JPH01203262A - アルミナ質耐火物の製造方法 - Google Patents
アルミナ質耐火物の製造方法Info
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- JPH01203262A JPH01203262A JP63027275A JP2727588A JPH01203262A JP H01203262 A JPH01203262 A JP H01203262A JP 63027275 A JP63027275 A JP 63027275A JP 2727588 A JP2727588 A JP 2727588A JP H01203262 A JPH01203262 A JP H01203262A
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- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims abstract description 21
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は、耐スポーリング性の改善及び被焼成品との反
応抑制を可能にできるアルミナ質耐火物の製造方法に関
する。
応抑制を可能にできるアルミナ質耐火物の製造方法に関
する。
(従来の技術)
従来、例えば電子部品用フェライトを焼成するための窯
道具はほとんどアルミナを主成分とするアルミナ耐火物
により形成されていた。しかし、これにはアルミナの熱
膨脹率が大であるため、耐スポーリング性に劣るという
欠点がある上に、焼成時に被焼成物たるフェライトとの
間で化学反応が生じ、製品の磁気的及び電気的特性を低
下させるという問題があった。また、耐スポーリング性
を向上させるべく、アルミナ含有率を80〜95%とし
、残りに主として二酸化珪素を含有させて焼成したもの
も供されてはいるが、これでは被焼成品における粒成長
が促され、製品の磁気的及び電気的特性が低下するとい
う問題が残されている。
道具はほとんどアルミナを主成分とするアルミナ耐火物
により形成されていた。しかし、これにはアルミナの熱
膨脹率が大であるため、耐スポーリング性に劣るという
欠点がある上に、焼成時に被焼成物たるフェライトとの
間で化学反応が生じ、製品の磁気的及び電気的特性を低
下させるという問題があった。また、耐スポーリング性
を向上させるべく、アルミナ含有率を80〜95%とし
、残りに主として二酸化珪素を含有させて焼成したもの
も供されてはいるが、これでは被焼成品における粒成長
が促され、製品の磁気的及び電気的特性が低下するとい
う問題が残されている。
そこで本出願人は、既にアルミナを主成分とし、これに
所定量の単斜晶形ジルコニアを”添加して成るアルミナ
質耐火物の発明を完成させ、これを出願した(特願昭6
0−178036号)。これによれば、フェライト焼成
時における被焼成品との反応がジルコニアの存在のため
に抑制されると共゛ に、ジルコニアの相転移に伴う
異常体積膨張により骨材粒子周囲の基質部に無数のマイ
クロクラックが発生するため、このマイクロクラックに
より耐火物内部の応力が緩和されて耐スポーリング性が
改善されるという効果が得られる。
所定量の単斜晶形ジルコニアを”添加して成るアルミナ
質耐火物の発明を完成させ、これを出願した(特願昭6
0−178036号)。これによれば、フェライト焼成
時における被焼成品との反応がジルコニアの存在のため
に抑制されると共゛ に、ジルコニアの相転移に伴う
異常体積膨張により骨材粒子周囲の基質部に無数のマイ
クロクラックが発生するため、このマイクロクラックに
より耐火物内部の応力が緩和されて耐スポーリング性が
改善されるという効果が得られる。
(発明が解決しようとする課題)
しかし、特に耐スポーリング性をより向上させることは
耐火物の耐久性を大きく高めることになるので、望まし
い。そこで、本発明者らは、被焼成品たるフェライトと
の反応抑制は勿論のこと、併せて耐スポーリング性の一
層の向上を図ることを目的として研究を重ね、その結果
、本発明を完成させるに至った。
耐火物の耐久性を大きく高めることになるので、望まし
