JPH01200785A - 映像信号合成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明はビデオテープレコーダ（ＶＴＲ）の特殊再生あ
るいはビデオゲーム機等に文字情報等をスーパーインポ
ーズする際の映像信号を合成する映像信号合成装置に関
する。

（従来の技術） 近年、ＶＴＲ等の映像機器の多機能化によって、元の映
像信号に対して多様な細工が施こされるようになってき
た。例えば、元の画面に文字情報を重畳する場合は元の
映像信号に対し文字情報に相当する別の映像信号を挿入
することにより行われる。また２画面テレビとするよう
な場合等、いずれの場合にも、追加する映像信号を元の
映像信号に対し所定のタイミングをとって重畳あるいは
挿入することによって実現される。この追加映像信号の
重畳あるいは挿入タイミングは、垂直同期信号、水平同
期信号のそれぞれに対して、所定の遅延を行うことで得
ているため、画面上の所定の位置（前記遅延時間に対応
した位＠）に一意的に追加する情報を出現させることが
できる。

ところで、ＮＴＳＣ方式の映像信号のＹ信＠（輝度信＠
）成分とＣ信号（色信号）成分の間には、周波数インタ
ーリーブの関係かとられており、互いの干渉が少なくな
るように工夫されている。この周波数インターリーブの
関係は通常の信号伝送によって崩れることはない。しか
し、ＶＴＲの特殊再生時、あるいはビデオゲーム機によ
く見られる擬似的に作られたＮＴＳＣ映像信号では、Ｙ
信号とＣ信号成分の間の周波数インターリーブの関係か
とられていない場合がある。特にＹ信号成分が色副搬送
周波数ｆｓｃ付近で色信号成分と重なってしまう場合は
、その色画質品質を著しく損うことになって、好しくな
い結果となる。そこで、このような場合、Ｙ信号成分に
帯域制限を施こして、Ｙ信号成分の高域成分がＣ信号帯
域に入らないようにする。これはＹ信号成分をカットオ
フｆ。ｕｔ　ｏｆｆのローパスフィルタを通すことによ
りなされる。

但し、ｆｃｕｔ　ｏｆｆ≦ｆ、。−（１／２）△ｆＢＡ
ＮＤの関係があり、△ｆＢＡＮＤはＣ信号帯域幅を意味
する。しかし、上記の如く帯域制限を行った映像信号に
、別の情報信号を重畳あるいは埋め込む場合、その画面
上の挿入位置は前記映像信号の垂直、水平同期信号を基
準にして行われる。このため、前記別な情報信号がＹ信
号の場合、前記と同様にこのＹ信号とＣ信号の周波数イ
ンターリーブの関係がとれなくなるので、このＹ信号に
も帯域制限を設ける必要がでてくる。しかし、このよう
な別の情報信号は文字等の解像度の要求される信号が多
いため、帯域制限を行うことは好しくない。

（発明が解決しようとする課題） 上記の如く元の映像信号に別の情報信号を重畳あるいは
挿入する場合、この別の情報信号のＹ信号と前記元の映
像信号のＣ信号との間に周波数インターリーブ関係を保
持させるには、別の情報信号のＹ信号を帯域制限しなけ
ればならない。しかし、前記別の情報信号は文字等の解
像度の要求される信号が多いため、帯域制限を行うと前
記解像度が失なわれる不都合があり、かといって帯域制
限をしないと色画質品位を損うという不都合かあった。

そこで本発明は上記の欠点を除去するもので、元の映像
信号に重畳あるいは埋め込む別の情報信号の輝度信号に
帯域制限を行うことなく色画質品位の劣化を防止して高
品位の画面を得ることができる映像信号合成装置を提供
することを目的としている。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明は、元の映像信号の水平同期信号及び垂直同期信
号によりタイミングをとって作成された別の映像信号を
前記タイミングにて元の映像信号に重畳又は埋め込む映
像信号合成装置において、前記水平同期信号を水平走査
周期毎に発生タイミングを変化させる制御を行う水平同
期信号制御手段を具備した構成を有している。

（作用） 本発明の映像信号合成装置において、水平同期信号制御
手段は元の映像信号から分離された水平同期信号を水平
走査周期毎に発生タイミングを変化させる制御を行う。

このため映像信号合成装置は水平走査周期毎に変化する
水平同期信号と元の映像信号から分離されたままの垂直
同期信号によりタイミングをとって別の映像信号を作成
し、この映像信号を前記タイミングにて元の映像信号に
重畳又は埋め込む。

（実施例） 以下本発明の一実施例を図面を参照して説明する。第１
図は本発明の映像信号合成装置の一実施例を示したブロ
ック図である。１は元の映像信号１００から複合同期信
号２００と水平同期信号３００とを分離する同期分離回
路、２は、複合同期信号２００から垂直同期信号４００
を分離する垂直同期分離回路、３は水平同期信＠３００
を１／？に分周する１／？分周器、４は２水平走査期間
である２日毎に水平同期信号を色副搬送波の半周期程度
遅らせる動作を行うトランジスタ、５は元の映像信号１
００に重畳する別の映像信号７００を合成する信号合成
器、６は元の映像信号１００に別の映像信号７００を重
畳してモニタテレビジョン（図示せず）等に出力する信
号重畳回路である。なお、抵抗Ｒ１、コンデンサＣ１及
びトランジスタ４は水平同期信号遅延制御手段を構成し
ている。

