JPH01197167A

JPH01197167A - 物品受渡し装置

Info

Publication number: JPH01197167A
Application number: JP2350588A
Authority: JP
Inventors: Masami Yamamoto; 正美山本
Original assignee: Daido Steel Co Ltd
Current assignee: Daido Steel Co Ltd
Priority date: 1988-02-02
Filing date: 1988-02-02
Publication date: 1989-08-08

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野この発明は、物品受渡し装置に関し、更に詳細には、複
数の物品を中空状態で搬送する物流荷役行程において、
前記複数の物品から小量物品を小分けするに際して、中
間仮置きを介することなく直接受渡し得るようにして、
作業効率を良好に向上させることを可能とした物品受渡
し装置に関するものである。

従来技術物品の搬入・搬出・小分は等の各種作業を伴う物流荷役
行程では、その被搬送物品の形態に応じて、最も適切な
搬送手段が種々開発され、かつ実用化されるに至ってい
る。例えば、鋼板や金属線材を連続的に圧延する製鋼工
場等において、これらの鋼板や線材は所要長だけコイル
状に巻取られ。

そのコイル状の荷姿で出荷される。この場合に、コイル
状物品は巻取機から所定のストックヤードへ移送され、
更に当該ストックヤードからユーザーの要請に基づく数
量に小分けされた後出荷されるが、その工場内での搬送
手段としては、一般にフックコンベヤが採用されている
。

前記フックコンベヤは、工場内の天井に直付け、または
該天井から中空状態で水平に懸吊支持したレールに台車
を設け、この台車にフック等のコイル吊掛は具を配設し
たものである。

発明が解決しようとする課題前述したフックコンベヤによれば、コイル状物品を吊掛
は具に多数吊掛けた状態で搬送することはできるが、そ
の搬送途中でこれら複数の物品から小量の物品を小分は
搬送する必要のある場合は、前記複数の物品を工場内の
敷地面に一江下降させる仮置き作業を必要としている。

すなわち、多数の物品を吊掛は保持して搬送する途中で
、第１のフックコンベヤを停止１−させ、フックを下降
させて前記物品群を敷地面に仮置きした後に、小分は搬
送用の別の第２フツクコンベヤが仮置場まで到来し、前
記仮置きした物品群から必要量の物品を吊上げて退出す
る。次いで、先の第１フツクコンベヤが仮置きした物品
群を再度吊上げ、次の配送ステーションまで搬送する。

というものであって、一連の複雑な作業を必要としてい
るために１作業効率の低下を招く重大な欠点を有してい
る。

発明の目的この発明は、前述した如く、例えばコイル状物品を多数
吊掛けて、中空状態で搬送する途中で該物品を小分けす
る際に内在している前記欠点に鑑み、これを好適に解決
するべく提案されたものであって、その搬送途中に仮置
きを必要とすることなく物品の円滑な受渡しを可能とし
て、物品小分は作業の効率化を図り得る物品受渡し装置
を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段前述した問題点を克服し、所期の目的を好適に達成する
ため本発明に係る物品受渡し装置は、天井に直付け、ま
たは天井から中空状態で水平に懸吊支持した３本の平行
なレールと。

前記３本のレールの夫々に走行自在に配設され、平面に
おいて仮想三角形の各頂点に位置するよう設定した台車
と、平面において略Ｕ字形に湾曲形成され、前記各台車によ
り、各自由端部および湾曲頂部を対応的に夫々水平に懸
吊支持される第１支持梁と、この第１支持梁の湾曲頂部
に取付けられ、当該第１支持梁の湾曲部内方側に延在し
て解放する物品吊掛は用の第２支持梁と、前記第１支持梁の湾曲部内方に進入および退出し得るよ
う、中間レールに走行自在に配設した台車に懸吊支持さ
れ、前記第２支持梁との間で物品の受渡しを行なう物品
吊掛は具とから構成したことを特徴とする。