い。そこで、本発明者らは、被焼成品たるフェライトと
の反応抑制は勿論のこと、併せて耐スポーリング性の一
層の向上を図ることを目的として研究を重ね、その結果
、本発明を完成させるに至った。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段)
一般に、耐火物を製造する際における原料粒子の過剰な
微粉化は、基質部の収縮を招いてクラック発生を引き起
こす。このことは、過大なりラック発生により不良品率
の増大をもたらす可能性を゛意味するため、原料粒子の
過剰な微粉化は極力避けるべきとするのが従来の技術的
常識であった。
微粉化は、基質部の収縮を招いてクラック発生を引き起
こす。このことは、過大なりラック発生により不良品率
の増大をもたらす可能性を゛意味するため、原料粒子の
過剰な微粉化は極力避けるべきとするのが従来の技術的
常識であった。
本発明は、斯かる技術的常識に反し、原料粒子の微粉化
による基質部の収縮を積極的に利用しようとするもので
ある。このために、本発明では、本出願人が先に出願し
た特願昭60−17111036号に比べ、原料粒子の
粒度分布を微粉側及び粗粒側に偏らせ、その分、中間的
粒度の原料粒子を少なくするようにしている。具体的に
は、本発明に係るフェライト焼成用アルミナ質耐火物の
製造方法は、99〜92重量%のアルミナ粒子及び1〜
8重童%の単斜晶形ジルコニア粒子を下記の粒度分布と
なるようにして混合し、混練して成形後、1400℃以
上の温度で焼成することにより骨材粒子の周囲に無数の
マイクロクラックを発生させるようにしたことを特徴と
するものである。
による基質部の収縮を積極的に利用しようとするもので
ある。このために、本発明では、本出願人が先に出願し
た特願昭60−17111036号に比べ、原料粒子の
粒度分布を微粉側及び粗粒側に偏らせ、その分、中間的
粒度の原料粒子を少なくするようにしている。具体的に
は、本発明に係るフェライト焼成用アルミナ質耐火物の
製造方法は、99〜92重量%のアルミナ粒子及び1〜
8重童%の単斜晶形ジルコニア粒子を下記の粒度分布と
なるようにして混合し、混練して成形後、1400℃以
上の温度で焼成することにより骨材粒子の周囲に無数の
マイクロクラックを発生させるようにしたことを特徴と
するものである。
(a)500μ以上 35〜55重量%(b)50
0〜100μ 10〜25重量26(c)100〜50
μ 5重量%以下(d)50μ以下 15〜4
5重量%(e)50μ以下の粒度域に粒径5μ以下の超
微粒子が50重量%以上含まれること (作用) 周知の通り、スポーリングは、耐火物が加熱・冷却され
ることによる熱膨脹・熱収縮に起因して耐火物内部に応
力が発生し、これが組織の弾性限界を越えることによっ
て発生する。従って、熱膨脹・熱収縮に起因する耐火物
内部の応力を緩和できれば、耐スポーリング性が向上す
る。
0〜100μ 10〜25重量26(c)100〜50
μ 5重量%以下(d)50μ以下 15〜4
5重量%(e)50μ以下の粒度域に粒径5μ以下の超
微粒子が50重量%以上含まれること (作用) 周知の通り、スポーリングは、耐火物が加熱・冷却され
ることによる熱膨脹・熱収縮に起因して耐火物内部に応
力が発生し、これが組織の弾性限界を越えることによっ
て発生する。従って、熱膨脹・熱収縮に起因する耐火物
内部の応力を緩和できれば、耐スポーリング性が向上す
る。
さて、上記手段のように原料粒子の粒度分布を、従来の
耐火物の一般的な製造方法におけるそれに比べて微粉側
に偏らせると、焼成時において基質部は収縮傾向を呈す
る。このため、上述のような粒度分布のもとでは、焼成
収縮に伴い基質部に無数のマイクロクラックが発生する
。これにより、耐火物の熱膨脹・熱収縮に起因して発生
する耐火物内部の応・力は上記マイクロクラックにより
緩和されるようになり、もって組織全体の破壊に至るこ
とが未然に防止される。
耐火物の一般的な製造方法におけるそれに比べて微粉側
に偏らせると、焼成時において基質部は収縮傾向を呈す
る。このため、上述のような粒度分布のもとでは、焼成
収縮に伴い基質部に無数のマイクロクラックが発生する
。これにより、耐火物の熱膨脹・熱収縮に起因して発生
