシッド・フォスフ
ェート1、tブチルパーオキシアセテート3、n・ドデ
シルメルカプタン0,1、クメンヘイドロパーオキサイ
ド0.05.1.2.3.4−テトラヒドロキノリン0
.1により構成された接着剤であり、 実施例5は、ポリブタジェンジメタクリレート40に対
して、イソボロニルメタクリレート4o、ジシクロベン
トニルアクリレート10.2ヒドロキシプロピルメタク
リレート10、ベンゾインエチルエーテル5、γ−グリ
シドキシプロピルトリメトキシシラン2、ビス[(2−
ヒドロキシエチル)メタクリレ−トコアシッド・フォス
フェート1、しブチルパーオキシアセテート3、n・ド
デシルメルカプタン0.1、クメンへイドロバ−オキサ
イド0.05.1.2.3.4−テトラヒドロキノリン
0.1により構成された接着剤であり、実施例6は、ポ
リブタジェンジメタクリレート35に対して、イソボロ
ニルメタクリレート5o、ジシクロペンテニルオキシエ
チルアクリレート5.2ヒドロキシプロピルメタクリレ
ート1o、ベンゾインエチルエーテル5、γ−グリシド
キシプロピルトリメトキシシラン2、ビス[(2−ヒド
ロキシエチル)メタクリレ−トコアシッド・フォスフェ
ート1、tブチルパーオキシアセテート3、n・ドデシ
ルメルカプタン0.1、クメンへインドロパーオキサイ
ド0.05.1.2.3.4−テトラヒドロパーオキサ
イド0.1により構成された接着剤であり、 比較例7は、本発明の数値限定部分のイソボロニルメタ
クリレートが150重量部を越えた接着剤でありポリブ
タジェンジメタクリレート35に対して、イソボロニル
メタクリレート6o、2ヒドロキシプロピルメタクリレ
ート5、ベンゾインエチルエーテル5、γ−グリシドキ
シプロピルトリメトキシシラン2、ビス[(2−ヒドロ
キシエチル)メタクリレ−トコアシッド・フォスフェー
ト1、tブチルパーオキシアセテート3、n・ドデシル
メルカプタン0.1、クメンへインドロパーオキサイド
0,05.1.2.3.4−テトラヒドロパーオキサイ
ド0.1により構成された接着剤であり、 比較例8は、本発明の数値限定部分のイソボロニルメタ
クリレート50重量部を下回る接着剤であり、ポリブタ
ジェンジメタクリレート40に対して、イソボロニルメ
タクリレート15、ジシクロベントニルオキシアクリレ
ート35.2ヒドロキシプロピルメタクリレート10、
ベンゾインエチルエーテル5、γ−グリシドキシプロピ
ルトリメトキシシラン2、ビス[(2−ヒドロキシエチ
ル)メタクリレ−トコアシッド・フォスフェート1、t
ブチルパーオキシアセテート3、n・ドデシルメルカプ
タン0.1、クメンへインドロパーオキサイド0.05
.1.2.3.4−テトラヒドロパーオキサイド0.1
により構成された接着剤であり、 比較例10は、モノマーであるイソボロニルメタクリレ
ートをなくしたものであり、ポリブタジェンジメタクリ
レート45に対して、ジシクロベントニルアクリレート
45.2ヒドロキシプロピルメタクリレート10、ベン
ゾインエチルエーテル5、γ−グリシドキシプロビルト
リメトキシシラン2、ビス[(2−ヒドロキシエチル)
メタクリレ−トコアシッド・フォスフェート1、tブチ
ルパーオキシアセテート3、n・ドデシルメルカプタン
0.1、クメンへイドロバ−オキサイド0゜05.1.
