JPH01206193A - 配管接続装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は２本の管を着脱自在に水密連結する配管接続装
置に関する。

〈従来の技術〉 従来、この種の配管接続装置として、一方の円管の先端
に外方へ突出する環状の鍔部を形成し、この鍔部に袋ナ
ツトを回転自在に掛止せしめ、該袋ナツトをスパナで回
転締め付けることにより袋ナツト内周面の雌螺子が他方
の円管の先端外周面に刻設した雄螺子に捩じ込まれて両
日管の先端面を水密状に圧接させるものがある。

〈発明が解決しようとする問題点〉 しかし乍ら、このような従来の配管接続装置では、両管
の着脱時に袋ナツトをスパナで回転する必要があるた峠
、両管の接続部外周にスパナを回動操作するだけのスペ
ースが必要となり、スパナを回動操作できないような狭
い場所に両管の接続部が配置される時には両管の接続作
業及び取外し作業が非常にやり難く、作業性が悪いばか
りでなくメンテナンスも困難であるという問題がある。

本発明は斯る従来事情に鑑み、両管の接続部外周を回転
締め付けることなく両管の着脱を可能にすることを目的
とする。

く問題点を解決するための手段〉 上記問題点を解決するために本発明が講する技術的手段
は、一方の管の先端に他方の管の先端外周より若干大径
な内径を有する接続筒部を設け、この接続筒部に係止部
材を着脱自在に挿着する貫通孔を開穿して挿着時に該係
止部材の内端を接続筒部内に突出せしめると共に、接続
筒部の内周面に０リングを内方へ突出させて配設し、他
方の管の先端外周面には上記貫通孔と対応する位置に環
状溝を凹設したことを特徴とするものである。

〈作用〉 本発明の作用は、一方の管に設けた接続筒部内に他方の
管を差し込んでこの他方管の先端外周面にＯリングの内
周面を密接させることにより、接続筒部内周と他方管の
外周との間を密閉すると共に、貫通孔に係止部材を挿着
して接続筒部内に突出する該部材の内端を他方の管の環
状溝に係合させることにより、該管の軸線方向への移動
を阻止するものである。

〈実施例〉 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

この実施例は第１図に示す如く、２本の管（１）（２）
が夫々同径の円管で両管（１）（２）の接続側先端面を
夫々の軸線方向と垂直状に形成し、一方の管（１）の接
続側先端に（まこれと別個に形成した接続筒部（３）を
一体内に連結したものである。

接続筒部（３）は２本の管（１）（２）と同材質の材料
又は別な材料により円筒状に形成され、その−半部内径
を一方の管（１）の接続側先端の外径と略同径に形成し
てこれに該管（１）先端を挿入せしめ溶接や接着剤等に
より一体的に固定すると共に、他年部の内径を他方の管
（２）の接続側先端より若干大径に形成してその内周面
にはＯリング（４）が移動不能に嵌着される嵌合溝（３
ａ）を周方向環状に凹設する。

０リング（４）はゴム等の材質により環状に形成される
従来周知構造のもので、その外径を上記嵌合溝（３ａ）
と略同径に形成すると共に内径を他方の管（２）の先端
外径より若干小径に形成し、嵌合溝（３ａ）に嵌着した
状態において内周面が接続筒部（３）内周面より内方へ
突出している。

更に、上記接続筒部（３）の弛半部には係止部材（５）
が挿着される貫通孔（３ｂ）を開穿し、本実施例では円
孔を接続筒部（３）の周方向へ２個夫々接続筒部（３）
の中心を通る一直線上に開穿されている。

係止部材（５）は上記貫通孔（３ｂ）を遊嵌状に挿通し
眼孔（３ｂ）の深さより長く形成して貫通孔（３ｂ）の
挿着時にその内端が接続筒部（３）内周面より適宜長さ
突出するように構成され、本実施例では一本の線材を接
続筒部（３）外周面に沿って半円形状に湾曲しその両端
を夫々内方へ一直線状に屈曲せしめて構成している。

また、他方の管（２）は少なくともその接続側先端が上
記接続筒部（３）の他年部内径より若干小径に形成され
、外周面には接続筒部（３）内に差し込み先端面を一方
の管（１）に突き当てた状態で前記貫通孔（３ｂ）と対
応する位置に環状溝（２ａ）を周方向へ凹設する。

