JPH01200147A - プログラムタイマ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、貯湯槽の有する加熱体を制御することによ
って、常に一定の温度の湯を供給する給湯装置のプログ
ラムタイマに関するものである。

〔従来の技術〕

第４図は従来の給湯装置を示す構成図であり、図におい
て、１は常に一定量の湯を蓄えている貯湯槽、２はこの
貯湯槽１内の底部に配置された加熱体としての電気ヒー
タ、３は例えば温度によって抵抗値が変化するサーミス
タ等を用い、貯湯槽１内の湯の温度に対応する電気信号
を出力する温度センサ、４は前記温度センサ３の出力信
号を基準値と比敦して、前記電気ヒータ２の発熱を制御
するための情報を生成する温度制御手段、５は前記温度
制御手段４による温度制御の動作／停止を制御するプロ
グラムタイマ、６は温度制御手段４の出力情報に従って
動作するリレー回路よりなり、前記電気ヒータ２に供給
される電源のオン・オフを制御する出力回路である。

次に動作について説明する。まず、当該給湯装置の設置
工事が終了すると、出荷時にクリア状態となっていたプ
ログラムタイマ５に、使用者がその使用形態に応じて温
度制御の開始時刻及び終了時刻を設定する。この時刻設
定は、例えば時刻送り／戻しキーの繰り返し操作によっ
て、その給湯装置の使用形態に合わせて設定する。この
ようにして運転の開始時刻と終了時刻とが設定された給
湯装置は、運転の開始時刻になって温度制御が開始され
ると、温度制御手段４は貯湯槽１内の湯温を測定してい
る温度センサ３からの電気信号と基準値との比較を行い
、温度センサ３の出力信号が基準値より低ければ温度制
御手段４は出力回路６のリレーをオンさせる情報を出力
する。従って、この出力回路６を介して電源が電気ヒー
タ２へ供給され、電気ヒータ２は貯湯槽１内の水を沸か
す。

貯湯槽１内の湯の温度が上昇して所定値まで達すると、
温度制御手段４は出力回路６へそのリレーをオフさせる
情報を出力し、電気ヒータ２はこの出力回路６を介して
供給されていた電源が断たれて発熱を停止する。湯が使
われて貯湯槽１に水が給水されたりして、蓄えられた湯
の温度が低下すると、温度センサ３の出力する電気信号
のレベルも低下する。温度制御手段４は温度センサ３の
出力信号のレベルが基準値より低くなったことを検出す
ると、出力回路６にリレーをオンさせる情報を出力し、
出力回路６はこの出力情報に基づいて電気ヒータ３への
電源の供給を再開する。このようにして貯湯槽１内の湯
温が常に所定値に保たれる。運転の終了時刻になると温
度制御は停止し、以後貯湯槽１内の湯温が規定値より降
下しても電気ヒータ２が駆動されることはない。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の給湯装置は以上のように構成されているので、給
湯装置の設置工事終了後にプログラムタイマの時刻設定
を行ってからでないと給湯装置が使用できず、その時刻
設定の作業も、クリア状態（０時００分）にあるプログ
ラムタイマ５に人間の通常の活動時間帯内での運転の開
始１時刻（例えば６時３０分）、終了時刻（例えば１８
時３０分）等を設定する、変更幅の大きなものとなるな
め、手間のかかる繁雑な作業となるという問題点があっ
た。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、時刻設定に手間のかからない給湯装置のプロ
グラムタイマを得ることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係るプログラムタイマは、書き換え可能なメ
モリよりなり、給湯装置の出荷時までにその標準的な運
転の開始及び終了時刻の情報が予め設定されているスケ
ジュールテーブルと、時刻情報を出力する時計機能と、
この時計機能の出力する時刻情報に基づいて前記スケジ
ュールテーブルを参照し、温度制御機能の動作／停止を
制御する運転制御機能とを設けたものである。

〔作用〕

この発明におけるプログラムタイマは、当該給湯装置の
利用形態に従ってスケジュールテーブルに設定された運
転の開始、終了時刻の情報と、時計機能が出力する時刻
情報に基づいて温度制御機能の動作／停止を制御し、前
記スケジュールテーブルを書き換え可能なメモリ内に形
成して、当該給湯装置の出荷時までに、前記スケジュー
ルテーブルに標準的な運転の開始及び終了時刻を書き込
んでおくことにより、設置工事終了後の時刻設定の処理
を、不要もしくは極めて簡単なものとする。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図において、１は貯湯槽、２は電気ヒータ、３は温度セ
ンサ、６は出力回路であり、第４図に同一符号を付した
従来のそれらと同一、あるいは相当部分であるため詳細
な説明は省略する。

