JPH0120039Y2 - - Google Patents

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JPH0120039Y2
JPH0120039Y2 JP8846784U JP8846784U JPH0120039Y2 JP H0120039 Y2 JPH0120039 Y2 JP H0120039Y2 JP 8846784 U JP8846784 U JP 8846784U JP 8846784 U JP8846784 U JP 8846784U JP H0120039 Y2 JPH0120039 Y2 JP H0120039Y2
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JP
Japan
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wire
core material
cylindrical body
wire rod
fence
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JP8846784U
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JPS614836U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、菱網と通称されているフエンスに使
用される線材をフエンスの編み上げに必要な所定
の形状に折り曲げるときに利用される折曲加工装
置に関する。
(従来の技術) 菱網と通称されるフエンスは、運動場や各種用
地等の囲い、野球場等のバツクネツトその他の分
野において多用されている。この種のフエンスは
第6図に示したようにジグザグに折に曲げられた
複数の線材1の折曲部分どうしを掛止した形状に
編み上げられている。
このようなフエンスにおいて比較的高硬度の線
材を使用する場合、その線材はフエンス綱み上げ
の前工程で編み上げに必要な所定の形状に折曲加
工されている。その形状は、線材を一定幅の平板
に平面視がジグザグになるように螺旋状に巻き付
けた形状である。
線材の折曲加工装置として、従来、第7図及び
第8図に示したものがあつた。即ち、この加工装
置は、固定具10によつて固定された筒体20の
内部中央に、回転駆動機構30に保持された平板
状の芯材40を挿通させてなる。上記筒体20は
第9図に詳細に示したように二条の螺旋巻部材2
1,21を同心状に配置して各螺旋巻部材21,
21の相互間に等ピツチおきの螺旋溝22,22
が形成されるように構成されている。
かかる折曲加工装置においては、第7図から明
らかなように、該装置の側方から芯材40の基端
部41へ繰り出された線材1が、芯材40の回転
によつてこの芯材40に巻き付けられながら、第
8図明示のように芯材40の幅方向端縁43,4
3への巻付部分1aにおいて筒体20の螺旋溝2
1に噛み合わされて送り出される。なお、第7図
中の矢印Aは線材1の送り出し方向、第8図中の
矢印Bは芯材1の回転方向をそれぞれ示してい
る。
第7図及び第8図で説明した折曲加工装置を使
用した場合、線材1には芯材40への巻き付けや
螺旋溝21によつて矢印A方向へ送られること等
に伴う引張り力が作用するだけであるので、芯材
40の先端部42から送り出された線材1の正面
視形状は第5a図aに例示したようにその幅方向
中央の上部1b及び下部1cが比較的大きく膨ん
だ惰円形状になり、それらの箇所の膨みは線材1
の硬度が高いほど大きくなる。線材1の膨みが大
きいと、その線材1を使用して編み上げたフエン
ス(第6図参照)は当然に嵩高になるから保管や
運搬の際に必要なスペースが大きくなつて不便で
あるばかりでなく、線材も多量に必要となり、又
フエンスとしての実使用中に線材1の幅方向中央
の上部1b又は下部1cが徐々に伸張して弛みを
生じやすくなる。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案が解決しようとする問題点は、フエンス
が嵩高になることによつて生じる不便や実使用中
のフエンスに弛みが生じるのをできるだけ避ける
ために、折曲加工された線材の幅方向中央の上部
及び下部に生じている膨みをできるだけ小さくす
る点にある。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するための手段は、芯材と同
期して公転されてこの芯材に巻き付いた線材を芯
材側へ押し付ける線材押えロールを筒体の内部に
配置したことである。
(作用) 上記手段によると、芯材に巻き付いた線材の幅
方向中央の上部及び下部が折曲加工中に線材押え
ロールによつて芯材側へ押し付けられるので上述
した線材の膨みが小さくなつて該線材が正面視に
おいて芯材の断面視形状に沿つた偏平状に折曲加
工される。
(実施例 1) 第1図及び第2図に例示した折曲加工装置にお
いて、芯材40を保持している回転駆動機構30
には、芯材40を挟む両側の適所にそれぞれ線材
押えロール50,50が回転軸51,51によつ
て遊転自在に取り付けられている。そして、線材
押えロール50,50は芯材40に対しては一定
の間隔を保ち、かつ筒体20に対してはその内面
に接触する状態で該筒体20の内部に配置されて
いる。その他の構成は第7図・第8図・第9図で
説明したところと同様であるので、同一要素には
同一符号を付してその説明を省略する。
このような折曲加工装置によると、回転駆動機
構30を動作させて芯材40を第2図矢印Bのよ
うに回転させると、それと同期して二つの線材押
えロール50,50が同図矢印Cのように筒体2
0の内部で公転し、芯材40と線材押えロール5
0とが常に同一の位置関係を維持する。このため
第1図のように芯材40の基端部41へ繰り出さ
れた線材(樹脂コーテイングされたものでもされ
ていないものでもよい。)1は、芯材40に巻き
付いて該芯材40の幅方向端線43,43への巻
付部分1a,1aが螺旋溝21に噛み合つて送り
出される初期において芯材40とその両側の線材
