JPH0120003Y2 - - Google Patents

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JPH0120003Y2
JPH0120003Y2 JP1984080045U JP8004584U JPH0120003Y2 JP H0120003 Y2 JPH0120003 Y2 JP H0120003Y2 JP 1984080045 U JP1984080045 U JP 1984080045U JP 8004584 U JP8004584 U JP 8004584U JP H0120003 Y2 JPH0120003 Y2 JP H0120003Y2
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JP
Japan
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rolling
roll
diameter
work roll
lower work
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JP1984080045U
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JPS60190401U (ja
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  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は圧延材の圧延時に蛇行させることなく
且つ断面形状が矩形となるように圧延できるよう
にした圧延機に関するものである。
[従来の技術] 従来、特開昭55−77904号等で紹介されている
ように圧延材幅方向の断面形状を良好にするた
め、第5図に示す如く上下の作業ロールa,bを
軸心方向にシフトさせて圧延するようにした圧延
機が開発されている。c,dは上下の控ロール、
eは圧延材である。
上記従来の圧延機における上下の作業ロール
a,bは、図示の如く、上下のロール径が等しく
一端をテーパーとして該テーパー部が圧延材eの
幅端に位置するようにシフトさせ、この状態で圧
延することにより幅端での材料肉厚分布を制御で
きるようにしてある。
しかし、かかる圧延機で圧延材eを圧延する場
合、圧延材eが蛇行しない場合には、第5図に示
す如く良好に圧延が行われる。一方、省エネルギ
ー、高圧下を目的として第6図に示す上下作業ロ
ール径を大径と小径の異径にし、大径作業ロール
を駆動する圧延機が開発されている。かかる圧延
機においては、作業ロールの一端をテーパーとし
て軸心方向にシフトさせて圧延材の幅端部での材
料肉厚分布を制御させるようにすると、第7図に
示す如く上下作業ロールが上下非対称で左右は点
対称のため上下作業ロールの傾斜が生じ、圧延材
は作業ロール間のスキマが大きくなる方向へ蛇行
が生じ左右の肉厚分布の厚みが異なつてしまうと
いう問題が生じる。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は、省エネルギー、高圧下を目的として
上下異径で小径化する圧延機において、圧延材の
断面形状が矩形になり且つ圧延材の蛇行を防止し
ながら圧延できるようにした圧延機を提供しよう
とするものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案の圧延機は、上下作業ロールを異径とし
てそれぞれ軸心方向へシフト自在とし、該上下作
業ロールの軸心方向の被圧延材側縁対応部外周に
各々外方に向つて径を漸小化したテーパ溝を設
け、大径側作業ロールを圧延動力の大部分を出力
する主駆動装置で駆動させるようにし、前記問題
点を解決させる。
[実施例] 以下、図面に基づき本考案の実施例を説明す
る。
第1図は本考案の基本構成を示すもので、第5
図の従来例と同様に上下の作業ロールを軸心方向
へシフトさせて圧延するようにさせ、上作業ロー
ル1を小径(たとえばロール径400〜600mm)にす
ると共に下作業ロール2を大径(たとえば、ロー
ル径700〜800mm)にし、下作業ロール2を、圧延
動力の大部分を出力する主駆動モータMに接続し
て、上作業ロール1を無駆動とし、且つ上下作業
ロール1,2の軸心方向における被圧延材側縁対
応部外周に、ロール接触部凹みが形成されるよう
外方に向つて径を漸小化したテーパ溝(以下単に
溝と称する)6,7を形成し、被圧延材5の幅方
向端部即ち側縁が上下作業ロール1,2の溝6,
7部に位置した状態で圧延されるようにする。
又、上記上作業ロール1の溝6の軸方向外側及び
下作業ロール2の溝7の軸方向外側には、各々ロ
ール径と同一径としたストレート部8,9を残し
た構成とし、圧延時には、上作業ロール1の胴部
及びストレート部8が上控ロール3に、又、下作
業ロール2の胴部及びストレート部9が下控ロー
ル4にそれぞれ接しているようにする。
上記上作業ロール1の溝6と下作業ロール2の
溝7は、第4図に示す溝形状を圧延条件等を考慮
してそれぞれ異つた形状にしても良い。
すなわち、第4図に示す溝形状において、溝内
への圧延材5の幅端の突出長さをA、当該部分の
傾斜角をθ、溝の全幅をBとしたとき、小型とし
た上作業ロール1の溝6のθを大径とした下作業
ロール2の溝7より小さくする。
圧延に際しては、小径の上作業ロール1と大径
の下作業ロールとを軸心方向に適宜量シフトさ
せ、圧延材5の幅端の一端を上作業ロール1の溝
6及び下作業ロール2の溝7のほぼ中央部付近に
位置させると共に、下作業ロール2を主駆動モー
タMにより駆動させる。これにより下作業ロール
2は大トルクで回転させられて圧延材5は前進さ
せられる。一方、上控ロール3に支持されている
無駆動の小径の上作業ロール1は、圧延材5の前
進に伴ないフリクシヨンにより回転させられ、圧
延材5を圧延する。この際、上、下作業ロールの
胴部と溝部の外側部8,9は控ロール3及び4に
接触しているため、上下の作業ロールの傾斜の差
が生じないで、作業ロール間のギヤツプは左右で
同一状態となる。従つて、圧延材は蛇行しないで
圧延される。これは、第1図、第5図〜第7図に
示した上下作業ロール間と控ロール間の接触圧力
分布によつて説明される。すなわち、第5図の接
触圧力分布f,f′は上下で対称の作業ロール径の
ため、左右でシフトして点対称状態になつても、
