JPH01196368A - 紙送り装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野〕 本発明は紙送り装置に関し、特に連続用紙に順次印字す
るのに適したプリンタのための紙送り装置に関する。

〔従来技術〕

一般に、ホストコンピュータやパーソナルコンピュータ
に接続されこれらコンピュータから送信される各種のデ
ータなどを印字するプリンタには、通常複数のページを
各ページ毎のミシン線で折り返して連続させた連続用紙
が使用される。

この連続用紙をプリンタにセットするとき或いは印字さ
れたデータの末尾行と次に印字するデータの印字開始行
との間に所望のスペースを設けたいときには、所望のス
ペースに相当する行数だけ印字用紙を紙送りさせる必要
がある。このためにプリンタの操作パネルには、１ペー
ジ分紙送りするための改ページ紙送りスイッチや１行分
紙送りするための改行スイッチなどが設けられている。

前記改行スイッチを所定時間（例えば約０．５秒）以下
の時間だけ押下したときには１行分の紙送りが実行され
るが、この改行スイッチを所定時間以上連続して押下し
たときには高速連続紙送りが実行されるようになってい
る。

従来、例えば特公昭５４−４１３６７号公報には、紙送
り指令信号を発生させる操作スイッチと、そのスイッチ
を押下している時間が所定時間以上か否かを判定するＪ
Ｋフリップフロップと、モノマルチバイブレータとＯＲ
ゲートとＡＮＤゲートとを含み１行改行指令或いは連続
高速改行指令を発生させる導出回路とを備え、前記操作
スイッチを所定時間（約０．５秒）以下押下したときに
は、モノマルチバイブレータから１行改行させるための
１つの改行指令信号を出力し、また操作スイッチを所定
時間以上連続して押下したときには、モノマルチバイブ
レークから出力される１つの改行指令信号に続いてＡＮ
Ｄゲートから出力される連続したクロック信号により印
字用紙を高速で連続改行するようにしたプリンターにお
ける紙送り制御方式が記載されている。

〔発明が解決しようとする一問題点〕

前記特公昭５４−４１３６７号公報に記載のプリンター
における紙送り制御方式において、例えば印字用紙を１
行乃至数行分紙送りさせるときに、操作スイッチの操作
を−誤って所定時間以上連続して押下したときには印字
用紙が高速で連続し゛て紙送りされるので、所望の印字
位置を大幅に越えて紙送りされること、また印字用紙を
略１ページ分に相当する長さ紙送りさせ所定の印字位置
で停止させるときには、操作スイッチを所定時間以上連
続して操作し所望位置より数行手前の予測位置まで高速
で紙送りし、操作スイッチの操作を一旦中止した後、予
測位置から順々に１行づつ紙送りさせるために再度操作
スイッチを所定時間以下で複数回操作することが必要と
なり、操作が複雑で且つ操作性が劣ることなどの問題が
ある。

（発明の目的〕 本発明の目的は、１行改行を指令する信号或いは低速連
続紙送りを指令する信号を発生させる第１スイッチと高
速連続紙送りを指令する信号を発生させる第２スイッチ
とを設けることにより、所望位置への紙送りを正確に且
つ簡単に実行し得るような紙送り装置を提供することに
ある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明に係る紙送り装置は、印字用紙を送る祇送りロー
ラと、この紙送りローラを駆動するモータと、このモー
タを制御する制御手段とを備えた紙送り装置において、
所定時間未満の押下により１行改行紙送りを指令する信
号を発生させるとともに、所定時間以上の押下により低
速連続紙送りを指令する信号を発生させる第１スイッチ
と、第１スイッチとともに若しくは単独で連続押下した
ときに高速連続紙送りを指令する信号を発生させる第２
スイッチとを設けたものである。

（作用〕 本発明に係る紙送り装置においては、第１スイッチを所
定時間未満だけ押下したときには、この第１スイッチは
１行改行紙送りを指令する信号を発生し、制御手段は、
この１行改行紙送りを指令する信号を受けて紙送りロー
ラを駆動するモータを１行分紙送りするように駆動制御
するので、紙送りローラは印字用紙を１行分紙送りする
。また、第１スイッチを所定時間以上連続して押下した
ときには、この第１スイッチは低速連続紙送りを指令す
る信号を発生し、制御手段は、低速連続紙送りを指令す
る信号を受けている間前記モータを低速で駆動制御する
ので、紙送りローラは印字用紙を低速で連続紙送りする
。

