JPH01198871A - 輪郭強調回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、映像信号に、それから得られる輪郭信号成分
を加えて、輪郭強調作用を具えさせる輪郭強調回路に関
する。

（発明の概要） 本発明は、映像信号にそのレベル急変部分に応じて得ら
れる輪郭信号成分を加える輪郭強調回路において、映像
信号のレベル急変部分に応じた輪郭信号成分を可変周波
数特性フィルタ部によって得るようになすとともに、そ
の可変周波数特性フィルタ部の通過周波数帯域を、映像
信号のレベル急変部分におけるレベル変動幅に応じて変
化させることにより、映像信号のレベル急変部分におけ
るレベル変動幅が比較的大である場合にも、映像信号に
加え°られる輪郭信号成分の時間幅を過大にならないも
のとすることができ、その結果、映像信号のレベル急変
部分の強調が過大となる事態を回避できるようにしたも
のである。

（従来の技術） ビデオカメラやテレビジョン受像機等における映像信号
処理部においては、映像信号に、それに基づく再生画像
が得られるとき再生画像中の輪郭部分が視覚上鮮鋭なも
のとなるようにすべく、輪郭強調処理がなされる。この
ような映像信号に対する輪郭強調処理は、映像信号に、
そのレベル急変部分に応じて得られる輪郭信号成分を加
えることによって行われ、そのため、例えば、第４図に
示されＬ如くの輪郭強調回路が用いられる。

この第４図に示される従来の輪郭強調回路においては、
入力端子１１に、例えば、第５図Ａに示される如くの、
レベル変動幅り、を有した立上りレベル変動部と立下り
レベル変動部とを伴うものとされた映像信号Ｓｖが供給
されるとき、斯かる映像信号Ｓｖが、遅延部１２に供給
されるとともに高域通過フィルタ（ＨＰＦ）１３に供給
され、高域通過フィルタ１３から、第５図Ｂに示される
如くの、映像信号Ｓｖの立上りレベル変動部及び立下り
レベル変動部の夫々に応じて時間幅ｔｌをもって得られ
るものとされた輪郭信号成分Ｓｅが導出される。

そして、高域通過フィルタ１３からの輪郭信号成分Ｓｅ
が、レベル調整部１４において、制御端子１５から供給
されるレベル制御信号Ｓｃに応じてレベル調整された後
、加算部１６に供給される。

加算部１６には、遅延部１２を経た入力端子１１からの
映像信号Ｓｖも供給され、加算部１６において、映像信
号Ｓｖの立上りレベル変動部及び立下りレベル変動部の
夫々に、レベル調整部１４においてレベル調整された輪
郭信号成分Ｓｅが加算され、加算部１６から、第５図Ｃ
に示される如くの、立上りレベル変動部及び立下りレベ
ル変動部が強調された映像信号Ｓｖ’が得られて、出力
端子１７に導出される。

また、入力端子１１に、例えば、第５図りに示される如
くの、レベル変動幅り、より大なるレベル変動幅ＬＬを
有した立上りレベル変動部と立下りレベル変動部とを伴
うものとされた映像信号ＳＶが供給されるときには、上
述と同様にして、高域通過フィルタ１３から、第５図Ｅ
に示される如くの、映像信号Ｓｖの立上りレベル変動部
及び立下りレベル変動部の夫々に応じて、第５図Ｂに示
される時間幅ｔ、より大なる時間幅ｔ２をもって得られ
るものとされた輪郭信号成分Ｓｅが導出される。

そして、この高域通過フィルタ１３からの輪郭信号成分
Ｓｅが、レベル調整部１４において、制御端子１５から
供給されるレベル制御信号Ｓｃに応じてレベル調整され
た後加算部１６に供給され、加算回路１６において、遅
延部１２を経て供給される入力端子１１からの映像信号
Ｓｖの立上りレベル変動部及び立下りレベル変動部の夫
々に、レベル調整部１４においてレベル調整された輪郭
信号成分Ｓｅが加算され、加算部１６から、第５図Ｆに
示される如くの、立上りレベル変動部及び立下りレベル
変動部が強調された映像信号Ｓｖ”が得られて、出力端
子１７に導出される。

