JPH01203269A - 窒化珪素質焼結体用原料の予備処理方法 - Google Patents

窒化珪素質焼結体用原料の予備処理方法

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JPH01203269A
JPH01203269A JP63027795A JP2779588A JPH01203269A JP H01203269 A JPH01203269 A JP H01203269A JP 63027795 A JP63027795 A JP 63027795A JP 2779588 A JP2779588 A JP 2779588A JP H01203269 A JPH01203269 A JP H01203269A
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JP
Japan
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silicon nitride
slurry
molding
powder
nitride powder
Prior art date
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Pending
Application number
JP63027795A
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English (en)
Inventor
Goro Saiki
斎木 五郎
Shigeharu Matsubayashi
重治 松林
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、高温高強度窒化珪素質焼結体用原料のP@処
理方法に関するものである。
従来の技術 非酸化物系セラミックスの中でも窒化珪素質焼結体は、
高温強度に優れた材料であり、近年注目を集めている。
しかし、市阪の窒化珪素質原料には、不純物としてSi
、 Ca、 Ti、 Fe、 Mn等の酸化物が含まれ
ている。この中で、シリカ(SiO7)は空気中の02
、H2O等によって窒化珪素粉末の表面層に容易に形成
され、通常、重量割合で1.3〜1.8%は含まれる。
この不純物によって、低融点のガラス質が形成されて高
温強度が充分望めなかったり、窒化珪素焼結後の酸化物
を主成分とするガラス質の結晶化処理(ポストφシンタ
リング等)にコストと労力をかけていた。
この欠点を改良するために、特公昭80−38351に
みられるようなカーボン添加によるC01C02ガスと
しての脱酸素処理方法が考案されたが、窒化珪素質粉末
の表面層の酸化物を除去した後に、大気との接触を遮断
したり、また混練するときの溶媒中の水分likを厳格
に規制する必要がある。従って、これを実行するための
装置や操作が簡便ではなく、工業的プロセスとしては、
なお改善が望まれている。
発明が解決しようとする課題 本発明は上記の問題点に鑑み、熱分解によりセラミック
ス化し得る有機金属高分子を窒化珪素表面にコーティン
グすることにより、高温強度を劣化させる酸化物層の再
生成を抑制し、高温強度の優れた窒化珪素質焼結体用原
料を提供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 すなわち1本発明は窒化珪素質粉末に対して5〜20重
量%の有機金属高分子を混合し、これを有機溶媒にてス
ラリーとなし、このスラリーを粉末とした後、これを成
形した成形体を、またはスラリーを直接鋳込み成形を行
なうことによって得られた成形体を、非酸化性雰囲気中
もしくは真空中で、1350〜1800℃、1時間以上
保持して熱処理することを特徴とする窒化珪素質焼結体
用原料の予備処理方法である。
作用 本発明者らは、焼成熱分解することによってセラミック
ス化しうる有機金属高分子を窒化珪素質粉末材料に対し
て5〜20重縫%混合した粉末を有機溶媒にてスラリー
となし、このスラリーを粉体とした後、成形する。粉体
化はスラリーを噴霧乾燥すれば微細な乾燥粉末(2次粒
子)が直接的に得られるので好ましいが、噴霧乾燥以外
の方法でスラリーを乾燥、粉砕して2次粒子を得てもよ
い。
成形は、セラミックスの通常の成形を用いればよいが、
スラリーから直接鋳込み成形を行ってもよい。
上記粉体化、成形、及び後記する熱処理の過程で窒化珪
素質粉末はその表面を有機金属高分子によって被覆(コ
ーティング)されたことになり、窒化珪素質粉末の耐酸
化性が確保される。さらに、後記する熱処理後に残炭す
るカーボンによっても、酸化物が除かれる。
このことによって、高温強度劣化のもとと考えられる酸
化物(シリカ)が容易に除かれ、その上有機金属高分子
はバインダーとしても機能することによって成形・焼結
の後段の処理が極めて簡便となる。
ここで本発明の窒化珪素質粉末とは、重版の窒化珪素粉
末あるいは窒化珪素粉末に各種焼結助剤を添加されたも
のである。各種焼結助剤としては、イツトリウム、アル
ミニウム、チタン、ジルコニウム、セリウム、等の酸化
物あるいは窒化物あるいは珪化物から選ばれる少なくと
も1種の物質が挙げられる。
有機金属高分子としては、−Si(G■3)H−NH−
を主骨格にもつポリサイラゼンを用いる。その使用量は
、窒化珪素質粉末に対して5〜20重量%が望ましい、
たとえば、0.31Lmの平均粒径をもつSi3N4粉
末を直接大気にふれさせないように被覆(コーティング
)し、かつ平均粒径20〜30pm程度に造粒すること
によって、比表面積を小さくすることで再酸化を防ぐた