する耐火物内部の応・力は上記マイクロクラックにより
緩和されるようになり、もって組織全体の破壊に至るこ
とが未然に防止される。
一方、上記手段のように製造した基質部組織は、無数の
微細なアルミナ結晶の粒界にジルコニア結晶が散在せる
状態となる。ここで、単斜晶形ジルコニアは、常温から
加熱されると正方晶形に転移し、この後冷却されると、
周知のように約900℃を境に正方晶形からt11斜晶
形に転移して急激な体積膨張を呈する。このため、本発
明ではジルコニア結晶の相転移に伴う体積膨張によりジ
ルコニア結晶周囲が強制的に押し広げられ、この結果、
焼成収縮による効果と併せて適度なマイクロクラックが
基質部内に発生することになり、もって耐火物内部の応
力緩和が一層確実化される。尚、このようなマイクロク
ラックは、電子顕微鏡又は実体顕微鏡にて確認すること
ができ、図面中箱1図に本発明方法により製造した耐火
物の実体顕微鏡写真(倍率50倍)を、第2図に従来方
法により製造した耐火物の同等写真を示した。
微細なアルミナ結晶の粒界にジルコニア結晶が散在せる
状態となる。ここで、単斜晶形ジルコニアは、常温から
加熱されると正方晶形に転移し、この後冷却されると、
周知のように約900℃を境に正方晶形からt11斜晶
形に転移して急激な体積膨張を呈する。このため、本発
明ではジルコニア結晶の相転移に伴う体積膨張によりジ
ルコニア結晶周囲が強制的に押し広げられ、この結果、
焼成収縮による効果と併せて適度なマイクロクラックが
基質部内に発生することになり、もって耐火物内部の応
力緩和が一層確実化される。尚、このようなマイクロク
ラックは、電子顕微鏡又は実体顕微鏡にて確認すること
ができ、図面中箱1図に本発明方法により製造した耐火
物の実体顕微鏡写真(倍率50倍)を、第2図に従来方
法により製造した耐火物の同等写真を示した。
そして、本発明者らは、多くの実験・研究の結果、アル
ミナ及び単斜晶形ジルコニアの原料粒子の割合及び粒度
分布が上記手段に記載した範囲内にある場合に最も優れ
た効果を奏することを見出だした。この中では、アルミ
ナ粒子及びジルコニア粒子の双方を含む50μm以下の
粒度域に粒径5μm以下の超微粒子が50重量%以上含
まれることが最も重要である。これにより適度な焼成収
縮が確保されるからである。また、単斜晶形ジルコニア
の含有率の下限値は上述の作用効果を奏するための最低
の必要値である。一方、含有率が上限値を越えると、耐
スポーリング性がかえって低下する。これは、ジルコニ
アの体積膨張に起因するマイクロクラックの発生量が過
剰になるためと考えられる。また、500μm以上の粒
子の含有量を比較的多くしているのは、中間的粒度の粒
子よりもこのような粗粒を多くしたほうが適度なマイク
ロクラックを発生させ易いからである。尚、500μm
以上の粒子は35〜55重量%の範囲にあることが必要
であるが、その中でも40〜50重足%の範囲内にある
ことが最も好ましい。また、500〜100μmの粒子
は10〜25重量96の範囲にあることが必要であるが
、10〜20重量%の範囲にあることが最も好ましい。
ミナ及び単斜晶形ジルコニアの原料粒子の割合及び粒度
分布が上記手段に記載した範囲内にある場合に最も優れ
た効果を奏することを見出だした。この中では、アルミ
ナ粒子及びジルコニア粒子の双方を含む50μm以下の
粒度域に粒径5μm以下の超微粒子が50重量%以上含
まれることが最も重要である。これにより適度な焼成収
縮が確保されるからである。また、単斜晶形ジルコニア
の含有率の下限値は上述の作用効果を奏するための最低
の必要値である。一方、含有率が上限値を越えると、耐
スポーリング性がかえって低下する。これは、ジルコニ
アの体積膨張に起因するマイクロクラックの発生量が過
剰になるためと考えられる。また、500μm以上の粒
子の含有量を比較的多くしているのは、中間的粒度の粒
子よりもこのような粗粒を多くしたほうが適度なマイク
ロクラックを発生させ易いからである。尚、500μm
以上の粒子は35〜55重量%の範囲にあることが必要
であるが、その中でも40〜50重足%の範囲内にある
ことが最も好ましい。また、500〜100μmの粒子
は10〜25重量96の範囲にあることが必要であるが
、10〜20重量%の範囲にあることが最も好ましい。