（発明が解決しようとする課題） このようにして、第４図に示される如くの従来の輪郭強
調回路が用いられて映像信号に対する輪郭強調処理が行
われる場合には、第５図Ａに示される如くの、比較的小
なるレベル変動幅り、を有した立上りレベル変動部及び
立下りレベル変動部を伴うものとされた映像信号Ｓｖに
ついては、その立上りレベル変動部及び立下りレベル変
動部の夫々が、第５図Ｂに示される如くの、時間幅も。

をもった輪郭信号成分Ｓｅによって強調され、また、第
５図りに示される如くの、比較的大なるレベル変動幅Ｌ
Ｌを有した立上りレベル変動部及び立下りレベル変動部
を伴うものとされた映像信号Ｓｖについては、その立上
りレベル変動部及び立下りレベル変動部の夫々が、第５
図已に示される如くの、時間幅ｔ１より大なる時間幅ｔ
２をもった輪郭信号成分Ｓｅによって強調される。

即ち、斯かる場合には、映像信号は、その立上りレベル
変動部及び立下りレベル変動部におけるレベル変動幅が
大となる程大とされる時間幅をもって、その立上りレベ
ル変動部及び立下りレベル変動部の強調が行われること
になり、従って、映像信号が、比較的大なるレベル変動
幅を有した立上りレベル変動部あるいは立下りレベル変
動部を伴うものとされる際には、その立上りレベル変動
部あるいは立下りレベル変動部における強調が、長い時
間に亙り過ぎて、過度な強調になってしまう虞がある。

そして、映像信号の立上りレベル変動部あるいは立下り
レベル変動部が過度に強調されると、その映像信号に基
づいて得られる再生画像が、不自然に強調された幅広な
輪郭部分を有するものとなってしまう。

斯かる点に鑑み、本発明は、映像信号にその立上りレベ
ル変動部あるいは立下りレベル変動部等のレベル急変部
分に応じて得られる輪郭信号成分を加えて輪郭強調処理
を行うにあたり、映像信号のレベル急変部分におけるレ
ベル変動幅が比較的大である場合にも、映像信号に加え
られる輪郭信号成分の時間幅を過大にならないものとす
ることができ、その結果、映像信号のレベル急変部分の
強調が過大となる事態を回避できて、映像信号が不自然
な輪郭強調作用を有することになる事態を防止できるよ
うにした輪郭強調回路を提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段） 上述の目的を達成すべく、本発明に係る輪郭強調回路は
、映像信号が供給されてその映像信号のレベル急変部分
に応じて輪郭信号成分を得る可変周波数特性フィルタ部
、及び、映像信号に可変周波数特性フィルタ部から得ら
れる輪郭信号成分を加えて映像信号を輪郭強調作用が具
えられたものとなす信号加算部が備えられるとともに、
可変周波数特性フィルタ部に対して、映像信号のレベル
急変部分におけるレベル変動幅を検出するレベル変動幅
検出部と、レベル変動幅検出部により検出されたレベル
変動幅に応じて可変周波数特性フィルタ部の通過周波数
帯域を変化させるフィルタ制御部とが設けられて構成さ
れる。

（作　用） このように構成される本発明に係る輪郭強調回路におい
ては、映像信号のレベル急変部分に応じた輪郭信号成分
が、可変周波数特性フィルタ部から得られ、信号加算部
において、得られた輪郭信号成分が映像信号に加えられ
て、映像信号が輪郭強調作用を具えるものとされる。ま
た、それとともに、映像信号のレベル急変部分における
レベル変動幅がレベル変動幅検出部において検出され、
その検出出力がフィルタ制御部に供給されて、フィルタ
制御部により、可変周波数特性フィルタ部の通過周波数
帯域が、レベル変動幅検出部において検出されたレベル
変動幅に応じて、例えば、検出されたレベル変動幅が大
となるに従って、可変周波数特性フィルタ部の通過周波
数帯域の下限が高域側に移行せしめられるように変化せ
しめられる。