第２スイッチを第１スイッチとともに若しくは単独で操
作したときには、この第２スイッチは高速連続紙送りを
指令する信号を発生し、制御手段は、高速連続紙送りを
指令する信号を受けている間前記モータを高速で駆動制
御するので、紙送りローラは印字用紙を高速で連続紙送
りする。

即ち、第１スイッチを所定時間未満だけ押下したときに
は１行分紙送りするが、第１スイッチの操作を誤って所
定時間より少々長く押下したときでも、低速連続紙送り
であり１行毎の紙送りを実行する周期が比較的長いので
、最初に１行紙送りされた後火の１行紙送りが実行され
るまでにある程度の時間（例えば１秒）があり、その間
に第１スイッチの操作を中止することができるので印字
用紙は余分に紙送りされない。また、第１スイッチを所
定時間以上連続して押下することにより印字用紙を１行
乃至数行分正確に紙送りできる。更に第２スイッチを単
独で若しくは第１スイッチとともに押下することにより
印字用紙を高速で紙送りすることができる。

（発明の効果〕 本発明に係る紙送り装置によれば、以上説明したように
、第１スイッチの操作を誤って所定時間より少々長く押
下したときでも、印字用紙を余分に紙送りすることなく
正確に１行改行の紙送りが実行できる。

第１スイッチ或いは第２スイッチの押下により、印字用
紙を紙送りする紙送り量に応じて１行改行、低速連続紙
送り及び高速連続紙送りの３段階に紙送り速度を自由に
切換えることができるので、紙送りを実行するときに所
望の印字位置まで簡単な操作で正確に紙送りを実行でき
且つ操作性が向上する。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例について図面に基いて説明する。

第１図は本発明を適用したプリンタを示すものである。

プリンタ１の本体ケース２の内部の左右両端には夫々側
壁板３が設けられ、その一対の側壁板３間には第１ガイ
ド軸４と第２ガイド軸５とが平行に架設され、更に側壁
板３間に第１及び第２ガイド軸４・５と平行に配設され
たプラテン６は両端部において左右の側壁板３に回転可
能に支持されている。尚、プラテン６は図示外のプラテ
ン駆動モータで駆動される。

キャリッジ７は、第１ガイド軸４及び第２ガイド軸５に
より左右方向へ移動可能に支持され、キャリッジ駆動モ
ータに連結されたスピンドル８の回転により左右方向に
駆動され、キャリッジ７の上部にはプラテン６に斜め下
方から対向するようにワイヤドツト式印字ヘッド９が装
着されている。

印字リボン１０を収容したリボンカセット１１は、印字
ヘッド９の直ぐ下方のキャリッジ７に着脱可能に設けら
れている。

各一対の紙送りローラ１２・１３及び１４・１５はプラ
テン６上の印字位置の略接線方向において印字ヘッド９
の前後に夫々配設され、紙送りローラ１２・１４はステ
ッピングモータからなる紙送りローラ駆動モータ２５（
第２図参照）により駆動される。

ビントラクタ１６は、トラクタ駆動軸１７のプーリ１７
ａと従動軸１８のプーリ１８ａとに亙って掛装され、紙
送りローラ１２・１３の前方に配設されており、下方か
ら供給される連続した印字用紙を紙送りローラ１２・１
３間に紙送りローラ１２と同期して紙送りする。　即ち
、印字用紙は、紙送りローラ駆動モータ２５により駆動
されるビントラクタ１６、紙送りローラ１２・１３及び
紙送りローラ１４・１５との協働により紙送りされ、印
字ヘッド９の印字部９ａで印字されて用紙排出口１９か
ら排出される。

また、本体ケース２の右端部には操作パネル２０（図示
路）が設けられ、その操作パネル２０には、印字用紙を
１ペ一ジ分高速で連続して紙送りするためのページ送り
スイッチ２１、所定時間未満の押下により１行改行の紙
送りを指令する信号を発生させると共に所定時間以上の
押下により低速連続紙送りを指令する信号を発生する第
１スイッチ２２及び連続押下により高速連続紙送りを指
令する信号を発生する第２スイッチ２３などが設けられ
ている。

