JPH01197537A - フェノール樹脂発泡体の製造法 - Google Patents

フェノール樹脂発泡体の製造法

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JPH01197537A
JPH01197537A JP2360088A JP2360088A JPH01197537A JP H01197537 A JPH01197537 A JP H01197537A JP 2360088 A JP2360088 A JP 2360088A JP 2360088 A JP2360088 A JP 2360088A JP H01197537 A JPH01197537 A JP H01197537A
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JP
Japan
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foam
phenolic resin
blowing agent
mixture
dichloromethane
Prior art date
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Pending
Application number
JP2360088A
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English (en)
Inventor
Takashi Oga
隆史 大賀
Chiaki Tsukamoto
塚本 千秋
Hiroyuki Anzai
弘行 安西
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Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は軽量で、高い断熱性と高い難燃性を有するフェ
ノール樹脂発泡体の製造法に関し、更に詳しくは、新規
な発泡剤を用いることにより、均一な気泡を有するフェ
ノール樹脂発泡体を製造する、改良された製造方法に関
する。
〔従来の技術〕
一般にフェノール樹脂発泡体はレゾール型又はベンジリ
ックエーテル型水性フェノール樹脂を原料として用い、
これに発泡剤、界面活性剤、その他添加剤及び酸性硬化
剤を混合して均一な組成物を得、これを型に注入して加
熱発泡させることにより製造される。
この発泡剤としては、熱伝導率が低(、発泡体の独立気
泡中に包み込まれた時、発泡体が高い断熱性を示すため
、クロロフルオロカーボン類が一般に使用され、例えば
、トリクロロモノフルオロメタン、ジクロロトリフルオ
ロエタン、トリクロロトリフルオロエタン等が用いられ
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
フェノール樹脂発泡体の製造において、重要なことの一
つは、均一な気泡を有し、比較的低密度の発泡体を得る
ことである。
しかし従来のフェノール樹脂発泡体の製法によれば、製
造された発泡体は、気泡が不均一となり易く、発泡体の
外観と物性に問題がある。また原料のフェノール樹脂と
発泡剤の混合液の粘度が高くなり、発泡時の作業性が低
下するという問題もある。
従って、本発明の目的は、均一な気泡を有するフェノー
ル樹脂発泡体の製法を提供することにあり、また本発明
の他の目的は、発泡成形時の作業性に優れたフェノール
樹脂発泡体製造法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成すべく、本発明者らは鋭意研究を重ねた
結果、従来のフェノール樹脂発泡体の製造法において一
般に用いられている、クロロフルオロカーボン類よりな
る発泡剤は、原料の液状フェノール樹脂に対する溶解度
が低(、原料フェノール樹脂と発泡剤の混合液は相分離
し易く、発泡系中で発泡剤が均一に混合されないため、
これを加熱、発泡させた時、発泡が均一に行われず、均
一な気泡の発泡体を得ることができないことが判明した
。更に液状フェノール樹脂と発泡剤の相溶性が悪いため
、混合液が相分離して、その粘度が上昇し、その結果作
業性が低下するということも判明した。
そこで、トリクロロトリフルオロエタン等のクロロフル
オロカーボン類とジクロロメタンの混合物を発泡剤とし