このように可変周波数特性フィルタ部の通過周波数帯域
が、レベル変動幅検出部において検出されたレベル変動
幅に応じて変化せしめられることにより、可変周波数特
性フィルタ部から映像信号におけるレベル急変部分に応
じて得られる輪郭信号成分の時間幅が、映像信号のレベ
ル急変部分におけるレベル変動幅に応じて制御され、映
像信号のレベル急変部分におけるレベル変動幅が比較的
大となるときにおいては、可変周波数特性フィルタ部の
通過周波数帯域が高域側に制限されて、輪郭信号成分の
時間幅が過大とならないものとされる。従って、映像信
号のレベル急変部分におけるレベル変動幅が比較的大で
ある場合にも、信号加算部から得られる映像信号が、そ
のレベル急変部分における強調が長時間に亙り過ぎて、
不自然な輪郭強調作用を有することになる事態が回避さ
れる。

（実施例） 第１図は、本発明に係る輪郭強調回路の一例を示す。

この例においては、入力端子２１に供給される映像信号
Ｓｖが、遅延部２２を介して加算部２３の一方の入力端
に供給されるとともに、遅延部２４を介して可変周波数
特性フィルタ２５に供給される。可変周波数特性フィル
タ２５は、例えば、通過周波数帯域が可変とされた高域
通過フィルタ特性を有するものとされ、その出力端には
、映像信号Ｓｖにおける立上りレベル変動部あるいは立
下りレベル変動部等のレベル変動部に応じて、映像信号
Ｓｖ中の高域成分で形成される輪郭信号成分Ｓｅ’が導
出される。

そして、可変周波数特性フィルタ２５から得られる輪郭
信号成分Ｓｅ’が、レベル調整部２６において、制御端
子２７から供給されるレベル制御信号Ｓｃに応じた適正
なレベル調整が施された後、加算部２３の他方の入力端
に供給される。加算部２３においては、遅延部２２を介
してその一方の入力端に供給される映像信号Ｓｖに、レ
ベル調整部２６からその他方の入力端に供給される輪郭
信号成分Ｓｅ’が加算される。その際、遅延部２２及び
２４により、一方の入力端に供給される映像信号Ｓｖと
他方の入力端に供給される輪郭信号成分Ｓｅ’　との時
間合せが行われ、映像信号Ｓｖにおける各レベル変動部
にそれに基づいて得られた輪郭信号成分Ｓｅ’が重畳さ
れる。その結果、加算部２３から、レベル変動部が輪郭
信号成分Ｓｅ″によって強調された映像信号Ｓｖ゛が得
られて、出力端子２８に導出される。

また、入力端子２１からの映像信号Ｓｖはレベル変動幅
検出部２９にも供給され、レベル変動幅検出部２９にお
いては、映像信号Ｓｖの立上りレベル変動部あるいは立
下りレベル変動部等の各レベル変動部におけるレベル変
動幅が検出される。　〜そして、レベル変動幅検出部２
９からは、検出されたレベル変動幅に応じた検出信号Ｓ
ｄが得られて、フィルタ制御部３０に供給される。

