JPH0120688Y2 - - Google Patents

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JPH0120688Y2
JPH0120688Y2 JP16888784U JP16888784U JPH0120688Y2 JP H0120688 Y2 JPH0120688 Y2 JP H0120688Y2 JP 16888784 U JP16888784 U JP 16888784U JP 16888784 U JP16888784 U JP 16888784U JP H0120688 Y2 JPH0120688 Y2 JP H0120688Y2
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molten metal
cylindrical member
container
sample
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は溶融金属試料を採取する柄杓型溶融金
属試料採取器に関する。
従来の技術 コツプ状の容器と該容器に取付けられて上方に
延びる長い柄とを有する汲み上げ式柄杓型溶融金
属試料採取器は一般にボンブ又はボンブ・サンプ
ラーと呼ばれ、金属精練分野では公知である。
この溶融金属試料採取器に取付ける蓋や、容器
と容融金属試料との離れをよくする剥離材に関し
ては例えば実開昭49−142290号公報、実開昭49−
149796号公報などがある。
考案が解決しようとする問題点 上記に記載する公報等の内容及び実際使用状態
は、採取後の試料を容器内より取り出すに全て人
手に頼り、一般的には何らかの方法で容器と試料
にゆるみを与え、容器を逆さにする事により、落
下放出させると云う方法が取られている。そして
時には上部の鋳バリをハンマー等で取るか、押え
込む等の作業も附加的に必要としている。
この作業は労力と時間を必要とするばかりでな
く、赤熱金属塊を扱う為、時としては火傷などの
危険にさらされるなどの事態を生じていた。
本考案はこれらの問題点を解決し、採取試料の
取出しが自動、手動のいずれの場合にも容易な柄
杓型溶融金属試料採取器を得ることを目的とす
る。
問題点を解決するための手段 本考案によればコツプ状の容器と該容器に取付
けられて上方に延びる長い柄とを有し、主として
鉄製の汲み上げ式柄杓型溶融金属試料採取器にお
いて、該容器の上部に破壊又は崩壊性を有する筒
状部材を固定し、試料採取および凝固後に該筒状
部材を破壊することによつて試料の取出しを容易
にした、柄杓型溶融金属試料採取器が提供され
る。
作 用 容器の上部に筒状部材が固定され、該筒状部材
は容易に破壊又は崩壊せしめ得るから採取された
金属試料が凝固した後に筒状部材を破壊又は崩壊
せしめることによつて該筒状部材内に存在する金
属試料部分を把持又は挾持することによつて容易
に容器から金属試料を取出すことが可能となり、
取出作業を容易、迅速かつ安全に行うことができ
る。
実施例 第1図は溶融金属試料採取器の要部断面を示す
図である。図に於て1はコツプ状容器であり、一
般に鋳物材又は鋼材等を用いて、比較的厚肉に鋳
造するか、切削加工して成る。寸法は例えば内側
の上部はφ40mm、底部はφ30mm深さは80mm、又外
部は外径φ65mm、高さは85mm、又底部には10Cの
テーパーが付いているものとする。
2は柄であり外径φ16mm、長さ1000mmの棒鋼が
用いられ、容器1の壁面に上方に向つて、その下
端部が溶接固着され、容器1の上部で軽くクラン
ク状に曲げられ上方に延び長い柄を成している。
3はシエルモードより成る筒状部材で、容器1と
の合せ目は嵌め込み、すなわち印篭型となつてお
り、図示しないがシエルモード用接着剤、例えば
“CO2ボンド”等で接着固定する。筒状部材3の
外形は容器1の外径に比して上に向つて細くなつ
ている。これは容器1と筒状部材3の接着及び他
の作業が仕易い様する為である。筒状部材3の寸
法は、例えば外側は底部がφ65mm、上部がφ40mm
で印篭部長さは10mm、又内側はφ25mmの筒状をな
し高さは印篭部を含めて60mmとする。シエルモー
ルドに用いるコーテツト・サンドについては、特
に材質制限はないが、使用時に熱で割離しない材
質とする。筒状部材3の材料はコーテツド・サン
ドに限定されるものでなく、容易に破壊又は崩壊
するもので使用に耐えるものであればよく、セラ
ミツク、フアイバー成形品、耐火成形物などを代
替使用することができる。
4は蓋である。材質は紙、木、軟鉄板等何でも
良いが、本採取器を保存時に粉塵等の浸入を防ぐ
と共に、溶融金属浸漬時に表面に浮遊するスラグ
等の浸入を防ぐ目的のものであるから、薄肉部材
で採取器がスラグ層を通過すると、速やかに燃焼
又は溶解する性質のものが良い。蓋4の固定は筒
状部材3の材料と馴染みの良い耐熱性接着剤又は
セメントや前述のCO2ボンド等材質に合わせて用
