JPH01201592A - ゴム製品補強用高強力鋼線およびスチールコード - Google Patents

ゴム製品補強用高強力鋼線およびスチールコード

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JPH01201592A JP63257363A JP25736388A JPH01201592A JP H01201592 A JPH01201592 A JP H01201592A JP 63257363 A JP63257363 A JP 63257363A JP 25736388 A JP25736388 A JP 25736388A JP H01201592 A JPH01201592 A JP H01201592A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はゴム製品補強材として使用される鋼線および該
鋼線を撚り合わせて成るスチールコードに関し、更に詳
しくは高い引張強さを有すると同時に耐疲労性の改善さ
れたゴム製品補強用鋼線および該鋼線を撚り合わせて成
るスチールコードに関する。
(従来の技術) 近年、ゴム製品補強用鋼線または該鋼線を撚り合せて成
るスチールコードにおいてその使用条件はますます過酷
なものとなり、例えば鋼線補強ホース、スチールコード
で補強されたタイヤ、コンベアベルト等の高性能化に伴
い、より高い引張強さが要求されている。
このため従来から鋼線の高強度化の検討が進められてお
り8例えば鋼線の高強度化を図る方法として鋼線の炭素
含有量を増加したり、鋼線材の組成割合を変えたり、あ
るいは伸線工程において減面率を大きくすることが行な
われている。また、スチールコードではコードの撚り構
造によって撚りによる鋼線の強力利用率が異なるため、
撚り構造の改良も行なわれている。
特開昭62−77442号公報の実施例における試験N
o、32では、C:0.65%、 Si :0.66%
、Mn:0.80%。
P:0.012%、  s :0.008%、 N :
0.0035%、 Mg: 0.006%の組成をもつ
線径0.06mmの鋼線で、引張強度408kg/mm
”が得られたことが開示されている。
また、特開昭58−120735号公報では、鋼線の脱
炭深さを特定値以下とすることにより耐疲労性を改良す
る技術が開示されている。
更に、特開昭61−52348号公報では、実施例にお
いてC006〜1.2重量%の炭素鋼にB O,000
5〜0.015重量%を含む炭素鋼線は引張強さが40
2kg/mm2で引張強さ当りの曲げ疲れ限度が0.3
5となることが開示されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、前述の鋼の炭素含有量を増加したりある
いは伸線工程において減面率を大きくする方法において
は、引張強さは高くなるものの耐疲労性の改善は望めず
、引張強さ当りの疲労限は低下するという課題があった
また、コードの撚り構造の改良による引張強さの向上は
効果が小さく、ゴム製品補強用鋼線コードの高強度化の
手段としては十分とはいえなかった。
更にまた、前記特開昭62−77442号公報記載の技
術では、鋼線材の組成が特殊であり鋼線の製造コストが
高くなるという弊害があり、また前記特開昭58−12
0735号公報の実施例によると発明鋼線の引張強さは
195kg/mm2、引張強さ当りの疲労強度は0.2
1.0.24であり、近年のゴム製品の使用条件の過酷
度から満足できるものではなくなってきている。
以上述べたように、従来より鋼線の高強度化について種
々の検討がなされているが、強度の上昇に伴って強度あ
たりの疲労限が低下するとか、あるいは特定組成の鋼線
材であるために製造コストが高くなり工業的に使用でき
なくなるという問題があり、その解決策は未だ不十分な
ものであった。
そこで本発明の目的は、高い引張強さを有すると同時に
耐疲労性が改善され、なおかつゴムとの接着性を維持し
たゴム製品補強用の高強力鋼線および該鋼線によるコー
ドを製造コストの上昇を招くことなく提供することにあ
る。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、前記課題を解消すべく鋭意検討した結果
、所定の炭素含有量の下、最終伸線前の鋼線材を所定の
金属組織とすることにより、製造コストの上昇を来すこ
となく引張強さのみならず耐疲労性をも改善されたゴム
製品補強用高強力鋼線および該鋼線によるコードが得ら
れることを見い出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、鋼線材が炭素含有量0.75〜1.
00重量%の高炭素鋼であって、最終伸線前のパテンテ
ィング処理された該鋼線材の金属組織が微細なパーライ
ト組織をなし、かつ該線材断面の中心部から表層部に亘
って均一な組織であり、また該鋼線にはゴムとの接着を
維持するために金属被覆が施されており、更に該鋼線の
引張強さ(Ts)が350kg/mm2以上でかつ引張
強す(Ts)アタりの疲労限(FL)の比(FL/T、
)が0.27以上であるゴム製品補強用高強力鋼線、右
よび該鋼線を少なくとも2本撚り合わせて成りT、およ
びFL/TSが上記と同等の値をとるゴム製品補強用高
強力スチールコードに関するものである。
(作 用) 本発明で使用する鋼線材は炭素含有量が0.75〜1.