前記キャリッジ駆動モータ、プラテン駆動モータ及び印
字ヘッド９などは印字機構ＰＭに含まれている。

次に、水平プリンタ１の制御系の全体構成について、第
２図のブロック図に基いて説明する。

紙送り機構ＰＦは、操作パネル２０に設けられたページ
送りスイッチ２１と第１スイッチ２２と第２スイッチ２
３及び紙送りローラ１２〜１４とトラクタ１６と紙送り
ローラ駆動モータ２５とそれを駆動する駆動回路２４で
構成され、ページ送りスイッチ２１、第１スイッチ２２
、第２スイッチ２３、駆動回路２４は制御装置ＣのＣＰ
Ｕ　（中央演算装置）２６に接続されている。

制御装置Ｃは、ＣＰＵ２６と、そのＣＰＵ２６にデータ
バスなどを介して接続されたキャラクタジェネレータ２
７、ＲＯＭ（リード・オンリ・メモリ）２８、ＲＡＭ　
（ランダム・アクセス・メモリ）２９とから構成されて
いる。

キャラクタジェネレータ２７には、多数の文字・記号の
ドツトマトリックスデータがコードデータに対応して記
憶されている。

ＲＯＭ２Ｂには、駆動回路２４や印字機構ＰＭを制御す
るための制御プログラム、後述の紙送り制御の制御プロ
グラム（但し、１行改行するために紙送りローラ駆動モ
ータ２５を駆動する１行改行のステップ数データ、１ペ
ージ紙送りするために紙送りローラ駆動モータ２５を駆
動する１ペ一ジ改行のステップ数データを含む）などが
記憶されている。

ＲＡＭ２９には、外部から送信されるデータを記憶する
バッファやＣＰＵ２６で演算処理した結果を一時的に記
憶する各種メモリ等が設けられている。

次に、プリンタ１の制御装置Ｃで行われる紙送り制御の
ルーチンについて、第３図のフローチャートに基いて説
明する。

電源が投入されるとこの制御が開始され、ステップ３１
（以下、単に３１で表し、他のステップも同様に扱う）
へ移行し、バッファやメモリなどをクリアするなどの初
期設定が実行され、その後ページ送りスイッチ２１から
出力されるスイッチ信号に基いてページ送りスイッチ２
１が押下されたか否か（Ｓ２）、第１スイッチ２２から
出力されるスイッチ信号に基いて第１スイッチ２２が押
下されたか否か（Ｓ３）、第２スイッチ２３から出力さ
れるスイッチ信号に基いて第２スイッチ２３が押下され
たか否か（Ｓ４）が順次判定されており、ページ送りス
イッチ２１がＯＮ（押下）されたときには、１頁数行の
ステップ数データに基いて紙送りローラ駆動モータ２５
が駆動されて印字用紙が１ページ分紙送りされ（Ｓ５）
、Ｓ２に戻る。

第１スイッチ２２が押下されたときには、ソフトタイマ
ーをリセットした後そのタイマーを作動させ（Ｓ６）、
タイマーのカウント値を１づつ順次カウントアツプしつ
つタイマーのデータに基いて第１スイッチ２２は所定時
間押下されたか否かが判定され（３７〜Ｓ９）、所定時
間未満のときには１行改行紙送りを指令する信号がこの
第１スイッチ２２から発せられたことになり、ＣＰＯ２
６が１行改行のステップ数データに基いて制御信号を出
力することにより、紙送りローラ駆動モータ２５が駆動
されて１行分の紙送りが実行され（ＳＩＯ）、Ｓ２に戻
る。

第１スイッチ２２が所定時間以上連続して押下されたと
きには、低速連続紙送りを指令する信号がこの第１スイ
ッチ２２から発せられたことになり、ＣＰＵ２６は低速
モードの制御信号を出力することにより、紙送りローラ
駆動モータ２５は比較的遅い周期で駆動されるので、１
行毎の紙送りが低速で連続して実行される（Ｓｉｔ）。

そして、第１スイッチ２２が連続して押下されていると
きにはＳｌｌ−Ｓ１２が繰り返され、第１スイッチ２２
の押下を中止したときには（Ｓ１２）、紙送りローラ駆
動モータ２５の駆動が停止され（Ｓｉ２）、Ｓ２に戻る
。