2.3.4−テトラヒドロパーオキサイド0.1により
構成された接着剤である。
以下、第12表を用い、本発明によるところの実施例1
〜6とその比較例7〜10の接着剤について特性・性能
を確認した結果について説明する。
尚、耐湿性(耐水性)の評価方法は、40°C温水10
0′″浸漬后の引張接着強度が、初期引張接着強度に比
較してどの程度劣化しているかで評価し、靭性について
は、硬度及び伸び率で比較してみた。その結果、実施例
1〜6については、耐湿性(耐水性)・靭性、初期引張
接着強度とも高位にあることが、実施例1〜6と比較例
7〜10を比較してもわかる。具体的に説明すると、ポ
リブタジェンジメタクリレートをポリエステル系ウレタ
ンアクリレートに変更した比較例9では耐湿性(耐水性
)が実施例1〜6に対して著しく悪く、イソボロニルメ
タクリレートを用いていない比較例10では、初期引張
接着強度が実施例1〜6に対して著しく低い。
また、ポリブタジェンジメタクリレート100重量部に
対してイソボロニルメタクリレート171重量部に設定
した比較例7では、イソボロニルメタクリレート142
.8重量部に設定した実施例6に対し耐湿性(耐水性)
がかなり低下し、ポリブタジェンジメタクリレート10
0重量部に対しイソボロニルメタクリレート37.5重
量部の比較例8では、イソボロニルメタクリレート50
重量部の実施例3に比較し初期引張接着強度が著しく低
下していることがわかる。
次に、商品としての品質を評価する為、今回は、第2図
に示す腕時計ケースを用い、小型防水装置用接着剤は第
1表に示す実施例1〜6と比較例7〜10を使用した。
まず第2図を説明する。第2図は今回品質評価するため
に用いた腕時計ケースの構造を示す組立断面図であり、
腕時計ケース1に小型防水装置用接着剤3を塗布し、内
面印刷6の施こされたカバーガラス2を上方よりセット
したのち、紫外線照射装置にて照度的2001w/i、
積算光量的7000 nj/ =i (照度・積算光l
とも350nn検出の照度計と積算光量計の測定値)を
照射し、紫外線の照射されない内面印刷6の未硬化部分
を嫌気効果で常温3時間にて小型防水装置用接着剤の使
用例1〜6と比較例7〜10を硬化させその後常温にて
放置し、裏蓋5に裏蓋パツキン4のセットされたものを
腕時計ケース1に喰い付けたものである。
(試験方法) ■防水性 JISB7021に規定された基準に基づいて行なった
■耐wiI撃性 槽板上に高さ1mの位置から前述の腕時計ケースを落下
した後、JISB7021に規定された基準に基づき防
水確認をする。
■耐応力性 第2図の裏蓋4を腕時計ケース1へ10回着脱し、小型
防水装置用接着剤の剥離の有無を×10の顕微鏡にて確
認し、その后JISB7021に規定された基準に基づ
き防水性を確認する。
■耐熱性 一20℃X3.5’→20℃X0.5’→60°CX3
.5’→20°CX0.5’を1サイクルとして3サイ
クル行なった後、小型防水装置用接着剤の剥離の有無を
XIOの顕微鏡にて確認し、その后JISB7021に
規定された基準に基づき防水性を確認する。
■長期防水性 第2図に示す腕時計ケース(組立完成品)を常温水の中
へ約90am浸漬し、約45℃の凝縮板の上に載せ曇り
が発生するまでの浸漬時間を測定する。
第13表は、前記腕時計ケース各10個のサンプルを、
前記試験方法によりテストした時の結果を一覧表にした
ものである。また表中の数値は、不良数/サンプル数を
示す。
第13表でも判るように、実施例1〜6および比較例9
は、防水性・耐衝撃性・耐応力性・耐熱性の初期品質に
ついては満足したが、比較例7・8・10については、
各項目とも不良が発生しており初期品質すら満足できな
かった。
第14表は、第13表で初期品質を評価したのに対し、
接着剤硬化后のカバーガラスの初期接着力と接着剤硬化
后40℃の温水へ100’浸漬後のカバーガラスの接着
力を測定し、比較したものであり耐湿性(耐水性)を評
価したものである。
第14表 腕時計ケースによる耐湿性(耐水性)データ
(カバーガラスの接着力)注)各項の数値は各項n=5
の測定値のXである。
実施例1〜6については、40°C温水浸漬100H后
の接着力は比較例7〜10に対し34にぎ〜47に+r
、接着力保持率71%〜94%と安定している。
以上の結果より商品としての品質も、第15表の示す通
り、 実施例1・−6は、防水性・耐衝撃性・耐応力性・耐熱
性等の初期品質及び長期防水等の耐湿性について比較例
より優れていることが言える。
〔発明の効果〕
(1)以上述べたように本発明の小型防水装置用接着剤
によれば、その成分を前述の如き構成としたことにより
、前記接着剤の靭性、耐水性が向上できると共に紫外線
照射により硬化させることが可能となるので、小型化、
薄型化される防水装置に充分対応できると共に短時間で
硬化可能となりコストダウン可能な小型防水装置用接着
剤が提供できるという効果を有する。
(2)また本発明の他の小型防水装置用接着剤は前述の
く1)の小型防水装置用接着剤に有機過酸化物を加えた
構成とすることにより、その靭性、耐水性、耐熱性が向
上できると共に紫外線照射と加熱により前記接着剤を硬
化させることが可能となるので、小型化、薄型化される
小型防水装置に充分対応できると共に短時間で硬化可能
となり、又例えば使用される環境が比較的高い温度範囲
であっても耐久性に優れた小型防水装置用接着剤が提供
できるという効果を有する。
〈3)さらに本発明の他の小型防水装置用接着剤は前述
の(2)の小型防水装置用接着剤にラジカル重合促進剤
を加えた構成とすることにより、その靭性、耐水性、耐
熱性が向上できると共に紫外線照射と嫌気性により前記
接着剤を硬化させることが可能となるので、小型化、薄
型化される小型防水装置に充分対応できると共に短時間
で硬化させることが可能となり、また例えば前記接着剤
に紫外線が照射されない小型防水装置の構造であっても
前記接着剤の外周輪郭部が空気に触れる構造であれば少