実施例次に１本発明に係る物品受渡し装置につき、好適な実施
例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。第
１図は、本発明の好適実施例に係る物品受渡し装置の概
略構成を示す斜視図であって、金属線材を巻回したコイ
ルからなる被搬送物品３８の受渡しを円滑に行ない得る
ようになっている。金属線材の圧延工場において１図示
しない天井に３本のレール１０，１２．１４が、所定間
隔離間して平行かつ水平に配設されている。これら３本
のレール１０，１２，１４は、天井に直付けしたもので
あっても、または所要の吊下げ手段を介して中空状態で
水平に懸吊支持する構成としたものであってもよい。

図に示す第ル−ル１０．中間に位置する第２し−ル１２
および第３レール１４の夫々に、第１台車１６．第２台
車１８および第３台車２０が走行自在に懸架されている
。前記第１〜第３台車１６゜１８．２０の夫々から支持
杆２２，２４および２６が垂下され、これら各支持杆の
下端部は、平面において略Ｕ字形に湾曲形成された第１
支持梁２８に固定されるようになっている。すなわち、
第１台車１６．第２台車１８および第３台車２０は、前
記３本のレール１０，１２．１４に対して、平面におい
て仮想三角形の各頂点に位置し合うよう予め設定されて
おり、前記台車１６．２０から夫々垂下する前記支持杆
２２，２．６は第１支持梁２８の各自由端部近傍に固定
される。また第２台車１８から垂下する前記支持杆２４
の下端部は、第１支持梁２８における湾曲頂部に固定さ
れる。そして、前記支持杆２２．２４．２６を全て等し
い長さに設定することにより、第１支持梁２８は前記３
つの台車１６，１８．２０から水平に懸吊支持されるこ
とになる。

なお３つの台車１６．１８．２０は、少なくともその１
つが動力源を内蔵する自走式台車として構成され、これ
により第１支持梁２８は、前記レール１０，１２，１４
により懸吊された状態で前進後退移動が可能である。更
に各台車１６．１８．２０にホイスト式のウィンチを自
蔵させ、前記支持杆２２．２４．２６に代わるチェノや
ワイヤ等の支持索を介して、前記各ウィンチと第１支持
梁２８とを支持することにより、該第１支持梁２８が昇
降自在となるよう構成してもよい。

前記第１支持梁２８からは、その湾曲頂部に取付けられ
て、当該第１支持梁２８の湾曲部内方側に延在して解放
するフック、すなわち物品吊掛は用の第２支持梁３０が
固定されている。この第２支持梁３０は、例えばＬ字形
に構成されたフックであって、前記第１支持梁２８にお
けるＵ字形湾曲部の中心線下方に水平に延在するよう配
設され、この第２支持梁３０に金属線材を巻回してなる
コイル状物品３８を、第１図に示すように、多数吊掛は
得るものである。

前記３本のレール群のうち、中間に位置する第２レール
１２には、別の自走式台車３２が走行自在に懸架されて
いる。この自走台車３２は、同じ中間レール１２に走行
自在に設けた前記第２台車１８に対する関係としては、
第１支持梁２８の湾曲部自由端側に位置するように設け
られている。

また自走台車３２には、ホイスト式のウィンチが内蔵さ
れており、このウィンチに巻掛けたチェノ３４の先端に
吊掛は保持具３６が懸吊支持されている。この吊掛は保
持具３６は、前記ウィンチの巻取り・繰出し作用下に上
昇および下降自在であり、また前記自走台車３２の走行
に伴い、第１支持梁２８における湾曲部内方に進入およ
び退出し得るようになっている。

