JPH01196113A - 複合電子部品用焼結体 - Google Patents

複合電子部品用焼結体

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JPH01196113A
JPH01196113A JP63021617A JP2161788A JPH01196113A JP H01196113 A JPH01196113 A JP H01196113A JP 63021617 A JP63021617 A JP 63021617A JP 2161788 A JP2161788 A JP 2161788A JP H01196113 A JPH01196113 A JP H01196113A
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JP
Japan
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sintered
green
sintered body
composite electronic
mixed
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Pending
Application number
JP63021617A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Naito
康行 内藤
Hiroshi Morii
博史 森井
Takeshi Azumi
健 安積
Yukio Sakabe
行雄 坂部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は複合電子部品用焼結体に係り、具体的には、異
種材料からなる未焼結成形体同士を互いに接合し、これ
らを一体焼結してなる複合電子部品用焼結体に関する。
〈従来の技術〉 従来から、電子機器などにおいては、その構成部品をサ
ージ電圧などから保護する必要があるので、その回路中
にサージ吸収効果を有する保護素子を組め込むのが一般
的である。そして、近年、このような保護素子にお!J
るサージ吸収効果の向上を図るために、例えば、誘電体
材料と磁性体材料というように、互いに異なる性質を有
する材料からなる未焼結成形体同士をあらかじめ接合し
たうえで、一体焼結してなる焼結体を備えた複合電子部
品が用いられるようになっている。
〈発明が解決しようとする問題点〉 ところで、前述したような異種材料が一体焼結されてな
る複合電子部品用焼結体においては、各材料の有する収
縮率や熱膨張率が互いに異なるため、一体焼結時の昇温
過程や焼結後のH! ’/に過程において両者の接合面
に応力が発生してしまい、結果として、焼結体が大きく
曲がったり、一体止されるべき接合面部分に剥がれやク
ラックが発生したりしてしまうという問題点があった。
そこで、このような問題点を解消すべく、一体焼結され
る以前の異種材料からなる未焼結成形体同士の接合面間
に、誘電体材料と磁性体材料との中間的な性質、すなわ
ち、異種材料同士の平均値的な収縮率や熱膨張率を有す
る材料からなる中間未焼結成形体をあらかじめ介装して
おき、この中間未焼結成形体によって前記応力を分散さ
せることが考えられている。
しかし、このような中間未焼結成形体を構成するのに好
ましい中間的な性質を有する材料を見出すことは、実際
上、非常に困難であり、また、適切な材料が見出せたと
しても、異種材料それぞれの有する収縮率などの差が過
大である場合には十分な応力分散効果を得ることはでき
なかった。
本発明ばかがる従来の問題点に鑑みて創真されたもので
あり、異種材料からなる未焼結成形体同士の接合面で一
体焼結に伴って発生する応力の低減を図ることができる
複合電子部品用焼結体の提供を目的としている。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明は、このような目的を達成するために、異種材料
からなる未焼結成形体同士を互いに接合するとともに、
これらを一体焼結してなる複合電子部品用焼結体におい
て、前記未焼結成形体同士の接合面間に、前記異種材料
を所定割合で混合した混合材料からなる中間未焼結成形
体をあらかじめ介装した構成に特徴を有するものである
〈作用〉 」二記構成によれば、異種材料を混合してなる混合材料
は、両異種材料の混合割合に応じて当然に両者の中間的
もしくは一方により近催した性質、すなわち、収縮率や
熱膨張率を有するごとになる。
したがって、このような混合材料の有する性質を適切に
調整したうえで、中間未焼結成形体を構成し、かつ、こ
の中間未焼結成形体を異種材料からなる未焼結成形体同
士の接合面間に介装しておけば、異種材料からなる未焼
結成形体それぞれの有する収縮率などがある程度連続し
て変化する状態となる。
そのため、この状態で一体焼結すれば、結果として、異