また、７は前記温度センサ３の出力信号に基づいて、加
熱体としての前記電気ヒータ２の発熱を制御するたｂの
情報を生成する温度制御機能、８は時を刻みな肋（らそ
の時の時刻情報を出力する時計機能、９はＥ２ＰＲＯＭ
　（エレクトリカルイレーザブルプログラマブルＲＯＭ
）等の書き換え可能な不揮発性メモリよりなり、出荷時
までに標準的な運転の開始時刻（例えば６時３０分）、
及び終了時刻（例えば１８時３０分）が設定されたスケ
ジュールテーブル、１０はこのスケジュールテーブル９
に設定された情報を参照しながら、前記時計機能８の出
力する情報を用いて前記温度制御機能７の動作／停止を
制御する運転制御機能、１１は前記スケジュールテーブ
ル９を書き換え可能なメモリ内に有し、これら温度制御
機能７、時計機能８、運転制御機能１０を実現するマイ
クロコンピュータ（以下マイコンという）、１２は前記
温度センサ３の出力信号を前記マイコン１１が処理可能
な情報に変換する入力回路、１３は使用者がこのマイコ
ン１１へ情報を入力し、マイコン１１からの出力情報を
表示するためのコンソール等によるマン・マシンインタ
フェースである。

次に動作について説明する。第２図はその動作手順を説
明するためのフローチャートである。運転側ｍｓ能１０
はステップＳＴＩにて、時計機能８から送られてくる時
刻情報がスケジュールテーブル９の開始時刻の欄に設定
された時刻“６時３０分”になったか否かを監視してお
り、前記開始時刻を過ぎたことを検出すると処理をステ
ップＳＴ２に移し、温度制御機能７に温度制御の開始を
指示する情報を出力してその日の運転を開始する。

この時点では貯湯槽１内はまだ水であるため、温度セン
サ３にて測定された湯温は設定湯温よりははるかに低く
、入力回路１２からの出力情報は基準値に達せず、温度
制御機能７は出力回路６のリレーをオンさせる情報を出
力し、電気ヒータ２を駆動して貯湯槽１内の水を沸かす
、貯湯槽１内の湯の温度が上昇すると温度センサ３の出
力する電気信号のレベルも上昇し、入力回路１２の出力
情報が基準値に達すると、温度制御機能７は出力回路６
へそのリレーをオフさせる情報を出力するため、電気ヒ
ータ２は電源の供給を断たれて発熱を停止する。温度セ
ンサ３の出力信号を変換した入力回路１２からの情報に
より、貯湯槽１内に蓄えられた湯の温度が設定湯温より
ディファレンシャル幅以上低下したことを検知すると、
温度制御機能７はリレーをオンさせる情報を出力し、出
力回路６はこの出力情報に基づいて電気ヒータ２への給
電を再開する。貯湯槽１内の湯温が設定湯温に達すると
、温度制御手段７は前述の場合と同様に出力回路６に情
報を出力して電気ヒータ２への給電を停止させる。運転
制御機能１０はその後もステップＳＴ３にて時計機能８
からの時刻情報を監視しており、前記時刻情報がスケジ
ュールテーブル９の終了時刻の欄に設定された時刻“１
８時３０分”になったことを検出すると、ステップＳＴ
４にて温度制御の終了を指示する情報を温度制御機能７
へ出力し、その日の運転を終了する。

ここで、予めスケジュールテーブル９に設定されている
標準的な開始時刻、終了時刻が当該使用者の利用形態と
合致していない場合には、マン・マシンインタフェース
１３よりスケジュールテーブル９の設定変更を行う、第
３図はその処理手順を示すフローチャートである。まず
、当該給湯装置の使用者は、マン・マシンインタフェー
ス１３の時刻指定キーを操作する。この時刻指定キーの
操作はステップＳＴ”ｌｌによって監視されており、ス
テップ５ＴＩＩにて時刻設定キーが操作されたことを検
出すると、ステップ５Ｔ１２にてマン・マシンインタフ
ェース１３の開始時刻指定ランプを点灯させ、使用者に
開始時刻情報の入力が可能となったことを知らせるとと
もに、ステップ５Ｔ１３にてスケジュールテーブル９の
開始時刻の欄の時刻情報をレジスタに格納する。開始時
刻指定ランプの点灯を確認した使用者は開始時刻の設定
を変更する必要があれば、マン・マシンインタフェース
１３の時刻送り／戻しキーを操作して開始時刻を選択し
、次いで設定キーの操作を行う。この設定キー及び時刻
送り／戻しキーの操作は、ステラ７’５Ｔ１４及びステ
ップＳ　Ｔ　１・５にて監視されており、ステップＳ’
Ｉ’１５にて時刻送り／戻しキーの操作が検出される都
度、それに対応したレジスタの時刻情報の更新がステッ
プ５Ｔ１６によって実行されてゆく、設定キーの操作が
ステップ５Ｔ１４にて検出されると、ステップ５Ｔ１７
においてスケジュールテーブル９の開始時刻の欄には、
このレジスタで更新された新たな時刻情報が書き込まれ
る。次いで、ステップ５Ｔ１８にて開始時刻設定ランプ
が消灯され、終了時刻設定ランプが点灯される。ここで
、開始時刻として標準的なものをそのまま利用し、変更
する必要がない場合には、使用者は時刻送り／戻しキー
の操作を行わずに設定キーを操作する。この設定キーの
操作がステップ５Ｔ１４で検出されると、スケジュール
テーブル９の開始時刻の欄にはステップ５Ｔ１７にてレ
ジスタ内の時刻情報が変更されることなくそのまま格納
される。