実施例の作用次に、このように構成した実施例に係る物品受渡し装置
の作用につき、第２図（、）〜（ｄ）を参照して説明す
る。第１図および第２図（ａ）に示す如く、第２支持梁
３０には、複数個（図示例では５個）のコイル状物品３
８が吊掛は保持され、３本のレール１０，１２．１４に
沿って走行自在になっている。この複数のコイル・状物
品３８の中から、１個だけコイル状物品３８を小分けし
て搬出しようとする場合、前述した如〈従来は、これら
のコイル状物品３８を工場の敷地面上に一旦仮置きして
から取出す外なかった。しかるに、本実施例に係る装置
によれば、第２図（ｂ）に示す如く、第２レール１２に
懸架させた自走台車３２を、第１支持梁２８の湾曲部内
方に向けて進入させ、これに懸吊支持した吊掛は保持具
３６を、第２支持梁３０の開放側に最も位置するコイル
状物品３８のところまで近接させることができる。これ
により、吊掛は保持具３６が最前部のコイル状物品３８
を引掛けるに至る。次いで第２図（ｃ）に示す如く、自
走台車３２でのチェノ３４の巻上げを行なうことにより
、当該吊掛は保持具３６が所要距離上昇し、コイル状物
品３８を吊り上げて第２支持梁３０による支持から離脱
させる。

この状態で、第２図（ｄ）に示す如く、自走台車３２が
中間レール１２−ヒを左方向、すなわち第２支持梁３０
から離間する方向に走行することによリ、多数のコイル
状物品３８の中から特定のコイル状物品３８だけを、そ
の搬送途中において容易かつ円滑に小分けすることがで
きる。なお第１図に示す実施例において、第１支持梁２
８は、第１台車１６．第２台車１８および第３台車２０
に対して定位置で懸吊支持された構成を示しているが、
前述の如く５各台車にウィンチ等の巻取機構を設け、第
１支持梁２８を３つの台車１６，１８．２０に対し昇降
自在に構成してもよい。

発明の効果以−ヒ説明した如く、本発明に係る物品受渡し装置によ
れば、−例として多数のコイル状物品を中空状態で吊掛
けて搬送する途中で小分けすることが簡単にでき、しか
もその搬送途中に仮置きを必要とすることがないので、
物品小分は作業の著しい効率化を図り得るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の好適実施例に係る物品受渡し装置の
概略構成を示す斜視図、第２図（ａ）〜（ｄ）は本発明
の好適実施例に係る装置の作用を経時的に示す概略説明
図である。１０．１２．１４−・・レール１６．１８，２０・・・台車２８・・・第１支持梁　　３０・・・第２支持梁３２・
・・台車　　　　　３６・・・物品吊掛は具３８・・・
コイル状物品３８・・・コ一（ｃｌ（後図面なし）（ｂ）一ル状物品ｄｌ

Claims

【特許請求の範囲】〔１〕天井に直付け、または天井から中空状態で水平に
懸吊支持した３本の平行なレール（１０、１２、１４）
と、前記３本のレール（１０、１２、１４）の夫々に走行自
在に配設され、平面において仮想三角形の各頂点に位置
するよう設定した台車（１６、１８、２０）と、平面に
おいて略Ｕ字形に湾曲形成され、前記各台車（１６、１
８、２０）により、各自由端部および湾曲頂部を対応的
に夫々水平に懸吊支持される第１支持梁（２８）と、この第１支持梁（２８）の湾曲頂部に取付けられ、当該
第１支持梁（２８）の湾曲部内方側に延在して解放する
物品吊掛け用の第２支持梁（３０）と、前記第１支持梁
（２８）の湾曲部内方に進入および退出し得るよう、中
間レール（１２）に走行自在に配設した台車（３２）に
懸吊支持され、前記第２支持梁（３０）との間で物品（
３８）の受渡しを行なう物品吊掛け具（３６）とから構成したことを特徴とする物品受渡し装置。〔２〕前記第１支持梁（２８）を懸吊支持する３つの台
車（１６、１８、２０）は、少くともその１つが自走台
車で構成され、この第１支持梁（２８）は各台車（１６
、１８、２０）により同期的に上昇および下降自在に支
持されていることを特徴とする請求項第１項記載の物品
受渡し装置。〔３〕前記物品吊掛け具（３６）を懸吊支持する台車（
３２）は自走台車として構成され、この物品吊掛け具（
３６）は当該台車（３２）に上昇および下降自在に支持
されていることを特徴とする請求項第１項記載の物品受
渡し装置。