めには、この場がふされしい、その配合駿が20重量%
を超えても窒化珪素質粉末の酸化防止効果が飽和してし
まい、また、5上置%未溝の場合は、酸化防止効果が小
さくなり高温強度の改善に寄与しなくなるためである。
有機溶媒としては、ジエチルエーテル、テトラヒドロフ
ラン、酢酸、オレイン酸、ステアリン酸、メタノール、
エタノール、プロパツール、アセトン、エチルメチルケ
トン、ベンゼン、トルエン、キシレンより選ばれる1種
もしくは2種以上を用いる。スラリーの濃度は混線時の
粘度を上げ過ぎなくするため、 50wt%以下が好ま
しい、スラリー製造のための混線は、たとえば密閉式の
ポットを用い、酸素・水分の入らないように留意する。
噴霧熱乾燥については、酸素濃度の低い状態で行ない、
粉体密度の高い、粉の凝集が少ないことが好ましい。
熱処理は、非酸化性雰囲気、たとえば窒素、アルゴン雰
囲気、水素ガスを含む還元性雰囲気、又は5 X 10
= 〜l X 1G−5Torrの範囲の真空中で行う
。さらに、熱処理温度としては、1350〜1800°
C1好ましくは1400〜1600℃の温度範囲で行な
う、 1350℃より低いと脱酸の効果が少なく、18
00℃より高いと窒化珪素自体が相転移あるいは分解し
てしまうため、好ましくない、熱処理時間は、ト記温度
域で有機金属高分子が分解して生成した無定形セラミッ
クスが結晶化するためには1時間以上が必要である。無
定形のままでは酸化され易く、焼成時の寸法変化が不安
定になるので、結晶化させることが必要である。
以上の様にして予備処理した窒化珪素質成形体の酸素含
有量は、 1.0重量%以下となり、この成形体を焼結
した焼結製品は通常の方法で焼成した焼結製品に比較し
て高い高温強度を示した。
以下実施例により、さらに詳細に説明する。
実施例 実施例1 窒化珪素質粉末としては、市販のα型窒化珪素質粉末の
脱酸化物処理をしていないもの(酸素分析値:  1.
8wt%)を用い、焼結助剤としてイツトリア、アルミ
ナ、さらに、前記有機金属高分子ポリサイラゼンを第1
表の成分割合で配合し、テトラヒドロフラン中で遊星型
ボールミルの密閉式ポットにて混練した。得られたスラ
リーを窒素ガス循環型の噴霧熱乾燥法にて造粒し、平均
粒径30ルmの二次粒子を得た。
この粉末を、100100O/c層2で一軸成形し、さ
らに静水圧加圧にて7000kgf/cm2で50av
X5GmmX 10Iの寸法に成形した。この成形体を
、水素5マof%を含む窒素中で1400℃、1時間熱
処理した後に、酸素量を分析した。このサンプルを17
50℃、5時間焼成し焼結体を得た。得られた焼結体か
ら3mmX4腸層X40■思の角材を切り出し、研磨の
のちスパン30腸■、クロスヘツド速度0.51霞/鵬
inで三点曲げ抗折強度試験を行なった。その結果を第
1表に示す。
(以下余白) データ番号1〜3は本発明の実施例であり、データ番号
4は比較例である。これから本発明の場合、明らかに高
温強度に優れていることがわかる。
実施例2 極低酸素のα型窒化珪素粉末(酸素分析値二〇、3重量
%)を原料とし、脱酸化物処理をせずに、混合・造粒ま
では、噴霧乾燥の代わりに、グローブボックス中で行な
い、成形は大気中で行なった。その他は実施例1と同じ
条件で実施した。
その結果、ポリサイラゼンを配合した場合は酸素量は0
.4重量%を示し、三点曲げ抗折強度試験の結果として
は、R,T、で78kgF/−12、1200℃で55
kgf/am2が得られた。また、ポリサイラゼンを配
合しない場合は酸素量は1.7重量%に上昇し、120
0℃三点曲げ抗折強度は37kgf/■會2と低下した
発明の効果 本発明の予備処理を行うことにより、酸化物層の再生成
が抑制され、高温強度の優れた窒化珪素質焼結体を得る
ことができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)窒化珪素質粉末に対して5〜20重量%の有機金
    属高分子を混合し、これを有機溶媒にてスラリーとなし
    、このスラリーを粉末とした後、これを成形した成形体
    を、またはスラリーを直接鋳込み成形を行なうことによ
    って得られた成形体を、非酸化性雰囲気中もしくは真空
    中で、1350〜1800℃、1時間以上保持して熱処
    理することを特徴とする窒化珪素質焼結体用原料の予備
    処理方法。
  2. (2)有機金属高分子として、−Si(CH_3)H−
    NH−を主骨格にもつポリサイラゼンを用いる特許請求
    の範囲第1項記載の窒化珪素質焼結体用原料の予備処理
    方法。
JP63027795A 1988-02-10 1988-02-10 窒化珪素質焼結体用原料の予備処理方法 Pending JPH01203269A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5631090A (en) * 1992-11-20 1997-05-20 Nisshin Steel Co., Ltd. Iron-based material having excellent oxidation resistance at elevated temperatures and process for the production thereof
WO2010082478A1 (ja) * 2009-01-13 2010-07-22 日立金属株式会社 窒化珪素基板の製造方法、窒化珪素基板、窒化珪素回路基板および半導体モジュール

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