00重量%の高炭素鋼であることを要する。これは、炭
素含有量が0.75重量%未満では工業的に可能な熱処
理条件および伸線条件の下で引張強さを350kg/m
1T12以上にすることが困難だからであり、また炭素
含有量が1゜00重量%を超えると耐疲労性が低下し、
引張強さ当りの疲労限を0.27以上にすることが出来
ないからである。
本発明にふいて、鋼線およびスチールコードの引張強さ
を350kg/mm2以上としたのは、従来の鋼線また
はスチールコードにより補強されたゴム製品に較べて性
能に顕著な差がでるようにするためには、鋼線またはス
チールコードの直径が95%以下とすることを要するか
らであり、あるいは補強材の強度を設計基準にしたとき
にゴム製品に使用する使用量を90%以下とすることを
要するからである。また、鋼線およびスチールコードの
引張強さ当りの疲労限を0.27以上としたのは、少な
くとも従来の鋼線なみの疲労限は必要とされるからであ
り、ゴム製品の耐久性を大幅に向上させるためには、好
ましくは0.30以上である。
また、本発明で使用する鋼線材は上記の炭素含有量を有
するJIS G 3506に示される硬鋼線材(St!
IRH)およびJIS G 3502に示されるピアノ
線材(SWI?S)を使用することが好ましい。この理
由は、これらは工業的に一般に使用されていくものであ
り、製造コストの上昇を招くことがないからである。
本発明においては、鋼線表層部および最終伸線前のパテ
ンティング処理した線材表層部の炭素含有量を0.70
重量%以上とすることが好ましく、このためには脱炭を
伴うパテンティング処理は極力低減することが望ましく
、中間伸線でのパテンティング処理を必要としない直接
熱処理を施こした線材を使用することが好ましい。尚、
鋼線の脱炭を抑制する方法として、パテンティング処理
での加熱炉雲囲気を還元性気体または不活性気体にする
とか、パテンティング処理した線材の脱炭層を皮むきダ
イスで除去する方法があるが、いずれも製造コストが高
くなるので好ましくない。
上述の如く、鋼線およびスチールコードを構成する鋼線
の表層部における炭素含有量が0.70重量%以上が好
ましいこととしたのは、これにより鋼線およびスチール
コードの疲労限を著しく改善できるからである。
また本発明に右いて、最終伸線前のパテンティング処理
された鋼線材は微細なパーライト組織をなし、かつ該線
材断面の中心部から表層部まで均一な組織であることを
要するが°、これはかかる組織とすることにより初めて
耐疲労性の改善と強度向上とが同時に達成されて、引張
強さが350kg/mm2以上でかつ引張強さ当りの疲
労限の比が0.27以上の鋼線およびスチールコードを
得ることができることが判明したからである。尚、単に
強度を高めるだけなら鋼線のフェライト地の強化とか、
パーライト組織中のセメンタイトラメラ間隔の微細化等
による手段が知られているが、これらはいずれも伸線加
工性とか耐疲労性の低下を招き、好ましくない。
上述したような本発明の条件を満足する微細パーライト
組織は、適切な熱処理条件を選択することによって得る
ことができる。以下、この熱処理条件について詳細に説
明する。
熱処理前の伸線において得られた加工組織を熱処理によ
り均一化するオーステナイト化処理において、この目的
に合致するようにするには少なくともその溶体化が不十
分でないことが必要であり、また多くとも過剰な溶体化
にならない範囲であることを要する。すなわち、溶体化
が不十分であると伸線加工による効率的強化に限界があ
り、また過剰な溶体化は結晶粒の粗大化により伸線加工
性に限界があるからで、ある。
ところで、一般に通常の熱処理においては工程能力の変
動、素材のばらつき等を考慮して溶体化処理を多目に施
こすことが通例である。
しかし、本発明に係る微細なパーライト組織をなし、か
つ線材の断面における中心部から表層部に至るまで均一
な組織は、従来の多目の溶体化処理ではなく、溶体化を
未溶体にならない程度に少な目にすることによって達成
され、具体的には最終伸線前の線材のパーライトブロッ
クサイズがJIS G 0551−1965に準拠した
測定法で粒度番号が8以上となるように溶体化処理およ
びパテンティング処理の条件を調整することにより達成
される。
次に、本発明においてはパテンティング処理した線材に
ゴムとの接着性またはゴムとの接着性および伸線時の潤