終了時刻指定ランプの点灯を確認した使用者は、終了時
刻の設定変更の必要があれば前述の場合と同様に、前記
時刻送り／戻しキーを操作して終了時刻を選択し、設定
キーを操作する。この設定キー及び時刻送り／戻しキー
の操作は、ステップ５７１９及びステップ５Ｔ２０にて
監視されており、時刻送り／戻しキーの操作が検出され
る度にステップ５Ｔ２１にてレジスタの時刻情報が更新
されてゆき、設定キーの操作がステップ５Ｔ１９にて検
出されると、ステップ５Ｔ２２にてスケジュールテーブ
ル９の終了時刻の欄がレジスタの時刻情報で書き換えら
れる。また、終了時刻の変更の必要がない場合に、時刻
送り／戻しキーを操作せずに設定キーの操作を行うと、
ステップ５Ｔ１９でこの設定キーの操作が検出され、ス
テラ：７’５Ｔ２２にてスケジュールテーブル９の終了
時刻の欄に変更されないままの終了時刻が格納される。

最後に、ステップ５Ｔ２３にて終了時刻設定ランプを消
灯して処理を終了する。

なお、上記実施例では、書き換え可能なメモリとして、
Ｅ２ＦＲＯＭを用いたものを示したが、電源が停電対策
等のために用意された一次電池によってバックアップさ
れているＲＡＭを用いてもよく、上記実施例と同様の効
果を奏する。

また、上記実施例では、スケジュールテーブル内に１対
の開始時刻と終了時刻を設定した場合について説明した
が、複数の開始時刻と終了時刻のの対を設定し、曜日に
よってそれらを使い分けるようにしてもよい。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば、スケジュールテーブ
ルに設定された運転の開始、終了時刻の情報と、時計機
能が出力する時刻情報に基づいて温度制御機能の動作／
停止を制御し、前記スケジュールテーブルを書き換え可
能なメモリ内に形成して、そのスケジュールテーブルに
当該給湯装置出荷時までに標準的な運転の開始及び終了
時刻を書き込んでおくように構成したので、使用者の多
くが設置工事終了後の繁雑な時刻設定作業から解放され
、また、運転の開始及び終了時刻を変更する必要がある
場合でも、予め設定された標準的な開始及び終了時刻か
らの変更ですむため、時刻の設定処理が簡易化され、設
定時間も大幅に短縮される効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例によるプログラムタイマを
示す構成図、第２図はその動作手順を示すフローチャー
ト、第３図は運転の開始及び終了時刻の設定時の処理手
順を示すフローチャート、第４図は従来の給湯装置を示
す構成図である。 １は貯湯槽、２は加熱体（電気ヒータ）、３は温度セン
サ、７は温度制御機能、８は時計機能、９はスケジュー
ルテーブル、１０は運転制御機能。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 加熱体によつて沸かした湯を貯湯槽内に蓄え、前記貯湯
   槽内の湯の温度を測定する温度センサと、前記温度セン
   サの出力信号に基づいて前記加熱体の発熱を制御する温
   度制御機能とを備えて常に一定の温度に保たれた湯を供
   給する給湯装置における前記温度制御機能の動作／停止
   の制御を行うプログラムタイマにおいて、前記給湯装置
   の利用形態に従って運転の開始及び終了時刻の情報が設
   定されたスケジュールテーブルと、時刻情報を出力する
   時計機能と、前記時計機能の出力する時刻情報に基づい
   て前記スケジュールテーブルを参照し、前記温度制御機
   能の動作／停止を制御する運転制御機能を有し、前記ス
   ケジュールテーブルを書き換え可能なあるいは揮発性メ
   モリ内に形成して、前記給湯装置出荷時までに前記スケ
   ジュールテーブルに標準的な運転の開始及び終了時刻を
   書き込んでおくことを特徴とするプログラムタイマ。