図に示すように対称性を保つ。従つて、蛇行が発
生せず圧延が可能であるが、第7図に示すように
上下作業ロールが異径でシフトにより左右が点対
称状態になると、小径の作業ロールは剛性が低
く、大径の作業ロールは剛性が高いため、図に示
すように上下で接触圧力分布f,f′が異なり作業
ロール間の隙間が左右で異なつた状態にて圧延さ
れ蛇行が生じる。しかし、第6図に示す如く、上
下異径作業ロールにおいても、シフトを行わず、
左右で対称状態に保つて圧延すれば、圧力分布
f,f′は左右対称となり、蛇行が発生せず安定し
た圧延が可能である。
従つて、第1図に示す本考案において、溝6,
7の外側部8,9と作業ロール胴部が同一径にし
て、控ロール3,4と作業ロール1,2がロール
胴長でほぼ全域にて接触するようにせしめれば、
接触圧力分布f,f′はほぼ上下対称になり上下の
作業ロール間のギヤツプに左右の差が生じない圧
延が可能である。
本考案の圧延機においては、上作業ロール1を
小径とし、下作業ロールを大径として、該大径の
下作業ロール2を主駆動モータで駆動する片側駆
動方式としてあるので、小径作業ロールの効果に
より圧延荷重が大幅に減少し、省エネルギー、高
圧下が出来る。更に、作業ロールの溝部6,7の
テーパー部に圧延材の幅端を合わせるよう軸方向
にシフトしても蛇行が生じないで圧延可能である
ため、幅端部の肉厚分布を制御できる。
第2図は本考案の実施例を示し、ロールは4段
構成となつている。第3図に小径作業ロール1と
控ロール3の間に中間ロール10を設けた5段構
成とした他の実施例を示す。
なお、本考案の圧延機では、上下作業ロール
1,2が異径であればよく、下作業ロールを小径
とし大径となる上作業ロールのみを駆動させるよ
うにしてもよいこと、又、溝6,7は図示の如き
V形でなくてもよいこと、その他本考案の要旨を
逸脱しない範囲内で変更を加え実施してもよいこ
とは勿論である。
[考案の効果] 以上述べた如く本考案の圧延機によれば、異径
とした上下の作業ロールに溝部とストレート部を
それぞれ設け、上下の作業ロールを互にシフトさ
せて大径側の作業ロールを駆動する片側駆動と
し、圧延材の幅端の一方が上又は下作業ロールの
溝内に臨み、他方が下又は上作業ロールの溝内に
臨むように圧延材を位置させて圧延するようにし
てあるので、圧延力を小さくして大径側作業ロー
ルに大トルクをかけて圧延できる上、圧延材の蛇
行を防止し得ると共に圧延材の幅端形状を溝によ
り安定して制御できて矩形断面の板とすることが
でき、更に、小径側作業ロールの溝と大径側作業
ロールの溝の形状を若干変えることにより圧延材
の幅端の形状を良好に制御できる、という優れた
効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の圧延機の概要図、第2図及び
第3図は本考案の実施例図、第4図は本考案の作
業ロールの溝部の拡大図、第5図及び第6図は従
来の圧延機の概要図、第7図は従来圧延機の問題
点を説明する概要図である。 1は上作業ロール、2は下作業ロール、3は上
控ロール、4は下控ロール、5は圧延材、6,7
は溝、8,9はストレート部、10は中間ロール
を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 異径とした上下作業ロールをそれぞれ軸心方向
    にシフト自在とし、且つ上記上下作業ロールの軸
    心方向の被圧延材側縁対応部外周に各々外方に向
    つて径を漸小化したテーパ溝を設け、大径側作業
    ロールを圧延動力の大部分を出力する主駆動装置
    で駆動させるようにしたことを特徴とする圧延
    機。
JP8004584U 1984-05-30 1984-05-30 圧延機 Granted JPS60190401U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8004584U JPS60190401U (ja) 1984-05-30 1984-05-30 圧延機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8004584U JPS60190401U (ja) 1984-05-30 1984-05-30 圧延機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60190401U JPS60190401U (ja) 1985-12-17
JPH0120003Y2 true JPH0120003Y2 (ja) 1989-06-12

Family

ID=30625525

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8004584U Granted JPS60190401U (ja) 1984-05-30 1984-05-30 圧延機

Country Status (1)

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JP (1) JPS60190401U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5523550A (en) * 1978-08-04 1980-02-20 Matsushita Electric Works Ltd Interface system
JPS5577904A (en) * 1978-12-08 1980-06-12 Kawasaki Steel Corp Rolling method for shape control

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5523550A (en) * 1978-08-04 1980-02-20 Matsushita Electric Works Ltd Interface system
JPS5577904A (en) * 1978-12-08 1980-06-12 Kawasaki Steel Corp Rolling method for shape control

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JPS60190401U (ja) 1985-12-17

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