種材料からなる未焼結成形体同士の接合面で発生ずる応
力が大幅に低減されることになり、焼結体が大きく曲が
ったり、一体止されるべき接= 3− 合部部分に剥がれやクラックが発生したりすることが有
効に防止される。
〈実施例〉 以下、本発明を図面に示す実施例に基づき、詳細に説明
する。
第1実施例 第1図は本発明の第1実施例に係る複合電子部品用焼結
体を示す概略断面図であり、この図における符号1は複
合電子部品用焼結体である。この複合電子部品用焼結体
1は、一方の異種材料としての誘電体材料からなる未焼
結成形体2と、他方の異種材料としての磁性体材料から
なる未焼結成形体3とが、これらの誘電体材料および磁
性体材料を所定割合で混合した混合材料からなる1層の
中間未焼結成形体4を介して互いに接合され、−体焼成
されることによって形成されている。
つぎに、本実施例に係る複合電子部品用焼結体1の製造
方法について、その手順にしたがって説明する。
■ まず、0. 7 P b(F e2.z:+ W+
/3 ) O*0.3 PbT+ Ozの成分組成を有
する誘電体材料と、(N i o、2.Z rlo、、
  Cuo、1b )F e20、の成分組成を有する
磁性体材料と、これらの誘電体材料および磁性体材料を
5層wt%ずつの割合で混合しまた混合材料(以下、A
+J料という)との窯業原料をそれぞれ用意し、各窯業
原料に有機樹脂バインダ20wt%を加えて混合するこ
とによってスラリー状とした。
■ つぎに、スラリー状とされた誘電体材料、磁性体材
料およびA材料のそれぞれを[フタ−プレート法によっ
て厚め約11001iのグリーンシートとして形成した
。そして、得られた誘電体グリーンシートおよび磁性体
グリーンシートをそれぞれ2枚ずつ重ね合わせることに
よって誘電体未焼結成形体2および磁性体未焼結成形体
3を形成するとともに、Ata料グリグリーンシート枚
によって中間未焼結成形体4を形成した。
■ さらに、誘電体未焼結成形体2と磁性体未焼結成形
体3とを、両者の接合面間に中間未焼結成形体4を介装
したうえで積層状に積み重ねて熱圧着することによって
複合電子部品用焼結体1の未焼結原体を形成したのち、
この原体を空気中で1000℃に加熱して焼結すること
によって複合電子部品用焼結体1を形成した。
そして、本発明の発明者らが、以上のようにして得られ
た本実施例に係る複合電子部品用焼結体1と、これと同
様の手順で形成された誘電体未焼結成形体2と磁性体未
焼結成形体3とのみ(中間未焼結成形体4が介装されて
いない)からなる従来例とを互いに比較して観察したと
ころ、以下のような結果を得られた。
すなわち、従来例の焼結体では、その誘電体側に向かっ
て凹形状となる大きな曲がりが発生するとともに、その
端部に視認し得る大きさの剥がれや大きなりランクが発
生している。これに対し、本実施例に係る焼結体1にお
いては、その誘電体側に向かって若干凹形状となる小さ
な曲がりが発生してはいるが、視認可能な剥がれや大き
なりラックは全く発生していない。ただし、発明者らが
顕微鏡を用いて観察したところによれば、焼結体]の接
合面およびその磁性体側部分に実用上問題とはならない
程度の微細なりラックの発生が認められた。
なお、このような結果が得られたのは、誘電体未焼結成
形体2と磁性体未焼結成形体3との接合面間に介装され
た中間未焼結成形体4が、誘電体材料と磁性体材料との
中間的な性質、すなわち、これらの平均値的な収縮率や
熱膨張率を有する混合材料によって構成されているので
、一体焼結に伴って発生ずる応力が低減したためと考え
られる。
第2実施例 第2図は本発明の第2実施例に係る複合電子部品用焼結
体を示す概略断面図であり、この図における符号5は複
合電子部品用焼結体である。そして、この焼結体5の基
本的な構成、すなわち、誘電体未焼結成形体2と磁性体
未焼結成形体3とを備え、かつ、これらの未焼結成形体
2.3が中間未焼結成形体4を介して接合されてなる基
本的な構成は前述した第1実施例の複合電子部品用焼結
体1と同様であるが、その中間未焼結成形体4の構成の
みが前記焼成体1と異なっている。すなわち、本実施例
の中間未焼結成形体4は、誘電体材料および磁性体材料
を互いに異なる所定割合で混合した2種類の混合材料か
らなる2層構造とされている。
つぎに、複合電子部品用焼結体5の中間未焼結成形体4
の製造方法について、その手順にしたがって説明する。
なお、未焼結成形体2,3については、成分組成および
製造手順ともに前記第1実施例と同様であるから、その
説明は省略する。
■ まず、誘電体材料3Qwt%と磁性体材料7 Qw
t%とを混合した混合材料(以下、B材料という)と、
誘電体材料70wt%と磁性体材料3Qwt%とを混合
した混合材料(以下、C材料という)との窯業原料をそ
れぞれ用意し、各窯業原料に有機樹脂バインダ20wt
%を加えて混合することによってスラリー状とした。