いれば良い。又、針金等で縛る事も可である。
組立ての完了した該試料採取器は、溶融金属に
浸漬される部分で該金属の附着固化を防ぐ目的で
図示しないが溶融金属に対してヌレ性の悪い耐熱
材を外面に塗布する。耐熱材としては例えばドロ
マイト等で作られた泥礫がある。
今、上記説明の試料採取器を使用するに、あら
かじめ充分な乾燥を行い、柄2を自動浸漬装置の
ホルダーに固定し、一定速度で溶融金属槽中定め
た位置迄浸漬すると(人手で行つても良いが)蓋
4は溶解し、内部に溶融金属が流入する。頃合い
を見て該試料採取器を引き上げ、採取試料の固化
が適当に進む迄暫時待機した後挾持器(又は挾持
抜取り装置)を用い、筒状部材3を挾持すれば筒
状部材3は容易に崩壊し、第2図で示す突出部5
を直接掴む事が出来る。次いで挾持器を上方に上
げれば試料6は容器1より抜けるので、これを搬
送用シユーター上迄運搬するか、切断機で切断し
てシユーター投下するかして成分分析室迄送る。
尚7は切断位置で試料6の底面より10〜30mmであ
る。
しかして使用後の試料採取器は外部塗布材を剥
離、清掃し新しい筒状部材3、蓋4などを取付、
再び外部保護材を塗布乾燥して再び溶融金属試料
採取に用いる。
なお、前述突出部5は筒状部材3の内部に採取
された凝固した金属試料部分である。
第3図aから第3図eは変形例を示し、第3図
aは容器1と筒状部材3との印篭結合が第1図と
反対になつたものを示し、第3図bは印篭結合で
はなく突合せ結合を有し、かつ筒状部材内径と容
器上端開口の内径とが同一の例を示す。第3図c
は突合せ結合ではあるが筒状部材の内径と容器の
上端開口の内径とが異る例を示す。第3図dおよ
び第3図eは筒状部材内に形成される突出部5の
外面に突起部を設けることにより挾持器による挾
持を確実とするものであり、第3図dでは筒状部
材3の内面に環状凹所8が形成され、第3図eで
は筒状部材3の内面上端に大径部9が形成されて
いる。なお、環状凹所8、大径部9はいずれも突
出部5の外面に環状の突起部をつくるものである
が、連続した環状の突起部である必要はない。
考案の効果 本考案による柄杓型溶融金属試料採取器はつぎ
の効果を有する。
筒状部材は消耗的に使用されるものであるが、
安価で取扱が容易であり、これを使用することに
より鋳バリ処理の必要もなく、迅速かつ安全に試
料を取出すことができる。さらに、自動的試料抜
取採取装置と組合せることが可能であり、溶融金
属含有成分自動分析装置と組合せることも可能で
あり、試料採取から成分分析までの時間を著しく
短縮でき、高温かつ悪環境条件における人力作業
を省略ないし最小とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による溶融金属試料採取器の断
面図、第2図は取出された金属試料の斜視図、第
3図aから第3図eは容器と筒状部材との組合せ
の変形例を示す図。 1:容器、2:柄、3:筒状部材、4:蓋、
8:環状凹所。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 コツプ状の容器と該容器に取付けられて上方
    に延びる長い柄とを有し、主として鉄製の汲み
    上げ式柄杓型溶融金属試料採取器において、該
    容器の上部に破壊又は崩壊性を有する筒状部材
    を固定し、試料採取および凝固後に該筒状部材
    を破壊することによつて試料の取出しを容易と
    した、柄杓型溶融金属試料採取器。 2 筒状部材の内面に環状凹所を設けた、実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の溶融金属試料採
    取器。 3 筒状部材の上部に溶融性又は可燃性の蓋を設
    けた、実用新案登録請求の範囲第1項記載の溶
    融金属試料採取器。 4 溶融金属に対してヌレ性の悪い耐熱材を外面
    に塗布した、実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の溶融金属試料採取器。
JP16888784U 1984-11-07 1984-11-07 Expired JPH0120688Y2 (ja)

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JPS6184564U JPS6184564U (ja) 1986-06-04
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JP2639615B2 (ja) * 1992-12-17 1997-08-13 新日本製鐵株式会社 溶融金属から元素分析用サンプルを採取する鋳型
JP5302932B2 (ja) * 2010-05-26 2013-10-02 株式会社リガク 試料容器および発生ガス分析方法

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