また、単斜晶形ジルコニアの添加は、上述のように耐火
物の耐スポーリング性を改善するのみならず、後述する
実施例から実証されるように、被焼成品と耐火物との接
触面の化学反応を抑制する。
物の耐スポーリング性を改善するのみならず、後述する
実施例から実証されるように、被焼成品と耐火物との接
触面の化学反応を抑制する。
これにより、電子部品用のフェライトを焼成する場合で
も、被焼成品の磁気的及び電気的特性が低下することを
確実に防止することができる。
も、被焼成品の磁気的及び電気的特性が低下することを
確実に防止することができる。
(実施例)
以下本発明をいくつかの実施例により例証する。
各実施例及び比較例における製造方法は次の通りである
。次表に示した組成及び粒度の各調合物に一般的な有機
バインダーQ、596、水4.5%を添加して混練し、
これを油圧圧縮成形機により800 kg/ c+a’
で加圧して270x270X10fflI11の寸法に
成形し、定法により乾燥後、1650℃で焼成した。そ
して、このようにして得た試料について、見掛は気孔率
、かさ比重及び曲げ強度(室温及び熱間)を測定すると
共に、耐スポーリング性テスト及び耐反応性テストを実
施した。耐スポーリング性テストは、各試料に200X
200X5nunの大きさの耐火材板を載置し、トンネ
ル式電気炉内を30分で通過させることにより500℃
、550℃及び600℃に夫々昇温させて室温に冷却し
た後の亀裂発生状況を観察することにより行なった。5
00℃に加熱して冷却した後にクラックが発生したもの
をrXJ、550℃に加熱して冷却した後にクラックが
発生したものを「△」、そして600℃に加熱して冷却
した後にクラックが発生したものを「○」にて表わしで
ある。また、耐反応性テストは、上記各試料の上にフェ
ライト素地を載置して1350℃にて焼成した後の磁気
的特性を測定することにより行なった。
。次表に示した組成及び粒度の各調合物に一般的な有機
バインダーQ、596、水4.5%を添加して混練し、
これを油圧圧縮成形機により800 kg/ c+a’
で加圧して270x270X10fflI11の寸法に
成形し、定法により乾燥後、1650℃で焼成した。そ
して、このようにして得た試料について、見掛は気孔率
、かさ比重及び曲げ強度(室温及び熱間)を測定すると
共に、耐スポーリング性テスト及び耐反応性テストを実
施した。耐スポーリング性テストは、各試料に200X
200X5nunの大きさの耐火材板を載置し、トンネ
ル式電気炉内を30分で通過させることにより500℃
、550℃及び600℃に夫々昇温させて室温に冷却し
た後の亀裂発生状況を観察することにより行なった。5
00℃に加熱して冷却した後にクラックが発生したもの
をrXJ、550℃に加熱して冷却した後にクラックが
発生したものを「△」、そして600℃に加熱して冷却
した後にクラックが発生したものを「○」にて表わしで
ある。また、耐反応性テストは、上記各試料の上にフェ
ライト素地を載置して1350℃にて焼成した後の磁気
的特性を測定することにより行なった。
次の第1乃至第4表から明らかなように、各実施例は耐
スポーリング性及び耐反応性において比較例に比べて良
好な結果を示すものである。
スポーリング性及び耐反応性において比較例に比べて良
好な結果を示すものである。
第 1 表
第 4 表
[発明の効果]
以上述べたように、本発明の製造方法によれば、原料粒
子を微粉化することによる基質部の収縮を積極的に利用
すると共に単斜晶形ジルコニアの体積膨脂を利用して耐
火物の基質部に極めて微細な無数のマイクロクラックを
発生させることができる。これにより、耐火物の熱膨脹
・熱収縮に起因する耐火物内部の応力を緩和することが
できて耐スポーリング性を大幅に改浮することができ、
しかも、肢位成品との反応を抑えて製品の特性低下を防
止することができるという優れた効果を奏するものであ
る。
子を微粉化することによる基質部の収縮を積極的に利用
すると共に単斜晶形ジルコニアの体積膨脂を利用して耐
火物の基質部に極めて微細な無数のマイクロクラックを
発生させることができる。これにより、耐火物の熱膨脹
・熱収縮に起因する耐火物内部の応力を緩和することが