押えロール50,50との隙間を通過する。この
隙間を通過中の線材1は第2図から明らかなよう
に幅方向中央の上部1bと下部1cがそれぞれ線
材押えロール50,50によつて芯材1側へ押し
付けられてそれら各部1b,1cがあまり大きく
膨み出さないように成形される。この場合におい
て線材押えロール50,50は筒体20の内面に
接触しているから、線材1の弾性復元力を受けて
たわむことがない上、第3図に詳細に示したよう
に、矢印C方向への公転に伴つてそれぞれ矢印D
方向、つまり反公転方向へ自転する。この自転の
方向(矢印D)は芯材40に巻き付いた線材1の
送り出し方向(矢印A)に沿う方向であるから、
筒体20の螺旋溝22(第1図参照)との噛み合
いによる線材1の送り出しが補助されることにな
つてその送り出しが円滑に行われる。
このようにして折曲加工された線材1の正面視
形状は、第5c図のようにその幅方向中央の上部
1b及び下部1cの膨みが第5a図で説明したも
のよりも少なくなり、その嵩が低くなる。なお、
上記膨みの程度は第1図及び第2図で説明した芯
材40と線材押えロール50との間隔によつて定
まるが、この間隔をあまり小さくしすぎると、第
5b図のように、折曲加工された線材1の幅方向
中央の上部1b及び下部1cが凹入状にへこんで
その正面視形状がまゆ形になることがある。この
ようになると、フエンスの実使用中にそのへこみ
部分が徐々に伸張してフエンスに弛みを生じるこ
とがあるから、上記した間隔はあまり小さくなり
すぎないようにすることが望まれる。
(実施例 2) 第4図に例示した折曲加工装置においては、公
知の手段で遊転自在に支持されたドーナツ形の支
持具60に二つの線材押えロール50,50を取
り付け、これらの線材押えロール50,50を筒
体20の内部にその先端側から挿入して配置する
とともに、上記線材押えロール50,50に線材
1の送り出し方向Aに向うにしたがつて徐々に径
大となるテーパ面52,52を具備させたものを
示している。
この線材加工装置によれば、芯材40と線材押
えロール50,50との間隔が線材1の送り出し
方向Aに向うにしたがつて徐々に小さくなつてい
る。そのため、上記送り出し方向Aにおける始部
の間隔を比較的大きくとつて線材1の間隔内への
進行を容易にしておく一方、その終部の間隔を小
さくとつておけば、線材1が徐々に最終形状に近
付くように折曲加工されるので、線材1の送り出
しが実施例1で説明したものよりも一層円滑にな
るとともに、第5b図のように線材1がまゆ形に
なる可能性も低くなる利点がある。
第4図のものにおいて線材押えロール50,5
0はその基端部が筒体20の内面に接触してい
る。その他の構成及び作用は実施例1で説明した
ところと同様であるので、同一要素に同一符号を
付してその詳細説明は省略する。
(考案の効果) 上記したところから明らかなように、本考案の
折曲加工装置によれば、折曲加工中の線材が線材
押えロールによつて芯材側へ押し付けられるので
線材の正面視形状がそれだけ偏平になる。従つて
その線材によつて編み上げられたフエンスの嵩が
従来の場合よりも低くなつて保管や運搬に必要な
スペースが小さくなるだけでなく、実使用中のフ
エンスに弛みが生じにくくなる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例による折曲加工装置の断
面図、第2図は第1図のX−X線に沿う断面図、
第3図は線材押えロールの作用を説明するための
概略斜視図、第4図は他の実施例による折曲加工
装置の断面図、第5a図・第5b図・第5c図は
折曲加工された線材の種々の正面視形状を示す説
明図、第6図はフエンスの部分斜視図、第7図は
従来の折曲加工装置を示す断面図、第8図は第7
図のY−Y線に沿う断面図、第9図は筒体の正面
図である。 1…線材、20…筒体、22…筒体の螺旋溝、
30…回転駆動機構、40…芯材、41…芯材の
基端部、50…線材押えロール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 螺旋溝を備えた筒体の内部で平板状の芯材を回
    転させることにより、芯材の基端部へ繰り出され
    たフエンス用線材をこの芯材に巻き付けながら上
    記螺旋溝に噛み合わせて送り出すように構成され
    たものにおいて、芯材と同期して公転されてこの
    芯材に巻き付いた線材を芯材側へ押し付ける線材
    押えロールを上記筒体の内部に配置したことを特
    徴とするフエンス用線材の折曲加工装置。
JP8846784U 1984-06-13 1984-06-13 フエンス用線材の折曲加工装置 Granted JPS614836U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8846784U JPS614836U (ja) 1984-06-13 1984-06-13 フエンス用線材の折曲加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8846784U JPS614836U (ja) 1984-06-13 1984-06-13 フエンス用線材の折曲加工装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS614836U JPS614836U (ja) 1986-01-13
JPH0120039Y2 true JPH0120039Y2 (ja) 1989-06-12

Family

ID=30641633

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8846784U Granted JPS614836U (ja) 1984-06-13 1984-06-13 フエンス用線材の折曲加工装置

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JPS614836U (ja) 1986-01-13

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