JPH01203699A - 排気装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は排気装置に関し、特に、唯１個の羽根車によ
り複数個所の排気を同時に行うことができる排気装置に
関する。

［従来の技術］ 排気装置は多くの分野で使用されている装置であり、大
容量のものから極めて小容量のものまであり、構造も用
途によって多種多様である。排気装置のうち、回転式羽
根車を利用するものとして従来から、排気装置のうち、
回転式羽根車を利用するものとして従来から、シロッコ
ファン、軸流ファン、クロスフローファン等が知られて
いる。

［発明が解決しようとする課題］ 上記公知の排気装置は、通常、唯１個の吸気口と唯１個
の排気口とを有しているので複数の場所の同時排気を行
うことができず、従って、この公知の排気装置で複数の
場所の排気を同時に行うためには吸気口に分岐型のダク
トを接続することが必要であった。しかしながら、分岐
型ダクトを使用すると、該ダクトの設置空間を必要とす
るため該排気装置を搭載すべき機器の体積が大きくなり
、しかも該ダクトのための製造コストが加わって該排気
装置のコストも増加する、という結果を招くことになり
、好ましくなかった。

一方、従来の排気装置では羽根車とモータとが全く別体
となっているため軸方向長さが太きく、従って、かなり
長い設置スペースを要するという点も好ましいものでは
なかった。

この発明の目的は、ダクト等を使用せずに複数の場所を
同時に排気することができるとともに従来の排気装置よ
りも小さなスペースに設置することができ、しかも安価
なコストの排気装置を提供することでである。

［課題を解決するための手段］ この発明による排気装置においては、羽根車を収容して
いるケーシングの一方の端板に軸方向吸気口が開口され
る一方、該ケーシングの側板には該羽根車の外周面に面
して半径方向吸気口と排気口とが開口され、これにより
同時に２方向の吸気が可能となっていることを特徴とす
る。

［作　　用］ 本発明の排気装置では、モータの一部が該羽根車の内部
に挿入され、該モータの軸が該羽根車の全長の中間部分
において該羽根車と締結されているのでモータと羽根車
との合計軸方向長が従来の排気装置よりも短かく、従っ
て従来の排気装置よりも小さいスペースに設置すること
ができる。

［実施例］ 以下に図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明の第１実施例の排気装置１の斜視図、第
２図は本発明の排気装置１の要部縦断概略図、である。

第１図及び第２図において、２は羽根車３を収容してい
るケーシングであり、該ケーシング２の一方の端板２ａ
には軸方向吸気口２ｂが開口され、該ケーシング２の一
方の側板部分には半径方向吸気口２ｃが開口されている
。＊た、ケーシング２の他方の側板部分には該半径方向
吸気口２Ｃに対してほぼ一直線上に配置された排気口（
図示せず）が開口されており、軸方向吸気口２ｂと半径
方向吸気口２ｃからケーシング２内へ吸入された空気が
該排気口を通ってケーシング外へ排気されるようになっ
ている。

羽根車３は筒状体に形成され、その軸方向の中間部分に
は第２図に示されるように羽根車外肩面にまで突出する
仕切板３ａが設けられている。該羽根車３の他方の端部
（軸方向吸気口２ｂに面している端部とは反対側の端部
）から該羽根車３内にモータが挿入され、モータの軸４
ａはナツト等の締結部材５によって該仕切板３ａに締結
されている。モータ４はケーシング２の他方の端板２ｄ
に固定されており、従って、羽根車３は仕切板３ａの位
置でモータ４の軸４ａに固定される一方、モータ４及び
羽根車３はケーシング２の端板２ｄに片持式に支持され
ている。

以上に説明した構成から明らかなように、本発明の排気
装置１では、羽根車３の一方の端面に面して配置された
軸方向吸気口と羽根車３の外周面に面して配置された半
径方向吸気口とがケーシング２に形成されており、羽根
車３が軸流ファンの機能とシロッコファンの機能とを併
有しているため、ダクト等を設けなくとも同時に２方向
から吸気を行うことができる。また、本発明の排気装置
ではモータが羽根車の中に挿入されていてモータと羽根
車とがほぼ一体に構成されているのでモータと羽根車と
を含めた全長が従来の排気装置よりも短かく、従って、
より小さいスペースに設置することができる。