て用いると、発泡剤の液状フェノール樹脂に対する溶解
度が向上し、均一な気泡を有するフェノール樹脂発泡体
が得られ、且つ発泡系の粘度が低下してその作業性が向
上することを見いだし、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は液状フェノール樹脂と発泡剤と酸性硬化
剤を混合して発泡、硬化させるフェノール樹脂発泡体の
製造法において、該発泡剤として、トリクロロトリフル
オロエタン、ジクロロトリフルオロエタン、トリクロロ
モノフルオロメタンよりなる群より選ばれた1又は2種
以上のクロロフルオロカーボン類とジクロロメタンの混
合物であって、該クロロフルオロカーボン類とジクロロ
メタンの混合重量比が90:10〜50 : 50の範
囲にある混合物を用いることを特徴とするフェノール樹
脂発泡体の製造法を要旨とする。
本発明の方法で用いられる液状フェノール樹脂としては
、従来のフェノール樹脂発泡体の製造法で用いられる液
状フェノール樹脂が用いられ、フェノール類とアルデヒ
ド類をアルカリ触媒存在下で反応して得られるレゾール
型フェノール樹脂、或いはフェノール類とアルデヒド類
を亜鉛、マグネシウム等の金属化合物触媒の存在下で反
応して得られるベンジリックエーテル型液状フェノール
樹脂が用いられる。
本発明のフェノール樹脂発泡体の製造法で発泡剤として
用いられるトリクロロトリフルオロエタン、ジクロロト
リフルオロエタン、トリクロロモノフルオロメタン等の
クロロフルオロカーボン類とジクロロメタンの混合物の
混合比は必ずしも限定的ではないが、重量比で90:1
0〜50:50の範囲の混合比が好ましい。この混合比
が90=lOより大きい場合には、液状フェノール樹脂
と発泡剤の相溶性が充分でなく、均一な発泡体が得られ
ず、混合液の粘度が高く作業性が低下し、本発明の効果
が充分達成されない。一方この混合比が50=50より
小さい場合には、発泡体の気泡が大きく、きめが粗くな
り、物性の低下を来す。
液状フェノール樹脂に対する発泡剤の添加量は、得られ
た発泡体が実質的に独立気泡よりなり、低い熱伝導度を
有するためには、液状フェノール樹脂100重量部に対
し、発泡剤2〜40重量部の範囲が好ましく、更に好ま
しい範囲は5〜20重量部である。
本発明で用いられる硬化剤としては、公知のフェノール
樹脂発泡体製造用の硬化剤が用いられ、制限はない。例
えばりん酸、塩酸、硫酸等の鉱酸、フェノールスルホン
酸、トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、メタン
スルホン酸等の有機酸等が用いられる。
本発明の方法によりフェノール樹脂発泡体を製造する場
合、発泡剤を予め液状フェノール樹脂に混合した後、硬
化剤を加え、攪拌して発泡体を得る2成分系発泡法及び
液状フェノール樹脂と発泡剤と硬化剤を同時に混合、攪
拌して発泡体を得る3成分系発泡法のいずれの発泡方法
も用いることができる。
上記2成分系又は3成分系発泡法において、従来のフェ
ノール樹脂発泡体の製造法で使用される界面活性剤、中
和剤、その他の添加剤は、従来法と同様に、混合するい
ずれかの成分に適宜添加して用いられる。
〔作用〕
従来のフェノール樹脂発泡体の製造法で発泡剤として用
いられているトリクロロトリフルオロエタン、ジクロロ
トリフルオロエタン、トリクロロ、モノフルオロメタン
等のクロロフルオロカーボン類は原料の液状フェノール
樹脂に対する相溶性が低く、攪拌により均一に混合せず
、均一な発泡体を得ることができない。
一方ジクロロメタンは液状フェノール樹脂に対する相溶
性が高く、その混合液は均一で安定であり、粘度が低い
が、ジクロロメタンのみを発泡剤として用いると、得ら
れた発泡体は気泡が大きく、きめの粗いものとなる。
本発明の方法により、発泡剤としてクロロフルオロカー
ボン類とジクロロメタンの混合物を用いると、両者の欠
点を補完し合い、液状フェノール樹脂に対する相溶性が
高く、フェノール樹脂と発泡剤の混合液は均一で安定性
が高く、発泡させると均一なきめの細かい気泡よりなる
発泡体が得られる。またその混合液は低粘度で作業性が
よい。
更にジクロロメタン(分子量85)はトリクロロトリフ
ルオロエタン(分子1187.5)、ジクロロトリフル
オロエタン(分子(3153) トリクロロモノフルオ