■ つぎに、スラリー状とされたB材料およびC材料の
それぞれをトククーブレード法によって厚み約100μ
mのグリーンシートとして形成した。そして、得られた
B材料グリーンシート4aおよびC材料グリーンシー)
4bを互いに接合することによって中間未焼結成形体4
を形成した。
■ さらに、誘電体未焼結成形体2と磁性体未焼結成形
体3との接合面間に、中間未焼結成形体4のB材料グリ
ーンシー) 4. a (j、l]が誘電体未焼結成形
体2と密着するように介装したうえで熱圧着することに
よって複合電子部品用焼結体5の未焼結原体を形成し、
この原体を空気中で1000°Cに加熱して焼結するこ
とによって複合電子部品用焼結体5を形成した。
そして、このようにして得られた複合電子部品用焼結体
5におLJる接合状態を本発明の発明者らが観察したと
ころ、第1実施例における複合電子部品用焼結体1に対
する顕微鏡観察でみられた微細なりラックの発生は全く
認められていない。そして、その要因としては、第2実
施例における中間未焼結成形体4の有する収縮率や熱膨
張率が、第1実施例のそれよりも、誘電体未焼結成形体
2および磁性体未焼結成形体3のそれぞれに対してより
連続的に変化しているので、一体焼結に伴って発生ずる
応力がさらに低減したためと考えられる。
さらに、本発明においては、この第2実施例を変形する
ことによって、第3図の概略断面図に示すような構造の
複合電子部品用焼結体6を構成することもできる。すな
わち、この変形例においては、その中間未焼結成形体4
を、前記A材料グリーンシート(図では、符号4c)が
B材料グリーンシート4aおよびC材料グリーンシート
4bによって挟み込まれた3層構造としたうえで、誘電
体未焼結成形体2と磁性体未焼結成形体3との接合面間
に介装してなるものである。そして、この変形例に対す
る観察においても、第2実施例と同様、良好な結果が得
られている。
なお、以上の説明においては、誘電体材料および磁性体
材料によって未焼結成形体2.3を構成し、かつ、中間
未焼結成形体4を上記材料が所定割合で混合された混合
材料として説明したが、これらの材料については上記材
料に限定されるものではない。また、中間未焼結成形体
4の層数も1層ないし3層に限定されるものではなく、
4層以上であってもよいことはいうまでもない。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明によれば、異種材料からな
る未焼結成形体同士の接合面間に、これらの異種材料を
所定割合で混合した混合材料からなる中間未焼結成形体
をあらかじめ介装して一体焼結している。このとき、異
種材*」を混合してなる混合材料は、両異種材料の混合
割合に応じて当然に両者の中間的もしくは一方により近
似した性質、すなわち、収縮率や熱膨張率を有すること
になる。したがって、このような混合材料の有する性質
を適切に調整したうえで、中間未焼結成形体を構成し、
かつ、この中間未焼結成形体を異種材料からなる未焼結
成形体同士の接合面間に介装しておけば、異種材料から
なる未焼結成形体それぞれの有する収縮率などがある程
度連続して変化する状態となる。
そのため、この状態で一体焼結すれば、結果として、異
種材料からなる未焼結成形体同士の接合面におけて発生
する応力が大幅に低減されて十分な応力分散効果が得ら
れるため、焼結体が大きく曲がったり、一体止されるべ
き接合面部分に剥がれやクランクが発生したりすること
が有効に防止できる。また、そればかりか、複合電子部
品用焼結体に使用し得る材料の選択幅が拡がるという付
随的な効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の実施例を示し、第1図は
本発明の第1実施例に係る複合電子部品用焼結体を示す
概略断面図、第2図は第2実施例を示す概略断面図であ
り、第3図はその変形例を示す概略断面である。 なお、図における符号1は複合電子部品用焼結体、2は
誘電体未焼結成形体、3は磁性体未焼結成形体、4は中
間未焼結成形体である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)異種材料からなる未焼結成形体同士を互いに接合
    するとともに、これらを一体焼結してなる複合電子部品
    用焼結体において、 前記未焼結成形体同士の接合面間に、前記異種材料を所
    定割合で混合した混合材料からなる中間未焼結成形体を
    あらかじめ介装したことを特徴とする複合電子部品用焼
    結体。
JP63021617A 1988-02-01 1988-02-01 複合電子部品用焼結体 Pending JPH01196113A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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