JPH01198320A - ポリエステルのキャスト方法 - Google Patents

ポリエステルのキャスト方法

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JPH01198320A
JPH01198320A JP63024678A JP2467888A JPH01198320A JP H01198320 A JPH01198320 A JP H01198320A JP 63024678 A JP63024678 A JP 63024678A JP 2467888 A JP2467888 A JP 2467888A JP H01198320 A JPH01198320 A JP H01198320A
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casting
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thickness
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青木 精三
Kenji Tsunashima
研二 綱島
Tetsuo Ikegami
哲生 池上
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はポリエステルのフィルムやシートのキャスト方
法に関するもので必る。
[従来の技術] ポリエステルのフィルムやシート(以下、単にポリエス
テルフィルムという)のキャスト方法としては、ロール
表面に表面張力≦506yne/cmの有機液体や界面
活性剤を含んだ水の膜を形成したもの(特開昭50−5
9,457 ) 、粗面化ロールに水のみの膜を形成し
たもの(特公昭5B−35,133) 、更にその上に
静電荷を印加させながらキャストするもの(特開昭58
−.63,415 )などが知られている。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記従来のキャスト方法では、次のような問題
がある。
(1)  界面活性剤を含んだ水の膜を形成する手法で
は、ロール表面への均一な水膜塗布が可能となり、全く
水を用いない場合に比べ高速でのキャストは可能となる
。しかし、キャストフィルムないしキャストシート(以
下、単にキャストフィルムという)の表面に界面活性剤
が残るため、シートの品質(電気特性や印刷性など)の
悪化をもたらすなどの欠点がある。
(2)粗面化ロールに水のみの膜を形成させるがその膜
厚を10μm以下に均一に塗布することが困難であり、
ロールの幅方向、長手方向で塗膜厚さにバラツキを生じ
、その結果、キャストフィルムの表面に欠点を生じる。
本発明は、上記欠点を改善し、高速で、均一な安定した
キャスト方法を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明は、成形用口金から押出された溶融ポリエステル
重合体を冷却体表面に接触させてキャストする方法にお
いて、該冷却体表面に、下記(イ)〜(ニ)から選ばれ
た少なくとも1種を09001〜30wt%含有する水
の液膜を形成せしめて行うことを特徴とするポリエステ
ルのキャス1へ方法に関するものである。
(イ): HOOC−@−COOH (ロ):HOOC−◎−COOC2H40H(ハ):H
OLC200C→唖)cooc2H,+oh(ニ): HOH,1020(OC−@/−COOC2H40)□
H(nは、2〜3) 本発明にあける冷却装置としては、ドラム状の回転体や
ベルトの如き、移動可能なものをさす。
この冷却体の表面は、特に限定するものではないが、好
ましくは、0.8S以下、さらに好ましくは、0.43
以下の表面粗さ(Rmax)であるのが、フィルム表面
の面粗れなどの観点から良い。
特定の水の液膜とは、次式に示す特定の物質(以下、特
定の物質と言う)を水に介在させたものである。この特
定の物質は、水に耐する溶解性は、ごく微量であるが、
溶解はせずども水中に均一に分散しておれば良い。
(イ):HOOC−◎−COOH (ロ):HOQC−@−COOC2H40H(ハ> :