できて耐スポーリング性を大幅に改浮することができ、
しかも、肢位成品との反応を抑えて製品の特性低下を防
止することができるという優れた効果を奏するものであ
る。
第1図は本発明に係るアルミナ質耐火物の一例を示す組
織写真、第2図は従来のアルミナ質耐火物を示す組織写
真である。 図面の浄書(内容に変更なし) 男 1 ノ 手続補正書働博
織写真、第2図は従来のアルミナ質耐火物を示す組織写
真である。 図面の浄書(内容に変更なし) 男 1 ノ 手続補正書働博
Claims (1)
- 1.99〜92重量%のアルミナ粒子及び1〜8重量%
の単斜晶形ジルコニア粒子を下記の粒度分布となるよう
にして混合し、混練して成形後、1400℃以上の温度
で焼成することにより骨材粒子の周囲に無数のマイクロ
クラックを発生させるようにしたことを特徴とするアル
ミナ質耐火物の製造方法。 (a)500μ以上 35〜55重量% (b)500〜100μ 10〜25重量% (c)100〜50μ 5重量%以下 (d)50μ以下 15〜45重量% (e)50μ以下の粒度域に粒径5μ以下の超微粒子が
50重量%以上含まれること
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63027275A JPH07115915B2 (ja) | 1988-02-08 | 1988-02-08 | アルミナ質耐火物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63027275A JPH07115915B2 (ja) | 1988-02-08 | 1988-02-08 | アルミナ質耐火物の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01203262A true JPH01203262A (ja) | 1989-08-16 |
JPH07115915B2 JPH07115915B2 (ja) | 1995-12-13 |
Family
ID=12216526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63027275A Expired - Lifetime JPH07115915B2 (ja) | 1988-02-08 | 1988-02-08 | アルミナ質耐火物の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07115915B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03103353A (ja) * | 1989-09-13 | 1991-04-30 | Murata Mfg Co Ltd | 耐熱衝撃性焼成用セッター |
JPH03103354A (ja) * | 1989-09-13 | 1991-04-30 | Murata Mfg Co Ltd | 耐熱衝撃性焼成用セッター |
US9758434B2 (en) | 2015-06-01 | 2017-09-12 | Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. | Refractory articles and methods for forming same |
-
1988
- 1988-02-08 JP JP63027275A patent/JPH07115915B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPH03103354A (ja) * | 1989-09-13 | 1991-04-30 | Murata Mfg Co Ltd | 耐熱衝撃性焼成用セッター |
US9758434B2 (en) | 2015-06-01 | 2017-09-12 | Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. | Refractory articles and methods for forming same |
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