次に本実施例の動作について説明する。元の映像信号１
００は同期分離回路１及び映像重畳回路６に入力される
。同期分離回路１は入力される元の映像信号１００から
第２図（Ａ）に示すような複合同期信号２００及び第２
図（Ｃ）に示すような水平同期信＠３００を分離して、
同期信号２００を垂直分離回路２へ、同期信号３００を
１７２分周器３と信号合成器５に出力する。なお、信号
３００は抵抗Ｒ１、コンデンサＣ１から成る積分回路（
トランジスタ４によりオンオフされる）を介して前記信
号合成器５に入力される。垂直同期分離回路２は入力さ
れる複合同期信号２００から第２図（Ｂ）に示すような
垂直同期信号４００を分離して信号合成器５のＶＤ端子
に出力する。１７２分周器３は入力される水平同期信号
３００を１／２に分周して第２図（Ｄ）に示すような分
周信号５００を作成し、この信号５００を抵抗Ｒ２を介
してトランジスタ４のベースに出力する。このためトラ
ンジスタ４は信号５００がハイレベルの時にオンとなり
、ローレベルの時にオフとなる。従って、抵抗Ｒ、コン
デンサＣ１から成す る積分回路を介して信号合成器５の端子ＨＤに入力され
る水平同期信号６００は２水平走査期間毎に前記積分回
路にて遅延されるため、結局、第２図（Ｅ）に示す如く
なる。信号合成器５は端子ＶＤに入力される第２図（８
）に示すような垂直同期信号４００及び端子ＨＤに入力
される第２図（Ｅ）に示すような水平同期信号６００に
よりタイミングをとって、別の映像信号（例えば文字等
の映像信号）７００を合成し、この映像信号７００を信
号重畳回路６に前記タイミングにて出力する。ここで、
信号合成器５としては例えばキャラクタジェネレータ等
がある。信号重畳回路６は元の映像信号１００に別の映
像信号７００を重畳して、モニタテレビジョン等に出力
する。なお、前記信号合成器５としては別の映像信号の
フレームシンクロナイザ等でもかまわず、この場合は２
画面テレビを構成することになる。

第３図は元の映像信号１００の周波数スペクトラムを示
した図である。ここで、ＮＴＳＣ方式の前記元の映像信
号はＹ信号成分、Ｃ信号成分及び色副搬送周波数ｆｓｃ
からなっており、各信号は（１）〜（３）式に示す如く
表わされる。

ｆ　　−（４５５／２　）　ｆｌ　　　　　　・・・（
３）Ｃ 但し、Ｇ（ｆ）はＹ信号成分を、買（ｆ）はＣ信号成分
を意味するものとする。これらの式及び第３図からも分
るように、正規の信号はＹ信号成分とＣ信号成分が周波
数インターリーブの関係を保持している。しかし、第１
図に示した別の映像信号７００を従来の如くそのまま元
の映像信号１００に重畳すると、（３）式の関係がくず
れ、ｆ、。−χ・ｆＨ・・・（４）、あるいはこれに近
い状態の関係となってしまい、別の映像信号７００の輝
度信号成分と元の映像信号１００の色信号成分との周波
数インターリーブ関係がなくなってしまう。但しχは整
数であ本この場合、重畳されるＹ（ｇ構成分のｆ、。

（色副搬送周波数）に一致しているところに着目すると
、第４図（Ａ）に示す如くなり、χ倍のｆＨ（Ｙ信号成
分の高域成分）かｆ、。に妨害を与えているのが分る。

しかし、第１図に示した装置では、別の映像信号７００
を信号合成器５で作成する際に、２水平走査期間毎に水
平同期信号をｆｓｃの半周期程度遅延した水平同期信号
６００を参照しているため、この第１図に示した装置に
より重畳したＹ信号成分は第４図（Ｂ）に示したような
スペクトラムとなり、Ｙ信号成分の高域成分か上下側波
に分散されることによって、ｆｓｃへの妨害か減少して
いることが分る。

本実施例によれば、元の映像信号１００に重畳される別
の映像信号７００を作成するに使用する水平同期信号６
００は２水平走査期間毎に色副搬送波周波数ｆ３θ半周
期程遅延させることにより、別の映像信号７００を元の
映像信号１００に重畳するタイミングを１水平走査線お
きに前記ｆ、。の半周期程度遅らせているため、前記別
の映像信号７００の幣域制限を行わなくとも、この信号
７００のＹ信号の高域成分は分散されて、元の映像信号
１００のＣ信号成分に与える影響を軽減させることがで
きる。

このため、信号重畳回路６から出力される重畳映像信号
の色画質品位の劣化を防止することがてきると共に、重
畳される別の映像信号７００の解像度等の劣化を防止す
ることができ、高品位の画像を提供することができる。

［発明の効果］ 以上記述した如く本発明の映像信号合成装置によれば、
元の映像信号に重畳あるいは埋め込む別の情報信号の輝
度信号に帯域制限を行うことなく、色画質品位の劣化を
防止して高品位の画面を得る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の映像信号合成装置の一実施例を示した
ブロック図、第２図は第１図で示した装置で分離あるい
は発生される信号のタイムチャート、第３図は第１図に
示した元の映像信号の周波数スペクトラムを示した図、
第４図は第１図の装置で重畳される信号のＹ信号成分の
スペクトラムを示した図である。 １・・・同期分離回路　　　２・・・垂直同期分離回路
３・・・１７２分周器　　　　４・・・トランジスタ５
・・・信号合成器　　　　６・・・信号重畳回路第１図 第４図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）元の映像信号の水平同期信号及び垂直同期信号に
   よりタイミングをとって作成された別の映像信号を前記
   タイミングにて元の映像信号に重畳又は埋め込む映像信
   号合成装置において、前記水平同期信号を水平走査周期
   毎に発生タイミングを変化させる制御を行う水平同期信
   号制御手段を具備したことを特徴とする映像信号合成装
   置。
2. （２）前記水平同期信号制御手段は前記水平同期信号を
   ２水平走査周期毎に遅延することを特徴とする請求項（
   １）記載の映像信号合成装置。