滑性を高めるために鋼線上に金属被覆を施こす必要があ
り、この金属被覆として、例えばプラス、プラスに第3
元素を添加した3元合金、亜鉛などがあげられ、かかる
金属被覆処理は従来より既知の方法で行うことができる
本発明のスチールコードの撚り構造は特に制限されるも
のではなく、単撚り、複撚り、層撚り、東撚り等のいず
れの撚り構造でもかまわないし、これらのコードに用途
に応じてスパイラルワイヤを施しもよい。
また、本発明の鋼線およスチールコードは鋼線の最終伸
線をした後、またはその後撚り合せた後で鋼線およびス
チールコードの真直性を改善するために矯正ロールを通
過させるが、この矯正ロールの直径、ロールの配列、も
しくは鋼線またはスチールコードの張力を調整すること
により鋼線に圧縮残留応力を付与することができ、圧縮
在留応力を付与された鋼線は腐食疲労性が改善されてゴ
ム製品の耐久性向上をもたらすことができる。
(実施例) 次に、本発明を実施例により具体的に説明する。
使用した鋼線材はJIS  G 3506に定められた
硬鋼線材であり、中間熱処理を有りとする鋼線材は直径
5.5mmから最終熱処理前の鋼線直径に伸線する過程
でパテンティング処理を必要とするものであり、中間熱
処理無しとするのは直接熱処理によりパテンティング処
理を必要としない鋼線材である。
最終熱処理前の鋼線直径に伸線した鋼線を、最終伸線す
るために第1表に示す熱処理条件で熱処理を施し、熱処
理により鋼線上に生成した酸化物を除去した後、常法に
従いプラスめっきを施し最終線径まで湿式伸線により伸
線した。最終伸線速度は通常の約80%以下にて実施し
たが、その理由は伸線中の時効硬化現象を抑制するため
であり、特に引張強さが350kg/mm”を超えると
時効硬化現象が顕著となり、伸線時の断線が多発し、加
工性にも著しい支障を来すようになるからである。
尚、第1表中、最終伸線前のパテンティング処理された
前記鋼線材のパーライトブロックサイズおよび最終伸線
後の鋼線表層部における炭素含有量、鋼線およびスチー
ルコードの疲労限は次のようにして測定した。
鋼線材のパーライトブロックサイズ測定法JIS G 
0551−1956鋼のオーステナイト結晶粒度試験法
に準じて測定した。
パーライトブロックサイズ測定の写真は、光学顕微鏡に
て400倍の倍率で20個所を撮影したものを用い、次
式より求めた。
パーライトブロックサイズ= E(各写真から測定した粒度番号) 先ず、鋼線またはスチールコードを鋼線にはぐした後そ
の鋼線のめっきを溶解除去した。次いで、12NのH2
SO1水溶液中、超音波による攪拌のもとで鋼線の全体
積の10%を溶解した。このようにして表層部を溶解し
た鋼線は水洗、エタノール洗浄後、乾燥し、LECO社
製炭素分析計により炭素含有量を求めた。
鋼線表層部の炭素含有量は次式より求めた。
表層部の炭素含有量(重量%) =〔(めっきを除去した鋼線の炭素含有量)−(重量%
) (表層を除去した鋼線の1素含有量)  Xo、9 )
 X10重量%) 疲労限測定法 回転曲げ疲労試験機を用い、温度25℃、相対湿度60
%の雰囲気下、回転速度5000回/分で延べ回転数2
0万回において試料が10本とも破断しない最大応力を
疲労限とした。
疲労限は次式より求めた。
疲労限FL(kg/mrn2) = −X 20000
R d:鋼線またはスチールコードを構成する鋼線の直径(
mci) R:回転曲げ疲労試験において試料が10本とも破断し
ない曲げ曲率半径(iTlm)であり、鋼線またはスチ
ールコードの曲げ中立軸から曲げ中心までの距離とした
次に、前記鋼線を撚り合わせて成るスチールコードの評
価について述べる。
先ず、第1表中の実験番号11の鋼線(直径0.18m
m)を撚り合せてコードとなし、強力、疲労限を評価し
た。評価結果を第2表に示す。
同様に第1表中の実験番号8の鋼線(直径0.20mm
) 、実験番号7の鋼線(直径0.25mm)および実
験番号19の鋼線(直径0.22mm)を夫々撚り合せ
、コードの強力および疲労限を測定した結果を以下の第
3表、第4表及び第5表に示す。
第1表に示す実験番号5の鋼線に特開昭57−1495
78号公報に開示されている方法により屈曲処理を施し
、該鋼線の残留応力値を変えて腐食疲労性についても評
価した。
残留応力値は鋼線の屈曲処理において鋼線に加える張力
と屈曲度合を適当に選択することにより変化させた。