第３図乃至第５図は前記の排気装置１を公知の電子写真
装置に搭載した場合を示した図である。電子写真装置で
は定着器及び光源並びにモータ等の各種熱源から発生す
る熱が装置筐体内に蓄積される一方、放電器の放電によ
り発生したオゾンが該筐体内に溜まるので、熱及びオゾ
ンを該筐体外へ排出しなければならない、そのために電
子写真装置には一般に排気装置が搭載されているが、熱
の発生湯所とオゾンの発生湯所とが同一方向にはないた
め、従来はシロッコファン等にダクトを取付けて使用し
ていた。

第３図乃至第５図において、Ｐは転写用紙、１０は該転
写用紙Ｐの収納カセット、１１は給紙ローラ、１２はレ
ジストローラ、１３は画像形成手段を内蔵しているプロ
セスカートリッジ、１４は転写帯電器、１５は転写用紙
搬送ガイド、１６は定着器、１フは排紙ローラ、１８は
レーザービームスキャナー、１９は高圧電源、２０は交
流を直流に変換するためのスイッチングレギュレータ等
の低圧電源、２１は感光ドラム２２や現像器及び定着器
等の駆動源となっているメインモータ、１は本発明によ
る排気装置、２３は電子写真装置の筐体、である。

前記の如き構造の電子写真装置においては、プロセスカ
ートリッジ１３内に配置されたコロナ放電器や感光ドラ
ムの下方の転写帯電器１４からはオゾンが発生して第３
図に示すようにプロセスカートリッジ１３の近傍に溜り
、また、高圧電源１９及び低圧電源２０並びにメインモ
ータ２１及び定着器１６から発生した熱がそれぞれの上
方に溜るのでこれらを同時に排出するには本発明の排気
装置の如き２方向吸気型の排気装置を使用しなければ効
率よく排気することができない。

そこで、本発明の排気装置１を第３図に示す位置に設置
すれば、低圧電源２０からの発生熱とメインモータ２１
からの発生熱とを図示矢印■の方向の吸気として吸気口
２ｃ（第１図参照）に吸引すると同時にプロセスカート
リッジ１３等から生ずるオゾンと定着器１６から生じた
熱とを図示矢印０の方向の吸気として吸気口２ｂに吸引
して図示矢印■の方向に排出することができる。

第６図は本発明の排気装置の第２実施例を示す概略縦断
面図である。本実施例の排気装置ＩＡでは、ケーシング
２の後部端板２ｄにも吸気口２ｅが形成される一方、羽
根車３には軸方向に間隔をおいて二つの仕切板３ａ及び
３ｂが設けられており、モータ４は羽根車３の後端から
前方の仕切板３ａの位置まで羽根車３内に挿入されて該
仕切板３ａにモータ４の軸４ａがナツト等の締結部材５
によって締結されている。

また、モータ４の後端に設けられたフランジ４ｂはケー
シング２の後部端板２ｄに固定され、該フランジ４ｂに
はケーシング端板２ｄの吸気口２ｅと同径の穴４Ｃが貫
設されている。

仕切板３ａと仕切板３ｂとの間の位置においてケーシン
グ２の側板部には羽根車３の外周面に向いて開口する半
径方向吸気口（図示せず）及び半径方向排気口（図示せ
ず）が設けられており、合計３個の吸気口から吸込まれ
た空気が該半径方向排気口を通ってケーシング外へ排出
されるようになっている。

第７図は本発明の第３実施例の排気装置ＩＢを示した概
略縦断面図である。本実施例の排気装置ＩＢでは、ケー
シング２が第１実施例のものとほぼ同じ構造であるが、
羽根車は前部羽根車３Ａと後部羽根車３Ｂとに分割され
ている。