HOHaC200C−@−COOC2HaOH(以下、
BH丁と言う) (ニ): HOHa C20< o c −@−c o OC2H
40>。H(nは2〜3) この特定の物質は、それぞれ単独、また2種以上混合し
たものを用いる。また、この特定の物質は、均一塗布性
およびフィルム品質へ、影響を与えない範囲で他の物質
を含んでも良い。
この特定の物質は、水に介在させて使用した時、冷却体
表面に均一塗布か出来、かつ、フィルム品質(接着性、
印刷性など)への影響を与えないものであることが重要
なものである。
この特定の水の液膜は、前述の特定の物質が水に0.0
01〜30wt%介在している必要があり、好ましくは
0.01〜10wt%のものが良い。
0.001未満では、水膜が均一に塗布が出来ず、フィ
ルム表面に塗布ムラによる凹凸が出来、使えない。また
、高速キャスト性も得られない。
3Qwt%を越える場合には、特定の物質がフィルム表
面に多量に付着し、フィルム物性(印刷性、接着性など
)を悪くするため使用出来ないことや延伸を行なう場合
には破れを起し、生産性を低下させる。
本発明の特定の物質の水への介在とは、特定の物質が水
に、一部は溶解し、一部は溶解せずに均一に水中に分散
している状態のものを言う。
この特定の物質は、水の温度によっても多少変わるが、
例えば式1の物質は、25°Cの水では0゜002wt
%しか溶けない。すなわち、式1の物質の場合、例えば
30wt%含んだものとするならば、29.998wt
%は溶けずに、単に分散しているものである。本発明は
、このような状態においても十分効果は達成するもので
おる。
この特定の水の液膜は、その厚みが1.0〜200μm
が良く、好ましくは2.0〜100μmが良い。1.0
μm未満の厚みでは、均一塗布が困litなため、高速
キャスト性が得られない。また、20C1mを越える厚
みでは、水膜と溶融体が接する所で水が沸騰し、フィル
ム表面に凹凸状の欠点を生じ、ひどい時は穴をあけてし
まうため使用出来ない。
また、この特定の水の液膜は、特定の物質濃度が全塗布
厚み一定であるよりも、好ましくは冷却体表面に近い部
分が高濃度で、溶融体に接する部分、すなわち外層は、
低濃度であるのが好ましい。
本発明にお(プる濃度は、塗布厚み全体中の濃度であり
、厚み方向の濃度差は特に問題となるものではない。
本発明にあける水の液膜の塗布方法としては、特に限定
されるものではないが、例えばローラーによる塗布や刷
毛塗り、メータリングパーなどがあげられる。
次に本発明にあけるキャストにおいて、溶融体に、静電
荷を印加して密着させることにより、より一層高速度で
均一なキャストが可能となる。
なお、静電荷を印加させながらキャストする方法は、特
公昭37−6、142、特公昭48−29.311など
て示したように、直流高電圧を溶融体に印加させて、溶
融体を冷却体表面に静電気力をかりて密着させる方法で
おる。
本発明のキャスト方法に用いる溶融ポリエステル重合体
とは、ポリエチレンテレフタレートであり、これを主と
する共重合体であっても良い。 。
また、本発明のキャスト方法は、キャストフィルムは 
もちろんのこと、長手方向に一軸延伸、長手方向および
長手方向と直角方向く幅方向)に延伸した二軸延伸、さ
らには二軸延伸したのち、再度長手方向に延伸したフィ
ルムなどへの適用が可能である。また、これらの延伸条
件は、公知の延伸条件であれば良く、例えば、特公昭4
6−1.119(再度長手方向に延伸)や特公昭46−
1,120 (二軸延伸)などの実施例、比較例に記載
の条件などがあげられる。
[実施例] 以下、本発明を実施例にもとづいて説明する。
実施例1〜12.比較例1〜4 直径1000mmのキャスティングドラムに厚さ100
μmのクロムメツキを行ない、表面粗さ(Rmax) 
0.43に仕上げたものを冷却用ドラムとして用いた。
常法によりIV=0.7のポリエチレンテレフタレート
を290℃で溶融後、Tダイロ金より押出し、該フィル
ムの全幅にわたって、静電荷を印加させながら、上記キ
ャスティングドラム上に密着冷却固化させた。なお、キ
ャスティングドラム表面温度は、30’Cに保つように
水を内部で循環させた。またフィルム厚みは、100μ