フィルタ制御部３０は、レベル変動幅検出部２９からの
検出信号Ｓｄに応じたフィルタ制御信号ｓｒを形成し、
それを可変周波数特性フィルタ２５の制御端に供給して
、可変周波数特性フィルタ２５における通過周波数帯域
を検出信号Ｓｄに応じて変化させる。このフィルタ制御
部３０による可変周波数特性フィルタ２５における通過
周波数帯域の制御は、例えば、検出信号Ｓｄがあられす
映像信号Ｓｖのレベル変動部におけるレベル変動幅が大
となるに従って可変周波数特性フィルタ２５における通
過周波数帯域の下限を高周波数側に移行させるようにさ
れる。第２図は、横軸に周波数・ｆがとられ、縦軸にゲ
イン・Ｇがとられてあられされた可変周波数特性フィル
タ２５の周波数特性の例を示し、この例においては、映
像信号ＳＶのレベル変動部におけるレベル変動幅が比較
的小であるときには、第２図において実線αであられさ
れる如くの、遮断周波数ｆ、を有する高域通過特性とさ
れ、また、映像信号Ｓｖのレベル変動部におけるレベル
変動幅が比較的大であるときには、第２図において破線
βであられされる如くの、遮断周波数ｆ、より高い遮断
周波数ｆ２を有する高域通過特性とされる。

このような可変周波数特性フィルタ２５における通過周
波数帯域の制御の結果、可変周波数特性フィルタ２５か
ら得られる輪郭信号成分Ｓｅ’は、映像信号Ｓｖのレベ
ル変動部におけるレベル変動幅が大であるほど、含まれ
る周波数成分のうちの比較的低周波数側のものが低減さ
れていくことになる。そして、斯かる制御は、例えば、
可変周波数特性フィルタ２５から得られる輪郭信号成分
Ｓｅ゛が、映像信号Ｓｖのレベル変動部におけるレベル
変動幅の大小に関わらず、略一定の時間幅をもって得ら
れるものとなるように設定される。

なお、遅延部２４により、可変周波数特性フィルタ２５
の入力端に供給される映像信号Ｓｖと可変周波数特性フ
ィルタ２５の制御端に供給されるフィルタ制御信号Ｓｆ
との時間合せがなされる。

斯かるちとで、入力端子２１に供給される映像信号Ｓｖ
が、第３図Ａに示される如くに、比較的小なるレベル変
動幅り、を有した立上りレベル変動部と立下りレベル変
動部とを伴うものとされるときには、レベル変動幅検出
部２９から得られる検出信号Ｓｄは比較的小なるレベル
変動幅り、に応じたものとなり、それにより、可変周波
数特性フィルタ２５は、例えば、第２図において実線α
であられされる如くの、遮断周波数ｆ１を有する高域通
過特性をとるものとされる。このとき可変周波数特性フ
ィルタ２５から得られる輪郭信号成分Ｓｅ’は、第３図
Ｂに示される如くの、映像信号Ｓｖの立上りレベル変動
部及び立下りレベル変動部の夫々に応じて時間幅ｔ％を
もって得られる。

そして、可変周波数特性フィルタ２５からの輪郭信号成
分Ｓｅ’が、レベル調整部２６においてレベル調整され
た後、加算部２３において、映像信号Ｓｖの立上りレベ
ル変動部及び立下りレベル変動部に加算される。その結
果、加算部２３からは、第３図Ｃに示される如くに、映
像信号Ｓｖの立上りレベル変動部及び立下りレベル変動
部の夫々が、輪郭信号成分Ｓｅ’により、時間幅ｔ、ｌ
をもって強調された映像信号Ｓｖ’が得られて、出力端
子２８に導出される。

一方、入力端子２１に供給される映像信号Ｓｖが、第３
図りに示される如くに、比較的大なるレベル変動幅ＬＬ
を有した立上りレベル変動部と立下りレベル変動部とを
伴うものとされ名ときには、レベル変動幅検出部２９か
ら得られる検出信号Ｓｄは比較的大なるレベル変動幅Ｌ
Ｌに応じたものとなり、それにより、可変周波数特性フ
ィルタ２５は、例えば、第２図において破線βであられ
される如くの、遮断周波数ｆ２を有する高域通過特性を
とるものとされる。このとき可変周波数特性フィルタ２
５から得られる輪郭信号成分Ｓｅ’は、第３図Ｅに示さ
れる如くの、映像信号Ｓｖの立上りレベル変動部及び立
下りレベル変動部の夫々に応じて時間幅ｔ、ｌをもって
得られる。