ロメタン(分子9137.4)等のクロロフルオロカー
ボン類に比較して、分子量が低いため、単位重量当りの
発泡倍率がより高くなる。
又ジクロロメタン(沸点39.8℃)はトリクロロトリ
フルオロエタン(沸点47.5’C)より沸点が低く、
低温度で発泡が容易となる。
〔実施例〕
以下に実施例及び比較例を挙げて本発明について説明す
る。2成分系発泡と3成分系発泡の結果は同一であった
ので、2成分系発泡の結果を代表して示す。
実施例1〜3 レゾール型液状フェノール樹脂(東洋ゴム工業株式会社
製、レゾールPR−2022) 100重量部にシリコ
ン系整泡剤(東レシリコン社製、5R−193)  Z
ffiff1部及び発泡剤としてトリクロロトリフルオ
ロエタンとジクロロメタンとを第1表に示す種々の比率
で混合した発泡剤10重量部を予め混合してプレミック
ス成分を調製し、これに硬化剤として65%フェノール
スルホン酸水溶液15重量部を加え、ラボミキサーで2
0秒攪拌して、300 X300 X300 mmのオ
ーブンモールドに流し込み、70℃の雰囲気下で30分
間加熱し、フェノール樹脂発泡体を得た(2成分系発泡
)。
発泡前の発泡系混合物の性状及び得られた発泡体の物性
を第1表に示す。
次に上記実施例1〜3において、シリコン系整泡剤のみ
を予め液状フェノール樹脂と混合し、発泡剤は予め混合
せず、上記実施例1〜3の場合と全く同じ成分を同じ割
合で、フェノール+)l脂と発泡剤と硬化剤の3成分を
同時に混合、攪拌して、フェノール樹脂発泡体を得た(
3成分系発泡)。
これらの結果はそれぞれ実施例1〜3の場合と全(変わ
りがなかった。
実施例4、及び5 実施例1において、発泡剤としてトリクロロトリフルオ
ロエタンとジクロロメタンの混合物の代わりに、トリク
ロロトリフルオロエタン、トリクロロモノフルオロメタ
ン、ジクロロメタンの混合物又はトリクロロトリフルオ
ロエタン、ジクロロトリフルオロエタン、ジクロロメタ
ンの混合物を用い、他の条件は実施例1と同じ条件でフ
ェノール樹脂発泡体を得た。結果を第1表に示す。
実施例6、及び7 実施例1において、発泡剤としてトリクロロトリフルオ
ロエタンとジクロロメタンの混合物の代ワリに、ジクロ
ロトリフルオロエタンとジクロロメタンの混合物又はト
リクロロモノフルオロメタンとジクロロメタンの混合物
を用い、他の条件は実施例1と同じ条件でフェノール樹
脂発泡体を得た。結果を第1表に示す。
比較例1〜4 実施例1において、発泡剤としてトリクロロトリフルオ
ロエタン単独、又はトリクロロトリフルオロエタンとジ
クロロメタンとを第1表に示す種々の比率で用いる以外
は実施例1と同様にして、フェノール樹脂発泡体を得た
。その結果を比較例1〜4として、第1表に示す。
(以下余白) 〔発明の効果〕 本発明のフェノール樹脂発泡体の製造法によれば、得ら
れた発泡体は実質的に独立気泡よりなり、気泡が小さく
均一であって、初期に低い熱伝導度を示すだけでなく、
長期間にわたって低い熱伝導度を保持する。
本発明方法による発泡系混合物は粘度が低く、適当な金
型に注入して所定の形状の発泡体を製造する際に、作業
性に優れ、外観及び均一性の優れた発泡体が得られる。
本発明の方法により得られた発泡体は建材用及び工業用
途に通し、比較的低コストで特性の優れた発泡体を得る
ことができる。
特許出願人 東洋ゴム工業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)液状フェノール樹脂と発泡剤と酸性硬化剤を混合
    して発泡、硬化させるフェノール樹脂発泡体の製造法に
    おいて、該発泡剤として、トリクロロトリフルオロエタ
    ン、ジクロロトリフルオロエタン、トリクロロモノフル
    オロメタンよりなる群より選ばれた1又は2種以上のク
    ロロフルオロカーボン類とジクロロメタンの混合物であ
    って、該クロロフルオロカーボン類とジクロロメタンの
    混合重量比が90:10〜50:50の範囲にある混合
    物を用いることを特徴とするフェノール樹脂発泡体の製
    造法。
JP2360088A 1988-02-02 1988-02-02 フェノール樹脂発泡体の製造法 Pending JPH01197537A (ja)

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