腐食疲労性は回転曲げ疲労試験機を用いて鋼線に31 
kg/mm2の曲げ応力を加え、C1−、NO,−およ
び804′−イオンを含むpH7の水溶液に鋼線を浸漬
し、11000rpの回転数で回転させ、鋼線が破断す
るまでの延べ回転数を腐食疲労寿命とした。
鋼線の残留応力値は、鋼線150 mmの長さにわたり
半周部分にエナメルを塗布し、30%硝酸に30秒以内
浸漬し、鋼線の曲げ変化量で示した。エナメル塗布側に
曲った際はプラス側、反対側に曲った際にはマイナス側
とした。
結果を第3図に示す。この図から分かるように、残留応
力値をマイナス側にするほど耐腐食疲労性は良好となり
、特に−IQmmより改善効果は大きくなる。
第1表および第1図から明らかなように、本発明の鋼線
は従来例および比較例1〜3の鋼線に比し引張強さおよ
び耐疲労性の双方が顕著に改善された。
また、前記鋼線を複数本撚り合せてコードとする撚り線
工程において断線性を検討したところ、比較例の鋼線で
は1000〜2000 mで断線したのに対し、本発明
の鋼線では10000 mでも断線は認められなかった
次に、第2〜5表に示す本発明の鋼線を撚り合せて成る
スチールコードでは、いずれも引張強さは350kg/
mn”以上、疲労限は0.30以上と優れた特性を有す
ることが分かる。
更に、前記本発明の鋼線およびスチールコードはプラス
めっきが施されていることからゴムとの接着性に優れて
いるので、ゴム製品の耐久性を一層向上することができ
る。
第2図は鋼線表層部の炭素含有量が疲労限に対しどのよ
うな効果をもたらしているかを示す図であり、この図よ
り、炭素含有量0.70%以上では著しく耐疲労性が改
善されることが明らかである。
(発明の効果) 以上説明してきたように本発明のゴム製品補強用高強力
鋼線および該鋼線を撚り合わせて成るスチールコードで
は、所定の炭素含有量の下、最終伸線前の鋼線材を所定
の金属組織としたことにより、また最終伸線後の鋼線表
層部の炭素含有量を特定することにより、伸線加工性を
損わずに鋼線およびスチールコードの引張強さと同時に
耐疲労性が改善され、更に鋼線にはプラスめっきまたは
亜鉛めっき等の金属被覆が施されていることから、鋼線
およびスチールコードとゴムとの接着性も極めて優れた
ものである。更にまた、鋼線またはスチールコードに圧
縮残留応力を付与することにより、腐食疲労性も改善す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は鋼線の引張強さと疲労限との関係を示すグラフ
、 第2図は鋼線の表層部の炭素含有量と疲労限との関係を
示すグラフ、 第3図は鋼線の残留応力値と腐食疲労寿命との関係を示
すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ゴム製品補強用高強力鋼線において、 鋼線材が炭素含有量0.75〜1.00重量%の高炭素
    鋼であって、最終伸線前のパテンティング処理された該
    鋼線材の金属組織が微細なパーライト組織をなし、かつ
    該線材断面の中心部から表層部に亘って均一な組織であ
    り、また該鋼線にはゴムとの接着を維持するために金属
    被覆が施されており、更に該鋼線の引張強さ(T_S)
    が350kg/mm^2以上でかつ引張強さ(T_S)
    あたりの疲労限(F_L)の比(F_L/T_S)が0
    .27以上であることを特徴とするゴム製品補強用高強
    力鋼線。 2、上記鋼線材を最終伸線した鋼線の表層部の炭素含有
    量が0.70重量%以上である請求項1記載のゴム製品
    補強用高強力鋼線。 3、圧縮残留応力が付与された請求項1または2記載の
    ゴム製品補強用高強力鋼線。 4、請求項1〜3のうちいずれか一項記載の鋼線を少な
    くとも2本撚り合わせて成り、該撚り線コードの引張強
    さ(T_S)が350kg/mm^2以上でかつ引張強
    さ(T_S)あたりの疲労限(F_L)の比(F_L/
    T_S)が0.27以上であることを特徴とするゴム製
    品補強用高強力スチールコード。 5、圧縮残留応力が付与された請求項4記載のゴム製品
    補強用高強力スチールコード。
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