なくとも空気に触れた部分が確実に硬化されると共に順
次硬化が促進される小型防水装置用接着剤を提供できる
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す腕時計ケース組立断面
図。 l・・・腕時計ケース 2・・・カバーガラス 3・・・接着剤 4・・・裏ブタ 5・・・裏ブタパツキン 第2図は本発明の一実施例を示す腕時計ケース組立断面
図。 1・・・腕時計ケース 2・・・カバーガラス 3・・・接着剤 4・・・裏ブタ 5・・・裏ブタパツキン 6・・・内面印刷薄膜 以  上 出願人 セイコーエプソン株式会社 出願人 株式会社 スリーボンド 代理人 弁理士 最 上  務(他1名)第1図 1、月貰己」11dむ−ス 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)A)ポリブタジエンを主鎖に持ち、両端または側
    鎖に1個以上のアクリル基またはメタクリル基を有する
    プレポリマー100重量部と、B)イソボロニルメタク
    リレート50〜150重量部と、 C)アクリル単量体およびメタクリル単量体から選ばれ
    た、少なくも1種の重合可能な単量体と、D)光重合開
    始剤のA)〜D)によって構成され紫外線により硬化す
    ることを特徴とする小型防止装置用接着剤。 2)A)ポリブタジエンを主鎖に持ち、両端または側鎖
    に1個以上のアクリル基またはメタクリル基を有するプ
    レポリマー100重量部と、 B)イソボロニルメタクリレート50〜150重量部と
    、 C)アクリル単量体およびメタクリル単量体から選ばれ
    た少なくも1種の重合可能な単量体と、D)光重合開始
    剤と、 E)有機過酸化物 のA)〜E)によって構成され紫外線+熱により硬化す
    ることを特徴とする小型防水装置用接着剤。 3)A)ポリブタジエンを主鎖に持ち、両端または側鎖
    に1個以上のアクリル基またはメタクリル基を有するプ
    レポリマー100重量部と、 B)イソボロニルメタクリレート50〜150重量部と
    、 C)アクリル単量体およびメタクリル単量体から選ばれ
    た少なくも1種の重合可能な単量体と、D)光重合開始
    剤と、 E)有機過酸化物と、 F)ラジカル重合促進剤 のA)〜F)によって構成され紫外線+嫌気によって硬
    化することを特徴とする小型防水装置用接着剤。
JP3233688A 1988-02-15 1988-02-15 小型防水装置用接着剤 Pending JPH01207371A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3233688A JPH01207371A (ja) 1988-02-15 1988-02-15 小型防水装置用接着剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3233688A JPH01207371A (ja) 1988-02-15 1988-02-15 小型防水装置用接着剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01207371A true JPH01207371A (ja) 1989-08-21

Family

ID=12356107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3233688A Pending JPH01207371A (ja) 1988-02-15 1988-02-15 小型防水装置用接着剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01207371A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05320584A (ja) * 1991-05-21 1993-12-03 Alps Electric Co Ltd 接着構造体
JP2007009131A (ja) * 2005-07-04 2007-01-18 Denki Kagaku Kogyo Kk 組成物及びそれを用いる部材の仮固定方法
JP2007246860A (ja) * 2006-03-20 2007-09-27 Denki Kagaku Kogyo Kk 部材の仮固定方法とそれに用いる基材
US7829605B2 (en) 2005-05-31 2010-11-09 Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Energy ray-curable resin composition and adhesive using same
US8187411B2 (en) 2005-03-18 2012-05-29 Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Adherent composition and method of temporarily fixing member therewith
JP2012525417A (ja) * 2009-05-01 2012-10-22 ヘンケル コーポレイション 嫌気硬化性組成物用の硬化促進剤
US8313604B2 (en) 2005-07-04 2012-11-20 Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Curable composition and temporary fixation method of member using it
JP5247447B2 (ja) * 2006-08-10 2013-07-24 電気化学工業株式会社 接着剤組成物及びそれを用いた部材の仮固定方法