第２スイッチ２３が押下されたときには、ソフトタイマ
ーをリセットした後そのタイマーを作動させ（Ｓ１４）
、タイマーのカウント値を１づつ順次カウントアツプし
つつタイマーのデータに基いて第２スイッチ２３は所定
時間以上連続して押下されたか否かが判定され（８１５
〜５１７）、所定時間以上のときには高速連続紙送りを
指令する信号がこの第２スイッチ２３から発せられたこ
とになり、ＣＰＵ２６は高速モードの制御信号を出力す
ることにより、紙送りローラ駆動モータ２５は比較的速
い周期で駆動されるので、１行毎の紙送りが高速で連続
して実行される（Ｓ１８）。

そして、第２スイッチ２３が連続して押下されていると
きには３１８〜Ｓ１９が繰り返され、第２スイッチ２３
の押下を中止したときには（Ｓ１９）、紙送りローラ駆
動モータ２５の駆動が停止され（Ｓ２０）、Ｓ２に戻る
。

以上説明したように、第１スイッチ２２を所定時間未満
だけ押下したときには１行分紙送りするが、第１スイン
チ２２の操作を誤って所定時間より少々長く押下したと
きでも、低速連続紙送りであり１行毎の紙送りを実行す
る周期が遅いので、１行紙送りをした後火の１行紙送り
の実行前に第１スイッチ２２の押下を中止させれば印字
用紙を余分に紙送りすることなく正確に１行政行の紙送
りが実行できる。

また、第１スイッチ２２或いは第２スイッチ２３の押下
により、印字用紙を紙送りする紙送り量に応じて１行政
行、低速連続紙送り及び高速連続紙送りの３段階に紙送
り速度を自由に切換えできるので、紙送りを実行すると
きに所望の印字位置を大幅に越えて紙送りされず、簡単
な操作で正確に紙送りが実行でき且つ操作性が向上する
。

前記実施例における紙送り制御のルーチンを第４図に示
すように部分的に変更し、第２スイッチ２３を第１スイ
ッチ２２と共に連動して押下したときに印字用紙を高速
で連続紙送りさせるように構成してもよい。

即ち、Ｓ３と８６との間に３３０を追加し、Ｓ４と３１
４との間に３３１を追加する。Ｓ３の判定がＹｅｓのと
きには１、第２スイッチ２３から出力されるスイッチ信
号に基いて第２スイッチ２３が押下されたか否か（Ｓ３
０）が判定され、第１スイッチ２２がＯＮのときに第２
スイッチ２３がＯＮ（押下）されたときには高速連続紙
送りを指令する信号がこの第２スイッチ２３から発せら
れたことになり、３１４以降が実行され１行毎の紙送り
が高速で連続して実行される。

また、Ｓ４においてＹｅｓと判定され、第１スイッチ２
２から出力されるスイッチ信号に基いて第１スイッチ２
２がＯＮされたときには（Ｓ３１）、第２スイッチ２３
は第１スイッチ２２と共に押下されたことになり、高速
連続紙送りを指令する信号がこの第２スイッチ２３から
発せられＳ１４以降が実行されて１行毎の紙送りが高速
で連続して実行される。

尚、本発明は、サーマル印字ヘッドや静電式印字ヘッド
等を搭載した各種のプリンタにも同様に適用し得ること
は勿論である。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すもので、第１図はプリンタ
の縦断側面図、第２図はプリンタの制御系のブロック図
、第３図は手動操作による紙送り制御のルーチンのフロ
ーチャート、第４図は変形例に係る紙送り制御のルーチ
ンのフローチャートである。 １２・１３・１４・１５・・紙送りローラ、　　２２・
・第１スイッチ、　２３・・第２スイッチ、２５・・紙
送りローラ駆動モータ、　　２６・・ＣＰＵ、　　　２
Ｂ・・ＲＯＭ、　　　２９・・ＲＡＭ。 Ｃ・・制御装置、　Ｐ　Ｆ’・・紙送り機構。 特許出願人　　ブラザー工業株式会社 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）印字用紙を送る紙送りローラと、この紙送りロー
   ラを駆動するモータと、このモータを制御する制御手段
   とを備えた紙送り装置において、所定時間未満の押下に
   より１行改行紙送りを指令する信号を発生させるととも
   に、所定時間以上の押下により低速連続紙送りを指令す
   る信号を発生させる第１スイッチと、 前記第１スイッチとともに若しくは単独で連続押下され
   たときに高速連続紙送りを指令する信号を発生させる第
   ２スイッチとを設けたことを特徴とする紙送り装置。