その際、可変周波数特性フィルタ２５は、映像信号Ｓｖ
における比較的大なるレベル変動幅り。

に応じて、第２図において破線βであられされる如くの
、遮断周波数Ｌｘが高められた高域通過特性を具えるも
のとされるので、可変周波数特性フィルタ２５から得ら
れる輪郭信号成分Ｓｅ”の時間幅シ、゛は、上述の如く
に、映像信号Ｓｖが比較的小なるレベル変動幅り、を有
するとき得られる輪郭信号成分Ｓｅ’の時間幅ｔＳと略
等しいものとされる。即ち、映像信号Ｓｖが比較的大な
るレベル変動幅り、を有した立上りレベル変動部と立下
りレベル変動部とを伴うものとされるもとにおいて、輪
郭信号成分Ｓｅ’　の時間幅ｔ２°が過大とならないよ
うにされるのである。

このようにして得られる可変周波数特性フィルタ２５か
らの輪郭信号成分Ｓｅ’が、レベル調整部２６において
レベル調整された後、加算部２３において、映像信号Ｓ
ｖの立上りレベル変動部及び立下りレベル変動部に加算
される。その結果、加算部２３からは、第３図Ｆに示さ
れる如くに、映像信号Ｓｖの立上りレベル変動部及び立
下りレベル変動部の夫々が、輪郭信号成分Ｓｅ’により
、時間幅ｔ１“に略等しい時間幅ｔ％をって強調された
映像信号Ｓｖ“が得られて、出力端子２８に導出される
。

（発明の効果） 以上の説明から明らかな如く、本発明に係る輪郭強調回
路によれば、映像信号にその立上りレベル変動部あるい
は立下りレベル変動部等のレベル急変部分に応じて得ら
れる輪郭信号成分を加えて輪郭強調処理を行うにあたり
、映像信号のレベル急変部分におけるレベル変動幅が比
較的大である場合にも、映像信号の立上りレベル変動部
あるいは立下りレベル変動部等のレベル急変部分に加え
られる輪郭信号成分を、その時間幅が過大にならないも
のとすることができる。従って、立上りレベル変動部あ
るいは立下りレベル変動部等のレベル唐、変部分に輪郭
信号成分が加えられてレベル急変部分が強調された映像
信号が、そのレベル急変部分における強調が過大とされ
ることになる事態を回避することができて、映像信号が
不自然な輪郭強調作用を有することになる事態を防止す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る輪郭強調回路の一例を示すブロッ
ク接続図、第２図は第１図に示される例に用いられる可
変周波数特性フィルタの周波数特性の例を示す特性図、
第３図Ａ−Ｆは第１図に示される例の動作説明に供され
る波形図、第４図は従来の輪郭強調回路を示すブロック
接続図、第５図Ａ−Ｆは第４図に示される従来の輪郭強
調回路の動作説明に供される波形図である。 図中、２２及び２４は遅延部、２３は加算部、２５は可
変周波数特性フィルタ、２９はレベル変動幅検出部、３
０はフィルタ制御部である。 第１図 １　２を 可変周波数特性フィルタの特性 第２図 実施例にお゛けＬ波形 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 映像信号が供給されて該映像信号のレベル急変部分に応
   じて輪郭信号成分を得る可変周波数特性フィルタ部と、 上記映像信号が供給されて上記レベル急変部分における
   レベル変動幅を検出するレベル変動幅検出部と、 該レベル変動幅検出部により検出されたレベル変動幅に
   応じて、上記可変周波数特性フィルタ部の通過周波数帯
   域を変化させるフィルタ制御部と、上記映像信号に上記
   可変周波数特性フィルタ部から得られる輪郭信号成分を
   加えて、上記映像信号を輪郭強調作用が具えられたもの
   となす信号加算部と、 を含んで構成される輪郭強調回路。