而して斯る配管接続装置は一方の管（１）に連結した接
続筒部（３）内に他方の管（２）を差し込んでその先端
面を一方の管（１）の先端面に突き当てると、他方の管
（２）外周面にＯリング（４）内周面に密接して接続筒
部（３）内周面と他方の管（２）外周面との間を密閉し
、一方の貫通孔（３ｂ）に係止部材（５）の一端を挿入
してから線材の弾性変形を利用して他端を他方の貫通孔
（３ｂ）に挿入し、これら両端を接続筒部（３）内に突
出させ、他方の管（２）の環状溝（２ａ）に着脱自在に
係合して該管（２）の軸線方向の移動、即ち抜けを阻止
している。

尚、上記貫通孔（３ｂ）及び係止部材（５）は上述する
ものに限定されず、例えば第３図に示す如く貫通孔（３
ｂ）をスリット状に開設し、係止部材（５）を板材によ
り略Ｃ字状に形成して環状溝（２ａ）に着脱自在に係合
させる等、他方の管（２）を移動不能するものであれば
どのようなものでも良い。

次に、第４図〜第６図に示すものは本発明の他の実施例
である。

第４図に示すものは一方の管（１）の接続側先端に接続
筒部（３）を一体に形成したものである。

第５図に示すものは一方の管（１）の先端外周面に雄螺
子（１ａ）を刻設すると共にこれと別個に形成した接続
筒部（３）の−半部内周面に雌螺子（３Ｃ）を刻設し、
これら両螺子（１ａ）　　（３ｃ）を螺着して一方の管
（１）と接続筒部（３）を一体内に連結したものである
。

第６図に示すものは一方の管（１）と接続筒部（３）と
を貫通孔（３ｂ）　、係止部材（５）及び環状溝（１ｂ
）で連結したもので、更に図示例では接続筒部（３）の
内周面中央に両管（１）（２）の先端面が突き当たる環
状突部（３ｄ）を周方向へ突設している。

尚、前示実施例では２本の管（１）（２）が共に円管で
あったがこれに限定されず、管（１）（２）が角管とな
る場合には接続筒部（３）が角筒状に形成されることは
言うまでもない。

〈発明の効果〉 本発明は上記の構成であるから、以下の利点を有する。

■一方の管に設けた接続筒部内に他方の管を差し込んで
この他方管の先端外周面に０リングの内周面を密接させ
ることにより、傍続筒部内周と他方管の外周との間を密
閉すると共に、貫通孔に係止部材を挿着して接続筒部内
に突出する該部材の内端を他方の管の環状溝に係合させ
ることにより、該管の軸線方向への移動を阻止するので
、両管の接続部外周を回転締め付けることなく両管の着
脱が可能となる。

従って、従来のもののようにスパナを必要とせず、狭い
場所でも両管の接続作業及び取外し作業ができ、作業性
に優れると共にメンテナンスもやり易い。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す配管接続装置の縦断正
面図、第２図は第１図の（Ｉｆ）−（ＩＦ）線に沿える
縦断側面図、第３図は貫通孔及び係止部材の変形例を示
す縦断側面図、第４図〜第６図は本発明の他の実施例を
示す配管接続装置の縦断正面図である。 １・・・一方の管　　　　２・・・他方の管２ａ・・・
環状溝　　　　　３・・・接続筒部３ｂ・・・貫通孔　
　　　　４・・・Ｏリング５・・・係止部材 特許出願人　　　　　東陶機器株式会社特許出願人　　
　　　川崎製鉄株式会社特許出願人　　　　　　日本ユ
プロ株式会社第２図　　　第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 一方の管の先端に他方の管の先端外周より若干大径な内
   径を有する接続筒部を設け、この接続筒部に係止部材を
   着脱自在に挿着する貫通孔を開穿して挿着時に該係止部
   材の内端を接続筒部内に突出せしめると共に、接続筒部
   の内周面にＯリングを内方へ突出させて配設し、他方の
   管の先端外周面には上記貫通孔と対応する位置に環状溝
   を凹設したことを特徴とする配管接続装置。