前部羽根車３Ａは公知のシロッコファンと同じく軸流フ
ァンとして構成されており、ケーシング２の前方の軸方
向吸気口２ｂから外気を吸込んで半径方向外方へ排気す
る機能を有している。一方、後部羽根車３Ｂは公知のク
ロスフローフアンとして構成されており、ケーシング２
の側板部分に開口された不図示の半径方向吸気口２ｃ（
第７図の実施例では後部羽根車３Ｂの外周面に面して開
口している）からケーシング２内に吸込んだ空気を該半
径方向吸気口に対向する半径方向排気口へ排出する機能
を有している。従って、本実施例の排気装置においては
１個の軸方向吸気口２ｂと１個の半径方向吸気口２ｃ（
第１図参照）からケーシング２内へ吸込まれた空気が１
個の半径方向排気口（図示せず）から排気されている。

なお、本実施例の場合、ケーシング２に設けられた半径
方向吸気口及び半径方向排気口は後部羽根車３Ｂの外周
面に面して配置され、該排気口は該半径方向吸気口と一
直線上に整列するように形成されている。

第６図に示した実施例では、羽根車３の仕切板３ａ及び
３ｂの位置を変更することによって軸方向吸気口２ｂ及
び２ｅからの吸気量と半径方向吸気口２ｃからの吸気量
を変更することが可能であり、また、第７図に示した実
施例では前部羽根車３Ａの軸方向長さと後部羽根車３Ｂ
の軸方向長さとを変更することにより軸方向吸気量と半
径方向吸気量とを変更するこ、とができる。

［発明の効果］ 以上に説明したように、本発明によれば、ダクト等を使
用しなくとも同時に複数方向からの吸気を行うことがで
きる排気装置が提供される。本発明の排気装置は吸込ダ
クトや吸込ガイド等を必要としないので安価なコストで
製造することができるとともにモータと羽根車とがほぼ
一体化されていて小型であるため小さなスペースに設置
することができるので本発明の排気装置を搭載する機器
の大型化を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の排気装置の第１実施例を示した斜視図
、第２図は第１図に示した排気装置の概略縦断面図、第
３図は該排気装置を搭載した電子写真装置の要部平面図
、第４図は該電子写真装置の全体の斜視図、第５図は該
電子写真装置の概略縦断面図、第６図及び第７図は本発
明の排気装置の第２実施例及び第３実施例の概略縦断面
図、である。 １、ＩＡ、ＩＢ・・・排気装置 ２．２Ａ・・・ケーシング ３・・・羽根車　　　　　３ａ及び３ｂ・・・仕切板４
・・・モータ　　　　　４ａ・・・モータ軸５・・・締
結部材 ２ａ・・・（ケーシング２の）前部端板２ｄ・・・（ケ
ーシング２の）後部端板２ｂ及び２ｅ・・・軸方向吸気
口 ２ｃ・・・半径方向吸気口

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　モータによって回転駆動される羽根車と、該羽根車
   を収容しているケーシングと、を有した排気装置におい
   て、 該ケーシングは、該羽根車の一方の端面に 面して開口した軸方向吸気口と、該羽根車の外周面に面
   して開口した半径方向吸気口と、該羽根車の外周面に面
   して開口した排気口 と、を具備していることを特徴とする排気装置。 ２　モータによって回転駆動される羽根車と、該羽根車
   を収容しているケーシングと、を有した排気装置におい
   て、 該ケーシングは、該羽根車の少くとも一方 の端面に面して開口した軸方向吸気口と、該羽根車の外
   周面に面して開口した半径方向吸気口と、該羽根車の外
   周面に面して開口した排気口と、を具備しており、該羽
   根車はそれ自身の軸方向長さの中間位置において外周面
   にまで突出する少くとも一個以上の仕切板を具備してい
   ることを特徴とする排気装置。 ３　前記モータの一部が前記羽根車の一方の端部から該
   羽根車内部に挿入されており、該 モータの軸乃至回転部分が前記仕切板に締結され、該羽
   根車は該仕切板の位置において該モータに支持されてい
   ることを特徴とする請求項１又は２記載の排気装置。