m一定でおこなった。
特定の水の液膜の条件としては別表に示したようである
が、特定の物質溶解、分解には常法の攪拌羽根の付いた
槽を用い、これをグラビアロールでコートした上で、メ
タリングバーで計量させて厚みをコントロールした。ま
た厚膜(100μm以上)のものについては、さらに2
段回目のコート法として水蒸気の吹き付りにより実施し
た。
液膜厚みは、最終コート後100mm離れた位置でIR
法水分計を用いて測定し、濃度については、冷却固化し
たフィルムがドラムから離れたのちにサンプリングした
液を、常法により定量分析した。
この結果、別表に示したように、ドラム表面に特定の物
質を特定濃度、厚みをもった水膜を作ることにより高速
で、フィルム品質に悪影響を与えない均一なキャストが
できたものである。
比較例5 キャスティングドラムへの塗布水への添加物として界面
活性剤でおるドデシルベンゼンスルホン酸ソーダを用い
たものである。それ以外は、すべて実施例1に準じた。
[評価方法] (1)  キャスト性:均一キャスト可能限界速度とは
、表中に記載した表面欠点、フィルム品質以外の欠点が
全く見られず、10日以上の連続キャストを行なっても
、欠点の起こらない速度で示した。
表中記載以外の欠点とは、厚みムラ、エッチ乱れなどの
欠点を言う。
(2)  塗布ムラ:キャスティングドラムに特定の水
の液膜を設けた時、水膜の無い時のフィルム表面状態と
同様の時使用可能で、良好として○印で示し、ドラム表
面では 塗布による液のぬりムラがあるがシート面は全
く変わらないためフィルムは使用可能としてΔ印で示し
た。また、ドラム面でも塗布ムラが認められ、かつフィ
ルム表面に塗布ムラか転写しているものは使用不能とし
てXEpて示した。
(3)沸騰ムラ:フィルム表面に塗布液が沸騰し、その
欠点(凹凸)が生じたものであり、キャストフィルムで
判らかに沸騰による凹凸か生じたものを使用不能として
X印で示し、全く人っていないものを良好としてQ印で
示した。また、肉眼判定は出来ないが透明性にわずかで
も差の生じるものを、用途によって使用可能範囲である
としてΔ印で示した。
(4)電気特性:表面比抵抗の測定値で、比較例1の値
より1桁以上抵抗値が小さくなったものを電気特性が悪
いとして、X印で示した。また、それ以下のものについ
ては良好として○印で示した。
5)接着性:キャストフィルムの冷却体表面側に、常法
によりへ〇蒸着し、これにセロハンテープCT−24に
ヂパン■製)を貼り、180°剥離をし、そのl蒸着の
剥れ程度で下記のように評価した。
Q印:比較例1と同レベルのものを、良好として示した
△印:比較例1より、剥離面積が10%までの増加した
ものを示した。
×〔1:比較例1より、剥離面積が10%を越えるもの
を示した。
○印は、問題なく使用可能であるが、△印は用途が限定
される。X印は使用不可能である。
「発明の効果J 本発明のキャスト方法を用いることにより、フィルム品
質や表面欠点のない状態で、均一な高速キャストか可能
となり、生産性が大幅に向上できる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)成形用口金から押出された溶融ポリエステル重合
    体を冷却体表面に接触させてキャストする方法において
    、該冷却体表面に、下記(イ)〜(ニ)から選ばれた少
    なくとも1種を0.001〜30wt%含有する水の液
    膜を形成せしめて行うことを特徴とするポリエステルの
    キャスト方法。 (イ):▲数式、化学式、表等があります▼ (ロ):▲数式、化学式、表等があります▼ (ハ):▲数式、化学式、表等があります▼ (ニ):▲数式、化学式、表等があります▼ (nは、2〜3)
  2. (2)冷却体表面の水の液膜の厚みが1.0〜200μ
    mであることを特徴とする請求項1記載のポリエステル
    のキャスト方法。
JP63024678A 1988-02-03 1988-02-03 ポリエステルのキャスト方法 Granted JPH01198320A (ja)

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