JP2014527099A (ja) * 2011-07-25 2014-10-09 ヘンケル・チャイナ・カンパニー・リミテッド Uv照射硬化型−レドックス硬化型接着剤系を用いる基材の接着方法
JP5775525B2 (ja) * 2010-10-25 2015-09-09 出光興産株式会社 (メタ)アクリレート系組成物
JP2022517175A (ja) * 2018-12-20 2022-03-07 ハンツマン・アドヴァンスト・マテリアルズ・ライセンシング・(スイッツランド)・ゲーエムベーハー 遅延添加剤を含む接着剤組成物

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05320584A (ja) * 1991-05-21 1993-12-03 Alps Electric Co Ltd 接着構造体
US8187411B2 (en) 2005-03-18 2012-05-29 Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Adherent composition and method of temporarily fixing member therewith
US8859633B2 (en) 2005-03-18 2014-10-14 Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Adherent composition and method of temporarily fixing member therewith
US7829605B2 (en) 2005-05-31 2010-11-09 Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Energy ray-curable resin composition and adhesive using same
JP2007009131A (ja) * 2005-07-04 2007-01-18 Denki Kagaku Kogyo Kk 組成物及びそれを用いる部材の仮固定方法
US8313604B2 (en) 2005-07-04 2012-11-20 Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Curable composition and temporary fixation method of member using it
JP2007246860A (ja) * 2006-03-20 2007-09-27 Denki Kagaku Kogyo Kk 部材の仮固定方法とそれに用いる基材
JP5247447B2 (ja) * 2006-08-10 2013-07-24 電気化学工業株式会社 接着剤組成物及びそれを用いた部材の仮固定方法
JP2012525417A (ja) * 2009-05-01 2012-10-22 ヘンケル コーポレイション 嫌気硬化性組成物用の硬化促進剤
JP5775525B2 (ja) * 2010-10-25 2015-09-09 出光興産株式会社 (メタ)アクリレート系組成物
JP2014527099A (ja) * 2011-07-25 2014-10-09 ヘンケル・チャイナ・カンパニー・リミテッド Uv照射硬化型−レドックス硬化型接着剤系を用いる基材の接着方法
JP2022517175A (ja) * 2018-12-20 2022-03-07 ハンツマン・アドヴァンスト・マテリアルズ・ライセンシング・(スイッツランド)・ゲーエムベーハー 遅延添加剤を含む接着剤組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101966479B1 (ko) 방사선 경화성 감압 접착제 시트
KR102621940B1 (ko) 점착 테이프, 전자 기기 부품 고정용 점착 테이프 및 광학용 투명 점착 테이프
TWI695873B (zh) 黏著劑組成物及黏著薄片
WO2014093014A1 (en) Liquid optical adhesive compositions
JP6315646B1 (ja) 眼内レンズ用材料
CN105765024A (zh) 光硬化型粘着剂组合物、粘着片及层叠体
CN106715628A (zh) 粘合片
JP2010275385A (ja) 飛散防止粘着シート
JPH01207371A (ja) 小型防水装置用接着剤
JP2008088395A (ja) 移動体通信端末用両面粘着シート、及び、移動体通信端末
CN106471085B (zh) 用于光学元件的粘合剂组合物、包含其的光学元件以及包括其的光学显示设备
KR20190111004A (ko) 점착제층 및 점착 필름
KR20130061561A (ko) 광학 점착제, 이를 포함하는 광학 부재 및 이를 포함하는 화상 표시 장치
CN110804397A (zh) 一种液态光学透明胶及其制备方法
CN112745786A (zh) 高折射率的光学胶黏剂及其制备方法
JP6881500B2 (ja) 粘着シート及び積層体
CN115340834B (zh) 一种防爆膜及其制备方法
KR102119901B1 (ko) 광경화성 점착 조성물, 이의 제조방법 및 점착 필름
CN112099118B (zh) 一种强化聚光棱镜膜、背光模组及其制备方法
KR102147778B1 (ko) 광학용 점착 조성물 및 점착 시트
CN104327775B (zh) 一种uv紫外光固化胶及其制备方法
JP6920483B2 (ja) 粘着剤層、及び粘着フィルム
CN111087526B (zh) 一种可耐受溶剂型丙烯酸酯组合物及其应用
CN114045139A (zh) 一种耐电腐蚀的紫外光固化胶及其制备方法
KR102362384B1 (ko) 광학용 점착제 조성물 및 이것을 사용한 점착 필름, 점착 시트